高機能無停電電源装置(Smart-UPS)使用上の留意事項について

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Transcription:

CA92344-0065-02 高機能無停電電源装置 (Smart-UPS) 使用上の留意事項について使用上の留意事項について このたびは 弊社の高機能無停電電源装置をお買い求めいただき誠にありがとうございます 本製 品をご使用になる上での留意事項がございますので 本書をよくお読みの上 ご使用願います 2012 年 5 月 富士通株式会社 1. UPS の電源環境に関する留意事項 商用電源の電源環境が悪い場合 ( 例えば電源電圧が頻繁に変動する場合 ) には 常時インバータ方式のUPSの使用を推奨します 常時商用方式 ( ラインインタラクティブ方式も含む ) のUPSを電源環境の悪い状態で使用した場合 UPSの寿命が短くなる等の悪影響がでる場合がありますので 注意が必要です 2. UPS の負荷容量に関する留意事項 UPSには 著しく消費電力が変動する装置やノイズを発生する装置を接続できません ( 例 : プリンタ エアコン 複写機 その他モータを利用した装置 ) また 消費電力がUPS 定格負荷の80% 以下の電力で使用することを推奨します 消費電力の値により UPSがサーバをバックアップできる時間が異なりますので 十分に余裕のあるUPS 容量を選択するようにしてください 3. UPS の感度設定に関する留意事項 UPSの感度は初期設定では Normal または 標準 になっています これをUPS 制御パネルから または別売のアプリケーションソフトから感度設定を変更されると 停電などが発生した場合 商用電源からバッテリ運転への切替時間が長くなり 負荷側の装置によっては動作に予期せぬ影響 ( サーバのリブート等 ) を与える可能性がありますので 設定の変更は行わないでください Copyright FUJITSU LIMITED 2012 1/8

4. サーバの起動について UPS に接続されているサーバを起動するためには UPS からの AC 電源を一旦切断し その後 AC 電源をサーバに供給する必要があります また サーバの BIOS 設定を AC 電源が供給されたときに自動起動するように設定しておく必要があります 通常この BIOS 設定は Always On の設定等と呼ばれますが サーバ機種によって異なるため詳細についてはサーバの ユーザーズガイド を参照してください 5. UPS 制御ソフトウェアとの連携に関する留意事項 サーバに PowerChute Business Edition をインストールし UPS と連携するよう構成することにより 停電時の OS 自動シャットダウンを行うことができます 電源障害 ( 停電 ) 発生時のシャットダウンシーケンスは下記のようになります 電源障害の発生 電源障害の復旧 開始時間 OS 待機時間 期間 ( 分 ) OS 動作 シャットタ ウン処理時間 OS 起動 時間 UPS 動作 Power Off Delay 時間待ち UPS スリーフ UPS オン UPS バックアップ可能時間 開始時間 : 電源障害の画面で設定したシャットタ ウン開始時間 OS 待機時間 : シャットタ ウンシーケンスの画面で設定した待機時間 期間 ( 分 ) : シャットタ ウンシーケンスの画面で設定した期間 ( 分 ) シャットタ ウン処理時間 :OS がシャットダウンに必要とする時間 留意事項 : シャットダウン処理時間より期間 ( 分 ) の時間を長く設定する必要があります UPS がバックアップできる時間が 上記の時間の合計 ( 開始時間 +OS 待機時間 + シャットダウン処理時間 ) より長くなるように UPS 容量の選定を行ってください Copyright FUJITSU LIMITED 2012 2/8

サーバに PowerChute Network Shutdown をインストールし ネットワークマネジメントカードと連携するよう構成することにより 停電時の OS 自動シャットダウンを行うことができます 電源障害 ( 停電 ) 発生時のシャットダウンシーケンスは下記のようになります UPS の動作はネットワークマネジメントカードを含めたハードウェアの動作となります 電源障害の発生 電源障害の復旧 1 2 OS 動作 待ち時間 コマント 実行時間 70 秒 シャットタ ウン処理時間 OS 起動 時間 UPS 動作 ( ク ルーフ 1) ( ク ルーフ 2) ク ルーフ 1:Power Off Delay ク ルーフ 2:Power Off Delay UPS スリーフ UPS オン UPS バックアップ可能時間 1 この待ち時間は PowerChute Network Shutdown の設定時間 2 この時間は NMC の Power Off Delay の設定時間 PowerChute Network Shutdownでコマンド実行時間を設定すると NMCのPower Off Delayの値が自動的に設定されます 留意事項 : コマンド実行時間 +70 秒 + シャットダウン処理時間より 2 の時間を長く設定する必要があります UPS がバックアップできる時間が 上記の時間の合計 (1+ コマント 実行時間 +70 秒 + シャットダウン処理時間 ) より長くなるように UPS 容量の選定を行ってください Copyright FUJITSU LIMITED 2012 3/8

6. ネットワークマネジメントカードの留意事項について ネットワークマネジメントカードをオプションで搭載した場合には 以下の留意事項があります 1) 本製品を UPS に装着する際は 必ず UPS の電源を落とし完全停止状態にしてください UPS の動作中に本製品を装着すると アプリケーションソフトの設定によりネットワーク上のグループに UPS との通信が切断されました というポップアップメッセージが送信されます 2) 本製品に IP アドレスを割り振る場合は 固定 IP を使用されることを推奨します 3) 本製品の ARP コマンドを使用しての TCP/IP の設定を弊社ではサポートしておりません 4) 本製品の Simple Signal Shutdown 機能で UPS を Turn Off することはできません 5) スケジュールできる最大設定可能時間は 359.9 時間 ( 約 15 日間 ) です 6) 本製品の WEB インタフェース画面上で表示される Access Link 機能はサポートしておりません 7) 本製品の前面パネルにあるリセットボタンを連続して多数回押されますと WEB インタフェース画面が表示されなくなることがあります その場合は 一度 UPS の完全停止 を行った後 UPS を再起動してください (UPS の完全停止については UPS の取扱説明書をご参照ください ) 8) FTP で本製品にアクセスしてデータ転送等を行う場合 無操作の状態がしばらく続くと コンソール画面に 接続はピアによってリセットされました というメッセージが表示されることがあります この場合は 本製品をリセットせずにしばらく時間をおいた後 FTP を再開してください 9) 本製品を運用中に WEB インタフェースで基本設定を変更すると本製品がリブートされている間 Serial Communication Lost 等のメッセージが表示されることがありますが この場合はしばらく時間をおいた後にページをリロードする もしくは再度ログインすることで解消されます なお それでも解消されない場合は 本製品のフロントパネルにある Reset スイッチを押下 もしくは WEB インタフェースのメニューにある [System] - [Tool] の Action で Reboot を実行して本製品のリブートを行ってください 10) 本製品の SNMPv3 設定で Authentication Passphrase および Privacy Passphrase に同一文字のみを設定した場合 文字数を誤認識する場合があります 同一文字での設定は避けてください 11) UPS 負荷電力が少ない場合 本製品での負荷電力と Load の表示が 0 となる場合があります 12) " 最大遅延 (Maximum Required Delay)" の値が 下記の操作を行っても 計算されない場合があります 1. PCNS の "Configure Shutdown" にて コマンドファイルと その実行に必要な時間を設定して NMC に PCNS client として設定する 2. 本製品本体のリセットボタンを押した場合や Web 画面操作で " 管理 > 全般 > 管理インターフェースの再起動 " を実行した場合 13) NMC Web UI のイベントログのページで " 過去 1 日 " など 過去 というオプションを使用した条件で表示内容を絞ると 現在から数時間前までのログが表示されない場合があります 14) ランタイム較正 (Calibration) 完了後に記録される診断ページのメッセージ 及びログが UPS の機種により異なる 診断ページのメッセージ例 : 成功診断ページのメッセージ例 : 日付 + 管理デバイスを介して成功状態が発生しました Copyright FUJITSU LIMITED 2012 4/8

15) UPS 名に 使用できない記号を含む名前を付けることができる場合がある UPS 名には以下の記号を使用しないでください { } ~ 16) スケジュールを登録するページで " 適用ボタン " を連打すると スケジュールトップ画面に戻ることなく 複数の同じスケジュールが登録されてしまうため " 適用ボタン " の押下の際は連打しないでください 17) バッテリ動作時のシャットダウン動作の設定において 以下の 3 種類の選択を行うことができますが PCNS シャットダウンコマンドを無視する はサポートされていませんので 選択しないでください 電源復旧時に再起動 電源をオフにしたまま PCNS シャットダウンコマンドを無視する 18) スケジュール運転を実施した場合の投入時刻について ネットワークマネジメントカードでスケジュール運転を実施した時に UPS に設定されているパラメータとスリープ時間の影響により 実際の投入時刻が設定された投入時刻と異なる場合があります 19) 複数サーバを別々のコンセントグループに接続した場合に コンセントグループに別々のスケジュールを設定しても 別々のスケジュールが有効にならず 1 つのスケジュールで動作します 複数サーバでの別スケジュール設定は行わないでください 20) 特に記載がない場合 入力フィールドに全角文字は使用しないでください 7. 自動セルフテストの実行周期について 本製品では定期的に自動セルフテストを行うことができます この周期は UPS の電源投入 ( ブレインオン ) 時を起点とし UPS 内部のタイマで設定されたタイミングで定期的 (2 週間または1 週間に1 回 ) に実行されます 定期自動セルフテストを任意の時間に設定したい場合には ブレインオフを行ったうえで 希望時刻に UPS の入力プラグを接続し ブレインオンを行ってください なお ブレインオフ ブレインオンの操作方法は Smart-UPS 取扱説明書の 4.1 操作手順 を参照してください 8. サーバのシリアルポートについて シリアルポート (COM ポート ) が2つあるサーバ機種では COM2(Linux では /dev/ttys1) に本装置を接続してください サーバの機種によっては 複数あるシリアルポートのうち本装置を接続できるポートが制限されている場合があります サポートされていないシリアルポートに本装置を接続した場合には 正常に動作しない可能性がありますので サーバの ユーザーズガイド を参照してシリアルポートの確認を行ってください Copyright FUJITSU LIMITED 2012 5/8

9. UPS の環境温度とバッテリー交換時期について UPSには 小型シール鉛バッテリを使用しています バッテリの寿命は UPSの周囲温度やバックアップ電力 ( 負荷の大きさ ) によって大きく影響を受けますので それらの条件によりバッテリの交換時期 ( 寿命 ) が変動します さらに タワー型やラック型などUPSのタイプによってご使用される際の条件が異なりますので 同じ室内温度でご使用された場合でもバッテリの寿命に差が生じます 従いまして UPSをご使用の際は下記の温度条件をお守りいただき 3 年に一回必ずバッテリ交換を行ってください また 寿命に近づいたバッテリの保持時間は ご購入時の約半分になりますので 計画的な早めのバッテリ交換を行っていただき ご使用中に UPSの前面パネルにあるバッテリ交換ランプが点灯した場合は バッテリ交換を行ってください 1) バッテリ交換時期の目安 ラック型 UPS の場合 ラックの周囲温度が 25 以下で使用して 3 年 タワー型 UPS の場合 製品の周囲温度が 30 以下で使用して 3 年 2) 使用環境温度とバッテリ交換時期の目安 ラック型 UPS の場合 交 4 換 3 時 2 期 ( 年 ) 1 タワー型 UPS の場合 15 20 25 30 35 40 ラックの周囲温度 ( ) 交 4 換 3 時 2 期 ( 年 ) 1 15 20 25 30 35 40 Copyright FUJITSU LIMITED 2012 6/8 装置の周囲温度 ( )

( 注意 ) バッテリは周囲温度が10 高くなるとバッテリの寿命が約半分になる特性を持っています UPSはバッテリが寿命になっても継続して動作しますが 停電時には負荷機器への電力を供給できずに停止してしまいます バッテリ交換ランプが点灯した状態でバッテリを長期間ご使用になると バッテリの変形 液漏れ 発煙 焼損等が発生する可能性がありますので 早めの交換をお願いします 10. バッテリー使用上の注意事項について 重要 : バッテリモジュールの保管は原則おやめください 万一保管する場合 下記の注意事項を守らないと 発煙や発火する可能性があります バッテリモジュール取扱及び保管の注意事項 バッテリモジュールはUPS 装置に搭載し バッテリモジュールを充分充電してから保管してください ( バッテリモジュール充電後すみやかに装置から外し バッテリモジュールで保管してください 数時間放置するとバッテリ劣化につながります ) 温度が低い場所に保管してください 温度が高い場合は保管期間が短くなります 保管温度保管期間 25 以下 6ヶ月以内 30 以下 4ヶ月以内 35 以下 3ヶ月以内 保管後に使用できなくなったバッテリモジュールを交換する場合 全てのバッテリモジュールを交換してください 有効期限を過ぎたバッテリモジュールは使用しないでください UPS 装置を保管する場合の注意事項 UPS 装置が長期間未使用 ( 無通電 ) になる場合は バッテリモジュールを装置から外し上記バッ テリモジュールの取扱及び保管の注意事項に従い 取り扱ってください Copyright FUJITSU LIMITED 2012 7/8

11. UPS の保守サポートについて UPSにはアルミ電解コンデンサ等の有寿命部品があります UPSに使用しているアルミ電解コンデンサは 寿命が尽きた状態で使用し続けると 電解液の漏れや枯渇が生じ 異臭の発生や発煙の原因となる場合があります UPSの保守サポート期間は購入時より 5 年間 となっています 以下の型名のUPSは 保守サポートが終了しておりますので 計画的な装置交換をお願いします GP5-R1UP1(1400VA3U ラック 白筐体 ) GP5-R1UP2(3000VA5U ラック 白筐体 ) GP5-R1UP3(3000VA3U ラック 白筐体 ) GP5-R1UP4(1400VA2U ラック 白筐体 ) GP5-R1UP5(3000VA3U ラック 黒筐体 ) GP5-R1UP6(1500VA2U ラック 黒筐体 ) GP5SUP101(700VA 自立型 白筐体 ) GP5SUP102(1400VA 自立型 白筐体 ) GP5SUP103(500VA 自立型 白筐体 ) GP5SUP104(3000VA 自立型 白筐体 ) GP5SUP105(1500VA 自立型 白筐体 ) GP5SUP107(1500VA 自立型 黒筐体 ) GP5SUP108(700VA 自立型 黒筐体 ) PG-R1SR5K(RT 5000VA ラック 黒筐体 ) PG-R1SY4K(Symmetra RM 4000VA ラック 黒筐体 ) 以上 Microsoft Windows Windows Server は 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です PowerChute は 米国 American Power Conversion Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です その他の各製品名は 各社の商標 または登録商標です Copyright FUJITSU LIMITED 2012 8/8