LAN ドライバ インストレーションガイド (Intel R1681) - 1 -
目次 1. はじめに... 3 2. Windowsドライバのインストール... 6 2.1. LANドライバのインストールフロー... 7 2.2. ドライバのバージョン確認... 8 2.3. 既存 LANドライバのアンインストール... 10 2.4. LANドライバのインストール...11 2.4.1. LANドライバのインストール手順... 11 2.4.2. コントローラドライバの手動インストール手順... 12 2.5. LANドライバの設定... 13 2.5.1. リンク速度の設定... 13 2.6. チームのセットアップ方法... 14 2.6.1. チームのセットアップ手順... 14 2.6.2. チームの削除手順... 16 2.7. 注意事項...17 2.7.1. リモートデスクトップによる操作について... 17 2.7.2. SNP(Scalable Networking Pack) について... 17 2.7.3. Wake On LAN (WOL) について... 17-2 -
1. はじめに 本インストレーションガイドは LAN ドライバ (Intel R1681) のインストール方法について説明しています 本手順書の適用範囲は下記の通りです 対象 OS 省略形式 Windows Server 2008 (32Bit) Windows Server 2008 (64Bit) Windows Server 2008 R2 Windows Storage Server 2008 Windows Storage Server 2008 R2 対象 OS の製品名 Microsoft Windows Server 2008 Standard (32Bit) Microsoft Windows Server 2008 Enterprise (32Bit) Microsoft Windows Server 2008 for Embedded System Standard (1-4cpu, 5CAL Version) (32bit) Microsoft Windows Server 2008 Standard (64Bit) Microsoft Windows Server 2008 Enterprise (64Bit) Microsoft Windows Server 2008 R2 Standard Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise Windows Storage Server 2008 (64Bit) Windows Storage Server 2008 R2 適用対象の本体装置及びオプション LAN ボード 増設 HDD ブレード テープブレード 本体装置 省略形式 製品名 対象 LAN ポート Express5800/ E110b-1 NEC Express5800/ E110b-1 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ E110c-1 NEC Express5800/ E110c-1 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ R110b-1 NEC Express5800/ R110b-1 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ R110c-1 NEC Express5800/ R110c-1 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ T110b NEC Express5800/ T110b 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ T110c NEC Express5800/ T110c 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ GT120a NEC Express5800/ GT120a 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ GT120b NEC Express5800/ GT120b 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ T120a-E NEC Express5800/ T120a-E 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ T120b-E NEC Express5800/ T120b-E 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ T120a-M NEC Express5800/ T120a-M 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ T120b-M NEC Express5800/ T120b-M 標準 LAN ポート (2ch) - 3 -
Express5800/ R120a-1 NEC Express5800/ R120a-1 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ R120b-1 NEC Express5800/ R120b-1 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ R120a-2 NEC Express5800/ R120a-2 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ R120b-2 NEC Express5800/ R120b-2 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ R140b-4 NEC Express5800/ R140b-4 標準 LAN ポート (4ch) Express5800/ V618-L NEC Express5800/ V618-L 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ V618-H NEC Express5800/ V618-H 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ V628-L NEC Express5800/ V628-L 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ V628-H NEC Express5800/ V628-H 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ B120a NEC Express5800/ B120a 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ B120b NEC Express5800/ B120b 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ B120a-d NEC Express5800/ B120a-d 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ B120b-d NEC Express5800/ B120b-d 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ B120b-h NEC Express5800/ B120b-h 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ B120b-Lw NEC Express5800/ B120b-Lw 標準 LAN ポート (2ch) Express5800/ B120d NEC Express5800/ B120d 1 Express5800/ B120d-h NEC Express5800/ B120d-h 1 Express5800/ B110d NEC Express5800/ B110d 1 istorage NS300Ra istorage NS シリーズ istorage NS300Ra 標準 LAN ポート (2ch) istorage NS300Ta istorage NS シリーズ istorage NS300Ta 標準 LAN ポート (2ch) istorage NS500Ba istorage NS シリーズ istorage NS500Ba 標準 LAN ポート (2ch) istorage NS500Ra istorage NS シリーズ istorage NS500Ra 標準 LAN ポート (2ch) istorage NS500Rb istorage NS シリーズ istorage NS500Rb 標準 LAN ポート (2ch) 1 対象のオプション LAN ボード及び増設 HDD ブレード テープブレードが実装された環境のみ 本装置が対象となります なお 標準の LAN ポートは対象ではありません 増設 HDD ブレード テープブレード 装置 N8404-001 標準 LAN ポート (2ch) N8404-002 標準 LAN ポート (2ch) N8404-003 標準 LAN ポート (2ch) N8404-005 標準 LAN ポート (2ch) 対象 - 4 -
オプション LAN ボード 型番 N8104-112 1000BASE-SX 接続ボード 製品名 N8104-119 1000BASE-T 接続ボード N8104-120 1000BASE-T 接続ボード (2ch) N8104-121 1000BASE-T 接続ボード (2ch) N8104-122 1000BASE-T 接続ボード (2ch) N8104-125A 1000BASE-T 接続ボード (4ch) N8104-126 1000BASE-T 接続ボード N8403-017 1000BASE-T 接続ボード (2ch) N8403-020 1000BASE-T 接続ボード (4ch) N8403-021 1000BASE-T 接続ボード (2ch) N8403-022 1000BASE-T 接続ボード (4ch) N8403-035 10GBASE-KR 接続ボード (2ch) 2 上記は 2012/9 時点での情報に基づいています 最新の情報は本体装置の情報にしたがってください 最新ドライバは弊社のサポート web サイトにて公開しています 3 各装置に対応しているオプションの LAN ボードについては各装置の構成ガイドを参照してください 商標について istorage は日本電気株式会社の商標または登録商標です Microsoft Windows Windows Server Hyper-V は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です Intel, PROSet は米国 Intel Corporation の登録商標です その他 記載の会社名および商品名は各社の商標または登録商標です なお 本文では TM,R マークを明記していません - 5 -
2. Windows ドライバのインストール 本章では Windows での LAN ドライバのインストール方法および各種機能の設定方法について説明します インストールに関する注意事項を 2.7 注意事項 (P.17) に記載してありますので インストール前に必ずお読みください なお 本章内での LAN ドライバ という表記は LAN コントローラユーティリティ PROSet( チーミングドライバ ) とコントローラドライバの総称です 以下の作業はローカルコンソールにて管理者権限のアカウントでログオンし 実施してください インストール作業の事前準備 1. R1681.exe をダウンロードしてください 2. システムドライブ配下に temp フォルダを作成し 1. でダウンロードしたファイルを実行して作成した temp フォルダ中に展開してください 例 ) ( 以下ではシステムドライブを C: とします ) C: temp R1681-6 -
2.1. LAN ドライバのインストールフロー 本節では LAN ドライバをインストールする際の作業の流れについて説明します 以下の図を参照し LAN ドライバをインストールしてください 開始 LAN ドライバを新規でインストールするか? No Yes [2.2 ドライバのバージョン確認 ] LANドライバのバージョンを確認する ドライバのバージョンが異なっているか? No Yes ネットワークの設定情報 (IP アドレスなど ) やチームの設定 情報 ( チームを構成している場合 ) を控える [2.3 既存 LAN ドライバのアンインストール ] 既存ドライバをアンインストールする [2.4 LAN ドライバのインストール ] ドライバをインストールする [2.5 LAN ドライバの設定 ] LAN ドライバのパラメータをセットアップする No チーミング機能を設定するか? Yes Yes [2.6 チームのセットアップ方法 ] チーミング機能をセットアップする ネットワークの設定情報 (IP アドレスなど ) を設定する 再設定の場合は控えておいた情報を元に設定する 完了 - 7 -
2.2. ドライバのバージョン確認 本節では LAN ドライバのバージョン確認方法について説明します 以下の手順を参照し LAN ドライバのバージョンを確認してください 1. システムを起動し 管理者権限アカウントでログオンします 2. [ デバイスマネージャー ] を起動し [ ネットワークアダプター ] 内でそれぞれ該当のデバイス名を ダブルクリックし プロパティを表示させます 3. [ ドライバー ] タブの [ ドライバーの詳細 ] をクリックし [ ドライバーファイルの詳細 ] を開きます 4. [ ドライバー ] タブ内のバージョン [ ドライバーファイルの詳細 ] 内のコントローラドライバの バージョンを確認します コントローラドライバ一覧表 対象 OS デバイス名 LAN ドライバ名ドライババージョン Windows Server 2008 (32Bit) Intel(R) 82574L Gigabit Network Connection Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection Intel(R) 82576NS Gigabit Ethernet Controller Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Server Network Connection e1q6032.sys 11.14.48.0 Intel(R) 82578DM Gigabit Network Connection e1k6032.sys 11.13.51.0 Intel(R) PRO/1000 PT Server Adapter e1e6032.sys 9.15.11.0 Intel(R) PRO/1000 PT Dual Port Server Adapter Intel(R) PRO/1000 PT Quad Port Server Adapter Intel(R) PRO/1000 PB Dual Port Server Connection Intel(R) 82599 10 Gigabit Dual Port Backplane ixn6032.sys 2.9.71.0 Connection Intel(R) PRO/1000 MF Server Adapter e1g60i32.sys 8.3.15.0 Windows Server 2008 (64Bit) Windows Storage Server 2008 Intel(R) PRO/1000 MT Server Adapter Intel(R) PRO/1000 MT Dual Port Server Adapter Intel(R) 82574L Gigabit Network Connection Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection Intel(R) 82576NS Gigabit Ethernet Controller Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Server Network Connection e1q60x64.sys 11.14.48.0-8 -
Windows Server 2008 Intel(R) 82578DM Gigabit Network Connection e1k60x64.sys 11.13.51.0 (64Bit) Windows Storage Server 2008 Windows Server 2008 R2 Windows Storage Server 2008 R2 Intel(R) PRO/1000 PT Server Adapter Intel(R) PRO/1000 PT Dual Port Server Adapter Intel(R) PRO/1000 PT Quad Port Server Adapter Intel(R) PRO/1000 PB Dual Port Server Connection Intel(R) 82599 10 Gigabit Dual Port Backplane Connection Intel(R) PRO/1000 MF Server Adapter Intel(R) PRO/1000 MT Server Adapter Intel(R) PRO/1000 MT Dual Port Server Adapter Intel(R) 82574L Gigabit Network Connection Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection Intel(R) 82576NS Gigabit Ethernet Controller Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Server Network Connection e1e6032e.sys 9.15.11.0 ixn60x64.sys 2.9.71.0 e1g6032e.sys 8.3.15.0 e1q62x64.sys 11.14.48.0 Intel(R) 82578DM Gigabit Network Connection e1k62x64.sys 11.13.51.0 Intel(R) PRO/1000 PT Dual Port Server Adapter e1e6232e.sys 9.15.11.0 Intel(R) PRO/1000 PT Server Adapter Intel(R) PRO/1000 PT Quad Port Server Adapter Intel(R) PRO/1000 PB Dual Port Server Connection Intel(R) 82599 10 Gigabit Dual Port Backplane ixn62x64.sys 2.9.71.0 Connection 5. [ コントロールパネル ] から [ プログラムと機能 ] を起動します 6. Intel(R) Network Connections 16.8.46.0 (PROSet バージョン ) と表示されていることを確認します [ デバイスマネージャー ] 上に存在する全てのネットワークアダプタの LAN ドライババージョンを確認してください なお チーミングアダプタは含まれません [ デバイスマネージャー ] 内に [ イーサネットコントローラー ] と表示されている場合は LANドライバがインストールされていない状態のため 2.4 LANドライバのインストール (P.11) を参照し LANドライバをインストールしてください コントローラドライバのバージョンのみ異なる場合は 2.4.2 コントローラドライバの手動インストール手順 (P.12) を参照し LANドライバをインストールしてください - 9 -
2.3. 既存 LAN ドライバのアンインストール 本項では LAN ドライバのアンインストール手順について説明します 以下の手順を参照し LAN ドライバをアンインストールしてください 以下の作業はローカルコンソールにて管理者権限のアカウントでログオンし 実施してください チームを設定している場合はアンインストールする前に必ずチームの削除を行ってください また チームが Hyper-V の仮想ネットワークに設定 ( バインド ) されている場合は 仮想ネットワークのバインドを解除後にチームを削除してください LANドライバを新規でインストールする場合は 2.4 LANドライバのインストール (P.11) 手順へ進んでください 1. システムを起動し 管理者権限のアカウントでログオンします 2. スタートメニューから [ プログラムと機能 ] を起動します [ スタート ] [ コントロールパネル ] [ プログラムと機能 ] 3. 表示される一覧にて Intel(R) Network Connections xx.xx.xx.xx を選択し [ アンインストールと変更 ] をクリックし [ インテル (R) ネットワークコネクション ] を表示します 4. 下記の 3 つにチェックが入っていることを確認し [ 削除 ] をクリックします ドライバ インテル (R) PROSet for Windows* デバイスマネージャ Advanced Network Services 5. 選択されたコンポーネントの確認メッセージが表示されますが [ はい ] をクリックします 6. アンインストールが開始し 完了メッセージが表示されたら [ 完了 ] をクリックします 7. システムを再起動します 以上で完了です - 10 -
2.4. LAN ドライバのインストール 本項では LAN ドライバのインストール手順について説明します 以下の手順を参照し LAN ドライバを適用してください 以下の作業はローカルコンソールにて管理者権限のアカウントでログオンし 実施してください N8104-125A を追加接続する場合の注意事項です Windows Server 2008 (32Bit) またはWindows Server 2008 (64Bit) 環境で 本マニュアルの LANドライバを適用後に N8104-125Aを追加接続する場合 2.3 既存 LANドライバのアンインストール (P.10) を参考にLANドライバをアンインストールし N8104-125Aを接続した状態で再度 LANドライバをインストールしてください 本マニュアルでLANドライバを適用後に オプションのLANボードを追加接続する場合 2.2 ドライバのバージョン確認 (P.8) を参照し コントローラドライバのバージョンを確認してください バージョンが異なる場合は 2.4.2 コントローラドライバの手動インストール手順 (P.12) を参照しLANドライバをインストールしてください 2.4.1. LANドライバのインストール手順 1. システムを起動し 管理者権限のアカウントでログオンします 2. コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します ( 以下ではシステムドライブを C: とします ) Windows Server 2008 (32Bit) の場合 cd C: temp R1681 LAN WS2008x86 Windows Server 2008 (64Bit)/ Windows Storage Server 2008 の場合 cd C: temp R1681 LAN WS2008x64 Windows Server 2008 R2 の場合 cd C: temp R1681 LAN WS2008R2 3. 以下を入力し <Enter> キーを押してインストールを開始します INSTALL.bat 4. インストール完了後 コマンドプロンプトに下記のメッセージが表示されるのでコマンドプロンプトを閉じてシステムを再起動します Installation Completed! 以上で完了です - 11 -
2.4.2. コントローラドライバの手動インストール手順 コントローラドライバのみインストールが必要な場合 以下の手順を参照し ドライバを適用してください 1. [ デバイスマネージャー ] を起動します 2. [ ネットワークアダプター ] を展開し ネットワークアダプタ ( ポート ) をダブルクリックします ネットワークアダプタ ( ポート ) のプロパティが表示されます 3. [ ドライバー ] タブを選択し [ ドライバーの更新 ] をクリックします [ ドライバーソフトウェアの更新 ( ネットワークアダプタ名 )] が表示されます 4. [ コンピューターを参照してドライバソフトウェアを検索します (R)] をクリックします 5. 次の場所でドライバーソフトウェアを検索します: の欄に下記を入力し [ 次へ ] をクリックします ( 以下ではシステムドライブをC: とします ) Windows Server 2008 (32Bit) の場合 - 1000 BASE LAN ネットワークアダプタ ( ポート ) の場合 C: temp R1681 LAN WS2008x86 lan intel R1681 PRO1000 Win32 NDIS61-10G BASE LAN ネットワークアダプタ ( ポート ) の場合 C: temp R1681 LAN WS2008x86 lan intel R1681 PROXGB Win32 NDIS61 Windows Server 2008 (64Bit)/ Windows Storage Server 2008 の場合 - 1000 BASE LAN ネットワークアダプタ ( ポート ) の場合 C: temp R1681 LAN WS2008x64 lan intel R1681 PRO1000 Winx64 NDIS61-10G BASE LAN ネットワークアダプタ ( ポート ) の場合 C: temp R1681 LAN WS2008x64 lan intel R1681 PROXGB Winx64 NDIS61 Windows Server 2008 R2 の場合 - 1000 BASE LAN ネットワークアダプタ ( ポート ) の場合 C: temp R1681 LAN WS2008R2 lan intel R1681 PRO1000 Winx64 NDIS62-10G BASE LAN ネットワークアダプタ ( ポート ) の場合 C: temp R1681 LAN WS2008R2 lan intel R1681 PROXGB Winx64 NDIS62 ドライバの検索が開始され 検索後にインストールが始まります しばらくすると [ ドライバーソフトウェアが正常に更新されました ] 画面が表示されます 6. [ 閉じる ] をクリックします 7. システムを再起動します 以上で完了です - 12 -
2.5. LAN ドライバの設定 本節では LAN ドライバのパラメータをセットアップする方法について説明します 2.5.1. リンク速度の設定 ネットワークアダプタ ( ポート ) の転送速度とデュプレックスモードは 接続先スイッチングハブの設定と同じにする必要があります 以下の手順を参照し 転送速度とデュプレックスモードを設定してください 1. [ デバイスマネージャー ] を起動します 2. [ ネットワークアダプター ] を展開し 設定するネットワークアダプタ ( ポート ) をダブルクリックします ネットワークアダプタ ( ポート ) のプロパティが表示されます 3. [ リンク速度 ] タブを選択し [ 速度とデュプレックス ] をスイッチングハブの設定値と 同じ値に設定します 4. ネットワークアダプタ ( ポート ) のプロパティのダイアログボックスの [OK] をクリックします 5. システムを再起動します 以上で完了です - 13 -
2.6. チームのセットアップ方法 本節では チーミング機能の設定方法について説明します チーミング機能を使用する場合は 以下の手順を参照し設定してください チームの機能 その他注意事項については 下記サイトの [ 増設 LAN ボード関連 ] に掲載されているテクニカルガイドを参照してください なお テクニカルガイドでは Express5800/100 シリーズ 50 シリーズが対象と記載していますが SIGMABLADE( ブレードサーバ ) の場合でも参照してください http://support.express.nec.co.jp/pcserver/category/spec.html チームを削除する時は必ず本書の 2.6.2 チームの削除手順 (P.16) を参照してください なお チームを削除するにあたって下記の点に注意してください - マザーボードや LAN ボードを交換する場合も同手順により 一旦チームを削除しボード交換後に再度チームを作成してください - チームが Hyper-V の仮想ネットワークに設定 ( バインド ) されている場合 仮想ネットワークのバインドを解除後に同手順でチームを削除してください iscsi 機能を利用しているネットワークアダプタ ( ポート ) でチームのセットアップを行わないでください Windows Server 2008 R2 環境でアダプティブロードバランシング (ALB) を使用する場合 Service Pack 1 を必ず適用してください SIGMABLADE( ブレードサーバ ) の場合 チームを設定する時は必ず同一 LAN ボード内のネットワークアダプタ ( ポート ) でチームを構成してください 2.6.1. チームのセットアップ手順 1. [ デバイスマネージャー ] を起動します 2. [ ネットワークアダプター ] を展開しチームを設定するネットワークアダプタ ( ポート ) をダブルクリック します ネットワークアダプタ ( ポート ) のプロパティが表示されます 3. [ チーム化 ] タブを選択し [ このアダプタを他のアダプタとチーム化する ] にチェックを入れ [ 新規 チーム ] をクリックします 4. チームの名前を入力後 次へ をクリックします 5. チームに含めるアダプタ ( ポート ) をチェックし 次へ をクリックします 6. チームタイプの選択で 設定するチームタイプを選択して 次へ をクリックします - 14 -
対応しているチームタイプは以下のとおりです - アダプタフォルトトレランス - アダプティブロードバランシング - 静的リンクアグリゲーション - スイッチフォルトトレランス N8403-035 の場合 チームに適用するプロファイルを選択するメニューが表示されます 初期値のまま 次へ を選択してください 7. [ 完了 ] をクリックします チームのプロパティが表示されます Windows Server 2008 R2 の場合 標準装備のネットワークアダプタ ( ポート ) と LAN ボードでチームを作成すると下記のメッセージが表示されますが [OK] をクリックして引き続きチームのセットアップを行ってください " チーム内の 1 つ以上のアダプターが真の NDIS6.20 受信側スケーリングをサポートしません チームの受信側スケーリングは無効になります 受信側スケーリングを無効にすると チームのパフォーマンスに悪影響を与えます " 8. チームのプロパティで [ 設定 ] タブを選択し [ チームの編集 ] をクリックします 9. チーム内のアダプタ ( ポート ) に対しプライマリ / セカンダリ設定を行う場合 以下の操作を行います プライマリ設定プライマリに設定するアダプタ ( ポート ) を選択し プライマリの設定 をクリックします セカンダリ設定セカンダリに設定するアダプタ ( ポート ) を選択し セカンダリの設定 をクリックします プライマリ / セカンダリ設定を完了した後 [OK] をクリックして画面を閉じてください プライマリ / セカンダリ設定は以下の手順で確認できます (1) [ デバイスマネージャー ] を起動します (2) チームのアダプタ ( ポート ) をダブルクリックし プロパティを表示します (3) [ 設定 ] タブを選択します (4) [ チーム内のアダプタ ] の各アダプタ ( ポート ) に表示されているプライマリ / セカンダリを確認します 10. [ 設定 ] タブのまま [ スイッチのテスト ] をクリックします [ スイッチのテスト ] 画面が表示されます 11. [ テストの実行 ] をクリックして実行します 実行した結果 問題なしのメッセージが表示されれば テスト完了です - 15 -
[ テストの実行 ] を行う前に [ 設定 ] タブにてアダプタ ( ポート ) のステータスが " 有効 " または " スタンバイ " であることを確認してからテストを実行してください エラーが表示された場合 メッセージを参照し接続しているスイッチングハブの設定を変更してください 12. システムを再起動します 以上で完了です 2.6.2. チームの削除手順 1. [ デバイスマネージャー ] を起動します 2. [ ネットワークアダプター ] を展開し チームのアダプタ ( ポート ) をダブルクリックします チームのアダプタ ( ポート ) のプロパティが表示されます 3. [ 設定 ] タブを選択して [ チームの削除 ] をクリックします 4. [ チーム設定 ] のポップアップでは [ はい ] をクリックします 5. [ デバイスマネージャー ] の [ ネットワークアダプター ] 配下に [ チーム : チーム名 ] がないことを 確認します 6. システムを再起動します 以上で完了です - 16 -
2.7. 注意事項 本章では LAN ドライバに関する注意事項を記載しています 2.7.1. リモートデスクトップによる操作について本ドキュメントに記載されている全ての操作は 必ず本体装置に接続したコンソールから実施してください OS のリモートデスクトップ機能 または その他の遠隔操作ツールを使用した操作は サポートしていません 2.7.2. SNP(Scalable Networking Pack) についてネットワークハードウェアの高速化機能やハードウェアベースのオフロードテクノロジを使用するために Scalable Networking Pack( 以降 SNP) が提供されています SNPについては 以下のサイトを参照してください Scalable Networking Pack (SNP) の使用上の注意事項について http://support.express.nec.co.jp/care/techinfo/snp.html SNP につきましては お客様環境 運用を想定した十分な事前検証を実施いただき 問題ないことが確認されている場合をのぞいて 設定を無効にしていただくことを推奨いたします SNP を有効にした状態でネットワーク通信に問題が発生し SNP を無効にすることで問題が解消される場合は SNP を無効に設定してください 2.7.3. Wake On LAN (WOL) について WOL は標準装備のネットワークアダプタ ( ポート ) のみサポートしています - 17 -