令和 2 年度 事業計画書 自令和 2 年 4 月 1 日 至令和 3 年 3 月 31 日 公益財団法人全日本空手道連盟

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参加標準記録 少年女子 B 少年共通 少年男子 B 少年女子 A

ソフトテニス長期基本計画2012 (2012年度~2016年度)

ソフトテニス長期基本計画 2017 ( 公財 ) 日本ソフトテニス連盟は 昭和 58 年 (1983 年度 ) 以来 ソフトテニスの抱える現状や課題に対応すると共に ソフトテニスの一層の普及振興を図るため 将来像の基本となる方向性を示す長期基本計画を策定し その方針に沿って総合的かつ計画的に取り組ん

平成 28 年度学校空手道実技指導者講習会開催要項 1 目的平成 24 年度より実施されている中学校武道必修化にあわせ 保健体育科教員及び運動部活動指導者 ( 外部指導者を含む ) に対し 空手道の指導者としての資質向上を図るための講義及び実技指導を行い 学校における武道指導の充実に資する 2 主催

学校武道における空手道の目指すべき方向性について

平成23年度事業計画

第56回国民体育大会

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スライド 1

なぜ空手道がオリンピック正式種目に採用されたか学籍番号 13A0426 学生氏名砂川純輝伊勢野海人山田健太 1. はじめに空手道はオリンピック正式種目を目指してきた 空手道は過去に3 回採用競技の候補に上がり そのうち一度は理事会で採用が内定していながら総会で3 分の2という必要票が得られないばかり

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第56回国民体育大会

(6) 第 17 回全日本中学生バドミントン選手権大会中学生の健全育成に寄与することを目的とした大会で 平成 29 年 3 月 25 日から 3 月 27 日まで 岡山県岡山市で開催 選手約 450 名 競技役員延 840 名 (7) 第 45 回全国高等学校選抜バドミントン大会高校生の交流と技術指

ドーハ 2019 世界陸上競技選手権大会トラック & フィールド種目日本代表選手選考要項 2019 年 5 月 28 日公益財団法人日本陸上競技連盟 1. 編成方針 2020 年東京オリンピックの目標は より多くのメダルや入賞をより多く獲得するとともに 大会により多くの競技者を送り込むことにある そ

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(1) 男子 10m エアライフル (AR60) 及び 50m ライフル 3 40(FR3 40) (2) 女子 10m エアライフル (AR60W) 及び50mライフル 3x40 (R3 40) <ピストル>4 種目 (1) 男子 10m エアピストル (AP60) 及び 25m ラピッドファイア

2019 年度 JAF 主催大会概要及び新規追加 変更事項 2019 年 2 月 18 日作成 Ⅰ. 重要事項 1 公式競技シニア 3 女子シングル部門の 2 分化に関して 出場選手数の増加に伴い 2019 年度は従来のシニア 3 女子シングル (45 才 ) をシニア 3 女子シングル A(45

審判委員会関係

公益財団法人日本水泳連盟会長殿 B 加盟団体保管用 (A B とも送付のこと ) 申請書提出日年月日 A 級 飛込競技 B 級 公認審判員 更新受録 申請書 C 級 昇 格 フリガナ 男 女 ( 旧氏名 ) 姓生年月日年月日 TEL ( ) 都 道 FAX ( ) 住所府 県 e-

2019 年度国際ペタンク大会日本代表選手選考会 及び強化指定選手選考会開催要項 年度の選考方法 (1) 1 次選考会と2 次選考会を 4で記載する日程にて実施する (2) 選考会は 男子の部 女子の部 ジュニアの部に分けて実施する (3) 2019 年度より 選考会は2 年毎の開催と

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第56回国民体育大会

2019 年度福岡県水泳連盟被表彰候補者ならび奨励賞候補者の推薦について 貴職におかれましては ますますご清祥のこととお喜びもうしあげます 平素より本連盟の諸事業につきまして ご協力を賜り厚くお礼申し上げます さて 標記の件につきまして 貴団体より被表彰候補者ならび奨励賞候補者を下記の通りご推薦をい

スライド 1

5. 選考方法 カデ男子フルーレ 男子フルーレ : 以下の )~) 合計ポイントの上位 名 + 強化部推薦者 名を 07 年世界カデ選手権に派遣する ) 国内 ( 下記 5) のうち 上位 ) 国際 ( 下記 ) のうち 上位 ) ジュニア国際 シニアワールドカップ 合宿及ひ 派遣日程については 変

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年度事業計画千葉県フェンシング協会 4 日 ( 土 ) 県総体 東葛飾高校体育館 5 日 ( 日 ) 県総体 東葛飾高校体育館 10 日 ( 金 ) 関東高等学校フェンシング大会開会式 駒沢オリンピック公園体育館 11 日 ( 土 ) 関東高等学校フェンシング大会個人対抗駒沢オリンピッ

提 案 書 (案)

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平成23年度事業計画

平成30年度学校組織マネジメント指導者養成研修 実施要項

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Ver.8 Ver 年 8 月 3 日にリオデジャネイロで開催された国際オリンピック委員会 (IOC) 総会において オリンピックにおける追加種目 (5 競技 18 種目 ) が正式に採択されたことに伴い 練習施設 ( 会場 ) に係る要件および国内競技団体連絡先

2. 組織運営 (1) 日本キンボールスポーツ連盟の次世代へつなぐ運営体制づくりのため 普及 強化 基盤整備を柱として 当連盟運営組織の充実拡大を図り 最前線で指導的立場にある人材を登用することによって 新たな意見を運営に活かしていく (2) 総会 理事会で決定した事項の実施についての詳細は運営事務

平成18年度(財)岐阜県体育協会 事業報告(案)

基本方針1 小・中学校で、子どもたちの学力を最大限に伸ばします

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10/15 男子 10/16 女子 11/5 男子 11/6 女子 *: 位決定戦は行わない 選手に21 点を付与 国内シニア大会参加の場合 ポイントの2 倍をカデランキングポイントとする シニア 大会 日程 1 位 2 位 位 4 位 5-8 位 9-16 位 17-2 位 7/2 女子 1 東京

支部長 クラブ長殿 平成 31 年 2 月 16 日岩手県ボウリング連盟会長富谷行雄強化担当木村聡 第 46 回東北総合体育大会 第 74 回国民体育大会 岩手県代表選手選考会について 2019 年度茨城国体へ向け岩手県代表選手選考会を別添の通り開催いたします 日程を確認の上 多くの参加をお待ちして

資料1-7 部活動指導員について

計画策定の基本的な考え方 スポーツ振興法が50 年ぶりに全面改正され 平成 23 年 6 月に新たにスポーツ基本法が制定されました スポーツ基本法においては スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは全ての人々の権利であるとともに スポーツは青少年の健全育成等 国民生活において多面にわたる役割を担

第47回国民体育大会冬季大会 実施要項

資料1 第1回会議のポイントについて

0-1表紙

施策1

Ⅱ. 各大会の実施競技 1. 第 70 回大会 ( 平成 27 年 )~ 第 73 回大会 ( 平成 30 年 ) 第 1 期実施競技選定 (1) 選定基準 1) 正式競技の基礎的条件国体における 正式競技 については 次の 1~3 の事項すべてを満たしていることとし 本項目を満たしていない競技は

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本軟式野球連盟 全日本リトル野球協会 日本少年野球連盟 ( ホ ーイス リーク ) 日本ポニーベースボール協会 全日本少年硬式野球連盟( ヤンク リーク ) 全国少年硬式野球協会 ( サンリーク ) 日本硬式少年野球連盟 ( シ ャハ ンリーク ) 九州硬式少年野球連盟( フレッシュリーク ) 平成

評価対象競技会 本選考における評価対象競技会は次のとおりとする 年 年シーズン ( 以下 昨シーズン という ) における W I E NA 及び平成 28 年度全日本選手権 2 平成 29 年度全日本プッシュ選手権 ( 平成 29 年 8 月頃開催予定 以下 プッシュ選手

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2009高体連男子大会要項

本軟式野球連盟 全日本リトル野球協会 日本少年野球連盟 ( ホ ーイス リーク ) 日本ポニーベースボール協会 全日本少年硬式野球連盟( ヤンク リーク ) 全国少年硬式野球協会 ( サンリーク ) 日本硬式少年野球連盟 ( シ ャハ ンリーク ) 九州硬式少年野球連盟( フレッシュリーク ) 平成

令和元年度 大田区立馬込中学校 部活動 年間活動計画

4 夏季競技の強化戦略プランの達成度については ハイパフォーマンスセンター (HP C) に設置された公益財団法人日本オリンピック委員会 (JOC) JPC を含めた協働チームが得た強化戦略プランの達成度の検証結果を活用する なお 冬季競技の強化戦略プランの達成度については 2018 年平昌大会終了

Ⅱ. 各大会の実施競技 1. 第 70 回大会 ( 平成 27 年 )~ 第 73 回大会 ( 平成 30 年 ) 第 1 期実施競技選定 (1) 選定基準 1) 正式競技の基礎的条件国体における 正式競技 については 次の 1~3 の事項すべてを満たしていることとし 本項目を満たしていない競技は

2018 年 7 月 11 日 公益財団法人日本バスケットボール協会平成 30 年度第 3 回理事会報告 日時 :2018( 平成 30) 年 7 月 11 日 ( 水 ) 13:30~15:30 会場 :JBA 会議室 報告内容 1. コーチライセンス制度の改定について 2. トップリーグ外国籍コ

NEWS 2020 速報 の一部を改正する法律案 REPORT 総会の様子 2025 GDP 3 02 vol

オ. 準決勝 決勝戦はビデオレビュー (VR) システムを採用する なお VR の手続きについては WKF 組手競技におけるビデオレビュー規定を適用する (3) 男子 女子形競技個人戦ア. トーナメント方式による イ.3 位決定戦は行わない ウ. 敗者復活戦は行わない エ. 演武する形は 毎回戦ごと

平成 30 年度 (2018 年度 ) 福岡県強化指定選手標準記録 ( 女子 ) ナショナル選手標準記録の %(1/1000 切捨て ) 女子種目自由形背泳ぎ平泳ぎバタフライ 個人メドレー 学年距離 50m 100m 200m 400m 800m 1500m 100m 200m 100m 200m

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大学スポーツが及ぼす好循環

は満 2 年を経ていなくてもよい ) B 級を取得してから 50 試合以上の公式競技の審判を担当し さらに全日本大会あるいは 10 試合以上のブロック大会を経験していなければならない (4) 各級公認審判員は 審判講習会または研修会に年 1 回以上出席していなければならない (5) 公認審判員手帳

平成 2 8 年度 大会 鳥取県アーチェリー協会 ( 大会名 ) ( 期日 ) ( 申込期限 ) 第 38 回春季県選手権 4/10 4/ 1 第 7 1 回国体県一次予選 6 / 12 6 / 3 第 7 1 回国体県二次予選 7/10 6 / 3 第 39 回鳥取県選手権 9 /11 9 / 1

技術等級制度規程

第 7 4 回国民体育大会卓球競技 愛知県予選会 要項 主催 愛知県卓球協会 共催 愛知県教育委員会 ( 公財 ) 愛知県スポーツ協会 1. 開催期日 年 5 月 1 1 日 ( 土 ) 午前 9 時より 2. 開催会場名東スポーツセンター ( ) 3. 種目

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レアル マドリード ジュニアキャンプ 期間 ( 日時 ) 2014 年 8 月 15 日 ( 金 )~17 日 ( 日 ) イベロアメリカ言語学科スペイン語専攻 3 名 会場 : 味の素スタジアム横多目的フィールド本学学生参加費 : 無償 ( ボランティア ) スポンサー等 : なし実施 :2014

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

第 73 回国民体育大会バドミントン競技広島県代表選手選考会要項 ( 少年の部 第 2 次 ) 1 主催 広島県バドミントン協会 2 主管 広島県バドミントン協会強化委員会 3 後援 広島県教育委員会,( 公財 ) 広島県体育協会, 広島市,( 公財 ) 広島市スポーツ協会 4 協賛 ヨネックス株式

公認柔道指導者資格制度規程 第 1 章目的 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 公益財団法人全日本柔道連盟 ( 以下 本連盟 という ) における柔道指導者のさらなる資質の向上および指導力の強化を図り これをもって日本柔道の普及 発展に寄与することを目的とする 第 2 章指導者 ( 指導者の区分 )

一般社団法人岩手県バスケットボール協会事業計画 平成 29 年 10 月 10 月 会長 1~5 国民体育大会 ( 愛媛 ) 総務財務部 総務委員会財務委員会 31 H30D-fund 申請書 JBA 提出期限 復興支援委員会県社会人連盟設立委員会 事業広報部 ママさん交流 高校選抜組合せHP 掲載

金沢市営城西市民体育館 年 05 月 11 日金 18:00 21:00 金沢市バレーボール協会第 19 回百万石杯全国小学生交流バレーボール大会準備 年 05 月 12 日土 9:00 21:00 金沢市バレーボール協会第 19 回百万石杯全国小学生交流バレーボール大会

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添付資料1 新資格制度概要 .pptx

第4号議案 平成20年度事業計画、予算承認の件

01 【北海道】

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問 3 問 1 で複数種目を回答した場合 指導形態について該当するものを選んでください ( 問 1 で複数種目回答していない場合は回答不要 ) 1 学校が選択した複数種目をすべての生徒に履修させている 2 学校が提示した複数種目から生徒が選択して履修できるようにしている 3 その他 ( 具体的な指導

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

2016年度 事業計画書(第一次補正)

1 はじめに富山県では 平成 6 年度全国高等学校総合体育大会および平成 12 年 2000 年とやま国体に向けて 選手の競技力向上 体力増強を目的とした対策が行われ 各大会では大きな成果を上げてきた そして現在 2020 年の東京オリンピックも見据え 本県競技力の更なる向上を目指し 監督 コーチ


バドミントン 全国大会( インターハイ 選抜大会等 ) に出場した者 地区大会( 関東大会 東海大会等 ) に出場した者 都道府県代表として国体に出場 または候補選手として選抜された者 日時 2018 年 11 月 4 日 ( 日 ) 10 時 ~14 時 神奈川大学湘南ひらつかキャンパス剣道場 実

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平成 30 年 7 月 8 日 ( 日 ): ヘッズアップアカデミーキャンプ ( 東北学生連盟 ) 平成 30 年 7 月 8 日 ( 日 ): ヘッズアップアカデミーキャンプ ( 関東高校連盟 ) 平成 30 年 7 月 15 日 ( 日 ): ヘッズアップアカデミーキャンプ ( 北陸学生連盟 )

一般社団法人日本聴覚障害者陸上競技協会 事業計画基本方針 昨年の7 月 18 日からトルコサムスン市で第 23 回夏季デフリンピック大会 ( 以下 DPとする ) が開催されました 本大会では 個人種目で金 1 個 銀 2 個 銅 2 個 団体種目 4 100mリレーで金メダルを獲得しました 第 2

長 各 様 位 平成 29 年 4 月 1 日鹿児島県卓球連盟会長宮之原正治 第 1 回県ラージボール卓球大会兼ねんりんピック選考会 平成 29 年度標記大会を下記の要項により開催いたします 貴選手の出場についてよろしくお取り計らい下さいますようお願い申し上げます 要項 1. 期 2. 会 3. 主

.10.中高美術

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平成15年度競技強化支援事業助成金配分方針(案)

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し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン

2. 公認競技会を主催する権利について ( 日本陸上競技連盟公認競技会規程第 3 条 ) 公認競技会を主催する権利 ( 以下 主催権という ) は 日本国内において 日本陸上競技連盟が有しています また 日本陸上競技連盟は その主催権を各加盟団体に委譲 協力団体に一部移譲しています このため 日本陸

45 宮崎県

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令和 2 年度 事業計画書 自令和 2 年 4 月 1 日 至令和 3 年 3 月 31 日 公益財団法人全日本空手道連盟

令和 2 年度 事業計画 1. 基本方針世界各地で不幸な事件が相次ぎ また国内各地では災害による事故被害の報道を見るたび平和平穏がいかに大切か 考えさせられる昨今である 本年は世界平和の象徴であるオリンピックゲームズ2020 東京大会が開催される 空手道は追加種目として注目を浴びつつあり スポーツ界 一般社会に明るい話題が増えていくことに期待している さらに空手道を通してスポーツとしてのフェアプレイ精神 武道としての 礼と節 を重んじ その精神を守り抜く 強い心とそれを支える強靭な体 をつくり育てること それがこれからの日本の将来に必要であろう 公益財団法人全日本空手道連盟では 生涯空手道 いつでも空手道 だれでも空手道 を目指し 老若男女 またハンディキャップを持つ方々をも含め 望む限り誰でも親しめる競技会や講習会を開催する また 中央競技団体として各種競技会での勝ち負け 技の優劣のみを競うのではなく 今後も大会を通して空手道の理念を求め活動する 活動の拠点となっている全空連本部ともいうべき日本空手道会館は各種研修会 競技力向上強化練習 技術講習会等で広く活用し 連盟運営の面で大きな役割を果たしており 今年度も有意義に活用していく 空手道を広く深く普及発展させるため 科学に裏付けられたスポーツとしての指導者 育成にも努め 日本スポーツ協会と共催して公認スポーツ指導者の養成を積極的にすす め 安全で効果的な指導方法の確立に努める 競技会では進化する WKF ルールを取り入れ 競技ルールの徹底により安全に配慮し た誰もが納得するルールの運用に力を注いでいく 平成 24 年度から中学校教育の中で武道が必修になり 本連盟では文部科学省並びに公益財団法人日本武道館の協力を得て 空手道指導の手引 を作成し 全国の教育委員会 中学校及び都道府県を含む連盟関係団体に配布してきた 地道な普及活動により 初年度の採用校は124 校であったが昨年度までに309 校の学校が空手道を採用するに至った 本年も教員を対象に指導者研修会を開催し 文部科学省や日本武道館の協力を得ながら多くの中学校で教科として採用して貰えるよう働きかけていく

競技力の面では世界での競技レベルが高くなり 日本といえどもメダルを獲得する事が困難になってきている 空手母国日本として常に世界各国から注目されるよう強化をしていきたい また ルールが進化し 戦術も進化しなければならないことに鑑み 本年より情報戦略チームを立ち上げ コーチ陣との連絡を密にし 来るべき東京オリンピックに向けて選手を強化する また 常にオリンピック参加を見据えて世界各国と協調し 競技としてだけでなく空手道を武道として普及していく 昨年もスポーツに係る不祥事が相次いだ 本連盟も全国を統括する中央競技団体とし て スポーツ庁が制定した スポーツ団体ガバナンス コード に従いコンプライアン スを整備し 倫理問題に真正面から取り組む 本年開催のオリンピック競技大会を契機に空手道人口を増やすべく オリンピック対 策本部を中心に広報戦略を打ち出し 幅広い層への空手道の認知に努める 目的や使命を達成するために多くの事業を推進していく中で中央競技団体としてまた公益財団法人としてどうあるべきか常に考え 守るべきものを守り 発展させるべき所は改革し 安定した将来を見据えて経営に努めていく また 女性理事を中心に 女性指導者の育成 女子選手の競技力向上など 連盟の運営発展に多岐にわたって活用していく 経済的にいろいろ制約があるなか オリンピック東京大会が成功すべく また日本空手道会館を保持するためにいろいろな財源を模索し 無理のない運営に努めるつもりであり その為に皆さんのご協力が不可欠と思われる 全空連を支えている地区協議会 都道府県連盟 競技団体 協力団体 友好団体そして会員の方々の賛同を得ながら財政の確保に努めたい 予定している各種事業内容は次の通りである

2. 計画 (1) 空手道の普及 奨励空手道を愛好し また空手道の素晴らしさを理解してくれる人を多く求めるために 都道府県連盟を中心とした各地区協議会 競技団体及び協力団体との密接な連携により 充実した内容のある競技会 審査会並びに研修会を実施し 地域社会に役立つ活気ある本連盟の構築を目指す 各事業の中心になっている日本空手道会館を有効に生かし未来への継続を確かなものにしていく (2) 指導者の育成 武道とスポーツ両面から 優れた指導者の育成と資質の向上を図るため 資格取 得審査会及び研修会等々を開催し さらにはその活用と活動の促進を図る (3) 選手の強化錬成空手道母国日本として常に国際的競技力を高める為 シニアクラスは勿論 ジュニア層の育成と強化向上を目指し 少年期から一環した強化対策を確立する 国際大会にも積極的に参加させ 試合経験を積ませる (4) 全日本空手道選手権大会及び各種大会生涯空手道 誰でもどこでも親しめる空手道として各種競技会は 非常に大きな意義をもっている 12 月に開催する全日本空手道選手権大会は天皇盃 皇后盃を戴き 日本一 の覇を競う最高の技と力の舞台として位置づけられている 今回第 20 回目となる全日本少年少女空手道選手権大会は2 日間を要して 千葉ポートアリーナにおいて開催する 年々向上する技術には目を見張るところが多々あり オリンピックを間近に控え 礼儀正しく競う少年少女達の夢のある大会として また各地区で選抜された選手のあこがれの大会として さらに充実した大会とする 年々競技レベルが高くなってきた第 15 回全日本中学生空手道選抜大会は前年に引き続き埼玉県上尾市において開催する予定だが 礼儀の正しさをも競い合うような大会にしていく 第 75 回国民体育大会 空手道競技会は 国民的祭典の趣を以って 簡素化をしながら内容を充実させた形で鹿児島県薩摩川内市に於いて開催する 生涯スポーツの振興を目的として 日本スポーツマスターズ2020は第 20 回目をマスターズ世代の希望を乗せて愛知県豊田市にて フルエントリーを目指して充実した大会とする 第 16 回全日本障がい者空手道競技大会も 多くの選手の参加を募って意義ある大会とする

(5) 組織の充実と財政の確立及び広報活動の強化組織の運営には内容の充実と財政の確立が不可欠である 根本になる会員の増加と事業の拡充は常に必要である 都道府県連 競技団体 協力団体をはじめ関係諸団体の協力のもとに 諸事業の見直しや有効で効率のよい事業を遂行し 安定した財政基盤の確立に努め 必要な支援を行う また 当連盟の事業活動を知ってもらう為 空手道を理解してもらうためにも 広報機関との連携を密にし 機関紙の発行のみならず広範な広報活動を積極的に展開する 本年はオリンピックイヤーであり これをきっかけにして空手道の認知を広めるべく オリンピック対策本部が中心となって広報戦略を展開する さらに 本連盟の事業活動に関する情報 資料を集約し JKFホームページや情報誌 ナイスカラテライフ を通じ 広く一般に提供して 会員の広範な理解と関心の増進のための広報活動を積極的に展開する (6) 国際組織との連携及び諸外国との交流空手競技が恒久的にオリンピック種目として採用されるよう 機会がある毎に活動していく その為にはまずアジア空手道連盟 (AKF) の一員として積極的にその役割を果たし 世界の空手道の普及と振興に努める 世界の国々で必要とされる技術の向上や組織の充実などできる限りの支援を行い 国際競技会及び講習会には積極的に招聘に応じ選手や技術者を派遣する

3. 事業実施概要 (1) 大会の開催 ( 共催を含む ) 実施 参加 ア. 内閣総理大臣杯第 48 回全日本空手道選手権大会 ( 団体戦 ) の開催 開催年月 令和 2 年 12 月 12 日 開催場所 東京都東京武道館 出場選手 517 名 競技種目 内閣総理大臣杯都道府県対抗男子 女子組手団体戦 後 援 スポーツ庁 公益財団法人日本スポーツ協会 ( 予定 ) ( 公財 ) 日本オリンピック委員会 ( 公財 ) 日本武道館 日本武道協議会 NHK 読売新聞社 報知新聞社 ( 公財 ) 笹川スポーツ財団 ( 公財 ) ブルーシー アンド グリーンランド財団 ( 独 ) 日本スポーツ振興センタ-スポーツ振興基金助成事業 イ. 天皇盃 皇后盃第 48 回全日本空手道選手権大会 ( 個人戦 ) の開催 開催年月 令和 2 年 12 月 13 日 開催場所 東京都日本武道館 出場選手 140 名 競技種目 天皇盃 皇后盃男子 女子組手及び 文部科学大臣旗男子 女子形個人戦 後 援 スポーツ庁 公益財団法人日本スポーツ協会 ( 予定 ) ( 公財 ) 日本オリンピック委員会 ( 公財 ) 日本武道館 日本武道協議会 NHK 読売新聞社 報知新聞社 ( 公財 ) 笹川スポーツ財団 ( 公財 ) ブルーシー アンド グリーンランド財団 ( 独 ) 日本スポーツ振興センタ-スポーツ振興基金助成事業 テレビ放映 NHK 総合による生放送 ( 予定 )

ウ. 第 75 回国民体育大会 ( 燃ゆる感動かごしま国体 ) の実施 開催年月 令和 2 年 10 月 4 日 ~6 日 3 日間 開催場所 鹿児島県薩摩川内市薩摩川内市総合運動公園総合体育館 ( サンアリーナせんだい ) 参加選手 414 名 ( 監督含む ) 競技種目 成年男子 女子組手及び形個人戦 少年男子 女子組手及び形個人戦 男子女子混合組手団体戦 鹿児島県実行委員会委託事業 エ. 日本スポーツマスターズ 2020( 愛媛大会 ) 空手道競技の実施 開催年月 令和 2 年 9 月 19 日 ~21 日 3 日間 開催場所 愛媛県松山市愛媛県武道館 参加選手 650 名 競技種目 男子 女子組手及び形個人戦 公益財団法人日本スポーツ協会委託事業 オ. 第 16 回全日本障がい者空手道競技大会の開催 開催年月 令和 2 年 9 月 26 日 開催場所 東京都 ( 東京武道館 ) 参加選手 200 名 競技種目 男子 女子組手及び形個人戦 後 援 スポーツ庁 厚生労働省 公益財団法人日本スポーツ協会 ( 予 定 ) ( 公財 ) 日本オリンピック委員会 ( 公財 ) 日本武道館 日本武道協議会 東京都 ( 公財 ) 東京都体育協会 ( 公財 ) 日本障がい者スポーツ協会 読売新聞社 ( 公財 ) 笹川スポーツ財団 ( 公財 ) ブルーシー アンド グリーンランド財団 ( 公財 ) スポーツ安全協会助成事業

カ. 高等学校空手道大会の共催 a. 第 47 回全国高等学校空手道選手権大会 開催年月開催場所参加選手競技種目 令和 2 年 8 月 9 日 ~12 日群馬県 ALSOK ぐんまアリーナ 850 名男子 女子組手及び形個人戦男子 女子組手団体戦 b. 第 39 回全国高等学校空手道選抜大会 開催年月 令和 3 年 3 月 23 日 ~26 日 開催場所 東京都東京体育館 参加選手 1,100 名 競技種目 男子 女子組手及び形個人戦 男子 女子組手及び形団体戦 後 援 スポーツ庁 ( 公財 ) 日本オリンピック委員会 ( 予 定 ) ( 公財 ) 日本武道館 東京都 東京都教育委員会 ( 公財 ) 東京都体育協会ほか JOCジュニアオリンピックカップ事業 キ. 全国中学生空手道選手権大会の共催 a. 第 28 回全国中学生空手道選手権大会 開催年月開催場所参加選手競技種目 令和 2 年 8 月 21 日 ~23 日山口県維新大晃アリーナ 1,300 名男子 女子組手及び形個人戦男子 女子組手及び形団体戦

b. 第 15 回全国中学生空手道選抜大会 開催年月 令和 3 年 3 月 ( 予定 ) 開催場所 埼玉県埼玉県立武道館 ( 予定 ) 参加選手 1,128 名 競技種目 男子 女子組手及び形個人戦 後 援 スポーツ庁 総務省 ( 予 定 ) 公益財団法人日本スポーツ協会 ( 公財 ) 日本オリンピック委員会 ( 公財 ) 日本武道館 日本武道協議会 NHK 読売新聞社 ( 公財 ) 笹川スポーツ財団 ( 公財 ) ブルーシー アンド グリーンランド財団 ( 公財 ) 日本中学校体育連盟 全国中学校空手道連盟 JOCジュニアオリンピックカップ事業 ク. 第 43 回全日本少年少女武道 ( 空手道 ) 錬成大会 開催年月開催場所参加選手競技種目 < 改修工事のため中止 > ( 公財 ) 日本武道館との共催 ケ. 第 20 回全日本少年少女空手道選手権大会の開催 開催年月 令和 2 年 7 月 23 日 ~24 日 2 日間 開催場所 千葉県千葉ポートアリーナ 参加選手 2,200 名 競技種目 男子 女子組手及び形個人戦 後 援 スポーツ庁 公益財団法人日本スポーツ協会 ( 予 定 ) ( 公財 ) 日本オリンピック委員会 ( 公財 ) 日本武道館 日本武道協議会 NHK 読売新聞社 ( 公財 ) ブルーシー アンド グリーンランド財団 ( 公財 ) 笹川スポーツ財団

コ. 第 25 回世界空手道選手権大会への参加 開催年月 令和 2 年 11 月 17 日 ~22 日 開催場所 アラブ首長国連邦ドバイ 参 加 国 110ヶ国 日本選手団 60 名 競技種目 男子 女子組手及び形個人戦 男子 女子組手及び形団体戦 ( 公財 ) 日本オリンピック委員会委託事業 ( 独 ) 日本スポーツ振興センター委託事業 サ. 第 17 回アジア空手道選手権大会への参加 開催年月 令和 2 年 9 月 4 日 ~6 日 開催場所 インドネシアバリ 参 加 国 35ヶ国 日本選手団 55 名 競技種目 男子 女子組手及び形個人戦 男子 女子組手及び形団体戦 ( 公財 ) 日本オリンピック委員会委託事業 ( 独 ) 日本スポーツ振興センター委託事業 シ. 第 19 回アジアカデット ジュニア &-21 空手道選手権大会の開催 開催年月 令和 2 年 7 月 10 日 ~12 日 開催場所 クウェート 参 加 国 30ヶ国 日本選手団 60 名 競技種目 男子 女子組手及び形個人戦 ( 公財 ) 日本オリンピック委員会委託事業 ( 独 ) 日本スポーツ振興センター委託事業

ス. 第 32 回オリンピック競技大会への参加 開催年月 令和 2 年 8 月 6 日 ~8 日 開催場所 東京都日本武道館 参 加 国 30ヶ国 日本選手団 20 名 競技種目 男子 女子組手及び形個人戦 ( 公財 ) 日本オリンピック委員会派遣事業 セ. プレミアリーグへの参加 大 会 名 開催時期 開催場所 a. プレミアリーグ 2021 パリ大会 令和 3 年 1 月 ( 予定 ) フランスパリ b. プレミアリーグ 2021 ドバイ大会 令和 3 年 2 月 ( 予定 ) アラブ首長国連邦ドバイ 日本選手団人数は未定 ( 公財 ) 日本オリンピック委員会委託事業 ( 独 ) 日本スポーツ振興センター委託事業 ソ. シリーズ A への参加 大会名開催時期開催場所 a. シリーズ A 2020 トルコ令和 2 年 6 月 19-21 イスタンブール大会イスタンブール 日本選手団人数は未定 ( 公財 ) 日本オリンピック委員会委託事業 ( 独 ) 日本スポーツ振興センター委託事業 (2) 選手強化合宿の実施 ア. シニア強化選手国内合宿 強化選手等選考会 選手選考会を実施し ナショナルチームを編成 東京オリンピック 世界選手 権大会等の国際競技会において優秀な成果を挙げるため 競技力向上を図る

名称 時期 日数 場所 参加人数 備考 a. オリンピック代表内定選手合宿 R2.4 中旬 7 日間 日本空手道会館 40 名 b. オリンピック代表内定選手合宿 R2.5 上旬 7 日間 沖縄 京都 新潟 40 名性別 種目別に実施 c. オリンピック代表内定選手合宿 R2.5 下旬 7 日間 日本空手道会館 30 名組手選手対象 d. アジアシニア選手権大会代表選考会 R2.6 未定 日本空手道会館 60 名 e. オリンピック代表内定選手合宿 R2.6 中旬 7 日間 沖縄 10 名形選手対象 f. オリンピック代表内定選手合宿 R2.7 上旬 7 日間 日本空手道会館 30 名組手選手対象 g. オリンピック代表内定選手合宿 R2.7 下旬 7 日間 日本空手道会館 40 名 h. オリンピック代表内定選手合宿 R2.8.3~8.5 3 日間 日本空手道会館 40 名 i. アジアシニア選手権大会代表合宿 R2.8 未定 日本空手道会館 50 名アジアシニア選手権代表選手対象 j. 世界選手権大会代表選考会 R2.9 未定 日本空手道開会 10 名 k. 世界選手権大会代表合宿 R2.10.30~11.1 2 日間 日本空手道会館 50 名 l. 2021 年シニア選手選考会 R2.12 3 日間 日本空手道会館 200 名 m. シニア全体オリエンテーション合宿 R3.1 未定 日本空手道会館 80 名 オリンピック代表内定候補選手は練習パートナーを自ら選定し 合宿に同行させる ことができる ( 公財 ) 日本オリンピック委員会委託事業 ( 独 ) 日本スポーツ振興センター委託事業 イ. ジュニア国内合宿 強化選手等選考会 ( カデット ジュニア U-21) 選手選考会を実施し ナショナルチームを編成し アジアカデット ジュニア &U-21 選手権大会において優秀な成果を挙げるため競技力向上を図る また 2021 シーズンの国際大会でのメダル獲得を見据え アジアカデット ジュニア &U-21 選手権大会後も引き続き強化を行う a. ジュニア強化選手選考会 b. 第 1 回ジュニア合宿 c. 名称時期日数場所 第 2 回ジュニア合宿 ( アジア カデット ジュニア &U-21 大会事前合宿 ) R2.4.17 ~4.19 R2.6.8 ~ 6.10 R2.7.5 ~ 7.7 3 日間日本空手道会館 参加 人数 250 名 備考 アジアカデット ジュニア &U-21 大 会代表選考を同時に実施 3 日間日本空手道会館 50 名アジアカデット ジュニア &U-21 代表選手対象 3 日間日本空手道会館 60 名アジアカデット ジュニア &U-21 代表選手対象 d. 第 3 回ジュニア合宿 R2.9 3 日間日本空手道会館 80 名 e. 第 4 回ジュニア合宿 R2.11 3 日間日本空手道会館 80 名 ( 公財 ) 日本オリンピック委員会委託事業 ( 独 ) 日本スポーツ振興センター委託事業

ウ. オリンピック代表内定選手拠点合宿 名称 時期 日数 / 回数 場所 参加 人数 備考 a. オリンピック代表内定選手拠点強化合宿 R2.4~7 制限なし 各拠点 ( 関西 関東 ) 32 人 オリンピック代表内定選手 8 名の拠点で担当コーチが指導及び現状把握を行う 本年は 2020 年東京五輪開催年にあたり その目標達成のために強化拠点において選手とコーチングスタッフが日常からの強化練習 医科学支援体制を築き競技力向上を図る またオリンピック代表内定候補選手は練習パートナーを自ら選定し 大会 合宿に同行させることができる エ. 海外チーム合同合宿 名称時期日数場所参加人数備考 a. セルビアナショナルチーム合同合宿 R2.4 下旬 5 日間セルビア 10 名 シニア男子組手選手 を派遣 b. 海外合同合宿 R2.6 未定ヨーロッパ 40 名シリーズ A イスタンブール大会前後に実施 海外強豪チームと合同合宿を行い競技力向上を図る ( 公財 ) 日本オリンピック委員会委託事業 ( 独 ) 日本スポーツ振興センター委託事業 (3) 公認審判員講習 審査会の開催 ア. 全国公認組手審判員講習 審査会 開催回数 2 回 開催年月 令和 2 年 4 月 ( 東京 4 日 ~5 日 大阪 11 日 ~12 日 ) 開催場所 東京 大阪会場各 1 回 受講 受審者数 720 名 講習内容 組手審判技術の向上と全国公認組手審判員 の資格取得のための講習及び審査

イ. 全国公認形審判員講習 審査会 開催回数開催年月開催場所受講 受審者数講習内容 1 回令和 2 年 5 月 2 日 3 日東京会場 90 名形審判技術の向上と全国公認形審判員資格取得のための講習及び審査 ウ. 全国 地区公認組手及び形審判員講習 審査会 開催回数開催年月開催場所受講 受審者数講習内容 9 地区各 1 回令和 2 年 4 月 ~ 令和 3 年 3 月各地区協議会にて実施 950 名組手及び形審判員の技術の向上と地区公認審判員の資格取得のための講習及び審査 エ. 全国形審判員養成講習会 開催回数開催年月開催場所受講 受審者数講習内容 1 回令和 2 年 7 月日本空手道会館 90 名令和 3 年度から実施予定の全国形審判員 A 級ランク付け審査の受審のための講習 (4) 公認段位 推薦段位審査会 公認称号審査会の開催 ア. 公認 4 段位 公認 5 段位審査会 開催回数開催年月開催場所受講 受審者数審査内容 9 地区協議会及び実業団 高体連各 1~2 回令和 2 年 4 月 ~ 令和 3 年 3 月各地区協議会及び実業団 高体連 550 名形 ( 指定形 自由形 ) 及び組手の実技審査

イ. 公認 6 段位 公認 7 段位審査会 開催回数 2 回 開催年月 令和 2 年 5 月 11 月 開催場所 日本空手道会館 (5 月 23 日 24 日 ) 大阪会場 ( 大阪府立体育館 11 月 14 日 15 日 ) 受審者数 200 名 審査内容 筆記試験と形の演武及び組手の実技審査 (6 段位のみ ) により 高段者としての人格と技術の適格性を審査 ウ. 公認 8 段位審査会 開催回数開催年月開催場所受審者数審査内容 1 回令和 2 年 5 月 24 日日本空手道会館 50 名小論文と形の演武により 高段者としての人格と技術の適格性を審査 エ. 公認 9 段位審査会 開催回数開催年月開催場所受審者数審査内容 1 回令和 3 年 3 月日本空手道会館若干名特別選考委員会による審査 オ. 公認推薦段位審査会 開催回数開催年月開催場所受審者数審査内容 1 回令和 2 年 12 月 11 日日本空手道会館会議室 5 名 ~10 名推薦段位規程に基づく書類審査

カ. 公認称号審査会 開催回数開催年月開催場所受審者数審査内容 1 回令和 2 年 12 月 11 日日本空手道会館会議室 110 名公認称号規程に基づく書類審査 (5) 公益財団法人日本スポーツ協会公認スポーツ指導者養成講習会 更新義務研修会の開催 ア. 公認空手道コーチ 3 専門科目講習会 開催回数 2 回 ( 前期 後期 ) 開催年月 前期 : 令和 2 年 10 月 16 日 ~18 日 後期 : 令和 2 年 12 月 18 日 ~20 日 開催場所 日本空手道会館 受講者数 70 名 講習内容 種目の特性に応じた基礎理論 実技 指導実習 公益財団法人日本スポーツ協会委託事業 イ. 公認空手道コーチ 4 専門科目講習会 開催回数開催年月開催場所受講者数講習内容 1 回令和 3 年 1 月 15 日 ~17 日日本空手道会館 50 名種目の特性に応じた基礎理論 実技 指導実習 公益財団法人日本スポーツ協会委託事業

ウ. 公認空手道コーチ 1 コーチ 2 専門科目講習会 開催地数開催年月開催場所受講者数講習内容 事業実施団体数令和 2 年 4 月 ~ 令和 3 年 3 月実施会場 5~6 都道府県各 30 名種目の特性に応じた基礎理論 実技 指導実習 エ. 公認空手道コーチ 3 コーチ 4 更新研修会 開催回数 2 回 開催年月 令和 2 年 9 月 6 日 令和 3 年 3 月 6 日 開催場所 日本空手道会館 受講人員 230 名 講習内容 体育理論 実技 ( 基本形 1 2 3 4) オ. 公認空手道コーチ 1 コーチ 2 更新研修会 開催回数 9 地区各 1 回 開催年月 令和 2 年 4 月 ~11 月 開催場所 各地区にて実施 受講人員 580 名 講習内容 講義 講演 研究協議 実技 ( 基本形 1 2 3 4) (6) 講習会 研修会の開催 ア. 第 11 回全国指導者研修会 開催年月 令和 2 年 8 月 16 日 ~18 日 3 日間 開催場所 日本空手道会館 参加人員 80 名 研修内容 基本技術 安全対策 中学校空手道授業での指導実践法 ( 公財 ) 日本武道館との共催

イ. 中学校武道授業指導法研究事業 開催年月開催場所参加人員研修内容 令和 2 年 11 月未定 15 名指導計画 指導内容 指導法 評価等について 教育効果の上がる武道授業 ( 空手道 ) 指導法の研究 ( 公財 ) 日本武道館との共催 ウ. 学校空手道実技指導者講習会 開催年月開催場所参加人員講習内容 令和 2 年 8 月未定 30 名解説 ( スポーツ庁教科調査官 ) 講義( 空手道の特性 基本 移動基本動作 中学校武道指導実践法 形の指導法 ) 段位認定 スポーツ庁との共催 エ. 空手道授業資質向上研修会 開催地数開催年月開催場所参加人員講習内容 3~4カ所令和 2 年 6 月 ~ 令和 3 年 2 月市区町村単位で3~4カ所授業協力者および中学校教諭のべ60~80 名空手道模擬授業体験 空手道授業見学 スポーツ庁委託事業 オ. 授業協力者全国連絡協議会 開催地数開催年月開催場所参加人員講習内容 1~2カ所令和 2 年 6 月 ~ 令和 3 年 2 月日本空手道会館他授業協力者 20~30 名空手道授業の実践事例報告 指導法の研究 スポーツ庁委託事業

カ.1 2 級資格審査員研修会 開催年月開催場所参加人員研修内容 令和 2 年 9 月 5 日日本空手道会館 70 名資格審査員の空手道資質向上のための技術研究と実技 キ.3 級資格審査員研修会 開催回数 9 地区各 1 回 開催年月 令和 2 年 4 月 ~ 令和 3 年 3 月 開催場所 各地区にて実施 受講人員 480 名 講習内容 講義 研究協議 実技研究 ( 基本形 1 2 3 4) ク. 公益財団法人日本スポーツ協会公認スポーツ指導者講師競技別 全国研修会 開催年月開催場所参加人員研修内容 令和 3 年 2 月三重県 40 名公認スポーツ指導者養成の講師となり得る指導者の研修 公益財団法人日本スポーツ協会委託事業 ケ. 流派別形講習会 開催年月開催場所参加人員講習内容 令和 3 年 3 月 13 日 14 日日本空手道会館 280 名技の意味と分解 4 大流派の伝統的な技と精神を習得するための講習

コ. 女性会員対象技術講習会 審判講習会 開催年月開催場所参加人員講習内容 令和 3 年 1 月 9 日 10 日日本空手道会館 130 名形講習 審判講習 (7) 技術関係事業 段位 指導に関する事業の円滑な運営を図るため 中央技術委員会を開催する また公益法人として各種技術規程を確立する 空手道の伝統的技術の正しい伝承と習得のための 研修会 資格審査会を開催し 広く公認指導者の育成ならびに質的向上に努めるとともに 教範 DVDの有効な活用をさらに推進する (8) 審判技術関係事業 国内及び世界の競技会において厳正にして正確な判定のできる高い技術と権威ある審判員を育成するための 講習会 審査会を開催する 空手は一つ ルールは一つというスローガンのもとにWKFルール改正に対応していく また選手強化委員会に協力して競技力の向上に寄与することとする (9) 選手強化事業 本年は東京オリンピック競技大会空手競技を視野に入れ トップ選手の強化育成により力を入れるようにし 財政面でもバックアップ体制を作るとともに金メダルの獲得のために選手の強化を図る また 11 月の世界選手権に向け選手の強化を図るとともに ジュニア及びカデット層からシニアに至る一貫した強化策を確立する ア. 大会視察並びに意見交換ヨーロッパ選手権など国際大会等を視察することで情報戦略を推進し競技力向上を図る また国内の各種全国大会 ( 全日本学生選手権等 ) を視察することで国内の競技力の現状を把握するとともに各所属指導者との情報交換を進める

名称 時期 日数 場所 参加人数 備考 a. 国際大会等視察 R2.4~ 未定ヨーロッパ 若干名 ヨーロッパ選手権等 b 国内大会視察 R2.4~ 未定国内 若干名 全日本学生選手権等 c. 東京 2020 出場権獲得 R2.5.8 ~ トーナメント大会視察 5.10 未定フランス パリ 5 名 イ. 次世代ターゲットスポーツの育成支援事業 ( 独 ) 日本スポーツ振興センターの委託を受け 次世代アスリート育成 強化プランを策定し パリ2024オリンピック競技大会においてメダル獲得の可能性のある選手を対象として HPSの支援のもと 次世代を担う選手を強化 育成する スポーツ庁委託事業 ( 独 ) 日本スポーツ振興センター委託事業 (10) 指導員海外派遣事業 いまや世界 200 に近い国と地域に普及 発展を遂げた空手道であるが これから も海外からの招聘に誠意を持って派遣し もって国際親善に寄与するものとする そ のため 必要に応じての適材な指導者を派遣できる体制を整備する (11) 医科学関係事業 ( アンチ ドーピング推進活動 ) アンチ ドーピング機構の支援のもと 競技会並びに検査プログラムに対応でき得るようナショナルチーム強化選手に徹底を図り 正確な知識の習得を促進させる アンチ ドーピング委員の中から医科学関係分野の委員を育成し また 選手強化委員会とも連携し 講習会の開催並びに資格取得を推進し 強化選手はもちろん幅広い世代に 健康増進と指導者の専門的知識の習得を図る ア. ドーピング検査 ( アンチ ドーピング推進事業 ) 一般社団法人日本スポーツフェアネス推進機構を通じて年 1 回行う予定である

イ. ドーピングに関する講習会 ( アンチ ドーピング推進事業 ) a. シニア対象 開催年月 令和 3 年 1 月 ( 全体オリエンテーション合宿内 ) 開催場所 日本空手道会館 参加人員 各 80 名 講習内容 アンチ ドーピングに関すること b. ジュニア対象開催年月開催場所参加人員講習内容 令和 2 年 6 月日本空手道会館各 80 名アンチ ドーピングに関すること (12) 空手道調査研究事業 空手道の歴史 伝統 文化に関する調査 研究を行い 資料として全日本空手道連 盟に保存していく (13) 広報誌の発行 機関誌 ナイスカラテライフ を発行し 連盟の事業内容 活動の状況 加盟団体や協力団体の情報を紹介し 会員の修練や指導に役立て空手道の発展振興を推進する また 同誌に中学校向け情報 あゆみ を掲載し 空手道をよりやさしく 楽しく役立つ誌面となるよう心がけ 教育現場に直接に渡るように配慮し 空手道の普及振興に役立てる 発行回数年 2 回発行部数 1 回 50,000 部配布先会員 都道府県教育委員会 全国中学校 都道府県連盟 競技団体 協力団体 関係団体 報道関係等 (14) 世界空手連盟 (WKF) アジア空手連盟 (AKF) 及び東アジア空手道連盟 (EAKF) との連携と 外国関係諸団体との交流推進 ア.WKF AKF 及び EAKF のリーダー的役割であることを認識し 各国の諸会 議に代表役員を派遣し 空手道の普遍的な発展と振興を推進する

また国際競技会や研修会等の事業に積極的に参加して 国際親善を通じて 人類 の平和と繁栄のための空手道の確立に寄与する イ. 世界の空手道の主導的中心的な立場を自覚して 空手道の正確で高い技術の修得と普及のため 海外の競技会及び研修会に選手 役員並びに技術指導者を積極的に派遣する わが国の空手道が正統かつ伝統的技術をもって世界の空手道の発展に協力し 空手道が競技化の方向を主体として推進する中で 空手道のもつ精神の意義を自らの姿勢で主張し武道性を失わないよう理解を求めていく ウ. 恒久的に空手道がオリンピック種目になるために WKF 及びAKFの強い連携を促すもととなり 国際オリンピック委員会 (IOC) 及び日本オリンピック委員会 (JOC) の厚い信頼関係と協力をもとにこれからも積極的に促進運動を行ない 実現に向けて最大の努力をする (15) オリンピック対策本部 2020 年東京オリンピック空手競技の成功と 空手道の世界的な認知度のアップのために以下の活動を行う ア.2020 年東京オリンピック空手競技への全面的協力体制の構築東京五輪空手競技の大成功を確実にするため 組織委員会の活動を人的支援やW KFとの協力を行い 側面から全力でサポートする イ. メディア対応 マーケティング戦略の強化充実従来の広報活動に加え スポーツ庁が ( 株 ) ビズリーチへ委託している スポーツ団体経営力強化推進事業 を利用し 専門知識を有する外部人材を登用する そして 専門家を中心にとして対策本部を基盤とした広報チームを編成し 内外広報活動の強化 充実を図る a. ムービープロジェクト競技ルールの浸透 競技人気の強化 選手認知の強化という 3 つのテーマで動画を作成する ( 独 ) 日本スポーツ振興センター スポーツ振興くじ助成事業 b. SNSプロジェクト SNSを活用し 空手 のブランド化を図る ( 独 ) 日本スポーツ振興センター スポーツ振興くじ助成事業

c. 企業リレーションプロジェクト スポンサー企業の広報担当との関連を強化し 空手道の認知度を高める ウ. 武道ツーリズム事業スポーツ庁が提唱する 武道ツーリズム に対し積極的に取り組み 日本空手道会館などを拠点とした具体策を検討し 2020 年以降も継続できる事業の柱として事業化する エ. 本年度以降の活動 東京オリンピック対策本部規程に基づき 本年度末で対策本部は解散する 以 降については JSOS 事務所を基盤として広報関係事業を中心に活動していく