Title 諸 外 国 におけるインドネシア 経 済 史 研 究 : 植 民 地 社 会 の 成 立 と 構 造 Author(s) 宮 本, 謙 介 Citation 經 濟 學 研 究 = ECONOMIC STUDIES, 42(2): 77 Issue Date 1992-09 DOI Doc URLhttp://hdl.handle.net/2115/31916 Right Type bulletin Additional Information File Information 42(2)_P77-101.pdf Instructions for use Hokkaido University Collection of Scholarly and
筆 者 は, 前 稿 1) において 1970 年 代 後 半 ~1980 年 栽 培 期 (1830~1870 年 )のジャワ 農 村 社 会 研 究 1980 年 代 後 半 ~1990 年 代 初 頭 の ものを 中 心 とするが, 一 部 に 1970 年 代 後 半 ~1980 1830~1920 年 のジャワにおける 植 民
1856~1869 年 の 州 知 事 によるジャワ 住 民 の 経 済
賦 役 負 担 量 が 1830 年 以 前 の 4~5 倍 に 達 したこ 村 落 人 口 は 数 十 ~200 人 程 度 であり, 核 家 族 を 再 生 産
1830~1870 年 J8) school)と 呼 ぶ そして 1850~1875 年
ャンペーンペ 1840~1870 年 J ~1860 年 代 に 経 済 力 をつけた 村 落 支 配 者 層 の 支 5~10% に 相 当 )など 無 報 酬 の 労 働 もあり, 砂
学 研 究 ~ 学 研 究 ~
世 紀 ~19 世 紀 前 半 )を 分 析 対 象 とした 論 文 ジ なった 共 同 的 保 有 地 は 1780~1812 年 に 拡 大 した 1830~1850 年 が 共 同 的 保 有 の
る イギリス 支 配 期 (l 811~1816 年 )からオラ 制 度 導 入 期 (1830~1836 年 )になると, 強 制 労 部 で 1918~1922 年 に 植 民 地 当 局 が 実 験 的 に 行 った された 次 の 時 期 (l 837~1880 年 代 中 葉 )には,
する ケアリは,ジャワ 戦 争 (1 825~1830 年 ) 1860~70 年
1830~1870 年 J 期 1811~1816 年 )ケドゥ 地 方 を 割 譲 すると 財 政 1821~ (80~90がヨーロッパ 入 所 有, 残 りは 中 国 人 ), 古 く ルズの 統 治 期 (1808~1813 年 )にこの 地 方 の 私 領 地 た 中 には 支 配 下 住 民 が 1 万 人 ~2 万 人 という 大 規 して 封 土 単 位 で 増 大 した 特 に 1816~1822 年 に 広 が 年 代 ~1830 年 代 の 私 領 地 に 関 する 詳 細 な 実 証 研 究 で I~ 日 donesian っており, 所 有 者 はヨーロッパ 人 が 236 人 (1819~1827
この 学 位 論 文 では 1860 年 代 ~1890 年 代 が 分 析 1887~1889 年 には 3 つ r 経 済 伊 研 究 ~
の 専 売 制 度 に 取 って 代 わった (1894~1897 年 ) 析, 強 制 栽 培 制 度 の 諸 側 面 を 中 心 に, 1830~1870
2 1820~1850 年 は, 死 亡 率 がやや 低 下 し,こ 1850~1940 年 J では, 結 婚 の 早 期 化 ( 男 性 13~17 歳, 女 性 10~14 替 策 は 多 出 産 であり, 子 供 を 6~7 歳 から 労 働 力 と
一 方, 人 口 成 長 率 (1850~ 規 模 の 移 住 者 のうち 2~3 万 人 は 農 閑 期 3~5 税 (1 0%), 人 頭 税 ( 一 世 帯 あたり 1.85~2.35 フ
を 村 長 と 村 役 人 が 所 有 し, 一 般 農 民 は 1~2 ノて の 再 配 分 も 行 われ, 水 田 4 分 の 1~1 パウ, 畑 地 8 分 の 1~2 パウの 幅 で 分 配 されている 賦
1880~ 1942~ 戦 争 (1 859~
の 石 油 産 出 量 の 53% を 占 めた(1 913~14 年 ) 東 トとしても 重 要 な 役 割 を 演 じる 1880 年 代 ~1890 1880~1914 年 には 88 のヨーロッパ 系 企 業 (そ の 開 設 が 始 まった (75~99 年 租 借 ) プランター 19 日 ~18 年 の 44% から 1919~21 年 には 15% に 減
1930 年 代 に 入 っても 約 20 万 人 の 男 子 (1 8~45 歳 ) ~1926 年 ) 逆 に 現 地 住 民 や 労 働 者 の 食 糧 は, 相
1870~1940 年 ~ 15~16 世 紀 にイスラムへの 改 宗 の 過 程 で 地 方 に 支 配 の 地 歩 を 囲 めたが (1678~1775 年 ) 期 もあった (1775~
1891~1894 年 の 内 戦 期
1910 年 代 後 半 ~1930 1900~1940 年 に 濯 概 水 田 は 35% 増 加 したが,し 1900~ て 39~46 日 といったケースもあった 政 策 の 第 1900~1920 年 には 税 収 全 体 の 80~85
1900~1910 年 平 均 の 4.68 ピクルから 1931~1940 年 平 均 の 3.55 ピクルへ,