Kaspersky Anti-Ransomware Tool for Business V2 簡単インストールガイド 2017/07/07 株式会社カスペルスキーコーポレートビジネス本部セールスエンジニアリング部 Ver. 2.0 1
目次 はじめに... 3 本資料の目的... 3 1. システム要件... 6 2. Kaspersky Anti Ransomware Tool for Business のインストール... 7 3. Kaspersky Anti Ransomware Tool for Business の初期設定...10 4. ウイルス検知時の確認と対応方法...13 5. 誤検知時の対応...15 2
はじめに 本資料の目的 本資料では Windows クライアント / サーバーに以下の製品を導入する方法を説明します Kaspersky Anti-Ransomware Tool for Business V2 Kaspersky Anti-Ransomware Tool for Business の概要他社アンチウイルスを導入したままで インストール可能な 軽量 かつ無償のツール 製品版に搭載されている機能の内 次の二つの機能を搭載しています Kaspersky Security Network によるファイル評価でのブロック システムウォッチャーによる実環境上での振る舞い検知機能でのブロック 中核となるテクノロジー Kaspersky Security Network(KSN) 世界中の数百万もの当社製品ユーザーが参加する 当社独自のクラウドネットワーク 日々発生する脅威や悪意ある活動に関する情報を収集し 当社製品およびサービスに反映させることで 迅速かつ強固な防御を実現 システムウォッチャー OS ファイルおよび設定に対する変更や プログラムの実行 ネットワーク経由のデータ交換など システム内で発生する重要イベントを監視 不正なイベントを未然に防ぐだけでなく 発生したイベントが不正なものであったと判断した場合には 加えられた変更をロールバックする 3
注意事項 カスペルスキーアンチランサムウェアツールは Kaspersky Endpoint Security の一部機能であるため Kaspersky Endpoint Security が既にインストールされているコンピューターには インストールすることができません KSN とシステムウォッチャーは Kaspersky Endpoint Security に搭載されている機能なので インストールの必要もありません Windows 7 10 に対応し サーバー OS には対応していません Kaspersky Security Network(KSN) を使用するためには インターネット接続が必要です システムウォッチャーでは 悪意のある動作を判断するロジックを更新します 更新にはインターネット接続が必要です カスペルスキーアンチランサムウェアツールは ファイルアンチウイルス機能を持たないため マルウェアの動作をブロックしますが 削除はしません 無償ツールのため サポートはありません 正常に動作しない場合 Kaspersky Endpoint Security の導入をご検討下さい 4
お申込みページ https://go.kaspersky.com/anti-ransomware-tool#form 1 DOWNLOAD FREE NOW をクリックするか 最下部にスクロールします 2 上の枠から順番に 名前 苗字 会社名 E-Mail アドレス 電話番号 国名 従業員数を入力し 赤枠にチェックを入れ SUBMIT AND DOWNLOAD をクリックします 5
1. システム要件 Kaspersky Anti-Ransomware Tool for Business が適切に動作するためには インストール先のコンピューターが下記最低システム要件を満たしている必要があります インターネット接続は必須です Kaspersky Anti-Ransomware Tool for Business のシステム要件代表的な対応 OS Microsoft Windows 7 Start / Home Basic / Home Premium / Professional / Ultimate Microsoft Windows 8 / Pro / Enterprise Microsoft Windows 8.1 / Pro / Enterprise Microsoft Windows 10 Home / Professional / Enterprise ハードウェア要件ハードウェア最低要件 PC CPU : Intel Pentium III 1 GHz 以上メモリ : 1 GB 以上 (32 ビット OS の場合 ) 2 GB 以上 (64 ビット OS の場合 ) ハードディスク : 350MB 以上の空き容量 その他 インターネット接続 ( システムウォッチャーデータベースの更新と KSN 接続のため ) 6
2. Kaspersky Anti Ransomware Tool for Business のインストール 以下の手順で設定を行います 1 インストーラーを起動します ( インストーラーのアイコン ) 右のような画面が表示されたら 次の画面が表示されるまで待ちます 2 End User License Agreement が表示されるので 内容を確認し I accept the terms of the License Agreement のチェックボックスをオンにして Next をクリックします 7
3 Administrator s computer の チェックボックスをオンにして Next を クリックします 4 ユーザーアカウント制御 画面が表示されるので はい をクリックします ( プログラム名は表記と違う可能性があります ) 5 インストール画面 が表示されるので終了するまで待ちます 8
6 完了すると Installation complete の画面が表示されるので すぐに起動させるときは Run Kaspersky Anti-Ransomware Tool for Business のチェックをオンにして Finish をクリックします これでインストールは終了です すぐに起動させないときはチェックを 外して Finish をクリックします 9
3. Kaspersky Anti Ransomware Tool for Business の初期設定 Installation complete の画面で Run Kaspersky Anti-Ransomware Tool for Business を選択し ていた場合 自動で管理画面が起動します 選択せずに終了した場合は Windows のメニューから管理画面を 起動してください 1 画面左下の Setting をクリックします 2 Proxy Server を設定します change proxy server setting... をクリックすることで設定画面を表示することができます 10
3 一番上のドロップダウンリストで設定を行い以下の設定が変更します 自動でプロキシサーバーを検出するときは Automatically detect proxy server setting プロキシサーバーを使用しない時は Do not use proxy server 指定したプロキシサーバーを使用するときは Use specified proxy server setting デフォルトは Automatically detect proxy server setting になっています 環境に合わせて設定して下さい Automatically detect proxy server setting を選択時 Use proxy server authentication をオンにすることでプロキシサーバーの認証ができます Bypass proxy server for local addresses でローカルアドレスに接続する時のプロキシサーバーの使用の設定ができます その後 Save をクリックします 4 次に Manage Applications を設定します 画面の下にある Manage Applications をクリックします 11
5 Manage Applications でアプリケーションのブロック 許可を設定できます Blocked Applications はブロックしたアプリケーションをリストにしています Unblock をクリックすることで選択したアプリケーションをリスト内から削除します Make trusted をクリックすると選択したアプリケーションを信頼できるアプリケーションのリストに移動します Trusted Applications は信頼しているアプリケーションをリストにしています Add... をクリックすると手動でアプリケーションをリストに追加出来ます Remove をクリックするとリストからアプリケーションを削除します これで設定はすべて完了です 12
4. ウイルス検知時の確認と対応方法 1 Kaspersky Anti Ransomware Tool for Business の起動画面ではコンピューターの保護状態 カスペルスキーのセキュリティの状態が表示されます 2 ウイルス検知時 デスクトップ上に右のような ポップアップが現れます Details をクリック すると詳しいレポートを表示できます 3 レポート画面ではイベントの詳細 ( 例えば 悪意のあるプログラムがブロックされた ) 脅威名 およびイベントの日付と時刻が表示されます レポートウィンドウのレコードを押すことで イベントの詳細情報が入手できます 13
4 起動画面ではウイルスを検知時に画面上に Detected and neutralized threats 1 という文字と Details ボタンが現れます Details ボタンを押すことで 3の詳しいレポートを表示できます 検知時には左下の Manage Applications ボタンに検知したウイルス件数が表示され クリックすることでブロック 許可のリストを見ることができます 14
5. 誤検知時の対応 1ウイルスを検知時 Manage Applications を開くことで ブロックしたアプリケーションが Blocked Applications のリストに入っていることが確認できます Blocked Applications はブロックしたアプリケーションをリストにします Unblock をクリックすることで選択したアプリケーションをリスト内から削除します Make trusted をクリックすると選択したアプリケーションを信頼できるアプリケーションのリストに移動します 誤検知が起こった場合 誤検知したアプリを選択して Make trusted をクリックすることで Trusted Applications のリストに移動して そのアプリケーションが次回からは検知されないようにできます 15
株式会社カスペルスキー 101-0021 東京都千代田区外神田 3-12-8 住友不動産秋葉原ビル 7F www.kaspersky.co.jp kasperskylabs.jp/biz/ 2016 Kaspersky Labs Japan Kaspersky Anti-Virus および Kaspersky Security は Kaspersky Lab の登録商標です その他記載された会社名または製品名などは 各社の登録商標または商標です なお 本文中では TM マークは明記していません 記載内容は 2017 年 7 月現在のものです 記載された内容は 改良の為に予告なく変更されることがあります 16