1. 基本的な機器オペレーションのために 1-1. 機器への接続 機器への接続方法は 以下の 2 通りがあります シリアルポートを使用してログインする LAN 経由で Telnet または SSH を使用して仮想 Interface からログインする 工場出荷時は装置の IP アドレスが設定されていないので Telnet, SSH ではログインできません この資料では シリアルポートを使用する場合の方法を説明します 1-1-1. 物理要件 対象機器への物理的な接続方法 コンソール端末と GenieATM 装置背面のシリアルポートを専用のコンソールケーブル (DSub9Pin メス / メス ) で接続します - 装置側シリアルポートの仕様 :UART 16550 - ポート形状 :9pin オス - ケーブルコネクタ形状 :9pin メス x 2 コンソール端末にシリアルポートがない場合は USB-Serial 変換ケーブル ( 例 ) を使用して USB ポートに接続します シリアルケーブルが無い場合は お客様承諾の元 作業端末をネットワークに接続します コンフィグのバックアップ リストア時には 作業 PC と FTP サーバを UTP ケーブルで接続しますが 作業 PC と FTP サーバとの直接 の UTP 接続環境が無い場合は お客様承諾の元 作業端末と FTP サーバをネットワーク接続します 1-1-2. CLI アクセス コンソール端末側で TerTerm を起動します - 新しい接続画面で 正しい通信ポートを選択する ( 以下は USB 接続の例 ) 以下の手順で装置にログインし enable mode ( 特権モード ) に移行します 1 装置前面の電源ボタンを押下 2 装置前面の Power LED が青点灯することを確認 3 コンソールに Genie 初期画面が表示されることを確認 4 Login ID Password を入力 (Default: ID = genie, Password = genie) 5 normal mode プロンプト > の後に "enable" と入力 6 Password: の後に "default" と入力
7 enable mode プロンプト # が表示されることを確認 以上でログインと enable mode への移行が完了し CLI コマンドの入力が可能になります 1-1-3. GUI アクセス 装置を LAN に接続し CLI (enable mode ) で IP address を設定します ブラウザから GUI にアクセスし 以下の手順でログインします 1 URL に "http:// ( CLI で設定した IP アドレス )" を入力 2 Username ( Default = admin ) Password (Default = admin ) を入力し Go ボタンをクリック
ほかの人が同じ Username ですでにログインしているときは 以下のアラートがポップアップ表示されます ログイン中のセッションを強制的 に終了し 新たにログインもよい場合は " Kick the user out and force into system " をクリックして ログインを続行します 設定を変更すること で このアラートを出さずに同じ Username でログインを許可することも可能です (Default ではアラートを出します ) 3 ブラウザに小ウィンドウが表示された後 GUI 初期画面 "Status > Summary" が表示されることを確認
作業を終了したら以下の手順で GUI からログアウトします - ログアウトする場合は 画面右上の "Logout" の文字をクリック ログアウトが完了したら 以下のポップアップメッセージが表示されます Closed ボタンをクリックして ウィンドウを閉じます
1-2. CLI / GUI 操作の概要 1-2-1. CLI の概要 enable mode - 装置の再起動 / 遮断 database の initialize/stop 論理 disk のフォーマット等を行うときに使用します - プロンプト # のあとにヘルプコマンド "?" を入力すると 使用できるコマンド一覧が表示されます config mode - コンフィグレーションを投入する場合のモードです IP address Default gateway disk mount 等の設定で使用します - CLI の enable modeで "configure terminal" コマンドを実行します - プロンプト "(config)#" が表示されます ( 青字が入力部分です ) コンフィグレーション投入例 - ethernet port 0 に IP address netmask を設定する例 ( 青字が入力部分です )
コンフィグレーションの確認方法 ( 例 ) - Runnnig config ( 稼働中のコンフィグレーション ) の確認 ( 青字が入力部分です ) - Startup config ( 次回起動時のコンフィグレーション ) の確認 ( 青字が入力部分です ) 1-2-2. GUI の概要
起動時の確認項目 - 初回ログイン後は 以下の項目を確認してください 1 OS のバージョン - 初期画面上部に表示されるバージョンと enable mode の "show_version" で表示されるバージョンが一致していることを確 認 2 System status を確認 - 初期画面で "System" タブをクリック - Contoller の "Status" ボタンをクリック
- 別ウィンドウで表示されるハードウェア情報の Status が ok, ns, nc であることを確認 3 IPv6 が有効になっていることを確認 - 画面左メニューの "Snapshot" をクリック - "IP Version" のプルダウン メニューで IPv6 が選択できることを確認
4 Mitigation が有効になっていることを確認 - 画面左メニューに "Mitigation" が表示されていることを確認 5 Controller の登録状況を確認 - 画面左メニューで "System Admin >Device > Controller" の順にクリック - すべての項目で情報が表示され ( ブランクがない ) "Operation Status : up" になっていることを確認
6 Collector の登録状況を確認 - 画面左メニューで "System Admin >Device > Collector" の順にクリック - Model ( 型番 ) が正しく表示され "Operation Status : up" になっていることを確認 7 Country List を確認 - 画面左メニューで "System Admin >Preference > Name Mapping" の順にクリック - 上部の "IP to Area" タブをクリック
- Begin IP End IP Area Code ( 国コード ) Area ( 国名 ) の情報がすべて表示されていることを確認 1-3. 機器の電源 OFF/ON/ 再起動の方法 再起動 - 装置を再起動するには enable mode で "reload now" コマンドを入力します 遮断 ( 電源 OFF) - 装置を遮断 ( 電源 OFF ) するには enable mode で "shutdown now" コマンドを入力します