Lenovo System x3250 M6 (3633) Windows Server 2016 導入ガイド [ServeRAID-C110 編]

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Lenovo System x3250 M6 (3633/3943) Windows Server 2016 導入ガイド ServeRAID-C110 コントローラー対応版 概要本ドキュメントは お客様がSystem x3250 M6 (3633/3943) ( 以降 本ドキュメント内では x3250 M6 と表記します ) へWindows Server 2016を導入する際にご活用いただける参考書として作成しました マシン タイプやハードウェア構成によってはここに記載する手順とは異なる場合がありますので 適宜読み替えてください 本ドキュメントでは x3250 M6 に Windows Server 2016 をインストールし デバイスマネージャー上で すべてのデバイスが認識されることを確認するまでの流れを取り扱います 目次 1. 本ドキュメントの作成に使用したハードウェア 構成... 2 2. 使用するコンポーネント... 2 3. 導入前の作業... 5 4. 導入作業... 6 4.1. RAID の構成... 6 4.2. Windows Server 2016 のインストール... 11 4.3. デバイス ドライバーのインストール... 16 Appendix. 参考資料... 22 1 / 23

1. 本ドキュメントの作成に使用したハードウェア 構成 ハードウェアおよびソフトウェアの構成 機種 RAID アダプター HDD System x3250 M6 (3633B2J) ServeRAID-C110 コントローラー 3.5 インチシンプル スワップ HDD x2 RAID レベル RAID 1 uefi モード /BIOS モード uefi モード (GPT: GUID パーティションテーブル ) BIOS モード (MBR: マスターブートレコード ) インストール メディア インストール オプション Windows Server 2016 Datacenter DVD GUI 使用サーバー Server Core インストール ユーティリティーの使用 以下のユーティリティーは本ドキュメントの手順では取り扱いません Server Guide 2. 使用するコンポーネント 本ドキュメントでは x3250 M6 に同梱されている部品以外に 次のコンポーネントを事前にご用意いただ く必要があります ハードウェア モニター マウス キーボード 電源ケーブル DVD-ROM を読み込むことが可能な USB 光学ドライブ ソフトウェア デバイス ドライバー Windows Server 2016 DVD デバイス ドライバー (Chipsetドライバー IMM2 PBI device NULLドライバー Intel RSTe NVMe driverドライバー ) デバイス ドライバーは Lenovo Support から入手します 入手したファイルは USB メモリーなどに格納しておきます 2 / 23

本書では OS が標準で持つデバイス ドライバーのインストールについては省略していますが Lenovo Support または Fix Central 上に公開されている最新のドライバーが存在する場合は 別途入手いただき適用 することを推奨します デバイス ドライバーの入手方法 Lenovo Supportから入手する場合 : (1) Lenovo Support へアクセスし 製品を検索する のテキスト ボックスに x3250 M6 と入力して [System x3250 M6 Type 3633] ( もしくは3943) をクリックします Lenovo Support https://support.lenovo.com/jp/ja 参考 : Lenovo Support の表示言語について 表示言語が日本語の場合 表示されるドライバーの候補が最新でない場合がございますので English に変更することを推奨します 3 / 23

(2) Lenovo System x3250 M6 のページが表示されますので Intel(R) Chipset Device Software For Windows のリンクを開きます 実行ファイル名に lnvgy が含まれるドライバーを適用することを推奨いたします public が含まれるドライバーを適用すると ほかのデバイス が残る場合があります (3) Intel(R) Chipset Device Software For Windows のページが表示されますので 実行ファイルの 行にある Download のアイコンをクリックしてファイルを入手します 4 / 23

3. 導入前の作業 x3250 M6に搭載するオプションがある場合には 事前に搭載します オプション製品やHDDの搭載手順については 下記 インストールとサービスのガイド をご確認ください Lenovo System x3250 M6 インストールとサービスのガイド https://systemx.lenovofiles.com/help/topic/com.lenovo.sysx.3633.doc/pdf_3633_isg.pdf 電源ケーブルが UPS や PDU OA タップなどの電源に接続されていることを確認します ディスプレイ キーボード マウスが接続されていることを確認します 5 / 23

4. 導入作業 4.1. RAID の構成 電源投入前にお読みください 前面ベゼルの左側に配置されているパワーオンLED ( 電源ボタン自身がパワーオンLED) を確認します パワーオンLEDが高速で点滅 (1 秒間に4 回 ) している場合 サーバーを完全に始動させる準備ができていませんので電源制御ボタンは使用不可の状態です 低速で点滅 (1 秒間に1 回 ) する状態へ遷移するまでしばらくお待ちください システム装置をAC 電源へ接続した場合 まずは高速で点滅する状態になります (1) x3250 M6 の電源ボタンを押します パワーオン LED が点灯し サーバーが起動します (2) Lenovo ロゴが表示されます このタイミングで キーボードから <F1> キーを押して System Configuration and Boot Management 画面 (uefi の設定画面 ) を呼び出します 6 / 23

(3) System Configuration and Boot Management 画面から [System Settings] を選択します (4) System Settings 画面が表示されたら [Devices and I/O Ports] を選択します (5) Devices and I/O Ports 画面が表示されたら [Onboard SATA mode] にフォーカスが当たってい る状態で <Enter> キーを押し RAID を選択します <Esc> キーを押して前の画面へ戻ります (6) System Settings 画面が表示されたら [Storage] を選択します (7) Storage 画面が表示されます [Intel RSTe SATA Controller] を選択します 7 / 23

(8) Intel (R) RSTe 画面が表示されたら [Create RAID Volume] を選択します (9) Create RAID Volume 画面が表示されたら [RAID Level:] を選択して RAID レベルを選択します 本ドキュメントでは RAID1(Mirror) を選択しました 8 / 23

(10) [Port 0, ] および [Port 1, ] にチェックを入れ [Create Volume] を押します (11) RAID Volumes: の下に Volume0, が作成されていることを確認したら <Esc> キーを 3 回押 して System Configuration and Boot Management 画面へ戻ります もう一度 <Esc> キーを押 すと確認画面が表示されますので <Y> キーを押して設定画面を終了します 9 / 23

(12) <Enter> キーを押します 以上で RAID の構成が完了しました 続いて Windows Server 2016 のインストールへ進みます 10 / 23

4.2. Windows Server 2016 のインストール (1) 光学式ドライブ イジェクト / 閉じるボタンを押して Windows Server 2016 の DVD メディアを挿入 します (2) DVD からのブートが行われます 以下のように "Loading files..." と表示され プログレス バーに 進捗状況が表示されます (3) の画面が表示されるまで待ちます (3) Windows セットアップ ウィンドウ ( 以下の画面 ) が表示されたら インストールする言語やキー ボードの種類などを選択して [ 次へ ] ボタンをクリックします 本ドキュメントでは デフォルト値のままとしています ご要件に合わせて設定ください インストールする言語 : 日本語 ( 日本 ) 時刻と通貨の形式 : 日本語 ( 日本 ) キーボードまたは入力方式 : Microsoft IME キーボードの種類 : 日本語キーボード (106/109 キー ) 11 / 23

(4) ウィンドウの中央に [ 今すぐインストール ] ボタンが配置されてある画面が表示されますので このボ タンをクリックします (5) Windows のライセンス認証 画面が表示されます プロダクト キーを入力して [ 次へ ] をクリッ クします メディアの種類によっては インストールのフェーズで入力画面が表示されない場合があ ります その場合は本項をスキップします (6) インストールするオペレーティングシステム を選んでください 画面 ( 以下の画面 ) が表示されます Server Core としてインストールするか デスクトップエクスペリエンス (GUI 使用サーバー ) としてインストールするかを選択します デスクトップエクスペリエンスを選択し [ 次へ ] をクリックします 12 / 23

(7) 適用される通知とライセンス条項 画面が表示されます ライセンス条項を最後までお読みいただき インストールを継続する場合は [ 同意します ] にチェックを入れて [ 次へ ] をクリックします (8) インストールの種類を選択する画面が表示されますので [ カスタム : Windows のみをインストール する ( 詳細設定 )] をクリックします (9) Windows のインストール場所を選ぶ画面が表示されます この段階ではパーティションが作成されていませんので インストール可能なパーティションの作成を行います [ ドライブ 0 の割り当てられていない領域 ] を選択して [ 新規 ] をクリックします 認識順により必ずしもドライブ 0 とならない場合があります その場合は適宜お読み替えください 13 / 23

(10) 作成するパーティションのサイズを入力して [ 適用 ] をクリックします 作成したパーティションとは別に システムが使用するパーティションも自動的に作成される旨につい て メッセージ ボックスが表示されますので [OK] をクリックします (11) 作成した プライマリ パーティションを選択してから 次へ をクリックします インストールが 始まりますので 完了までしばらくお待ちください Windows インストーラーにより インストール中は自動的にサーバーが再起動することがあります (12) インストール完了後 コンピューターへサインインするために Administrator アカウントのパスワードを設定する必要があります 画面の指示に従い Administrator のパスワードを設定します [ 完了 ] ボタンを押してパスワードの設定を完了します 注意 パスワードの文字列に指定すべき文字について パスワードは 大文字 小文字 数字を含む組み合わせである必要があります 14 / 23

(13) サインイン画面が表示されます Ctrl + Alt + Del キーを押して Administrator アカウントでサイン インします サインイン後は自動的に初期設定が実行されます 以上で Windows Server 2016 のインストールが完了しました この状態では いくつかのデバイスが正常 に認識しません 続いてデバイス ドライバーのインストールを行います 15 / 23

4.3. デバイス ドライバーのインストール 2. 使用するコンポーネント で事前に入手したデバイス ドライバーを適用します USB メモリーなどに格納したファイルを x3250 M6 の任意のフォルダ内に配置します チップセット ドライバーの適用 (1) ファイルを実行します Intel(R) Chipset Device Software For Windows ウィンドウが立ち上が りますので [Update] ボタンを押します (2) Ready to Update System 画面が表示されますので Update ボタンを押します (3) Success 画面が表示されれば 適用完了です 以上でチップセット ドライバーの適用が完了しました 16 / 23

IMM2 PBI device NULL ドライバー (1) ファイルを実行します Lenovo IMM2 PBI device NULL driver ウィンドウが立ち上がりますので [Perform Update] が選択されていることを確認し [Next >] ボタンを押します (2) Package and System Match 画面が表示されますので [Update] ボタンを押します (3) Success 画面が表示されれば 適用完了です 17 / 23

Intel RSTe NVMe driver ドライバー (1) ファイルを解凍します WindowsServer2016 は iarnvme.free.win8.64bit.x.x.x.xxxx を使用 (2) デバイスマネージャーから [ ほかのデバイス ] 内にある [PCI デバイス ] のプロパティを選択します (3) PCI デバイスのプロパティ が表示したら [ ドライバー ] タブの [ ドライバーの更新 ] を選択します 18 / 23

(4) [ コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します ] を選択します (5) ドライバーソフトウェアの参照先は (1) で解凍した iarnvme.free.win8.64bit.x.x.x.xxxx フォル ダを選択して [ 次へ ] を選択します 19 / 23

(6) ドライバーソフトウェアが正常に更新されました の表示を確認後に [ 閉じる ] を選択します (7) intel(r)rste Virtual Controller のプロパティは [ 閉じる ] を選択します 20 / 23

デバイスマネージャー上からの確認 (1) サーバーマネージャーを起動します 左側のペインから [ ローカルサーバー ] をクリックします コ ンピューター名をクリックして システムのプロパティを開きます (2) [ ハードウェア ] のタブを開き [ デバイスマネージャー ] をクリックします (3) ほかのデバイス が存在しないことを確認します 以上で導入が完了しました 参考 : 導入した Windows Server 2016 の Edition を確認する方法について導入した Windows Server 2016 の Edition は下記の方法で確認することができます サーバーマネージャー を起動して < ツール > - < システム情報 > の OS 名を確認してください Microsoft Windows Server 2016 Datacenter などと表示されることで OS が正しく導入されたことを確認できます 参考 : 導入した Windows Server 2016 が uefi/bios モードのどちらで導入されているのかを確認する方法について導入した Windows Server 2016 が uefi/bios モードのどちらで導入されているのかについては サーバーマネージャー から確認可能です 1. サーバーマネージャー を起動して < ツール > - < コンピューターの管理 > を開きます 2. < ディスクの管理 > の項目を開き Windows Server 2016 が導入されたディスクを右クリックしてプロパティを開きます 3. < ボリューム > タブを開いて [ パーティションのスタイル ] の項目を確認します それぞれ以下のとおりです 21 / 23 GUID パーティションテーブル (GPT) と表示されている場合は uefi モード マスターブートレコード (MBR) と表示されている場合は BIOS モードです

Appendix. 参考資料 本製品のマニュアルについては下記をご参照ください Lenovo System x3250 M6 インストールとサービスのガイド https://systemx.lenovofiles.com/help/topic/com.lenovo.sysx.3633.doc/pdf_3633_isg.pdf ファームウェア デバイス ドライバーの更新については 下記をご参照ください XClarity Essentials UpdateXpress クイックスタートガイド http://www.lenovojp-cms.com/cmscontents/gdfiles.php?md=594 本製品に搭載されるシステム管理プロセッサー Integrated Management Module II( 以後 IMM2 については下記をご参照ください Integrated Management Module II (IMM2) 関連 FAQ http://www.lenovojp-cms.com/cmscontents/gdfiles.php?md=131 Integrated Management Module II (IMM2) 操作ガイド http://www.lenovojp-cms.com/cmscontents/gdfiles.php?md=132 IMM2には ハードウェア障害発生時にIBMサポート サイトへ自動通知を行う機能が搭載されています この機能に関する紹介については下記をご参照ください IBMへのハードウェア障害自動通知 (Call Home) のご紹介 http://www.lenovojp-cms.com/cmscontents/gdfiles.php?md=106 IMM2 の機能レベルをアップグレードするための手順については 下記をご参照ください Feature on Demand (FOD) ライセンス アクティベーション ガイド http://www.lenovojp-cms.com/cmscontents/gdfiles.php?md=133 22 / 23

更新履歴 2019/05/08 項番 02,03,04,Appendix. 参考資料, 免責事項の内容を更新 2016/11/14 v1.0 初版作成 免責事項当内容は お客様 販売店様 その他関係者が ThinkSystem ThinkAgile などを販売促進および活用していただくことを目的として作成しました 詳細につきましては URL ((https://www.lenovo.com/jp/ja/legal/ ) の利用条件をご参照ください 当資料に含まれるレノボ エンタープライズ ソリューションズ株式会社および Lenovo Enterprise Solutions ( 以下総称して LES) 以外の製品に関する情報は 各提供ベンダーより提供されたものであり LES はその正確性または完全性についてはいかなる責任も負いません 記載内容は作成時点の情報に基づき作成しています 予告なしに変更や削除することがございます 当資料の個々の項目は LES にて確認 検証されていますが お客様の環境において全く同一または同様な結果が得られる保証はありません お客様の環境 その他の要因によって異なる場合があります お客様の環境へ適用される場合は お客様ご自身の責任と費用において行なってくださいますようお願いいたします Copyright 2019 レノボ エンタープライズ ソリューションズ株式会社 23 / 23