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ングは パラジウム触媒でなくてもいいのです ノーベル賞 ではパラジウム触媒と書いているけど 鈴木カップリングは 触媒は必要なんだけど パラジウムでなくてもいいんです ニッケルでもいいし 最近は京都大学で鉄を使う方法も考案 されました 今の段階では 僕の感じではやっぱりパラジウ ムがベストだと思いますけどね ちょっとしたエピソードがあります 2003 年だったか 現在はアメリカにいるけど当時は英国のケンブリッジにいた 研究者が 鈴木カップリングはパラジウム触媒がなくても 起こる という論文を出したのです 僕はこれは面白いと思 いました 鈴木カップリングでは 量は少なくてもいいんだ けれども とにかく高価なパラジウムを使わねばならないか らです もう1つ問題なのは 反応が終わった後に パラジウムが 不純物として混ざり込んでいて それを分けるのが大変だっ たことです よく企業の人に いい分ける方法がないですか と聞かれていました 最近はもう いろんなフィルターを使っ て ほぼ完全に除けるようになりましたが 昔はそういう問 題点があったわけですね ですから 高価なパラジウムを使わないで済み 不純物の 問題もなくなるので 面白い と思ったのです でも しばらくして 本人が あの論文は間違いだった と取り下げてしまった どうして間違っ たかというと こういうことなのです 鈴木カップリングはさっき言ったように 塩基が必要です 彼は塩基と して炭酸ソーダを使ったのですが その中に少量のパラジウムが不純物と して混じり込んでいたのでした それが触媒作用をしていたことが分かっ た そこで 塩基を非常にきれいにして パラジウムを完全に除くと やっ ぱり反応しなかったのです 少量あると反応するので 一体どのぐらいの パラジウムがあったら反応するかを調べたら ppm とか ppb とかのオー ダーだった そういう論文を 2005 年かに出しています こういう論文を読むと どんな反応でも ppb とか ppm のオーダーの触 媒の存在で起こると思ってしまう人もいるけれど それは違う やっぱり 反応の種類によって起こりやすいものと起こりにくいものとがあって 起 こりにくいものは多く必要になるんです パラジウムがぐるぐるサイクルで回っていくから ほんのわずかでよいわけです ね 鈴木 触媒ですからね よく知ってるね 何か見たの ハイドロボレーション と テキストブック オブ オーガニック ケミストリー 先生の場合 研究チームが素晴らしかったという面もあるのですか 鈴木 僕はアイデアなどは出すけれど 実際に実験をやるのは助手の人と か学生です だから彼らがいなかったら研究は進まなかった 僕が今度ノー ベル賞もらったといっても これは代表としてもらったのであって 共同 http://sangakukan.jp/journal/ 10 産学官連携ジャーナル Vol.7 No.9 2011

http://sangakukan.jp/ http://sangakukan.jp/journal/ 15 MOT http://sangakukan.jp/shiendb/ DB 1,600 2,600 1,700