SG-8506CA Evaluation Board Manual Preliminary
評価ボード キット 開発ツールご使用上の注意事項 1. 本評価ボード キット 開発ツールは お客様での技術的評価 動作の確認および開発のみに用いられることを想定し設計されています それらの技術評価 開発等の目的以外には使用しないで下さい 本品は 完成品に対する設計品質に適合していません 2. 本評価ボード キット 開発ツールは 電子エンジニア向けであり 消費者向け製品ではありません ご使用環境によってはノイズなどによる誤動作を引き起こすこともあります お客様において 適切な使用と安全に配慮願います 3. 弊社は 本品を用いることで発生する損害や火災に対し いかなる責も負いかねます 通常の使用においても 異常がある場合は使用を中止して下さい 4. 本評価ボード キット 開発ツールを処分する場合は 廃棄する各国の国内法に従い処分してください 5. 本評価ボード キット 開発ツールに用いられる部品は 予告無く変更されることがあります 本資料のご使用につきましては 次の点にご留意願います 1. 本資料の内容については 予告無く変更することがあります 2. 本資料の一部 または全部を弊社に無断で転載 または 複製など他の目的に使用することは堅くお断りいたします 3. 本資料に掲載される応用回路 プログラム 使用方法等はあくまでも参考情報であり これらに起因する第三者の知的財産権およびその他の権利侵害あるいは損害の発生に対し 弊社はいかなる保証を行うものではありません また 本資料によって第三者または弊社の知的財産権およびその他の権利の実施権の許諾を行うものではありません 4. 特性値の数値の大小は 数直線上の大小関係で表しています 5. 製品および弊社が提供する技術を輸出等するにあたっては 外国為替および外国貿易法 を遵守し 当該法令の定める手続きが必要です 大量破壊兵器の開発等およびその他の軍事用途に使用する目的をもって製品および弊社が提供する技術を費消 再販売または輸出等しないでください 6. 本資料に掲載されている製品は 生命維持装置その他 きわめて高い信頼性が要求される用途を前提としていません よって 弊社は本 ( 当該 ) 製品をこれらの用途に用いた場合のいかなる責任についても負いかねます 7. 本資料に掲載されている会社名 商品名は 各社の商標または登録商標です SEIKO EPSON CORPORATION 2016, All rights reserved
1.... 1 1.1.... 1 1.2.... 1 1.3.... 1 1.4.... 2 2.... 3 2.1.... 3 2.2. PC... 5 2.3.... 6 3.... 7 3.1.... 7 3.2.... 8 4.... 9 4.1. PC... 9 4.2. Microsoft.NET Framework 3.5... 9 4.3. FTDI D2XX Direct Drivers... 12 4.4. PLL Oscillator RegWriter... 12 4.5. PLL Oscillator RegWriter... 13 5.... 15 6. BOM... 16 7.... 17
1. は Programmable Voltage Controlled Oscillator: SG-8506CA のレジスタにデータを設定することで所望の周波数を出力設定し 評価できるボードです このマニュアルは の動作 付属のソフトウェアについて内容を記載します 1.1. ハードウェア : SG-8506CA Eva-Board () ソフトウェア : PLL Oscillator RegWriter 1.2. I 2 C バスを利用してレジスタ設定することにより SG-8506CA の評価が可能 周波数からレジスタ値を自動計算 ( レジスタ設定から周波数を設定することも可能 ) 付属ソフトウェア Windows7, 8, 8.1, 10 (32 bit, 64 bit) 対応 USB 給電のレギュレータより電源電圧 +2.5 V or +3.3 V を供給可能 PC の USB 端子から I 2 C バスを経由して容易にボードに接続可能 1.3. PLL Oscillator RegWriter を PC にインストール のジャンパ設定を確認 SG-8506CA をソケットに挿入する の出力端子を測定装置に接続 PC と を USB ケーブルで接続 Vc 端子を外部電源に接続する (optional) ソフトウェア PLL Oscillator RegWriter を起動 PLL Oscillator RegWriter の周波数を選択し決定されたレジスタ値を送信 選択した周波数 信号を測定 評価 Page - 1
1.4. XOUT OUT VC VC XOUT OUT VDD SG-8506CA SDA SCL OE Jumper Selection Level shifter CN1 (VCC GND) USB controller Module UM232H USB Interface EPSON SG-8506CA EVA BOARD 図 1 Functional Block Diagram Page - 2
2. は SG-8506CA の評価キットです PC より I 2 C バスを経由してレジスタを設定することにより 出力周波数を設定できます 2.1. では SG-8506CA に供給する電源を USB 給電のレギュレータから得る方法と 外部電源から得る方法から選択できます 電源はジャンパ JP7, JP8, JP9 によって設定します 図 2 電源関係のジャンパ コネクタ Page - 3
USB 給電のレギュレータから電源を供給する場合 JP7, JP9 を短絡 電源電圧により JP8 の短絡端子を選択 1-2 短絡時は 2.5 V 3-2 短絡時は 3.3 V になります 外部電源より電源を供給する場合 JP7 を短絡 JP9 を開放 CN1 に外部電源を接続 電源供給に関するジャンパの詳細を表 1 表 2 表 3 に示します 表 1 SG-8506CA の GND 電位 (PVSS) の設定 (JP7) SG-8506CA の GND 端子電位 (PVSS) GND と同じ GND と独立 Short Open JP7 Jumper Installation 表 2 USB 供給のレギュレータの出力電圧設定 (JP8) Supply Voltage [V] JP8 Jumper Installation 2.5 Connect pin 1 2.5 V to center pin 2 3.3 Connect pin 3 3.3 V to center pin 2 表 3 SG-8506CA の供給電源選択 (JP9) Power Supply Source USB External Power Source JP9 Jumper Installation Short Open (External power source is connected to CN1) Note: JP9 が短絡されているときに CN1 より外部電源を接続することを禁止します P9 が短絡されているときに CN1 より外部電源を接続した場合 電源供給の競合が生じるため 接続している機器類にダメージを与える可能性があります Page - 4
2.2. PC では ソフトウェアにより I 2 C I/F と OE の制御が可能です この機能を使うかどうか ジャンパによって設定します 表 4 ジャンパ設定 ジャンパ名 ピン数 信号名 初期状態 JP1 *1 3 SDA/SCL プルアップ電位 1-2 Short (3.3 V) JP2 2 OE Short JP3 2 SDA (Controlled by software) JP4 2 SCL JP7 2 SG-8506CA の GND 電位 Short (Same as GND) JP8 3 USB 供給のレギュレータの出力電圧設定 3-2 Short (3.3 V) JP9 2 供給電源選択 Short (Power from USB) JP10 2 Vc 端子の GND 電位固定 Open (GND に固定しない ) JP11 3 OE 端子の VDD/GND 電位固定 Open (VDD/GND に固定しない ) *1 SG-8506CA の供給電圧を 2.5 V にした場合でも JP1 を 1-2 Short のままにすることができます Page - 5
2.3. Frequency Counter Oscilloscope XOUT OUT Power Supply 3.3 V or 2.5 V CN1 (VDD, GND) Socket Frequency control VC PC USB EPSON SG-8506CA EVA BOARD 図 3 の外部接続例 Page - 6
3. 3.1. 表 5 電源 電源 電圧 備考 VDD 3.3 V or 2.5 V ソケットに実装した SG-8506CA の電源電圧 CN1 VDD と共通 GND 0 V CN1 GND と共通 表 6 コネクタ 端子 ソケット コネクタ 端子 内容 備考 CN1 VDD, GND VDD, GND は CN1 もしくは VDD 端子, VDD VDD GND 端子から供給 GND GND CN2 I/F 信号 VC VC OE OE SMA1 SG-8506CA の出力 (OUT) SMA2 SG-8506CA の反転出力 (XOUT) Mini-USB USB 接続 U1 SG-8506CA 実装用ソケット Page - 7
3.2. EPSON SG-8506CA EVA BOARD 図 4 ボード図 Page - 8
4. を動作させるためには PC に PLL Oscillator RegWriter をインストールする必要があります 4.1. PC Microsoft Windows 7, 8, 8.1 USB2.0 HDD の空き空間 1MB 1024 x 768 screen resolution or greater Microsoft.NET Framework 3.5 FTDI D2XX Direct Drivers 4.2. Microsoft.NET Framework 3.5 PLL Oscillator RegWriter は Microsoft.NET Framework 3.5 が必要です Windows 7 は最初から Microsoft.NET Framework 3.5 がインストールされており 初期状態で有効になっています しかし Microsoft.NET Framework 3.5 が無効化されている場合は コントロールパネルで [ プログラムと機能 ] を選択し [Windows の機能の有効化または無効化 ] を選択し [.NET Framework 3.5.1] チェックボックスをオンにします このオプションを使用するには インターネット接続が必要です 図 5 Microsoft.NET Framework 3.5 の有効化 (Windows 7) Page - 9
Windows 8/8.1 には 最初から Microsoft.NET Framework 3.5 がインストールされていますが 初期状態では無効化されています Microsoft.NET Framework 3.5 を有効化するためには 以下のどちらかの方法を行ってください なお どちらの方法もインターネット接続が必要です 1. オンデマンドの Microsoft.NET Framework 3.5 のインストール PLL Oscillator RegWriter の初回起動時に 下記のメッセージボックスが表示されます このメッセージボックスの この機能をインストールします を選択します なお このオプションを使用するためにはインターネット接続が必要です 図 6 Microsoft.NET Framework 3.5 の有効化 (Windows 8/8.1, オンデマンド ) Page - 10
2. コントロールパネルによる Microsoft.NET Framework 3.5 の有効化コントロールパネルで [ プログラムと機能 ] を選択し [Windows の機能の有効化または無効化 ] を選択し [.NET Framework 3.5 (.NET 2.0 および 3.0 を含む )] チェックボックスをオンにします このオプションを使用するには インターネット接続が必要です 図 7 Microsoft.NET Framework 3.5 の有効化 (Windows 8/8.1, コントロールパネル ) Windows 8/8.1 についての詳細は Microsoft のサイトを参照してください Page - 11
4.3. FTDI D2XX Direct Drivers インターネット接続がされていれば を PC に USB 接続したときに 自動的に Windows Update より適切なドライバがダウンロードされ インストールされます Windows Update による自動的なドライバのインストールができなかった場合は FTDI setup executable を使ってドライバをインストールします 1. の USB 接続を切り離します 2. FTDI のサイトより setup executable をダウンロードします 3. setup executable を選択して右クリックし 管理者として実行 を選択します 図 8 FTDI setup executable の実行 4.4. PLL Oscillator RegWriter ソフトウェア (PLL_Oscillator_RegWriter_V1.msi) を用いて PC に PLL Oscillator RegWriter をインストールしてください Page - 12
4.5. PLL Oscillator RegWriter 機種選択 Model のラジオボタンにより SG-8506CA を選択します I 2 C スレーブアドレス設定 I 2 C Slave Address のテキストボックスに 16 進数でアドレスを入力します I 2 C Slave Address が不明の時は Search Addr ボタンを押すと自動的にアドレスがサーチされます 周波数の設定 Output frequency に希望の周波数を入力します 周波数の入力後は レジスタ値が自動的に計算されます Kv 値の設定 Kv のボックスから Kv 値 (0~11) を設定します Kv 値を 12 以上に設定すると Vc 制御機能が無効化されます レジスタ値の書き込み 照合 Write ボタンを押すと レジスタ値が SG-8506CA に書き込まれす Write and Verify ボタンを押すと レジスタ値が SG-8506CA に書き込むとともに レジスタを読み 書き込み値と読み込み値が一致しているかどうかを検証します 検証結果はログ表示のテキストボックスに表示されます OE ポートの制御 OE のラジオボタンにより それぞれの端子が制御できます 発展的な使用方法レジスタのみ見出し : Read ボタンを押すと レジスタ値が読み込まれ レジスタテーブルに表示されます レジスタ値の周波数計算 : レジスタ値のテキストボックスに値を入力すると レジスタ値から Output Frequency が計算され Output Frequency のテキストボックスに表示されます リファレンス周波数の変更 : Tool Advanced Mode を選択すると Reference Frequency のテキストボックスが編集できるようになり 任意の周波数が設定できます Page - 13
図 9 PLL Oscillator RegWriter 操作画面 Page - 14
5. 図 10 回路図 Page - 15
6. BOM No メーカ 部品 品番 インスタンス 数量仕様 1 MURATA チップコンデンサ GRM32NF11E106Z C1, C2, C3 3 3225, 10 µf ±10%, DC10 V 2 MURATA チップコンデンサ GRM188B31E105K C4, C5 2 1608, 1 µf ±10%, DC10 V 3 MURATA チップコンデンサ GRM188B11E104K C6, C7, C8, C9, C10, C11, C12, C13, C14, CO1, CO2 11 1608, 0.1 µf ±10%, DC25 V 4 KOA チップ抵抗 RK73H1JTTD5102F R1A 1 1608, 51 kω ±1% 5 KOA チップ抵抗 RK73H1JTTD1003F R1B 1 1608, 100 kω ±1% 6 KOA チップ抵抗 RK73H1JTTD4702F R1C 1 1608, 47 kω ±1% 7 KOA チップ抵抗 RK73H1JTTD1803F R2 1 1608, 180 kω ±1% 8 KOA チップ抵抗 RK73H1JTTD1500F R3, R4 2 1608, 150 Ω ±1% 9 KOA チップ抵抗 RK73H1JTTD1002F R5, R6 2 1608, 10 kω ±1% 10 Emerson Network Power Connectivity Solutions 11 MiS Technologies 12 Linear Technology 13 Texas Instruments SMA 142-0701-851 SMA1, SMA2 2 - Socket CXP-A08-11-00 U1 1 - レギュレータ IC LTC3025 U3 1 2 mm x 2 mm, DFN レベルシフト IC SN74AVC4T245D U4 1 SOP 14 MAC8 ラッピング端子 WL-1 CN1, CN2, JP1, JP2, JP3, JP4, TP (SDA, SCL) - - 15 MAC8 チェックピン LC-22-G- 赤 VDD 1 赤 16 MAC8 チェックピン LC-22-G- 黄 PVSS, OE, VC 3 黄 17 MAC8 チェックピン LC-22-G- 黒 TP_GND 1 黒 18 FTDI FTDI モジュール UM232H U2 1-19 RS スペーサー 325-659 - 4 M3 x 12.7 mm ナイロン Page - 16
7. JP9 が短絡されているときに CN1 より外部電源を接続することを禁止します P9 が短絡されているときに CN1 より外部電源を接続した場合 電源供給の競合が生じるため 接続している機器類にダメージを与える可能性があります 191-8501 421-8 TEL (042) 587-5315 FAX (042) 587-5014 541-0059 3-5-1 15F TEL (06) 6120-6520 FAX(06) 6120-6782 460-0008 1-10-21 6F TEL (052) 205-8431 FAX (052) 231-2537 http://www5.epsondevice.com/ja/quartz/index.html Page - 17