HP シンクライアントイメージ入れ替え手順書 目次 はじめに 2 本書の取り扱いについて 3 HP のイメージの種類と特長 4 イメージの入れ替えマトリックス 4 イメージ入れ替え手順 5 1. イメージのダウロード 5 2.USB メモリに展開 7 3.USB メモリからイメージをリストア 7
はじめに 本資料は HP シンクライアントのイメージを入れ替える手順を記載した手順書です Windows Embedded Standard 7 がインストールされたシンクライアントを Linux ベースの HP ThinPro イメージに差し替えてゼロクライアント化することが可能です これにより 将来的に変化するシステムや ニーズの変化 また部署による異なる機種の要望 などに柔軟に対応させることが可能です 2
本書の取り扱いについて 本書は 日本ヒューレット パッカード株式会社が販売する製品を検討されているお客様が実際のご利用方法に合わせた設定を行う際に役立つ手順の一例を示すものです いかなる場合においても本書の通りになる事を保証するものではありません 本書の内容は 将来予告なしに変更されることがあります HP 製品およびサービスに対する保証については 該当製品およびサービス保証規定書に記載されています 本書のいかなる内容も 新たな保証を追加するものではありません 本書の内容につきましては万全を期しておりますが 本書中の技術的あるいは校正上の誤り 省略に対して責任を負いかねますのでご了承ください この文書の著作権は日本ヒューレット パッカード株式会社に帰属します 日本ヒューレット パッカードの許可なく一部または全体の複製 転載 編集等を行うことや 許可されていない第三者への開示等の行為全てを禁止します 本文中使用される企業名 製品名 商標などはそれを保持する企業 団体に帰属します Copyright 2014 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
HP のイメージの種類と特長 HP シンクライアントは その用途 目的に応じて複数のイメージを揃えています イメージの入れ替えマトリックス HP シンクライアントはイメージを入れ替えて利用することが可能です これにより 将来的なシステムの変更や ニーズの変化に柔軟に対応することが可能です 入れ替えのマトリックスは以下の通りです t620/t610/t520/t510 To WE8S ( 注 1) WES 7 WES 2009 ( 注 1) HP ThinPro ( 注 2) HP Smart Zero ( 注 2) WE8S ( 注 1) NA WES 7 NA From WES 2009 ( 注 1) NA HP ThinPro ( 注 2) NA HP Smart Zero ( 注 2) NA ( 注 1) Windows Embedded 8 Standard および Windows Embedded Standard 2009 には対応していない機種があります ( 注 2) ThinPro 5.0 (T6X50034) および Smart Zero 5.0 (Z6X50034) から ThinPro と Smart Zero の間での変更はモードの切り替えだけで対応できるようになりました ThinPro5.0 と Smart Zero5.0 の差異はイメージリストア直後の初期状態のユーザーインターフェイスのモードの違いとなります ThinPro5.0 と Smart Zero5.0 の間で変更をするには 管理者モードの ThinPro の構成 ツールにて ThinPro に切り替える または Smart Zero に切り替える ボタンをクリックしてください また Windows Embedded でご購入いただいた HP シンクライアントへ ThinPro または Smart Zero をインストールし 4
たあと Windows Embedded へ戻す際には Windows Embedded のリカバリーの前に 必ず ThinPro または Smart Zero インストール時に HP シンクライアントに作成されたパーティションをクリアしてから Windows Embedded のリカバリーを実行してください t410 シリーズの搭載イメージは HP Smart Zero のみで ThinPro や WES イメージは提供していません イメージ入れ替え手順 入れ替えたいイメージの USB メモリを作成し その USB メモリからシンクライアントをリストアすることで イメージが入れ替わります HP t610 を例に 以下にその手順を示します 1. イメージのダウロード 日本 HP サポート & ドライバーのページから当該シンクライアントのイメージを検索し ダウンロードします http://www8.hp.com/jp/ja/support-drivers.html 検索したい製品名を入力して検索します ( 例 :t610) 一番上に表示されるリンクをクリックします
入れ替えたいイメージをクリックします その機種 そのイメージ用に用意されているドライバーやソフトウェア の一覧が表示されます オペレーティング システム - 機能拡張および QFEs から目的のイメージの Softpaq をダウンロードしてください 6
ひとつのイメージに対して複数の Softpaq が提供されている場合 ( 説明欄に例えば ( パート 1/3) と記載されているような場合 ) には イメージを分割して複数の Softpaq で提供しておりますので 分割された Softpaq をすべてダウンロードしてください 2.USB メモリに展開 リストア用の USB 作成ツールは PC で実行して使用します USB メモリを PC に接続します ダウンロードした exe ファイルを 管理者として起動 します ウィザードが起動しますので 画面の指示に従ってください ウィザードが完了すると 複数の Softpaq でイメージを提供している場合には 実行する必要がある残りの Softpaq が表示されますので 順次実行してください USB メモリの作成準備が整うと以下のようなダイアログが表示されますので USB Format をクリックし PC に接続した USB メモリをイメージリストア用にフォーマットします 3.USB メモリからイメージをリストア ThinPro/Smart Zero をリストアする場合 作成した USB メモリを電源が入っていない当該シンクライアントに挿し 起動します 画面の指示に従い Y を入力し Enter キーを押すとイメージのリストアが開始されます イメージのリストアが完了したら USB メモリを抜き Enter を押します システムが再起動され イメージの入れ替えは完了です WE8S/WES7/WES2009 をリストアする場合 リストア前に ThinPro または Smart Zero を実行していた場合には 事前に当該シンクライアントを Windows PE で起動し diskpart コマンドを使用して内蔵フラッシュディスクのパーティションをクリアしておいてください 作成した USB メモリを電源が入っていない当該シンクライアントに挿し 起動します 画面の指示に従い Y を 2 回押すとイメージのリストアが開始されます イメージのリストアが完了したら画面の指示に従い USB メモリを抜いてから S を押します システムがシャットダウンされますので再度電源を投入します 起動時に Windows のセットアップが開始され これが終了するとイメージの入れ替えは完了です HP シンクライアントに関する情報 http://www.hp.com/jp/thinclient Doc#00023