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Transcription:

ERDAS net Licensing tool についてのご説明 ライカジオシステム株式会社 2009 年 10 月

ERDAS 製品の動作にはライセンスが必要です ERDAS 製品の起動には, 製品プログラム本体とは別に ライセンスが必要です 製品ご発注時には 納品物として 製品インストール用の DVD メディア及びご注文製品のライセンスが納品されます ライセンスは通常 メールの添付でのご案内となります ERDAS 製品ライセンスはライセンス管理ツール ERDAS- Net Licensing tool で管理します ERDAS 製品プログラムがインストールされた端末から このサーバに権利取得を要求することで erdas 製品が使用可能な状態になります ERDAS-Net Lincesing tool は Ver9.3 に対応した管理ツール名です それ以前のバージョンでは FLEXlm や独自のライセンス管理ツール (ER Mapper 等 ) を採用していた製品もあります

ライセンス種類 ライセンスは 2 種類あります フローティング ノードロック フローティングライセンスについて弊社が取り扱っている ERDAS 社製品は原則的に フローティングライセンス 形式となります フローティングライセンスは ネットワークに接続された環境で効率的なライセンス管理を行うことが可能です ( スタンドアロン環境でもご利用可能 ) フローティングライセンスは ネットワーク上の 1 台のコンピュータをライセンス管理サーバーとし そのネットワーク上で同時に使用できる ERDAS ソフトウェアの同時使用数を管理します

フローティングライセンスによるライセンス管理サーバ体系 使用端末 : インストールソフトウェア : ERDAS IMAGINE ERDAS-Net License Tool ネットワーク経由で管理サーバにアクセス 使用ライセンス : 1 x IMAGINE Professional ライセンス管理サーバ : インストールソフトウェア : ERDAS-Net Lincese tool * 下記ライセンスを管理 2 x IMAGINE Advantage 2 x IMAGINE Professional 1 x Virtual GIS 1 x Vector ライセンス管理サーバと使用端末の兼用も可能 使用端末 : インストールソフトウェア : ERDAS IMAGINE ERDAS-Net License Tool ネットワーク経由で管理サーバにアクセス 使用ライセンス : 1 x IMAGINE Professional 1 x Virtual GIS 使用端末 : 使用ライセンス : 1 x IMAGINE Advantage 使用端末 : 使用ライセンス : 1 x IMAGINE Advantage 1 x Vector

フローティングライセンスのライセンス管理の仕組み ERDAS 製品プログラムのインストールされた端末でプログラムを起動すると 端末側からネットワーク経由で ライセンス管理サーバに未使用のライセンスがあるかを確認し あれば起動します その他 ライセンス管理サーバは 以下の役目を担います ライセンス利用状況 システム ID の確認, 使用中製品のバージョン確認 など ライセンス管理のメリット購入いただいた ERDAS 製品の効率的運用が可能的確な数量管理 バージョン管理が可能 購入モジュール数が増え ERDAS 製品の利用可能端末が増えると 端末 1 台毎の管理では煩雑になりがちですが ライセンス管理を行うと複数のユーザでのライセンス共有も可能となり 効率的運用が可能

フローティングライセンスによるライセンス管理サーバの仕組み (1) 使用端末 : 使用ライセンス : 1 x IMAGINE Professional 1 x Virtual GIS ライセンス管理サーバ : 管理ライセンス IMAGINE Professional x 2 Virtual GIS x 1 Vector x1 保有しているライセンスの上限に達しているため この状況では これ以上 利用可能なライセンスはありません 使用端末 : 使用ライセンス : 1 x IMAGINE Advantage 1 x Vector 未使用

フローティングライセンスによるライセンス管理サーバの仕組み (2) ライセンス管理サーバ : 管理ライセンス IMAGINE Professional x 2 Virtual GIS x 1 使用端末 : Vector x1 使用ライセンス : 1 x IMAGINE Professional 利用可能なライセンス : 1 x IMAGINE Professional 1 x Vector 1 x Virtual GIS 使用端末 : 使用ライセンス : 使用を終了 1 x IMAGINE Advantage 未使用

フローティングライセンスによるライセンス管理サーバの仕組み (3) ライセンス管理サーバ : 管理ライセンス IMAGINE Professional x 2 Virtual GIS x 1 使用端末 : 使用ライセンス : 1 x IMAGINE Professional Vector x1 別端末で使用していたライセンスを他の端末で利用できるようになりました 未使用 使用ライセンス : 1 x IMAGINE Professional 1 x Vector 1 x Virtual GIS

ライセンスの取得について ライセンス管理サーバを設定するには : 1. システム ID を決定してください システム ID とは : ライセンス取得時に必要となる ライセンス管理サーバのネットワークカードやハードウェアキー ( ドングル ) 等のデバイスに元来設定されている固有の ID 決定したシステム ID に基づいたライセンスファイルが必要となります 2. 決定したシステム ID を 販売店にご連絡ください * ハードウェキーを購入いただく場合は こちらで採番しますので不要です 3. ご発注製品の種類及び数量に応じてライセンスを発行 / 提供します システム ID ソースは大きく分けて以下の 2 種類から注文時に選択いただきます ハードウェアキー ( ドングル ) * ソフトウェアとは別売になります ネットワークカード *MAC アドレスがシステム ID のソースとなります

ハードウェアキー ( ドングル ) とは? ハードウェアキーは 不正コピー防止の目的で コンピュータに接続することで 管理ソフトウェアで保護されたライセンスをモニタリングし 管理する機能を提供するハードウェアトークン ( 認証サポートのための物理的デバイス ) です ハードウェアキーは 大きく分けて UPS ポート接続用もしくはシリアルポート接続用の 2 種類あります また USB ポート接続用のハードウェアキーも ERDAS-Net License ツールでは Safenet Dongle と FLEX net Dongle の 2 種類のハードウェアキーに対応しています 通常取り扱っているハードウェアキーは Safenet Dongle となります USB ポート用ドングル シリアルポート用ドングル

ライセンスツールの設定方法 ライセンスファイルを使い ライセンス管理サーバを設定します 1. システム ID のソースをハードウェアキーとしている場合は HW キーを PC などのポートに接続します * 端末のネットワークカードなどのデバイス類をシステム ID としている場合は ハードウェアキーは不要です 2. ERDAS-Net Licensing tool をインストールします 3. ERDAS-Net Licensing tool にライセンスファイルを登録することでライセンスが有効となります

ノードロックライセンスについて ノードロックライセンス : ソフトウェアの利用を特定のマシンに固定 ネットワークカードやハードウェアキーをシステム ID ソースとする ERDAS IMAGINE などのソフトウェアと ERDAS-Net Licensing tool を同じ端末に インストールして使用 ライセンス管理サーバは不要 フローティングライセンス : ソフトウェアの利用を限定しない ネットワークカードやハードウェアキーをシステム ID ソースとする ネットワークを経由してライセンス認証を行うため 原則的には 利用端末とライセンス管理サーバがネットワーク経由で接続されている必要有 ライセンス管理サーバの設置が必要 通常はフローティングタイプのライセンスを ご案内させていただいております

ノードロックライセンスについて ERDAS-Net Licensing tool ERDAS IMAGINE 等のソフトウェア スタンドアロン環境下での使用に適したライセンス システム ID のソースはネットワークカードやハードウェアキー等 ハードウェアキーの差し替えで 他端末でもライセンスの共有が可能

注意点

ライセンス管理における注意点 ライセンスは固有のシステム ID で管理されます ハードウェアキーまたは ネットワークカード等の端末固定のシステム ID いずれかをご選択可能 お客様の運用形態に合ったライセンス管理方式を熟慮されることをお奨めいたします 保守契約が有効である場合 システム ID 変更に伴うライセンス再発行は 年一回は無償です 2 回目以降あるいは保守契約失効中の場合 有償にて変更手続きを承ります 専用の申し込み用紙に必要事項をご記入いただく必要がございます ハードウェアキーはソフトウェアとは別売となります ライセンス種類変更 ( フローティング ノードロック ) も承ります 専用の申し込み用紙に必要事項をご記入いただく必要がございます

ライセンスサーバについての注意点 ライセンスサーバーは ERDAS ソフトウェアを利用する端末と同一でも 別々でも構いません ライセンス管理ソフトウェア (ERDAS-Net Licensing tool) は ERDAS 製品ソフトウェアとは別のソフトウェアです ライセンスサーバーで ERDAS ソフトウェアを使用しない場合は ERDAS ソフトウェアをインストールする必要はありません このソフトウェアは IMAGINE/LPS 9.2 以前で使用されていたソフトウェアとは異なります 複数ライセンスの ERDAS 製品をお持ちのお客様は 複数のライセンス管理サーバーを設置し それぞれのサーバにライセンスを割振って管理することも可能 インストールは 必ず管理者権限でログインし実行してください

ライセンスサーバーの動作環境 以下の OS 環境の中で ご希望のプラットフォームをライセンス管理 サーバとして使用できます Windows XP Professional (32-bit および 64-bit) Windows Vista Business, Enterprise, Ultimate (32-bit および 64-bit) Windows Server 2003 (32-bit および 64-bit) Windows Server 2008 (32-bit および 64-bit) Red Hat Enterprise 5.x (32-bit x86) CentOS 5.x (32-bit x86) Solaris 10 (32-bit SPARC) ERDAS 製品ソフトウェアと ERDAS-Net Licensing tool では 対応 OS が異なりますので ご注意下さい *Unix 及びLinuxはハードウェアキーは未対応 Solarisは システムIDソースとしてCPU IDを使用 Linuxは システムIDソースとしてネットワークカードを使用

ERDAS Net Licensing Tool に対応した ERDAS 製品 ERDAS IMAGINE コアモジュール及びアドオンモジュール 対象外製品 :LIDAR Analyst for IMAGINE, Feature Analyst for IMAGINE, LPS Core 及びアドオンモジュール ArcGIS Extensions 対象外製品 :LIDAR Analyst for ArcGIS, Feature Analyst for ArcGIS, ER Mapper 対象外製品 :Image Compressor APOLLO 対象外製品 :APOLLO Solution toolkit TITAN 対象外製品 :TITAN Client Image Web Server

旧ライセンス管理ツールとの表示の違い 管理ツール上で表示されるシステム ID は 同じシステム ID のソースでも 新 / 旧それぞれの管理ツール上で 表示が異なります システムIDソース SafeNet Dongle 通常のハードウェアキー CPU ID Local Area Connection ネットワークカード Hard Disk SPARC Hostid FLEXid Dongle 旧管理ツールシステム ID (Ver9.2 以前 ) d1fb3ad2xxxxfb d2xxxxxxxxxxxx d3xxxxxxxxxxxx d4xxxxxxxxxxxx a1ffxxxxxxxxff N/A ERDAS-Net システム ID (Ver9.3 以降 ) erdasnet=3ad2xxxx 未対応 xxxxxxxxxxxx 未対応 xxxxxxxx FLEXID=9-xxxxxxxxx

ライセンスボローイング ( 貸し出し ) 機能について ライセンス管理サーバーで管理されているフローティングライセンスを一定期間貸し出し ライセンスサーバーに接続していない状態で ERDAS 製品の使用ができるボローイング ( 貸し出し ) 機能に対応しました 例 ) 通常はオフィスでは LAN 経由でライセンスサーバーに接続し IMAGINE を使用 外出時 ネットワーク非接続の状態で使用するためボローイング機能を使いライセンスを貸し出し ノート PC でソフトウェアを利用 * 本機能はデフォルト設定では 使用不可 となっており 御使用にあたりライセンスファイルの編集が必要となります 設定方法詳細はお問い合わせください

ハードウェアキー ( ドングル ) の注意点 ハードウェアキーは 精密な電子デバイスです 従いまして取り扱いにはご注意ください 決して乱暴には取り扱わないでください また 湿気から保護し 感電にはご注意ください 電源をオンした状態でハードウェアキーを取り付けたり 取り外したりしないでください 一般的に コンピュータの電源を切らずに 周辺機器を取り外すべきではありません ハードウェアキーも例外ではありません コンピュータをシャットダウンしてから ハードウェアキーを取り外すか 取り付けを行ってください ERDAS-Net Licensing ツールでは 1 台のコンピュータに複数のハードウェアキーを接続しても 1 つのハードウェアキーしか認識しません 従いまして 1 つのハードウェアキーしかシステム ID のソースとして使用出来ません しかしながら 他ベンダーのアプリケーション用としてハードウェアキーを使用する場合は 複数のハードウェアキーを接続し 個々のアプリケーション用として 複数のハードウェアキーを接続し 使用可能です 常に システムに対し 安定した電力を供給してください 電圧降下によって ハードウェアキーを損傷するかもしれません

同一のライセンスサーバ上に異なるシステム ID のライセンスファイルを読み込める組み合せケース (Ver9.3 同士の場合 ) SysID B SysID A ノードロックネットワークカード フローティングネットワークカード ノードロック USB フローティング USB ノードロックネットワークカード フローティングネットワークカード ノードロック USB フローティング USB

FAQ( よくある質問 )

FAQ Q) 現在 IMAGINE バージョン 9.2 を使用しています Ver9.3 にバージョンアップする場合 ライセンス管理ツールも バージョンアップする必要がありますか? =>A) はい ライセンスツールもバージョンアップいただく必要がございます Q) リダンダントサーバ機能 もしくは他に ライセンスサーバ の機能停止を防止するための機能はありますか? =>A) 3 ノードのリダンダントサーバを オプションとしてセットアップ 可能です * リダンダントサーバ向けにライセンスを生成し 御使用いただく必要がございます ライセンスサーバ構築時にご相談ください

Q) 旧バージョンのライセンスを持っていた場合 そのライセンスは ERDAS-Net Licensing tool で使用可能ですか? =>A) いいえ 旧バージョンのソフトウェアを使用する場合 旧ライセンシングシステムをお使いいただく必要がございます Q) 従来 IMAGINE および LPS 用で使用していたハードウェアキー ( ドングル ) は 使用を続けることが可能でしょうか? =>A) 表示されるシステム ID の番号は 若干従来と異なる形で表示されますが 従来のハードウェアキー (SafeNet ドングル ) は Windows ベースの OS で 引き続きサポートされます Q) 1 台のライセンスサーバで 2 個のドングルをさして使用することが出来ますか? =>A) 1 つのみ使用可能 ( 認識可能 ) です

お問い合わせ お問い合わせは erdas@leica-geosystems.co.jp までお願いします