連携中枢都市圏の意義とは 連携中枢都市圏の取組の推進 地域において 相当の規模と中核性を備える圏域において市町村が連携し コンパクト化とネットワーク化により 人口減少 少子高齢社会においても一定の圏域人口を有し活力ある社会経済を維持するための拠点を形成 連携中枢都市圏に何が求められているのか 1 圏

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地方行政サービス改革の推進に関する留意事項について ( 平成 27 年 8 月 28 日付け総務大臣通知 ) 1 行政サービスのオープン化 アウトソーシング等の推進 民間委託等の推進 定型的業務や庶務業務を含めた事務事業全般にわたり 民間委託等の推進の観点から 改めて総点検を実施 業務の集約 大くく

本レポートでは はじめに 1 最近における大分市の消費者物価の動きについて説明したあと ~16 年にかけて全国と大分市とで差がみられた要因とその背景について考察する 3 その上で 今後の大分市の消費者物価をみる上での留意点およびポイントを整理する 2

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

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01 【北海道】

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11 m2~15 m2 7m2~10 m2 6m2以下 1 級地別記 7 別記 8 別記 9 2 級地別記 7 別記 8 別記 9 3 級地別記 7 別記 8 別記 9 ただし 次に掲げる当該世帯の自立助長の観点から引き続き当該住居等に居住することが必要と認められる場合又は当該地域の住宅事情の状況に

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調査実施概況 小学校 ( 都道府県 ( 指定都市除く )) 教育委員会数 ( 1) 学校数児童数 ( 2) 全体 実施数 調査対象者在籍学校数 実施数国語 A 国語 B 主体的 対話的で深い学びに関する状況 ( 3) 算数 A 算数 B 質問紙 平均正答率 13~15 問 国語

福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,300 ~ 35,900 40,500 ~ 40,500 51,800 ~ 51,800 福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,000 ~ 35,900 40,500 ~ 40,500 51,800 ~

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福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,300 ~ 36,000 40,500 ~ 40,500 51,800 ~ 51,800 福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,700 ~ 36,400 40,500 ~ 40,500 51,800 ~ 5

難病対策及び小児慢性特定疾病対策の現状について

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福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,400 ~ 35,900 40,500 ~ 40,500 51,800 ~ 51,800 福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,400 ~ 35,900 40,500 ~ 40,500 51,800 ~

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第 40 回 看護総合 2009 年 平成 21 年 2009/7/18-19 京都府京都市 2009 年 2010 年 精神看護 2009/7/23-24 島根県松江市 2009 年 2010 年 母性看護 2009/8/6-7 佐賀県佐賀市 2009 年 2010 年 看護教育 2009/8/2

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改正通知 小児慢性特定疾病公費負担者番号の設定

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福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,000 ~ 41,200 40,500 ~ 40,500 51,800 ~ 54,300 福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,000 ~ 41,300 40,500 ~ 40,500 51,800 ~

東京 ( 羽田 )- 大阪 ( 関西 ) 東京 ( 羽田 ) 発 00:00 08: :25 10,500 53% 10,500 08: :15 11,000 51% 11, :15 11,000 51% 11,000 15:

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

東京 ( 羽田 )- 沖縄 東京 ( 羽田 ) 発 大阪 ( 神戸 ) ,100 31% 福岡 ,100 39% 鹿児島 ,100 40% 宮崎 ,100 40% 熊本 ,100 39%

東京 ( 羽田 )- 大阪 ( 関西 ) 東京 ( 羽田 ) 発 ,500 49% 11,500-11,500 11, ,200 50% 11,200-11,200 11, ,000 47% 12,000-12,000 12,

東京 ( 羽田 )- 大阪 ( 関西 ) 東京 ( 羽田 ) 発 ,500 53% 10,500-10,500 10, ,000 51% 11,000-11,000 11, ,000 51% 11,000-11,000 11,

議第 88 号 ~ 議第 94 号呉市と竹原市, 東広島市, 江田島市, 海田町, 熊野町, 坂町及び大崎上島町との連携中枢都市圏形成に係る連携 協約の締結に関する協議について 1 趣旨連携中枢都市圏制度は, 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 252 条の 2 第 1 項の規定

東京 ( 羽田 )- 大阪 ( 伊丹 ) 東京 ( 羽田 ) 発 961 8,800 61% 土 :9000 円 13 9,500 58% 土 :10000 円 15 10,500 53% 日 :9700 円 土 :11000 円 17 11,500 49% 日 :9700 円 19 10,500

1 1 A % % 税負 300 担額

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瑞穂町福祉会館条例施行規則の一部を改正する規則を公布する


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札幌 ( 千歳 ) 沖縄 東京 ( 羽田 ) ,500 ~ 28,500 43,300 ~ 43,300 57,400 ~ 66,100 札幌 ( 千歳 ) 沖縄 東京 ( 羽田 ) ,700 ~ 29,300 43,300 ~ 43,300 57,400 ~

資料 2-2 成長戦略改訂に向けた地域活性化の取組みについて ( 案 ) 内閣官房地域活性化統合事務局 成長戦略の改訂に向け これまでの施策の成果が実感できない地方において 新たな活力ある地域づくりと地域産業の成長のためのビジョンを提供しその具体化を図る 超高齢化 人口減少社会における持続可能な都市

東京 石見 26,350 26,350 エアーニッポン 東京 岡山 21,750 22,400 東京 広島 22,000 24,200 東京 山口宇部 25,200 26,550 東京 徳島 21,500 22,700 東京 高松 21,650 22,850 東京 高知 23,450 24,650

81 平均寿命 女 単位 : 年 全 国 長野県 島根県 沖縄県 熊本県 新潟県 三重県 岩手県 茨城県 和歌山県 栃木県

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通話品質 KDDI(au) N 満足やや満足 ソフトバンクモバイル N 満足やや満足 全体 21, 全体 18, 全体 15, NTTドコモ

新潟県 富山県 2. 派遣場所の 3. 期間の具体性 4. 議決方法備考具体性 当県では県内派遣の場合は市町村名 国内 ( 県外 ) 派遣の場複数の派遣をとりまとめて議合は都道府県名 国決外派遣の場合は州等の名称まで記載している 市町村まで 国内の場合は都道府県名複数の派遣をとりまとめて議まで 海外

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「公立小・中・高等学校における土曜日の教育活動実施予定状況調査」調査結果

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

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目次 Ⅰ. 調査概要 2 Ⅱ. 調査結果 3 (1) 条例 要綱等について 3 1 条例 要綱等の有無 3 2 条例 要綱等の制定 改定時期 5 (a) 国の指針策定 基準改訂前の条例 要綱等の有無 5 (b) 国の指針策定 基準改訂後の条例 要綱等の制定 改定の有無 7 (c) 条例 要綱等の制定

平成 27 年の救急出動件数等 ( 速報 ) 消防庁

別紙 (2) 特割 A 運賃 (2014 年 3 月 7 日 ~3 月 13 日ご搭乗分 ) 割引率は片道運賃 ( ピーク ) より算出 東京 ( 羽田 )- 福岡 東京 ( 羽田 ) 発 ,500 11% ,500 11% ,500 11% ,5

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不動産キャリアパーソン 受験会場一覧 ( 平成30年 4月 ~ 平成31年 3月 )

1 1. 集録しているデータの特徴 (1) 自治体別 時系列のデータを集録 47 都道府県別または 1741 市区町村別の数値データを収録 自治体間の差異を定量的に比較できます データの特徴 市区町村別データについては合併調整を実施済 最大で約 40 年分のデータを集録 (1975~ 直近までのうち

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22. 都道府県別の結果及び評価結果一覧 ( 大腸がん検診 集団検診 ) 13 都道府県用チェックリストの遵守状況大腸がん部会の活動状況 (: 実施済 : 今後実施予定はある : 実施しない : 評価対象外 ) (61 項目中 ) 大腸がん部会の開催 がん部会による 北海道 22 C D 青森県 2

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公の施設の指定管理者制度の導入状況等に関する調査結果 の概要 地方自治法第 244 条に規定される公の施設の管理については 地方自治法の一部を改正する法律 ( 平成 15 年法律第 81 号 ) により 指定管理者制度が導入されているところです 本調査は 平成 21 年 4 月 1 日現在における各

全国競輪開催日次予定一覧表 ( 平成 30 年 5 月 ) 月火水木金土日月火水木金土日月火水木金土日月火水木金土日月火水

先得割引 運賃表 (10 月 29~11 月 1 日搭乗分 ) 東京 ( 羽田 )= 女満別女満別発東京 ( 羽田 )= 旭川旭川発東京 ( 羽田 )= 釧路釧路発東京 ( 羽田 )= 帯広帯広発東京 ( 羽田 )= 函館函館発東京 ( 羽田 )= 青森青森発東京 ( 羽田 )= 三沢三沢発東京 (

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総合行政ネットワーク NO.71 地方公共団体組織認証基盤(LGPKI)が発行する証明書について

1 地域主権改革 Q1-6 市町村の人口規模はどのぐらいが適正かについて どういう議論があるのですか A1-6. 市町村の適正な人口規模について 大阪府自治制度研究会 においては 次のような検証 とりまとめがされています 検証 効率的な行政運営 備えるべき組織体制 望ましい行政サービス提供の 3 つ

厚生労働科学研究費補助金 (地域健康危機管理研究事業)

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資料1 第1回会議のポイントについて

全国中心市分布図 1

この制度は 2003 年 9 月 2 日から施行され 旧 地方自治法 244 条の2による管理委託を行ってきた 公の施設 の場合は 3 年間 ( 経過措置 ) の間に自治体が指定管理者制度に移行することになっている 現時点で 指定管理者制度導入のため 1 指定の手続きについて一般ルールとして定めた自

クラス J 乗継割引 7 は下記運賃 ( 普通席 ) に 1 あたり 1,000 円を加算 クラス J の設定が無い路線 便もございます ファーストクラス乗継割引 7 は下記運賃 ( 普通席 ) に 1 あたり 8,000 円を加算 福岡 = 女満別 福岡発 東京 ( 羽田 ) JAL JAL 41

県と市町村の役割分担の基準

農地中間管理機構 ( 仮称 ) の制度の骨格 ( 案 ) 資料 農地中間管理機構の指定都道府県のコントロールの下に適切に構造改革 生産コスト引下げを推進するため 都道府県段階に設置する 1 都道府県知事は 農地中間管理事業を公平かつ適正に行うことができる法人 ( 地方公共団体の第 3セク

岡山県 ( 岡山市を含む ) 件数 ( 件 ) (%) 価格 ( 万円 ) 520 1,349 1,418 1,457 1,403 1,421 年 土地面積 ( m2 )

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資料 1

資料1 第3回災害救助に関する実務検討会における意見に対する回答

宮崎発 東京 ( 羽田 ) JAL JAL 52,700 26,350 26,750 札幌 ( 新千歳 ) 鹿児島 札幌 ( 新千歳 ) 発 東京 ( 羽田 ) JAL JAL 58,300 29,150 29,750 鹿児島発 東京 ( 羽田 ) JAL JAL 58,300 29,150 29,

平成 24 年度職場体験 インターンシップ実施状況等調査 ( 平成 25 年 3 月現在 ) 国立教育政策研究所生徒指導 進路指導研究センター Ⅰ 公立中学校における職場体験の実施状況等調査 ( 集計結果 ) ( ) は 23 年度の数値 1 職場体験の実施状況について ( 平成 24 年度調査時点

花巻発 大阪 ( 伊丹 ) JAL JAL 39,700 福岡 秋田 福岡発 東京 ( 羽田 ) JAL JAL 34,900 大阪 ( 伊丹 ) JAL JAL 34,900 秋田発 東京 ( 羽田 ) JAL JAL 34,900 大阪 ( 伊丹 ) JAL JAL 34,900 福岡 山形 福

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地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

札幌 ( 新千歳 ) 岡山 札幌 ( 新千歳 ) 発 東京 ( 羽田 ) JAL JAL 27,700 岡山発 東京 ( 羽田 ) JAL JAL 26,200 札幌 ( 新千歳 ) 広島 札幌 ( 新千歳 ) 発 東京 ( 羽田 ) JAL JAL 27,700 広島発 東京 ( 羽田 ) JAL

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地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

スライド 1


先得割引 運賃表 (4 月 1~9 日搭乗分 ) 4/1-9 先得タイフ A 先得タイフ B 予約通常期予約通常期備考購入期割引率購入期割引率 福岡 = 札幌 ( 新千歳 ) 福岡発 JL 日前 23,400 59% 金土 :25, 日前 22,400 61% 金土 :23

平成 26 年 3 月 28 日 消防庁 平成 25 年の救急出動件数等 ( 速報 ) の公表 平成 25 年における救急出動件数等の速報を取りまとめましたので公表します 救急出動件数 搬送人員とも過去最多を記録 平成 25 年中の救急自動車による救急出動件数は 591 万 5,956 件 ( 対前

Transcription:

連携中枢都市圏の意義とは 連携中枢都市圏の取組の推進 地域において 相当の規模と中核性を備える圏域において市町村が連携し コンパクト化とネットワーク化により 人口減少 少子高齢社会においても一定の圏域人口を有し活力ある社会経済を維持するための拠点を形成 連携中枢都市圏に何が求められているのか 1 圏域全体の経済成長のけん引産学金官の共同研究 新製品開発支援 六次産業化支援等 2 高次の都市機能の集積 強化高度医療の提供体制の充実 高等教育 研究開発の環境整備等 3 圏域全体の生活関連機能サービスの向上地域医療確保のための病院群輪番制の充実 地域公共交通ネットワークの形成等 連携中枢都市圏をいかに実現するか 地方自治法を改正し 地方公共団体間の柔軟な連携を可能とする 連携協約 の制度を導入 ( 平成 26 年 11 月 1 日施行 ) 平成 26 年度は 連携中枢都市圏形成の準備に向けた 支援を行い 先行的なモデルを構築するため 国費による事業 (9 事業 ) を実施 平成 27 年度も 国費により支援 (12 事業 ) 平成 27 年度から地方交付税措置を講じて全国展開 を図る 連携中枢都市圏形成のための手続き 連携中枢都市宣言 連携協約の締結 都市圏ビジョンの策定 北九州市福岡市 久留米市佐賀市 佐世保市長崎市 熊本市 鹿児島市 宮崎市 札幌市 秋田市 浜松市甲府市つくば市津市大分市高知市徳島市豊田市沼津市松山市高松市四日市市富士市和歌山市静岡市 は 都市圏を形成している団体 (4 団体 ) は 平成 26 年度モデル事業実施団体のうち まだ都市圏を形成していない団体 (5 団体 ) は 平成 27 年度促進事業実施団体 (12 団体 ) 函館市 青森市八戸市 長岡市高崎市山形市盛岡市松本市上越市姫路市新潟市仙台市倉敷市富山市長野市広島市岡山市金沢市福島市松江市鳥取市岐阜市郡山市いわき市呉市福山市福井市宇都宮市下関市前橋市水戸市伊勢崎市太田市 那覇市 具体的な都市 ( 圏 ) は 本年度 地方公共団体の意向を踏まえた調査 検討を行った上で確定なお 従前の 地方中枢拠点都市 ( 圏 ) の要件に該当する都市( 圏 ) は対象とする 1 地方圏の指定都市 新中核市 ( 人口 20 万以上 ) 2 昼夜間人口比率おおむね1 以上を満たす都市 ( ) を中心とする圏域 現時点で 全国で61 都市圏が該当は 三大都市圏 旭川市

共同処理制度制度の概要事務の委託機関等の共同設置協議会地方公共団体の委員会又は委員 行政機関 長の内部組織等を複数の地方公共団体が共同で設置する制度 地方公共団体が 共同して管理執行 連絡調整 計画作成を行うための制度 地方公共団体の事務の一部の管理 執行を他の地方公共団体に委ねる制度 法人の設立を要しない簡便な仕組み広域連合一部事務組合別法人の設立を要する仕組み地方公共団体が その事務の一部を共同して処理するために設ける特別地方公共団体 地方公共団体が 広域にわたり処理することが適当であると認められる事務を処理するために設ける特別地方公共団体 国又は都道府県から直接に権限や事務の移譲を受けることができる 現行の事務の共同処理の仕組み ( 概要 ) 連携協約地方公共団体が 連携して事務を処理するに当たっての基本的な方針及び役割分担を定めるための制度 事務の代替執行地方公共団体の事務の一部の管理 執行を 当該地方公共団体の名において 他の地方公共団体に行わせる制度

共同処理制度の活用状況 共同処理制度設置件数 ( 委託件数 ) 主な事務の件数 協議会 210 消防 ( 通信指令等 ) 広域行政計画等に関するもの視聴覚教育 38 29 22 機関等の共同設置 416 介護保険 ( 介護区分認定審査 ) 公平委員会障害者福祉 ( 障害区分認定審査 ) 129 115 105 事務の委託 5,979 一部事務組合 1,515 住民票の写し等の交付公平委員会競艇 ( 場外発売等 ) 1,341 1,143 856 ごみ処理し尿処理消防 399 349 276 広域連合 115 後期高齢者医療介護保険 ( 介護区分認定審査 ) 障害者福祉 ( 障害区分認定審査 ) 51 45 30 平成 26 年 7 月 1 日現在 : 総務省 地方公共団体間の事務の共同処理の状況調 による

新たな広域連携について 人口減少社会においても 全国の市町村が 地方自治体として持続可能な形で行政サービスを提供していくためには 近隣市町村との有機的な連携による活性化が必要 そのため 地方自治法を改正し 地方公共団体間で 連携協約 を締結できる新たな仕組みを導入 この連携協約を活用し 連携中枢都市圏の形成 条件不利地域における都道府県による市町村の補完 三大都市圏における水平的 相互補完的 双務的な取組を実現 具体的な事例 < 連携中枢都市圏 > 連携中枢都市 ( ) とその近隣市町村の連携 (1) 経済成長のけん引 (2) 高次都市機能の集積 強化 (3) 生活関連機能サービスの向上をねらい 1 指定都市 新中核市 ( 人口 20 万以上 ) かつ 2 昼夜間人口比率おおむね 1 以上 1 経済成長のけん引 2 高次の都市機 2 高次の都市機能の集積能の集積 強化 地方圏 < 都道府県による補完 > 条件不利地域等で 市町村間の広域連携が困難な場合は 都道府県による補完も選択肢 三大都市圏 < 双務的な役割分担 > 同程度の規模 能力がある都市の間で 水平 相互補完的 双務的な役割分担を促進 文化ホール (H 市 I 市の住民も利用 ) 専門的人材の招へい産学金官の共同研究 新製品開発支援六次産業化支援等 連携協約連携協約 B 市 A 市 C 町 3 生活関連機能サービスの向上 高度医療の提供体制の充実グローバル人材の大学への招へい等 地域医療確保のための病院群輪番制の充実子育て支援等 これ以外の地域では 定住自立圏 (1 人口 5 万人程度以上で 2 昼夜間人口比率 1 以上の市を中心とする圏域 ) の取組を一層促進 連携中枢都市圏 G H 図書館 (G 市 I 市の住民も利用 ) I 介護保険施設 (G 市 H 市の住民も利用 )

連携協約について 連携協約とは 地方公共団体が 他の地方公共団体と連携して事務を処理するに当たっての基本的な方針及び役割分担を定める協約 ( 地方自治法第 252 条の 2) 平成 26 年の地方自治法改正により導入 ポイント 1 政策面での役割分担等についても自由に盛り込むことが可能 従来の広域連携は 主に事務を共同で処理するための枠組み ( 例 : ごみ処理等を一部事務組合により 公平委員会の事務や住民票の写しの交付等を事務の委託により実施する等 ) 連携協約においては 政策面での基本的な方針や役割分担を定めることが可能 ( 例 : 圏域全体のまちづくりの方向性 医療サービスの提供に当たっての基本的な方針と役割分担 地域包括ケアシステムの構築に当たっての基本的な方針と役割分担 ) 政策の共有を実現することができる ポイント 2 バイ (1 対 1) で連携協約を締結 複数の自治体が広域連携を行うにあたり 合同して協約を結ぶのではなく それぞれバイ (1 対 1) で連携協約を締結 ( 合同行為でなく双務契約 ) バイの連携協約が積み重なることによって 圏域そのものや圏域の政策が顕在化 レイヤー ( 重層的 ) 構造 複数の事業を行うにあたり 事業ごとに異なる自治体の組み合わせとすることが可能 ( 複合的一部事務組合は 相互に関連するものを共同処理 することとされており 規約を定めるに当たっては すべての構成団体の議決が必要 )