特定小電力無線モジュール BP35C0 スタートガイド

Similar documents
BP35C0 STARTGUIDE

BP35C2 STARTGUIDE

特定小電力無線モジュール BP35A1 スタートガイド

BP35A1スタートガイド

EB-RL7023+SB/D2

BP35A7仕様書

TWE-Lite R 取扱説明書

ファームウェア書き換え説明書 目次 はじめに... 2 書き換え前に... 2 接続図... 2 書き換え手順... 3 (1) ファームウェアファイルの準備... 3 (2) 接続準備... 3 (3) ファームウェア書き換え準備 (4) ファームウェア書き換え準備 (

RW-5100 導入説明書 Windows7 用 2017 年 7 月 シャープ株式会社

RW-4040 導入説明書 Windows 7 用 2017 年 7 月 シャープ株式会社

iCLR

バーコードハンディターミナル BT-1000 シリーズセットアップガイド ( 第 1 版 ) CE ***

目次 目次 ターミナルアダプタの接続イメージ INS 回線とターミナルアダプタの接続 ターミナルアダプタの設定とパソコン接続 ドライバのインストール ユーティリティインストール CD-ROM をお持ちでない場合... 4

TR3通信コマンド仕様

第 7.0 版 利用履歴管理 ETCPRO5 セットアップマニュアル (Ver5.002) カードリーダモデル変更 ( 表示付き 表示なし ) に伴い 改訂 Windows10 対応に伴い 改訂 参考ホームページサイト :

CentreCOM VT-Kit2 plus リリースノート

Microsoft Word - V70MAX-Vista_XP.doc

目次 目次 ターミナルアダプタの接続イメージ INS 回線とターミナルアダプタの接続 ターミナルアダプタの設定とパソコン接続 ドライバのインストール ユーティリティインストール CD-ROM をお持ちでない場合... 4

ワイヤレスセンサモジュール取扱説明書

RY_R8C38ボード RY-WRITER基板 自動書き込み・実行解説マニュアル

INS メイト V30Slim を Windows Vista がプレインストールされたパソコンでご使用になるお客様へ < ご案内 > 2007 年 4 月 このたびは INS メイト V30Slim をお買い求めいただき 誠にありがとうございます 本紙は INS メイト V30Slim を Win

Microsoft Word - DWR-S01D_Updater_取扱説明書_120514A.doc

おことわり 本書の内容の一部又は全部を無断転載することは禁止されています 本機の外観及び仕様は改良のため 将来予告無しに変更することがあります 本書の内容について万一不審な点や誤りなどのお気付きの点がありましたらご連絡ください 本書に記載されている会社名 商品名などは 一般に各社の商標又は登録商標で

Microsoft Word - V70MAX-Vista_preinst.doc

仮想 COM ポートドライバーインストールマニュアル 仮想 COM ポートドライバーをパソコンにインストールすることにより FTDX3000 シリーズとパソコンとを USB ケーブルで接続して CAT 通信 TX 制御 (PTT KEY FSK) および ファームウェアのアップデートを行う事ができま

評価ボード キット 開発ツールご使用上の注意事項 1. 本評価ボード キット 開発ツールは お客様での技術的評価 動作の確認および開発のみに用いられることを想定し設計されています それらの技術評価 開発等の目的以外には使用しないで下さい 本品は 完成品に対する設計品質に適合していません 2. 本評価

TR3通信コマンド仕様

EB-RL7023+SB/D2

仮想 COM ポートドライバーインストールマニュアル 仮想 COM ポートドライバーをパソコンにインストールすることにより 対応するトランシーバーまたは USB インターフェースユニット SCU-17 を USB ケーブルでパソコンに接続し CAT 通信 TX 制御 ( PTT KEY FSK) U

2. WiFi 接続 1.1 GuruPlug Server 初期設定情報 記載の SSID が設定されているアクセスポイントが GuruPlug Server です PC を操作して GuruPlug Server のアクセスポイントに接続して WiFi 接続してください 接続に成功すると PC

本資料のご使用につきましては 次の点にご留意願います 本資料の内容については 予告無く変更することがあります 1. 本資料の一部 または全部を弊社に無断で転載 または 複製など他の目的に使用することは堅くお断りいたします 2. 本資料に掲載される応用回路 プログラム 使用方法等はあくまでも参考情報で

MS104-SH2 USBドライバ(仮想COMポートドライバ)の不具合について

FT-450D シリーズ MAIN ファームウェアアップデートマニュアル 本ソフトウェアは FT-450D/FT-450DM/FT-450DS の アップデートファームウェアです FT-450 シリーズのアップデートには使用できません 八重洲無線株式会社

2015/04/01 改定 オムロン DeviceNet ユニット CJ1W-DRM21 に関するコンフィグレーション作業について 1. 概要 DeviceNet ユニット CJ1W-DRM21 を装着したオムロン製 CJ2 シリーズと WAGO-I/0-SYSTEM DeviceNet 対応バスカ

SLCONFIG の操作 JF1PYE Ⅰ. PC と slconfig の通信設定 Ⅱ. Slconfig の操作 Ⅲ. 端末ソフトによる Command 機能 Ⅳ. slconfig 実行形式プログラムの作成 Ⅴ. 端末ソフト Tera Term のダウンロード インストー

MAC アドレス変更ツール MAC アドレスチェンジャー ユーザーズマニュアル User's Manual エレコム株式会社

DWR-S01D Updater 取扱説明書 発行日 :2011/2/28

はじめに URBANO PROGRESSO を microusb ケーブル 01 ( 別売 ) またはこれと共通の仕様の microusb ケーブル ( 別売 )( 以下 USB ケーブル ) と接続して USB テザリング機能をご使用いただくためには あらかじめパソコンに USB ドライバ をイン

ワイヤレスバーコードリーダー CM-520W1 設定資料 Bluetooth SPPの設定

ST-LINK/V2-1 への Upgrade V /10/07 ST-LINK/V2-1 USB driver のインストールおよび ST-LINK/V2-1 の Upgrade について説明します ST-LINK/V2-1 USB driver をインストールしてから ST-LIN

5. 下の画面が表示されますので [Next>] をクリックします 6. License Agreement の画面が表示されますので 内容をご確認いただき 同意する場合は I accept the terms of the license agreement にチェックをして [Next>] をク

インターネット・メールのご利用手引き

はじめに 京セラ製スマートフォンを指定の microusb ケーブル ( 別売 ) またはこれと共通仕様の microusb ケーブル ( 別売 )( 以下 USB ケーブル ) と接続して USB テザリング機能をご使用いただくためには あらかじめパソコンに USB ドライバ をインストールしてい

AN5101 SA-Cy500S (Cyclone V SoC CPU BOARD) スタートガイド

カルテダウンロード 操作マニュアル

2. 仕様 電源 :USB バスパワー (USB 入力の 5V 電源を使用します ) 出力 : 3.5mm ステレオジャック アナログステレオ出力 最大 20mArms 対応ヘッドホンインピーダンス 1Ω~500Ω RCA ピンジャック アナログ 2ch 出力 (L R) ラインレベル ヘッドホンア

Sharpdesk V3.5インストレーションガイド:プロダクトキー編

FTDI USB-Serial Converter デバイスドライバのインストール(Rev.1.01)

AKI-PIC16F877A開発キット (Ver1

目次 目次 ターミナルアダプタの接続イメージ INS 回線とターミナルアダプタの接続 ターミナルアダプタの設定とパソコン接続 ドライバのダウンロードとインストール ユーティリティインストールCD-ROMをお持ちでない場合.

目次 USBドライバダウンロードの手順...2 USBドライバインストールの手順...3 インストール結果を確認する...19 USBドライバアンインストール / 再インストールの手順...21 USB ドライバダウンロードの手順 1. SHL21 のダウンロードページからダウンロードしてください

Alfa-Products_installguide

AN178 USB仮想シリアルドライバ インストールガイド

Microsoft Word - XPC4ソフトマニュアル.doc

STEAM STAR モニタリングソフトウェア インストール手順書 (No.DK E002) 初版 :2015/08/05 神鋼商事株式会社 日本機械部エネルギーシステムチーム

CommCheckerManual_Ver.1.0_.doc

ホストプログラム操作説明書

ARCHITREND ZERO バージョンアップ/オプション追加編

ホストプログラム操作説明書

PowerPoint プレゼンテーション

KEIm-25ヘッダーボードハードウェアマニュアル

無線LANドライバー、インテル(R)ワイヤレス・ディスプレイ アップデート手順書

DWR-R02DN Updater 取扱説明書 発 :2015/10/30

ColorNavigator 7インストールガイド

8051 개발보드 메뉴얼

KDDI Smart Mobile Safety Manager Mac OS キッティングマニュアル 最終更新日 2019 年 4 月 25 日 Document ver1.1 (Web サイト ver.9.6.0)

1. 本書の目的 この度は bit-drive インターネット接続回線サービスをご利用いただき 誠にありがとうございます 本書では NTT 西日本のフレッツ 光プレミアム回線をご契約のお客様で 通信が正常に行えなくなった場 合の障害切り分け方法についてご説明しております 通信障害の原因が不明な際に

Microsoft Windows XPをお使いのお客様へ

CR-USB 仕様書 株式会社測商技研 JS カード用データ転送用カードリーダー CR-USB 仕様書 取扱説明書 2012 年 07 月 31 日版 株式会社測商技研 1. 概要 本器は当社製自動観測装置で記録した JS カードデータ

USBドライバーインストールガイド

WindowsXPインストール

PowerPoint プレゼンテーション

スライド 1

PowerPoint プレゼンテーション

WinCT-AD4212D オペレーションマニュアルVer.1.01

プリンタードライバーインストールガイド - Windows 10/8.1 - 本ガイドは 複合機 bizhub C368 を例に説明をしています 他の機種の場合も操作 法は同じです 本書では Windows 10 および 8.1 で複合機を利 するために必要なプリンタードライバーのインストール 法を

Flash Loader

2 1 事前準備する バージョンアップ操作を行う前に 次の準備を行います (1-1) ひかり電話対応 VoIP アダプタ (AD-200NE) にログインするための パスワード を用意します ひかり電話対応 VoIP アダプタ (AD-200NE) に初めてログインする場合 パスワード設定を行う必要

目次 1. ソフトウェアのインストール 対応 OSについて インストール手順 アンインストール手順 USB ドライバのインストール 操作の流れ 接続の準備 ソフトウ

目次 1. はじめに 接続先ホスト端末の登録 ホスト端末と接続する... 9 i

BROAD-GATE 01

証明書ダウンロードシステム操作手順書 (ios) 第 1.15 版 証明書ダウンロードシステム 操作手順書 (ios) Ver1.15 セキュアネットワークサービス 2018 年 10 月 29 日 セキュアネットワークサービス 1 DLS-SNT-IOS-V1.15

Mac用セットアップガイド

目次 目次 ターミナルアダプタの接続イメージ INS 回線とターミナルアダプタの接続 ターミナルアダプタの設定とパソコン接続 ドライバのインストール ユーティリティのインストールと設定... 4 製品仕様等は 弊社の都合に

目次 1. 概要 動作環境

クラウドファイルサーバーデスクトップ版 インストールマニュアル 利用者機能 第 1.2 版 2019/04/01 富士通株式会社

mPOP プリンタソフトウェア インストールマニュアル

ご利用の前に 目次 推奨環境とソフトウェアのバージョン 推奨環境について Windows8 Windows8.1 について Internet Explorer のバージョン確認 SAMWEB の初期設定 セ

1. はじめに 本書は スプリット演算器 MFS2 用コンフィギュレータソフトウェア の取扱方法 操作手順 注意事項などを説明したものです Windows の操作や用語を理解している方を前提にしています Windows の操作や用語については それぞれのマニュアルを参照してください 1.1. MFS

1. 事前準備 ひかりワンチーム SP は インターネットにアクセスして利用するサービスです ご利用いただくには インターネット接続環境及びインターネットに接続可能な端末 (PC 等 ) WEB ブラウザが必要となります 以下のサービス推奨動作環境に合わせ 事前にご用意ください ひかりワンチーム S

変更履歴 日付 バージョン 内容 2017/3/ ver.2.x.x.x を WHQL 対応版とする初版リリース ( ベースバージョン統合の為 2004 からとする ) 2017/3/ x64 とx86 の区別など誤記修正 目次修正 i

クライアント証明書導入マニュアル

ICカードリーダー動作確認手順書

KTSセットアップマニュアル24版

Ver.70 改版履歴 版数 日付 内容 担当 V /09/5 初版発行 STS V /0/8 証明書バックアップ作成とインストール手順追加 STS V /0/7 文言と画面修正 STS V..0 0//6 Firefox バージョンの変更 STS V..40

ユーザーズマニュアル

評価ボード キット 開発ツールご使用上の注意事項 1. 本評価ボード キット 開発ツールは お客様での技術的評価 動作の確認および開発のみに用いられることを想定し設計されています それらの技術評価 開発等の目的以外には使用しないで下さい 本品は 完成品に対する設計品質に適合していません 2. 本評価

FC4510HT2 インストールマニュアル(ダウンロード編)

製品仕様書 製品名 インターフェース基板 製品型番 TR3-IF-U1A 発行日 2016/4/1 仕様書番号 TDR-SPC-IF-U1A-102 Rev 1.02

DWT-B01 Updater 取扱説明書 発行日 :2011/3/23

Transcription:

特定小電力無線モジュール BP35C0 スタートガイド Version 1.0.1 1/30

注意事項 1 本仕様書に記載されている内容は本仕様書発行時点のものであり 予告なく変更することがあります 2 本仕様書に記載されている情報は 正確を期するために慎重に作成したものですが 誤りがないことを保証するものではありません 万一 本仕様書に記載されている情報の誤りに起因する損害がお客様に生じた場合におきましても 当社は 一切その責任を負いません 3 本仕様書に記載された技術情報の使用に関連し発生した第三者の特許権 著作権その他の知的財産権の侵害等に関し 当社は一切その責任を負いません 当社は本仕様書に基づき 当社または第三者の特許権 著作権その他知的財産権を何ら許諾するものではありません 4 本仕様書の全部または一部を当社の事前承諾を得ずに転載または複製することはご遠慮下さい 2/30

改訂履歴 Ver. 日付内容改訂者 1.0.0 2016/11/16 新規作成ローム 1.0.1 2019/02/15 サポート状況に合わせた更新ローム 3/30

1 目次 注意事項... 2 改訂履歴... 3 1 目次... 4 2 はじめに... 5 3 特定小電力無線モジュール (BP35C0) で出来ること... 6 4 ハードウェア ソフトウェアのセットアップ... 7 4.1 BP35C0 搭載アダプタボード (BP35C0-T01) に関して... 7 4.2 セットアップフロー... 8 4.3 STEP1 ハードウェアとソフトウェアの準備... 9 4.4 STEP2 評価ボード(BP359C) と BP35C0-T01 の接続... 12 4.5 STEP3 シリアル通信ソフトウェアのセットアップ... 16 4.6 STEP4 ソフトウェア関連情報の入手... 19 5 付録... 22 5.1 その他の接続方法... 22 5.2 ファームウェアの変更... 25 4/30

2 はじめに この度は 弊社商品をご検討いただき 誠にありがとうございます 本商品をご使用になる前に この BP35C0 スタートガイド をお読みの上 正しくお使い下さい また お読みになられた後も大切に保管して下さい 本スタートガイドは 特定小電力無線モジュール (BP35C0) のシリアル通信ソフトウェア (Tera Term) を用いた動作確認手順について記載したものです 5/30

3 特定小電力無線モジュール (BP35C0) で出来ること BP35C0 では以下の様な通信や機能を実現可能です 名称 UDP 通信 Wi-SUN B ルート通信 特徴 認証無しの通信が可能 PANA 認証での 1 対 1 の通信が可能 B ルートのデバイス (HEMS 側 ) として動作可能 B ルートのコーディネータ ( メーター側 ) として動作可能 コーディネーター ( メーター側 ) の Wi-SUN 認証は取得していません Wi-SUN HAN 通信 PANA 認証での複数デバイスとの通信を行う事が可能 HAN のコーディネータとして動作可能 HAN のデバイスとしては動作しません ( デバイス用途で ご必要の場合は お問い合わせください ) UDP 通信 認証無しの通信 Wi-SUN B ルート通信 PANA 認証での通信 Wi-SUN HAN 通信 複数デバイスとの PANA 認証の通信が可能 6/30

4 ハードウェア ソフトウェアのセットアップ この章では BP35C0 の動作確認のため ハードウェア ソフトウェアのセットアップに関して記載します 4.1 BP35C0 搭載アダプタボード (BP35C0-T01) に関して 本書では BP35C0 をインターフェースボード (BP359C) で使用するため BP35C0 搭載アダプタボード (BP35C0-T01) を使用します このボードは BP35C0 が搭載された BP359C に接続できる評価用ボードとなります SMA コネクタ ( 外部アンテナ用 ) 表 裏 1 1 9 CN1 9 CN4 CN2 CN5 BP35C0 BP35C0-T01 のピン配置は以下のようになります BP35C0 の各端子情報に関しては BP35C0 のハードウェア仕様書をご参考下さい こちらのドキュメントはロームのホームページ内の Wi-SUN サポートページ (http://micro.rohm.com/jp/download_support/wi-sun/index.php) にてダウンロード可能です 7/30

ここからダウンロードできます 4.2 セットアップフロー 以下にセットアップのフローを示します STEP 1 ハードウェアとソフトウェアの準備 STEP 2 評価ボード (BP359C) と BP35C0-T01 の接続 STEP 3 シリアル通信ソフトウェア (Tera Term) のセットアップ STEP 4 ソフトウェア関連情報の入手 8/30

4.3 STEP1 ハードウェアとソフトウェアの準備 使用するハードウェアとソフトウェアは以下の様になります ハードウェア関連 12は ロームまたは販売代理店 ネット通販から購入可能です 34は お客様でご準備いただけますようお願い致します 3について 参考までにロームで使用実績のあるものは以下になります USB ケーブル : ELECOM 製 U2C-M05BK (mini-b タイプ ) 4の OS は 本書では Windows7 を使用しております ハードウェアに関しては以下のドキュメントがありますので 必要に応じて合わせてお読み下さい 名称 ( ファイル名 ) BP35C0 ハードウェア仕様書 内容 BP35C0 のハードウェア仕様が記載されたドキュメントです ( BP35C0_hardware_spec_vxxx_j.pdf) BP359C ハードウェア仕様書 ( bp359c_hardware_spec_vxxx_j.pdf) 外付けアンテナリスト BP35C0 の UART インターフェース評価ボード (BP359C) のハー ドウェア仕様が記載されたドキュメントです BP35C0 に対応した外付けアンテナのリストです (BP35C0_antenna_list_xxxxxx.pdf) ファイル名の xxx は version を示します 上記の各ドキュメントは ロームのホームページ内の Wi-SUN サポートページ 内のドキュメントのタブ ( http://micro.rohm.com/jp/download_support/wi-sun/index.php) にてダウンロード可能です 9/30

ソフトウェア関連 名称 ( ファイル名 ) 1 ターミナルソフト (Tera Term) 2 DSE ファームウェア (skip_han_dse_bp35c0_rohm_xxx_revxxx.hex) 3 DSE 用コマンドリファレンスマニュアル (BP35C0_command_ref_han_dse_vxxx.pdf) 4 DSE_DEV スクリプトマニュアル (sample_script_manual_bh.pdf) 内容シリアル通信及びバイナリファイル送信ができるソフトウェアです 本書では Windows フリーソフトの Tera Term を利用しています BP35C0 の Wi-SUN B ルート /HAN コーディネータ用のファームウェアです DSE ファームウェアのコマンドリファレンスマニュアルです DSE_DEV スクリプトのマニュアルです 10/30

1の Tera Term に関しては以下のサイトからダウンロードが可能です URL(http://sourceforge.jp/projects/ttssh2/) 2~4の各種ソフトウェアおよびドキュメントは ロームのホームページ内の Wi-SUN サポートページ のソフトウェアのタブ (http://micro.rohm.com/jp/download_support/wi-sun/software/index.php) よりダウンロード可能ですが これらはダウンロード時にユーザー ID とパスワードが必要となります 入手方法に関しては本書の 4.6 章 STEP4 をご参照ください こちらのタブを選択して下さい 11/30

4.4 STEP2 評価ボード (BP359C) と BP35C0-T01 の接続 BP359C の各部名称は以下の様になっております USB コネクタ (mini-b) CN3 BP35A7A 接続用 コネクタ CN1 BP35A7A 接続用 コネクタ CN2 D-SUB 9pin コネクタ CN4 DC ジャック DC5V 電源スイッチ SW1 モード切り替え用 DIP スイッチ SW5 WPS ボタン SW3( 未使用 ) 初期化ボタン SW4( 未使用 ) PRST ボタン SW2 12/30

また 接続や動作モード切り替え用の各ジャンパーピンに関しては以下の様になっております BP35C0 使用時では JP5 JP6 JP7 は使用しません 接続ポート切り替え JP1: ピン ( スルーホール ) JP2:RS232C JP3:USB フロー制御切り替え JP6( 未使用 ),JP7( 未使用 ) BP35C0 ではフロー制御は基本的に使用しません 電源供給切り替え JP8 (USB/AC アダプタ ) LED2-GPIO2 間接 続 VCC 端子 -LDO 間接続 JP4 外すと CN1 の VCC 端子から電源供給されなくなるため 図の様にソケット等で必ずショートしてお使い下さい 13/30

BP359C では ホスト CPU( 本書では PC を使用 ) との通信の際に USB コネクタ (CN3) を使用する場合と D-SUB コネクタ (CN4) を使用する場合に応じて ジャンパーピン JP2 と JP3 の設定を変更する必要が御座います USB コネクタ経由でホスト CPU と接続する場合は 以下の様にジャンパーピンを設定して下さい JP1 JP2 JP3 JP4 JP5 JP6 JP7 JP8 JP5 JP6 KP7 に関しては未使用な為 ソケットの設定は必要無いため 上記の様に入庫状態のままで問題有りません D-SUB にコネクタを使用する際のジャンパーピン設定に関しては 5.1 章の付録で記載します DIP スイッチ (SW5) はファームウェア変更時に切り替えを行います 通常の動作確認時には以下の様に全て Low にして下さい L L L High Low 1 2 3 14/30

い BP359C の設定後に 下図のように BP359C に BP35C0-T01 を上から差し込んでセットしてくださ CN1 CN2 CN1 CN2 の外側のソケット穴のみ使用 CN1 CN2 を ソケットに挿してください (CN5 は使用しません ) CN5 はソケットには挿さず 外に出ている状態となります BP359C に BP35C0-T01 を接続した後に PC と接続させます PC と接続する際には BP359C 上 の電源スイッチ (SW1) は OFF の状態にしておいて下さい ON SW1 OFF 15/30

4.5 STEP3 シリアル通信ソフトウェアのセットアップ 本書ではシリアル通信のため Windows フリーソフトの Tera Term を利用します Tera Term は以下のサイトからダウンロードが可能です http://sourceforge.jp/projects/ttssh2/ Tera Term のダウンロードが終わったら BP359C の電源スイッチ (SW1) より電源を ON にして下さい 電源スイッチが ON の状態では SW1 近くの LED が緑色に点灯します ON OFF BP359C では USB UART の変換に FTDI を使用しています PC の環境によっては ドライバーのインストールが必要な場合がありますので 必要に応じて以下の URL よりドライバーをダウンロードして下さい http://www.ftdichip.com/ftdrivers.htm 電源投入後 Tera Term を起動させて下さい 起動後は以下の手順で進めて下さい 1Tera Term のアイコンをダブルクリックして下さ い 2Tera Term が立ち上がります 16/30

3 ファイル 新しい接続 を選択して下さい 4 Tera Term: 新しい接続 というウィンドウが立ち上がります ウィンドウ内の シリアル にチェックを入れて ポートのプルダウンから使用する COM ポートを選択してください 選択後 OK をクリックして下さい ポート のプルダウンで選択するポートは USB を PC に挿した際に割り当てられる COM ポートの番号になります 不明な場合は 次の手順で確認して下さい スタート コントロールパネル システム ハードウェア デバイスマネージャ で左の画面が開きます 表示される COM ポートを参考にして下さい 17/30

5 設定 シリアルポート をクリックして下さ い 6 Tera Term: シリアルポート設定 というウィンドウが立ち上がります ボーレートのプルダウンから 115200 を選択して下さい データは 8bit, バリティは none, ストップは 1bit, フロー制御は none に設定してください 選択後に OK をクリックして下さい 7Tera Term 画面上で SKVER ( ファームウェアのバージョンを確認するコマンド ) を入力して下さい 入力後に EVER xxx と表示されることを確認してください (xxx はバージョンを表しております ) EVER xxx が表示されるということは 無事に Tera Term と BP35C0 が接続されているということになります これで Tera Term の準備は完了です 18/30

4.6 STEP4 ソフトウェア関連情報の入手 1 ユーザー ID とパスワードの入手 BP35C0 のソフトウェア関連情報を入手するためにはユーザー ID とパスワードが必要です 以下の方法で ID とパスワードを確認ください 前章までのセットアップ手順で BP35C0 を PC に接続し Tera Term を起動して下さい ON OFF Tera Term の設定が完了したら SKINFO コマンドを入力して下さい SKINFO コマンドを入力すると次のような画面になります 19/30

<Tera Term 画面 > 上記の 4 桁の英数字をそれぞれ ユーザー ID と パスワード で使用します メモを取り 一度 Tera Term を終了して下さい 2 ソフトウェア関連情報の入手ロームのホームページの Wi-SUN サポートページ 内のソフトウェアのタブ (http://micro.rohm.com/jp/download_support/wi-sun/software/index.php) よりダウンロード可能です ソフトウェア のタブをクリックすると以下の様なウィンドウが表示されます 前述で確認したユーザー ID とパ スワードを入力して OK を押して下さい 20/30

以下の様な画面が表示されます 必要なソフトウェアとマニュアルをダウンロードしてください 以上で ハードウェアとソフトウェアのセッティングが完了となります 実際に動作確認を行う場合は 上記のページからサンプルプログラムをダウンロードしてください その際 ファームウェア書き換えが必要な場合には 付録 5.2 ファームウェアの書き換え をご参考ください 21/30

5 付録 5.1 その他の接続方法 1 D-SUB コネクタ経由でホスト CPU と接続する場合次のようにジャンパーピンをセットして下さい D-SUB コネクタを使用する場合は電源供給の方法 (USB コネクタ経由 or AC アダプタ経由 ) に応じて JP8 を切り替えて下さい JP1 JP2 JP3 JP4 JP5 JP6 JP7 USB AC コネクタ アダプタ JP8 実際に D-SUB コネクタと AC アダプタを接続した様子は以下の様になります AC アダプタ D-SUB コネクタ AC アダプタは外径 Φ5.5mm 内経 Φ2.1mm 長さ 9.5mm 以上のプラグをご使用下さい また 出力電圧が 5V の製品をご使用下さい 22/30

2 スルーホールで用意されている UART 端子を使用する場合 BP35C0 では以下の様にスルーホールを用意しております スルーホール群 2( ピン配置は上記の通り ) スルーホール群 1 の ピン配置 スルーホール群 2 の ピン配置 スルーホール群 1( ピン配置は下記の通り ) ADC1 ADC0 NC SDA BP359C のボード上のシルクに記載されている通り スルーホール群 1やスルーホール群 2 からも BP35C0 の UART に必要な端子 (TXD RXD 等 ) を取り出すことが可能です スルーホール群 1 の UART 端子に関しては JP1 を接続して 端子を有効にする必要がありますのでご注意下さい スルーホール群 2 の方は JP1 の切り替え無しに BP35C0 から UART 端子を取り出すことが可能です 以下の様に BP35C0 をホスト CPU とスルーホールからの配線により接続する事も可能です JP1 をセット 電源 ON GND VDD RXD TXD GND VDD TXD RXD ホスト CPU 23/30

BP359C の内部回路図やピン配置に関しては BP359C のハードウェア仕様書をご参考下さい こちらのドキュメントはロームのホームページ内の Wi-SUN サポートページ (http://micro.rohm.com/jp/download_support/wi-sun/index.php) にてダウンロード可能です ここからダウンロードできます 24/30

5.2 ファームウェアの変更 フラッシュローダーをご必要の場合は お問い合わせください 本章では BP35C0 のファームウェアの書き換えについて説明します 通常 BP35C0 はファームウェアをロームで書き込んで出荷する仕様としておりますが お客様が入手された経路やロームまたは代理店での在庫の状況により ファームウェアが最新ではない可能性があります このため ご利用前に最新のファームウェアに書き換えてからご使用頂くことを推奨致します BP35C0 のファームウェアの書き換えを有効にするために BP359C の DIP スイッチの 2 と 3 を High にして下さい L H H High Low 1 2 3 25/30

BP35C0 フラッシュローダーを起動して以下の手順でファームウェアを書き換えます この際 Tera Term とフラッシュローダーで 同時に同じ COM ポートを接続できないため 起動の際に必ず Tera Term を終了して BP35C0 の COM ポートの接続を解除して下さい 1 FlashwriterForSubG をダブルクリックし て ソフトを起動して下さい 2 FlashWeiterForSubG のウィンドウが開 きます File Connect を押しま す 3 SirialPortSelect のウィンドウが開きます プルダウンからポート番号を選択して Connect を押して下さい ポート番号の確認方法は 4.6 章 STEP4 を参照してください 26/30

4 接続に成功すると [Log] に Completed と表示されます 5 Program のタブをクリックしてください す ると左のような画面となります 6 赤線内の箇所をクリックして 書き込むファー ムウェアの Hex ファイル (.HEX) を選択してく ださい 27/30

7 HEX ファイルの選択後 Programing with Verification にチェックを入れてくださ い 8 チェックを入れた後 Program を押してく ださい 下の様なウィンドウが表示され ファ ームウェアの書き込みが始まります 9 書き込みが成功すると [LOG] の部分に Completed と表示されます 28/30

10 File Disconnect を押し 接続を解除してください 解除に成功すると [LOG] に Completed と表示されます その後 このソフトウェアを終了させてください 書き換え後のファームウェアのバージョン確認は 4.5 章で説明した手順で行って下さい その際には DIP スイッチ 2 と 3 を Low に戻し 電源を再度投入して下さい 投入後 Tera Term を 起動して下さい ON OFF L L L 最新のバージョンであることを確認出来れば ファームウェアの書き換えは完了です 29/30

最新のファームウェアのバージョンに関しては ダウンロードページを参照して下さい 以上 30/30