Aterm DR30F/CE Aterm DR30F/CE ファームウェアバージョンアップマニュアル Version2.0 1. ファームウェア とは Aterm DR30F/CE が動作する上で必要な モデム内で動作する基本的なプログラムです 通信を行うために必要な決まりごとや設定ツールなどの基本的な機能を実現するために モデム内の書き換え可能な不揮発性のメモリ ( 電源を切断しても記録内容が失われないメモリ ) に記録されています 新しい機能や品質の向上をハードウェアの交換なしに行うことができます 今回 バージョンアップしていただくのは このモデム内に記録されている ファームウェア です 2. ファームウェア変更点今回のバージョンアップでの変更点は以下の 4 点です 1 NTP 2 UPnP Windows Messenger EB UPnPNAT 3 ADSL 4 IP NAT IP NAT 従来の接続環境にご満足いただいている場合 今回のアップデート作業は必須のものではございません バージョンアップを行っていただかなくても 現在と同様の通信環境は維持できます 1
3. ファームウェアバージョンアップ手順当マニュアルでは 弊社 Web サイトより 正しくバージョンアップファイルをダウンロードし 必要に応じて解凍作業まで完了している状態からの手順をご案内いたします まだファイルを入手されていない方は 弊社 Web サイトよりファイルをダウンロードしてから作業を開始してください ダウンロード手順やファイルの展開 ( 解凍 ) についての説明が必要な場合は 当マニュアルの最後に付録としてガイドを掲載致しましたので ご参照ください ガイドは WindowsXP の画面で説明を行っていますが MacOS を含むその他の OS についても ほぼ同様の手 順で作業していただけます 1 バージョンアップ作業の準備を行います お使いのパソコン モデムの電源を入れてください モデムのランプが通常の接続状態になりましたら 作業を開始します 2 ブラウザを起動します (Netscape Navigator Internet Explorer など ) 3 アドレス入力欄に以下のように入力して 移動 をクリックします http://192.168.0.1/ 4 ログインユーザ名とパスワードを尋ねられますので 以下の設定でログインしてください ( お客様自身でパスワードを変更されている場合は 変更されたパスワードを入力してください ) ユーザ名 : config パスワード : ( なし ) 2
5 設定 / 表示画面 が表示されます 3
6 まず 現在のファームウェアバージョンの確認を行います 左側メニューの 状態表示 項目から バージョン情報 をクリックします 4
7 バージョン情報 画面が表示されます sys1 の項目が sys1:r8.45.53 よりも若い数字であればバージョンアップ作業を行います ( 例 :sys1:r7.18.24) sys1 の項目が sys1:r8.45.53 であれば 既にファームウェアは最新バージョンです ブラウザを閉じて作業を終了してください 5
8 ファームウェアのバージョンアップ作業を行います 左側メニューの 管理 項目の S/W 設定ファイル管理 をクリックします 6
9 ソフトウェア 設定ファイル管理 が表示されます ソフトウェアバージョンアップ 項目の 参照 ボタンをクリックします
10 ファイルの選択 ダイアログが開きます ダウンロードしたファイルを保存した場所を開き sys1-84152.mem を選択し 開く (O) をクリックします 8
11 ソフトウェア 設定ファイル管理 画面に戻ります 新ファイル名 に選択したファイル名が表示されているのを確認して バージョンアップ ボタンをクリックします ( クリックは 1 回です ダブルクリックしないで下さい ) バージョンアップの完了を表す メッセージ 画面が表示されるまでそのままお待ち下さい 作業中にモデムの電源を切ったり パソコンの操作を行ったりしないで下さい ( 完了まで 約 1 分かかります ) 9
12 作業が完了すると バージョンアップに成功しました というメッセージ画面が表示されます 最後にバージョンアップしたファームウェアを有効にするためにモデムの再起動を行います 左側メニューから リブート をクリックします 13 リブート 画面が表示されます 装置を再起動する ボタンをクリックしてモデムを再起動します 10
14 再起動中は リブートしています ~ のメッセージ画面が表示されます 15 モデムのランプが正常な接続状態に戻りましたら バージョンアップ作業は完了です 11
UPnP(Universal Plug and Play) の設定方法 今回バージョンアップしていただいたファームウェアで採用された新機能の UPnP (Universal Plug and Play) の設定方法についてご説明致します UPnP 機能を利用するためには UPnP 対応の OS(Windows XP Windows Me) と UPnP 対応のアプリケーションが必要です UPnP 機能は標準で 使用する 設定になっています 使用する 使用しない を意図的に切り替えたい場合は 以下の手順を参考にしてください 1 バージョンアップ作業の準備を行います お使いのパソコン モデムの電源を入れてください モデムのラン プが通常の接続状態になりましたら 作業を開始します 2 ブラウザを起動します (Netscape Navigator Internet Explorer など ) アドレス入力欄に以下のように入力して 移動 をクリックします 3 http://192.168.0.1/ 4 ログインユーザ名とパスワードを尋ねられますので 以下の設定でログインしてください ( お客様自身でパスワードを変更された場合は 変更されたパスワードを入力してください ) ユーザ名 : config パスワード : ( なし ) 12
5 設定 / 表示画面 が表示されます 6 左側メニュー ルータ設定 項目から UPnP 設定 を選択します 13
7 UPnP 設定 画面が表示されます UPnP 動作設定 に表示されているステータスが現在の UPnP の設定です UPnP 動作設定 のプルダウンメニューのボタンをクリックします 8 プルダウンメニューから 使用する または 使用しない を選択します UPnP の設定は 使用する / しない の設定以外に設定項目はありません 14
9 変更した設定を有効にするためにモデムの再起動を行います 左側メニューから リブート をクリックします 11 リブート 画面が表示されます 装置を再起動する ボタンをクリックしてモデムを再起動します 15
12 再起動中は リブートしています ~ のメッセージ画面が表示されます 13 モデムのランプが正常な接続状態に戻りましたら 設定変更作業は完了です UPnP UP P http://www.microsoft.com/japan/technet/treeview/default.asp?url=/japan/technet/security/bulletin/m s01-059.asp 16
ADSL キャリアシートの表示方法 1 左フレームのメニューから ADSL 接続状態 をクリックします 右フレームの [NEXT] または [FEXT] をクリックします 17
2 ADSL チャート が表示されます 18
3 ISDN サンプルノイズを表示する ラジオサンプルノイズを表示する にチェックを入れて 再表示 をクリックす ると ノイズ源のサンプルグラフが重ねて表示されます 19
自動時刻設定機能の使用方法 1 左フレームの 日付時刻 をクリックすると 右フレームに日付時刻の設定画面が表示されます 日付時刻の設定 装置時刻の表示 現在装置に設定されている時刻が表示されます コンピュータの時刻の取得 現在接続されているコンピュータから時刻を取得します 時刻設定 取得した時刻を機器に設定します 自動時刻設定 自動取得機能 使用しない 使用する 使用する( サーバ自動 ) から機能の使用について選択します 使用しない 時刻の自動取得をおこないません ( 標準設定 ) 使用する 下の NTP サーバ1 NTP サーバ2 で指定した NTP サーバから時刻を取得します 使用する( サーバ自動 ) あらかじめ設定されている標準の NTP サーバから時刻を取得します 20
付録 1: ダウンロードガイド 1 弊社 Web サイト上の ユーザサポート モデム設定ガイド ATERM DR30F/CE 項目の アップデート手順最新バージョン追加 ページを開きます ( 当マニュアルをダウンロードしていただいたページです ) ATERM DR30F/CE R8.08.47 をクリックします Web ページのデザインは変更される場合がございます 21
2 ファイルのダウンロード ダイアログが表示されます ( OS によりイメージは異なります ) ファイルを保存 を意味する項目を選択し OK をクリックします 3 保存場所を指定するダイアログが表示されますので 解り易い場所に保存します ( 深い階層のフォルダ フォルダ名が長いフォルダ( またはその下層 ) には保存しないで下さい ハードディスクを開いた一番上の階層のところに fw temp DR30F などの解り易いフォルダを作成し そこに保存していただきますと 後の作業が簡単になります 22
4 ダウンロード完了のダイアログが表示されればダウンロードは完了です 保存場所を忘れないようにしてください 23
付録 2: ファイル解凍方法 1. ファイルの解凍とは 今回の ATERM DR30F/CE ファームウェアでも採用させていただいております ファイルの圧縮 についてご説明いたします 通常メーカーサイトから配布されるファイルは 圧縮 という処理を施された状態で配布されています 圧縮とは その名の通り元よりもファイルサイズをコンパクトにする技術です もともとはディスク容量の節約 通信コストの削減といった用途で使用されていました 大容量ディスク 広帯域通信などが普及した現在ではファイルサイズが問題となるケースは減りました そのような状況にも関わらず現在も圧縮形式で配布されることが多いのは 圧縮技術に 複数のファイルを一つにまとめる 展開時にファイルの整合性がチェックされる といった特性があるためです 圧縮されたファイルは そのままでは読み込んだり 実行したりできません 使用するためには圧縮された状態からファイルを 展開 ( 解凍 ) しなければなりません 圧縮技術には様々な種類があり その圧縮形式はファイルの拡張子で判断できます xxx.zip xxx.lzh xxx.sit などのファイル名の末尾部分が圧縮形式を表します 展開( 解凍 ) を行う際には それぞれ圧縮に使用された形式に対応した展開 ( 解凍 ) ソフトが必要になります 2. ファイルの解凍方法今回のファームウェアアップデートには zip 形式という 一般的な圧縮形式が使用されています 解凍には zip 形式に対応した展開 ( 解凍 ) ソフトが必要になります ただし WindowsXP については 標準で zip ファイルを展開する機能が内蔵されていますので 特別なソフトウェアは必要ありません 展開ソフトの入手について 入手したいが場所や方法がわからない といった場合は 以下のキーワードを参考に 検索ページでなどでお探しいただきますと 配布サイトに到達できます Windows 98 98SE 2000 Me Lhasa などの展開( 解凍 ) 用フリーウェア MacOS Stuffit Expander などの展開( 解凍 ) 用フリーウェア 24
3. Windows XP での zip ファイルの展開方法 1 ファイルをダウンロードしたフォルダを開きます ジッパーのマークのついたフォルダアイコンが表示されます 25
2 フォルダアイコンを右クリックして すべて展開 (A) をクリックします 26
3 展開ウィザード が表示されますので 次へ (N) をクリックします 27
4 展開先の選択 画面が表示されます 特に場所を指定しないのであれば 次へ (N) をクリックします ダウンロードしたファイルと同じ場所にフォルダが作成され その中にファイルが展開されます ファイルを以下のディレクトリに展開する (D) に表示されている c:\ \sys1-85142 から \sys1-85142 を削除して 次へ (N) をクリックすると ダウンロードしたフォルダと同じフォルダにファ イルが展開 ( 解凍 ) され 後の作業がわかりやすくなります 28
4 展開の完了 画面が表示されます 展開されたファイルを表示する(H) のチェックボックスからチェックを外し 完了 をクリックします 以上でファイルの展開 ( 解凍 ) 作業は終了です 当マニュアルの 3. ファームウェアバージョンアップ手順 に進み バージョンアップ作業を行って下さい 29