宇都宮第九合唱団 カトリック松が峰教会 チャリティーコンサート ~ 災害支援のために ~ ハーモニーコンサート Vol.4 2005 年 6 月 4 日 ( 土 ) カトリック松が峰教会 18:30 開演 (18:00 開場 ) 主催 : 宇都宮第九合唱団
永遠の安息を彼らに与えたまえ 災害に遭われた逝去者の方を思って 戦争 紛争で亡くなった逝去者の方を思って ヨハネ パウロ2 世を思って みなさんのお心にある逝去者を思って 昨年は 国内外で多くの災害が発生しました 少しでも 被災者の方に援助できればと コンサートの収益金を寄付させていただきます 収益金は 松が峰教会から日本カトリック司教協議会カリタスジャパンを通じてスマトラ沖地震被害に支援されます ご挨拶本日は 宇都宮第九合唱団 カトリック松が峰教会チャリティー コンサートにお越し頂きまして誠にありがとうございます ご存知のように第九合唱団は 1980 年の発足から 25 年間 年末にベートーヴェン作曲の 交響曲第九番 合唱付 を演奏し続けてきた団体です 当初は 5 月に結団式を行い 12 月の演奏会後解散というパターンを繰り返してきましたが せっかく集まったのだから演奏会後も集まって歌い続けようよ! という声が高まって 1 月から 5 月まで有志者による練習をすることになり 今年まで続いてきました 私たちは 歓喜 喜び をテーマにして歌いつづけています それは べートーヴェンがシラーの詩を借りて提示する 歓喜 喜び を歌える人の条件が 普段の生活からどれだけ届きにくいものかを感じ続けることでもあります また 苦悩を突き抜けてこそ本当の歓喜にいたる というベートーヴェンの言みぞう葉を実践しようとする試みでもあります しかし このたびの未曽有な規模の大津波に襲われてしまった方々の苦悩を考えるとそんなものはちっぽけなものに思えてなりません 人類はみな兄弟になる と歌い続けている私たちは何を行ったらよいのでしょうか そのように考えている時 指導者や団員から 第九の精神 を生かしてチャリティでコンサートが出来ないだろうかと提案があり 今回のコンサートを開催するに至りました 今 私は第九合唱団と善意で集まっていただけた素晴らしい音楽家の皆さんとともに このカトリック松が峰教会で歌えること それによって少しでもスマトラ沖地震津波被災地の方々の役に立てることに限りない歓びを感じています そして今日ここにいらしてくださったお客様の心の中にもこの歓びが拡がっていきますように また 一刻も早く被災地の方々の心に安らぎと 歓びがもどりますようにと祈らせていただきます 宇都宮第九合唱団団長 神尾典彦
プログラム 第 1 部 J.S. バッハ : 幻想曲ト短調 BWV572 バッハ / グノー : アヴェ マリア G. ドニゼッティ : 歌劇 ドン パスクワーレ より 騎士はあの眼差しを J. ブラームス : 4つの厳粛な歌 Op.121 より たとえ人と天使の言葉で話しても W.A. モーツァルト : 歌劇 ドン ジョバンニ より小二重唱 あそこで手をとりあって誓いをかわそう 瀧廉太郎 : 組歌 四季 Ⅰ. 花 Ⅱ. 納涼 Ⅲ. 月 Ⅳ. 雪 第 2 部 休憩 G. フォーレ : レクイエム Op.48 Ⅰ. 入祭唱とあわれみの賛歌 INTOROITUS KYRIE Ⅱ. 奉献唱 OFFELTORIUM Ⅲ. サンクトゥス SANCTUS Ⅳ. ピエ イエズ PIE JESU Ⅴ. アニュス デイ AGNUS DEI Ⅵ. リベラ メ LIBERA ME Ⅶ. 天国にて IN PARADISUM
プロフィール 富澤裕 ( 指揮 合唱指導 ) 東京声専音楽学校 ( 現昭和音楽芸術学院 ) 卒業 同校 オペラ研究科終了 作曲を 西崎嘉太郎 青島広志の各氏に 指揮を 野口政男 小林研一郎の各氏に師事 1995 年 沖縄日伊オペラによるオペラ 阿麻和利 ( 新垣壬敏作曲 ) の初演を指揮してデビュー 以来 合唱やオペラの指揮者として活躍している 作品は 合唱曲 オペラなどの声楽曲が中心だが オーケストラ曲や 室内楽曲も発表しており 神奈川フィル ニューフィル千葉などのオーケストラで編曲を行っている 近年は 子供のための音楽に意欲を持ち 音楽之友社の雑誌 教育音楽 に作曲 編曲を連載 その多くが CD となり 広く歌われている 1990 年より 2001 年まで母校の講師として後進の指導にあたる他 日本オペラ振興会オペラ歌手育成部の講師も務めた また レクリエーションの研究者として評価を得ており その分野でのビデオや著書 ( 音楽之友社 ) がある 新百合混声合唱団 混声合唱段 川 東京高齢合唱団 アンサンブル ポエム 男声合唱団 ピエロ 指揮者 多摩シティーオペラ音楽監督 オペラ ロッジオーネ指揮者 日本レクリエーション協会公認レクリエーション インストラクター 日本キャンプ協会キャンプインストラクター 茂木美樹 ( ソプラノ ) 栃木県出身 上智大学を経て 東京藝術大学声楽科卒業 現在 東京藝術大学大学院修士課程 1 年在学中 二期会オペラ研修所プロフェッショナルコース第 7 期修了 オペラでは 魔笛 パミーナ 天国と地獄 ディアナ 椿姫 ヴィオレッタで出演 オペラ研修所修了公演では 愛の妙薬 アディーナ ナクソス島のアリアドネ ツェルビネッタ チェネレントラ クロリンダを演じた 二期会会員 中川郁太郎 ( バリトン ) 青山学院大学法学部 東京芸術大学音楽学部声楽科卒業 多田羅迪夫 末吉利行 太田直樹 エルンスト ヘフリガーの各氏に師事 芸大在学中はバッハカンタータクラブに所属し 小林道夫氏の指導の下多くの教会カンタータを演奏 また ヘンデル メサイア グノー 聖セシリアの荘厳ミサ フォーレ レクイエム など 主にオラトリオとミサ曲のソロを務める 現在 青山学院初等部教諭 KMC( 柏メサイアクワイア ) 合唱団指揮者 21 合唱団ヴォイストレーナー 松沼房子 ( オルガン ) 東京藝術大学卒業 オルガンを眞篠俊雄 島田麗子 秋元道雄 ジャン メルオーの各氏に師事 音楽理論を高田三郎氏に師事 各地の教会でコンサートの他 静岡フィルハーモニーとの共演やカザルスホールでの演奏会で好評を博す 日本オルガニスト協会 日本オルガン研究会会員 宇都宮カトリック松が峰教会オーガニスト 松沼夕夏 ( ヴィオラ ) 東京藝術大学卒業 ヴィオラを浅妻文樹氏 ヴァイオリンを大谷康子氏に師事 スイスローザンヌのアカデミーでカシュカシャン氏に師事 現在 ソロ 室内楽 オーケストラなど幅広い分野で活躍中 アンサンブル シュタイン キルヒェ ( 弦楽 ) 今日のチャリティコンサートのために結成された特別弦楽アンサンブル 主に栃木県交響楽団 グローリア アンサンブル & クワイアーのメンバーで構成される ヴァイオリン : 粂川正子渡辺陽子ヴィオラ : 江面文彦粂川吉見中村淑江松沼夕夏チェロ : 江面順子馬場正恭コントラバス : 高岩理仁 宇都宮第九合唱団 ( 合唱 ) ヴォイストレーナー : 越智容子松原恭子練習ピアニスト : 堤由紀子ソプラノ : 荒井崇子池永広美伊藤祐子大塚由紀子柿沼三枝子神尾恵理鴨田裕美子川津麻衣子斎藤智子塩沢美紗子篠崎貴子綱川紀子永井千代子真尾千栄子松本みさを村山泰子弓下光子渡辺政子アルト : 会田史子岩村恵子海老原子大塚みどり久保亜未斎藤達子斎藤淳子白鳥孝江高野芳子田村貞子若林ヒロ子渡辺玲子テナー : 神尾典彦榊篤志高橋秀夫西村光二吉岡民雄吉澤昌幸 ベース : 小川宏一小野田清市加藤順一後藤明関谷秀明柴山尚広杉浦八十八三品陸人横山幸満
曲目解説 幻想曲ト長調 BWV572 J.S. バッハ J.S. バッハは 18 世紀に活動したドイツの作曲家 さらには鍵盤楽器の名手として 西洋音楽史上において極めて重要な位置にある巨大な存在であり もっとも偉大な一人である この曲は 青年時代の 1708 年以前の作品と思われるが ヴァイマール時代 (1708-17) 説もみられる 3つの部分から成る 手鍵盤のみの単声によるトッカータ風の急速なパッセージの第 1 部 第 2 部 グラーヴェ は重厚で穏やかな中間部は 5 声部で書かれている そして再びトッカータ風の急速なパッセージの第 3 部で曲を締めくくる アヴェ マリアバッハ / グノーフランスの作曲家 わけても ゲーテの ファウスト 第 1 部にもとづく同名のオペラで有名 この曲は グノーのアヴェ マリア としてひろく親しまれている曲である バッハの 平均率クラヴィーア曲集 の第 1 巻第 1 番ハ長調の前奏曲を そのまま移調して伴奏部に用い それに合わせて旋律を作っている 歌劇 ドン パスクワーレ から 騎士はあの眼差しを G. ドニゼッティイタリアのベルガモに生まれ同地で没したオペラの作曲家として有名である ロッシーニやヴィンチェンツォ ベルリーニと共に 19 世紀前半のイタリアを代表するオペラ作曲家として人気を博した ドン パスクワーレ は 金持ち老人ドン パスクワーレにひと芝居打って 彼の甥エルネストと美しい未亡人ノリーナがめでたく結ばれるドタバタ喜劇 4つの厳粛な歌 Op.121 より たとえ人と天使の言葉で話しても J. ブラームス はんちゅうにある 19 世紀ドイツの作曲家 ハンブルクに生まれ ウィーンに没した 作風はおおむねロマン派音楽の範疇が 古典主義的色彩も濃い 最後の作品番号 (Op.121) をもつこの曲は 全 4 曲からなる その中の第 4 曲 コリントの信徒への手紙 1: 第 13 章 1-3,12-13 たとえ人と天使の言葉で話しても( 愛の賛歌 ) である 信仰 希望 それに優る愛こそは人生最大のいのちである とはブラームスが終生求め かつ 自分もその生き方を貫いた人なればこそ 最後の歌を愛で集約したかったと思われる 歌劇 ドン ジョバンニ より小二重唱 あそこで手をとりあって誓いをかわそう W.A. モーツァルトオーストリアのザルツブルクに生まれ ヴィーンで没した 初演は 作曲を依頼したプラハの国民劇場で同年 10 月 29 日に作曲家の指揮で行われた また ヴィーンでの初演は 1788 年 5 月 7 日であった ドン ジョバンニはスペインの伝説 放蕩者ドン ファンの物語 の主人公である 組歌 四季 瀧廉太郎日本の音楽家 作曲家 東京都生まれ 荒城の月 花 箱根八里 などの有名な曲のほか 身近なところでは はとぽっぽ お正月 など多くの曲を作っている 組歌 四季 はドイツ留学の前年 1900 年 8 月に作曲され 11 月に出版された 春夏秋冬の風物を題材にした 4 曲でまとめてあるがそれぞれ 2 部合唱 独唱 無伴奏混声部分合唱 ピアノ オルガン両伴奏による混声 4 部合唱となっている その合唱に対する構成 斬新な伴奏 曲の完成度 どれをとっても西洋音楽の導入期という時代にとって驚異的な作品であり 現代においてもその輝きは少しも曇ることはない 第 1 曲 花 は 言うまでもなく日本の歌曲の代表作である 当初は二重唱で作曲された 春の隅田川の情景がみごとに歌い上げられている 竹島羽衣作詩 第 2 曲 納涼 は東くめの詩に曲をつけた独唱曲 中間部で転調し曲に変化をつけている 第 3 曲 月 は無伴奏の混声 4 部合唱曲 瀧廉太郎自身の詩につけた曲である 第 4 曲 雪 は中村秋香の詩に曲をつけたもの ピアノに加えオルガンをも伴奏とし 重厚な中にも軽やかな美しさを醸し出し 日本的な自然 = 神を称える名曲になっている
レクイエム Op.48 G. フォーレフランスの作曲家である 甘美で官能的な旋律と宗教的な崇高さを合わせ持つ作風で レクイエム はとくに名高い 彼の作品は 弦楽四重奏 ヴァイオリンソナタ 小品等があるが特に歌曲の分野では近代フランス歌曲の確立に寄与した フォーレは 186 年父の死を契機に 187 年から この作曲にとりかかりそのあいだに 母の死の知らせをも受け取っている そのためであろうか この作品には愛する人の魂の安息を祈る 憩いに満ちた美しさにあふれている また この作品は 彼が長い間教会の職務の期間にふれたであろうグレゴリオ聖歌をはじめとする古い教会音楽のさまざまな作品からその特有な旋律法 和声法 構成法 表現法などを充分に体得したことを偲ばせる 入祭唱 以下はミサ聖祭の部分で歌われるものであるが リベラ メ や 天国にて は赦祷式および埋葬式の部分に含まれる とさんこうりわけこの 天国にて は 棺のまわりに聖水がかけられ撒香したのち 棺を墓地に運ぶさいに歌われる交唱である たいていの作曲家のレクイエムには付されていないこの 天国にて にフォーレが作曲を思い立った理由は今日知られていない おそらく最愛の父母に安息の祈りを求めたのであろう 瀧廉太郎 合唱組歌 四季 Ⅰ 花 すみだかわふなびと春のうららの隅田川のぼりくだりの舟人がみ見ずやあけぼの露浴にしき錦おりなす長堤 つゆあびてわれにもの言う桜木 ちょうていづきにくるればのぼるおぼろ月 瀧廉太郎作詩瀧廉太郎作曲 かい櫂のしずくも花と散るながめを何にたとおべきさくらぎを見ずや夕ぐれ手をのべてわれさしまねく青柳 いっこくせんきんげに一刻も千金のながめを何にたとおべき あおやぎを Ⅱ 納涼東くめ作詩瀧廉太郎作曲昼間の暑さのなごり見せてほのおぞもえたつゆうべの雲にいるひ紅染めなす入日のかげ波間に落つるや沖もくれぬ ぢやけたるまさご路 いそいつか冷えて潮風涼しく渡る磯を も裳の裾かかげてひとり行けばよせ来るしらなみ足をおそうすずこありそうみたわむ涼みに来しかい荒磯海の波にも戯れ月にうたいふゆあそ更け行く夜さえ忘れ果てて遊ぶもたのしや夏のうみべ Ⅲ 月 Ⅳ 雪 瀧廉太郎作詩瀧廉太郎作曲ひかりはいつも変わらぬものをことさら秋の月のかげはおもなどか人にものを思わするなどか人にものを思わするああ鳴く虫もおなじこころかああ鳴く虫もおなじこころか声のかなしき 中村秋香作詩瀧廉太郎作曲 ひとよわらや一夜のほどに野も山も宮も藁屋もおしなべてしろがねつつしらたまかざ白銀もてこそ包まれにけれ白珠もてこそ飾られにけれうるかみしわざまばゆき光や麗しき景色やあわれ神の仕業ぞ神の仕業ぞあやしき
レクイエム Op48 にゅうさいしょう第 1 曲入祭唱とキリエ INTROITUS KYIRIE Requiem aeternam dona eis, Domine; et lux perpetua luceat eis. Te decet hymnus, Deus, in Sion, et tibi reddetur votum in Jerusalem: Exaudi orationem meam, ad te omnis caro veniet. Kyrie eleison. Christe eleison. 主よ 永遠の休息をかれらに与え たま絶えざるひかりを彼らの上に照らし給え 神よ 主への称賛をふさわしく歌うのは シオンにおいてである いけにえエルサレムでは 主に生贄を捧げる 私の祈りを聞きたまえ 死すべき者はみな 主にかえる 主よ 憐れみ給え キリストよ 憐れみ給え 第 2 曲奉献唱 OFFERTORIUM O Domine Jesu christen, Rex glorie, libera animas defunctorum de poenis inferni et de profundo lacu, de ore leonis, ne absorbeat Tatarus, ne cadant in obscurum. Hostias et preces tibi, domine, Laudis offerimus; tu suscipe pro animabus illis quarum hodie memoriam facimus; fac eas Domine da morte transpire ad vitam, quam olim Abrahae promisisti et semini ejus. Amen. 栄光の王 主イエズス キリストよ死者の霊魂を救い出し 地獄と刑罰と深い淵 獅子の口から かれらを冥府におとさず 闇に投げ給うな 主よ 称賛の生贄と祈りとを われらは主にささげます 本日 私たちが記念する霊魂のためにこれを受け給え 主よ かれらを死から生命へと移し給え 主がその昔アブラハムとその子孫とに約束してくださったその生命 アーメン 第 3 曲サンクトゥス SANCTUS Sanctus,Sanctus, Sanctus,Dominus Deus Sabaoth. Pleni sunt coeli et terra gloria tua. Hosana in excelcis. 聖なるかな 聖なるかな 聖なるかな 万軍の神なる主 主の栄光は天地にみつ いと高き所にホザンナ 第 4 曲ピエ イエズ PIE JESU Pie Jesu, Domine, dona eis requiem; dona eis sempiternam requiem. 主よ やさしきイエズスよ 彼らにやすみを与え給え 彼らに永遠の休息を与え給え
第 5 曲アニュス デイ AGNUS DEI Agnus Dei, qui tollis peccata mundi, dona eis requiem. Lux aeterna luceat eis, Domine, cum sanctis tuis in aeternum, quia pius es. Requiem aeternam dona eis, Domine, et lux perpetua luceat eis. 神の小羊 世の罪を除いてくださる主よ かれらに安息を与えてください 永遠の光が 主よ かれらの上を照らしますように あなたの聖徒たちと共に永遠にあらしめてください 主はいつくしみ深い方でいらっしゃいますので 主よ 永遠の安息をかれらに与えてください そして絶えざる光がかれらの上を照らしますように 第 6 曲リベラ メ LIBERA ME Libera me, Domine, de morte aeterna in die illa tremenda, quando coeli movendi sunt et terra, Dum veneris judicare saeculum per ignem. Tremens factus sum ego, et timeo dum discussio venerit, atque ventura ira. Dies illa, dies magna et amra valde. Requiem aeternam dona eis,domine. et lux perpetua luceat eis. Libera me, Domine. 第 7 曲楽園に IN PARADISUM In paradisum deducant te Angeli; in tuo adventu suscipiant te martyres, et perducant te in civitatem sanctam Jerusalem. Chorus Angelorum te suscipiat, et cum Lazaro quondam paupere, aeternam habeas requiem. 主よ 私を永遠の死から解放し給え かの恐ろしい日に 天地が震え動くその日 主が この世を火で さば審きに来給う時 私は 来るべき審きと 怒りとを思って 震えおののく その日こそ大いなる 悲嘆の日 とわ主よ 永遠の休息を彼らに与え 絶えざる光を彼らの上に照らし給え 主よ 私を解放し給え 天使らが あなたを天国に連れて行ってくださるように あなたがそこに着く時 殉教者たちがあなたを出迎えて あなたを導いてくださるように エルサレムの聖なる町に 天使の群れがあなたを出迎え かつて 貧しいラザロの入ったその 永遠の休みに導いてくださるように