1. 製品及び会社情報 製品名 :ADP-Hexokinase (ADP-HKPⅡ) 製品コード :T-92 会社名 : 旭化成ファーマ株式会社 住所 : 東京都千代田区神田神保町一丁目 105 番地 担当部門 : 診断薬製品部 電話番号 :03-3296-3618 FAX 番号 :03-3296-3682 メールアドレス :shindan@om.asahi-kasei.co.jp 緊急連絡先 : 診断薬製品部 緊急連絡先電話番号 :03-3296-3618 推奨用途および使用上の制限 : 臨床診断薬用酵素 整理番号 :HC09-033 2. 危険有害性の要約 最重要危険有害性及び影響健康への有害性環境影響物理的及び化学的危険性 GHS 分類 : 通常の取扱いでは 有害性は低いと予測される 粉塵等の接触および吸入により目 皮膚 呼吸器等を刺激したり 軽度なアレルギー反応を起こす可能性がある : 生分解性があり 蓄積性はない 魚毒性は低いと考えられる : 通常の取扱いでは 火災の危険性は極めて低い : 分類基準に該当しない 3. 組成 成分情報 単一製品 混合物の区別 : 混合物 化学名 :ADP 依存性ヘキソキナーゼ酵素番号 :EC 2.7.1.147 成分及び含有量 < 組成 > < 主たる成分 > < 含有量 > <その他 > タンパク質 酵素蛋白 55~91% 添加物 有機塩類 7~14% 官報公示整理番号 < 化審法 > < 安衛法 > CAS No. :173585-07-4 1 / 6 ページ
4. 応急措置 吸入した場合皮膚に付着した場合目に入った場合飲み込んだ場合応急措置をする者の保護 : 多量に吸入し 症状が出た場合は 新鮮な空気の場所に移動させ安静にし 必要に応じて医師の診断を受ける : 多量の水および石鹸で洗い流す アレルギーなどの症状が出た場合は必要に応じて医師の診断を受ける : 直ちに清潔な水で洗眼する 異常があれば医師の診断を受ける : 水でよく口の中を洗浄する 症状があるときは 医師の手当を受ける 5. 火災時の措置 消火剤特定の消火方法 消火を行う者の保護 : 水 粉末消火薬剤 二酸化炭素 乾燥砂 : 消火作業は可能な限り風上から行う 移動可能な容器は 速やかに安全な場所に移す 火災発生場所の周辺に関係者以外の立ち入りを禁止する 火元への燃焼源を断ち 適切な消火剤を使用して消火する 消火のための放水等により 環境に影響を及ぼす物質が流出しないように適切な処置をする 初期消火には 水 粉末消火剤を用いる 大規模火災の場合は 耐アルコール泡で一挙に消火する 容器周辺が火災のときは 容器を安全な場所に移動する 移動ができないときは 容器に水を注水して冷却する : 呼吸用保護具を着用する 6. 漏出時の措置 人体に対する注意事項環境に対する注意事項除去方法二次災害の防止策 : 多量の粉塵が舞うような処理作業の際は 保護メガネ 保護マスク 保護手袋などの保護具を着用し 人体への付着を防止する : 取扱い時は 細心の注意を図り 大量の製品飛散 流出を防ぐ 製品を多量に含んだ排水が 直接河川等に排出されるなど環境への影響を起こさないように注意する : 大量の場合は 電気掃除機 ほうき等で掃き集め 袋または空容器等に入れ 廃棄にそなえて保管する 少量の場合は 多量の水で溶かしながら流失させる : 付近の着火源となるものを速やかに取り除くとともに消火剤を準備する 2 / 6 ページ
7. 取扱い及び保管上の注意 取扱い技術的対策注意事項保管技術的対策適切な保管条件混触禁止物質安全な容器 包装材料 : 冷暗所 (-20~-80 ) より製品を取り出す場合は 吸湿を防ぐため 容器中の製品が室温に戻ったことを確認の上 開栓する 吸い込んだり 目 皮膚及び衣類に触れないように適切な保護具を着用する : 湿気のないできるだけ換気の良い場所で取り扱う また 取扱場所の近くに 洗眼 手洗いを行うための設備を設置する 取扱い後は手洗いを励行する 容器を転倒させ 落下させ 衝撃を加え また引きずるなどの粗暴な取扱いをしない : 火気注意 : 容器は直射日光を避け 乾燥剤の条件下で密閉した状態で 冷暗所 (-20~-80 ) で保管する : 特に指定なし 8. 暴露防止及び保護措置 設備対策 : 取扱いについては 粉が軽く舞い上がりやすいので 製品扱い は風の当たらない場所で取り扱う 必要により密閉された装置 機器 または局所排気装置 ( ドラフトなど ) を使用する 管理濃度 : 設定なし 許容濃度 : 設定なし 日本産業衛生学会 (2006 年度版 ) : 第 3 種粉塵 8mg/m 3 ( 総粉塵 ) 2mg/m 3 ( 吸入性粉塵 ) ACGIH(2006 年度版 ) : 一般粉塵 10mg/m 3 ( 総粉塵 ) 3mg/m 3 ( 吸入性粉塵 ) 保護具 呼吸器の保護具 : 必要に応じて防塵マスク 手の保護具 : 必要に応じて保護手袋 目の保護具 : 必要に応じて保護メガネ 皮膚及び身体の保護具 : 必要に応じて保護衣 保護長靴 9. 物理的及び化学的性質 物理的状態 : 固体 形状 : 粉末 ( 凍結乾燥品 ) 色 : 白色 臭い密度 ( 比重 ) : わずかに特有の臭いあり 3 / 6 ページ
溶媒に対する溶解性 : 水に易溶 有機溶剤には難溶 物理的状態が変化する温度 / 温度範囲 沸点 融点 発火点 爆発特性 下限 上限 比重 ( 又は密度 ) 10. 安定性及び反応性 安定性 : 冷暗所 (-20 ) で一年間 反応性 : 自己反応性なし 避けるべき条件 : 高温多湿および吸湿に注意 ( 酵素活性の失活 ) 避けるべき物質 危険有害分解生成物 11. 有害性情報 急性毒性局所 ( 皮膚 目等 ) 影響感作性変異原性生殖発生毒性 12. 環境影響情報 残留性 / 分解性生体蓄積性生態毒性魚 : 本物質は 生分解性良好である 13. 廃棄上の注意 4 / 6 ページ
焼却処理するか 都道府県知事の許可を得た廃棄物処理業者に委託処理する 本物質の水溶液は活性汚泥により処理することが出来る 空容器を廃棄するときは 水洗し内容物を除去した後 処分する 14. 輸送上の注意 国内法規制同法の規定に従った容器 積載方法により輸送する 国際規制 IMDG( 国際海上危険物規則 ) コード ICAO-TI( 国際民間航空機関技術指針 ) IATA-DGR( 国際航空運送協会危険物規則 ) 国連分類 国連番号 国内規制 輸送の特定の安全対策及び条件 : 冷凍保存輸送前に容器の破損 腐食 漏れ等のないことを確かめる 転倒 落下 損傷のないように積み込み 荷崩れ防止を確実に行う 15. 適用法令 化学物質管理促進法 (PRTR) 安衛法および毒物 劇物取締法に於けるMSDS 対象非該当 (PRTR 該当物質は含んでおりません ) 16. その他の情報 記載内容の問い合わせ先 5 / 6 ページ : 旭化成ファーマ株式会社診断薬製品部
電話番号 :03-3296-3618 FAX 番号 :03-3296-3682 改版の記録 : 作成 1999/04/06 : 最新改訂 2010/08/02 本 ( MSDS ) は 現時点で入手できる最新の資料 データに基づいて作成しており 新しい知見により改訂されることがあります また MSDS 中の注意事項は通常の取扱いを対象にしたものです 製品使用者が特殊な取扱いをされる場合は用途 使用法に適した安全対策を実施の上 製品を使用して下さい また 当社は MSDS 記載内容について十分注意を払っていますが その内容を保証するものではありません 6 / 6 ページ