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Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition クイックスタートガイド

このドキュメントでは Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition をインストールして使用を開始する方法について説明します 1. 主要コンポーネント Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition には 次の主要コンポーネントが含まれています Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for ESX/ESXi: 各仮想コンピュータにエージェントをインストールすることなく VMware ESX でホストされている仮想コンピュータをバックアップします Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Hyper-V: 各仮想コンピュータにエージェントをインストールすることなく Microsoft Hyper-V でホストされている仮想コンピュータをバックアップします Acronis Backup & Recovery 10 管理サーバー : バックアップポリシーを使用したコンピュータグループのバックアップなど 物理コンピュータと仮想コンピュータの両方の集中管理を行います Acronis Backup & Recovery 10 管理コンソール : バックアップ計画やバックアップポリシーの設定などを行うために エージェントや管理サーバーに接続して管理することができます Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 2

2. ライセンスサーバー エージェントを機能させるには Acronis ライセンスサーバーも必要です ライセンスサーバーは ユーザーが Acronis ライセンスポリシーに準拠する支援を行います ユーザーは ライセンスサーバーのインストール時にライセンスキーをライセンスサーバーにインポートします 各エージェントはインストールされる時にライセンスキーを取得します ライセンスサーバーは エージェントが特定のコンピュータにインストールされたことを記憶します その後 各エージェントは 自分のキーがライセンスサーバー上で有効かどうかを定期的にチェックします 管理サーバーと管理コンソールの使用にライセンスは必要ありません また 管理コンソールをインストールするコンピュータの数に制限はありません Acronis Backup & Recovery 10 試用版にライセンスサーバーは必要ありません 試用版をストールする際には ライセンスサーバーのライセンスキーの代わりに試用版のライセンスキーを指定します 試用版のライセンスキーは Acronis Web サイトで入手できます Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 3

3. サポートされるオペレーティングシステム 3.1. エージェント Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for ESX/ESXi は VMware ESX Infrastructure 3.5 Update 2 以降にインストールできます VMware vsphere 4 はフルサポートされていませんが 実施したテストで問題点は見つかりませんでした このエージェントは仮想アプライアンス (VMware Infrastructure の場合 ) または OVF テンプレート (VMware vsphere の場合 ) として提供されます エージェント for ESX/ESXi では 無償の VMware ESXi はサポートされていません これは エージェントを動作させるために使用しているリモートコマンドライン (RCLI) アプライアンスへのアクセスが 無償の VMware ESXi では制限されているためです 詳細については http://kb.acronis.com/content/2976 をご参照ください ゲストシステムに VMWare Tools をインストールしておくことをお勧めします Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Hyper-V は Hyper-V をインストール済みの Windows Server 2008 x64 Edition に Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Windows のアドオンとしてインストールされます ゲストシステムに統合サービスをインストールしておくことをお勧めします 4 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

3.2. ライセンスサーバー 管理サーバー および管理コンソール ライセンスサーバー 管理サーバー および管理コンソールは 以下のオペレーティングシステムを実行するコンピュータにインストールできます Windows 2000 Professional SP4/XP Professional SP2 以降 Windows 2000 Server/2000 Advanced Server/Server 2003/ Server 2008* Windows SBS 2003/SBS 2008* Windows XP Professional x64 Edition Windows Server 2003/ 2008* x64 Edition Windows Vista - Vista Home Basic および Vista Home Premium を除く すべてのエディション Windows 7* Windows Server 2008 R2 および Windows 7 は Acronis Backup & Recovery 10 ビルド 10.0.11105 以降でサポートされます Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 5

4. コンポーネントのインストール先 ホストから仮想コンピュータをバックアップするために必要な最小限の構成は 管理コンソール ライセンスサーバー およびエージェントです 管理サーバーを追加すると 更に管理能力を強化できます また 管理サーバーは 複数の仮想サーバーがある場合や 仮想コンピュータと物理コンピュータが混在する環境を管理する場合に システムへの単一のエントリポイントとなります エージェントは仮想サーバーにインストールする必要があります ライセンスサーバー (ALS) は任意のコンピュータにインストールできますが このコンピュータは継続的なサービスの提供が可能で 仮想サーバーにネットワーク接続できる必要があります 同じ仮想サーバー上にホストされた仮想コンピュータにインストールすることもできます 管理サーバー (AMS) には 512MB 以上の RAM が必要となります 1GB 以上をお勧めします 他の要件はライセンスサーバーと同じです ここでは 両方のサーバーを同じ仮想コンピュータにインストールする例を示します VMware vcenter Server を使用して大規模な VMWare インフラストラクチャを管理する場合は このサーバーに AMS をインストールすることを検討してください 大規模な異種ネットワークでは AMS を専用の物理サーバーで実行することをお勧めします 6 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

エージェントと管理サーバーに GUI を提供する管理コンソールは バックアップの設定と監視を行うコンピュータにインストールする必要があります VMWare Infrastructure クライアントが実行されるコンピュータに管理コンソールをインストールするのが効果的です VMware ESX サーバーでホストされる仮想コンピュータを保護するためのコンポーネントの配置例を次に示します 同一の ESX サーバー上に存在する AMS ALS およびエージェントの間の通信トラフィックは内部スイッチ経由で転送されます エージェントは外部ネットワークを使用して管理コンソールと通信し ネットワークロケーションにバックアップを保存します AMS は外部接続を使用して他のホストを管理し 管理コンソールと通信します AMS と ALS は通常の仮想コンピュータで実行します エージェント for ESX は 仮想アプライアンスと呼ばれる専用の仮想コンピュータで実行します 管理者は管理コンソールをエージェントまたは AMS に接続します Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 7

Microsoft Hyper-V サーバーでホストされる仮想コンピュータを保護するためのコンポーネントの配置例を次に示します 違いは エージェントが直接ホスト上で実行されている点です これにより ディスクレベルのバックアップまたはファイルレベルのバックアップを使用してホスト自身をバックアップできます AMS と ALS は通常の仮想コンピュータで実行します エージェント for Windows は エージェント for Hyper-V と共にホストオペレーティングシステムで実行します 管理者は管理コンソールをエージェントまたは AMS に接続します 8 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

5. 必要となるライセンスの数 前述のどの構成を実装する場合も Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition が 1 ライセンス必要です また エージェント for ESX/ESXi またはエージェント for Hyper-V を実行するライセンスが必要です ファイルレベルのバックアップや ゲストシステム内部でのバックアップの前後に実行するコマンドなどを実行するために エージェントを一部の仮想コンピュータにインストールする必要がある場合があります ホストでエージェント for ESX/ESXi またはエージェント for Hyper-V を実行している場合 エージェント for Windows またはエージェント for Linux を 必要な数のゲストにインストールするための追加のライセンスは必要ありません Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 9

仮想サーバーが複数ある場合は ホストごとに 1 ライセンスが必要となります 次の構成では Virtual Edition ライセンスが 4 つ必要です すべてのライセンスは単一のライセンスサーバーに保存されます 管理者は管理サーバーによって提供される単一のエントリポイント経由で 仮想コンピュータや仮想コンピュータのグループを管理します 管理者は管理コンソールをエージェントに直接接続して 各ホスト ( またはエージェントがインストールされたゲスト ) を個別に管理できます 各ホストには 対応する仮想化製品用のエージェントがインストールされています AMS と ALS は単一のゲストで実行されています AMS はエージェント経由ですべての仮想コンピュータを管理します Hyper-V ホストやゲストにエージェントがインストールされていれば AMS でそれらを管理することもできます 10 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

6. 開始準備 次のものが揃っていることを確認してください 512MB 以上の物理メモリを実装した Windows を実行するコンピュータが 1 台 AcronisBackup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition のライセンスキーを記述した TXT または EML ファイル ライセンスキーが複数ある場合 テキストの形式は 1 行につき 1 つのキーです セットアッププログラム (Acronis Web ページ http://www.cronis.co.jp/enterprise/download/ からダウンロードできます ) Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 11

7. 詳細な手順 ここでは 本製品のインストールと基本的な使用方法の手順を示します 以下の項目について説明します 管理コンソール 管理サーバー およびライセンスサーバーをインストールする エージェント for ESX/ESXi のインストールと設定を行う バックアップ計画を使用して 複数の仮想コンピュータをバックアップする バックアップから仮想コンピュータを復元する バックアップポリシーを使用して 複数のコンピュータを集中管理によってバックアップする これらのガイドラインでは前述のセクション 4 で説明したシナリオを使用しています また これは同時に VMware ESX/ESXi を使用するすべてのシナリオに共通するインストール手順でもあります 7.1. インストールと設定 この手順では 仮想コンピュータをホストからバックアップするために必要な管理サーバーとコンポーネントをインストールします 12 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

7.1.1. 製品コンポーネントのインストール 準備 1. VMware Infrastructure クライアントを実行しているコンピュータに管理者としてログオンします 2. このコンピュータ上にネットワーク共有フォルダを作成します セットアップファイルにアクセスできるように共有のアクセス許可を設定します 3. このフォルダに Acronis Backup & Recovery 10 セットアップファイルをコピーします Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 13

管理コンソールとエージェント for ESX/ESXi ファイルのインストール 1. セットアップファイルアイコンをダブルクリックします 2. 青色のスプラッシュ画面で [Acronis Backup & Recovery 10 のインストール ] をクリックします 3. ようこそ画面で [ 次へ ] をクリックします 4. 使用許諾契約の内容に同意します 5. [ ライセンスキーを必要としないコンポーネントのみをインストールする ] を選択します 6. [ 集中管理用のコンポーネントをインストールする ] をクリックします 7. コンポーネントの一覧で [ 管理コンソール ] と [ESX/ESXi Virtual Appliance エージェント ] をオンにし その他のコンポーネントをオフにします 8. [ インストール先 :] と [ インストール対象 :] にはデフォルト値を使用します 9. インストールを続けます 10. インストールが正常に終了したら ウィザードのウィンドウを閉じます 11. 青色のスプラッシュ画面を閉じます インストールが完了すると エージェント for ESX/ESXi のファイルは %CommonProgramFiles% Acronis ESXAppliance フォルダに置かれます 14 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

管理サーバーのインストール 1. VMware Infrastructure クライアントを起動し VMware ESX Server にログインします 2. 管理サーバーのインストール先となる仮想コンピュータの電源をオンにします このコンピュータは継続的なサービスの提供が可能で バックアップ対象のすべての仮想サーバーにネットワーク接続できる必要があります 3. コンピュータに管理者としてログオンします 4. セットアップファイルのあるネットワーク共有フォルダを開きます 5. セットアップファイルアイコンをダブルクリックします 6. 青色のスプラッシュ画面で [Acronis Backup & Recovery 10 のインストール ] をクリックします 7. ようこそ画面で [ 次へ ] をクリックします 8. 使用許諾契約の内容に同意します 9. [ ライセンスキーを必要としないコンポーネントのみをインストールする ] を選択します 10. [ 集中管理用のコンポーネントをインストールする ] をクリックします 11. コンポーネントの一覧で [ 管理サーバー ] をオンにし その他のコンポーネントをオフにします 12. [ インストール先 :] と [ インストール対象 :] にはデフォルト値を使用します Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 15

13. 管理サーバーのサービスのログイン情報の入力を求められたら デフォルトの選択 ([ 新しいアカウントを作成する ]) のままにします 詳細 - このアカウントは管理サーバーのサービスを実行するために必要です 14. Microsoft Windows ファイアウォールでポートが開かれていることを確認します 15. 管理サーバーが使用する Microsoft SQL Server に関する項目の入力を求められたら デフォルト設定のままにします 16. インストールを続けます 17. インストールが正常に終了したら ウィザードのウィンドウを閉じます ライセンスサーバーのインストール 試用版をインストールする場合は この手順をスキップしてください 1. 青色のスプラッシュ画面で 再度 [Acronis Backup & Recovery 10 のインストール ] をクリックします 2. ようこそ画面で [ 次へ ] をクリックします 3. 使用許諾契約の内容に同意します 4. [ このコンピュータに Acronis ライセンスサーバーをインストールする ] を選択します 16 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

5. 入力を求められたら ライセンスキーのリストを含むファイル指定します 詳細 - 追加のライセンスキーは キーを含むファイルを指定するか キーを手動で入力することによって 後からいつでもインポートできます 6. [ インストール先 :] と [ インストール対象 :] にはデフォルト値を使用します 7. インストールを続けます 8. インストールが正常に終了したら ウィザードのウィンドウを閉じます 次の 2 つの手順 ( エージェントのインポートと設定 ) は Acronis Backup & Recovery 10 を使用して管理する各 ESX/ESXi サーバー上で実行する必要があります 製品の次期バージョンでは Acronis Backup & Recovery 10 管理サーバーと VMware vcenter Server を経由してエージェントを自動的に配置できるようになる予定です 7.1.2. エージェント for ESX/ESXi のインポート VMware Infrastructure 3.5 と VMware vsphere でのエージェントのインストールは似ています 両製品の GUI コントロールが異なる名称になっているため ここでは両方の手順を説明します Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 17

VMware Infrastructure 3.5 へのエージェント仮想アプライアンスのインストール 1. VMware Infrastructure クライアントを起動し VMware ESX サーバーにログインします 2. [File] メニューの [Virtual Appliance] をポイントし [Import] をクリックします Import Virtual Appliance ウィザードに従います 3. [Import Location] で [Import from file] をクリックし 仮想アプライアンスの OVF パッケージのパス ( 通常は C: Program Files Common Files Acronis ESXAppliance AcronisESXAppliance.ovf) を指定します 4. [Virtual Appliance Details] を確認して [Next] をクリックします 5. [Name and Location] で デフォルトの名前 [AcronisESXAppliance] のままにします 6. [Datastore] で 仮想アプライアンス用の領域が不足している場合を除き デフォルトのデータストアのままにします 領域が不足している場合には 別のデータストアを選択します サーバーにあるデータストアが 1 つだけの場合は この手順をスキップします 7. 概要を確認して [Finish] をクリックします インポートの正常終了が報告されたら 進行状況のウィンドウを閉じます 18 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

VMware vsphere 4 へのエージェント OVF テンプレートのインポート 1. VMware vsphere クライアントを起動し VMware ESX サーバーにログインします 2. [File] メニューで [Deploy OVF Template] をポイントします Deploy OVF Template ウィザードに従います 3. [Source] で [Import from file] をクリックし 仮想アプライアンスの OVF パッケージのパス ( 通常は C: Program Files Common Files Acronis ESXAppliance AcronisESXAppliance.ovf) を指定します 4. [OVF Template Details] を確認して [Next] をクリックします 5. [Name and Location] で vcenter Server 上の登録を デフォルトの名前 [AcronisESXAppliance] とデフォルトの設定のままにします 6. [Datastore] で 仮想アプライアンス用の領域が不足している場合を除き デフォルトのデータストアのままにします 領域が不足している場合には 別のデータストアを選択します サーバーにあるデータストアが 1 つだけの場合は この手順をスキップします 7. 概要を確認して [Finish] をクリックします 配置の正常終了が報告されたら 進行状況のウィンドウを閉じます Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 19

7.1.3. エージェント for ESX/ESXi の設定 1. 仮想アプライアンスの開始 VMware Infrastructure クライアントで [Inventory] を表示し 仮想アプライアンスの名前を右クリックして [Power On] をクリックします [Console] タブをクリックします 仮想アプライアンスの Welcome 画面に次の操作の指示が表示されます [Close] をクリックします この画面には 仮想アプライアンス GUI でヘルプボタンをクリックするといつでもアクセスできます 2. エージェントのパスワード 管理コンソールからエージェントへの接続に使用するパスワードを指定します ユーザー名は root です Acronis Backup & Recovery 10 Agent for ESX/ESXi の画面が表示されます ここで エージェントの構成を続けます 3. タイムゾーン [ 仮想コンピュータ ] の下の [ タイムゾーン ] で [ 変更 ] をクリックし 管理コンソールがインストールされている場所のタイムゾーンを選択します ESX サーバーは常に GMT タイムゾーンで動作します 仮想アプライアンスは ESX サーバーにインポートされる時に ESX サーバーの GMT タイムゾーンを継承します コンソールが別のタイムゾーンで動作している場合 コンソールを使用してスケジュールしたタスクが適切な時刻に実行されるように 仮想アプライアンスをコンソールと同期させる必要があります 20 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

4. ESX/ESXi サーバー [ エージェントオプション ] の下の [ESX/ESXi サーバー ] で [ 変更 ] をクリックし バックアップおよび復元する仮想コンピュータの VMware ESX/ESXi Server の名前または IP アドレスと このサーバーへのログオンに使用するユーザー名とパスワードを指定します [ 接続の確認 ] をクリックすると このログイン情報が正しいかどうかを確認できます 5. ライセンスサーバー [ ライセンス ] の下の [ ライセンスの入力 ] をクリックします 製品の試用版をインストールする場合は [ 次の試用版のライセンスキーを使用する ] を選択して 試用版のライセンスキーを入力します 試用版では 重複除外は常に有効となります 製品版をインストールする場合は [ 次の Acronis ライセンスサーバーにあるライセンスを使用する ] を選択して ライセンスサーバーが動作してるコンピュータの名前または IP アドレスを指定します バックアップの重複除外を行うには エージェントに別売の重複除外ライセンスが必要となります このライセンスをライセンスサーバーにインポートしてある場合は [ 重複除外を有効にする...] チェックボックスを選択して エージェントにこのライセンスを取得させることができます [OK] をクリックすると エージェントはライセンスサーバーに接続してライセンスを取得します これで仮想アプライアンスを動作させる準備が整いました さらに 次の設定を行うこともできます Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 21

ネットワークの設定 エージェントのネットワーク接続は DHCP(Dinamic Host Configuration Protocol) を使用して自動的に設定されます デフォルトの構成を変更するには [ エージェントオプション ] の下の [eth0] で [ 変更 ] をクリックして 必要なネットワーク設定を指定します パスワードの変更 手順 2 で指定したパスワードを変更するには [ エージェントオプション ] の下の [ エージェントへの接続に使用するログイン情報 ] で [ 変更 ] をクリックして 新しいパスワードを指定します 仮想アプライアンスの IP アドレスは [eth0] の [ エージェントオプション ] の下に表示されます この IP アドレスを記録しておくと エージェントに接続するときに確認用として使用できます 7.1.4. VMware Tools のインストール方法 開始する前に バックアップ対象の各仮想コンピュータに VMWare Tools をインストールしてください VMware Tools をインストールする手順は 次のとおりです 1. VMware Infrastructure クライアントを実行します 2. ESX サーバーに接続します 3. 仮想コンピュータを選択し ゲストオペレーティングシステムを実行します 22 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

4. 仮想コンピュータを右クリックし [Install/Upgrate VMware Tools] を選択します 画面の指示に従ってください 7.2. Acronis Backup & Recovery 10 の開始 本製品の使用を開始するには 管理コンソールを起動します [ スタート ] メニューから [Acronis] [Acronis Backup & Recovery 10 管理コンソール ] [ 管理コンソールの実行 ] を選択します 管理コンソールから管理サーバーに接続する手順は 次のとおりです 1. [ 管理サーバーへの接続 ] をクリックします 2. サーバーの名前または IP アドレスを入力します ログイン情報の入力を求められた場合は ユーザー名とパスワードを指定します このユーザーは サーバー上の Acronis Remote Users および Acronis Centralized Admins グループのメンバである必要があります エージェント for ESX/ESXi に接続する手順は 次のとおりです 1. [ リモートコンピュータの管理 ] をクリックします 2. コンピュータの名前または IP アドレスを入力します 3. ログイン情報の入力を求められた場合は ユーザー名とパスワードを指定します このユーザーは コンピュータの Acronis Remote Users グループのメンバである必要があります Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 23

7.3. バックアップ計画を使用した仮想コンピュータのバックアップ この手順では 同じサーバー上でホストされている複数のコンピュータをバックアップし アーカイブをネットワーク共有に保存します コンピュータごとに別個のアーカイブが作成されます 同様の手順を使用して 任意のコンピュータのボリュームをバックアップすることができます バックアップ計画の設定 1. 仮想アプライアンスの IP アドレスと エージェントの設定時に指定したパスワードを使用して 管理コンソールをエージェント for ESX/ESXi に接続します ユーザー名は root です 2. [ ようこそ ] 画面で [ バックアップ ] をクリックします 詳細 - [ バックアップ計画の作成 ] ビューが表示されます 画面のタイトルバーに仮想アプライアンスの生成名が表示されるため 操作中のコンピュータがわかります 3. [ バックアップの対象 ] の下の [ ソースの種類 ] で デフォルトで選択されている [ 仮想コンピュータ全体 ] のままにします 4. バックアップ対象に選択した仮想マシンの一覧が [ バックアップする項目 ] に表示されます デフォルトでは サーバーの一覧に存在するすべてのコンピュータが選択されます 必要に応じて [ 変更 ] をクリックして バックアップしないコンピュータの選択を解除します 24 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

詳細 - エージェント for ESX/ESXi 仮想アプライアンスはコンピュータの一覧には表示されず バックアップ計画によってバックアップされません 5. [ バックアップの保存先 ] で [ 変更 ] をクリックします アーカイブを保存するネットワーク共有フォルダのパスを [ パス ] に入力します または このフォルダをフォルダツリーから選択することもできます 指定したフォルダへのアクセスログイン情報を指定します [OK] をクリックして設定を保存します 詳細 - 仮想コンピュータごとに別個のアーカイブが作成されます デフォルトでは アーカイブ名は仮想サーバーの種類 ( この場合は ESX) と仮想コンピュータ名で構成されます [ 名前 ] フィールドには デフォルトのアーカイブ名を表す変数が表示されます 6. [OK] をクリックしてバックアップ計画を作成します すぐにバックアップが開始されます コンピュータは順次バックアップされます タスクの進行状況と結果の監視 バックアップタスクが作成されるとすぐに [ バックアップの計画およびタスク ] ビューが表示されます このビューでは バックアップ計画の実行状態が [ 実行中 ] と表示されているのを確認できます バックアップタスクの進行状況と状態を表示するには バックアップ計画を展開します 処理のログを表示するには [ ナビゲーション ] ツリーで [ ログ ] を選択します Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 25

作成されたアーカイブを表示するには [ ナビゲーション ] ツリーで [ 格納域 ] [ 個人用格納域 ] を展開し アーカイブを保存したフォルダと同じ名前の格納域を選択します 各アーカイブには 1 つの仮想コンピュータのバックアップが 1 つ含まれます バックアップの内容を表示するには アーカイブを展開し バックアップを選択して [ 内容の表示 ] をクリックします 処理の概要を表示して警告を確認するには [ ナビゲーション ] ツリーで [ ダッシュボード ] を選択します その他の実行可能な操作 バックアップタスクの完了後は いつでも再実行することができます タスクを実行するたびに 各コンピュータのアーカイブに完全バックアップが追加されます ただし バックアップの開始前になってサーバー上に出現した新しいコンピュータはバックアップされません バックアップ時にサーバー上に存在するすべてのコンピュータをバックアップするように設定するには 管理サーバーを使用して サーバー上でホストされているコンピュータの動的グループにバックアップポリシーを適用します 必要な手順は このドキュメントの後半で説明します バックアップ計画をスケジュールすることができます スケジュールで N 回バックアップすると 各アーカイブには 同一コンピュータの N 個のバックアップが含まれます 26 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

保持ルールを設定して 古いバックアップを適切な時期に削除することができます バックアップ処理は 前後に実行するバックアップコマンド ネットワーク帯域幅の調整 エラーの処理 通知オプションなどのさまざまなバックアップオプションを使用してカスタマイズできます 7.4. 仮想コンピュータの復元 この手順では 以前に作成したバックアップから仮想コンピュータを復元します 復元タスクの作成 1. 管理コンソールをエージェント for ESX/ESXi に接続します ヒント - 復元処理は管理サーバーから開始することもできます 2. [ ようこそ ] 画面で [ 復元 ] をクリックします または トップメニューで [ アクション ] [ 復元 ] を選択します 3. [ 復元元 ] の下の [ アーカイブ ] で [ 変更 ] をクリックします アーカイブのパスを指定するには [ 個人用格納域 ] を展開して アーカイブを保存したフォルダと同じ名前の格納域を選択します ツリーの右側にある表からアーカイブを選択します 4. [ データの種類 ] で [ ディスク ] を選択します 5. [ コンテンツ ] で [ 変更 ] をクリックします [ バックアップ内容 ] で バックアップ中に存在するすべてのディスクのチェックボックスをオンにします Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 27

詳細 - アーカイブに複数のバックアップが存在する場合 作成日時によってバックアップを選択できます デフォルトでは 前回のバックアップが選択されます 6. [ 復元先 ] の下の [ 復元先 ] で [ 既存の仮想コンピュータ ] を選択します 7. [ 仮想コンピュータ ] で [ 変更 ] をクリックします 既存の仮想コンピュータを選択します ( バックアップ元の仮想コンピュータまたは別の仮想コンピュータ ) 8. バックアップ内に存在する各ディスクに対して [' ディスク N' の復元先 :] で [ 変更 ] をクリックして 既存のコンピュータのディスクから復元先を選択します [NT シグネチャ ] で デフォルトの設定 [ 新規作成 ] のままにします 9. [OK] をクリックして直ちに復元を開始します タスクの進行状況と結果の監視 [ バックアップの計画およびタスク ] ビューが表示されます このビューでは 復元タスクの実行状態が [ 実行中 ] と表示されているのを確認できます 処理のログを表示するには [ ナビゲーション ] ツリーで [ ログ ] を選択します その他の実行可能な操作 バックアップから物理コンピュータを新しい仮想コンピュータまたは既存の仮想コンピュータに復元する 個別のディスクまたはボリュームを新しい仮想コンピュータまたは既存の仮想コンピュータに復元する 28 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

復元時にディスクとボリュームのサイズを変更する 新しい仮想コンピュータの他の設定を構成する 指定した日時まで復元を延期する 7.5. バックアップポリシーを使用した 複数のコンピュータの集中管理によるバックアップ ここで説明する手順に従うと バックアップ時に ESX サーバー上に存在するすべての仮想コンピュータの定期的なバックアップを設定できます 7.5.1. 管理サーバーへの仮想コンピュータの追加 この手順では ESX サーバーを管理する仮想アプライアンスを追加して ESX サーバーでホストされているすべての仮想コンピュータを管理サーバーに追加します 1. 管理コンソールを管理サーバーに接続します 2. トップメニューで [ アクション ] [AMS へのコンピュータの追加 ] を選択します 仮想アプライアンスの IP アドレス ユーザー名 root およびエージェント for ESX/ESXi の設定時に指定したパスワードを入力します [OK] をクリックします 3. [ ナビゲーション ] ツリーで [ 仮想コンピュータ ] を展開し [ すべての仮想コンピュータ ] グループを選択します このグループには エージェント for ESX/ESXi が管理している ESX サーバーで現在ホストされているすべての仮想コンピュータが含まれます Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 29

詳細 - 仮想サーバーが複数ある場合は 仮想アプライアンスによって管理される各 ESX ホストと エージェント for Hyper-V がインストールされている各 Hyper-V ホスト対して手順 2 を繰り返します このようにすると すべての仮想環境が管理サーバーに追加されます 製品の次期バージョンでは この手順は必要なくなる予定です 管理する vcenter Server を管理サーバーオプションで指定するとすぐに 仮想コンピュータが管理サーバーに表示されるようになる予定です 7.5.2. 仮想サーバー上でホストされているコンピュータの動的グループの作成 この手順では 同じ仮想サーバー上でホストされている仮想コンピュータの動的グループを作成します すべての時点において このグループにはサーバーの一覧に存在するすべての仮想コンピュータが含まれます 新しい仮想コンピュータがサーバー上に出現するとすぐに その仮想コンピュータは自動的にこのグループに追加されます 1. [ ナビゲーション ] ツリーで [ 仮想コンピュータ ] を右クリックし [ グループの作成 ] をクリックします 2. [ 名前 ] フィールドに 作成するグループの名前を入力します 3. [ 種類 ] で [ 動的 ] を選択します 4. [ 条件の追加 ] で [ ホスト /VA] を選択し [ 参照...] ボタンを使用して管理サーバー上に存在する仮想アプライアンスの一覧を表示します 目的のホストを管理するアプライアンスを選択します [OK] をクリックします 30 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

5. 最後の [OK] をクリックします [ 仮想コンピュータ ] の下の [ ナビゲーション ] ツリーに新しいグループが表示されます ヒント - 仮想サーバーが複数ある場合は いくつかのサーバー上でホストされているコンピュータをグループにすることができます 7.5.3. 集中管理用格納域の作成 この手順では コンピュータのバックアップの保存先となる集中管理用格納域を作成します 初めに ネットワーク共有のショートカットである管理対象外の格納域を作成しましょう 一般に 重複除外の利点を使用するには ストレージノードをインストールして そのノードに管理対象の格納域を作成することをお勧めします 1. [ ナビゲーション ] ツリーで [ 格納域 ] を展開し [ 集中管理 ] を選択します 2. ツールバーの [ 作成 ] をクリックします 3. [ 名前 ] にショートカットの名前を入力します 4. [ 種類 ] で [ 管理対象外 ] を選択します 5. [ パス ] で [ 変更 ] をクリックして バックアップを保存するネットワーク共有のパスを指定します [OK] をクリックします 共有フォルダへのアクセスログイン情報の入力を求められたら 適切なログイン情報を入力します 6. [OK] をクリックします [ 格納域 ] [ 集中管理 ] の下の [ ナビゲーション ] ツリーに格納域名が表示されます 格納域名をクリックして 空き領域と内容を確認します Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 31

7.5.4. バックアップポリシーの作成 この手順では 作成した集中管理用格納域に全体のコンピュータをバックアップするバックアップポリシーを設定します このポリシーは物理コンピュータや仮想コンピュータ またはそれらのグループにも適用できます 1. [ ナビゲーション ] ツリーで [ バックアップポリシー ] を右クリックし [ バックアップポリシーの作成 ] をクリックします 2. [ バックアップの対象 ] の下の [ バックアップする項目 ] 選択ルールで [ 変更 ] をクリックし ドロップダウンリストから [ すべてのボリューム ] を選択します 詳細 - [ すべてのボリューム ] 選択ルールでは Windows を実行しているコンピュータ上のすべてのボリュームと Linux を実行しているコンピュータ上のすべてのマウントされたボリュームがバックアップされます 3. [ バックアップの保存先 ] の下の [ アーカイブ ] で [ 変更 ] をクリックします デフォルトの設定 [ すべてのコンピュータのアーカイブを 1 つの場所に保存する ] のままにします [ 集中管理 ] 格納域を展開して 先ほど作成した格納域を選択します 格納域へのアクセスログイン情報の入力を求められたら 適切なログイン情報を入力します 詳細 - 仮想コンピュータごとに別個のアーカイブが作成されます デフォルトでは アーカイブ名にはポリシーの名前と仮想コンピュータの名前が含まれます [ 名前 ] フィールドには デフォルトのアーカイブ名を表す変数が表示されます 4. [OK] をクリックしてポリシーを作成します 作成したポリシーが [ バックアップポリシー ] ビューに表示されます 32 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

7.5.5. バックアップポリシーの適用 この手順では 作成したグループにバックアップポリシーを適用します 同一のサーバーまたは異なるサーバー上でホストされる仮想コンピュータの独自のグループを作成できます 1. ポリシーを右クリックして [ 適用 ] をクリックします 2. [ コンピュータの選択 ] ウィンドウで [ 仮想コンピュータ ] を選択し 作成したグループを選択します 次に [OK] をクリックしてポリシーを配置します 結果 - このポリシーによって 指定した格納域へのコンピュータのバックアップが直ちに開始されます コンピュータは順次バックアップされます 7.5.6. バックアップの進行状況と結果の監視 バックアップポリシーの配置中 ( バックアップタスクの作成中 ) は ポリシーの配置状態は [ 配置中 ] となります 必要なタスクがすべて作成されると ポリシーの状態は [ 配置済み ] となり ステータスは [OK] になります バックアップタスクの進行状況と状態を表示するには [ ナビゲーション ] ツリーで [ タスク ] を選択します 特定のタスクのログを表示するには そのタスクを右クリックし コンテキストメニューで [ ログの表示 ] を選択します 処理のログを表示するには [ ナビゲーション ] ツリーで [ ログ ] を選択します 特定のコンピュータが表示されるようにログエントリをフィルタ処理するには [ 管理対象のエンティティ ] 項目のヘッダーにコンピュータ名を入力します Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 33

作成されたアーカイブを表示するには [ ナビゲーション ] ツリーで [ 格納域 ] [ 集中管理 ] を展開し アーカイブを保存した格納域を選択します 各アーカイブには 1 つの仮想コンピュータのバックアップが 1 つ含まれます バックアップポリシーをスケジュールすると N 回のスケジュール実行後には 各アーカイブに同一コンピュータの N 個のバックアップが含まれます バックアップの内容を表示するには アーカイブを展開し バックアップを選択して [ 内容の表示 ] をクリックします 処理の概要の表示 警告の確認 および格納域の空き領域の確認を行うには [ ナビゲーション ] ツリーで [ ダッシュボード ] を選択します 34 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009