Eschart マニュアル 株式会社スマートエナジー研究所 Version 1.0.0, 2018-09-26
目次 1. 概要........................................................ 1 2. 各部名称 概要................................................. 2 3. 基本操作..................................................... 4 3.1. チャートの基本操作.......................................... 4 3.1.1. チャート操作........................................... 4 3.1.2. 拡大 縮小............................................. 6 3.1.3. 系列の比較 移動........................................ 6 3.2. Overviewの基本操作.......................................... 7 4. ファイルの読み込み 保存.......................................... 8 4.1. ファイルの読み込み.......................................... 8 4.2. 保存..................................................... 8 5. インポート エクスポート.......................................... 9 5.1. インポート................................................ 9 5.2. エクスポート.............................................. 10 6. 系列のプロパティ設定............................................ 11 7. 解析機能.................................................... 12
1. 概要 Eschart の基本機能をご紹介します この例では サンプルファイルに含まれる ZVS.esdb を例に挙げて解説します Figure 1. Eschart 外観 1
2. 各部名称 概要 各種名称と役割を以下に示します Figure 2. Eschart 概要 Table 1. 概要 No. 名称 1-1:Open 1-2:Save 1-3:Add new chart 1-4:Remove chart 1-5:Close series info 1-6:Set chart height 1-7:Adjust zoom 内容 Eschartのファイル形式 (.esdb) のファイルを開きます Eschartのデータを専用ファイル形式 (.esdb) で保存します 保存は系列の設定やチャートの配置などの情報も保存されます Add To Top で一番上に Add To Below で一番下に新たにチャートを追加します 現在選択中のチャートに対して Add To Above で上に Add To Below で下に新たにチャートを追加します 現在選択中のチャートを削除 あるいはすべてのチャートを削除します シリーズリストを閉じます 全てのチャートの高さを指定します 全てのチャートのズームを調整します 調整の方法は高さ方向 横方向 あるいは両方から選択します 2
No. 名称 1-8:Range Cursor 1-9:Math 1-10:Import 1-11:Export 2:Overview 3:Series List 4:Chart( チャート ) 5:Series( 系列 ) 6:Inspector 内容選択した系列の測定を行うことができます また Range Cursor だけではなく 時間とその時の値を表示する Cursor のオンオフ 時間の単位の設定を行うことができます 系列同士の演算を行うことができます csvやスプレッドシートなどのデータをインポートすることができます Eschart 上のデータをcsvやスプレッドシート形式に出力することができます ただし 系列のプロパティなどは出力されません 指定した系列の全ての波形の概要を表示します チャートに表示する範囲の設定などを瞬時に行うことができます 全ての系列の情報が一覧で確認できます 系列の検索も行うことができます 系列データの表示部分です Overview で指定されている範囲を表示します 系列です プロパティの設定などを行うときは 系列名をクリックし Inspector を用いて行ういます チェックボックスで表示非表示の切り替えも行うことができます 系列のプロパティ設定を行います 3
3. 基本操作 3.1. チャートの基本操作 Figure 3. Chart 概要 チャートで行う基本操作を図 Chart 概要を用いて解説します 3.1.1. チャート操作 チャートの移動 1:Up あるいは 2:Down を用いて 上 あるいは下のチャートと現在のチャートを入れ替えます チャートの最大化 最小化 4:Maximize をクリックすると 選択されたチャートのみ最大化されます 3:Minimize をクリックすると 選択されたチャートのみ最小化されます チャートの高さ調整 5:Set chart size 選択したチャートのみのサイズを変更することができます 自由にチャートの高さを変更する場合は チャートの下部をドラッグすることで行うことができます チャートの削除 6:Close chart 4
をクリックすると チャートを削除することができます この時 チャートが保有していた系 列は同時に削除され PC のメモリ上からも削除されます 削除は取り消せませんのでご注意く ださい 5
3.1.2. 拡大 縮小 Table 2. チャートの操作 操作縦軸を自動調整選択範囲をズームインズームイン ズームアウト Y 軸を任意に調整チャートの移動 方法チャート上でダブルクリックチャート上で Ctrl+ ドラッグチャート上で Ctrl+ ホイールスクロール Y 軸を上下にドラッグ あるいはチャートを選択後インスペクタのY- Axisに任意の値を入力右クリックしたままドラッグ Figure 4. Ctrl+ ドラッグのイメージ 3.1.3. 系列の比較 移動 Table 3. 系列の操作 操作 系列の移動 コピーペースト 内容系列を別のチャートにドラッグドロップで移動することができます右クリックコンテキストメニューから系列をコピーし 別のチャートに張り付けすることができます 6
Figure 5. ドラッグドロップのイメージ 3.2. Overview の基本操作 Figure 6. Overview の概要 Table 4. Overview の操作 操作 Overviewに設定表示範囲の選択任意の場所にジャンプ 内容設定したい系列をダブルクリック あるいは右クリックコンテキストメニューから Select As Overview を選択 Viewportをドラッグし 範囲を調整します Overview 内の任意の箇所をクリックすると クリックした場所をチャートに表示します 7
4. ファイルの読み込み 保存 Eschart は表示しているグラフの保存や 保存したファイルの読み込みが可能です 4.1. ファイルの読み込み ファイルを開く から ZVS.esdb を開いてください この状態でセーブボタンをクリックすると ファイルを上書きします 設定したプロパティなどを保存することができます 4.2. 保存 現在表示中のグラフを esdb 形式で保存します 系列の配置やプロパティ ( 色 線の太さなど ) すべての情報が保存されます esdb 形式はEschart 独自のバイナリファイルで データを内部で圧縮しているため保存性に優れる形式です 8
5. インポート エクスポート 5.1. インポート インポート可能な形式は以下の通りです WVFファイル (*.wvf) SCAT/SCALEのグラフファイル CSVファイル (*.csv) スプレッドシート (*.xlsx) TEXIO LSFファイル (*.lsf) TEXIO CSV Detail ファイル (*.csv) Example 1. インポート インポート から ZVS.csv をインポートしてください 系列を判断し 自動的に配置します CSV ファイル, スプレッドシートをインポートするためには 以下の制約があります 1 行目 : 系列の名前 2 行目以降 : データ 1 列目 : 時間 2 列目以降 : データ 時間は秒で入力する必要があります 年 月 日 時間 分は非対応です 9
5.2. エクスポート エクスポート可能な形式は以下の通りです CSV ファイル (*.csv) スプレッドシート (*.xlsx) 系列のすべての時間をエクスポートします エクスポートした場合 系列の色や線の太さなど Eschart 固有の情報は保存されません 10
6. 系列のプロパティ設定 系列のプロパティを設定するためには 画面右端から Inspector を選択し 任意の系列をクリックするとプロパティを設定できるようになります 設定したプロパティは esdb ファイルで保存することができます 11
7. 解析機能 Eschart には系列データを演算するための解析機能が備わっています 図のように Math を押下すると 演算を設定するウィンドウが表示されます 演算を行うには以下の手順に従って 設定します 1. Series Selection 画面から + ボタンを押下し 計算に使用したい系列を選択します 2. Expression に演算を入力します 系列は s[0], s[1] の様に入力します 3. OK を押下すると 系列の末尾に演算された結果が表示されます Example 2. 演算子 演算子は以下のように C# の構文で入力が可能です Math.Abs(s[0]) 12