エクリーガル A25-FS A25-FS 取付説明書 施工する方へのお願い このたびは エクリーガル A25-FS A25-FS をご採用いただき 誠にありがとうございます 取付前に本書をよくお読みいただき 正しく施工されるようお願いいたします 誤った取り付けは 施工時だけでなく使用時に思わぬけがをする恐れがあります 本書の説明 注意事項をお守りください 本書は 2 モデルの製品共通の取付説明書です あらかじめ どの製品モデルをキャビネットに取り付けるかを 図面と照らし合わせてご確認ください 図や説明中に などのマークが記されています これは その図や説明がどのモデルに適用されるかを示したものです 不要なモデルの図や説明に 印を付けるなどして 該当する製品モデルの項を読み進めてください 部材を切断した場合 切断面のバリやかえりはきれいに取り除いてください 施工中に発生した木材のかすがレールの中に残らないようにきれいに取り除いてください タッピンねじは 最も近い呼びのねじをお使いください 板の小口にタッピンねじを使用するときは 板が割れないよう下穴を開けるなどの処置を行ってください 本書は 一品製作のキャビネットに本製品を取り付けることを想定したうえで もっとも安全かつ効率的に取り付けできると思われる方法を記載しました したがって 必ずしも取り付けの順序や方法を規制するものではありません 家具メーカー様におかれましては 専門家としての確たる工程をお持ちと考えますので この説明書に記載された方法にとらわれず 施工される方の専門技術とご経験に基づいて製作してください その場合でも 必ず事前にこの取付説明書に一度目を通してくださるようお願いします この取付説明書で使っている寸法は 加工や組立による誤差や材料そのものの変形等を考慮しておりません 作業においては このことをご考慮のうえ 切断等の加工を行ってください 取り付けできる扉 品名 A25-FS A25-FS 1 枚当りの質量最大 25 kg( ハンドルを含みます ) 厚さガラス厚 4 mm( 強化ガラス ) 18 26 mm 寸法最大幅 1200 mm 最大高さ 2200 mm 最大幅 1200 mm 最大高さ 2400 mm
この説明書で使う工具と準備していただくもの 十字ねじ回し アルミニウム型材を切断できる機械または工具 十字穴付皿タッピンねじ 2.5 12( ガイドレール取付用 ) 十字穴付なべタッピンねじ 3.5 16( 上レール取付用 ) 六角棒スパナ呼び 3 六角棒スパナ呼び 6 部品 A25-FS は 56-3081-171 A25-FS は 56-3077-171 という品番が記載された袋に入っています ローラー ガイドローラー アルミフレーム コーナー金具 左右各 1 ケ 2 ケ左右各 1 ケ 2 ケ 4 ケ 上ストッパー 下ストッパー 左右各 1 ケ 2 ケ 取付ねじ ( ローラー ガイドローラー取付用 ) 十字穴付皿小ねじ M4 10 6 本 十字穴付皿タッピンねじ 3.5 16 8 本 特殊タッピンねじ 6.3 16 6 本 2
必要な部品 上レール 2500mm 品番 56-3041-250 3500mm 品番 56-3041-350 ガイドレール 2500mm 品番 56-3079-250 3500mm 品番 56-3079-350 アルミフレーム 2500mm 品番 56-3070-250 防振プロファイル 2500mm 品番 40-3061-250 オプション部品 センターストッパー 品番 56-3049-081 3
寸法図このページの図は設計上の参考寸法です ( 単位 :mm) 断面図 35 以上 キャビネット高さ外寸 25 10 17 7.5 28 12 2.5 12 3.5 16 M4 10 14 21 5 22 天井面 4 扉高さ = キャビネット高さ外寸 + 18 ガラス高さ = 扉高さ - 7 側板の厚み参考値 19 11 扉の高さは上下合わせて 4mm の範囲で調整できます 13 20 以上 25 12 3.5 16 天井面 35 以上 キャビネット側板の厚み S 41+S 17 41+S 25 10 17 63 φ5 穴深さ 14 キャビネット高さ外寸 25 7.5 28 12 2.5 12 12 6.3 16 3.5 16 14 21 8 19 扉高さ = キャビネット高さ外寸 + 16 扉の先端 32 63 キャビネット側板の内面 32 48 扉の高さは上下合わせて 4mm の範囲で調整できます 32 48 32 φ20 穴深さ 10 φ5 穴深さ 14 20 以上 6 5 41+S 41+S 4
取付手順 1 上レールおよびガイドレール ( どちらもセットには含まれていません ) を切断します 1 上レールとガイドレールをキャビネットの間口の内側寸法で切断してください 切りくずが上レールの中に残らないように きれいに取り除いてください 2 アルミフレームを切断します 1 アルミフレーム ( 横枠 ) を 扉の幅と同じ寸法で 扉 1 枚につき2 本切断してください 2 アルミフレーム ( 縦枠 ) を ( キャビネット外側高さ +18) mm で 扉 1 枚につき 2 本切断してください どちらも両端のフランジ側を 45 度斜めに切り落としてください 切りくずがアルミフレームの中に残らないように きれいに取り除いてください アルミフレーム ( 横枠 ): 扉の幅アルミフレーム ( 縦枠 ): 扉の高さ = キャビネットの外側高さ + 18 3 防振プロファイル ( セットには含まれていません ) を切断します 1. 防振プロファイルを切断します 1 防振プロファイルを ( 扉幅ー 20 ) mmで 扉 1 枚につき2 本切断してください 2 防振プロファイルを ( 扉の高さー 20 ) mmで 扉 1 枚につき2 本切断してください 2. 防振プロファイルをアルミフレームに組み込みます 1 アルミフレームの端から 10 mm 内側にずらして 防振プロファイルを組み込んでください アルミフレーム 10 防振プロファイル 5
4 上レールとガイドレールに上下ストッパーを組み込みます 1 センターストッパー ( オプション ) を上レールに組み込んでください 2 扉の外縁から 下図に示した寸法のすき間を開けて 上下ストッパーのつめをキャビネットの中央に向けて レールに六角棒スパナ呼び 3 で組み立ててください 上レール : 13 : 19 センターストッパー ( オプション ) 上ストッパー ガイドレール : 14 : 5 下ストッパー 上ストッパーには左右があります 六角穴付止めねじの六角穴が キャビネットの外側から見える向きに組み込んでください これは 扉の外縁とキャビネットの外縁が一致しているときの状態です 扉端をキャビネットの外縁より内側にずらすときは その分だけさらに 2 の寸法に加えてください この向きのストッパーを キャビネットの向かって左側に付けます 5 ガラス扉を組み立てます 1. アルミフレームコーナー金具を分解します 1 アルミフレームコーナー金具を分解してください 分解した金具のうち L 字型の物をL 字金具と呼びます 付いているねじは 全部外してください アルミフレームコーナー金具 L 字金具 ねじを外して分解 6
2. アルミフレーム ( 上側横枠 ) を組み立てます L 字金具 1 上下のアルミフレーム ( 横枠 ) にL 字金具を横から差し込んでください 大きい方の板分解したアルミフレームコーナー金具の残りの小さい方の板を L 字金具に外したねじで 再び組み立ててください このとき 小さい方の板の先端に付いていたねじは外したままにしておいてください ねじはここでは 固定するほど強く締め付けないでください ここのねじは直角調整後に締める 3. ガラスをアルミフレームに組み込みます 1 ガラスの左右両側を アルミフレーム ( 縦枠 ) の防振プロファイルをアルミフレーム ( 縦枠 ) 組み込んだ部分に差し込んでください 右の図では 既にガラスは差し込んであります 小さい方の板 ガラス 2 ガラスの上下の辺に アルミフレーム ( 横枠 ) に防振プロファイルを組み込んだ部分に差し込んでください 3 分解したアルミフレームコーナー金具の残りの大きい方の板を L 字金具の縦枠部分とねじで再び組み立ててください 枠の角度が 90 度になるように調整しながら ねじを締めてください このときも 大きい方の板の先端に付いていたねじは外したままにしてください 4 直角の調整が終わったら 残りのねじを締めてください このねじを締めることによって ガラス扉のがたつきを止めます 4. ローラーを取り付けます 1 ローラーを4ページの図の位置に 十字穴付皿小ねじ M4 10 で取り付けてください 使う穴はまゆ型の穴 ( ) だけにしてください この穴で角度の調整ができます 取り付けた後に調整するので 軽く締めてください 2 ガイドローラーを 4 ページの図の位置に 十字穴付皿小ねじ M4 10 で取り付けてください 使う穴は長円穴だけにしてください この穴で角度の調整ができます 取り付けた後に調整するので 軽く締めてください ± 2 7 ローラー 十字穴付皿小ねじ M4 10 ガイドローラー 6 扉を組み立てます 1 ローラーを 4 ページの図の位置に 特殊タッピンねじ 6.3 16 で取り付けてください 使う穴はまゆ型の穴 ( ) だけにしてください ( 右図参照 ) 取り付けた後に調整するので 軽く締めてください ± 2 ローラー 特殊タッピンねじ 6.3 16 2 ガイドローラーを 4 ページの図の位置に 特殊タッピンねじ 6.3 16 で取り付けてください 使う穴は長円穴だけにしてください ( 右図参照 ) この穴で位置の調整ができます 取り付けた後に調整するので 軽く締めてください 7 ガイドローラー 7
7 上レールとガイドレールをキャビネットに組み込みます 1 それぞれのレールをキャビネットの溝に取り付けてください レールに開いている穴は全部使ってください 上レール 十字穴付なべタッピンねじ 3.5 16( お客様にてご用意 ) ガイドレール 十字穴付皿タッピンねじ 2.5 12( お客様にてご用意 ) 8 キャビネットを組み立ててください 9 扉を吊り込みます 図は で示してありますが も同じ方法で吊り込んでください 1. 扉を吊り込みます 1 ガイドローラーのねじをゆるめ ガイドローラーを扉の下側に引き出してください 2 ローラーを図のように レールに乗せてください 3 そのまま扉を垂直に立て ガイドローラーを押し上げてガイドレールに差し込んでください 4 1 でゆるめたガイドローラーのねじをしっかりと締め込んでください 2. 扉の高さを調整するとき 1 ローラーに付いている六角穴を 六角棒スパナ呼び 6 で回して調整してください 上下それぞれに 2 mm まで動かすことができます 六角穴を締めると扉は上がり ゆるめると下がります 十字穴付皿タッピンねじ 3.5 16 ガイドローラーが地板に干渉する場合は ガイドローラーを一旦緩め 高さが整った後 再度地板と干渉しないよう調整し固定してください 3. 残りのねじ穴を固定します 1 一旦扉を外し ローラーに開いている丸穴に 十字穴付皿タッピンねじ 3.5 16 をねじ込んでください ± 2 mm ローラー 六角棒スパナ呼び 6 2 再び扉を吊り込み ガイドローラーをガイドレールに差し込んでから ガイドローラーに開いている丸穴に 十字穴付皿タッピンねじ 3.5 16 をねじ込んでください 2014.07 PRINTED IN JAPAN 0174-3