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法的情報 Copyright NEC Corporation 2013 NEC NEC ロゴは 日本およびその他の国における日本電気株式会社の商標および登録商標です CLUSTERPRO X は日本電気株式会社の登録商標です Windows Windows Server 2003 Windows Server 2008 Windows Server 2012 Hyper-V Windows 7 Windows 8 Windows XP Windows Vista Microsoft Windows Windows Server Windows Azure Windows Power Shell は 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です Intel は Intel Corporation の登録商標です Linux は LinusTorvalds 氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です そのほかの会社名ならびに商標名は各社の商標または登録商標です なお 本文中では TM や は明記していません 本書の内容は 日本電気株式会社が開示している情報の全てが掲載されていない場合 または他の方法で開示された情報とは異なった表現をしている場合があります また 予告なしに内容が変更または廃止される場合がありますので あらかじめご承知おきください 本書の制作に際し 正確さを期するために万全の注意を払っておりますが 日本電気株式会社はこれらの情報の内容が正確であるかどうか 有用なものであるかどうか 確実なものであるかどうか等につきましては保証致しません また 当社は皆様がこれらの情報を使用されたこと もしくはご使用になれなかったことにより生じるいかなる損害についても責任を負うものではありません 本書のいかなる部分も 日本電気株式会社の書面による許可なく いかなる形式または電子的 機械的 記録 その他のいかなる方法によってもコピー再現 または翻訳することはできません 3

目次 1 章はじめに... 5 1.1 動作環境... 5 2 章事前準備... 6 2.1 ストレージアカウントの作成... 6 2.2 管理証明書の作成... 9 2.3 管理証明書の確認... 9 2.4 VHD ファイルのアップロード... 10 3 章仮想ネットワークの作成... 12 3.1 仮想ネットワークの作成... 12 4 章仮想マシンの作成... 14 4.1 仮想マシンの作成... 14 4.2 エンドポイントの設定... 18 5 章 InterSecVM/LBc の初期導入手順... 25 5.1 初期導入設定... 25 6 章注意事項... 32 4

1 章はじめに InterSecVM/LBc V1.0( 以降 InterSecVM/LBc と記載 ) は Windows Azure( 以降 Azure と表記します ) 上で利用可能な仮想アプライアンス製品です 仮想アプライアンスとは オペレーティングシステムと必要なアプリケーションが事前にインストールされた仮想マシンです 本書では InterSecVM/LBc を Azure 上にセットアップする手順について説明します また Azure サービスをご契約済みであり Azure 環境を利用可能である事が前提となっております 重要 : 画面や手順が変更となる場合があります また Microsoft 社の Web ページなどから最新情報を確認し Windows Azure 関連ツールは最新版をご利用ください 下記サイト ( 英語 ) もご参照下さい https://www.windowsazure.com/en-us/manage/linux/common-tasks/upload-a-vhd/ 1.1 動作環境 InterSecVM/LBc の仮想マシンは以下の諸元 ( インスタンスサイズ :M~XL) での利用をサポートしています その他のインスタンスサイズはサポートしておりませんのでご注意ください リソース名 CPU メモリ仮想ネットワークアダプタディスク 設定 2~8コア 3.5~14GB 1アダプタ 40GB 5

2 章事前準備 2.1 ストレージアカウントの作成 Azure コンソール上でストレージアカウントの作成を行います 既存のストレージアカウントを使用する場合 本手順は実施不要です (1) Azure コンソールを開き + 新規 をクリックします 6

(2) ストレージアカウントの作成 データサービス ストレージ 簡易作成 をクリックします URLにストレージアカウントの名前 場所 / アフィニティグループから作成場所などを指定し ストレージアカウントの作成 ボタンをクリックします (3) ストレージアカウントの作成完了確認状態がオンラインになれば作成完了です 作成したストレージアカウントの名前をクリックします 7

(4) ストレージアカウントの情報確認ストレージアカウントのダッシュボードから下記の情報を確認します 2.3 で VHD ファイルのアップロードを行う際に BLOB のエンドポイント (FQDN) の情報が必要となりますので 登録内容を控えてください 8

2.2 管理証明書の作成 https://windows.azure.com/download/publishprofile.aspx にアクセス (Windows Azure へのログインが必要です ) して管理証明書をダウンロードします ダウンロードした管理証明書は 2.4 で使用します 2.3 管理証明書の確認 2.2 で管理証明書のダウンロードを実行することで Windows Azure 上に管理証明書が登録されます Windows Azure の設定から管理証明書が登録されていることを確認します Azure コンソールを開き 設定をクリックします 2.4 で VHD ファイルのアップロードを行う際に サブスクリプション ID サムプリント の情報が必要となりますので 登録内容を控えておいてください 9

2.4 VHD ファイルのアップロード VHD ファイルのアップロードは Windows Azure Power Shell および Windows Azure SDK Environment のコマンドプロンプトから行います ご使用のクライアント PC 側で上記環境を利用できるように事前にご準備ください (https://www.windowsazure.com/ja-jp/downloads/) (1) 作業用クライアント PC から Windows Azure Windows Azure PowerShell を起動します (2) 以下のコマンドを実行します PS C:\>Import-AzurePublishSettingsFile ' 管理証明書ファイル名 ' 管理証明書ファイル名には 2.2 でダウンロードしたファイルを指定します 上記コマンド実行後 exit で Windows Azure PowerShell を終了します (3) 作業用クライアント PC から Windows Azure Windows Azure Command Prompt を起動します (4) 以下のコマンドを実行します C:\>set _CSVERBOSE=1 (5) 以下のコマンドを実行し コネクション情報を指定します C:\>csupload Set-Connection "SubscriptionId= サブスクリプション ID; CertificateThumbprint= サムプリント ; ServiceManagementEndpoint=https://management.core.windows.net" サブスクリプション ID サムプリントには 2.3 で確認した内容を指定します 10

(6) 以下のコマンドを実行し VHD をアップロードします ( VHD アップロードには時間が掛かります ) C:\>csupload Add-PersistentVMImage -Destination "http://blob の FQDN/vhds/vhd ファイル名.vhd" -Label " ラベル名 " -LiteralPath " ローカルの vhd ファイルパス " -OS Linux blob の FQDN には 2.1 で確認した内容を指定します vhd ファイル名.vhd の vhd ファイル名 ラベル名 は任意の値を指定してください ローカルの vhd ファイルパスには InterSecVM/LBc 媒体の intersecvm-lbc-1.0 ディレクトリにあるファイル intersecvm-lbc-1.0.vhd へのパスを指定します ( 例 : E:\intersecvm-lbc-1.0\intersecvm-lbc-1.0.vhd) 最後の行に Image VHD ファイル名 is registered successfully. と表示されれば アップロード完了です 11

3 章仮想ネットワークの作成 この章では Azure 上で仮想ネットワークを作成する手順について記述しています InterSecVM/LBc は仮想ネットワーク上に配置する必要がありますので 既存の仮想ネットワークがない場合は必ず仮想ネットワークの作成を行なってください 既存の仮想ネットワークを使用する場合 本手順は実施不要です 3.1 仮想ネットワークの作成 Azure コンソール上で仮想ネットワークの作成を行います (1) Azure コンソールを開き + 新規 をクリックします 12

(2) ネットワーク 仮想ネットワーク カスタム作成 をクリックします (3) ネットワーク 仮想ネットワーク カスタム作成 をクリックします 仮想ネットワークの詳細が表示されますので 画面の指示にしたがってお客様環境にあわせた情報を設定します 右下の をクリックすると次の画面に進みますので 順次情報を入力し仮想ネットワークを作成してください LBを二重化構成とするためには 必ず仮想ネットワークで使用するDNSサーバとして Dynamic DNSに対応したDNSサーバを使用してください 13

4 章仮想マシンの作成 この章では InterSecVM/LB 仮想マシンを Azure 上で作成する手順について記述しています 4.1 仮想マシンの作成 Azure コンソール上で仮想マシンへの作成を行います (1) Azure コンソールを開き + 新規 をクリックします (2) コンピューティング 仮想マシン ギャラリーから をクリックします 14

(3) 仮想マシンのオペレーティングシステムの選択 マイイメージ ( 2.3 VHDファイルのアップロード でアップロードした ) vhd のファイル名 をクリック後 右下の をクリックします (4) 仮想マシンの構成仮想マシン名などの情報を入力し 右下の をクリックします サイズには必ず M(2コア 3.5GBメモリ ) L(4コア 7GBメモリ ) XL(8コア 14GBメモリ ) の何れかを指定してください 新しいユーザー名 パスワードは以降の手順で必要となりますので控えておいてください 15

(5) 仮想マシンモード スタンドアロンの仮想マシン を選択し その他の情報を入力し 右下の をクリックします 地域/ アフィニティグループ / 仮想ネットワーク には必ず仮想ネットワークを指定してください DNS 名は以降の手順で必要となりますので控えておいてください スタンドアロンの仮想マシンを選択 仮想ネットワークの中から選択します 16

(6) 仮想マシンのオプション仮想マシンのオプションを設定し 右下の をクリックすると仮想マシンの作成を開始します 仮想マシンの作成が完了すると 管理コンソールの画面下にその旨が表示されますので OK をクリックします 17

4.2 エンドポイントの設定 Azure コンソール上で仮想マシンへの通信点であるエンドポイントの設定を行います (1) Azure コンソールを開き 仮想マシン をクリックします 18

(2) 作成した仮想マシンが一覧に表示されており かつ状態が 実行中 となっていることを確認してください 開始中 ( プロビジョニング ) などとなっている場合は 実行中 となるまでお待ちください 実行中 となりましたら 作成した仮想マシン名をクリックします 19

(3) エンドポイント をクリックします (4) 既定で SSH のエンドポイントが作成されています パブリックポート番号はランダムの番号が振られていますので 必要に応じ エンドポイントの編集 をクリックします 以降の手順で SSH のパブリックポート番号が必要となりますので控えておいてください 20

(5) パブリックポート 欄を変更したいポート番号に書き換えた後 ボタンをクリ ックします しばらくすると エンドポイントの更新が完了しますので OK をクリックします 21

(6) Web based Management Console(WbMC) 用のエンドポイントを追加するため エンドポイントの追加 をクリックします InterSecVM/LBc の Management Console への接続を仮想ネットワーク内からのみしか行わない場合は 本手順は実施不要です (7) エンドポイントの追加 を選択し右下の をクリックします 22

(8) エンドポイントの詳細として以下の内容を指定し 右下の をクリックします 項目 設定値 名前 WbMC プロトコル TCP パブリックポート 50453 プライベートポート 50453 23

(9) しばらくして エンドポイントの一覧に WbMC のエンドポイントが追加されたことを確認し OK をクリックします (10) CLUSTERPRO X の WebManager 用のエンドポイントを追加するため 手順 (6)~(9) の手順を繰り返します InterSecVM/LBc の CLUSTERPRO X WebManager への接続を仮想ネットワーク内からのみしか行わない場合は 本手順は実施不要です 項目 設定値 名前 CLPX_WebManager プロトコル TCP パブリックポート 29003 プライベートポート 29003 (11) インターネットからの通信の負荷分散を行う場合 対象となる通信用のエンドポイントを追加するため 手順 (6)~(9) の手順を繰り返します 負荷分散対象のプロトコル (TCP ポート ) の数分追加します 以下の例は https プロトコル通信用の設定です ( 仮想ネットワーク内のみからのアクセスの場合は設定不要です ) 項目 設定値 名前 https プロトコル TCP パブリックポート 443 プライベートポート 443 以上で Azure 上への仮想マシン作成手順は完了となります 引き続き 5 章の手順に従って 初期導入の設定を行って下さい 24

5 章 InterSecVM/LBc の初期導入手順 この章では InterSecVM/LBc 仮想マシンの初期導入手順について記述しています 5.1 初期導入設定 InterSecVM/LBc の Management Console に接続し 初期導入設定を行います (1) Web ブラウザにて以下の URL を開きます http://4.1 仮想マシンの作成で指定した DNS 名 :50453/ 注意 : 上記の 4.1 仮想マシンの作成で指定した DNS 名 には 仮想マシン名以降のドメイン名も含みます ( 例 :lb-example.cloudapp.net) (2) 認証画面が開きますので ユーザー名とパスワードを入力し [OK] をクリックします ユーザー名 :admin パスワード :u2xknslb 25

(3) ログインが成功すると以下の画面が表示されます [ 開始 ] をクリックし 初期導入を実施します メモ : 初期設定を中断したい場合は 各設定画面の [ 中止 ] をクリックします (4) 本体の時刻に関する設定を行います システム時刻を入力し [ 次へ ] をクリックします (5) InterSecVM/LBc の製品ライセンスの登録を行います ライセンスをご購入頂いた場合 InterSecVM/LBc 製品ライセンスライセンスシート の ライセンス認証番号 を入力し [ 次へ ] をクリックします メモ : ライセンス入力を省略した場合は 30 日間の試用ライセンスになります 試用期間経過後は InterSecVM/LBc の主要サービスが停止し ご利用いただけなくなります 26

(6) システム管理者のパスワードの設定を行います システム管理者のアカウントは admin ( 固定 ) です システム管理者用のパスワードを パスワード パスワード再入力 に入力して [ 次へ ] をクリックします システム管理者名のパスワードの指定は必須です メモ : システム管理者のアカウントは 初期導入完了後システム管理者 Management Console 画面で変更できます (7) お客様の運用ネットワークに合わせたネットワーク情報の設定を行います ホスト名 (FQDN) にセカンドレベル以上のドメイン名を含むホスト名 ( 4.1 仮想マシンの作成 で指定した DNS 名 ) を入力してください ( 例 :lb-example.cloudapp.net) ホスト名以外のネットワーク情報 (IP アドレス サブネットマスク デフォルトゲートウェイ DNS サーバ ) は DHCP サーバにより自動で割り当てられます 27

(8) 入力した設定内容を確認します 設定内容に間違いがなければ [ 次へ ] をクリックしてください 設定内容を変更する場合は [ 前へ ] をクリックして変更対象画面に戻り設定を修正してください (9) 設定を有効にしてシステムを運用可能な状態にするため システムを再起動します [ システムを再起動する ] をクリックした場合 システムの再起動を行います [ システムを停止する ] をクリックした場合 システムは停止状態となりますので 再度起動 ( パワーオン ) を行ってください (10) [OK] をクリックし システムを再起動します 28

(11) 再起動完了後 再起動画面の システム管理者 ManagementConsole のリンクをクリックする または以下の URL を開くことにより Management Console に接続します https://4.1 仮想マシンの作成で指定した DNS 名 :50453/ 注意 : 上記の 4.1 仮想マシンの作成で指定した DNS 名 には 仮想マシン名以降のドメイン名も含みます ( 例 :lb-example.cloudapp.net) メモ : セキュリティ証明書の警告が表示されますので このサイトの閲覧を続行する をクリックしてください 29

(12) Management Console のログイン画面が表示されますので システム管理者ログイン をクリックします (13) ユーザー名には admin パスワードには (6) で LB 管理者 (admin) アカウントに設定したパスワードを入力し [OK] をクリックします 30

(14) 操作結果通知 画面が表示されます しばらく待ってから [ 戻る ] をクリックします (15) 初期導入が正しく完了していれば Management Console 画面が表示されます LB を単体構成でご利用の場合は 引き続き 負荷分散設定を行ってください LB を二重化構成でご利用の場合は 先にクラスタの構築を行った後 負荷分散設定を行ってください クラスタの構築手順については InterSecVM/LBc V1.0 Windows Azure 向け二重化構成構築手順書 をご参照ください InterSecVM/LBc V1.0 Windows Azure 向け二重化構成構築手順書 \doc\vmlbc10\vmlbc10az_cluster.pdf 31

6 章注意事項 1. 本書に記載の画面や手順は予告なく変更となる場合があります 2. InterSecVM/LBc の仮想マシンのインスタンスサイズは M~XL のみサポートしています その他のインスタンスサイズはサポートしておりません 3. InterSecVM/LBc を二重化構成とするためには 必ず仮想ネットワークで使用する DNS サーバとして Dynamic DNS に対応した DNS サーバを使用してください 4. InterSecVM/LBc の二重化構成時 仮想ネットワークの DNS サーバとして Active Directory のドメインコントローラを DNS サーバとして動的更新機能を使用する場合 セキュリティで保護された動的更新機能 はご使用いただけません このため セキュリティで保護された動的更新機能 は使用しないようにご注意ください 32

InterSecVM/LBc V1.0 Windows Azure 向けセットアップ手順説明書 2013 年 5 月第 1 版 日本電気株式会社東京都港区芝五丁目 7 番 1 号 TEL(03)3454-1111( 大代表 ) NEC Corporation 2013 日本電気株式会社の許可なく複製 改変などを行うことはできません 33