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Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition クイックスタートガイド

このドキュメントでは Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition をインストールして使用を開始する方法について説明します Copyright Acronis, Inc., 2000-2010 2

1 主要コンポーネント Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition には 次の主要コンポーネントが含まれています Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for ESX/ESXi: 各仮想コンピュータにエージェントをインストールすることなく VMware ESX でホストされている仮想コンピュータをバックアップします Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for ESX/ESXi: 各仮想コンピュータにエージェントをインストールすることなく VMware ESX でホストされている仮想コンピュータをバックアップします バックアップポリシーを使用したコンピュータグループのバックアップなど 物理コンピュータと仮想コンピュータの両方の集中管理を行います バックアップ計画やバックアップポリシーの設定などを行うために エージェントや管理サーバーに接続して管理することができます Copyright Acronis, Inc., 2000-2010 3

2 ライセンスサーバー エージェントを機能させるには Acronis ライセンスサーバーも必要です ライセンスサーバーは ユーザーがアクロニスのライセンスポリシーに準拠する支援を行います ユーザーは ライセンスサーバーのインストール時にライセンスキーをライセンスサーバーにインポートします 各エージェントはインストールされる時にライセンスキーを取得します ライセンスサーバーは エージェントが特定のコンピュータにインストールされたことを記憶します その後 各エージェントは 自分のキーがライセンスサーバー上で有効かどうかを定期的にチェックします 管理サーバーと管理コンソールの使用にライセンスは必要ありません また 管理コンソールをインストールするコンピュータの数に制限はありません Acronis Backup Recovery 10 試用版にライセンスサーバーは必要ありません 試用版をインストールする際には ライセンスサーバーのライセンスキーの代わりに試用版のライセンスキーを指定します 試用版のライセンスキーは Acronis Web サイトで入手できます 4 Copyright Acronis, Inc., 2000-2010

3 サポートされるオペレーティングシステム 3.1 エージェント Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for ESX/ESXi は VMware ESX Infrastructure 3.5 Update 2 以降または VMware ESX/ESXi 4.0 にインストールされます このエージェントは仮想アプライアンス (VMware Infrastructure の場合 ) または OVF テンプレート (VMware vsphere の場合 ) として提供されます エージェント for ESX/ESXi では 無償の VMware ESXi はサポートされていません これは エージェントを動作させるために使用しているリモートコマンドライン (RCLI) アプライアンスへのアクセスが 無償の VMware ESXi では制限されているためです 詳細については http://kb.acronis.com/content/2976 をご参照ください ゲストシステムに VMWare Tools をインストールしておくことをお勧めします Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Hyper-V は Hyper-V をインストール済みの Windows Server 2008 x64 Edition に Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Windows のアドオンとしてインストールされます ゲストシステムに統合サービスをインストールしておくことをお勧めします 3.2 ライセンスサーバー 管理サーバー および管理コンソール ライセンスサーバー 管理サーバー および管理コンソールは 以下のオペレーティングシステムを実行するコンピュータにインストールできます Windows 2000 Professional SP4/XP Professional SP2 以降 Windows 2000 Server/2000 Advanced Server/Server 2003/Server 2008 Windows SBS 2003/SBS 2008 Windows XP Professional x64 Edition Windows Server 2003/2008 の x64 Edition Windows Vista - Vista Home Basic および Vista Home Premium を除く すべてのエディション Windows 7 - Starter および Home Edition 以外のすべてのエディション Copyright Acronis, Inc., 2000-2010 5

4 コンポーネントのインストール先 ホストから仮想コンピュータをバックアップするために必要な最小限の構成は 管理コンソール ライセンスサーバー およびエージェントです 管理サーバーを追加すると 更に管理能力を強化できます また 管理サーバーは 複数の仮想サーバーがある場合や 仮想コンピュータと物理コンピュータが混在する環境を管理する場合に システムへの単一のエントリポイントとなります エージェントは仮想サーバーにインストールする必要があります ライセンスサーバー (ALS) は任意のコンピュータにインストールできますが このコンピュータは継続的なサービスの提供が可能で 仮想サーバーにネットワーク接続できる必要があります 同じ仮想サーバー上にホストされた仮想コンピュータにインストールすることもできます 管理サーバー (AMS) には 512MB 以上の RAM が必要となります 1GB 以上をお勧めします 他の要件はライセンスサーバーと同じです ここでは 両方のサーバーを同じ仮想コンピュータにインストールする例を示します VMware vcenter Server を使用して大規模な VMWare インフラストラクチャを管理する場合は このサーバーに AMS をインストールすることを検討してください 大規模な異種ネットワークでは AMS を専用の物理サーバーで実行することをお勧めします エージェントと管理サーバーに GUI を提供する管理コンソールは バックアップの設定と監視を行うコンピュータにインストールする必要があります VMWare Infrastructure クライアントが実行されるコンピュータに管理コンソールをインストールするのが効果的です VMware ESX サーバーでホストされる仮想コンピュータを保護するためのコンポーネントの配置例を次に示します 同一の ESX サーバー上に存在する AMS ALS およびエージェントの間の通信トラフィックは内部スイッチ経由で転送されます エージェントは外部ネットワークを使用して管理コンソールと通信し ネットワークロケーションにバックアップを保存します AMS は外部接続を使用して他のホストを管理し 管理コンソールと通信します AMS と ALS は通常の仮想コンピュータで実行します エージェント for ESX は 仮想アプライアンスと呼ばれる専用の仮想コンピュータで実行します 管理者は管理コンソールをエージェントまたは AMS に接続します 6 Copyright Acronis, Inc., 2000-2010

Microsoft Hyper-V サーバーでホストされる仮想コンピュータを保護するためのコンポーネントの配置例を次に示します 違いは エージェントが直接ホスト上で実行されている点です これにより ディスクレベルのバックアップまたはファイルレベルのバックアップを使用してホスト自身をバックアップできます AMS と ALS は通常の仮想コンピュータで実行します エージェント for Windows は エージェント for Hyper-V と共にホストオペレーティングシステムで実行します 管理者は管理コンソールをエージェントまたは AMS に接続します Copyright Acronis, Inc., 2000-2010 7

5 必要となるライセンスの数 前述のどの構成を実装する場合も Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition が 1 ライセンス必要です また エージェント for ESX/ESXi またはエージェント for Hyper-V を実行するライセンスが必要です ファイルレベルのバックアップや ゲストシステム内部でのバックアップの前後に実行するコマンドなどを実行するために エージェントを一部の仮想コンピュータにインストールする必要がある場合があります ホストでエージェント for ESX/ESXi またはエージェント for Hyper-V を実行している場合 エージェント for Windows またはエージェント for Linux を 必要な数のゲストにインストールするための追加のライセンスは必要ありません 仮想サーバーが複数ある場合は ホストごとに 1 ライセンスが必要となります 次の構成では Virtual Edition ライセンスが 4 つ必要です すべてのライセンスは単一のライセンスサーバーに保存されます 管理者は管理サーバーによって提供される単一のエントリポイント経由で 仮想コンピュータや仮想コンピュータのグループを管理します 管理者は管理コンソールをエージェントに直接接続して 各ホスト ( またはエージェントがインストールされたゲスト ) を個別に管理できます 各ホストには 対応する仮想化製品用のエージェントがインストールされています AMS と ALS は単一のゲストで実行されています AMS はエージェント経由ですべての仮想コンピュータを管理します Hyper-V ホストやゲストにエージェントがインストールされていれば AMS でそれらを管理することもできます 8 Copyright Acronis, Inc., 2000-2010

6 vcenter との統合 VMware vsphere を使用している場合は 管理サーバーを vcenter サーバーと統合することをお勧めします これにより 次の操作が可能になります VMware vcenter で管理されている仮想コンピュータを管理サーバーの GUI で表示する 仮想コンピュータのバックアップステータスを vcenter に表示する Acronis Backup & Recovery 10 によって作成された仮想コンピュータを vcenter 一覧に自動的に登録する vcenter で管理されない可能性がある ESX/ESXi サーバーにエージェント for ESX/ESXi を自動的に展開および構成する vcenter 統合機能は Acronis Backup & Recovery 10 管理サーバーの機能として提供されます vcenter サーバー上にソフトウェアをインストールする必要もありません vsphere 環境で Acronis Backup & Recovery 10 を使用する例を示します vsphere での仮想コンピュータのバックアップ 3 つの ESX ホストが vcenter サーバーで管理されています すべての仮想コンピュータのバックアップは エージェントを介して AMS によって管理されます エージェントの展開 更新 削除には AMS GUI を使用します AMS および vcenter は相互に 仮想コンピュータのバックアップに関する情報を提供します 次のスキームは 上級ユーザー向けの統合の詳細を示しています Copyright Acronis, Inc., 2000-2010 9

vcenter と統合しない場合 AMS は仮想アプライアンスを制御します 各アプライアンスは ESX ホストが提供する VMware API を使用して それぞれのホストでホストされている仮想コンピュータのバックアップおよび復元を管理します vcenter と統合する場合 10 Copyright Acronis, Inc., 2000-2010

AMS は仮想アプライアンスを制御します 各アプライアンスは vcenter ホストが提供する VMware vsphere API を使用して それぞれのホストでホストされている仮想コンピュータのバックアップおよび復元を管理します AMS は VMware vsphere API を使用して vcenter と情報を交換します Copyright Acronis, Inc., 2000-2010 11

7 開始準備 次のものが揃っていることを確認してください 512MB 以上の物理メモリを実装した Windows を実行する 1 台のコンピュータ Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition のライセンスキー (TXT または EML ファイル ) ライセンスキーが複数ある場合 テキストの形式は 1 行につき 1 つのキーです セットアッププログラムはアクロニスのウェブサイトからダウンロードできます http://www.acronis.co.jp/enterprise/download/ 12 Copyright Acronis, Inc., 2000-2010

8 詳細な手順 ここでは 本製品のインストールと基本的な使用方法の手順を示します 以下の項目について説明します ライセンスサーバー 管理サーバー およびライセンスコンソールをインストールする 管理サーバーからエージェント for ESX/ESXi を展開する バックアップ計画を使用して 複数の仮想コンピュータをバックアップする バックアップから仮想コンピュータを復元する バックアップポリシーを使用して 複数のコンピュータを集中管理によってバックアップする これらのガイドラインは 前述の第 6 章で説明したシナリオと 共通のインストール手順を示しています 8.1 インストールと設定 この手順では VMware ESX/ESXi サーバーでホストされている仮想コンピュータをバックアップするためのインフラストラクチャを準備します 8.1.1 管理用のコンポーネントのインストール この手順では 仮想コンピュータのバックアップの管理に役立つコンポーネントをインストールします 準備 1. VMware vsphere クライアントを実行しているコンピュータに管理者としてログオンします 2. このコンピュータ上にネットワーク共有フォルダを作成します セットアップファイルにアクセスできるように共有のアクセス許可を設定します 3. このフォルダに Acronis Backup & Recovery 10 セットアップファイルをコピーします 4. テキストファイルと Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition のライセンスキーをこのフォルダにコピーします 5. VMware vsphere クライアントを起動し VMware vcenter または SX/ESXi ホストに直接ログインします 6. 管理サーバーのインストール先となる仮想コンピュータの電源をオンにします このコンピュータは継続的なサービスの提供が可能で バックアップ対象のすべての仮想サーバーにネットワーク接続できる必要があります 7. コンピュータに管理者としてログオンします 8. セットアップファイルのあるネットワーク共有フォルダを開きます 9. フォルダの内容をローカルフォルダにコピーします 10. セットアップファイルのアイコンをダブルクリックします ライセンスサーバーのインストール 試用版をインストールする場合は この手順をスキップしてください 1. [Acronis ライセンスサーバーのインストール ] をクリックします Copyright Acronis, Inc., 2000-2010 13

2. [ ようこそ ] ウィンドウの [ 次へ ] をクリックします 3. 使用許諾契約の内容に同意します 4. [ ファイルからキーのインポート ] をクリックして ライセンスキーの一覧が含まれているファイルを指定します 複数のファイルを 1 つずつ指定することも ライセンスキーを手動で入力することもできます 詳細 - 追加のライセンスキーは キーを含むファイルを指定するか キーを手動で入力することによって 後からいつでもインポートできます 5. [ インストール先 :] と [ インストール対象 :] にはデフォルト値を使用します 6. インストールを続けます 7. インストールが正常に終了したら ウィザードのウィンドウを閉じます 管理サーバーのインストール 1. [Acronis Backup & Recovery 10 のインストール ] をクリックします 2. [ ようこそ ] ウィンドウの [ 次へ ] をクリックします 3. 使用許諾契約の内容に同意します 4. Acronis ライセンスサーバーの名前または IP アドレスを指定するか 試用版のライセンスキーを入力します 5. [Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server - Virtual Edition] を選択します 6. コンポーネントの一覧で [ 管理サーバー ] を選択します 他のコンポーネントの選択を解除します 7. [ インストール先 :] にはデフォルト値を使用します 8. 管理サーバーのサービスのログイン情報の入力を求められたら デフォルトの選択 ([ 新しいアカウントを作成する ]) のままにします 詳細 -- このアカウントは管理サーバーのサービスを実行するために必要です 9. Microsoft Windows ファイアウォールでポートが開かれていることを確認します 10. 管理サーバーが使用する Microsoft SQL Server に関する項目の入力を求められたら デフォルト設定のままにします 11. インストールを続けます 12. インストールが正常に終了したら ウィザードのウィンドウを閉じます 13. 青色の起動画面を閉じます 管理コンソールのインストール 1. VMware vsphere クライアントを実行しているコンピュータで セットアップファイルのアイコンをダブルクリックします 2. [Acronis Backup & Recovery 10 のインストール ] をクリックします 3. [ ようこそ ] ウィンドウの [ 次へ ] をクリックします 4. 使用許諾契約の内容に同意します 5. Acronis ライセンスサーバーの名前または IP アドレスを指定するか 試用版のライセンスキーを入力します 6. [Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition] を選択します 7. コンポーネントの一覧で [ 管理コンソール ] を選択します 他のコンポーネントの選択を解除します 8. [ インストール先 :] と [ インストール対象 :] にはデフォルト値を使用します 14 Copyright Acronis, Inc., 2000-2010

9. インストールを続けます 10. インストールが正常に終了したら ウィザードのウィンドウを閉じます 11. 青色の起動画面を閉じます 8.1.2 管理サーバーへの接続 本製品の使用を開始するには 管理コンソールを起動します [ スタート ] メニューから [Acronis] [Acronis Backup & Recovery 10 管理コンソール ] [Acronis Backup & Recovery 10] を選択します 管理コンソールから管理サーバーに接続する手順は 次のとおりです 1. [ 管理サーバーへの接続 ] をクリックします 2. サーバーの名前または IP アドレスを入力します ログイン情報の入力を求められた場合は ユーザー名とパスワードを指定します このユーザーは サーバー上の Acronis Remote Users および Acronis Centralized Admins グループのメンバである必要があります 8.1.3 vcenter との統合を有効にする この手順では 管理サーバーを vcenter と統合して 複数の ESX/ESXi サーバーを簡単に操作できるようにします vcenter を使用しない場合は この手順をスキップします 1. [ ナビゲーション ] ツリーで [ 仮想コンピュータ ] を右クリックして [VMware vcenter の統合 ] を選択します 2. [Configure integration]( 統合の設定 ) をクリックします 3. [Enable VMware vcenter integration](vmware vcenter 統合の有効化 ) チェックボックスをオンにします 4. vcenter Server の IP アドレスまたは名前を指定し サーバーのアクセスログイン情報を入力します 5. [OK] をクリックします 結果 vcenter Server と同じ名前のグループが [ 仮想コンピュータ ] の下の管理サーバー上に表示されます グループは vcenter の [VMs and Templates](VM とテンプレート ) 一覧ビューをコピーします また 使用している vcenter で管理された仮想コンピュータは [ すべての仮想コンピュータ ] グループで確認できます コンピュータが 管理不可と表示されます ( グレー表示 ) コンピュータをバックアップできるようにするには Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for ESX/ESXi をホストサーバーに展開します その他に可能な操作 仮想コンピュータの電源の状態 ( 稼働または停止 ) を [ 電源の状態 ] 列で表示することができます 仮想コンピュータのオペレーティングシステム プロセッサの数 メモリサイズを表示するには [ 情報 ] バーを展開します これらの列をデフォルトの表示にするには 表の見出しを右クリックします Copyright Acronis, Inc., 2000-2010 15

8.1.4 エージェント for ESX/ESXi の配置 この手順では バックアップが必要な各ホストに仮想コンピュータをバックアップするコンポーネントをインストールします 1. ナビゲーションツリーで vcenter サーバーと同じ名前のグループを右クリックします vcenter サーバーから取得した ESX/ESXi ホストとクラスタの一覧が表示されます vcenter クラスタでは 1 つのエージェント for ESX/ESXi が クラスタのすべてのホストでホストされている仮想コンピュータをバックアップします VMware vcenter 統合が有効になっていない場合は [ 仮想コンピュータ ] を右クリックします 2. [Deploy ESX agents](esx エージェントを展開 ) をクリックします 3. エージェントを展開する vcenter のホストとクラスタを選択します VMware vcenter 統合が有効になっていない場合は IP アドレスか名前を指定してホストを追加します 別のホストを指定する必要がある場合は [Add ESX host](esx ホストを追加 ) コントロールを使用します 4. [ データストア ] [ ネットワークインターフェイス ] のデフォルト値と ユーザーアカウントを使用します 5. [Provide a license]( ライセンスの入力 ) をクリックします 試用版製品をインストールする場合は [ 次の試用版のライセンスキーを使用する ] を選択して 試用版のライセンスキーを入力します 製品版をインストールする場合は [ 次の Acronis ライセンスサーバーにあるライセンスを使用する ] を選択して 適切な数の Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition ライセンスが含まれているライセンスサーバーを指定します 選択した各ホストに 1 つのライセンスが必要です 6. [Deploy ESX agents](esx エージェントを展開 ) をクリックします 処理の進行状況は 仮想コンピュータのビューの下部にある情報バーで確認できます 結果 仮想アプライアンスが作成されて登録されると 仮想コンピュータの対応するグループが管理サーバーに表示されます ESX/ESXi サーバーでホストされているすべての仮想コンピュータが 管理可能と表示されます これらのコンピュータをバックアップおよび復元することができます 8.1.5 集中管理用格納域の作成 この手順では コンピュータのバックアップの保存先となる集中管理用格納域を作成します 初めに ネットワーク共有のショートカットである管理対象外の格納域を作成しましょう 一般に 重複除外の利点を使用するには ストレージノードをインストールして そのノードに管理対象の格納域を作成することをお勧めします 1. [ ナビゲーション ] ツリーで [ 格納域 ] を展開し [ 集中管理 ] を選択します 2. ツールバーの [ 作成 ] をクリックします 3. [ 名前 ] にショートカットの名前を入力します 4. [ 種類 ] で [ 管理対象外 ] を選択します 5. [ パス ] で [ 変更 ] をクリックして バックアップを保存するネットワーク共有のパスを指定します [OK] をクリックします 共有フォルダへのアクセスログイン情報の入力を求められたら 適切なログイン情報を入力します 16 Copyright Acronis, Inc., 2000-2010

6. [OK] をクリックします [ 格納域 ] [ 集中管理 ] の下の [ ナビゲーション ] ツリーに格納域名が表示されます 格納域名をクリックして 空き領域と内容を確認します 8.1.6 VMware Tools のインストール方法 開始する前に バックアップ対象の各仮想コンピュータに VMWare Tools をインストールしてください VMware Tools をインストールする手順は 次のとおりです 1. VMware Infrastructure または vsphere クライアントを実行します 2. ESX サーバーに接続します 3. 仮想コンピュータを選択し ゲストオペレーティングシステムを実行します 4. 仮想コンピュータを右クリックし [Install/Upgrate VMware Tools] を選択します 画面の指示に従ってください 8.2 バックアップ計画を使用した仮想コンピュータのバックアップ この手順では 同じサーバーでホストされている複数のコンピュータをバックアップして 集中管理用格納域にアーカイブを保存します コンピュータごとに別個のアーカイブが作成されます 同様の手順を使用して 任意のコンピュータのボリュームをバックアップすることができます 8.2.1 バックアップ計画の設定 1. コンソールを管理サーバーに接続します 2. [ ナビゲーション ] ツリーで [ 仮想コンピュータ ] を展開します 3. [ 仮想コンピュータ ] のグループで バックアップするコンピュータを選択します コンピュータは 管理可能と表示される必要があります ( グレー表示されない ) 4. コンピュータを右クリックして [ バックアップ ] を選択します 詳細 --[ バックアップ計画の作成 ] ビューが表示されます 画面のタイトルバーに 生成された仮想アプライアンスの名前が表示されるため 操作中の ESX/ESXi サーバーがわかります 5. [ バックアップの対象 ] の下の [ ソースの種類 ] で デフォルトで選択されている [ 仮想コンピュータ全体 ] のままにします 6. バックアップ対象に選択した仮想マシンの一覧が [ バックアップする項目 ] に表示されます デフォルトでは サーバーの一覧に存在するすべてのコンピュータが選択されます 必要に応じて [ 変更 ] をクリックして バックアップしないコンピュータの選択を解除します 詳細 -- エージェント for ESX/ESXi 仮想アプライアンスはコンピュータの一覧には表示されず バックアップ計画によってバックアップされません 7. [ バックアップの保存先 ] で [ 変更 ] をクリックします フォルダーツリーで [ 集中管理 ] を展開し 作成した格納域を選択します [OK] をクリックして設定を保存します 詳細 -- 仮想コンピュータごとに別個のアーカイブが作成されます デフォルトでは アーカイブ名は仮想サーバーの種類 ( この場合は ESX) と仮想コンピュータ名で構成されます [ 名前 ] フィールドには デフォルトのアーカイブ名に対応した変数が表示されます 8. [OK] をクリックしてバックアップ計画を作成します すぐにバックアップが開始されます コンピュータは順次バックアップされます Copyright Acronis, Inc., 2000-2010 17

8.2.2 タスクの進行状況と結果の監視 バックアップタスクが作成されてしばらくすると [ すべての物理コンピュータ ] ビューが表示されます 対応する仮想アプライアンスと その [ 情報 ][ バックアップの計画およびタスク ] タブが選択されています バックアップ計画の実行状態 ( バックアップタスクの進行状況と状態を表示するには バックアップ計画を展開します 特定のタスクのログを表示するには タスクを右クリックして コンテキストメニューから [ ログの表示 ] を選択します 処理結果のログを表示するには [ ナビゲーション ] ツリーで [ ログ ] を選択します 特定のコンピュータのログエントリをフィルタ処理するには [ 管理対象のエンティティ ] 項目のヘッダーにコンピュータ名を入力します 作成されたアーカイブを表示するには [ ナビゲーション ] ツリーで [ 格納域 ][ 集中管理 ] を展開して アーカイブを保存した格納域を選択します [ ディスクアーカイブ ] タブを選択します 各アーカイブには 1 つの仮想コンピュータのバックアップが 1 つ含まれます バックアップの内容を表示するには アーカイブを展開してバックアップを選択し [ 内容の表示 ][ ファイルとして表示 ] をクリックします 処理の概要の表示 警告の確認 および格納域の空き領域の確認を行うには [ ナビゲーション ] ツリーで [ ダッシュボード ] を選択します 仮想コンピュータのバックアップが実行された時期と 正常に実行されたかどうかを表示するには コンピュータが含まれているグループを選択します [ ステータス ] および [ 前回のバックアップ ] の列を確認します [ ステータス ] は コンピュータで前回のバックアップタスクが正常に実行されたかどうかによって [OK] [ 警告 ] [ エラー ] のいずれかになります 同じ情報は [ 仮想コンピュータ ] タブの vcenter と 各コンピュータの [ 概要 ][Annotations]( 注釈 ) にも表示されます 8.2.3 その他に可能な操作 バックアップタスクの完了後は いつでも再実行することができます タスクを実行するたびに 各コンピュータのアーカイブに完全バックアップが追加されます バックアップ計画をスケジュールすることができます スケジュールで N 回バックアップすると 各アーカイブには 同一コンピュータの N 個のバックアップが含まれます ただし バックアップ開始前に ESX/ESXi サーバーに表示される新しいコンピュータは バックアップされません バックアップの際にサーバーにあるすべてのコンピュータのバックアップを設定するには サーバーでホストされているコンピュータのダイナミックグループにバックアップポリシーを適用します 必要な手順は このドキュメントの後半で説明します 保持ルールを設定して 古いバックアップを適切な時期に削除することができます バックアップ処理は 前後に実行するバックアップコマンド ネットワーク帯域幅の調整 エラーの処理 通知オプションなどのさまざまなバックアップオプションを使用してカスタマイズできます 8.3 仮想コンピュータの復元 この手順では 以前に作成したバックアップから仮想コンピュータを復元します 復元タスクの作成 1. コンソールを管理サーバーに接続します 18 Copyright Acronis, Inc., 2000-2010

2. [ ナビゲーション ] ツリーで [ 格納域 ][ 集中管理 ] を展開して アーカイブを保存した格納域を選択します メッセージが表示されたら 格納域のアクセスログイン情報を入力します 3. [ ディスクアーカイブ ] タブを選択します 4. 仮想コンピュータを復元するアーカイブを展開して バックアップを選択します 詳細 - 格納域に複数のアーカイブが含まれている場合は バックアップしたコンピュータの名前でアーカイブを特定することができます コンピュータ名は アーカイブ名に含まれています アーカイブに複数のバックアップが含まれている場合は [ 作成日時 ] 列に表示された作成時間によってバックアップを特定することができます 特定できない場合は [ 内容の表示 ][ ファイルとして表示 ] をクリックすると バックアップの内容を確認できます 5. バックアップを右クリックして [ 復元 ] を選択します 詳細 -[ データの復元 ] ビューが表示されます 画面のタイトルバーに 生成された仮想アプライアンスの名前が表示されるため 操作中の ESX/ESXi サーバーがわかります 6. [ 復元元 ] の [ データの種類 ] で [ ディスク ] を選択します 詳細 - デフォルトでは バックアップで見つかったすべてのディスクが復元されます 7. [ 復元先 ] の下の [ 復元先 ] で [ 既存の仮想コンピュータ ] を選択します 8. [ 仮想コンピュータ ] で [ 変更 ] をクリックします 既存の仮想コンピュータを選択します ( バックアップ元の仮想コンピュータまたは別の仮想コンピュータ ) 9. バックアップ内に存在する各ディスクに対して [' ディスク N' の復元先 :] で [ 変更 ] をクリックして 既存のコンピュータのディスクから復元先を選択します [NT シグネチャ ] で デフォルトの設定 [ 新規作成 ] のままにします 10. [ 復元オプション ] の [ 設定 ] で [ 変更 ] をクリックします [VM 電源管理 ] を選択します [ 復元の開始時にターゲット仮想コンピュータの電源をオフにする ] チェックボックスをオンにします あるいは vsphere クライアントを使用して ターゲット仮想コンピュータの電源をオフにします 詳細 - このコンピュータへの復元中は 仮想コンピュータを停止する必要があります 停止しないと 復元タスクが失敗します 11. [OK] をクリックして直ちに復元を開始します タスクの進行状況と結果の監視 [ すべての物理コンピュータ ] ビューが表示されます 対応する仮想アプライアンスと その [ 情報 ][ バックアップの計画およびタスク ] タブが選択されています 復元タスクの実行状態 ( 復元のタスクのログを表示するには タスクを右クリックして [ ログの表示 ] を選択します その他に可能な操作 バックアップから物理コンピュータを新しい仮想コンピュータまたは既存の仮想コンピュータに復元する 個別のディスクまたはボリュームを新しい仮想コンピュータまたは既存の仮想コンピュータに復元する 復元時にディスクとボリュームのサイズを変更する 新しい仮想コンピュータの他の設定を構成する 指定した日時まで復元を延期する Copyright Acronis, Inc., 2000-2010 19

8.4 バックアップポリシーを使用した 複数のコンピュータの集中管理によるバックアップ ここで説明する手順に従うと バックアップ時に ESX サーバー上に存在するすべての仮想コンピュータの定期的なバックアップを設定できます 8.4.1 バックアップポリシーの作成 この手順では 作成した集中管理用格納域に全体のコンピュータをバックアップするバックアップポリシーを設定します このポリシーは物理コンピュータや仮想コンピュータ またはそれらのグループにも適用できます 1. [ ナビゲーション ] ツリーで [ バックアップポリシー ] を右クリックし [ バックアップポリシーの作成 ] をクリックします 2. [ バックアップの対象 ] の下の [ バックアップする項目 ] 選択ルールで [ 変更 ] をクリックし ドロップダウンリストから [ すべてのボリューム ] を選択します 詳細 -[ すべてのボリューム ] 選択ルールでは Windows を実行しているコンピュータ上のすべてのボリュームと Linux を実行しているコンピュータ上のすべてのマウントされたボリュームがバックアップされます 3. [ バックアップの保存先 ] の下の [ アーカイブ ] で [ 変更 ] をクリックします デフォルトの設定 [ すべてのコンピュータのアーカイブを 1 つの場所に保存する ] のままにします フォルダーツリーで [ 集中管理 ] を展開し 作成した格納域を選択します メッセージが表示されたら 格納域のアクセスログイン情報を入力します [OK] をクリックして設定を保存します 詳細 -- 仮想コンピュータごとに別個のアーカイブが作成されます デフォルトでは アーカイブ名にはポリシーの名前と仮想コンピュータの名前が含まれます [ 名前 ] フィールドには デフォルトのアーカイブ名に対応した変数が表示されます 4. [OK] をクリックしてポリシーを作成します 作成したポリシーが [ バックアップポリシー ] ビューに表示されます 8.4.2 バックアップポリシーの適用 この手順では ESX/ESXi サーバーでホストされている仮想コンピュータのダイナミックグループにバックアップポリシーを適用します 1. ポリシーを右クリックして [ 適用 ] をクリックします 2. [ コンピュータの選択 ] ウィンドウで [ 仮想コンピュータ ] を選択して ESX/ESXi サーバーに対応するグループを選択し [OK] をクリックしてポリシーを配置します 結果 -- このポリシーによって 指定した格納域へのコンピュータのバックアップが直ちに開始されます コンピュータは順次バックアップされます 8.4.3 バックアップの進行状況と結果の監視 バックアップポリシーの配置中 ( バックアップタスクの作成中 ) は ポリシーの配置状態は [ 配置中 ] となります 必要なタスクがすべて作成されると ポリシーの状態は [ 配置済み ] となり ステータスは [OK] になります 20 Copyright Acronis, Inc., 2000-2010

バックアップタスクの進行状況と状態を表示するには [ ナビゲーション ] ツリーで [ タスク ] を選択します 特定のタスクのログを表示するには タスクを右クリックして コンテキストメニューから [ ログの表示 ] を選択します 処理結果のログを表示するには [ ナビゲーション ] ツリーで [ ログ ] を選択します 特定のコンピュータのログエントリをフィルタ処理するには [ 管理対象のエンティティ ] 項目のヘッダーにコンピュータ名を入力します 仮想コンピュータのバックアップステータスに関するレポートを作成するには [ ナビゲーション ] ツリーで [Reports]( レポート ) を選択します [Virtual machines (by status)]( 仮想コンピュータ ( ステータス別 )) を右クリックして コンテキストメニューから [Generate]( 生成する ) を選択します すべてのタスクのアクティビティに関するレポートを作成するには [Tasks' activity for last month]( 先月のタスクのアクティビティ ) を右クリックして コンテキストメニューから [Generate]( 生成する ) を選択します Web ブラウザで 生成したレポートの日付やその他の情報を正しく表示するには アクティブなコンテンツ (JavaScript) を有効にします 8.4.4 その他に可能な操作 仮想コンピュータの個々のボリュームをバックアップするためのポリシーを作成する ポリシーのスケジュール ポリシーで作成されたバックアップの保持ルールの設定 さまざまなバックアップオプションによるポリシーのカスタマイズを行う vcenter との統合によって作成されたグループにポリシーを提供する グループにポリシーを適用する場合は エージェント for ESX/ESXi で管理されたコンピュータのみがバックされます グループに管理できないコンピュータが含まれている場合は エージェント for ESX/ESXi がそのホストに配置されるまで バックアップは行われません 仮想コンピュータの独自のグループを作成して ポリシーを適用する Hyper-V ホストなどの物理コンピュータを同じ管理サーバーに登録して 同じまたは異なるポリシーを適用する 管理サーバーのレポートデータベースに対して SQL クエリを実行して 詳細レポートを作成する [F1] キーを押すか 疑問符のボタン ( 利用可能な場合 ) をクリックして 状況依存ヘルプシステムにアクセスする Copyright Acronis, Inc., 2000-2010 21