iRMC4(PY-RMC411)

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Transcription:

リモートマネジメントコントローラ ( 標準搭載 ) リモートマネジメントコントローラアップグレード (PY-RMC411/ PYBRMC41) 更新日 : 2017 年 7 月 12 日 (1) 概要 2013 年 9 月以降に発表された PC サーバでは ベースボードに新リモートマネジメントコントローラ (irmc S4/S5) が搭載されます アドバンスドビデオリダイレクション機能とバーチャルメディア機能は リモートマネジメントコントローラアップグレード (PY-RMC411 PYBRMC41) により使用可能です (2) 特長 1 ベースボード上に専用のリモートマネジメントコントローラ ( 略称 :irmc S4/S5) と を装備しているため サーバ本体の状態 ( ハング状態等 ) に依存せず 動作が可能 2 サーバ電源 / リセット制御機能 ( サーバ本体の状態に依存せずに制御可能 ) 3 アドバンスドビデオリダイレクション バーチャルメディア ( オプション ) 4 インターフェース 5 サーバ異常通知機能 ( サーバハング時にも異常通知可能 ) 6 Web インターフェースのサーバ監視機能 ( サーバの状態表示 ( 温度 電圧等 ) 電源 / リセット制御 ) 7 Support Desk Product サービスにより サーバハング検出時のリモート保守センターへの異常通知が可能 8 エージェントレスでのコンポーネント監視機能 HDD(*1)/RAID(*1)/CPU/ メモリ等のコンポーネント監視機能 (*1: 別途 SAS アレイコントローラオプションをご購入頂く必要があります 詳細は システム構成図 - 留意事項編をご確認ください ) (3) サーバ管理機能比較 標準添付のソフトウェアである ServerView Operations Manager のサーバ管理機能は OS 正常稼動の場合に以下の表のようになります リモートマネジメントコントローラはサーバハング状態でも動作可能であり ServerView Operations Manager による監視ができない場合においても有効です ServerView Operations Manager とリモートマネジメントコントローラとの機能比較は下表のようになります サーバ管理機能 ServerView Operations Manager 機能 リモートマネジメントコントローラ機能 備考 OS ハング時の動作不可可能特長 1 サーバ電源 / リセット機能 シャットダウン OFF シャットダウンリセットスケジュール ON シャットダウン OFF イミーディエイト OFF ON リセット 特長 2 アドバンスドビデオリダイレ なし あり ( オプション ) 特長 3 クション バーチャルメディア なし あり ( オプション ) 特長 3

サーバ監視 / 通知 ベースボード電源 / 環境外部記憶装置ネットワークインタフェースバスとアダプタ ベースボード電源 / 環境 HDD/RAID (*1) CPU/ メモリ他 特長 5,6,8,9 (*1):SAS アレイコントローラ ( オプション ) 経由 システム構成情報 構成情報システムステータスバージョン管理 構成情報システムステータス イベントログ機能 不揮発性メモリにイベントを 格納 - - リモート保守 OS 稼動時 OS ハング時 ログを通報するログを通報する - 不可 サーバハング時リモートマネジメントコントローラにより通報 特長 7 (4) PY-RMC411 / PYBRMC41( オプション ) 仕様 本オプション製品は リモートマネジメントコントローラのアドバンスドビデオリダイレクション機能およびバーチャルメディア機能を有効にするためのライセンスキーです 項目品名型名機能適応 OS 適応機種 仕様リモートマネジメントコントローラアップグレード PY-RMC411 / PYBRMC41 アドバンスドビデオリダイレクション機能 バーチャルメディア機能システム構成図参照システム構成図参照 アドバンスドビデオリダイレクション機能 : リモートからサーバ本体のキーボード マウスの操作およびディスプレイへの表示内容を確認することができ サーバ本体をリモートから操作できる機能です 1. リダイレクト中の画面ウィンドウは 任意に名称指定できるため複数機種の操作時等における誤操作を防止し 作業効率が向上します 2. リダイレクト中の画面 およびマウス / キーボード等の操作内容は 動画として録画が可能です 録画した動画は専用ソフトをインストールすることなく Windows/Linux 上で再生可能です 3. リダイレクト中の画面はズームバーを使用し 最適なサイズで使用が可能です 4. 頻繁に使用するキーの組合わせは ホットキー (Hot key) として登録することが可能です バーチャルメディア機能 : アドバンスドビデオリダイレクションにより 接続しているマシンの外部記憶装置を サーバ本体のリモート接続装置として認識させる機能です 外付け DVD ドライブ /HDD/USB メモリ等 複数のメディアをマウントすることが可能です

アドバンスドビデオリダイレクション機能を使用すると 複数サーバの環境において CRT/KB 切替器の機能を実現することができます 複数サーバ環境の構成例は下図のようになります RX300 S8 No.1 RX300 S8 No.2 PY*RMC41 CRT/KB インタフェース HUB 等 コンソール Web フ ラウサ Web フ ラウサ RX300 S8 No.2 のコンソール画面 RX300 S8 No.3 のコンソール画面 RX300 S8 No.3 PY*RMC41 RX300 S8 No.4 PY*RMC31 RX300 S8 No.4 のコンソール画面 バーチャルメディア機能を使用する場合の構成例は 下図のようになります コンソール PRIMERGY サーバ HUB 等 リモートドライブ としてアクセス パソコン等外付けテ ハ イス DVD-ROM ドライブ HDD USB メモリ BIOS が USB Legacy をサポートしている場合には バーチャルメディアとして接続した媒体から Boot が行えます BIOS セットアップユーティリティで Multiboot および USB Legacy Support を [Enabled] に設定し バーチャルメディア接続した媒体を BOOT 順番の一番上に設定してください

(5) エージェントレスでのコンポーネント監視機能 リモートマネジメントコントローラの Web インターフェースを使用し 装置に搭載されている HDD (*1)/SAS アレイコントローラ (*1)/CPU/ メモリ / その他コンポーネントの状態監視が可能です (*1: 別途 SAS アレイコントローラオプションをご購入頂く必要があります 詳細は システム構成図 - 留意事項編をご確認ください ) 本機能は専用のエージェントをインストールする必要がないため ご使用のオペレーティングシステムに依存無く使用可能です エージェント導入費用の削減 および CPU/ メモリ等のリソース消費を抑える事が可能となります 本機能における状態監視可能なコンポーネントは下記のとおりです コンポーネント名称 CPU メモリシステムファンバッテリ電源ユニット HDD( フィジカルドライブ ) SAS アレイコントローラ RAID( ロジカルドライブ ) 各々のコンポーネント監視構成は下図のようになります PRIMERGY クライアント HDD SAS-BP SAS アレイコン トローラ リモートマネシ メ ントコントローラ HDD/RAID 監視 ホ ート Web ブラウザ CPU メモリシステムファンバッテリ電源ユニット

(6) 接続形態 ServerView Operations Manager とリモートマネジメントコントローラを使用してサーバ管理を行う場合の接続形態は 下図のようになります リモートマネジメントコントローラのみを使用する場合には クライアントマシンの Web ブラウザから接続することが可能です ServerView Operations Manager およびリモートマネジメントコントローラを使用するためのシステム要件については ServerView Operations Manager およびリモートマネジメントコントローラのユーザーズガイドを参照してください PRIMERGY Agent( 注 クライアントマシン ServerView Operations Manager ( 注 1) OS(W2K8) ヘ ースホ ート リモートマネシ メント コントローラ HUB ユニット等 UPS または電源コンセント (7) 留意事項 1 リモートマネジメントコントローラアップグレードのライセンスキーの設定方法等詳細については 下記リンクに公開の irmc S4/S5- Web インターフェース マニュアルにも記載されています ご使用にあたりましては本書に記載の情報もご参照ください MANUALS (http://manuals.ts.fujitsu.com/index.php) x86 Server Software ServerView Suite Out-Of-Band Management 2 リモートマネジメントコントローラアップグレードをカスタムメイド型名 (PYBRMC41) にてご購入いただいた場合は 工場出荷時にライセンスを有効化した状態で装置を出荷するため ライセンスキーの再入力は必要ありません また 本体の保証書 (2014 年 2 月出荷分より ) にライセンスキーを記載しています 3 HDD/RAID 監視機能 (SAS アレイコントローラ ( オプション ) をご購入時 ) については irmc ファームウェア ( 版数 :7.16F 以降 ) へのアップデートが必要となります 下記弊社 Web サイトで公開されていますので ご確認ください http://www.fmworld.net/cgi-bin/drviasearch/drviaindex.cgi

4 リモートマネジメントコントローラアップグレードを一般型名 (PY-RMC411) にてご購入いただいた場合は irmc S4 advanced pack( アクティベーションキー生成用ドキュメント ) に記載されている TAN( アクティベーションキー生成用 ID) を使用して 別途アクティベーションキーの生成作業が必要となります - アクティベーションキーの生成には E-mail アドレスの登録が必要となります - アクティベーションキーの生成にはインターネット環境が必要となります - 生成されたアクティベーションキーは 生成時に登録した E-mail アドレスへ送信されます ( 紙面での証書は発行されません ) - アクティベーションキーの生成時に使用した E-mail アドレスおよび irmc S4 advanced pack は アクティベーションキーの再送信の際にも必要となりますので 紛失等の無いよう管理をお願いいたします - 以上 -