Ⅰ 第 3 週の発生動向 (7/7/4~7/7/3). 手足口病については むつ保健所管内で警報が発令されました 東地方 + 青森市保健所管内 弘前保健所管内 上十三保健所管内で警報が継続しています 三戸地方 + 八戸市保健所管内では 定点当たり報告数の増加が続いており 警報レベルの開始基準値 ( 定点当たり 5 人 ) に近づいています 県全体の定点当たり報告数が 6 週連続で増加が続き 過去 5 年間の平均を上回っていますので 今後の発生動向に注意が必要です.RS ウイルス感染症については 県全体の定点当たり報告数が過去 5 年間の平均と比較して かなり多い状態が続いており 特に三戸地方 + 八戸市保健所管内 むつ保健所管内で定点当たり報告数が多い状態です RS ウイルス感染症は 患者報告の大部分が 歳児と 歳児で 症状が重くなる場合があるので注意が必要です 3. ヘルパンギーナについては 県全体の定点当たり報告数が 6 週連続で増加が続いていますので 今後の発生動向に注意が必要です 4. 流行性耳下腺炎については 三戸地方 + 八戸市保健所管内 上十三保健所管内で定点当たり報告数が増加していますので 注意が必要です Ⅱ 第 3 週五類感染症定点把握 記載データは 速報値です 青森県内の保健所管内 定点 ( 医療機関 ) 数 警報 注意報については青森県の感染症発生状況 TOP ページをご覧ください 小児科内科 小児科 眼科 基幹 Weekly Report on Aomori Prefecture Infectious Disease 青森県感染症発生情報 (7 年第 3 週 ) 発行青森県感染症情報センター (7 年 8 月 3 日 ) ( 青森県環境保健センター : 担当微生物部 ) TEL 7-736-54 FAX 7-736-549 http://www.pref.aomori.lg.jp/welfare/health/infection-survei.html ( 五所川原保健所 ) ( 上十三保健所 ) ( むつ保健所 ) 青森県計 数人 / 定点数人 / 定点数人 / 定点数人 / 定点数人 / 定点数人 / 定点数人 / 定点 インフルエンザ....... - 前週からの増減 RSウイルス感染症 5.63 6.67... 6.5 9.69 5 咽頭結膜熱.3..... 4. -4 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3.38 6.67 9.9 6... 4.57 - 感染性胃腸炎 7 3.38 4.44 7.7 3 6.4 8 4.67 4 3.5.9-5 水痘 3.38..... 5. - 手足口病 57 7.3 88 9.78 47 4.7 4.8 43 7.7 3 5.75 7 6.48 83 伝染性紅斑....... 突発性発しん 5.63 4.44 8.8 3.6.7 4. 5.6 百日咳....... ヘルパンギーナ.75 3.44 4.4. 6. 5.5 6.45 流行性耳下腺炎.... 9.5.5 34.8 5 急性出血性結膜炎.5......9 流行性角結膜炎.......9 クラミジア肺炎....... 細菌性髄膜炎....... マイコプラズマ肺炎.......33 - 無菌性髄膜炎....... 感染性胃腸炎 ( ロタウイルス )....... - は警報 は注意報 空欄 : 患者報告無し 手足口病 ( 五類定点把握対象疾患 ) 第 回 手足口病は ウイルスの感染によって口の中や手足などに水疱性の発疹が出る感染症で 子どもを中心に 主に夏に流行します 発熱は約 3 分の にみられますが あまり高くならないことがほとんどであり 高熱が続くことは通常ありません ほとんどの発病者は 数日間のうちに治る病気です 例年 報告数の 9% 前後を 5 歳以下の乳幼児が占めていますので 乳幼児が集団生活している保育施設や幼稚園などでは注意が必要です 青森県では 第 5 週以降 6 週連続で県全体の定点当たり報告数が増加し 第 8 週以降は過去 5 年間の平均を上回っています 第 9 週には 東地方 + 青森市保健所管内 弘前保健所管内及び上十三保健所管内で 第 3 週にはむつ保健所管内で 警報が発令されましたので 今後の発生動向に十分注意が必要です なお 大きな流行となった 5 年と比較すると 7 年は短期間で定点当たり報告数が増加し 第 3 週には 5 年の定点当たり報告数を上回っています ( 図 ) 予防策としては 日ごろから石けんでよく手を洗い タオルの共用はしないようにしましょう 特におむつを交換する時には 排せつ物を適切に処理し しっかりと手洗いをしてください 〇詳しい情報はこちらをご覧ください 手足口病に関する Q&A( 厚生労働省 HP)
Ⅲ 全数把握疾患 結核 ( 二類全数把握対象疾患 ): 青森市 人 弘前 3 人 八戸市 人 (7 年計 :74 人 ) 腸管出血性大腸菌感染症 ( 三類全数把握対象疾患 ): 三戸地方 3 人 八戸市 人 上十三 人 (7 年計 :6 人 ) Ⅳ 病原体検出情報報告はありませんでした Ⅴ 保健所管内別全数把握疾患発生状況 (7 年第 7 週 ~7 年第 3 週 ) 週 期間 ( 五所川原保健所 ) ( 上十三保健所 ) ( むつ保健所 ) 7 H9.7.3 ~ H9.7.9 8 H9.7. ~ H9.7.6 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 人 腸管出血性大腸菌感染症 人 アメーバ赤痢 人 つつが虫病 人 梅毒 人 梅毒 人梅毒 人梅毒 人 9 H9.7.7 ~ H9.7.3 腸管出血性大腸菌感染症 人水痘 ( 入院例 ) 人 腸管出血性大腸菌感染症 人 3 H9.7.4 ~ H9.7.3 腸管出血性大腸菌感染症 4 人 腸管出血性大腸菌感染症 人 Ⅵ 結核 ( 二類全数把握疾患 ) (7 年第 7 週 ~7 年第 3 週 ) ( 人 ) 週 期間 ( 五所川原保健所 ) ( 上十三保健所 ) ( むつ保健所 ) 7 H9.7.3 ~ H9.7.9 3 8 H9.7. ~ H9.7.6 9 H9.7.7 ~ H9.7.3 3 3 H9.7.4 ~ H9.7.3 3
Ⅶ 全数把握疾患発生状況 ( 全国 - 青森県 ) ( 注 : 発生状況は速報値であり 国内で届出のあった疾患のみを掲載しています ) 全国 (7 年第 9 週までの累計 ) 分類二類三類三類三類三類三類四類四類四類四類 結核コレラ細菌性赤痢 腸管出血性大腸菌感染症 腸チフスパラチフス E 型肝炎 A 型肝炎 エキノコックス症 オウム病 累積報告数 78 4 85 4 8 9 73 9 分類四類四類四類四類四類四類四類四類四類四類 回帰熱 ジカウイルス感染症 重症熱性血小板減少症候群 ダニ媒介脳炎 チクングニア熱 つつが虫病デング熱日本紅斑熱ブルセラ症ボツリヌス症 累積報告数 5 5 8 3 分類四類四類四類四類四類五類五類五類五類五類 マラリアライム病類鼻疽 レジオネラ症 レプトスピラ症 アメーバ赤痢 ウイルス性肝炎 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 急性脳炎 クリプトスポリジウム症 累積報告数 4 9 87 7 69 6 836 44 7 分類五類五類五類五類五類五類五類五類五類五類 クロイツフェルト ヤコブ病 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 後天性免疫不全症候群 ジアルジア症 侵襲性インフルエンザ菌感染症 侵襲性髄膜炎菌感染症 侵襲性肺炎球菌感染症 水痘 ( 入院例 ) 梅毒 播種性クリプトコックス症 累積報告数 8 35 763 37 4 6 95 77 99 77 分類五類五類五類五類五類 破傷風 バンコマイシン耐性腸球菌感染症 風しん 麻しん 薬剤耐性アシネトバクター感染症 累積報告数 58 5 5 68 青森県 (7 年第 3 週までの累計 ) 分類二類三類四類四類四類四類五類五類五類五類 結核 腸管出血性大腸菌感染症 E 型肝炎 A 型肝炎つつが虫病 レジオネラ症 アメーバ赤痢 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 クロイツフェルト ヤコブ病 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 累積報告数 74 6 5 9 6 3 分類五類五類五類五類 後天性免疫不全症候群 侵襲性肺炎球菌感染症 水痘 ( 入院例 ) 梅毒 累積報告数 5 8 44 Ⅷ インフルエンザ 小児科定点把握疾患週別推移 (7 年第 3 週 ただし全国は前週 )
Ⅸ 眼科定点把握疾患週別推移 (7 年第 3 週 ただし全国は前週 )
Ⅹ 基幹定点把握疾患週別推移 (7 年第 3 週 ただし全国は前週 ) Ⅺ 社会福祉施設等における感染性胃腸炎 ( 疑い含む ) の発生状況 社会福祉施設等における感染症等発生時に係る報告について ( 平成 8 年 月 日付け厚生労働省健康局長 医薬食品局長 雇用均等 児童家庭局長 社会 援護局長通知 ) に基づく 青森県内の社会福祉施設等における感染性胃腸炎 ( 疑いを含む ) の報告件数及び発症者数は次のとおりです 平成 9 年第 3 週 報告はありませんでした 平成 9 年報告件数及び発症者数 月 ( 週 ) 月 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 計 施設種別 -4 週 5-8 週 9- 週 3-7 週 8- 週 -5 週 6 週 7 週 8 週 9 週 3 週 ( 施設別 ) 介護 老人福祉関係施設児童 婦人関係施設等障害関係施設その他施設計 ( 月別 ) 件数件数件数件数件数 4 6 9 発症者数発症者数発症者数発症者数発症者数 3 3 48 43 3 4 4 38 38 44 44 9 8