学習内容 パソコンに ARM の開発環境を構築します インストールは以下の手順で行います 1. CCS のダウンロード 2. CCS のインストール 3. TI-RTOS のインストール 4. USB ドライバのインストール 1. CCS のダウンロード 以下の手順で CCS のインストーラをダウンロードしてください 1 Ti 社のサイトの CCS 紹介ページを開く http://www.tij.co.jp/tool/jp/ccstudio 2 ダウンロード をクリック 3 Download the latest CCS から Windows 用のインストローラをクリックしてダウンロード どちらかをクリック Web Installer 版と Off-line Installer 版はダウンロード手順が違うだけで, インストールされる CCS は同じです Web Installer 版 : 選択したパッケージのみをインストール途中でその都度ダウンロード Off-line Installer 版 : すべてのパッケージをダウンロードしてからインストール ダウンロードのために TI アカウントによるログインを要求される場合は,TI 社のガイドに従ってアカウントを取得してください 1
2. CCS のインストール CCS をインストールする前に, パソコンのアカウントは, 必ず 管理者 にしてください ログイン中のアカウントの個人用フォルダ (C:\Users\ ログイン名 ) に全角や半角カタカナなどが含まれているとインストールが完了しません 新規で半角英数字名のローカルアカウントを作成するなどしてご対応ください 1 ダウンロードしたファイル CCS7. *. * _win32.zip を解凍してください ファイルを右クリックして すべて展開 で解凍できます 2 解凍してできたフォルダ内のインストーラ ccs_setup_7. *. *.exe をダブルクリックして起動します 拡張子.exe はお使いのパソコンの設定により表示されない場合があります また, バージョンナンバー 7.3.0.00019 は 2017 年 9 月現在のもので随時更新されます インストーラがあるフルパス名に全角文字が含まれていると, インストールできません 3 ユーザーアカウント制御 ダイアログが表示される場合は, はい をクリックして進めます 次のページへ 2
4 インストールの事前チェック赤文字は, インストールをしている最中はアンチウイルスソフトのァイルスキャンを止めておくよう推奨しています Continue をクリックして進めます 5 ライセンス同意確認ライセンスに同意できれば I accept the terms of the license agreement にチェックを入れ, Next をクリックして次に進みます 6 インストール先の選択特に問題がなければデフォルト ( c:\ti ) のまま Next をクリックして次に進みます インストール先のフルパス名に全角文字が含まれていると CCS は起動できません インストール先を変更する場合は全角文字が含まれないようご注意ください 次のページへ 3
7 プロセッサの選択インストールする製品の選択画面が表示されます TM4C12x ARM Cortex -M4F core-based MCUs を選択し, Next をクリックして次に進みます 8 エミュレータの選択デフォルトのまま Finish をクリックします 9 Windows セキュリティの重要な警告インストール途中で右図のような警告が何度か表示される場合は, アクセスを許可する をクリックしてインストールを続行してください 次のページへ 4
10 インストール中 CCS のインストールが始まります インストールが完了するまでお待ちください Off-line Installer 版 : 約 10 分 Web Installer 版 : ネット環境により異なりますが, Off-line Installer 版より時間がかかります 11 インストール完了インストールが完了すると, 完了画面が表示され, CSS をすぐに起動するか デスクトップにショートカットを作るか スタートメニューにショートカットを作るかの項目が表示されます お好みの項目にチェックを入れて Finish をクリックしてください 12 Create Desktop Shortcut にチェックしておくと, 右のようなショートカットアイコンがデスクトップに作成されます CCS のアンインストール方法 1. 設定 を開き, アプリ を選択します 2. Code Composer Studio 7. *. * を選択して アンインストールと をクリックし, 指示に従って操作すればアンインストール完了です コントロールパネルに Code Composer Studio 7. *. * が表示されない場合は,C:\ti\ccsv7 ディレクトリにある uninstall_ccs.exe を実行すれば, アンインストールできます 5
3. TI-RTOS のインストール 1 CCS を起動します デスクトップに作成されたショートカットをダブルクリックする もしくは [ スタートメニュー ] の Code Composer Studio をクリックします 2 ワークスペースを選択します OK をクリックすると, 指定ディレクトリのワークスペースが開きます 初回起動時は指定ディレクトリにフォルダが作成されて, ワークスペースが開きます ワークスペースのフルパス名に全角文字が含まれていると CCS は正しく動作しません 全角文字が含まれないパスを指定してください ワークスペースとは ワークスペースは CCS プロジェクトファイルが保存されるフォルダのこと 1 台のパソコン内に複数のワークスペースを持つことができる File メニュー > Switch Workspace > Other... で変更することができる ワークスペースのフォルダ名は workspace_v7 でなくてもかまわない プロジェクトとは プロジェクトは, ソース, ライブラリ, リンカ コマンドなどのファイルがセットになったもので, フォルダ単位で管理される プロジェクトフォルダはワークスペースの中に作成される ワークスペースとプロジェクトの関係は右図のようなイメージ CCS ワークスペース A プロジェクト A-1 プロジェクト A-2 ワークスペース B プロジェクト A-3 プロジェクト B-1 ワークスペース C 6
3 CCS の起動が完了し Getting Started が開いたら Browse Examples をクリックします または メニューバーから View Resource Explorer を選択します 4 しばらく待つと Resource Explorer が開く 5 画面左のディレクトリメニューから Software > TI-RTOS for TivaC - v:2. *. *. * > Development Tools > EK-TM4C1294XL > Driver Examples > Empty Examples > Empty Project を選択 次のページへ 7
6 画面右側にある Download and install アイコンをクリックし Download and install を選択 7 Confirmation が表示されたら Yes をクリックし ダウンロードが完了するのを待つ (7 ~ 8 分程度かかる ) 8 Dependencies が表示されたら XDCTools - 3.32.00.06 は使わないので, チェックを外して OK をクリック この後 9 ではなく 13 が表示される場合は そのまま飛ばして進んで構いません 8
9 Content has been successfully downloaded into... と表示されたら Close をクリックする 10 メニュー Window > Preferences を選択 11 左のディレクトリメニューで Code Composer Studio > Products を選択 9
12 ReDiscover... をクリックする 13 Install Discovered Products ウィンドウが表示されたら tirtos_tivac_ * が選択されていることを確認し Install をクリックする 14 Restart Needed ダイアログが表示されたら Yes をクリックして CCS を再起動する 10
4. USB ドライバのインストール 1 パソコンとマイコンボードを USB ケーブルで接続します マイコンボード側は USB microb 端子 ( デバッグ ) を使います 本編テキスト p.8 p.9 をご参照ください 2 右のようなダイアログが表示され, 自動でインストールされます 3 デバイスマネージャーを開き, 右図のように Stellaris Virtual COM Port(COM ) と表示されていれば USB ドライバのインストールは完了しています の番号はお使いのパソコンによって異なります デバイスマネージャーは,Windows10 ではスタートメニューを右クリックして表示されるメニューの中の デバイスマネージャー を選択すると開きます ドライバのインストールに失敗すると, デバイスマネージャーで右図のように表示されます この場合は, 次ページの手順に沿って, 手動でインストールしてください 11
4 警告マークのついたデバイスを右クリックし, ドライバーソフトウェアの更新 を選択します 5 コンピュータを参照してドライバーソフトウェアを検索しま す をクリックします 6 ソフトウェアを検索するディレクトリを, 参照 をクリックして C:\ti\ccsv6\ccs_base\emulation\drivers を指定します 指定後, 次へ をクリックします 7 閉じる をクリックします 再度, 3 に戻ってデバイスマネージャーで確認してください 12 2017.10 版