イベントフィルタの 設 定 方 法 イベントフィルタの 設 定 は 一 般 一 致 アクション タブから 構 成 されています まず 一 般 タブではイベントフィルタの 名 称 と SNMPc のログウィンドウに 表 示 されるメッセージを 設 定 します (その 他 の 項 目 は 変 更 不 可 また Default イベントフィルタの 場 合 は イベント 名 の 設 定 変 更 も 不 可 ) 一 般 タブ 1, イベント 名 上 記 イベントツリー 画 面 で 表 示 されるイベントフィルタの 名 称 を 入 力 します (Default は 変 更 不 可 ) 2, エンタープライズ トラップのエンタープライズを 表 示 しています 右 側 の OID の 表 示 のチェックを 入 れると OID の 数 列 が 表 示 されます 3, トラップ 名 作 成 しているイベントフィルタのトラップ 名 が 表 示 されます また 上 記 と 同 様 の 手 順 で OID の 数 列 も 表 示 可 能 です 4, トラップ 番 号 作 成 しているイベントフィルタのトラップ 番 号 が 表 示 されます 5, メッセージ SNMPc のトラップ 受 信 時 にログウィンドウに 表 示 されるメッセージを 入 力 します メッセージを 書 き 換 えることでそのイベントが 発 生 した 際 ログウィンドウに 表 示 される 内 容 が 変 化 します 6, 説 明 イベントフィルタに 対 応 しているトラップの 内 容 (そのトラップの 送 信 が 実 行 される 条 件 )が 記 載 されています - 1 -
イベントメッセージ/Exec パラメータについて イベントアクションフィルタでは 特 定 のイベントに 関 する 情 報 を 代 用 するイベントパラメータを 使 用 します これらの イベントパラメータはイベントメッセージに 使 用 され Exec プログラムアクションのプログラムに 対 する 引 数 としても 使 用 されます 以 下 のテーブルで 有 効 なイベントパラメータと 関 連 情 報 を 示 します パラメータ 説 明 $$ ドル 記 号 ($) $V Exec プログラムアクション 用 イベントメッセージテキスト $W コンソールフレームウィンドウ 番 号 $M サーバの IP アドレス $R 送 信 元 アドレス(ターゲットデバイスやポーリングエージェントのアドレスと 同 一 の 可 能 性 あり) $F イベントアクションフィルタ 名 $f イベントアクションフィルタデータベースレコード 番 号 $O テキスト 文 字 列 でのトラップ 名 $o ドット 表 記 でのトラップオブジェクト ID $A ターゲットデバイスアドレス(そのイベントが 対 象 のデバイス) $T トラップコミュニティ 名 $x サーバのローカル 時 間 でのイベント 発 生 日 $X サーバのローカル 時 間 でのイベント 発 生 時 間 $@ 1970 年 1 月 1 日 からイベント 発 生 時 までの 秒 数 $U イベントトラップ 内 の sysuptime 値 $N ターゲットデバイスのマップオブジェクト 名 $i ターゲットデバイスのマップデータベースレコード 番 号 $G ターゲットデバイスの Read コミュニティ 名 $S ターゲットデバイスの Set コミュニティ 名 $E ターゲットデバイスのタイムアウト 属 性 ( 秒 ) $Y ターゲットデバイスに 対 する 最 大 再 試 行 数 $P ペアレントサブネットオブジェクト 名 $C イベントトラップ 変 数 の 数 $* 全 変 数 の [シークエンス 値 ] 変 数 名 (タイプ): 値 $-n n 番 目 の 変 数 の 変 数 名 (タイプ) : 値 $+n n 番 目 の 変 数 の 変 数 名 : 値 $n n 番 目 の 変 数 の 値 $>n n 番 目 から 全 ての 変 数 の 値 $>-n n 番 目 から 全 ての 変 数 の [シークエンス 値 ] 名 (タイプ): 値 $>+n n 番 目 から 全 ての 変 数 の 変 数 名 : 値 - 2 -
一 致 タブ イベントフィルタの 適 用 範 囲 を 定 義 するタブです 適 用 範 囲 を 変 数 値 単 位 や 監 視 対 象 機 器 単 位 で 決 定 することが 可 能 です 上 図 は link Down トラップ 用 の 新 規 イベントフィルタを 挿 入 した 際 の 一 致 タブの 設 定 画 面 です 以 下 が 図 中 の 各 設 定 項 目 についての 説 明 となります 1, 変 数 名 上 図 中 の 変 数 項 目 で 選 択 した 変 数 値 が 表 示 されます 2, 変 数 値 イベントフィルタが 適 用 される 場 合 の 変 数 値 を 設 定 します 3, 変 数 イベントフィルタにて 設 定 可 能 な 変 数 名 と 現 在 の 設 定 値 が 表 示 されます 4, ノードグループ イベントフィルタが 適 用 される 監 視 対 象 機 器 の 所 属 グループを 設 定 します 監 視 対 象 機 器 のマップオブジェクトプロパティの 一 般 タブにある グループ 項 目 に 設 定 しておいた ノードグループを 設 定 することで そのグループに 所 属 している 機 器 が 適 用 範 囲 となります 5, ソース イベントフィルタが 適 用 される 監 視 対 象 機 器 を 設 定 します ソース 項 目 右 側 の 追 加 ボタンをクリックすると SNMPc に 登 録 されているマップオブジェクトの 一 覧 が ツリー 状 に 表 示 されます その 中 から 適 用 範 囲 に 含 ませたい 機 器 を 選 択 して 下 さい 尚 1 イベントフィルタあたりの 追 加 可 能 数 は 10 台 までとなっています 上 記 図 の 場 合 cisco2500b から 受 信 した LinkDown トラップのうちトラップに 含 まれる 変 数 値 が ifindex=3 ifadminstatus=up ifoperstatus=up の 場 合 のトラップに 対 してこのイベントフィルタが 適 用 されます - 3 -
アクション タブ SNMPc がトラップを 受 信 した 際 に 起 こすアクションを 設 定 します 受 信 をトリガーとして E メール 通 知 アプリケーション 起 動 サウンドファイル 再 生 別 マネージャへの 転 送 など 様 々なアクションを 設 定 できます 1, 優 先 度 の 設 定 トラップ 受 信 時 にログウィンドウに 表 示 されるメッセージの 優 先 度 ( 表 示 される 色 )を 選 択 できます 赤 色 オレンジ 色 黄 色 マゼンタ 色 青 色 緑 色 白 色 の 7 色 が 用 意 されています 2, E メールグループ トラップ 受 信 をトリガーとしてログメッセージを E メールで 通 知 する 宛 先 を 入 力 します 宛 先 はユーザプロフィール 設 定 で 入 力 したメールアドレスがプルダウンメニューに 表 示 されます 3, E メール 件 名 SNMPc が 送 信 するアラートメールの 件 名 を 入 力 します - 4 -
4, プログラムの 実 行 トラップ 受 信 をトリガーとして 特 定 のプログラムを 起 動 させます まず 起 動 させたいプログラムを SNMPc Network Manager フォルダ 直 下 にある apiexec フォルダに 格 納 して 下 さい ファイル 拡 張 子 が.exe は >> ボタンを 選 択 すると 表 示 されるので そこから 選 択 して 下 さい また その 他 の 拡 張 子 (.bat 等 )は >> ボタンを 選 択 してものリストには 表 示 されないため ファイル 名 をプルダウンメニューリストの 空 欄 へ 直 接 入 力 して 下 さい 5, 転 送 先 SNMPc が 受 け 取 ったトラップを 別 マネージャへ 転 送 します 別 マネージャの IP アドレスを 入 力 して 下 さい また 全 て のチェックを 有 効 にすると 複 数 のマネージャへ 転 送 が 可 能 になります 複 数 マネージャへ 転 送 する 場 合 はあらかじめ イベントオプション の 全 マネージャリスト に 複 数 の IP アドレ スを 入 力 しておく 必 要 があります - 5 -
6, サウンド 再 生 トラップ 受 信 をトリガーとして 拡 張 子.wav のサウンドファイルを 再 生 させます まず 再 生 させたいファイルを SNMPc Network Manager フォルダ 直 下 にある BITMAPS フォルダに 格 納 して 下 さい 格 納 作 業 完 了 後 イベントフィルタのサウンド 再 生 項 目 のプルダウンメニューから 先 程 格 納 したファイル 名 を 呼 び 出 して 入 力 して 下 さい なお 認 識 可 能 なファイル 名 の 最 大 文 字 数 は 12 文 字 までです 7, ページャーグループ 日 本 語 版 SNMPc では 使 用 しません 8, 代 替 オブジェクト 監 視 対 象 からのトラップを 受 信 した 際 通 常 であればマップ 上 にあるトラップを 送 信 したオブジェクトの 色 が そのトラップに 対 応 するイベントフィルタに 設 定 されている 色 に 変 化 します しかし 代 替 オブジェクト 項 目 に 実 際 にトラップを 送 信 してきた 監 視 対 象 以 外 のオブジェクトを 設 定 することで そのオブジェクトの 色 が 変 化 する 対 象 を 代 替 オブジェクトに 指 定 したオブジェクトにすり 替 えることが 可 能 で す - 6 -
9, イベントのクリア 対 となるイベント( 例 :polldevicedown と pollresponse 等 )の 片 方 が 発 生 した 際 そのトラップの 送 信 元 である 監 視 対 象 機 器 のマップオブジェクトに ステータスに 応 じた 色 の 変 化 を 適 用 させるかどうかを 設 定 する 項 目 で す SNMPc の 通 常 の 動 作 では デバイスダウン 状 態 のマップアイコンはデフォルトでは 赤 色 で 表 示 されます そして 通 信 が 復 旧 し 機 器 がアップ 状 態 に 戻 るとアイコンも 緑 色 に 戻 ります それに 対 してイベントのクリア 設 定 を いいえ に 設 定 した 場 合 は 機 器 がダウンからアップに 復 旧 してもアイ コンの 色 が 赤 色 のまま 変 化 しなくなります 通 常 設 定 の 場 合 イベントのクリアが いいえ の 場 合 標 準 MIB のトラップに 対 するイベントはデフォルトでステータスの 変 化 に 対 応 してアイコンの 色 も 変 化 するよ う 設 定 されていますが ベンダー 独 自 のトラップについては 本 項 目 は 設 定 がされていません 新 しくプライベ ート MIB をコンパイルし それに 対 応 するイベントフィルタが 追 加 された 場 合 は 本 項 目 を 設 定 することで 実 機 のステータスの 変 化 に 応 じてマップアイコンの 色 も 変 化 するようになります 8, ログ SNMPc がトラップを 受 信 した 際 にイベントのメッセージをログウィンドウに 表 示 させるかどうかを 設 定 する 項 目 です デフォルトでは 全 てのイベントにチェックが 入 っていますが 無 視 したいログメッセージが ある 場 合 はこのチェックを 外 すことでログメッセージが 表 示 されなくなります 9, 重 複 イベントのクリア 同 一 のログメッセージが 複 数 回 上 がってきた 場 合 にそのログを 回 数 分 全 て 表 示 させるか もしくは 最 新 のログのみを 表 示 させるかを 設 定 する 項 目 です この 設 定 は 現 在 タブのログ 表 示 にのみ 影 響 を 与 えます ヒストリタブの 場 合 はチェックを 外 しても ログ 表 示 に 変 化 はありません 10, ビープ 音 ログメッセージが 表 示 されるタイミングでビープ 音 を 鳴 らすかどうかを 設 定 します - 7 -
11, アラーム 表 示 ログメッセージを 通 常 のログウィンドウ 画 面 上 だけではなく ポップアップ 画 面 にも 表 示 させます 12, ODBC エクスポート SNMPc に 表 示 されるログメッセージを ODBC でエクスポートします - 8 -
基 本 的 なトラップ 名 とその 説 明 これまでの 説 明 中 に 使 用 された 例 として 主 に polldevicedown イベントを 利 用 してきましたが ステータス 変 数 や 手 動 しきい 値 アラーム 用 に 生 成 されるイベントを 含 むどのイベントタイプにおいてもメカニズムは 同 様 となります 以 下 のテーブルに 一 般 的 な SNMPc イベントの 一 部 とその 発 生 時 の 説 明 を 記 載 します イベントサブツリー トラップ 名 説 明 Snmpc-Status-Polling polldevicedown デバイスが 3 回 のポーリングに 連 続 で 応 答 しない 状 態 pollnoresponse デバイスがポーリングに 応 答 しない 状 態 (* 注 ) pollrequestrejected デバイスが sysobjectid.0 またはユーザにより 設 定 されたス テータスポーリング 変 数 を 拒 否 している 状 態 pollresponse デバイスがポーリングに 応 答 した 状 態 (* 注 ) pollservicedown pollservicenoresponse pollserviceresponding pollstatustestfail pollstatustestpass TCP ポート 接 続 の 再 試 行 に 3 回 失 敗 している 状 態 TCP ポート 接 続 に 失 敗 した 状 態 TCP ポート 接 続 が 成 功 した 状 態 ステータス 変 数 のテストに 失 敗 した 状 態 ステータス 変 数 のテストに 成 功 した 状 態 Snmpc-System-Info pollagentconnect SNMPc ポーリングエージェントのサーバ 接 続 が 成 立 した 状 態 Snmpc-Threshold-Ala rm pollagentdisconnect alarmautothresholdexpa nd alarmautothresholdredu ce alarmautothresholdset alarmautothresholdtrigg er alarmmanualthresholdtri gger alarmmanualthresholdre set SNMPc ポーリングエージェントのサーバ 接 続 が 失 敗 した 状 態 トレンドレポートの 自 動 しきい 値 がより 高 い 値 に 変 更 された 状 態 トレンドレポートの 自 動 しきい 値 がより 低 い 値 に 変 更 された 状 態 トレンドレポートの 自 動 しきい 値 が 初 期 設 定 された 状 態 トレンドレポートの 自 動 しきい 値 を 超 過 した 状 態 トレンドレポートの 手 動 アラーム 用 しきい 値 を 超 過 した 状 態 手 動 アラームの 発 生 後 手 動 アラームがしきい 値 テストを 実 行 しない 状 態 snmp-traps authenticationfailure デバイスの 不 法 アクセス( 違 反 コミュニティ 名 )によるトラップ coldstart linkdown linkup が 発 生 している 状 態 デバイスから 再 起 動 後 にトラップが 発 生 した 状 態 デバイスからリンク 接 続 失 敗 後 にトラップが 発 生 した 状 態 デバイスからリンク 接 続 復 旧 後 にトラップが 発 生 した 状 態 - 9 -