istorage ReplicationControl FileSystem Option 製品概要 本製品は データレプリケーション機能 (DynamicDataReplication, RemoteDataReplication) または スナップショット機能 (DynamicSnapVolume) を持つ istorage シリーズのディスクアレイ装置 ( ディスクアレイ ) に対して ボリュームマネージャー (LVM や VxVM) が管理するボリュームグループ単位 ディスクグループ単位 (*1) で ファイルシステムをフリーズしてデータの同期を行ってからディスクのセパレート または スナップショットを作成するコマンドを提供します これらのコマンドを使用することで ファイルシステム上のデータバックアップ時に 従来では データの同期をとるために行っていた業務アプリケーションの停止 (*2) やファイルシステムのアンマウント処理等を行う必要がなくなり システムの運用性 保守性を向上させることができます (*1) 対応しているボリュームマネージャーのグループ HP-UX 版 : LVM のボリュームグループ (VG) Solaris 版 : VxVM のディスクグループ (DG) Linux 版 : VxVM のディスクグループ (DG) : LVM のボリュームグループ (VG) (*2) 業務アプリケーションを停止しないと ファイルシステム上のデータとしては不完全となる点に注意願います istorage ReplicationControl FileSystem Option の導入により 業務アプリケーション無停止にて ファイルシステム上で整合性のとれたバックアップデータを保持できます - 主な機能 - ファイルシステムの同期 + ディスクセパレートコマンドの提供データレプリケーション機能を使用している場合 ボリュームマネージャーが管理するボリュームグループやディスクグループの単位でファイルシステムをフリーズし 同期することにより ファイルシステム上で書き込まれていないデータをすべて同期してから その間にディスクのセパレートを行います セパレートされているディスクの同期コマンドの提供セパレートされている状態のディスクの同期化を行います また ディスクセパレートのコマンドによって処理された状態から ディスクをセパレートする前の状態に簡単に戻すこともできます これは ディスクのセパレートに失敗した場合や HP-UX 版ではセパレートしたディスクの VG のアクティブ化に失敗した場合にも有効です ファイルシステムの同期 + スナップショット作成コマンドの提供スナップショット機能を使用している場合 ボリュームマネージャーが管理するボリュームグループやディスクグループの単位でファイルシステムをフリーズし 同期することにより ファイルシステム上で書き込まれていないデータをすべて同期してから その間にディスクにスナップショットデータを作成します スナップショットデータの削除コマンドの提供スナップショットデータが作成されているディスクからスナップショットデータの削除を行います また スナップショット作成コマンドによって処理された状態から スナップショットデータを作成する前のディスク状態に簡単に戻すこともできます これは ディスクのスナップショット作成に失敗した場合や HP-UX 版ではスナップショット作成したディスクの VG のアクティブ化に失敗した場合にも有効です
同一ホスト上での自動マウント (HP-UX 版 ) オプションを指定することで セパレートしたディスク またはスナップショット作成したディスクを 同一ホスト内の新たな VG として VG のアクティブ化に必要な LVM のコマンド群を自動的に実行します また アクティブ化した VG 内に含まれる論理ボリュームをそのままマウントすることも可能です この機能はセパレートしたディスク またはスナップショット作成したディスクを同一ホスト内でバックアップするのに有効です なお Solaris 版や Linux 版の VxVM 使用環境や Linux 版の LVM 環境では作成した複製ボリュームを同一ホストにマウントすることはできません ext/xfs ファイルシステムのサポート (Linux 版 ) Linux 版では 従来の VxFS のファイルシステムと VxVM によるディスクグループの組合せの環境に加えて ext3/ext4/xfs のファイルシステムと LVM によるボリュームグループの組合せの環境を選択することができます なお ext3/ext4/xfs と LVM によるボリュームグループの組合せでは ファイルシステム自身にフリーズ機能のタイムアウト制御がないため ファイルシステムオプションのコマンドが強制中断された場合は 手動でファイルシステムのフリーズを解除する必要があることに留意願います ディザスタリカバリのアトミックグループ単位のコマンドの提供 (Solaris 版 Linux 版 ) データレプリケーション機能のディザスタリカバリ機能 (istorage RemoteDataReplication, istorage RemoteDataReplication/DisasterRecovery) を使用する環境では アトミックグループ単位の操作機能を提供します 対象となるアトミックグループを指定することにより ファイルシステムの同期 およびアトミックグループ単位のセパレートを行い 複製を作成します また アトミックグループ単位の同期化も行うことができます (*1) 対応しているボリュームマネージャーのグループ Solaris 版 :VxVM のディスクグループ (DG) Linux 版 :VxVM のディスクグループ (DG) :LVM のボリュームグループ (VG) (*2) 業務アプリケーションを停止しないと ファイルシステム上のデータとしては不完全となる点に注意願います
システム構成例 (HP-UX 版 )
(Solaris 版 ) データレプリケーション機能使用の場合
(Solaris 版 ) スナップショット機能使用の場合
(Linux 版 ) データレプリケーション機能使用の場合 ext3/ext4(lvm あり ) の環境 ext3 LVM
(Linux 版 ) スナップショット機能使用の場合 ext3/ext4(lvm あり ) の環境 ext3 LVM
動作環境/ 添付品 HP-UX 版 UFSM64-E300CN0 UFSM64-E500CN0 UFSM64-E700CN0 型名 ( 1) UFSM64-H300CN0 UFSM64-300CN0 UFSM64-H500CN0 UFSM64-500CN0 UFSM64-H700CN0 UFSM64-700CN0 対象ディスク istorage M300 istorage M500 istorage M700 アレイ シリーズ シリーズ シリーズ 名称 istorage ReplicationControl FileSystem Option on HP-UX Ver9.2 サーバ NX7000 シリーズ, NX7700i シリーズ 対象 OS ( 2) HP-UX 11i v3 メモリ容量 5MB 以上 ディスク容量 2.0MB 以上 ソフトウェア 必須ソフトウェア : WebSAM istoragemanager( 3) istorage ControlCommand on HP-UX( 4) いずれかが必須なソフトウェア : istorage DynamicDataReplication( 5) istorage RemoteDataReplication( 5) UFSM64-EM5ACN0 UFSM64-HM5ACN0 UFSM64-M5ACN0 istorage M5000 構成品表 ソフトウェア使用許諾契約書 インストール CD インストールガイド添付品 サポート添付品 ( 6) - PP サポートサービス仕様書 - PP サポートサービスバンドル製品ご利用のお客様へ - PP サポートサービス実施条件 - PP サポートサービスを開始するには - PP サポートサービス製品シリアル No. カード 1: 上段 :SWAS24 バンドル型番 中段 :SWAS バンドル型番 下段 : アンバンドル型番です 2: OS サポートの最新情報は以下の URL を参照してください 社内向け : https://www.intra.nec.co.jp/istorage/ 検証 / 認証情報 Mシリーズ ソフトウェア製品 OS サポート情報販売店様向け : https://www.nfp.nec.co.jp/istorage_ptr/ 検証 / 認証情報 Mシリーズ ソフトウェア製品 OS サポート情報記載のない OS については 末尾の< 問い合わせ先 >に相談してください 3: istorage 基本制御に添付されます 4: istorage M300 では Ver7.2 以降 istorage M500 では Ver7.3 以降 istorage M700 では Ver8.1 以降 istorage M5000 では Ver8.5 以降が対応します istorage M310/M510/M710 では Ver9.1 以降が対応します istorage M310F/M710F では Ver9.3 以降が対応します 5: 購入すると istorage ControlCommand の使用権を得ます 6: アンバンドル型番には添付されません
Solaris 版 型名 ( 1) 対象ディスクアレイ名称サーバ対象 OS ( 2) メモリ容量ディスク容量 ソフトウェア 添付品 UFSM64-E300CC0 UFSM64-H300CC0 UFSM64-300CC0 UFSM64-E500CC0 UFSM64-H500CC0 UFSM64-500CC0 UFSM64-E700CC0 UFSM64-H700CC0 UFSM64-700CC0 istorage M300 シリーズ istorage M500 シリーズ istorage M700 シリーズ istorage ReplicationControl FileSystem Option on Solaris Ver9.2 CX5000 シリーズ Solaris (SPARC) 10 Solaris (SPARC) 11 7MB 以上 1.0MB 以上 必須ソフトウェア : WebSAM istoragemanager( 3) istorage ControlCommand on Solaris( 4) Symantec Storage Foundation for Solaris (Symantec File System Symantec Volume Manager を含む ) いずれかが必須なソフトウェア : istorage DynamicDataReplication( 5) istorage RemoteDataReplication( 5) サーバとディスクアレイの接続 (FC) を2 重化する場合に必要なソフトウェア : Symantec Storage Foundation for Solaris(DMP を含む ) ( 6) または MPxIO 構成品表 ソフトウェア使用許諾契約書 インストール CD インストールガイド サポート添付品 ( 8) - PP サポートサービス仕様書 - PP サポートサービスバンドル製品ご利用のお客様へ - PP サポートサービス実施条件 - PP サポートサービスを開始するには - PP サポートサービス製品シリアル No. カード ( 注釈は次ページに記載 )
1: 上段 :SWAS24 バンドル型番 中段 :SWAS バンドル型番 下段 : アンバンドル型番です 2: OS サポートの最新情報は以下の URL を参照してください 社内向け : https://www.intra.nec.co.jp/istorage/ 検証 / 認証情報 Mシリーズ ソフトウェア製品 OS サポート情報販売店様向け : https://www.nfp.nec.co.jp/istorage_ptr/ 検証 / 認証情報 Mシリーズ ソフトウェア製品 OS サポート情報記載のない OS については 末尾の< 問い合わせ先 >に相談してください 3: istorage 基本制御に添付されます 4: Solaris10 は Ver7.2 以降で Solaris11 は Ver7.5 以降で対応します また istorage M300 では Ver7.2 以降 istorage M500 では Ver7.3 以降 istorage M700 では Ver8.1 以降が対応します istorage M310/M510/M710 では Ver9.1 以降が対応します istorage M310F/M710F では Ver9.3 以降が対応します 5: 購入すると istorage ControlCommand の使用権を得ます 6: VERITAS Storage Foundation for Solaris v6.0.1 環境では istorage ControlCommand Ver8.1 以降を利用してください Symantec Storage Foundation 6.1 for Solaris 環境では istorage ControlCommand Ver8.5 以降を利用してください 7: istorage ReplicationControl FileSystem Option on Solaris は istorage M5000 をサポートしておりません 8: アンバンドル型番には添付されません
Linux 版 UFSM64-E100DL0 型名 ( 1) UFSM64-H100DL0 UFSM64-100DL0 対象ディス istorage M100 クアレイシリーズ名称サーバ UFSM64-E300DL0 UFSM64-H300DL0 UFSM64-300DL0 istorage M300 シリーズ UFSM64-E500DL0 UFSM64-H500DL0 UFSM64-500DL0 istorage M500 シリーズ UFSM64-E700DL0 UFSM64-H700DL0 UFSM64-700DL0 istorage M700 シリーズ istorage ReplicationControl FileSystem Option on Linux Ver9.3 Express5800/100 シリーズ Express5800/ スケーラブル HA サーバ VxFS/VxVM 環境を利用する場合 *3 Red Hat Enterprise Linux 5.5~5.11 (IA32/EM64T) *1 Red Hat Enterprise Linux 5.5~5.11 Advanced Platform (IA32/EM64T) *1 Red Hat Enterprise Linux 6.1~6.7 (IA32/EM64T) *1 UFSM64-EM5ADL0 UFSM64-HM5ADL0 UFSM64-M5ADL0 istorage M5000 ext3/lvm 環境を利用する場合 Red Hat Enterprise Linux 5.6~5.11 (IA32/EM64T) *1 *2 Red Hat Enterprise Linux 5.6~5.11 Advanced Platform (IA32/EM64T) Red Hat Enterprise Linux 6.1~6.8 (IA32/EM64T) *1 Red Hat Enterprise Linux 7.1~7.3 (EM64T) *1 *2 対象 OS ( 2) ext4/lvm 環境を利用する場合 Red Hat Enterprise Linux 6.1~6.8 (IA32/EM64T) *1 Red Hat Enterprise Linux 7.1~7.3 (EM64T) xfs/lvm 環境を利用する場合 Red Hat Enterprise Linux 7.1~7.3 (EM64T) *1: DMP 機能を利用する場合は ASL(Array Support Library) も合わせて適用願います *2: SAS ポート搭載ディスクアレイとの接続の場合は 以下の OS をサポートします Red Hat Enterprise Linux 5.7 以降 (IA32, EM64T) Red Hat Enterprise Linux 5.7 以降 Advanced Platform (IA32, EM64T) *3: iscsi ポート搭載ディスクアレイおよび SAS ポート搭載ディスクアレイとの接続の場合は 末尾の < 問い合わせ先 > にお問い合わせください *4: DM-Multipath を利用する場合 注意事項は以下の通りです - user_friendly_names を使用する場合には alias を "mpathx"(x は英数字 1 文字 ) に設定しないでください 例 :"mpath1" "mpatha" - Red Hat Enterprise Linux 5 にて マルチパーティションを使用する場合 "pn"(n は数字 1 文字 ) で終わる文字列に設定しないでください 例 :"diskp1" - alias には半角英数字および "_" のみ指定できます - マルチパスデバイスに対してマルチパーティションを作成しないでください 仮想化環境 ( 2)( 6) メモリ容量ディスク容量 VMware ESX 5.0(VMware vsphere 5.0) 5.1(VMware vsphere 5.1) 5.5(VMware vsphere 5.5) 6.0(VMware vsphere 6.0) 6.5(VMware vsphere 6.5) 7MB 以上 1.0MB 以上
必須ソフトウェア : WebSAM istoragemanager( 3) istorage ControlCommand on Linux( 4) いずれかが必須なソフトウェア : istorage DynamicDataReplication( 5) istorage RemoteDataReplication( 5) ソフトウェア VxFS/VxVM 環境を利用する場合 Symantec Storage Foundation for Linux *2 (Symantec File System Symantec Volume Manager を含む ) または VERITAS Storage Foundation for Linux *2 (VERITAS File System VERITAS Volume Manager を含む ) ( サーバとディスクアレイの接続 (FC) を 2 重化する場合に必要なソフトウェア DMP を含む ): *2: Red Hat Enterprise Linux のバージョンとの関係を以下に示します Red Hat Enterprise Linux 5/5 Advanced Platform の場合 : VERITAS Storage Foundation for Linux v4.1 MP4 Red Hat Enterprise Linux 5.5/5.5 Advanced Platform (EM64T) 以降の場合 : VERITAS Storage Foundation for Linux v5.1 VERITAS Storage Foundation for Linux v6.0.1 Symantec Storage Foundation 6.1 for Linux Symantec Storage Foundation 6.2.1 for Linux 添付品 ext3/lvm または ext4/lvm または xfs/lvm 環境を利用する場合サーバとディスクアレイの接続 (FC) を2 重化する場合に必要なソフトウェア : istorage StoragePathSavior または Device Mapper Multipath 構成品表 ソフトウェア使用許諾契約書 インストール CD インストールガイド サポート添付品 ( 7) - PP サポートサービス仕様書 - PP サポートサービスバンドル製品ご利用のお客様へ - PP サポートサービス実施条件 - PP サポートサービスを開始するには - PP サポートサービス製品シリアル No. カード 1: 上段 :SWAS24 バンドル型番 中段 :SWAS バンドル型番 下段 : アンバンドル型番です 2: OS サポートの最新情報は以下の URL を参照してください 社内向け : https://www.intra.nec.co.jp/istorage/ 検証 / 認証情報 Mシリーズ ソフトウェア製品 OS サポート情報販売店様向け : https://www.nfp.nec.co.jp/istorage_ptr/ 検証 / 認証情報 Mシリーズ ソフトウェア製品 OS サポート情報記載のない OS については 末尾の< 問い合わせ先 >に相談してください 3: istorage M100 シリーズでは WebSAM istoragemanager Suite に istorage M300 シリーズ istorage M500 シリーズ istorage M700 シリーズ istorage M5000 では istorage 基本制御に添付されます 4: Ver9.3 以降で対応します 5: 購入すると istorage ControlCommand の使用権を得ます 6: 仮想化環境については 対象ディスクアレイの機種ごとにサポート状況が異なる場合がありますので 末尾の< 問い合わせ先 >にお問い合わせください 7: アンバンドル型番には添付されません
留意事項 1 手配について istorage ReplicationControl FileSystem Option は 利用するディスクアレイ 1 台あたり 1 式を手配してください 2 インストールサービスについて istorage ReplicationControl FileSystem Option のインストールや設定には インストールサービスが用意されています 詳細は 6.1 システム展開サービス を参照してください 3PP サポートサービスについて istorage ReplicationControl FileSystem Option のご利用に際しては istorage ReplicationControl FileSystem Option および 関連必須 PP の PP サポートサービスの締結が必要です PP サポートサービスにより NEC カスタマーサポートセンター での対応が可能となります PP サポートサービスが契約されない場合 サポートサービスは提供できません 詳細は 6.2 保守について の オプションソフトウェアの PP サポートサービスについて を参照してください 4Linux 環境でのマルチパス構成について istorage ReplicationControl FileSystem Option では マルチパス構成において Symantec Storage Foundation(DMP(DynamicMulti-Pathing) 機能 ) または istorage StoragePathSavior または Device Mapper Multipath が必要です 詳細は 動作環境 および 以下の URL のドキュメントを参照してください 社内向け : https://www.intra.nec.co.jp/istorage/ 販売店様向け : https://www.nfp.nec.co.jp/istorage_ptr/ 販促 / 技術情報 技術情報 Mシリーズ システム構築時の留意事項 ソフトウェア製品に関する システム構築時の留意事項 はこちら istorage M シリーズ /D シリーズ /S シリーズソフトウェア製品に関する システム構築時の留意事項 データレプリケーション関連 Linux 環境における istorage マルチパス構成に関する提案 構築時の留意事項 5iSCSI モデル /SAS モデルのサポートについて istorage ReplicationControl FileSystem Option on Linux において 以下の組み合わせのサポートについては 末尾の< 問い合わせ先 >にお問い合わせください - ボリュームマネージャー :VxVM - ファイルシステム :VxFS < 関連ホームページ> 社内向け : https://www.intra.nec.co.jp/istorage/ 販売店様向け : https://www.nfp.nec.co.jp/istorage_ptr/ < 問い合わせ先 > 8. 問い合わせ窓口 を参照してください