ロータリー財団をもっと理解し 未来の夢計画への準備を しっかりと進めていきましょう! RI 第 2740 地区国際奉仕部門セミナー 2011 年 9 月 3 日 ( 土 ) RI 第 2750 地区ロータリー財団委員会副委員長髙橋茂樹
さて 皆さんは どのくらい ロータリー財団のことをご存知ですか? 今まで ロータリー財団のことを 難しい 分かりずらい 面倒くさい とか思っていませんでしたか? ロータリー財団は ただ寄付を集めるところだと思っていませんでしたか?
次に 今日のゴールをお伝えします 今日のゴールは ロータリー財団はなぜ必要か? ロータリー財団はなぜ重要か? それをあなたに解っていただくこと です
そして もう一つのゴールは? もう一つのゴールは ロータリー財団の未来の夢計画がどうして行われるのか? ロータリー財団の未来の夢計画の準備はどうしたらいいのか? それをあなたに解っていただくこと です
ロータリー財団って何でしょう? ロータリー財団って いつ誰が創ったの? ロータリー財団って 何をしているの? ロータリー財団って 国際ロータリーとどう違うの? ロータリー財団は 誰が運営しているの? ロータリー財団は なぜ必要なの? ロータリー財団は なぜ大切なの?
ロータリー財団の歴史 1917 年 アーチ C. クランフ国際ロータリー会長は 世界でよいことをするために 基金の設置を提案しました 1928 年 5,000 米ドルにまで成長したこの基金は ロータリー財団 と名づけられ 国際ロータリーから独立した別機関となりました 国際ロータリー (RI) とロータリー財団 (TRF) 国際ロータリー (RI) とロータリー財団 (TRF) は 全く別な組織です ロータリー財団は 19 83 年に米国イリノイ州法の法令の下に登記された非営利法人です ロータリー財団を構成する法人会員は国際ロータリーだけです ロータリー財団の正式名称は 国際ロータリーのロータリー財団 です ロータリー財団は 4 名の元 RI 会長を含む 15 名のロータリー財団管理委員によって運営されています 国際ロータリーは ロータリアンからの人頭分担金で運営されていますが ロータリー財団は 皆様からいただいた寄付を運用し その運用益の中から運営費をねん出しています ロータリー財団の使命 ロータリー財団の使命 : ロータリアンが 人々の健康状態を改善し 教育への支援を高め 貧困を救済することを通じて 世界理解 親善 平和を達成できるようにすること ロータリー財団の標語 : 世界で良いことをしよう (Doing good in the world)
今や ロータリー財団は ロータリーに とって欠かすことのできない存在です ロータリーは ロータリー財団を設立したことにより ロータリーの新しい一歩を踏み出すとともに いろいろな可能性を実現する手段を手に入れることができました
最初に ロータリー財団への 寄付を確認してみましょう! 年次寄付 1,000 ドル以上の寄付者をポール ハリス フェローと言います 3 年間利殖に回し その運用益を運営費等にあてます 3 年後に全額プロジェクトに使われます 恒久基金 1,000 ドル以上の寄付者をベネファクターと言います 基金として積み上げ 元金には手をつけずにその運用益のみを使用します 使途指定寄付 ポリオ プラスへの寄付やマッチング グラントへの拠出金が該当します
シェア システムによって 年次寄付は配分されます WF(World Fund) 国際財団活動資金 マッチング グラント (MG) 3H 補助金 GSE( 旅費の部分 ) 他 世界中のロータリークラブで使われています 50:50 シェア 年次寄付は この 2 つの活動資金にシュアされ 寄付年度の 3 年後にいろいろなプロジェクトに使われます DDF(District Designated Fund) 地区財団活動資金 地区補助金 (DSG) マッチング グラントの地区負担分国際親善奨学金ロータリー世界平和フェローシップ他 地区内のロータリークラブで使われています すべての寄付が 世界中で使われています
ロータリー財団には たくさんのプ ログラムがあります それを大別 すると 基本的なプログラムは 次の 3 つに分類されます 人道的プログラム地区補助金 (DDF の 20% 上限 ) マッチング グラント 他 教育的プログラムロータリー財団国際親善奨学金 GSE ロータリー平和フェローシップ 他 ポリオ プラス プログラム 青少年交換留学生 インターアクト ローターアクト RYLA 米山奨学生等は ロータリー財団のプログラムではありません
次にポリオについて もう一度確認を しておきましょう! ポリオとは? 脊髄性小児麻痺のことで ポリオウイルスによって 人から人へ伝染する病です ポリオウイルスには 1 2 3 型の 3 つのタイプがあります 2 型野生株は 1999 年 10 月以降見つかっていません ポリオ プラスとは? 当初は ポリオと共にはしか ジフテリア 結核 百日咳 破傷風の五つをプラスしてプログラムを設けたものを指しましたが 現在ではポリオ撲滅運動がもたらした遺産のことを指します ポリオ プラスへの寄付は 基金としてプールし 要請がある都度使っていきます ポリオ プラス パートナーとは? ポリオ発症地域のロータリアンを援助し ポリオの撲滅に必要な用具や補給品を提供するためのプログラムです ポリオ プラス パートナーへの寄付は ポリオ プラス寄付とは異なり 基金としてプールせず すぐに使います
ロータリーのポリオ撲滅の 歴史をご存知ですか? ロータリーは 1979 年から 5 年計画でフィリピンの 600 万人の児童にポリオの予防接種をし 初めてポリオのプロジェクトに携わりました 国連の 40 周年に当たる 1985 年にロータリーは 1 億 2,000 万ドルを集めると言う声明を出し ポリオプラス プログラムを設けました 1995 年の規定審議会で ポリオ プラスの目標を 2000 年までにポリオを一掃し ロータリ 100 周年にあたる 2005 年までにポリオ撲滅を証明することが採択されました 2007 年の規定審議会で ポリオ撲滅を国際ロータリーの最優先の目標にすることが承認されました * 野生ポリオ ウイルスの世界的撲滅の証明を国際ロータリーの最優先事項とすること * 野生ポリオ ウイルスの撲滅の証明がなされるまで 他のコーポレート プロジェクトを採択しないこと
現在のポリオの症例数について 次のような報告が来ています 2011 年 8 月 10 日現在の症例数 症例総数 2011 年 8 月 10 日現在 2010 年の同時期との比較 2010 年総数 世界 309 608 1,349 野生株 99 82 232 外来株 210 526 1,117 2011 年 8 月 10 日現在の国別内訳 インド :1(42) ナイジェリア :24(21) パキスタン :63(144) アフガニスタン :11 (25)( 以上 野生株 ) チャド :93(26) コンゴ民主共和国 :74(100) コートディボアール :28(0) マリ :5(4) アンゴラ :4(33) ブルキナファソ :2(0) コンゴ :1 (441) ニジェール :1(2) ガボン :1(0) ギニア :1(0) ( 以上 外来株 ) ( ) 内の数字は 昨年度の発症数タジキスタン :0(458) セネガル :0(18) ロシア :0(14) ネパール :0(6) 他 昨年発症した国のうち 10 か国が現在のところ発症 0 件となっています
ゲイツ財団から 3 億 5,500 万 ドルの寄付がありました 2007 年 11 月にビル アンド メリンダ ゲイツ財団よりポリオ撲滅のために 1 億ドルのチャレンジ グラントを授与されました チャレンジ グラントとは ゲイツ財団と同じ 1 億ドルをロータリーが集めることです ロータリーは 2008 年 1 月 1 日より 3 年間にわたり 新しい資金で 1 億ドルを集めることを約束しました 2009 年 1 月 21 日の国際協議会で ビル アンド メリンダ ゲイツ財団は 更に 2 億 5,500 万ドルの追加寄付を発表しました 同財団の合計 3 億 5,500 万ドルの寄付に対して ロータリー財団は 2012 年 6 月 30 日までに 2 億ドルを集めることに同意しました この結果 ロータリーの 1 億ドルチャレンジ は ロータリーの 2 億ドルチャレンジ となりました 2011 年 6 月 30 日現在 1 億 7,470 万ドルの寄付が集まっています
約束を守りましょう! ポリオの完全撲滅は ロータリーが世界の子供達と 交わした 約束 です 一体いつまで続くんだ と言うより 約束 を守って 最後まで成し遂げるぞ と言う気 持ちを ぜひ皆さんもお持ちください
寄付をすると言うことは 世界中の奉仕活動に 参加していると言うことです ロータリアン一人一人からの寄付は 世界中で有効に使われています ロータリー財団は 他の奉仕団体とは異なり 全ての寄付を奉仕活動に使っています ロータリー財団の運営費等は 皆さんの寄付を運用した運用益から賄っています そして 貴重な寄付を使って いろいろなプロジェクトを実行していくのは 皆さんロータリアンであり 皆さんの所属するロータリークラブです
RI 第 2750 地区 DDF 配分表 年度辰野 G 年度片倉 G 年度佐久間 G 年度舟木 G 年度 配分可能額 3 年前の年次寄付の 50% 292,774.41 296,793.95 272,061.63 250,000.00 恒久基金運用益 42,437.68 0.00 0.00 未定 前年度繰越見込額他 279,650.21 277,329.30 200,765.25 130,414.88 合計金額 614,362.30 574,123.25 472,826.88 380,414.88 配分額 地区補助金 (DDF 上限 20%) 58,554.00 59,358.00 54,412.00 125,000.00 ( 新地区補助金 ) マッチング グラント 22,929.00 130,000.00 ( 災害支援を含む ) 130,000.00 ( 災害支援を含む ) 255,414.55 ( グローバル補助金 ) 国際親善奨学金 87,500.00 104,000.00 108,000.00 ---- ロータリーセンター 50,000.00 50,000.00 50,000.00 (50,000.00) ポリオ プラス 80,000.00 0.00 0.00 (0.00) 被災者支援基金 30,000.00 ---- ---- ---- 合計金額 337,033.00 373,358.00 342,412.00 380,414.88 次年度繰越見込額 277,329.30 200,765.25 130,414.88 0.00
皆さんの地区でも DDF はきちんと配分されています 自分たちが寄付をしたものが 3 年後にその 50% が自分たちの地区で使えるようになるわけです せっかく使うことにできるお金ですので 是非有効なプロジェクトを立ち上げて この補助金を使ってみませんか? 補助金を使ってみることによって クラブの活性化にもつながりますし 自分たちが寄付をしたものがどのように使われているのか 仕組みが分かってきます 是非 有意義なプロジェクトをお考えいただき 寄付をする だけではなく 有効に使う ことも考えてください
ロータリー財団からは 下記に挙げて いる様なたくさんの情報が発信されて いますので 是非ご覧ください ロータリー財団年次報告書国際ロータリーのホームページ ROTARY WORLD ロータリーの友 RI 第 2750 地区のホームページロータリー財団 NEWS(2750 地区で発行 ) ロータリー財団に関する CD(2750 地区で作成 ) 未来の夢試験段階のニュースレター
ロータリー財団は今 生まれ変わろうとしています ロータリー財団では 初めて補助金システムを中心に プログラムと運営等の大幅な改正を行います それが ロータリー財団の未来の夢計画 (FVP) です すでに規定審議会や RI 理事会で承認をされ 2013-14 年度より完全に新しい補助金システムに移行します その為の試験的プログラムとして 全世界から 100 地区が選ばれ パイロット地区として 2010-11 年度より 3 年間の試験的プログラムがスタートしました ( 日本からは 6 地区が選ばれました )
なぜ ロータリー財団は新しく 生まれ変わるのでしょうか? 全体から言うと 1. 運営もプログラムももっと簡素化が必要 2. もっと世界のニーズに対応した奉仕活動に焦点をあてる 3. ロータリー財団をもっと身近に思えるようになってほしい 4. ロータリーをもっと広報する必要がある 補助金に関して言うと 1. 近年マッチング グラントの申請が急増してきた 2. 今まであった 14 のプログラムが多すぎて 申請等も解りにくく 使い勝手が悪い 3. 小さなプロジェクトが多いため 必要経費が嵩んでしまう 4. あまり持続性のあるプロジェクトが行われていない
新しい補助金について ちょっとお話ししましょう! ここで 新しい補助金について ちょっと簡単にご紹介をしましょう DDF と WF のシェアは今まで通り 50:50 で変わりはありませんが DDF の中身が次の 2 つの補助金に分かれます 1. 新地区補助金 <DG>( 最大で DDF の 50%) 1) ロータリークラブのある国でも使うことができます 2) グローバル補助金の対象となる 6 つの重点事項を除くプロジェクトに使用できます 3) 地区の裁量で補助金額等を決めることができます 2. グローバル補助金 <GG>( 最小で DDF の 50%) 1)6 つの重点項目が対象になります 2)WF からのマッチングが受けられます 3) 従来通り ロータリー財団で管理されます
グローバル補助金の 6 つの重点分野とは? 平和と紛争予防 / 紛争解決疾病予防と治療水と衛生設備母子の保健基本的教育と識字率向上経済と地域社会の発展
FVP のスケジュールは? 2008-09 2009-10 2010-11 2011-12 2012-13 2013-14 2009/2 月 ~6 月パイロット地区参加希望地区の応募 2009/7 月 100 のパイロット地区を決定準備計画 100 のパイロット地区を限定して新補助金制度がスタート それ以外の地区は現行の補助金制度を継続 プログラムの一部が廃止 評価 全地区を対象に新補助金制度がスタート
それでは どんな準備が必要でしょうか? 未来の夢計画準備委員会の設置 今まで行ってきた地区補助金 マッチング グラント 国際親善奨学生 GSE 等の検討 パイロット地区からの情報収集 各種セミナー RI の HP ニュースレター等からの情報収集 グローバル補助金を利用した場合の仮想プロジェクトの実施 クラブ合同プロジェクトの取り組み
RI2750 地区のスケジュール ガバナー氏名 担当 ( 具体的名記入 ) 辰野年度片倉年度佐久間年度 FV 準備委員会. 委員長鈴木義明 2011/ 3.7 西暦 ( 年度 ) ( 実行部隊 ) 2011(H23) 2011 (H23) 2012 (H24) 2012 (H24) 2013 (H25) 2013 (H25) 年度月 / 実施内容 準備委員会委員 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2/ 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2/ 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 舟木年度 1 2 3 4 5 R 財団セミナーパート 1 FV セミナー及び現行セミナー 6 2013-14 年度 ( 舟木年度 ) 財団委員会構成 7 R 財団セミナーパート 2 3 FV セミナー及び現行セミナー 8 9 10 パイロット地区の情報収集 2650 地区京都 2690 地区岡山 2580 地区東京 埼玉 常時 TRF 最新情報収集 R 財団決定事項把握上記に基づいたパワーポイント作成及び資料作成 ( 討論用 ) 常時 TRF の最新情報収集 地区としての選択プログラムの細部検討 A) DSG / MG B) 国際親善奨学生 C) GSE D) その他フ ロク ラム 地区としてプログラム決定 ポリオ R. 平和フェロー現行通り クラブ説明資料決定 1. パワーポイント最終完成 2. 説明資料 他完成 3. クラブ 会長 / 幹事会説明スケシ ュール グローバル補助金 ( 提案書 ( オンライン ) で財団提出 ) 6 つの重点分野 ( 支援限定 ) 1 平和と紛争予防 2 疾病予防と治療 3 水と衛生 4 母子健康 5 基本的教育と識字率向上 6 経済と地域社会の発展 人道的フ ロシ ックト 奨学生 職業研修 (VTT) 最低 3 万ト ル (DDF1.5+WF1.5) 新地区補助金 クラブへ ( 計画年度 ) 募集開始新地区補助金 (DDF50%) 奉仕プロジックト ( 地元 海外支援 / 災害救援 / ボ渡航費 ) 奨学金 ( 国内 海外大学 OK 教材支援 OK) 職業研修 (VocationalTraining) ( 派遣 受入だけでも OK) 地区が財団へ一括申請 (DDF の 50% 分プロジックト ) 1. 財団より地区へ補助金交付 2. 地区よりクラブへ 3. クラブが事業の実施 委員長 / 副委員長 他 ( ) 委員長 / 副委員長 他 ( ) FV 委員会 財団委員会合同討論会 (3 回 ~5 回程度 ) (R. 財副委員長含 ) 第 1 回 PD 訪問京都 岡山 検討資料作成 財団へ提案書提出後指摘事項あれば修正 財団申請書提出後承認 6 カ月以内 ( 随時申請可能 ) 第 2 回 PD 訪問名古屋 地区が採用するプログラムの決定 佐久間年度 R 財団セミナー (FV 集中講義 ) 次年度会長出席 提案 申請 承認迄大変時間が掛かります充分考慮のうえ提案する事 地区覚書書 (MOU) 参加資格取得 district memorandum of understanding 佐久間年度 PETS( 仮 ) 第 1 回 PPT 佐久間年度 PETS/ R 財団セミナに合わせる FV 対応ロータリー財団委員会構成決定 地区協議会 地区とロータリー財団の間で交わされる法的な同意書 参加資格条件及び補助金資金を適切に管理するための条件が記載されている 地区で申請可能な件数は 10 件但し DG は 1 件とカウントク ローハ ル申請 9 件可能 日本事務局と情報確認 佐久間 年度取得 第 3 回 PD 訪問東京 埼玉 日本事務局訪問情報収集 / 把握 FV 対応委員決定 第 2 回 PPT 資料作成最終セミナー用 ( 最終保存版 ) R 財団セミナーバート 2 新補助金 G 補助金 ( 提案 申請説明 ) 次年度会長出席義務 全委員への 未来の夢計画 の研修開始 舟木年度 PETS( 仮 ) 地区が財団へ一括申請期間 ( 書類チェツク ) 配分終了後最終報告書を提出 ( プロジェクト未完了でも OK (6 月初旬 ) 舟木年度 新地区補助金 受付開始を 2013/3 から想定した場合 フ ロシ ェクの問い合わせ 書類審査等委員の皆様に対して研修をしければなりません 舟木年度のの財団委員会構成委員の決定時期 R 財団セミナーバート 3 最終確認次年度会長出席義務 クラブから地区へスペンディングプラン提出 地区協議会 DDF(GG) 申請受付 委員会内部にて申請内容をチェツク WF(GG) スヘ ンテ インク フ ラン受付 WF(GG) 申請受付 クラブプロジェクトスタート尚. グローバル補助金プログラムは随時受付 11 各. クラブプロジックト実施 補助金交付 辰野年度 片倉年度佐久間年度舟木年度 西暦 ( 年度 ) ( 実行部隊 ) 2011(H23) 2011 (H23) 2012 (H24) 2012 (H24) 2013 (H25) 2013 (H25) 年度月 / 実施内容準備委員会委員 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2/ 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2/ 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 12 FV 委員会開催日 委員会設営担当安保満委員
グローバル補助金を 上手に使うための提案です クラブ合同プロジェクトの試験的試み <RI 第 2750 地区の取り組み > 2010-11 年度ガバナーの強調事項の一つとして クラブ合同プロジェクトを呼びかけに応じて DSG MG を利用したいくつかのプロジェクトが立ち上がりました その中の一つが 私たち 11 クラブが合同で行なった カンボジア教師育成支援プロジェクト です
カンボジア教師育成支援プロジェクトとは? ロータリークラブの役割 教師派遣について 日本で教壇を離れたベテラン教師をカンボジアの教師養成校に 1 年単位で派遣します 教師を一人派遣するためには飛行機代 生活費 専従通訳 家賃など年間 1 万 8 千ドルかかります 現在のロータリー財団の規定ではこれらのコストに対してマッチンググラント 地区補助金は使えないため 各クラブからの拠出金で賄わなければなりません 教師の募集は CIESF で行いますが募集者の中から派遣教師を選任するのは 2750 地区のロータリークラブの役割となります また 現地での生活についての支援 助言などはプノンペンロータリークラブが行います 教育資材について 教師養成校でこれから教師になる学生のための教育資材が圧倒的に不足しています プノンペンロータリークラブが教員養成学校の教師等と相談して 必要な教育資材を選定します 2750 地区のロータリークラブでは 教育資材を調達し現地に届けます 教育資材の寄贈に関しては マッチンググラントを利用します
カンボジアの教育の現状の背景には カンボジアの歴史が大きくかかわっています 1949 年シハヌーク国王の下でフランスから独立後 ベトナム戦争が始まると国内は不安定化し アメリカと南北ベトナムが介入し内戦状態となった 1968 年米軍の空爆が始まり 1970 年には親米派のロン ノル将軍のクーデターによりシハヌーク国王が追放され クメール共和国が樹立 内戦は一層激化し 空爆がカンボジア全域に拡大され数十万人が犠牲となると クメール ルージュ勢力の伸張をまねいた 1975 年極端な共産主義を掲げるクメール ルージュの独裁者ポル ポト政権が成立 1979 年までに飢餓 虐殺などで当時 700 万人の人口のうち 約 300 万人の死者が出た その際教師 医師など知識層の 80% が虐殺 学校教育は廃止され書籍も焼き払われた 1979 年にベトナム軍が侵攻しポル ポト政権を打倒 1989 年にベトナム軍が撤退 1991 年和平協定締結 1993 年には国連監視の下で民主選挙が実施された 新憲法を発布し立憲君主制を採択 シハヌークが国王に再即位 2004 年に現在の国王であるシハモニ国王が即位
そこで 下記のような条件で 参加クラブを 募りました (1) 十分な成果を上げるため複数年のプロジェクトを目指します (2) 当面 5 年間継続とし 1 年ごとに参加クラブに参加意思を確認していきます 途中での離脱 途中からの加入も可能です (3) 賛同いただけるクラブは 参加意思確認書 を提出願います その際に担当責任者を一名ご選任いただきます (4) 実行資金として 1 口 10 万円の資金の拠出をお願いします 複数口の参加を歓迎します 口数に関係なく 参加クラブはすべて同等な立場でプロジェクトを遂行します (5) 重要事項については全体会議を開催し決定をしていきます 各事業年度の事業推進は全体会議で幹事クラブを選出し 実務を担当しきます 初年度は 東京世田谷ロータリークラブが幹事クラブを務めます (6) 派遣教師の面接 採用 派遣 現地受入等の具体的な作業は CIESF の協力を得て行ないます (7) ロータリー財団のマッチンググラント等の補助金申請は幹事クラブがプライマリーコンタクトとなります (8) 年度毎に報告書を作成し 参加クラブにご報告します
2010-2011 年度の実績です 地区内 11 クラブ及びプノンペン RC からの拠出金約 260 万円 26 万円 234 万円 教育資材寄贈 MG を利用し 152 万円分 ( 輸送料含 ) の教育資材を購入 ケニス顕微鏡 15 個 直流電流計 9 個 枝付フラスコ 10 個 人体解剖模型 1 個 透明大分度器磁石式 2 個など計 477 品目 教師派遣 2011 年 5 月 20 日にチャリティイベントを行い 70 万円の資金を集め 約 300 万円で今年度は 2 名の教師をカンボジアに派遣 2011 年 6 月 11 日贈呈式及び着任式
10 月 8 日より 11 日まで 2 泊 4 日でカンボジアに行ってきました プノンペン RC のドミンゴ幹事他とのミーティング トゥール スレン博物館ポル ポト政権下で拷問部屋や独房等として使われた施設 多くの写真や骸骨等が展示されている すでにカンボジアに派遣されている先生方とのミーティング キリング フィールドプノンペンの郊外にあり トゥール スレン刑務所に収容された人々が 処刑され 埋められた場所
10 月 8 日より 11 日まで 2 泊 4 日でカンボジアに行ってきました すでに 1 年以上カンボジアに派遣されている溝口先生 ( 理科 ) 日本の ODA で作られた理科の実験室 溝口先生が自分で作った理科の実験器具 CIESF プノンペン事務所の松倉さん私たちのお世話をしてくださいます
2011 年 6 月 11 日に贈呈式 並びに 日本人派遣教師の着任式を挙行しました 式典風景と寄贈した教育資材
東京世田谷ロータリークラブ髙橋会長のあいさつ
プノンペン RC のメンバーと一緒にいただいた感謝状を持って
今後のプロジェクトの進め方 新しく参加してくださるクラブを募集します 今後 このプロジェクトを更に大きく発展させていくために 地区の枞を取り払っていきたいと考えています 今は 日本人教師の派遣には マッチン ググラントの補助金は使えませんが 未来の夢計画が始まると グローバル補助金の対象になります そのために あと 2 年間 自分たちの拠出金をもとに 更に充実したプロジェクトを目指して 頑張って行きます 合同プロジェクトを経験してみたい地区 クラブの皆様のご参加を心よりお待ちしています
合同プロジェクトは 未来の夢計画に向かっての一つの提案です グローバル補助金を活用し より充実したプロジェクトを行うために いろいろな方法を考え 実行して行きましょう! もちろん 新地区補助金の活用方法等も含めて 自分たちの地区がどのように未来の夢計画に移行していくのか しっかりと準備をしていきましょう! 未来の夢計画移行まで あと 2 年です
ありがとうございました