クローニングソフトウェア CS-31 取扱説明書 本書は クローニングソフトウェア (CS 31) の取扱説明書です CS 31 は ID-31 をパソコンで設定するためのソフトウェアです 動作環境 CS 31 をご使用いただくには 次の動作環境が必要です 対応 OS Microsoft Windows XP(32 ビット ) Microsoft Windows Vista (32/64 ビット ) Microsoft Windows 7(32/64 ビット ) 本書では Windows 7 を例に説明します クローニング用ケーブル +USB ポート または メモリーカード + メモリーカードリーダー / メモリーカードスロット < クローニング用ケーブル +USB ポート > OPC-2218LU( 別売品 ) USB ポート (USB1.1/USB2.0 装備 ) < メモリーカード + メモリーカードリーダー / メモリーカードスロット > microsd カード ( 市販品 ) microsd カードを読み込めるメモリーカードリーダー ( 市販品 ) または microsd カードを読み込めるメモリーカードスロット お使いいただける microsd カード microsdカード microsdhcカードは本製品に付属されていませんので 市販品をお買い求めください 当社基準で動作確認している microsd カード microsdhc カードは下表のとおりです (2011 年 10 月現在 ) メーカー名 カードの種類 容量 microsd 2GB 4GB SanDisk 8GB microsdhc 16GB 32GB 以降 microsd カード microsdhc カードは microsd カードと記載します クローニング用ケーブルをお使いになるときは クローニング用ケーブル (OPC-2218LU) をご使用いただく場合は USB ドライバーをインストールしていただく必要があります USB ドライバーの最新版と USB ドライバーインストールガイド は 弊社ホームページよりダウンロードしてください USB ドライバーインストールガイド をよくお読みいただき 手順にしたがってインストールしてください USB ドライバーのインストールが完了するまで ID-31 とパソコンを USB ケーブルで接続しないでください USB ドライバーのインストールは 自動認識に対応していません 登録商標についてアイコム株式会社 アイコム Icom Inc. アイコムロゴは アイコム株式会社の登録商標です Microsoft Windows Windows Vista は 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です Adobe Adobe Readerは Adobe Systems Incorporated ( アドビシステムズ社 ) の登録商標です その他 本書に記載されている会社名 製品名は 各社の商標および登録商標です 1
クローニングソフトウェアのインストール q Windowsを起動します 管理者権限でログオンしてください ほかのアプリケーションを起動しているときは すべて終了してください w CDをCDドライブに挿入します e CDをパソコンの CDドライブに挿入すると 自動的にメニュー画面が表示されます 自動的にメニュー画面が表示されないときは CDの中身を開いて Autorun.exe をダブルしてください u インストール先の選択 画面が表示されますので 次へ (N)> をします 別のフォルダーを選択する場合は 参照 (R)... をし 任意のフォルダーを選択します 確認 本書を開く CS-31 をインストールする i インストール完了後 InstallShield Wizard の完了 画面が表示されますので 完了 をします r CS-31 のインストール をします ユーザーアカウント制御 画面が表示されたら 許可 (A) をします t 設定言語の選択 画面が表示されますので 言語を 日本語 または 英語 から選択して 次へ (N)> をします 本書では 日本語 を例に説明します 設定言語を選択 o メニュー画面の 終了 をします!0 CD を取り出します!1 スタート [ すべてのプログラム ] の順に操作すると [CS 31] プログラムグループが表示されます また デスクトップにクローニングソフトウェア (CS 31) のショートカットが作成されます アンインストールは Windows のコントロールパネルにある [ プログラムのアンインストール ] からおこなってください y CS 31 セットアップへようこそ 画面が表示されますので 次へ (N)> をします ご注意 設定できる項目や その項目についての詳細は CS 31 のヘルプをご覧ください ヘルプは CS 31 の [ ヘルプ (H)] メニューから [CS 31 ヘルプ (C)] を選択するか パソコンのキーボードから [F1] キーを押すと表示されます 2
microsd カードを使ってクローニングする microsd カードを使ってクローニングする場合は 次のステップにしたがって操作してください ステップ1 microsdカードをパソコンに接続する ステップ2 イニシャルセットアップをおこなう ステップ3 クローニングをおこなう ( 本書 P4ページ ) microsd カードをパソコンに接続する ご注意 新しい microsd カードをお使いになるときは microsd カードをフォーマット ( 初期化 ) してください フォーマット ( 初期化 ) 方法について詳しくは ID-31 の電子版取扱説明書をご覧ください q ID-31 の 設定セーブ で 設定データを ICF ファイル形式で microsd カードに保存します ( MENU > SD カード > 設定セーブ ) w ID-31 の電源を切り ID-31 から microsd カードを取り外します e 取り外した microsd カードをパソコンと接続された microsd カードスロットまたはカードリーダーに挿入します r microsd カードの [Setting] フォルダーから ID-31 の設定データ (ICF ファイル ) をパソコンの任意のフォルダー ([ ドキュメント ] など ) にコピーします D microsdカードの階層について microsdカードの階層は次のようになっています [Setting] フォルダーにID-31の設定ファイル (ICF ファイル ) が格納されます ID-31 Gps Reply Setting Voice イニシャルセットアップ画面について CS 31 を起動すると イニシャルセットアップ 画面を表示します 本ソフトウェアをご使用になる前に ご使用になる ID-31 のバージョン情報を取得するためイニシャルセットアップをしてください ご注意 はじめてご使用いただくとき イニシャルセットアップせずに起動すると 設定画面に表示されず 編集できない項目がありますのでご注意ください q microsd と表示されたラジオボタンをします w < 開く...> ボタンをし 上記 microsd カードをパソコンに接続する で保存した ID-31 の設定ファイル (ICF ファイル ) を選択します e <OK> をしてクローニングメニューを表示させます 3
microsd カードを使ってクローニングする ( つづき ) クローニングするときのご注意 ID-31 のデータを消失させないために microsd カードに保存した設定ファイル (ICF ファイル ) をパソコンにコピーし CS-31 に読み込んでから 編集を開始してください microsd カードに保存したデータをパソコンにバックアップしておくと microsd カード内のデータを削除したときでもデータを復活できます microsd カードの取り付け 取り外しは ID-31 の電源を切った状態で行ってください 設定データを microsd カードに保存中 及び設定データを ID-31 に読み込んでいる時は 絶対に無線機の電源を切らないでください 途中で電源を切ると データが消失する原因になります クローニングのしかた CS-31 で編集したメモリーチャンネル MENU 画面内の各設定 レピータリストなどの設定データを microsd カードを使って ID-31 にクローニングする場合は 下記の手順にしたがって操作してください パソコン上の ICF ファイルを microsd カードにコピーする q CS-31 で編集したデータを CS-31 の [ 名前をつけて保存 (A)...] もしくは [ 上書き保存 (S)] を実行し ICF ファイル形式でパソコンの任意のフォルダー ([ ドキュメント ] など ) に保存します w 保存した ICF ファイルを microsd カード内の [Setting] フォルダーにコピーします e ICF ファイルの入った microsd カードを ID-31 に取り付けて ID-31 の 設定ロード を実行すると クローニングが完了です (MENU > SD カード > 設定ロード ) ご注意 ID-31 の 設定ロード を実行すると ICF ファイルの設定データが ID-31 の現在のデータに上書きされますのでご注意ください 読み込む内容は 全て 自局設定以外 レピータリストのみ から選択できます レピータリストだけを読み込む場合は レピータリストのみ を選択します レピータの SKIP 設定を保持してクローニングできます レピータの SKIP 設定を残しますか? 画面で はい を選択すると ID-31 で設定したレピータリストのスキップ設定を保持してクローニングします 詳しくは ID-31 の電子版取扱説明書をご覧ください クローニングしたい ICF ファイルを入れる r ID-31 の電源を入れなおすと クローニングした内容で運用していただけます 4
OPC-2218LU を使ってクローニングする OPC-2218LUを使ってクローニングする場合は 次のステップにしたがって操作してください ステップ1 パソコンと無線機をOPC-2218LUで接続する ステップ2 イニシャルセットアップをおこなう ステップ3 クローニングをおこなう ( 本書 P6ページ ) パソコンと無線機を OPC-2218LU で接続する q USBドライバーをインストールする USBドライバーの最新版と USBドライバーインストールガイド は 弊社ホームページよりダウンロードしてください ダウンロード方法について詳しくは OPC- 2218LUの取扱説明書をご覧ください w ID-31の電源が切れているか確認します e OPC-2218LUを右図のように接続します r を長く押してID-31の電源を入れます イニシャルセットアップ画面について CS 31 を起動すると イニシャルセットアップ 画面を表示します 本ソフトウェアをご使用になる前に ご使用になる ID-31 のバージョン情報を取得するためイニシャルセットアップをしてください ご注意 はじめてご使用いただくとき イニシャルセットアップせずに起動すると 設定画面に表示されず 編集できない項目がありますのでご注意ください q COM ポート と表示されたラジオボタンをします w COM ポート番号を直接入力するか をすると表示されるドロップダウンリストから ID-31 が接続されているパソコンのシリアル (COM) ポート番号を選択します COM ポート番号の確認は USB ドライバーインストールガイド をご覧ください e <OK> をしてクローニングメニューを表示させます 5
OPC-2218LU を使ってクローニングする ( つづき ) クローニングするときのご注意 ID-31 のデータを消失させないために ID-31 に設定されているデータを CS 31 に読み込んでから 編集を開始してください ID-31 に設定されているデータを パソコンにバックアップしておくと ID-31 のデータを消失したときでもデータを復活できます クローニングデータの読み込みや書き込み中は 絶対に ID-31 またはパソコンの電源を切らないでください 途中で電源を切ると データが消失する原因になります 不用意に電波を送出することを防ぐため ID-31 の DV データ送信 の設定が PTT になっていることを確認してから クローニングを開始してください (MENU > DV 設定 > DV データ送信 ) クローニングのしかた CS-31 で編集したメモリーチャンネル MENU 画面内の各設定 レピータリストなどの設定データを OPC- 2218LU を使って ID-31 にクローニングする場合は 下記の手順にしたがって操作してください q CS-31のをするか [ クローン (C)] メニューの [ 読み込み 無線機 (R)] を選択すると 読み込みを開始します または をするか [ ファイル (F)] メニューの [ 開く (O)] を選択し ID-31に読み込みたい ICFファイルを開きます w CS-31で設定データを編集します 編集方法について詳しくは CS-31のヘルプをご覧ください e をするか [ クローン (C)] メニューから [ 書き込み 無線機 (W)] を選択すると ID-31 への書き込みを開始します ご注意 書き込みを実行すると ID-31 の現在のデータにすべて上書きされますのでご注意ください rid-31 の電源を入れなおすと クローニングした内容で運用していただけます 6
最新の設定ファイル レピータリストをダウンロードする CS-31 を使って設定ファイルを 編集する ここでは 弊社ホームページから最新の設定ファイル (ICF ファイル ) とレピータリスト (CSV ファイル ) をダウンロードする手順について説明します ここでは 弊社ホームページからダウンロードした設定ファイル (ICF ファイル ) を編集する手順について説明します アイコムホームページ http://www.icom.co.jp/d-starsite/ q弊社ホームページからダウンロードした下記のファイルをダブルすると ファイルが解凍され ダウンロードしたファイルと同じ場所に 31_J_111020 フォルダーが作成されます ファイル名 :31_J_111020.exe 更新日により異なります 本書では ファイル名が 31_J_111020.exe の場合を例に説明します ご参考 ダウンロードした EXE ファイルは 設定ファイル (ICF ファイル ) とレピータリスト (CSV ファイル ) を格納しています < 設定ファイル (ICF ファイル )> 設定ファイル (ICF ファイル ) には ID-31 の全設定データを収録しています 編集方法 ( 本ページ ) クローニング方法 ( 本書 P4 6 ページ ) ファイル名 :31_J_111020.icf 1. 設定ファイル (ICF ファイル ) を編集する 設定ファイル (ICF ファイル ) の編集を始める前に CS-31 のイニシャルセットアップをしてください ( 本書 P3 5 ページ ) q CS-31のをするか [ ファイル (F)] メニューの [ 開く (O)...] をし 左記の 最新の設定ファイル レピータリストをダウンロードする で保存した設定ファイル (ICFファイル) を選択します wcs-31を使用して 各設定項目の編集をします 編集方法について詳しくは CS-31のヘルプをご覧ください 2. 設定ファイル (ICF ファイル ) を保存する CS-31 で編集したデータを CS-31 の [ 名前をつけて保存 (A)...] もしくは [ 上書き保存 (S)] を実行し ICF ファイル形式でパソコンの任意のフォルダー ([ ドキュメント ] など ) に保存します 保存した ICF ファイルを ID-31 にクローニングする手順について詳しくは 本書 4 ページ 6 ページをご覧ください 更新日により異なります < レピータリスト (CSV ファイル )> レピータリスト (CSV ファイル ) には レピータリストだけを収録しています 編集方法 ( 本書 P9 ページ ) インポート方法 ( 本書 P8 ページ ) エクスポート方法 ( 本書 P9 ページ ) ファイル名 :31_RptList_J_111020.csv ご注意 出荷時の状態に戻したいときは ID-31 の電子版取扱説明書 4 章に収録している ICF ファイル をパソコンの任意のフォルダー ([ ドキュメント ] など ) に保存し ID-31 へクローニングしてください 更新日により異なります w 31_J_111020 フォルダーにある設定ファイル (ICF ファイル ) とレピータリスト (CSV ファイル ) をパソコンの任意のフォルダー ([ ドキュメント ] など ) に保存します 7
レピータリストをインポートする ここでは 弊社ホームページからダウンロードしたレピータリスト (CSV ファイル ) を CS-31 にインポートする手順について説明します OPC-2218LU を使ってクローニングする場合 レピータリストだけを上書きするには 左記の手順にしたがって操作してください 1. ID-31 のデータを読み込む ID-31 に設定されているデータを CS-31 に読み込みます ID-31 のデータを消失させないために インポートする前に CS-31 に読み込んだデータをパソコンに保存しておく事をおすすめします <CS 31 ツリービュー画面 > 2. レピータリスト (CSV ファイル ) をインポートする qcs 31 のツリービュー画面から [ レピータリスト ] フォルダーまたは各レピータグループを選択します w CS-31 の [ ファイル (F)] メニューの [ インポート (I)] を選択し [ 全て (A)...] を選択します CSV ファイルのレピータ情報をグループ番号にしたがい レピータグループに振り分けて取り込みます ご注意 [ グループ (G)... ] を選択すると 手順 1 で選択したレピータグループに CSV ファイルのすべてのレピータ情報を取り込みますのでご注意ください 手順 q で [ レピータリスト ] フォルダーを選択したときは [ グループ (G)...] は選択できません e ファイルを開く 画面を表示しますので 本書 7 ページの 最新の設定ファイル レピータリストをダウンロードする で保存したレピータリスト (CSV ファイル ) を選択し 開く (O) をします r ファイルからインポートします 画面を表示しますので OK をします t レピータの USE(FROM) 設定を残しますか? 画面を表示しますので はい (Y) または いいえ (N) を選択してします はい ( Y) :CS-31 で設定したレピータリストの [USE(FROM)] 設定を保持してインポートします いいえ (N): CSV ファイルの設定データをすべてインポートします y レピータリストに登録されているレピータ情報が読み込まれ インポートが完了です [ レピータリスト ] フォルダー レピータグループ 選択 レピータリストを ID-31 にクローニングする手順について詳しくは 本書 6 ページをご覧ください レピータリストを編集またはエクスポートする手順について詳しくは 本書 9 ページをご覧ください 8
レピータリストを編集してエクスポートする ここでは CS-31 でレピータリストを編集して CSV ファイル形式でエクスポートする手順について説明します 1. レピータリストを編集する qcs 31 のツリービュー画面から 任意のレピータグループフォルダーを選択します レピータリストを表示します wレピータリストの各設定項目の編集をします 編集方法について詳しくは CS-31 のヘルプをご覧ください <CS 31 ツリービュー画面 > 2. レピータリストをエクスポートする qcs 31のツリービュー画面から [ レピータリスト ] フォルダーまたは各レピータグループを選択します w CS-31の [ ファイル (F)] メニューの [ エクスポート (E)] を選択し [ グループ (G)...] または [ 全て (A)...] を選択します 手順 qで [ レピータリスト ] フォルダーを選択したときは [ グループ (G)...] は選択できません グループ (G)...: 選択しているレピータグループに登録したレピータ情報だけ CSVファイルに出力します 全て (A)... : すべてのレピータグループに登録したレピータ情報をCSVファイルに出力します ただし チャンネルが含まれていないレピータグループは出力しません e 名前を付けて保存 画面を表示しますので 手順 1. で編集したデータに名前をつけ CSV ファイル形式でパソコンの任意のフォルダー ([ ドキュメント ] など ) に保存するとエクスポートが完了です [ レピータリスト ] フォルダー レピータグループ 9