PrintBarrierV3L50(V3.4.0.6) アップデート手順書 第 1.01 版 株式会社富士通アドバンストエンジニアリング 平成 25 年 3 月 7 日 1
目次 1. 目的... 3 2. 前提条件... 3 3. 注意事項... 3 4.PrintBarrier 版数判別方法... 4 5. プデートモジュール構成... 5 6.PrintBarrier のアップデート順番... 5 7. サーバのアップデート... 6 7.1 データ移行する前の準備... 6 7.2 既存データベースのバックアップ... 7 7.3 サーバ側のモジュール入替... 11 8. クライアントのアップデート... 12 8.1 Windows XP でのアップデート... 12 8.2 Windows Vista 7 でのアップデート... 15 9. クライアントの詳細設定について... 19 9.1 スクリプトの編集... 20 9.2 スクリプトの適用... 20 2
1. 目的 本手順は PrintBarrier の V3L50(V3.4.0.5) 版を使用しているユーザーに対し PrintBarrier の V3L50(V3.4.0.6) にアップデートする手順を説明するものです PrintBarrier の V3L10 版か V3L30 版からのアップデートについては 2011 年 10 月 31 日に HP に公開したモジュールでアップデートを行ったうえで このアップデートを実施してください 2. 前提条件 1 本手順書は現行システムの上でのアップデートを前提にしています 2 アップデートインストーラの実行は Admin 権限が必要です 3. 注意事項 1 移行中 クライアントはサーバと通信できなくなります 2すべてのデータ (SQL データベース PrintBarrier.mdb) をバックアップすることは必須ではありませんが 必要に応じご実行してください 3 一部移行できない機能がありますので一回仮環境でご確認のうえ 本番環境に移行することを推奨します 3
4.PrintBarrier 版数判別方法 現在使用中の PrintBarrier 版数の判定方法について説明します 版数 確認方法 判別方法 V3L10 サーバの MainManager を開きメニュー ヘルプ - バージョン を pbcmainui.exe のファイルバージョンは 3.0.x.x より前のバージョンになります クリックし表示したバージョン情報画面で確認します クライアントで印刷を実施し表示されたプレビュー画面のメニュー ヘルプ - バージョン情 PbcCounter.exe のファイルバージョンは 3.0.x.x より前のバージョンになります 報 をクリックし表示したバージョン情報画面で確認します V3L30 サーバの MainManager を開きメニュー ヘルプ - バージョン を pbcmainui.exe のファイルバージョンは 3.1.x.x になります クリックし表示したバージョン情報画面で確認します クライアントで印刷を実施し表示されたプレビュー画面のメニュー ヘルプ - バージョン情 PbcCounter.exe のファイルバージョンは 3.1.x.x になります 報 をクリックし表示したバージョン情報画面で確認します V3L50 (V3.4.0.5) クライアントで印刷を実施し表示されたプレビュー画面のメニュー ヘルプ - バージョン情報 をクリックし表示したバージョン情報画面で確認します PrintBarrier Version 3 (3.4.0.5) が表示されます 4
5. プデートモジュール構成 アップデートモジュール 説明 適用場所 pb3-update-manual.pdf アップデート用 全体 マニュアルです pb3l50_3406_enterprise.zip メインマネージャ及びサブマ サーバ ネージャのモジュールです pb3l50_3406_xp.exe Windows XP 対応 クライアント インストーラです pb3l50_3406_vista-7.exe Windows Vista Windows7 クライアント 対応インストーラです pbv3l50-logonscript.zip アップデートインストーラで移行できないユーザー個人設定を設定するスクリプトです クライアント 6.PrintBarrier のアップデート順番 1PrintBarrier のサーバ クライアント両方を使用する場合はサーバ クライアントの順番でアップデートする必要があります 7. サーバのアップデート を参照してください 2PrintBarrier のクライアントしか使用していない場合はクライアントだけをアップデートします 9. クライアントのアップデート を参照してください 5
7. サーバのアップデート ここではサーバのアップデートについて説明します 下記の順序で実施します 1. データ移行する前の準備 2. 既存データベースのバックアップ ( 推奨 ) 3. サーバ側のモジュール入替 7.1 データ移行する前の準備 7.1.1 ActiveDirectory とのユーザー情報同期 ActiveDirectory と運用中データベースのユーザー情報を同期する必要があります ここでは同期の方法について説明します 1 サーバで MainManager 画面を開き メニュー 管理 - 環境構築 で ユーザー情報取得 画面を開きます 2 画面を右クリックし表示された ユーザー情報一括取得 メニューを実行し ユーザー情報を取得します データ取得状況 欄で成功したメッセージを 確認します 6
7.1.1 ユーザー情報一括取得 画面 7.1.2 サブマネージャからの実績収集移行までの印刷実績を収集する必要があります 具体的に MainManager を開き メニュー 管理 - ログ収集 で ログ収集 画面を開きます すべてのサブマネージャ をチェックし 手動収集 ボタンを押します しばらくすると 左側の ログ収集履歴 メニューで ログ収集履歴 画面に切り替え ログがすべての SubManager から収集されたことを確認します 7.2 既存データベースのバックアップ 7.2.1SQL データベースのバックアップ ここでは Microsoft SQL Server 2005 を例にデータベースのバックアップ方法について説明します 1 SQL Server Management Studio を開き PrintBarrier のデータベース を表示します ( PrintBarrier のデータベース 運用によって置き換えてください ) 2 PrintBarrier のデータベース を右クリックし メニューの タスク - バックアップ の順番で データベースのバックアップ 画面を開きます 3 全般 タブで下記項目を指定します 7
データベース 項目名 バックアップの種類 設定 PrintBarrier のデータベース名 完全 図 7.2.1.1 データベースのバックアップ の 全般 タブ 4 追加 ボタン押下で バックアップ先の選択 画面を表示します 図 7.2.1.2 バックアップ先の選択 8
5 バックアップ先の選択 画面の ファイル名 を選択し右側のボタンを押すと バックアップデバイスの場所 画面が表示されます 6 データベースのファイル検索 画面でバックアップの保存フォルダを選択し ファイル名 に PrintBarrierV3L10.bak を入力します ここで保存パスを C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL.1\MSSQL\Backup\ PrintBarrierV3L10.bak にします 図 7.2.1.3 バックアップデバイスの場所 画面 7 OK ボタンを押して データベースのファイル検索 画面を閉じます 8 オプション タブを選択し オプション タブを表示します 9 オプション タブで 完了時にアックアップを検証する をチェックします 9
図 7.2.1.4 データベースのバックアップ の オプション タブ 10 データベースのバックアップ 画面で OK ボタンを押すとバックアップ処理が実行されます 11 データベース XXX のバックアップが正常に完了しました メッセージが表示されればバックアップ処理が完了します 図 7.2.1.5 バックアップ完了メッセージ 12C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL.1\MSSQL\Backup\ にファイル PrintBarrierV3L10.bak ができたことを確認します 7.2.2SubManager の mdb のバックアップ SubManager のインストールフォルダにある PrintBarrier.mdb を 10
PrintBarrier.mdb.bak にバックアップします 7.3 サーバ側のモジュール入替 7.3.1 メインマネージャのモジュール入替 PrintBarrier のメインマネージャがインストールフォルダ ( デフォルトでは C:\Program Files\FFC\PrintBarrier\MainManager) にある pbcmainui.exe をリネームします pb3l50_3406_enterprise.zip を解凍したモジュールを OS に応じてメインマネージャのインストールフォルダにコピーします OS バージョン Windows Server 2003 Windows 2008 Server Windows 2008 Server(R2) コピー元のモジュール (pb3l50_3406_enterprise.zip 解凍物からの相対パス ) \Enterprise\MainManager\Win2003-2008 \Enterprise\MainManager\Win2008R2 7.3.2 サブマネージャのモジュール入替 1 PrintBarrier のサブマネージャがインストールフォルダ ( デフォルトでは C:\Program Files\FFC\PrintBarrier\SubManager) にある PbcSubSvr.exe をリネーム します pb3l50_3406_enterprise.zip を解凍したモジュールを OS に応じてメイン マネージャのインストールフォルダにコピーします OS バージョン コピー元のモジュール (pb3l50_3406_enterprise.zip 解凍物からの相対パス ) Windows Server 2003 \Enterprise\ SubManager\Win2003-2008 Windows 2008 Server Windows 2008 \Enterprise\ SubManager\Win2008R2 Server(R2) 2 サービス管理ツールよりサブマネージャを再起動します 11
図 7.3.2.1 サブマネージャ再起動 8. クライアントのアップデート pb3l501xp.exe は Windows XP 対応アップデートインストーラで pb3l501vista-7.exe は Windows Vista Windows7 対応アップデートインストーラです 必要に応じて使い分けてください 8.1 Windows XP でのアップデート 1pb3l50_3406_xp.exe を右クリックし 開く メニューを実行します 2 圧縮したインストーラの解凍場所を選択する画面が表示されます デフォルトは環境変数 TEMP で設定した場所になりますが 必要に応じて変更できます 12
図 8.1.1 ファイルの保存場所 3 ファイルを解凍中です が表示されます 図 8.1.2 ファイル解凍画面 3 このセットアップは PrintBarrier3 Standard のアップグレードを 実行します 続行しますか? 画面が表示されます ここでは はい を クリックします 13
図 8.1.3 アップデート画面 4 InstallShield ウイザードを完了しました 画面が表示されます 完了ボタン を押します 図 8.1.4 完了ウイザード 5 端末は再起動する必要があります 保存する必要のあるデータがあれば 保存してください 画面が表示されます OK ボタンを押すと 端末が 再起動します 図 8.1.5 再起動ダイアログ 7 端末が再起動し ログインすると PrintBarrier のインストーラが動作しますので 14
ログイン画面が若干遅い感じがする場合があります 8 PrintBarrier3 Standard の再起動 画面が表示されます ここで はい を クリックします 図 8.1.6 再起動ダイアログ 9 端末が再起動するとクライアントでのアップデート作業が完了します 10Temp 環境変数で定義しているファイルパスにある PrintBarrierV3L50UpdateInstaller を削除してください 8.2 Windows Vista 7 でのアップデート 1 pb3l50_3406_vista-7.exe を右クリックし 管理者として実行 メニューを実行します 圧縮したインストーラの解凍する場所選択画面が表示されます デフォルトは環境変数 TEMP で設定した場所になりますが 必要に応じて変更できます 15
図 8.2.1 ファイルの保存場所 2 ファイル解凍画面 が表示されます 図 8.2.2 ファイル解凍画面 3 このセットアップは PrintBarrier3 Standard のアップグレードを 実行します 続行しますか? 画面が表示されます ここで はい を クリックします 16
図 8.2.3 アップデート画面 4 InstallShield ウイザードを完了しました 画面が表示されます 完了ボタン を押します 図 8.2.4 完了ウイザード 5 端末は再起動する必要があります 保存する必要のあるデータがあれば 保存してください 画面が表示されます OK ボタンを押すと 端末が再起動します 17
図 8.2.5 再起動ダイアログ 6 端末が再起動し ログインすると PrintBarrier のインストーラが動作しますのでログイン画面が若干遅い感じがする場合があります 7 PrintBarrier3 Standard の再起動 画面が表示されます ここで はい をクリックします 図 8.2.6 再起動ダイアログ 8 端末が再起動するとクライアントでのアップデート作業が完了します 9Temp 環境変数で定義しているファイルパスにある PrintBarrierV3L50UpdateInstaller を削除してください 18
9. クライアントの詳細設定について PrintBarrier のアップデートインストーラでは下記個人に対する設定を移行することはできません デフォルト表示になります カテゴリ項目説明デフォルト タスクバーアイコプレビュー画面ン - を表示する PrintBarrier3 プリンターに直 - ユーザー設定 接印刷するメニュー - プレビュー プリンター タスクバーアイコタスクバーにアン - イコンを表示す PrintBarrier3 る - ユーザー設定 メニュー印刷が正常に終 - アイコン表示 了する時 アイコンの上でメッセージを表示する表示時間 ( 秒 ) タスクバーアイコ IP アドレスン - PrintBarrier3 - サーバ設定 メニュー 印刷時 プレビュー画面有効を表示します印刷時 プレビュー画面無効を表示せずに プリンターに直接出力することを設定します印刷時 プレビュー画面無効を表示せずに 直接出力するプリンターを設定しますタスクバーに有効 PrintBarrier3 のアイコンを表示するかを設定します 印刷が正常終了時 タス有効クバーにアイコンを表示するかを設定します印刷が正常終了時 タス 5 クバーにアイコンを表示する時間 ( 秒単位 ) を設定しますログインユーザを管理す設定なしるサブマネージャの IP アドレス この問題を解決するため pbv3l50-logonscript.zip に設定用のスクリプトを 19
用意しています 必要に応じて項目を編集したうえ 適用してください 9.1 スクリプトの編集 pbv3l50-logonscript.zip を解凍します 解凍した PBV3L50LogonScript.vbs を notepad.exe により開き 編集を行います 編集時 コメント (' の注釈がついている行 ) をよく確認したうえ 編集を行ってください 編集対象は objreg.regwrite 行の後ろから二番目のパーラーメータになります 9.2 スクリプトの適用 ユーザー管理は ActiveDirectory により行われる場合 ActiveDirectory のログインスクリプト機能で配布すると便利です これはグループ単位 ユーザー単位で PrintBarrier を設定することができます 9.2.1 ログインスクリプトの配置 ActiveDirectory で Windows エクスプローラから C:\Winnt\SYSvol\sysvol\ [ ドメイン ].com\scripts を探します ( ここで [ ドメイン ] とは クライアントマシンがログインするドメイン名です ) そこにスクリプトファイルを配置します 20
図 9.2.1.1 スクリプトの配置場所 9.2.2 ログインスクリプトの設定 1タスクバーにて スタート - 設定 - コントロールパネル をクリックします 2 コントロールパネル ウィンドウで 管理ツール をダブルクリックします 3 管理ツール ウィンドウで Active Directory ユーザーとコンピュータ をダブルクリックします Active Directory ユーザーとコンピュータ ウィンドウでツリー形ぺインの OU 構造 ( 例 ) Users フォルダ) をクリックして開きます 表示された ユーザー名 リストで Shift キーを押しながら複数のユーザーを選択します それを右クリックします 表示されたメニューで プロパティ を選択します 図 9.2.2.1 複数ユーザの選択画面 5 表示されたダイアログボックスで プロファイル タブをクリックします ログオンスクリプト テキストボックスで 'PBUpdate.VBS' と入力して OK ボタンをクリックします 21
図 9.2.2.2 スクリプト設定画面 6 設定されたユーザーが次回ログインすると そのコンピュータ上で ログインスクリプトが実行されます 22