System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 の留意事項一覧 System Center Virtual Machine Manager 2008 R2( 以降 SCVMM2008R2) をご利用になる前に 下記のリリースノートをよくお読みください System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 リリースノート http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=14a0de11-cfa3-48d1-9dda- 0a57b3408aa2&DisplayLang=ja 本ページでは 上記に記載されていない留意事項をお知らせします 1.SCVMM2008R2 のインストール / アンインストール時の留意事項 2.P2V/V2V 時の留意事項 3. 仮想マシンの作成 運用時の留意事項 4. セルフサービスポータルに関する留意事項 5. その他の留意事項 また 製品のヘルプに記載されております内容には 古い情報が含まれている場合がありますので 下記サイトより最新の情報をご確認ください System Center Virtual Machine Manager 2008 および Virtual Machine Manager 2008 R2 http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc917964.aspx 1.SCVMM2008R2 のインストール / アンインストール時の留意事項 1-1 VMM サーバをアンインストールしても Microsoft Visual C++ 2005 Redistrbutable (x64) がアンイ ンストールされない コントロールパネル プログラムと機能 よりアンインストールください 2.P2V/V2V 時の留意事項 2-1 [ 物理サーバの変換 ](P2V) に失敗した場合の対処 1
P2V 変換時にエージェントとの接続が失われる場合 変換したい物理サーバをウィザードで指定 する際に マシン名ではなく IP アドレスを指定ください 2-2 [ 物理サーバの変換 ](P2V) に失敗した場合の対処 2 Windows 2000 の P2V 実行時 統合サービスの自動インストールに失敗することがある 以下ののいずれかを実行してください 1.P2V 時に統合サービスのインストールをスキップする 1. P2V スクリプトのひな型を作成するため 物理サーバの変換ウィザードを進める 2. ウィザードの最終画面でスクリプトを表示する 3. ウィザードは実行せずに閉じる 4. スクリプトの最後の行の New-P2V コマンドの末尾に次のパラメータを追加する 5. SCVMM 2008 のツールバーから PowerShell を起動し スクリプトを実行する 6. Hyper-V マネージャから統合サービスを手動でインストールする 2.P2V 実行後 Hyper-V マネージャから手動で統合サービスをインストールする 2-3 [ 物理サーバの変換 ](P2V) に失敗した場合の対処 3 オフライン P2V を実行時 Windows PE で再起動後に VMM サーバが変換元サーバにアクセスできず P2V が失敗することがある 物理サーバにインストールされたドライバが Windows PE に対応していないことが原因です 適切なドライバを送り込むことによって 解決する場合があります < 方法 > 1.VMM インストールフォルダ下の Driver Import フォルダに適切なドライバパッケージをコピーする [c:\program Files\Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2008\Driver Import] 2. 再度 [ 物理サーバの変換 ] を実行する 2-4 [ 物理サーバの変換 ](P2V) に失敗した場合の対処 4 オフライン P2V 時 非 ACPI の物理コンピュータの P2V に失敗する
オフライン P2V は ACPI 非対応機種では実行できません オンライン P2V を実行する か P2V 以外の方法での環境移行を検討してください 2-5 [ バーチャルマシンの変換 ] で VMware ESX の仮想マシンを Hyper-V の仮想マシンへ変換後 VMware Tools をアンインストールに失敗する V2V(Virtual To Virtual) で VMware のゲストを Hyper-V に移動する場合 事前に VMware Tools を アンインストールしてください 2-6 バーチャルマシン追加機能を有効にしたまま SCVMM の [ 移行 ] を実行して Virtual Server の仮想 マシンを Hyper-V の仮想マシンへ変換すると 仮想マシン起動時にブルースクリーンとなる Virtual Server から移行する前に あらかじめバーチャルマシン追加機能を削除してくだ さい 3. ホストサーバの追加 管理時の留意事項 3-1 Windows Server 2008 Hyper-V (Hyper-V 1.0) を追加後 ホストの状態が [ 要注意 ] となる ホストサーバが すでに別の SCVMM サーバによって管理されていると [ 要注意 ] として表 示されます 管理ビューの管理されたコンピュータから ホストサーバの [ 再関連付け ] を 実行してください 3-2 Virtual Server 追加後 ホストの状態が [ 要注意 ] となる Virtual Server のバージョンが古いことが原因です VMM 管理コンソールから [Virtual Server の更新 ] を実行し アップデートしてください
4. 仮想マシンの作成 運用時の留意事項 4-1 仮想マシンが起動した状態で VMM 管理者コンソールから [ 仮想ゲストサービスのインストール ] を 実行すると 仮想マシンが強制停止する 仮想ゲストサービスインストール後に仮想マシンを起動 すると 前回のシャットダウンは予期されていませんでした のポップアップが表示される ご参考仮想ゲストサービスは 各仮想化ソフトウェアの仮想マシン最適化機構の総称です Hyper-V では統合サービス VMware では VMware Tools Virtual Server ではバーチャルマシン追加機能を指します 仮想ゲストサービスをインストールしていない仮想マシンに対して SCVMM はクリーンシャットダウ ンを実行できないことが原因です [ 仮想ゲストサービスのインストール ] を実行する前に あらかじ め仮想マシンを停止させてください 4-2 VMM 管理者コンソールから仮想ゲストサービスを Windows 2000 Server にインストールすると [ 仮 想ゲストサービス ] のジョブがタイムアウトし 停止する 仮想ゲストサービスインストール後 仮想マシンのシャットダウンが失敗することが原因です 通常 仮想ゲストサービスのインストール自体は成功していますが 仮想ゲストサービスのインストールに失敗していた場合は Hyper-V マネージャなどの各種仮想化ソフトウェア管理ツールを使用して 仮想ゲストサービスをインストールしてください 4-3 スナップショットを含む仮想マシンに対して パススルーディスクの追加はできない SCVMM の仕様です いったんスナップショットを削除し 仮想マシンをシャットダウンし て スナップショットファイルがマージされるのを確認してから パススルーディスクを追 加してください
5. セルフサービスポータルに関する留意事項 5-1 セルフサービスポータルサイトの VM に接続 実行時 記のメッセージが出力され接続できないこ とがあります このマシンへの別の接続が確立されたため Virtual Machine Manager はバーチャルマシンへの 接続を失いました 別の接続が確立されていないか ご確認ください よくあるケースは VMM 管理コンソールで仮想 マシンをクリックし 画面下部の小画面が表示されていた状態です この状態でも接続は確立されていることになります 接続がないにも関わらず が発生する場合 Hyper-V マネージャより 対象マシンのエクスポート インポートを実施いただくことで 回避できる場合があります 6. その他の留意事項 6-1 記憶域の移行 および 移行 で実行中の仮想マシンを移行時 物理ディスクの領域不足により 仮想マシンが一時停止することがある 実行中の仮想マシンに対して 記憶域の移行 や 移行 ( ネットワーク転送 ) を実行すると スナッ プショットを採取します そのため これらの機能を実行する場合は あらかじめスナップショット用 の領域を確保しておく必要があります 6-2 バーチャルマシンビューアーでキー入力が利かなくなることがある バーチャルマシンビューアーの再起動 またはアクティブウィンドウを切り替え 再度キーボード入 力ください 6-3 システムイベントログに イベント ID:12 ソース :PlugPlayManager のイベントが記録されることが ある 下記のマイクロソフト技術情報をご確認ください http://support.microsoft.com/kb/958669/en-us
6-4 VMM サーバの起動時に イベント ID:36870 ソース :Schannel のエラーイベントが記録される場 合がある 本イベントによる SCVMM2008R2 の動作への影響はありません 6-5 仮想マシンのプロパティより VHD のパスの変更 変換を同時に実施できません パスの変更 変換を同時に実施した場合 VHD の変換は実施されていません パスの変更または変換だけを実施してください 6-6 ETERNUS の VDS ハードウェアプロバイダを使用して SAN マイグレーションを実行できません 現在制限事項です 以上