Microsoft Word - 80c08d3be78df73e f4a4e8a8940ab000fdaa2e doc

Similar documents
Microsoft Word - TC4013BP_BF_J_P9_060601_.doc

Microsoft Word - TA79L05_06_08_09_10_12_15_18_20_24F_J_P11_070219_.doc

Microsoft Word - TC4017BP_BF_J_P10_060601_.doc

Microsoft Word - TC4011BP_BF_BFT_J_P8_060601_.doc

Microsoft Word - TC4538BP_BF_J_2002_040917_.doc

TC74HC00AP/AF

Microsoft Word - TC74HCT245AP_AF_J_P8_060201_.doc

TC74HC14AP/AF

Microsoft Word - TC74HC245_640AP_AF_P8_060201_.doc

Microsoft Word - TC74HC107AP_AF_J_P9_060201_.doc

TC74HC4017AP/AF

TC7WT126FU

TA78L05,06,07,08,09,10,12,15,18,20,24F

TC74HCT245AP/AF

TC74HC109AP/AF

TC74HC245,640AP/AF

TC74HC112AP/AF

Microsoft Word - f203f5da7f8dcb79bcf8f7b2efb0390d406bccf30303b doc

TLP521-1,TLP521-2,TLP521-4 東芝フォトカプラ赤外 LED + フォトトランジスタ TLP521-1,TLP521-2,TLP521-4 電子計算機の I / O インタフェース システム機器や計測器のノイズカット 各種コントローラ 複写機 自動販売機 電位が異なる回路間の信

TA7805,057,06,07,08,09,10,12,15,18,20,24F

TC4093BP/BF

TC74HC4511AP/AF

The DatasheetArchive - Datasheet Search Engine

TA7774PG/TA7774FG/TA7774FAG

Microsoft PowerPoint - TLP184,185_TLP290,291 比較表 ppt

TC7SET08FU_J_

2SK2313

ブロック図 真理値表 入力出力 OUTn (t = n) CLOCK LATCH ENABLE SERIAL-IN OUT 0 OUT 7 OUT 15 SERIAL OUT H L D n D n D n 7 D n 15 D n 15 L L D n No Change D n 15 ( 注 )

TC7SZU04AFS_J_

The DatasheetArchive - Datasheet Search Engine

TC7SHU04FU_J_

TA78L005,006,007,075,008,009,10,12,132,15,18,20,24AP

TC7SET125FU_J_

TC74HC7266AP/AF 東芝 CMOS デジタル集積回路シリコンモノリシック TC74HC7266AP,TC74HC7266AF Quad Exclusive NOR Gate TC74HC7266A は シリコンゲート CMOS 技術を用いた高速 CMOS エクスクルーシブ NOR ゲート

ブロック図 真理値表 STEP CLOCK LATCH ENABLE SERIAL IN OUT 0 OUT5 OUT 7 SERIAL OUT 1 UP H L D n D n D n 5 D n 7 D n 7 2 UP L L D n+1 No change D n 6 3 UP H L D

TA8429H/TA8429HQ

暫定資料 東芝フォトカプラ GaAlAs LED + フォト IC TLP250 TLP250 汎用インバータ エアコン用インバータ パワー MOS FET のゲートドライブ IGBT のゲートドライブ 単位 : mm TLP250 は GaAlAs 赤外発光ダイオードと 高利得 高速の集積回路受光

TC74LCX245F/FT/FK

DF10G5M4N_J_

TC4017BP/BF

DF2B29FU_J_

DF2B6.8FS_J_

TBD62089APG

The DatasheetArchive - Datasheet Search Engine

TC7SZ125FU_J_

TC74HC373AP/AF

TC74VHC595F/FT/FK

TC74HCT245AP/AF

TC74HC4017AP/AF

TC74HC107AP/AF

Microsoft Word - NJM7800_DSWJ.doc

TTD1415B_J_

NJM 端子負定電圧電源 概要 NJM7900 シリーズは, シリーズレギュレータ回路を 1 チップ上に集積した負出力 3 端子レギュレータ IC です 放熱板を付けることにより,1A 以上の出力電流にて使用可能です 用途はテレビ, ステレオ等の民生用機器から通信機, 測定器等の工業用電

TLP250

TC7SP57,58FU

TC74HC4051,4052,4053AP/AF/AFT

2SC5200N_J_

TTD1409B_J_

絶対最大定格 (T a =25 ) 項目記号定格単位 入力電圧 V IN 消費電力 P D (7805~7810) 35 (7812~7815) 35 (7818~7824) 40 TO-220F 16(T C 70 ) TO (T C 25 ) 1(Ta=25 ) V W 接合部温度

TLP421

TTB1067B_J_

NJM78M00 3 端子正定電圧電源 概要 NJM78M00 シリーズは,NJM78L00 シリーズを更に高性能化した安定化電源用 ICです 出力電流が 500mA と大きいので, 余裕ある回路設計が可能になります 用途はテレビ, ステレオ, 等の民生用機器から通信機, 測定器等の工業用電子機器迄

74LCX04FT_J_

TA7805,057,06,07,08,09,10,12,15,18,20,24F

TRS3E65F_J_

TA78M05,06,08,09,10,12,15,18,20,24F

TC74HC4060AP/AF

Microsoft Word - SRC_TA7368FG-TA7368PG_JA_11879.doc

TTC004B_J_

NJM78L00 3 端子正定電圧電源 概要高利得誤差増幅器, 温度補償回路, 定電圧ダイオードなどにより構成され, さらに内部に電流制限回路, 熱暴走に対する保護回路を有する, 高性能安定化電源用素子で, ツェナーダイオード / 抵抗の組合せ回路に比べ出力インピーダンスが改良され, 無効電流が小さ

TC74VHC74F/FT/FK

uPC258,4558 DS

TC74HC221AP/AF

uPC1093 DS

TPC8107

NJM78L00S 3 端子正定電圧電源 概要 NJM78L00S は Io=100mA の 3 端子正定電圧電源です 既存の NJM78L00 と比較し 出力電圧精度の向上 動作温度範囲の拡大 セラミックコンデンサ対応および 3.3V の出力電圧もラインアップしました 外形図 特長 出力電流 10

TC74HC4511AP/AF

TC74VHC123,221AF/AFT/AFK

GT40QR21_J_

TA78033,04,05,07,08,09AF

TC74HC123AP/AF

GT60PR21_J_

74LCX125FT_J_

TC7WBL3305CFK,TC7WBL3306CFK_J_

TLP560J 東芝フォトカプラ赤外 LED + フォトトライアック TLP560J トライアックドライバ プログラマブルコントローラ AC アウトプットモジュール ソリッドステートリレー 単位 : mm TLP560J は フォトトライアックと GaAs 赤外発光ダイオードを光結合させた 6PIN

暫定資料 東芝フォトカプラ GaAlAs 赤外 LED + フォト IC T L P TLP351 汎用インバータ エアコン用インバータ IGBT のゲートドライブ 単位 :mm TLP351 は GaAlAs 赤外発光ダイオードと 高利得 高速の受光 IC チップを組み合わせた 8PI

TLP521-1,TLP521-2,TLP521-4

TB6612FNG

DF2B26M4SL_J_

TK50P04M1_J_

TLN110(F)

Microsoft PowerPoint - m54583fp_j.ppt

TC74VHC4051A,4052A,4053AF/FT/FK

NJU72501 チャージポンプ内蔵 圧電用スイッチングドライバ 概要 NJU72501はチャージポンプ回路を内蔵し 最大で3V 入力から 18Vppで圧電サウンダを駆動することができます このチャージポンプ回路には1 倍 2 倍 3 倍昇圧切り替え機能を備えており 圧電サウンダの音量を変更すること

RD2.0S~RD150S DS

TLP240D,TLP240DF_J_

TPD1032F_J_P10_030110

S1F77330 シリーズ USB 用バススイッチ IC 2 to 1 Bus Switch 概要 S1F77330 シリーズは USB アプリケーションに適したバススイッチ IC です CMOS プロセスを採用しているため 低消費電力を特徴としています パッケージは小型の WCSP を採用している

TPCA8056-H_J_

Transcription:

東芝バイポーラ形リニア集積回路シリコンモノリシック DC モータ用シーケンシャルデュアルブリッジドライバ ( 正 逆 切り替えドライバ ) は 正 逆転切り替え用として最適なブリッジドライバで正転 逆転 ストップ ブレーキの 4 モードがコントロールできます 出力電流は 1.0A (AVE.) および 2.0A (PEAK) 取り出せます 特に VTR のフロントローディング テープローディング用として最適な回路構成であり出力側と制御側の二系統電源端子を有しており かつ出力側にはモータ電圧を制御できる Vref 端子を有することによりモータの電圧調整が容易になっております また入力電流が少なく CMOS との直結が可能です 特長 質量 : 2.47 g ( 標準 ) 動作電源電圧範囲 : VCC (opr) = 4.5~18V : VS (opr) = 0~18V : Vref (opr) = 0~18V VCC VS はどのような大小条件でも誤動作しません ただし Vref VS となるように使用してください 出力電流 : 1.0A (AVE.) 2.0A (PEAK) 熱しゃ断回路内蔵 出力端子プロテクタ回路内蔵 貫通電流防止回路内蔵 逆起電力吸収用ダイオード内蔵 入力ヒステリシス回路内蔵 ブロック図 1

端子説明 端子番号 端子記号 端 子 説 明 1 GND GND 2 OUT2 出力端子 3 OUT3 出力端子 4 IN1 入力端子 5 IN2 入力端子 6 IN3 入力端子 7 V CC ロジック側電源端子 8 V ref 制御電源端子 9 V S 出力側電源端子 10 OUT1 出力端子 入力回路 入力回路は図のごとく ハイアクティブとなっています 規定の VIN (H) 以上の電圧が印加されればロジック H となり VIN (L) 以下の電圧あるいはグランドされれば ロジック L となります なお ロジック H のときは 入力電流 IIN が入力に流れ込みますので 前段の出力インピーダンスに注意してください 2

出力段回路図 出力 H 電圧について Vref 電圧による動作 Vref に印加した電圧は Vref 回路によって 2VBE ( 小信号 ) 高い出力が Q2 (Pw Tr.) のベース A に印加され Q2VBE 低い電圧が VOUT (H) 電圧として出力されます VOUT = Vref+2VBE-Q2VBE Vref+0.7 (V) Vref 端子について 使用しないときはオープンとせず VS 端子にショートしてください ファンクション 入 力 出 力 モード IN1 IN2 IN3 OUT1 OUT2 OUT3 M1 M2 0 0 1/0 L L L BRAKE BRAKE 1 0 0 H L CW/CCW STOP 1 0 1 L H CCW/CW STOP 0 1 0 H L STOP CW/CCW 0 1 1 L H STOP CCW/CW 1 1 1 / 0 L L L BRAKE BRAKE : ハイインピーダンス 注 : 入力は H アクティブ 3

最大定格 (Ta = 25 ) 項 目 記 号 定 格 単位 ロ ジ ッ ク 側 電 源 電 圧 V CC 25 V 出 力 側 電 源 電 圧 V S 25 V 制 御 電 源 電 圧 V ref 25 V 出 力 電 流 PEAK I O (PEAK) 2.0 ( 注 1) A AVE. I O (AVE.) 1.0 A 許 容 損 失 P D 12.5 ( 注 2) W 動 作 温 度 T opr 30~75 保 存 温 度 T stg 55~150 注 1: デューティ 1/10 100ms 注 2: Tc = 25 C 電気的特性 (Ta = 25 V CC = 12V V S = 18V) 項目記号 電源電流 入力電圧 測定回路 測定条件最小標準最大単位 I CC1 1 CW/CCW ( 出力オープン ) 17 30 I CC2 1 BRAKE ( 出力オープン ) 13 25 1 (High) V IN (H) 2 T j = 25 C 4, 5, 6 ピン 3.5 5.5 2 (Low) V IN (L) 2 T j = 25 C 4, 5, 6 ピン GND 0.8 入力電流 I IN 2 シンク V IN = 3.5V 5 20 μa 入力ヒステリシス幅 ΔV T 2 0.7 V 飽和電圧 上側残り電圧 出力トランジスタリーク電流 ダイオードフォワード電圧 上 V SAT U-1 3 下 V SAT L-1 3 上 V SAT U-2 3 下 V SAT L-2 3 V SAT U-1 3 V SAT U-2 3 V ref : V S ショート, 出力 -V S 間, I O = 0.2 A V ref : V S ショート, 出力 -GND 間, I O = 0.2 A V ref : V S ショート, 出力 -V S 間, I O = 1.0 A V ref : V S ショート, 出力 -GND 間, I O = 1.0A V ref : 10 V 出力 -GND 間 I O = 0.5A V ref : 10 V 出力 -GND 間 I O = 1.0 A ma 0.9 1.2 V 1.0 1.3 V 1.3 1.6 V 1.8 2.5 V 10.7 11.0 11.8 V 10.4 10.7 11.5 V 上 I L U V S = 25 V 50 下 I L L V S = 25 V 50 上 V F U 4 I F = 1 A 2.2 下 V F L 4 I F = 1 A 1.4 制御電源電流 I ref 2 V ref = 10 V ソースタイプ 5 30 μa V μa V 4

測定回路 1 I CC1 2 測定回路 2 V IN (H) V IN (L) I IN ΔV T I ref 5

測定回路 3 V SAT U-1 L-1 U-2 L-2 U-1 U-2 測定回路 4 V FU L 6

応用回路例 注 1: 注 2: 注 3: コンデンサの容量値は実験により最適値を選択してください 出力間ショート および出力の天絡 地絡時に IC の破壊および周辺部品に過電圧 過電流が加わる恐れがありますので 出力ライン V CC V S GND ラインの設計および取り扱いには十分注意ください また IC を回転差し ( 逆差し ) した場合にも 同様に破壊の恐れがありますのでご注意ください 電源投入時 V CC を印加した後に V S を印加してください ( あるいは V CC と V S を同時に ) また電源立ち下げ時は 最初に V S を その後に V CC を立ち下げてください ( あるいは V S と V CC を同時に ) 電源 (V CC ) 投入時は 入力 (IN1 IN2) は共に "L" としてください 7

外形図 質量 : 2.47 g ( 標準 ) 8

記載内容の注意点について 1. ブロック図 す ブロック図内の機能ブロック / 回路 / 定数などは 機能を説明するため 一部省略 簡略化している場合がありま 2. 等価回路 等価回路は 回路を説明するため 一部省略 簡略化している場合があります 3. タイミングチャート タイミングチャートは機能 動作を説明するため 単純化している場合があります 4. 最大定格 最大定格は瞬時たりとも超えてはならない規格です 最大定格を超えると IC の破壊や劣化や損傷の原因となり IC 以外にも破壊や損傷や劣化を与えるおそれがあります いかなる動作条件においても必ず最大定格を超えないように設計を行ってください ご使用に際しては 記載された動作範囲内でご使用ください 5. 応用回路例 応用回路例は 参考例であり 量産設計に際しては 十分な評価を行ってください また 工業所有権の使用の許諾を行うものではありません 6. 測定回路図 測定回路内の部品は 特性確認のために使用しているものであり 応用機器の誤動作や故障が発生しないことを保証するものではありません IC の取り扱いについて 誤装着はしないでください IC や機器に破壊や損傷や劣化を招くおそれがあります 過電流保護および熱保護回路について これら保護機能は出力短絡などの異常状態を一時的に回避する機能であって IC が破壊しないことを保証するものではありません 動作保証範囲外では これら保護機能が動作せず 出力短絡をすると IC が破壊するおそれがあります 過電流保護機能は 一時的な短絡に対する保護を目的としたものです 長時間短絡が続きますとオーハ ーストレスとなり破壊するおそれがあります 過電流状態を速やかに解除するようにシステムを構成してください 逆起電力に関して モータを逆転やストップ時に モータの逆起電力の影響でモータから電源へ電流が流れ込む場合があります 電源の Sink 能力がない場合 IC の電源端子 出力端子が定格以上に上昇する場合があります 使用条件や モータの特性によってモータの逆起電力が異なりますので 逆起電力により IC の破壊 動作に問題ないこと また周辺回路等に誤動作や破壊がないことを十分ご確認ください 9

当社半導体製品取り扱い上のお願い 当社は品質 信頼性の向上に努めておりますが 一般に半導体製品は誤作動したり故障することがあります 当社半導体製品をご使用いただく場合は 半導体製品の誤作動や故障により 生命 身体 財産が侵害されることのないように 購入者側の責任において 機器の安全設計を行うことをお願いします なお 設計に際しては 最新の製品仕様をご確認の上 製品保証範囲内でご使用いただくと共に 考慮されるべき注意事項や条件について 東芝半導体製品の取り扱い上のご注意とお願い 半導体信頼性ハンドブック などでご確認ください 本資料に掲載されている製品は 一般的電子機器 ( コンピュータ パーソナル機器 事務機器 計測機器 産業用ロボット 家電機器など ) に使用されることを意図しています 特別に高い品質 信頼性が要求され その故障や誤作動が直接人命を脅かしたり人体に危害を及ぼす恐れのある機器 ( 原子力制御機器 航空宇宙機器 輸送機器 交通信号機器 燃焼制御 医療機器 各種安全装置など ) にこれらの製品を使用すること ( 以下 特定用途 という ) は意図もされていませんし また保証もされていません 本資料に掲載されている製品を当該特定用途に使用することは お客様の責任でなされることとなります 本資料に掲載されている製品は 外国為替および外国貿易法により 輸出または海外への提供が規制されているものです 本資料に掲載されている技術情報は 製品の代表的動作 応用を説明するためのもので その使用に際して当社および第三者の知的財産権その他の権利に対する保証または実施権の許諾を行うものではありません 本資料に掲載されている製品を 国内外の法令 規則および命令により製造 販売を禁止されている応用製品に使用することはできません 本資料の掲載内容は 技術の進歩などにより予告なしに変更されることがあります 030519TBA 10