Citrix XenServer 6.2.0 仮想マシンユーザーガイド



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Citrix XenServer 6.2.0 仮 想 マシンユーザーガイド 発 行 2013/08/27 1.0 版

Citrix XenServer 6.2.0 仮 想 マシンユーザーガイド Copyright 2013 Citrix All Rights Reserved. Version: 6.2.0 Citrix, Inc. 851 West Cypress Creek Road Fort Lauderdale, FL 33309 United States of America 免 責 このドキュメントは 現 状 有 姿 のままで 提 供 されます Citrix, Inc.は このドキュメントの 内 容 に 関 し 商 品 性 および 特 定 目 的 適 合 性 についての 黙 示 保 証 を 含 むが それに 限 定 することなく いかなる 保 証 も 行 わないも のとします このドキュメントには 技 術 的 に 不 正 確 な 記 述 または 印 字 エラーが 含 まれている 可 能 性 がありま す Citrix, Inc.は このドキュメントに 含 まれている 情 報 を 予 告 なく 随 時 変 更 する 権 利 を 留 保 します このド キュメントおよびこのドキュメントに 記 載 されているソフトウェアは Citrix, Inc.およびそのライセンス 付 与 者 の 機 密 情 報 であり Citrix, Inc.によるライセンス 許 諾 に 基 づいて 提 供 されます Citrix Systems, Inc. Citrixロゴ Citrix XenServer およびCitrix XenCenterは 米 国 およびその 他 の 国 にお けるCitrix Systems, Inc.の 商 標 です このドキュメントに 記 載 されているその 他 のすべての 製 品 またはサービ スは 該 当 する 各 社 の 商 標 または 登 録 商 標 です 商 標 Citrix XenServer XenCenter

目 次 1. 本 書 について... 1 1.1. 概 要... 1 1.2. XenServerのドキュメント... 1 2. 仮 想 マシン... 2 2.1. 仮 想 マシンの 作 成... 2 2.1.1. 仮 想 マシンテンプレートの 使 用... 2 2.2. そのほかの 作 成 方 法... 2 2.2.1. Physical-to-Virtual 変 換 (P2V)... 2 2.2.2. 既 存 の 仮 想 マシンの 複 製... 3 2.2.3. エクスポートされた 仮 想 マシンのインポート... 3 2.3. XenServer Tools... 3 3. サポートされるゲストオペレーティングシステムとリソースの 割 り 当 て... 5 3.1. サポートされるゲストオペレーティングシステム 仮 想 メモリ および 仮 想 ディスクのサイズ 制 限... 5 3.2. 試 験 的 なゲストオペレーティングシステム... 8 3.3. サポートされなくなったゲストオペレーティングシステム... 8 3.4. XenServer 製 品 ファミリの 仮 想 デバイスのサポート... 8 3.4.1. 仮 想 マシンブロックデバイス... 9 4. Windows 仮 想 マシンの 作 成... 10 4.1. Windows 仮 想 マシンの 基 本 的 な 作 成 手 順... 10 4.2. 使 用 できるWindowsテンプレート... 10 4.2.1. ISOイメージライブラリの 接 続... 12 4.3. XenCenterによる 仮 想 マシンの 作 成... 12 4.4. CLIによる 仮 想 マシンの 作 成... 14 5. Linux 仮 想 マシンの 作 成... 15 5.1. インターネット 上 のリポジトリを 使 用 したLinux 仮 想 マシンの 作 成... 17 5.2. 物 理 CD/DVDを 使 用 したLinux 仮 想 マシンの 作 成... 18 5.3. ISOイメージを 使 用 したLinux 仮 想 マシンの 作 成... 18 5.3.1. ネットワークインストールの 考 慮 事 項... 19 5.4. オペレーティングシステムの 起 動 パラメータの 指 定... 20 5.5. Linuxゲストエージェントのインストール... 20 5.6. Linuxディストリビューションのインストールに 関 するそのほかの 考 慮 事 項... 21 5.6.1. Debianに 関 するそのほかの 考 慮 事 項... 23 5.6.1.1. aptリポジトリ... 23 5.7. Linux 仮 想 マシンを 複 製 する 前 に... 23 5.7.1. マシン 名... 23 iii

5.7.2. IPアドレス... 23 5.7.3. MACアドレス... 23 6. XenMotionおよびストレージXenMotionによる 仮 想 マシンの 移 行... 25 6.1. XenMotionとストレージXenMotion... 25 6.1.1. XenMotion... 25 6.1.2. ストレージXenMotion... 25 6.1.3. 互 換 性 に 関 する 要 件... 25 6.1.4. 制 限 事 項... 26 6.2. XenCenterを 使 用 した 仮 想 マシンの 移 行... 26 6.3. ライブVDIマイグレーション... 27 6.3.1. 制 限 事 項... 27 6.3.2. 仮 想 ディスクを 移 動 するには... 27 7. 仮 想 マシンのアップデート... 28 7.1. Windowsオペレーティングシステムのアップグレード... 28 7.2. Windows 仮 想 マシンのXenServer Toolsのアップデート... 28 7.3. Linuxカーネルとゲストユーティリティのアップデート... 29 8. vapp... 30 8.1. XenCenterでのvAppの 管 理... 30 8.2. vappの 作 成... 30 8.3. vappの 削 除... 31 8.4. XenCenterによるvAppの 起 動 とシャットダウン... 31 8.5. vappのエクスポートとインポート... 32 9. 仮 想 マシンに 関 する 注 意 事 項... 33 9.1. 仮 想 マシンの 起 動 設 定... 33 9.1.1. Persist(XenDesktopのプライベートデスクトップモード)... 33 9.1.2. Reset(XenDesktopの 共 有 デスクトップモード)... 33 9.2. XenServerホストでISOライブラリを 使 用 できるようにする... 33 9.3. XenServer Tools... 34 9.4. Windowsボリュームシャドウコピーサービスプロバイダ... 35 9.5. Windows 仮 想 マシンへのリモートデスクトップ 接 続... 35 9.6. Windows 仮 想 マシン 内 での 時 間 の 処 理... 36 9.7. Linux 仮 想 マシン 内 での 時 間 の 処 理... 36 9.8. BIOSでロックされたReseller Option Kitメディアからのインストール... 38 9.9. sysprepを 使 用 したWindows 仮 想 マシンの 複 製 の 準 備... 39 9.10. Windows 仮 想 マシンへのGPUの 割 り 当 て(XenDesktop 用 )... 39 10. Demo Linux Virtual Applianceのインポート... 42 10.1. テストについて... 42 iv

11. 仮 想 マシンのインポートとエクスポート... 44 11.1. サポートされる 形 式... 44 11.1.1. Open Virtualization Format(OVFとOVA)... 45 11.1.1.1. OVF 形 式 とOVA 形 式 の 用 途... 46 11.1.2. ディスクイメージ 形 式 (VHDとVMDK)... 46 11.1.3. XVA 形 式... 47 11.1.4. XVA Version 1 形 式... 47 11.2. オペレーティングシステムの 修 復... 47 11.3. Transfer VM... 48 11.4. 仮 想 マシンのインポート... 49 11.4.1. OVF/OVAからのインポート... 49 11.4.2. ディスクイメージのインポート... 52 11.4.3. XVAからのインポート... 53 11.5. 仮 想 マシンのエクスポート... 55 11.5.1. OVF/OVAとしてのエクスポート... 55 11.5.1.1. XVAとしてのエクスポート... 57 A. Windows 仮 想 マシンのリリースノート... 58 A.1. リリースノート... 58 A.1.1. 一 般 的 なWindowsの 問 題... 58 A.1.2. Windows Server 2008... 58 A.1.3. Windows Server 2003... 58 A.1.4. Windows 7... 58 A.1.5. Windows Vista... 58 A.1.6. Windows XP SP3... 58 B. Linux 仮 想 マシンのリリースノート... 59 B.1. リリースノート... 59 B.1.1. Red Hat Enterprise Linux 4.5~4.8... 59 B.1.1.1. Red Hat Enterprise Linux 4.5~4.8 仮 想 マシンを 複 製 する 前 に... 60 B.1.1.2. Red Hat Enterprise Linuxグラフィカルネットワークインストールのサポート... 60 B.1.2. Red Hat Enterprise Linux 5... 60 B.1.2.1. RHEL 5.xゲストを 複 製 する 前 に... 61 B.1.3. CentOS 4... 61 B.1.4. CentOS 5... 61 B.1.5. Oracle Enterprise Linux 5... 61 B.1.6. SUSE Linux Enterprise 10 Service Pack 1... 61 B.1.7. SUSE Enterprise Linux 10 Service Pack 3... 61 B.1.8. SUSE Enterprise Linux 11... 61 v

B.1.9. SUSE Linux Enterprise 11 Service Pack 2... 62 B.1.10. SLESゲストを 複 製 する 前 に... 62 B.1.11. Ubuntu 10.04... 62 C. ISOイメージの 作 成... 63 D. Linux 仮 想 マシンのVNC 設 定... 64 D.1. Debian Squeeze 仮 想 マシンのグラフィカルコンソールの 設 定... 64 D.2. Red Hat CentOS またはOracle Linux 仮 想 マシンのグラフィカルコンソールの 設 定... 65 D.2.1. GDM 設 定 ファイルの 場 所 の 確 認... 65 D.2.2. VNCを 使 用 するためのGDMの 設 定... 65 D.2.3. ファイアウォールの 設 定... 66 D.2.4. VNC 画 面 の 解 像 度... 66 D.2.5. RHEL CentOS またはOEL 6.xの 仮 想 マシンでVNCを 有 効 にする... 68 D.3. SLESベース 仮 想 マシンのVNC 用 の 設 定... 69 D.3.1. VNCサーバーの 確 認... 69 D.3.2. リモート 管 理 を 有 効 にする... 69 D.3.3. xinetd 設 定 の 変 更... 70 D.3.4. ファイアウォールの 設 定... 70 D.3.5. VNC 画 面 の 解 像 度... 71 D.4. ランレベルの 確 認... 72 E. Red Hatインストールサーバーのセットアップ... 73 E.1. インストールメディアをコピーする... 73 E.2. リモートアクセスを 有 効 にする... 73 E.2.1. NFS... 73 E.2.2. FTP... 74 E.2.3. HTTP... 74 F. 仮 想 マシンの 問 題 のトラブルシューティング... 75 F.1. 仮 想 マシンのクラッシュ... 75 F.1.1. Linux 仮 想 マシンのクラッシュダンプ 設 定... 75 F.1.2. Windows 仮 想 マシンのクラッシュダンプ 設 定... 75 F.2. Linux 仮 想 マシンの 起 動 問 題 のトラブルシューティング... 76 vi

第 1 章 本 書 について 1.1. 概 要 この 文 書 は Citrix のプラットフォーム 仮 想 化 ソリューションであるXenServer で 仮 想 マシン(VM: Virtual Machine)を 使 用 するためのガイドです XenServerホスト 上 で 実 行 する 仮 想 マシンの 作 成 設 定 お よび 管 理 方 法 について 説 明 します このガイドでは 以 下 のトピックについて 説 明 します 仮 想 マシンの 準 備 および 作 成 に 関 する 一 般 情 報 Windows 仮 想 マシンの 作 成 Linux 仮 想 マシンの 作 成 仮 想 マシンのアップデート 仮 想 マシンの 移 行 仮 想 マシンをインストールするためのベンダメディアのISOイメージの 作 成 と 使 用 仮 想 マシンをインストールするためのベンダメディアのネットワークリポジトリの 設 定 仮 想 マシンのトラブルシューティング 1.2. XenServerのドキュメント このリリースには 以 下 のXenServerドキュメントが 付 属 しています リリースノート では このリリースで 確 認 されている 既 知 の 問 題 について 説 明 しています XenServerクイックスタートガイド では 新 規 ユーザーを 対 象 にXenServer 環 境 の 概 要 や 各 コンポーネン トについて 説 明 しています また XenServer およびその 管 理 コンソールであるXenCenterを 正 しく 実 行 す るためのインストール 手 順 と 基 本 設 定 についても 説 明 します このガイドでは XenServerのインストールの 後 Windows 仮 想 マシン 仮 想 マシンテンプレート およびリソースプールを 作 成 します さらに 基 本 的 な 管 理 タスクや 共 有 ストレージ 仮 想 マシンスナップショット およびXenMotionのライブマイグレーショ ンなど より 高 度 な 機 能 についても 説 明 します XenServerインストールガイド では XenServerおよびXenCenterのインストール 設 定 および 初 期 操 作 について 説 明 しています XenServer 仮 想 マシンユーザーガイド では XenServerホストにLinuxおよびWindowsの 仮 想 マシンをイ ンストールする 方 法 について 説 明 しています このガイドでは インストールメディア XenServerに 付 属 の 仮 想 マシンテンプレート および 既 存 の 物 理 マシン(P2V)から 新 しい 仮 想 マシンを 作 成 したり ディスクイ メージをインポートしたり 仮 想 アプライアンスをインポートおよびエクスポートしたりします XenServer 管 理 者 ガイド では ストレージ ネットワーク およびリソースプールのセットアップな ど XenServer 環 境 の 設 定 方 法 について 詳 しく 説 明 しています また xeコマンドラインインターフェイス (CLI)を 使 用 したXenServerホストの 管 理 方 法 についても 説 明 します vswitch Controller User's Guide ( 英 文 )は XenServerでvSwitchおよびそのコントローラを 使 用 する 方 法 について 説 明 しています Supplemental Packs and the DDK ( 英 文 )では XenServerの 機 能 を 拡 張 したりカスタマイズしたり するためのXenServer Driver Development Kitについて 説 明 しています XenServerソフトウェア 開 発 キットガイド では XenServer SDKについて 概 説 しています この 開 発 キットには XenServerホストと 相 互 作 用 するアプリケーションの 作 成 方 法 の 実 例 を 示 したコードサンプルが 含 まれています XenAPI Specification ( 英 文 )は プログラマのためのXenServer APIリファレンスガイドです このほかの 情 報 については Citrix Knowledge Centerを 参 照 してください 1

第 2 章 仮 想 マシン この 章 では テンプレートを 使 用 した 仮 想 マシンの 作 成 方 法 の 概 要 について 説 明 します また Physical-to- Virtual 変 換 (P2V 物 理 マシンの 仮 想 化 ) テンプレートの 複 製 エクスポートされた 仮 想 マシンのインポート についても 説 明 します 仮 想 マシンとは 仮 想 マシン(VM:Virtual Machine)とは すべての 要 素 がソフトウェアで 構 成 されたコンピュータを 指 し 物 理 コンピュータと 同 様 にオペレーティングシステムやアプリケーションを 実 行 できます 仮 想 マシンには その 仮 想 マシンに 関 する 一 連 の 仕 様 と 設 定 ファイルが 含 まれ ホストの 物 理 リソースにより 機 能 します 仮 想 マシン には 物 理 ハードウェアと 同 じ 機 能 を 提 供 する 仮 想 デバイスがあります また 仮 想 マシンには 汎 用 性 管 理 容 易 性 およびセキュリティなどに 関 する 利 点 もあります さらに 必 要 に 応 じて 各 仮 想 マシンの 起 動 設 定 を 変 更 できます 詳 しくは 9.1. 仮 想 マシンの 起 動 設 定 を 参 照 してください XenServerで 使 用 する 仮 想 マシンでは IPV4およびIPv6の 任 意 の 組 み 合 わせでアドレスを 設 定 できます 2.1. 仮 想 マシンの 作 成 2.1.1. 仮 想 マシンテンプレートの 使 用 仮 想 マシンはテンプレートから 作 成 されます テンプレートは 特 定 の 仮 想 マシンをインスタンス 化 するため の 構 成 設 定 をすべて 含 んだ ゴールドイメージ です XenServerにはテンプレートの 基 本 セットが 付 属 してお り これらを 基 に 未 加 工 の 仮 想 マシンを 作 成 して オペレーティングシステムをインストールできます 通 常 オペレーティングシステムが 最 高 のパフォーマンスで 動 作 するためには 設 定 の 最 適 化 が 必 要 です Linux テンプレートでは 準 仮 想 化 (PV:Para-Virtual)ゲストが 作 成 され WindowsテンプレートではHardware Virtual Machine(HVM)ゲストが 作 成 されます XenServerのテンプレートは 各 オペレーティングシステム が 最 適 なパフォーマンスで 動 作 するように 調 整 されています テンプレートを 使 用 して 仮 想 マシンを 作 成 するには 以 下 の2つの 方 法 があります 設 定 済 みの 完 全 テンプレートを 使 用 する(Demo Linux 仮 想 マシンなど) テンプレートにCDまたはISOイメージからオペレーティングシステムをインストールする 仮 想 マシンには ベンダのインストールCDやISOリポジトリからオペレーティングシステムをインストールし たり 設 定 済 みのオペレーティングシステムインスタンスを 使 用 したりできます 仮 想 マシンにWindowsオペレーティングシステムをインストールする 方 法 については 第 4 章 Windows 仮 想 マシンの 作 成 を 参 照 してください 仮 想 マシンにLinuxオペレーティングシステムをインストールする 方 法 については 第 5 章 Linux 仮 想 マシン の 作 成 を 参 照 してください 2.2. そのほかの 作 成 方 法 テンプレートを 使 用 する 方 法 のほかに 以 下 の3つの 方 法 でも 仮 想 マシンを 作 成 できます 1. Physical-to-Virtual 変 換 (P2V) 2. 既 存 の 仮 想 マシンの 複 製 3. エクスポートされた 仮 想 マシンのインポート 2.2.1. Physical-to-Virtual 変 換 (P2V) Physical-to-Virtual 変 換 (P2V)とは 物 理 サーバー 上 の 既 存 のWindowsオペレーティングシステム(ファイ ルシステムや 設 定 など)を 仮 想 化 されたオペレーティングシステムインスタンスとして 変 換 するプロセスを 指 2

します 仮 想 化 されたインスタンスは その 後 複 製 転 送 インスタンス 化 され XenServerホスト 上 の 仮 想 マ シンとして 起 動 します 2.2.2. 既 存 の 仮 想 マシンの 複 製 テンプレートを 複 製 することで 既 存 の 仮 想 マシンのコピー(クローン)を 作 成 できます テンプレートは 仮 想 マシンの 複 製 元 (マスタコピー)としてのみ 使 用 される 仮 想 マシンです 仮 想 マシンをカスタマイズして テンプレートに 変 換 することができますが その 際 必 ず 適 切 な 作 業 手 順 (Windows 仮 想 マシンの 場 合 は9.9. sysprepを 使 用 したWindows 仮 想 マシンの 複 製 の 準 備 Linux 仮 想 マシンの 場 合 は5.7. Linux 仮 想 マシン を 複 製 する 前 に を 参 照 )に 従 ってください テンプレートを 通 常 の 仮 想 マシンとして 使 用 することはできません XenServerには 仮 想 マシンを 複 製 する 方 式 が2 種 類 あります 1. 完 全 なコピー 2. コピーオンライト(CoW) コピーオンライト(CoW)モードは 変 更 のあったブロックのみをディスクに 書 き 込 み ファイルベースの 仮 想 マシンのみをサポートしています CoWはディスクのスペースを 節 約 し 高 速 複 製 ができるように 設 計 されていますが 通 常 のディスクパフォーマンスをわずかに 低 下 させます テンプレートは パフォーマンス の 低 下 なしに 何 回 でも 高 速 複 製 が 可 能 です テンプレートから 複 製 した 仮 想 マシンをテンプレートに 変 換 し 直 す 場 合 その 再 変 換 の 回 数 に 応 じてディスクパフォーマンスが 直 線 的 に 低 下 します この 場 合 vm-copyコマンドを 使 用 して ディスクの 完 全 コピーを 作 成 してディスクパフォーマンスを 回 復 できます リソースプールでの 注 意 事 項 すべての 仮 想 ディスクが 共 有 ストレージリポジトリ 上 にあるテンプレートの 複 製 処 理 は その 共 有 ストレージリ ポジトリにアクセス 可 能 な プール 内 の 任 意 のホスト 上 で 実 行 されます これに 対 し ローカルストレージリポ ジトリに 仮 想 ディスクを 持 つ 仮 想 マシンから 作 成 したテンプレートの 場 合 そのストレージリポジトリにアクセ スできるホスト 上 でのみ 複 製 を 実 行 できます 2.2.3. エクスポートされた 仮 想 マシンのインポート エクスポートされた 仮 想 マシンをインポートすることで 新 しい 仮 想 マシンを 作 成 できます 複 製 と 同 様 に 特 定 の 構 成 を 持 つ 仮 想 マシンのコピーを 作 成 する 目 的 で エクスポート/インポート 機 能 を 使 用 できます たと えば 特 殊 用 途 のサーバー 構 成 があり それを 繰 り 返 して 使 用 する 必 要 がある 場 合 その 構 成 の 仮 想 マシンを 作 成 してエクスポートしておきます 後 でエクスポート 済 みの 仮 想 マシンをインポートすることで その 構 成 をコ ピーできます 仮 想 マシンをほかのリソースプール 内 のXenServerホストに 移 動 する 場 合 にも エクスポート/ インポート 機 能 を 使 用 できます 仮 想 マシンのインポートおよびエクスポート 手 順 について 詳 しくは 第 11 章 仮 想 マシンのインポートとエク スポート を 参 照 してください 2.3. XenServer Tools XenServerでサポートされるすべての 機 能 を 使 用 したりXenServer 管 理 ツール(xe CLIやXenCenter)を 使 用 したりするには すべての 仮 想 マシン(WindowsおよびLinux)にXenServer Toolsをインストールする 必 要 が あります Windows 仮 想 マシンはXenServer Toolsをインストールしなくても 動 作 しますが パフォーマンスは 大 幅 に 低 下 します このツールがインストールされていない 仮 想 マシンでは 以 下 の 操 作 を 実 行 できません 3

仮 想 マシンを 正 しくシャットダウンする 仮 想 マシンを 正 しく 再 起 動 する 仮 想 マシンを 一 時 停 止 する 実 行 中 の 仮 想 マシンを 移 行 する(XenMotion) 休 止 スナップショットまたはメモリを 含 んだスナップショット(チェックポイント)を 作 成 したり スナップ ショットを 復 元 したりする 実 行 中 のLinux 仮 想 マシンの 仮 想 CPUの 数 を 動 的 に 変 更 する(Windows 仮 想 マシンの 場 合 は 再 起 動 が 必 要 ) XenServer Toolsについて 詳 しくは 9.3. XenServer Tools を 参 照 してください 警 告 : XenServer Toolsをインストールせずに 仮 想 マシンを 実 行 することは サポートの 対 象 外 に なります 4

第 3 章 サポートされるゲストオペレーティングシス テムとリソースの 割 り 当 て この 章 では 仮 想 マシンにリソースを 割 り 当 てる 方 法 と サポートされるゲストオペレーティングシステムにつ いて 説 明 します 仮 想 メモリおよび 仮 想 ディスクの 最 小 サイズを 一 覧 で 示 し 各 XenServer 製 品 ファミリでの 仮 想 デバイスのサポートについて 説 明 します 3.1. サポートされるゲストオペレーティングシステム 仮 想 メモリ および 仮 想 ディスクのサイズ 制 限 仮 想 マシンを 作 成 する 場 合 実 行 するオペレーティングシステムや 関 連 アプリケーションのメモリおよびディス ク 容 量 に 関 するガイドラインに 従 って メモリやディスクスペースなどのリソースを 割 り 当 てます オペレーティングシステムの 各 バージョンによって サポートされる 最 大 メモリ 量 が 異 なる 場 合 があります(ライセンス 上 の 理 由 など) 警 告 : 仮 想 マシンには そのオペレーティングシステムで 使 用 可 能 な 物 理 メモリの 上 限 を 超 えるメ モリを 割 り 当 てないでください オペレーティングシステムがサポートするメモリ 量 の 上 限 を 超 えると その 仮 想 マシンの 動 作 が 不 安 定 になる 場 合 があります オペレーティングシステム 最 小 RAM 最 大 RAM 最 小 ディスクス ペース Windows 8(32ビット) 1GB 4GB 24GB(40GB 以 上 推 奨 ) Windows 8(64ビット) 2GB 128GB 24GB(40GB 以 上 推 奨 ) Windows 7 Windows 7 SP1(32ビット) 1GB 4GB 24GB(40GB 以 上 推 奨 ) Windows 7 Windows 7 SP1(64ビット) 2GB 128GB 24GB(40GB 以 上 推 奨 ) Windows Server 2012(64ビット) 512MB 128GB 24GB(40GB 以 上 推 奨 ) Windows Server 2008 R2 Windows Server 2008 R2 SP1(64ビット) 512MB 128GB 24GB(40GB 以 上 推 奨 ) Windows Server 2008 SP2(32ビット) 512MB 64GB 24GB(40GB 以 上 推 奨 ) Windows Server 2008 SP2(64ビット) 512MB 128GB 24GB(40GB 以 上 推 奨 ) Windows Server 2003 SP2(32ビット) 256MB 64GB 8GB(16GB 以 上 推 奨 ) Windows Server 2003 SP2(64ビット) 256MB 128GB 8GB(16GB 以 上 推 奨 ) 5

オペレーティングシステム 最 小 RAM 最 大 RAM 最 小 ディスクス ペース Windows Vista SP2(32ビット) 1GB 4GB 24GB(40GB 以 上 推 奨 ) Windows XP SP3 (32-bit) 256MB 4GB 8GB(16GB 以 上 推 奨 ) CentOS 4.5 4.6 4.7 4.8(32ビット) 256MB 16GB 8GB CentOS 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7(32 ビット/64ビット) 512MB 16GB 8GB CentOS 5.8 5.9(32ビット) 512MB 16GB 8GB CentOS 5.8 5.9(64ビット) 512MB 128GB 8GB CentOS 6.0 6.1(32ビット) 512MB 8GB 8GB CentOS 6.0 6.1(64ビット) 512MB 32GB 8GB CentOS 6.2 6.3 6.4(32ビット) 512MB 16GB 8GB CentOS 6.2 6.3 6.4(64ビット) 512MB 128GB 8GB Red Hat Enterprise Linux 4.5 4.6 4.7 4.8(32ビット) Red Hat Enterprise Linux 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7(32 ビット/64ビット) 256MB 16GB 8GB 512MB 16GB 8GB Red Hat Enterprise Linux 5.8 5.9(32ビット) 512MB 16GB 8GB Red Hat Enterprise Linux 5.8 5.9(64ビット) 512MB 128GB 8GB Red Hat Enterprise Linux 6.0 6.1(32ビット) 512MB 8GB 8GB Red Hat Enterprise Linux 6.0 6.1(64ビット) 512MB 32GB 8GB Red Hat Enterprise Linux 6.2 6.3 6.4(32ビッ ト) Red Hat Enterprise Linux 6.2 6.3 6.4(64ビッ ト) SUSE Linux Enterprise Server 10 SP1 SLES 10 SP2 SLES 10 SP3 SLES 10 SP4(32ビット) SUSE Linux Enterprise Server 10 SP1 SLES 10 SP2 SLES 10 SP3 SLES 10 SP4(64ビット) SUSE Linux Enterprise Server 11 SLES 11 SP1 SLES 11 SP2(32ビット) 512MB 16GB 8GB 512MB 128GB 8GB 512MB 16GB 8GB 512MB 128GB 8GB 512MB 16GB 8GB 6

オペレーティングシステム 最 小 RAM 最 大 RAM 最 小 ディスクス ペース SUSE Linux Enterprise Server 11 SLES 11 SP1 SLES 11 SP2(64ビット) Oracle Enterprise Linux 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7(32 ビット) Oracle Enterprise Linux 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7(64 ビット) 512MB 128GB 8GB 512MB 64GB 8GB 512MB 128GB 8GB Oracle Enterprise Linux 5.8 5.9(32ビット) 512MB 16GB 8GB Oracle Enterprise Linux 5.8 5.9(64ビット) 512MB 128GB 8GB Oracle Enterprise Linux 6.0 6.1(32ビット) 512MB 8GB 8GB Oracle Enterprise Linux 6.0 6.1(64ビット) 512MB 32GB 8GB Oracle Enterprise Linux 6.2 6.3 6.4(32ビッ ト) Oracle Enterprise Linux 6.2 6.3 6.4(64ビッ ト) 512MB 16GB 8GB 512MB 128GB 8GB Debian Squeeze 6.0(32ビット/64ビット) 128MB 32GB 8GB Debian Wheezy 7.0(32ビット) 512MB 16GB 8GB Debian Wheezy 7.0(64ビット) 512MB 128GB 8GB Ubuntu 10.04(32ビット) 128MB 512MB 8GB Ubuntu 10.04(64ビット) 128MB 32GB 8GB Ubuntu 12.04(32ビット) 128MB 32GB 8GB Ubuntu 12.04(64ビット) 128MB 128GB 8GB 重 要 : RHEL OEL およびCentOS 5.0オペレーティングシステムの 本 来 のカーネルで は XenServer 6.2.0 上 での 仮 想 マシンの 起 動 に 失 敗 します これらの 仮 想 マシンを 運 用 し ている 場 合 は カーネルをVersion 5.4(2.6.18-164.el5xen) 以 降 にアップデートしてから ホストをXenServer 6.2.0にアップグレードする 必 要 があります XenServer 6.2.0にアッ プグレード 済 みの 場 合 は Citrix Knowledge BaseのCTX134845を 参 照 して 仮 想 マシンの カーネルをアップデートしてください 一 部 の32ビット 版 Windowsでは 物 理 アドレス 拡 張 (PAE:Physical Address Extension)モードを 使 用 することで4GBを 超 えるRAMがサポートされます ただし 仮 想 マシンに4GBを 超 えるメモリを 割 り 当 てるには XenCenterではなくxe CLIを 使 用 する 必 要 があります(CLIのmemory-static-maxに4GBを 超 えるバイト 数 を 指 定 できるため) 7

設 定 方 法 については XenServer 管 理 者 ガイド の 仮 想 マシンのメモリ 設 定 の 章 を 参 照 してください 3.2. 試 験 的 なゲストオペレーティングシステム 次 の 表 は XenServer 6.2.0で 試 験 的 な 動 作 が 確 認 されているゲストオペレーティングシステムを 示 していま す オペレーティングシステム Ubuntu Maverick Meerkat 10.10(32ビット) Ubuntu Maverick Meerkat 10.10(64ビット) 警 告 : 上 記 のゲストオペレーティングシステムについては 限 定 的 なテストのみが 実 施 されてお り 将 来 の 製 品 リリースでも 正 式 にサポートされない 場 合 があります このため 実 稼 働 システムでは 使 用 しないでください Citrixでは 試 験 的 な 機 能 に 対 するサポートを 提 供 しない 場 合 があります 3.3. サポートされなくなったゲストオペレーティングシステム 次 の 表 は XenServer 6.2.0でサポートされなくなったゲストオペレーティングシステムを 示 しています オペレーティングシステム Debian Lenny 5.0(32ビット) SUSE Linux Enterprise Server 9 SP4(32ビット) Windows Server 2008( 初 期 リリース)(32ビット) Windows Server 2008( 初 期 リリース)(64ビット) Windows Server 2003( 初 期 リリース) Windows Server 2003 SP1(32ビット) Windows Server 2003( 初 期 リリース) Windows Server 2003 SP1(64ビット) Windows Vista( 初 期 リリース) Windows Vista SP1(32ビット) 上 記 のゲストオペレーティングシステムについてはテストが 実 施 されておらず 技 術 的 な 問 題 が 生 じても 解 決 策 を 提 供 できない 場 合 があります これらのオペレーティングシステムで 問 題 が 発 生 し サポートのエスカレーションやHotfixまたはセキュリティアップデートの 提 供 が 必 要 になった 場 合 でも ゲストオペレーティングシステムのアップグレードによる 解 決 を 検 討 していただくことがあります 3.4. XenServer 製 品 ファミリの 仮 想 デバイスのサポート このバージョンのXenServer 製 品 ファミリには 次 の 表 で 示 すように 仮 想 デバイスに 関 する 一 般 的 な 制 限 があ ります 一 部 のゲストオペレーティングシステムには 特 定 の 機 能 に 対 する 下 限 値 があります これらの 制 限 に ついては 各 ゲストオペレーティングシステムのインストールのセクションで 説 明 します 8

仮 想 デバイス Linux 仮 想 マシン Windows 仮 想 マシン 仮 想 CPUの 数 32 * 16 仮 想 ディスクの 数 7( 仮 想 CD-ROMを 含 む) 7( 仮 想 CD-ROMを 含 む) 仮 想 CD-ROMドライブの 数 1 1 仮 想 NICの 数 7 7 * XenCenterでは 最 大 16 個 の 仮 想 CPUがサポートされます ただし SUSE Linux Enterprise Server 10 SP1およびRed Hat Enterprise Linux 4.xでは3つまでサポートされま す Red Hat Enterprise Linux 5.0/5.1/5.2でサポートされるのは3つまでですが XenServer Toolsを 適 用 したカーネ ルでは7つまでサポートされます OracleおよびCentOS 5.0/5.1/5.2でも 同 様 です 3.4.1. 仮 想 マシンブロックデバイス 準 仮 想 化 (PV)されたLinux 仮 想 マシンの 場 合 ブロックデバイスはPVデバイスとして 処 理 されま す XenServerは SCSIまたはIDEをエミュレートすることなく xvd*デバイスという 形 で より 仮 想 環 境 に 適 したインターフェイスを 提 供 します 同 様 のメカニズムにより オペレーティングシステムによってはsd*デ バイスを 使 用 することもできます この 場 合 仮 想 マシン 内 部 のPVドライバがSCSIデバイスのネームスペース を 継 承 します ただし 可 能 であれば PVゲストではxvd*デバイスを 使 用 してください(DebianおよびRed Hat Enterprise Linuxではこれがデフォルトです) Windowsやほかの 完 全 仮 想 化 ゲストでは XenServerによりIDEバスがhd*デバイスという 形 でエミュレートさ れます Windowsの 場 合 XenServer Toolsのインストールにより 特 別 なPVドライバがインストールされ 完 全 に 仮 想 化 された 環 境 であることを 除 き Linuxの 場 合 と 同 様 に 動 作 します 9

第 4 章 Windows 仮 想 マシンの 作 成 警 告 : XenServer Toolsをインストールせずに 仮 想 マシンを 実 行 することは サポートの 対 象 外 に なります 詳 しくは 2.3. XenServer Tools を 参 照 してください Windows 仮 想 マシンをXenServerホストにインストールするには ハードウェアの 仮 想 化 のサポート(Intel VTまたはAMD-V)が 必 要 です 4.1. Windows 仮 想 マシンの 基 本 的 な 作 成 手 順 仮 想 マシンにWindowsをインストールする 作 業 には 以 下 の3つの 段 階 があります 適 切 なWindowsテンプレートを 選 択 する Windowsオペレーティングシステムをインストールする 準 仮 想 化 デバイスドライバ(XenServer Tools)をインストールする 4.2. 使 用 できるWindowsテンプレート Windows 仮 想 マシンは XenCenterまたはCLIを 使 って 適 切 なテンプレートを 複 製 して 作 成 します 各 ゲスト のテンプレートには 仮 想 ハードウェアの 構 成 を 定 義 する 定 義 済 みのプラットフォームフラグセットが 含 まれ ています たとえば すべてのWindows 仮 想 マシンはACPI Hardware Abstraction Layer(HAL)モードが 有 効 な 状 態 でインストールされます 後 でこれらの 仮 想 マシンに 複 数 の 仮 想 CPUを 割 り 当 てると Windowsによ りHALがマルチプロセッサモードに 切 り 替 わります XenServerには 以 下 のWindowsテンプレートが 付 属 しています テンプレート 名 Citrix XenApp on Windows Server 2003 (32-bit) Citrix XenApp on Windows Server 2003 (64-bit) Citrix XenApp on Windows Server 2008 (32-bit) Citrix XenApp on Windows Server 2008 (64-bit) 説 明 Windows Server 2003 SP2(32ビット)をインストールする 場 合 に 使 用 します Server Enterprise Data Centre および SBSエディションがサポートされています XenAppのパフォー マンスが 最 適 化 されるように 特 別 に 調 整 されたテンプレートで す Windows Server 2003 SP2(64ビット)をインストールする 場 合 に 使 用 します Server Enterprise Data Centre および SBSエディションがサポートされています XenAppのパフォー マンスが 最 適 化 されるように 特 別 に 調 整 されたテンプレートで す Windows Server 2008 SP2(32ビット)をインストールする 場 合 に 使 用 します すべてのエディションがサポートされていま す XenAppのパフォーマンスが 最 適 化 されるように 特 別 に 調 整 されたテンプレートです Windows Server 2008 SP2(64ビット)をインストールする 場 合 に 使 用 します すべてのエディションがサポートされていま す XenAppのパフォーマンスが 最 適 化 されるように 特 別 に 調 整 されたテンプレートです 10

テンプレート 名 Citrix XenApp on Windows Server 2008 R2 (64-bit) Windows 7 (32-bit) Windows 7 (64-bit) Windows 8 (32-bit) Windows 8 (64-bit) Windows Server 2003 (32-bit) Windows Server 2003 (64-bit) Windows Server 2008 (32-bit) Windows Server 2008 (64-bit) Windows Server 2008 R2 (64-bit) Windows Server 2012 (64-bit) Windows Vista (32-bit) Windows XP SP3 (32-bit) 説 明 Windows Server 2008 R2 またはWindows Server 2008 R2 SP1(64ビット)をインストールする 場 合 に 使 用 します すべて のエディションがサポートされています XenAppのパフォーマ ンスが 最 適 化 されるように 特 別 に 調 整 されたテンプレートです Windows 7またはWindows 7 SP1(32ビット)をインストール する 場 合 に 使 用 します Windows 7またはWindows 7 SP1(64ビット)をインストール する 場 合 に 使 用 します Windows 8(32ビット)をインストールする 場 合 に 使 用 しま す Windows 8(64ビット)をインストールする 場 合 に 使 用 しま す Windows Server 2003 SP2(32ビット)をインストールする 場 合 に 使 用 します Server Enterprise Data Centre および SBSエディションがサポートされています Windows Server 2003 SP2(64ビット)をインストールする 場 合 に 使 用 します Server Enterprise Data Centre および SBSエディションがサポートされています Windows Server 2008 SP2(32ビット)をインストールする 場 合 に 使 用 します すべてのエディションがサポートされていま す Windows Server 2008 SP2(64ビット)をインストールする 場 合 に 使 用 します すべてのエディションがサポートされていま す Windows Server 2008 R2 またはWindows Server 2008 R2 SP1(64ビット)をインストールする 場 合 に 使 用 します すべて のエディションがサポートされています Windows Server 2012(64ビット)をインストールする 場 合 に 使 用 します Windows Vista SP2(32ビット)をインストールする 場 合 に 使 用 します Enterprise Editionがサポートされています Windows XP SP3(32ビット)をインストールする 場 合 に 使 用 し ます これより 前 のサービスパックはサポートされていません 警 告 : 上 記 のゲストオペレーティングシステムについては 限 定 的 なテストのみが 実 施 されてお り 将 来 の 製 品 リリースでも 正 式 にサポートされない 場 合 があります このため 実 稼 働 システムでは 使 用 しないでください Citrixでは 試 験 的 な 機 能 に 対 するサポートを 提 供 しない 場 合 があります 11

4.2.1. ISOイメージライブラリの 接 続 Windowsオペレーティングシステムは XenServerホストの 物 理 DVD/CDドライブに 挿 入 したインストール メディアや そのISOイメージからインストールできます WindowsインストールCDからISOイメージを 作 成 し インストールできるようにする 方 法 については 付 録 C ISOイメージの 作 成 を 参 照 してください 4.3. XenCenterによる 仮 想 マシンの 作 成 Windows 7(32ビット) 仮 想 マシンを 作 成 するには 以 下 の 手 順 では Windows 7(32ビット 英 語 版 )の 仮 想 マシンを 作 成 します 仮 想 マシ ンにインストールするオペレーティングシステムによっては デフォルトの 値 が 異 なる 場 合 があります 1. XenCenterのツールバーで[ 新 規 VM]をクリックします [ 新 規 VM]ウィザードが 起 動 します [ 新 規 VM]ウィザードでは CPU ストレージ ネットワークなどの 設 定 パラメータを 選 択 しながら 目 的 に 応 じた 仮 想 マシンを 作 成 できます 2. 仮 想 マシンテンプレートを 選 択 して [ 次 へ]をクリックします 各 テンプレートには 新 しい 仮 想 マシンを 特 定 のオペレーティングシステムおよび 適 切 なストレージ 設 定 で 作 成 するために 必 要 な 情 報 が 含 まれています このテンプレート 一 覧 には 現 在 XenServerでサポートされ ているゲストオペレーティングシステムのテンプレートが 表 示 されます 新 しい 仮 想 マシンにインストールするオペレーティングシステムが 特 定 のハードウェアでの み 動 作 する 場 合 (たとえば 特 定 のコンピュータに 同 梱 されていたインストールCDのオペ レーティングシステムなど)は [ホストのBIOS 文 字 列 をVMにコピーする]チェックボッ クスをオンにします CLIを 使 ってBIOS 文 字 列 をコピーする 方 法 については 9.8. BIOSでロックされた Reseller Option Kitメディアからのインストール を 参 照 してください 3. 新 しい 仮 想 マシンの 名 前 と 必 要 に 応 じて 説 明 を 入 力 します 4. 新 しい 仮 想 マシンにインストールするオペレーティングシステムのインストールメディアを 選 択 します CD/DVDからのインストールが 最 も 簡 単 な 方 法 です これを 行 うには デフォルトのインストール 元 のオプ ション(ホストのDVDドライブ)を 選 択 し CD/DVDをXenServerホストのDVDドライブに 挿 入 して[ 次 へ]をクリックします 既 存 のISOライブラリからインストールすることもできます ISOファイルには 光 学 ディスク(CDやDVD など)に 収 録 されているすべての 情 報 が 含 まれています この 場 合 WindowsのインストールCDの 内 容 を 含 んでいるISOファイルを 使 用 します 既 存 のISOライブラリを 使 用 する 場 合 は [ 新 規 ISOライブラリ]をクリックし ISOライブラリの 場 所 お よび 種 類 を 指 定 します ISOライブラリを 指 定 すると そのライブラリのISOファイルをドロップダウンリ ストで 選 択 できるようになります 5. 新 しい 仮 想 マシンのホームサーバーとして 現 在 のホストが 指 定 されます [ 次 へ]を 選 択 して 続 行 しま す 6. Windows 7の 仮 想 マシンテンプレートでは デフォルトで1つの 仮 想 CPUと2048MBのRAMが 割 り 当 てら れます 必 要 に 応 じて これらの 設 定 を 変 更 し [ 次 へ]をクリックします 7. 新 しい 仮 想 マシンに 割 り 当 てるストレージを 指 定 します デフォルトの 割 り 当 てサイズおよび 設 定 のまま[ 次 へ]をクリックします 12

a. 仮 想 ディスクのサイズを 変 更 する 場 合 は [プロパティ]をクリックします b. 新 しい 仮 想 ディスクを 追 加 する 場 合 は [ 追 加 ]をクリックします 8. 新 しい 仮 想 マシンのネットワークを 設 定 します デフォルトのネットワークインターフェイスカード(NIC)および 自 動 生 成 されるMACアドレスを 使 用 する 場 合 は [ 次 へ]をクリックします または 以 下 の 設 定 を 変 更 します a. 物 理 ネットワーク MACアドレス および 仮 想 ディスクのQoS(Quality of Service:サービス 品 質 ) 制 限 を 変 更 するには [プロパティ]をクリックします b. 新 しい 仮 想 NICを 追 加 する 場 合 は [ 追 加 ]をクリックします 9. 設 定 内 容 を 確 認 し [ 完 了 ]をクリックします 新 しい 仮 想 マシンが 作 成 されます リソースペインに 新 しい 仮 想 マシンのアイコンが 表 示 されます リソースペインで 仮 想 マシンを 選 択 して [コンソール]タブをクリックします 仮 想 マシンのコンソール 画 面 が 表 示 されます 10. オペレーティングシステムのインストール 画 面 の 指 示 に 従 って インストールを 完 了 します 11. オペレーティングシステムがインストールされ 仮 想 マシンが 再 起 動 したら XenServer Toolsをインス トールします XenServer Toolsでは ディスクとネットワークのパフォーマンスを 強 化 する 高 速 な 入 出 力 機 能 が 提 供 され ます 完 全 にサポートされた 仮 想 マシンを 作 成 するには 各 仮 想 マシンにXenServer Toolsをインストール する 必 要 があります 仮 想 マシンはXenServer Toolsをインストールしなくても 動 作 しますが パフォーマ ンスは 大 幅 に 低 下 します また 仮 想 マシンを 正 しくシャットダウン/ 再 起 動 / 一 時 停 止 する 機 能 やライブマ イグレーションなど XenServer Toolsをインストールしないと 有 効 にならない 機 能 もあります 警 告 : XenServer Toolsは 仮 想 マシンごとにインストールする 必 要 があります XenServer Toolsをインストールせずに 仮 想 マシンを 実 行 することはサポート 対 象 外 です XenServer Toolsについて 詳 しくは 9.3. XenServer Tools を 参 照 してください Windows 仮 想 マシンにXenServer Toolsをインストールするには その 仮 想 マシン 上 で Microsoft.NET Framework Version 4.0またはそれ 以 降 が 実 行 されている 必 要 がありま す また Windows Server 2003が 動 作 する 仮 想 マシンでは XenServer Toolsをインス トールする 前 にWindows Imaging Component(ベンダのドキュメントを 参 照 )をインス トールしておく 必 要 があります XenServer Toolsをインストールするには 以 下 の 手 順 に 従 います a. リソースペインでXenServerホストを 選 択 して [ 検 索 ]タブをクリックします 新 しい 仮 想 マシンの 状 態 として 青 い 文 字 で[XenServer Tools 未 インストール]と 表 示 されます b. この 青 い 文 字 列 をクリックします これにより 仮 想 マシンのコンソールでXenServer Toolsをインス トールするためのウィザードが 起 動 します(このウィザードのユーザーインターフェイスは 英 語 で 表 示 されます) c. [XenServer Toolsのインストール]をクリックし 仮 想 マシンのコンソール 画 面 で[installwizard.msiの 実 行 ]をクリックします d. システムの 変 更 に 対 する 警 告 が 表 示 された 場 合 は [はい]をクリックして 続 行 します e. インストールウィザードでライセンス 契 約 に 同 意 して [Next]をクリックします 13

f. インストール 先 フォルダを 確 認 して [Install]をクリックします g. [Install Now]を 選 択 し インストールが 完 了 したら[Restart Now]をクリックします 4.4. CLIによる 仮 想 マシンの 作 成 ここでは xe CLIを 使 用 してISOリポジトリからWindows 仮 想 マシンを 作 成 する 手 順 について 説 明 します CLIを 使 用 してISOリポジトリからWindows 仮 想 マシンを 作 成 するには 1. 次 のコマンドを 実 行 して テンプレートから 仮 想 マシンをインストールします xe vm-install new-name-label=<vm_name> template=<template_name> これにより 新 しい 仮 想 マシンのUUIDが 返 されます 2. 次 のコマンドを 実 行 して ISOストレージリポジトリを 作 成 します xe-mount-iso-sr <path_to_iso_sr> 3. 次 のコマンドを 実 行 して 使 用 可 能 なISOのリストを 出 力 します xe cd-list 4. 次 のコマンドを 実 行 して 仮 想 マシンの 仮 想 CDドライブにISOを 挿 入 します xe vm-cd-add vm=<vm_name> cd-name=<iso_name> device=3 5. 次 のコマンドを 実 行 して 仮 想 マシンを 起 動 してオペレーティングシステムをインストールします xe vm-start vm=<vm_name> この 時 点 で XenCenterの[コンソール]タブに 仮 想 マシンのコンソール 画 面 が 表 示 されます CLIの 使 用 方 法 について 詳 しくは XenServer 管 理 者 ガイド の 付 録 A コマンドラインインターフェイス を 参 照 してください 14

第 5 章 Linux 仮 想 マシンの 作 成 ここでは オペレーティングシステムをインストールしたり 既 存 の 仮 想 マシンを 複 製 したりして Linux 仮 想 マ シンを 作 成 する 方 法 について 説 明 します また ベンダ 固 有 のインストール 手 順 についても 説 明 します 仮 想 マシンを 新 規 に 作 成 するときは その 仮 想 マシン 上 で 実 行 するオペレーティングシステムに 応 じて 適 切 なテ ンプレートを 使 用 する 必 要 があります XenServerに 付 属 のテンプレートだけでなく 独 自 に 作 成 したものも 使 用 できます 仮 想 マシンを 作 成 するには XenCenterまたはCLIを 使 用 します この 章 では CLIでの 方 法 につい て 説 明 します 仮 想 マシンにオペレーティングシステムをインストールしたら すぐにXenServer Toolsをインストールする 必 要 があります 一 部 のオペレーティングシステムでは XenServer Toolsに 含 まれているXenServer 独 自 のカー ネルで ベンダから 提 供 されるカーネルを 置 き 換 える 必 要 があります また Red Hat Enterprise Linux 5.xな ど ベンダから 提 供 される 特 別 なバージョンのカーネルをインストールしなければならないものもあります 警 告 : XenServer Toolsをインストールせずに 仮 想 マシンを 実 行 することは サポートの 対 象 外 に なります このため 仮 想 マシンにオペレーティングシステムをインストールしたら すぐ にXenServer Toolsをインストールすることをお 勧 めします 詳 しくは 2.3. XenServer Tools を 参 照 してください Linux 仮 想 マシンを 作 成 するには 以 下 の 作 業 を 行 います 1. XenCenterまたはCLIを 使 用 して 適 切 なオペレーティングシステム 用 の 仮 想 マシンを 作 成 します 2. ベンダのインストールメディアからオペレーティングシステムをインストールします 3. XenServer Toolsをインストールします 4. 通 常 のLinuxのインストール 時 と 同 様 に 仮 想 マシンとVNCで 時 間 およびタイムゾーンを 設 定 します XenServerは 多 くのLinuxディストリビューションの 仮 想 マシンへのインストールをサポートしています 次 の3 種 類 のインストール 方 法 があります 1. インターネット 上 のリポジトリからのインストール 2. 物 理 CDからのインストール 3. ISOライブラリからのインストール 警 告 : [Other install media]テンプレートは サポートされていないオペレーティングシス テムの 仮 想 マシンをインストールする 上 級 ユーザーのために 用 意 されています XenServer は サポートしているディストリビューションと 付 属 している 標 準 テンプレートが 対 応 している 特 定 のバージョンでのみその 運 用 性 がテストされており [Other install media]テンプレートでインストールした 仮 想 マシンはサポートされません [Other install media]テンプレートから 作 成 した 仮 想 マシンは HVMゲストになりま す つまり このテンプレートを 使 用 してLinux 仮 想 マシンを 作 成 した 場 合 最 近 のカーネ ルで 提 供 されているネイティブの 高 性 能 ドライバ( 準 仮 想 化 ドライバ)を 使 用 できません 特 定 のLinuxディストリビューションでの 手 順 については 5.6. Linuxディストリビューションのインストー ルに 関 するそのほかの 考 慮 事 項 を 参 照 してください 15

サポートされているLinuxディストリビューションは 次 のとおりです ディストリビューション CDからの インストー ル ネットワー クからのイ ンストール 備 考 Debian Squeeze 6.0(32ビット/64ビット) Debian Wheezy 7.0(32ビット/64ビット) Red Hat Enterprise Linux 4.5 4.6 4.7 4.8(32ビッ ト) Red Hat Enterprise Linux 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7 5.8 5.9(32 ビット/64ビット) Red Hat Enterprise Linux 6.0 6.1 6.2 6.3 6.4(32 ビット/64ビット) SUSE Linux Enterprise Server 10 SP1 SLES 10 SP2 SLES 10 SP4(32ビット/64ビット) Citrix RHEL 4.8 カーネルを 適 用 するために XenServer Tools をインストールす る 必 要 がありま す 5.4 以 降 のカーネ ルを 使 用 する 場 合 のみサポートされ ます SUSE Linux Enterprise Server 10 SP3(32ビット) SLES 10 SP2から のアップグレード のみサポートされ ます SUSE Linux Enterprise Server 10 SP3(64ビット) SUSE Linux Enterprise Server 11 SLES 11 SP1 11 SP2(32ビット/64ビット) CentOS 4.5 4.6 4.7 4.8(32ビット) CentOS 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7 5.8 5.9(32 ビット/64ビット) CentOS 6.0 6.1 6.2 6.3 6.4(32ビット/64ビット) Oracle Enterprise Linux 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7 5.8 5.9(32 ビット/64ビット) Oracle Enterprise Linux 6.0 6.1 6.2 6.3 6.4(32 ビット/64ビット) Ubuntu 10.04(32ビット/64ビット) 16

ディストリビューション CDからの インストー ル ネットワー クからのイ ンストール 備 考 Ubuntu 12.04(32ビット/64ビット) 上 記 以 外 のディストリビューションは サポートの 対 象 外 になります ただし Red Hat Enterprise Linux 5と 同 じインストールメカニズムを 用 いるディストリビューション(Fedora Core 6など)は 同 じテンプレートを 使 用 してインストールできます 128GBを 超 えるメモリを 搭 載 したホストで32ビットのLinux 仮 想 マシンを 作 成 することはサ ポートされません 5.1. インターネット 上 のリポジトリを 使 用 したLinux 仮 想 マシンの 作 成 ここでは インターネット 上 のリポジトリを 使 用 したLinux 仮 想 マシンの 作 成 方 法 について Debian Squeeze を 例 にして 説 明 します ネットワークリポジトリからDebian Squeeze 仮 想 マシンをインストールする(CLIの 使 用 ) 1. 次 のコマンドを 実 行 して Debian Squeezeテンプレートから 仮 想 マシンを 作 成 します 新 しい 仮 想 マシン のUUIDが 返 されます xe vm-install template=<template-name> new-name-label=<squeeze-vm> 2. ネットワークリポジトリを 指 定 して 次 のコマンドを 実 行 します このリポジトリは 基 本 システムのイン ストールに 必 要 なパッケージおよびDebianインストーラ 内 で 指 定 する 追 加 パッケージが 格 納 されたDebian ミラーである 必 要 があります xe vm-param-set uuid=<uuid> other-config:install-repository=<path_to_repository> ネットワークリポジトリのパス(<path_to_repository>)は http://ftp.<xx>.bian.org/ debianなどの 形 式 で 指 定 します ここで <xx>は jp などの 国 コードです(Debianミラーの 一 覧 を 確 認 してください) 複 数 のインストールを 行 う 場 合 は 過 度 のネットワークトラフィックや 中 央 リポジトリ の 負 荷 を 避 けるため ローカルミラーサイトやapt-proxyを 使 用 することをお 勧 めします Debianインストーラでは HTTPおよびFTPのaptリポジトリのみがサポートされ NFSはサ ポートされません 3. 接 続 先 ネットワークのUUIDを 検 索 します たとえば xenbr0に 関 連 付 けられているネットワークのUUID を 取 得 するには 次 のコマンドを 実 行 します xe network-list bridge=xenbr0 --minimal 4. 次 のコマンドを 実 行 して このネットワークに 仮 想 マシンを 接 続 するためのVIFを 作 成 します xe vif-create vm-uuid=<vm_uuid> network-uuid=<network_uuid> mac=random device=0 5. 次 のコマンドを 実 行 して 仮 想 マシンを 起 動 してDebianインストーラを 起 動 します xe vm-start uuid=<uuid> 6. Debianインストーラの 指 示 に 従 って 必 要 な 設 定 を 行 い 仮 想 マシンをインストールします 7. ゲストユーティリティをインストールしたりグラフィカルコンソールの 設 定 については 以 降 の 説 明 を 参 照 してください 17

5.2. 物 理 CD/DVDを 使 用 したLinux 仮 想 マシンの 作 成 ここでは 物 理 CD/DVDを 使 用 したLinux 仮 想 マシンの 作 成 方 法 について Debian Squeezeを 例 にして 説 明 し ます 例 :DVDからDebian Squeeze 仮 想 マシンをインストールする(CLIの 使 用 ) 1. 次 のコマンドを 実 行 して Debian Squeezeテンプレートから 仮 想 マシンを 作 成 します 新 しい 仮 想 マシン のUUIDが 返 されます xe vm-install template=<template-name> new-name-label=<vm-name> 2. 次 のコマンドを 実 行 して 新 しい 仮 想 マシンのルートディスクのUUIDを 取 得 します xe vbd-list vm-uuid=<vm_uuid> userdevice=0 params=uuid --minimal 3. 取 得 したUUIDを 次 のコマンドで 指 定 して ルートディスクを 起 動 不 可 に 設 定 します xe vbd-param-set uuid=<root_disk_uuid> bootable=false 4. 次 のコマンドを 実 行 して XenServerホストの 物 理 CDドライブの 名 前 を 取 得 します xe cd-list これにより SCSI 0:0:0:0 などのドライブ 名 がname-labelフィールドに 表 示 されます 5. 取 得 した 物 理 CDドライブのname-labelパラメータを 次 のコマンドのcd-nameパラメータに 指 定 して 新 しい 仮 想 マシンに 仮 想 CDドライブを 追 加 します xe vm-cd-add vm=<vm_name> cd-name="<host_cd_drive_name_label>" device=3 6. 次 のコマンドを 実 行 して 仮 想 CDドライブに 対 応 する 仮 想 ブロックデバイス(VBD)のUUIDを 取 得 しま す xe vbd-list vm-uuid=<vm_uuid> type=cd params=uuid --minimal 7. 次 のコマンドを 実 行 して 仮 想 CDのVBDを 起 動 可 能 に 設 定 します xe vbd-param-set uuid=<cd_drive_uuid> bootable=true 8. 次 のコマンドを 実 行 して 仮 想 マシンのインストールリポジトリをCDドライブに 設 定 します xe vm-param-set uuid=<vm_uuid> other-config:install-repository=cdrom 9. Debian SqueezeのインストールCDを XenServerホストのドライブに 挿 入 します 10. XenCenterまたはSSHターミナルで 仮 想 マシンのコンソールを 開 き オペレーティングシステムのインス トール 手 順 に 従 って 操 作 します 11. 次 のコマンドを 実 行 して 仮 想 マシンを 起 動 してDebianインストーラを 起 動 します xe vm-start uuid=<uuid> 12. ゲストユーティリティのインストールやグラフィカルコンソールの 設 定 については 以 降 の 説 明 を 参 照 して ください 5.3. ISOイメージを 使 用 したLinux 仮 想 マシンの 作 成 ここでは ネットワーク 上 のISOイメージを 使 用 したLinux 仮 想 マシンの 作 成 方 法 について 説 明 します 例 :ネットワーク 上 のISOイメージからLinux 仮 想 マシンをインストールする(CLIの 使 用 ) 1. 次 のコマンドを 実 行 します xe vm-install template=<template> new-name-label=<name_for_vm> \ sr-uuid=<storage_repository_uuid> 18

これにより 新 しい 仮 想 マシンのUUIDが 返 されます 2. 接 続 先 ネットワークのUUIDを 検 索 します たとえば xenbr0に 関 連 付 けられているネットワークのUUID を 取 得 するには 次 のコマンドを 実 行 します xe network-list bridge=xenbr0 --minimal 3. 次 のコマンドを 実 行 して このネットワークに 仮 想 マシンを 接 続 するためのVIFを 作 成 します xe vif-create vm-uuid=<vm_uuid> network-uuid=<network_uuid> mac=random device=0 4. other-config:install-repositoryパラメータに ネットワークリポジトリのパスを 指 定 します た とえば ベンダメディアのURLがhttp://mirror.centos.org/centos/6/os/x86_64の 場 合 は 次 の コマンドを 実 行 します xe vm-param-set uuid=<vm_uuid> \ other-config:install-repository=http://mirror.centos.org/centos/6/os/x86_64 5. 次 のコマンドを 実 行 して 仮 想 マシンを 起 動 します xe vm-start uuid=<vm_uuid> 6. XenCenterまたはVNCを 使 用 して 仮 想 マシンのコンソールに 接 続 し オペレーティングシステムをインス トールします 5.3.1. ネットワークインストールの 考 慮 事 項 XenServerのゲストインストーラを 使 用 すると ネットワーク 上 のISOイメージから 仮 想 マシンにオペレーティ ングシステムをインストールできます ISOイメージからのインストールの 準 備 として XenServerホストの 管 理 インターフェイスからNFS HTTP またはFTPでアクセス 可 能 なネットワークリポジトリを 作 成 し そこに (ISOイメージではなく)メディアの 内 容 をエクスポートしておきます インストールメディアをネットワーク ドライブにコピーする 方 法 については 付 録 E Red Hatインストールサーバーのセットアップ を 参 照 してく ださい ネットワークリポジトリは XenServerホストのコントロールドメインから 通 常 は 管 理 インターフェイス 経 由 でアクセス 可 能 でなければなりません ネットワークサーバー 上 のCD/DVDイメージのURLは 次 の 形 式 である 必 要 があります HTTP http://<server>/<path> FTP ftp://<server>/<path> NFS nfs://<server>/<path> NFS nfs:<server>:/<path> ISOイメージをどこに 展 開 するかなど ネットワークからのインストールの 準 備 について 詳 しくは ベンダのド キュメントを 参 照 してください XenCenterからNFSを 使 ったインストールを 行 う 場 合 は パスを nfs:// 形 式 で 指 定 す る 必 要 があります XenCenterの[ 新 規 VM]ウィザードで 仮 想 マシンを 作 成 する 場 合 は ネットワークリポジトリのURLを 入 力 す るページが 表 示 されます CLIを 使 用 する 場 合 は 通 常 のように vm-installコマンドでテンプレートをインス トールし 次 にother-config:install-repositoryパラメータにネットワークリポジトリのURLを 指 定 し ます 続 いて 仮 想 マシンを 起 動 すると ネットワークインストールが 開 始 されます 19

警 告 : Linuxベースの 仮 想 マシンを 新 たにインストールするときは インストール 処 理 を 最 後 まで 完 了 し 仮 想 マシンを 再 起 動 してから 使 用 を 開 始 してください Windowsのインストールを 中 断 すると 問 題 が 生 じるように Linuxの 場 合 も 中 断 すると 仮 想 マシンが 正 しく 機 能 しなく なります 5.4. オペレーティングシステムの 起 動 パラメータの 指 定 XenCenterまたはxe CLIを 使 って 仮 想 マシンを 作 成 するときに オペレーティングシステムの 起 動 パラメータ を 指 定 できます これらの 起 動 パラメータは 準 仮 想 化 されたゲストオペレーティングシステムの 自 動 インス トールを 設 定 する 場 合 などに 必 要 に 応 じて 指 定 します ここでは Debian preseedファイルとrhelキックス タートファイルを 使 用 する 場 合 を 例 にして 説 明 します preseedファイルを 使 用 してDebianをインストールするには 1. preseedファイルを 作 成 します preseedファイルの 作 成 方 法 については Debianのドキュメントを 参 照 し てください 2. 仮 想 マシンを 起 動 する 前 に カーネルコマンドラインを 正 しく 設 定 しておきます このコマンドライン は XenCenterの[ 新 規 VM]ウィザードや 次 のようなxe CLIコマンドで 設 定 できます xe vm-param-set uuid=<uuid> PV-args=<preseed_arguments> キックスタートファイルを 使 用 してRHELをインストールするには Red Hatキックスタートファイルを 使 用 すると 回 答 ファイルを 使 用 する 場 合 と 同 じよう に 指 定 したインストールオプションによる 自 動 インストールが 行 われます キックスター トファイルを 作 成 するには まずRed Hat Enterprise Linuxを 手 作 業 でインストールしま す キックスタートファイルは /root/anaconda-ks.cfgに 作 成 されます 1. XenCenterで 適 切 なRed Hat Enterprise Linuxテンプレートを 選 択 します 2. [ 新 規 VM]ウィザードで カーネルコマンドライン 引 数 としてキックスタートファイルを 指 定 します キックスタートファイルは 次 のように PXE 構 成 ファイルと 同 じ 形 式 で 指 定 します ks=http://server/file ksdevice=eth0 3. コマンドラインでは vm-param-setコマンドのpv-argsパラメータで 使 用 するキックスタートファイ ルを 指 定 します xe vm-param-set uuid=<vm_uuid> PV-args="ks=http://server/path ksdevice=eth0" 4. 次 のコマンドを 実 行 して インストーラ 起 動 用 のカーネルおよびinitrdのリポジトリを 指 定 します xe vm-param-set uuid=<vm_uuid> other-config:install-repository=<http://server/path> [ 新 規 VM]ウィザードを 使 用 せずにキックスタートファイルによるインストールを 行 う には [ 高 度 なOS 起 動 パラメータ]テキストボックスに 適 切 なコマンドを 追 加 します た とえば Red Hat Enterprise Linux 5.4ではks=nfs:telos:/linux/distros/autoinstall/rhel54.cfgのように 入 力 します 5.5. Linuxゲストエージェントのインストール サポートされるすべてのLinuxディストリビューションはネイティブに 準 仮 想 化 されており 完 全 なパフォーマ ンスを 得 るために 特 別 なドライバは 不 要 です ただし XenServerに 含 まれているゲストエージェントをインス トールすると 仮 想 マシンに 関 する 追 加 情 報 をホストに 提 供 できるようになります ホストに 提 供 される 追 加 情 報 には 以 下 のものが 含 まれます 20

Linuxディストリビューション 名 およびバージョン(メジャーリビジョン マイナーリビジョン) カーネルバージョン(uname) イーサネットインターフェイスのIPアドレス 仮 想 マシンのメモリの 全 容 量 および 空 き 容 量 このエージェントをインストールしたら XenServerホストをアップグレードするときにエージェントもアップ デートしてください( 第 7 章 仮 想 マシンのアップデート を 参 照 ) ゲストエージェントをインストールするには 1. 必 要 なファイルは 組 み 込 みのxs-tools.iso CDイメージ 上 にあります また XenCenter で[VM]>[XenServer Tools Toolsのインストール]を 選 択 してインストールすることもできます 2. 次 のコマンドを 実 行 して イメージをゲストにマウントします mount -o ro,exec /dev/disk/by-label/xenserver\\x20tools /mnt イメージのマウントに 失 敗 した 場 合 は 次 のコマンドでイメージを 特 定 できます blkid -t LABEL="XenServer Tools" 3. ルートユーザーとして 次 のインストールスクリプトを 実 行 します /mnt/linux/install.sh 4. 次 のコマンドを 実 行 して イメージをゲストからアンマウントします umount /mnt 5. カーネルまたは 仮 想 マシンをアップグレードした 場 合 は ここで 仮 想 マシンを 再 起 動 します Linux 仮 想 マシンにマウントするCD-ROMドライブやISOイメージは /dev/cdromではな く/dev/xvdd(Ubuntu 10.10 以 降 では/dev/sdd)のようにデバイスとして 表 示 されま す これは 真 のCD-ROMデバイスではなく 通 常 のデバイスであるためです XenCenter やCLIでCDを 取 り 出 すと このデバイスは 仮 想 マシンからホットアンプラグされ 表 示 され なくなります 一 方 Windows 仮 想 マシンではLinuxの 場 合 と 異 なり 取 り 出 したCDは 空 の 状 態 で 仮 想 マシン 内 に 残 ります 5.6. Linuxディストリビューションのインストールに 関 するそのほか の 考 慮 事 項 ここでは Linux 仮 想 マシンの 作 成 時 に 考 慮 すべき ベンダ 特 有 の 追 加 設 定 情 報 について 説 明 します このリ リースのXenServerでサポートされる すべてのLinuxディストリビューションについて 個 別 に 説 明 します 重 要 : すべてのディストリビューションに 関 する 詳 細 なリリースノートについては 付 録 B Linux 仮 想 マシンのリリースノート を 参 照 してください Linuxディストリビューション CentOS 4.5 4.6 4.7 4.8(32ビット) インストール 上 の 注 意 CentOS 4.xの 仮 想 マシンの 場 合 は XenServer Toolsをインストールしてください これにより カーネルの 問 題 を 解 決 するCentOS 4.8カーネルがイ ンストールされ XenServer 上 で 仮 想 マシンが 正 し く 動 作 するようになります 21

Linuxディストリビューション CentOS 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7(32 ビット/64ビット) CentOS 6.0 6.1 6.2(32ビット/64ビット) Red Hat Enterprise Linux 4.5 4.6 4.7 4.8(32ビット) Red Hat Enterprise Linux 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7(32 ビット/64ビット) Red Hat Enterprise Linux 6.0 6.1 6.2(32ビッ ト/64ビット) SUSE Linux Enterprise Server 10 SP1 SLES 10 SP2 SLES 10 SP3(32ビット/64ビット) SUSE Linux Enterprise Server 11 SLES 11 SP1(32ビット/64ビット) Oracle Enterprise Linux 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7(32 ビット/64ビット) インストール 上 の 注 意 CentOS 5.xの 仮 想 マシンの 場 合 は CentOS 5.4 カーネルまたはそれ 以 降 を 使 用 する 必 要 があります このカーネルは ディストリビューションベンダか ら 入 手 できます Version 5.4よりも 古 いEnterprise Linuxカーネルを 使 用 すると XenServer 仮 想 マシ ンが 正 しく 動 作 しません ベンダ 固 有 の 手 順 に 従 っ て カーネルをアップグレードしてください なし RHEL 4.xの 仮 想 マシンの 場 合 は XenServer Tools をインストールしてください これにより カーネル の 問 題 を 解 決 するRHEL 4.8カーネルがインストール され XenServer 上 で 仮 想 マシンが 正 しく 動 作 する ようになります RHEL 5.xの 仮 想 マシンの 場 合 は RHEL 5.4カー ネル(2.6.18-164.el5)またはそれ 以 降 を 使 用 す る 必 要 があります このカーネルは ディストリ ビューションベンダから 入 手 できます Version 5.4 よりも 古 いEnterprise Linuxカーネルを 使 用 する と XenServer 仮 想 マシンが 正 しく 動 作 しません ベンダ 固 有 の 手 順 に 従 って カーネルをアップグ レードしてください なし なし なし OEL 5.xの 仮 想 マシンの 場 合 は OEL 5.4カーネル またはそれ 以 降 を 使 用 する 必 要 があります この カーネルは ディストリビューションベンダから 入 手 できます Version 5.4よりも 古 いEnterprise Linuxカーネルを 使 用 すると XenServer 仮 想 マ シンが 正 しく 動 作 しません ベンダ 固 有 の 手 順 に 従 って カーネルをアップグレードしてください OEL 5.6(64ビット)では Unbreakable Enterprise KernelはXenプラットフォームをサ ポートしていません このオペレーティングシス テムでUnbreakable Enterprise Kernelを 使 用 する と カーネルが 正 しく 起 動 しません Oracle Enterprise Linux 6.0 6.1 6.2(32ビッ ト/64ビット) なし 22

Linuxディストリビューション インストール 上 の 注 意 Debian Squeeze 6.0(32ビット/64ビット) XenCenterでプライベートミラーを 指 定 する 場 合 インストーラカーネルの 取 得 のみに 使 用 されます イ ンストーラが 起 動 したら パッケージの 取 得 に 使 用 するミラーのアドレスを 再 指 定 する 必 要 があります Ubuntu 10.04(32ビット/64ビット) Ubuntu 12.04(32ビット/64ビット) Ubuntu 10.04の 仮 想 マシンで 複 数 の 仮 想 CPUを 割 り 当 てる 場 合 ゲストカーネルを2.6.32-32 #64 にアップデートすることを 強 くお 勧 めします この 問 題 について 詳 しくは Knowledge Base のCTX129472 Ubuntu 10.04 Kernel Bug Affects SMP Operation を 参 照 してください なし 5.6.1. Debianに 関 するそのほかの 考 慮 事 項 5.6.1.1. aptリポジトリ Linuxのインストールが1 回 だけである 場 合 は Debianミラーサイトから 直 接 行 うことも 可 能 ですが いくつかの 仮 想 マシンをインストールする 場 合 は キャッシングプロキシやローカルミラーの 使 用 をお 勧 めします Apt-cacherは パッケージのローカルキャッシュを 保 持 するプロキシサーバーの 実 装 で す debmirrorは Debianリポジトリの 一 部 ミラーまたは 完 全 ミラーを 作 成 するためのツールです これらの ツールを 仮 想 マシン 上 にインストールすることができます 5.7. Linux 仮 想 マシンを 複 製 する 前 に 通 常 仮 想 マシンやコンピュータを 複 製 すると IPアドレス SID MACアドレスなど 固 有 であるべき 属 性 が 環 境 内 で 重 複 してしまします Linux 仮 想 マシンの 複 製 により 属 性 の 重 複 が 発 生 する 場 合 は XenServerにより 一 部 の 仮 想 ハードウェアパラ メータが 自 動 的 に 変 更 されます XenCenterを 使 って 仮 想 マシンを 複 製 すると MACアドレスとIPアドレスが 自 動 的 に 変 更 されます これらのインターフェイスが 動 的 に 設 定 される 環 境 では 複 製 後 の 仮 想 マシン 上 でこれら の 設 定 を 変 更 する 必 要 はありません ただし これらのインターフェイスが 静 的 に 設 定 されている 環 境 では 重 複 が 生 じないようにネットワーク 設 定 を 変 更 する 必 要 があります ここでは カスタマイズすべき 設 定 について 説 明 します 特 定 のLinuxディストリビューションでの 手 順 につい ては B.1. リリースノート を 参 照 してください 5.7.1. マシン 名 複 製 された 仮 想 マシンは 別 のコンピュータであるため ネットワークに 新 しいコンピュータを 追 加 するときと 同 様 に そのネットワークドメイン 内 で 固 有 の 名 前 を 持 つ 必 要 があります 5.7.2. IPアドレス 複 製 された 仮 想 マシンは 所 属 するネットワークドメイン 内 で 固 有 のIPアドレスを 持 つ 必 要 があります 一 般 的 に DHCPが 使 用 されるネットワークでは DHCPサーバーにより 固 有 のIPアドレスが 割 り 当 てられるため 仮 想 マシンをカスタマイズする 必 要 はありません 複 製 した 仮 想 マシンが 静 的 なIPアドレスを 持 つ 場 合 は 仮 想 マシ ンの 起 動 前 に ネットワーク 上 で 使 用 されていないIPアドレスを 割 り 当 てる 必 要 があります 5.7.3. MACアドレス 以 下 の 状 況 では MACアドレスルールを 無 効 にしておくことをお 勧 めします 23

1. Linuxディストリビューションによっては 複 製 した 仮 想 マシンの 仮 想 ネットワークインターフェイスのMAC アドレスが ネットワーク 設 定 ファイルに 記 録 されている 場 合 があります このような 場 合 でも XenCenter で 仮 想 マシンを 複 製 すると 新 しい 仮 想 マシンに 別 のMACアドレスが 割 り 当 てられます このため ネット ワーク 設 定 ファイルに 記 録 されているMACアドレスを 更 新 しないと この 仮 想 マシンの 初 回 起 動 時 にネット ワークに 接 続 できません 2. 一 部 のLinuxディストリビューションでは 各 ネットワークインターフェイスのMACアドレスがudevルール で 記 憶 され インターフェイスの 名 前 が 保 持 されます これは 同 じ 物 理 NICが 常 に 同 じeth<n>インター フェイスにマップされるようにするためであり リムーバブルNICを 使 用 する 場 合 (ラップトップなど)は 特 に 有 用 です ただし この 方 式 を 仮 想 マシンに 適 用 すると 問 題 が 生 じる 場 合 があります たとえば 仮 想 マ シンのインストール 時 に2つの 仮 想 NICを 設 定 し 次 にそれをシャットダウンして1つ 目 のNICを 取 り 外 した 場 合 再 起 動 後 のXenCenterには1つのNIC eth0 が 表 示 されます 一 方 仮 想 マシンではこのNICがudev ルールによりeth1としてマップされます この 結 果 仮 想 マシンがネットワークに 接 続 できなくなります 仮 想 マシンで 永 続 的 なインターフェイス 名 を 使 用 する 場 合 は これらのルールを 無 効 にしてから 仮 想 マシンを 複 製 することをお 勧 めします 永 続 的 なインターフェイス 名 を 使 用 しなければならない 場 合 は 仮 想 マシン 内 で 通 常 の 手 順 に 従 ってネットワークを 再 設 定 する 必 要 があります この 場 合 XenCenterに 表 示 される 情 報 が 実 際 の インターフェイス 名 と 異 なることに 注 意 してください 24

第 6 章 XenMotionおよびストレージXenMotionに よる 仮 想 マシンの 移 行 この 章 では XenMotionおよびストレージXenMotionを 使 用 して 仮 想 マシンを 実 行 したまま 移 行 する 方 法 と 仮 想 マシンの 仮 想 ディスクイメージ(VDI)を 仮 想 マシンを 停 止 せずに 移 動 する 方 法 について 説 明 します 6.1. XenMotionとストレージXenMotion ここでは XenMotionとストレージXenMotionの 互 換 性 に 関 する 要 件 および 制 限 事 項 について 説 明 します 6.1.1. XenMotion XenMotionは 共 有 ストレージ 上 の 仮 想 マシンを そのストレージを 共 有 するほかのホストに 実 行 したまま 移 行 する 機 能 で XenServerのすべてのバージョンで 使 用 できます これにより 高 可 用 性 プールのローリング アップグレードなどのプール 保 守 機 能 で 仮 想 マシンを 自 動 的 に 移 動 できるようになります これらのプール 保 守 機 能 は ワークロードの 分 散 インフラストラクチャの 耐 障 害 性 およびサーバーソフトウェアのアップグレー ド 機 能 を 仮 想 マシンを 停 止 させることなく 提 供 します ストレージを 共 有 できるのは 同 一 プールに 属 するホストのみです このため 仮 想 マシンの 移 行 も 同 一 プール 内 に 限 られます 6.1.2. ストレージXenMotion ストレージXenMotionは XenDesktop 環 境 では 使 用 できません ストレージXenMotionでは ストレージを 共 有 していないホスト 間 でも 仮 想 マシンを 移 行 できます つまり ローカルストレージ 上 で 実 行 中 の 仮 想 マシンを ほかのプール 内 のホストに 移 行 することもできます これによ り 以 下 のことが 可 能 になります 仮 想 マシンをXenServerプール 間 で 再 配 置 する( 開 発 環 境 から 実 務 環 境 に 移 行 するなど) スタンドアロンのXenServerホストを 仮 想 マシンのダウンタイムなしにアップグレードまたはアップデート する XenServerホストのハードウェアをアップグレードする ホスト 間 で 移 行 される 仮 想 マシンの 状 態 情 報 は 保 持 されます この 情 報 には 仮 想 マシンを 識 別 するための 情 報 のほか CPUやネットワークなどのパフォーマンス 測 定 値 の 履 歴 が 含 ま れます 6.1.3. 互 換 性 に 関 する 要 件 XenMotionまたはストレージXenMotionで 仮 想 マシンを 移 行 する 場 合 以 下 の 互 換 性 に 関 する 要 件 を 満 たしてい る 必 要 があります 移 行 する 各 仮 想 マシンにXenServer Toolsがインストールされている 必 要 があります 移 行 先 のホストで 移 行 元 ホストと 同 等 またはそれ 以 降 のバージョンのXenServerが 動 作 している 必 要 があり ます ストレージXenMotionでは 移 行 元 ホストと 移 行 先 ホストでCPUが 異 なる 場 合 に 移 行 元 ホストのすべてのCPU 機 能 を 移 行 先 ホストがサポートしている 必 要 があります このため たとえばAMD 社 製 プロセッサのホストか らIntel 社 製 プロセッサのホストに 仮 想 マシンを 移 行 することはほぼ 不 可 能 です ストレージXenMotionでは 複 数 のスナップショットを 持 つ 仮 想 マシンを 移 行 できません 25

ストレージXenMotionでは 7つ 以 上 のVDIを 持 つ 仮 想 マシンを 移 行 できません 移 行 先 のホストで 動 的 メモリ 制 御 機 能 が 有 効 な 場 合 も 含 め 十 分 な 空 きメモリ 領 域 が 必 要 です 十 分 なメモ リを 割 り 当 てられない 場 合 移 行 処 理 が 完 了 しません ストレージXenMotionでは 移 行 先 のホストに 十 分 な 空 きディスク 領 域 が 必 要 です( 移 行 する 仮 想 マシンおよ びスナップショット 用 ) 十 分 な 領 域 がない 場 合 移 行 処 理 が 完 了 しません 6.1.4. 制 限 事 項 XenMotionおよびストレージXenMotionには 以 下 の 制 限 事 項 があります 仮 想 マシンのVDIがXenServerに 統 合 されたStorageLinkのストレージリポジトリ 上 にある 場 合 その 仮 想 マ シンは 移 行 できません PCIパススルー 機 能 を 使 用 した 仮 想 マシンは 移 行 できません 移 行 時 に 仮 想 マシンのパフォーマンスが 低 下 することがあります ストレージXenMotionでは リソースプールの 高 可 用 性 を 無 効 にしてから 仮 想 マシンを 移 行 する 必 要 がありま す 仮 想 マシンの 移 行 にかかる 時 間 は 仮 想 マシンのメモリサイズやその 仮 想 マシンで 処 理 中 のタスクにより 異 な ります また ストレージXenMotionの 場 合 は VDIのサイズやストレージで 処 理 中 のタスクによっても 異 な ります IPv6ベースのLinux 仮 想 マシンでは Linuxカーネル3.0 以 降 が 必 要 です 6.2. XenCenterを 使 用 した 仮 想 マシンの 移 行 1. リソースペインで 仮 想 マシンを 選 択 して 次 のいずれかを 行 います 右 クリックして[ 移 行 先 サーバー]を 選 択 し [VMの 移 行 ウィザード]を 選 択 します [VM]メニューから [ 移 行 先 サーバー] [VMの 移 行 ウィザード]の 順 に 選 択 します フォルダビューのリソースペインで 仮 想 マシンを 移 行 先 サーバー 上 にドラッグします 仮 想 マシンをドラッグして 移 行 するには リソースペインをフォルダビューに 切 り 替 える 必 要 があります 2. [ 移 行 先 ]ボックスの 一 覧 から スタンドアロンサーバーまたはプールを 選 択 します 3. [ホームサーバー]ボックスの 一 覧 で 仮 想 マシンのホームサーバーを 選 択 して [ 次 へ]をクリックします 4. [ストレージ]ページで 仮 想 マシンの 仮 想 ディスクを 配 置 するストレージリポジトリを 選 択 して [ 次 へ]を クリックします [すべての 仮 想 ディスクを 同 一 SR 上 に 移 行 する]オプションがデフォルトで 選 択 され 移 行 先 プールのデ フォルトの 共 有 ストレージリポジトリが 表 示 されます [ 仮 想 ディスクの 移 行 先 SRを 指 定 する]をクリックして [ストレージリポジトリ]ボックスの 一 覧 でス トレージリポジトリを 選 択 します このオプションでは 移 行 する 仮 想 マシンの 仮 想 ディスクごとに 異 なる ストレージリポジトリを 選 択 できます 5. [ストレージネットワーク]ボックスの 一 覧 で 仮 想 マシンの 仮 想 ディスクのライブマイグレーションで 使 用 される 移 行 先 プールのネットワークを 選 択 して [ 次 へ]をクリックします パフォーマンス 上 の 理 由 から 管 理 ネットワークをライブマイグレーションで 使 用 しないこ とをお 勧 めします 6. 選 択 した 内 容 を 確 認 し [ 完 了 ]をクリックして 移 行 を 実 行 します 26

6.3. ライブVDIマイグレーション ストレージXenMotionのライブVDIマイグレーション 機 能 を 使 用 すると 仮 想 マシンの 仮 想 ディスクイメージ (VDI)を 仮 想 マシンを 停 止 せずに 再 配 置 できます これにより 管 理 者 は 以 下 のタスクを 実 行 できます 安 価 なローカルストレージに 格 納 されている 仮 想 マシンを 高 速 で 耐 障 害 性 の 高 いストレージアレイに 移 動 す る 仮 想 マシンを 開 発 環 境 から 実 務 環 境 に 移 動 する ストレージ 容 量 による 制 限 がある 場 合 に 仮 想 マシンをストレージ 階 層 間 で 移 動 する ストレージアレイをアップグレードする 6.3.1. 制 限 事 項 ライブVDIマイグレーションには 以 下 の 制 限 事 項 があります 移 動 先 のリポジトリ 上 に 十 分 な 空 きディスク 容 量 が 必 要 です XenServerに 統 合 されたStorageLinkのストレージリポジトリ 上 にあるVDIは 移 行 できません 複 数 のスナップショットを 持 つVDIは 移 行 できません IPv6ベースのLinux 仮 想 マシンでは Linuxカーネル3.0 以 降 が 必 要 です 6.3.2. 仮 想 ディスクを 移 動 するには 1. XenCenterのリソースペインで 仮 想 ディスクが 格 納 されているストレージリポジトリを 選 択 して[ストレー ジ]タブをクリックします 2. [ 仮 想 ディスク]の 一 覧 で 移 動 する 仮 想 ディスクを 選 択 して[ 移 動 ]をクリックします 3. [ 仮 想 ディスクの 移 動 ]ダイアログボックスで 移 動 先 のストレージリポジトリを 選 択 します 一 覧 には 各 ストレージリポジトリの 空 き 容 量 が 表 示 されます 移 動 先 のストレージリポジ トリ 上 に 十 分 なディスク 容 量 があることを 確 認 してください 4. [ 移 動 ]をクリックして 仮 想 ディスクを 移 動 します 27

第 7 章 仮 想 マシンのアップデート この 章 では 仮 想 マシンのWindowsオペレーティングシステムのアップグレード XenServer Toolsのアップ デート およびLinuxカーネルのアップデートについて 説 明 します 通 常 XenServerの 新 しいバージョンに 移 行 する 場 合 仮 想 マシンをアップデートする 必 要 があります 既 存 の 仮 想 マシンをこのバージョンのXenServer 用 にアップデートする 場 合 は 以 下 の 既 知 の 問 題 に 注 意 してくださ い Windows 仮 想 マシンのXenMotionは XenServer Toolsがアップグレードされるまでサポートされません Windows 仮 想 マシンの 一 時 停 止 / 再 開 は XenServer Toolsがアップグレードされるまでサポートされませ ん XenServer ToolsがアップグレードされていないWindows 仮 想 マシンで 一 部 のアンチウイルスアプリケー ションおよびファイアウォールアプリケーションを 使 用 すると 仮 想 マシンがクラッシュすることがありま す 7.1. Windowsオペレーティングシステムのアップグレード 警 告 : Windowsオペレーティングシステムをアップグレードする 前 に XenServer Toolsをアンイ ンストールしてください XenServer Toolsがインストールされていると Windowsのアッ プグレードに 失 敗 します Windowsの 旧 バージョンがインストールされている 物 理 コンピュータを 新 しいバージョンのWindowsインス トールディスクから 起 動 すると アップグレードのオプションが 表 示 されます これと 同 じ 方 法 で Windows 仮 想 マシンのオペレーティングシステムをアップグレードできます XenServer Toolsをアンインストールするには 1. [スタート]メニューから [コントロールパネル]を 選 択 します 2. Windows XP Windows 2000 またはWindows Server 2003の 場 合 は [アプリケーション/プログラ ムの 追 加 と 削 除 ]を 選 択 します Windows VistaまたはWindows 7の 場 合 は [プログラム] [プログラムと 機 能 ]の 順 に 選 択 します 3. 一 覧 から [Citrix Tools for Virtual Machines]を 選 択 します 4. Windows XP Windows 2000 またはWindows Server 2003の 場 合 は [ 削 除 ]をクリックします Windows VistaまたはWindows 7の 場 合 は プログラム 一 覧 の 上 部 にあるツールバーの[アンインストー ル]をクリックします これにより XenServer Toolsが 削 除 されます 終 了 すると メッセージが 表 示 されます [OK]をクリッ クし メッセージボックスを 閉 じます オペレーティングシステムをアップグレードしたら Windows 仮 想 マシンの 新 規 インストール 後 と 同 じ 要 領 で XenServer Toolsを 再 インストールします 詳 しくは 9.3. XenServer Tools を 参 照 してください 7.2. Windows 仮 想 マシンのXenServer Toolsのアップデート XenServer Toolsは XenCenterから 組 み 込 みのxs-tools.isoを 使 用 してインストールします [VM]メ ニューの[XenServer Toolsのインストール]を 選 択 すると このISOイメージが 仮 想 マシンのCDドライブに 挿 入 されます 仮 想 マシンのCDドライブで 自 動 実 行 が 有 効 になっている 場 合 は しばらくすると 自 動 的 にイン ストーラが 起 動 します 自 動 実 行 が 有 効 になっていない 場 合 は CDドライブのxensetup.exeを 実 行 します 28

これにより XenServer Toolsのインストーラが 起 動 します 画 面 の 指 示 に 従 って 新 しいドライバをインストー ルします 古 いドライバは 自 動 的 に 無 効 になり 新 しいドライバにアップデートされます 7.3. Linuxカーネルとゲストユーティリティのアップデート Linuxゲストユーティリティをアップデートするには 組 み 込 みのxs-tools.iso CDイメージからス クリプトLinux/install.shを 再 実 行 します(5.5. Linuxゲストエージェントのインストール を 参 照 ) サポートされるディストリビューション 用 のLinuxカーネルのアップデートは Webサイトhttp:// updates.vmd.citrix.com/xenserver/6.1.0/rhel4x/で 提 供 されます Citrix 独 自 のRHEL 5.xカーネルは 提 供 さ れなくなったため Red Hat 社 からRHEL 5.4 以 降 のカーネルを 入 手 してください CentOS 5.3よりも 前 のバージョンを 使 用 する 場 合 特 定 の 制 限 が 確 認 されているカーネルにデフォルトでアッ プデートされるため xs-tools.isoからスクリプトlinux/install.shを 再 実 行 することは 重 要 です(B.1. リリースノート を 参 照 ) yum 対 応 のディストリビューション(CentOS 4および5 RHEL 5.4 以 降 )の 場 合 は xe-guestutilitiesによりyumの 設 定 ファイルがインストールされ それ 以 降 のアップデートはyumによる 標 準 的 な 方 法 で 実 行 されるようになります Debianの 場 合 /etc/apt/sources.listのエントリにより デフォルトでaptコマンドによるアップデート が 可 能 になります アップグレードを 行 うときは 常 にLinux/install.shを 再 実 行 することをお 勧 めします このスクリプトで は 仮 想 マシンのカーネルのバージョンが 確 認 され 必 要 に 応 じてアップデートされます SLESもサポートされますが Citrixではカーネルのアップデートを 提 供 していません 29

第 8 章 vapp vappは 関 連 する 複 数 の 仮 想 マシンを 単 一 の 管 理 対 象 として 論 理 的 にグループ 化 したものです vappの 起 動 時 に そのvAppに 含 まれる 各 仮 想 マシンが 特 定 の 順 序 で 起 動 します このため ほかの 仮 想 マシンに 依 存 する 仮 想 マシンが 常 に 後 から 起 動 するように 設 定 できます つまり ソフトウェアのアップデート 時 など システム 全 体 の 再 起 動 が 必 要 な 場 合 に 管 理 者 が 依 存 関 係 を 考 慮 しながら 順 番 に 仮 想 マシンを 起 動 する 必 要 はありませ ん vappに 含 まれる 仮 想 マシンは 同 一 ホスト 上 で 動 作 する 必 要 はなく 通 常 の 規 則 に 従 ってリソースプール 内 で 移 行 されます XenServerの 障 害 回 復 機 能 を 使 用 する 場 合 は 同 一 ストレージリポジトリ 上 の 仮 想 マシンや 同 一 SLA(Service Level Agreement:サービス 品 質 保 証 契 約 )の 仮 想 マシンをvAppとしてグループ 化 すると 便 利 です vappの 作 成 および 変 更 は XenCenterまたはxe CLIを 使 用 して 行 えます CLIでvAppを 管 理 する 方 法 については XenServer 管 理 者 ガイド を 参 照 してください 8.1. XenCenterでのvAppの 管 理 XenCenterの[vAppの 管 理 ]ダイアログボックスでは リソースプール 内 で 定 義 されているvAppを 表 示 して それらを 変 更 起 動 停 止 およびエクスポートしたり 新 しいvAppを 作 成 したりできます 一 覧 でvAppを 選 択 すると そのvAppに 含 まれているすべての 仮 想 マシンがダイアログボックス 右 側 に 表 示 されます vappの 名 前 や 説 明 を 変 更 したり 仮 想 マシンを 追 加 または 削 除 したり 仮 想 マシンの 起 動 順 序 および 起 動 間 隔 を 変 更 したりするには [vappの 管 理 ]ダイアログボックスを 使 用 します vappの 変 更 1. リソースペインでプールを 選 択 して [プール]メニューの[vAppの 管 理 ]を 選 択 します また リソースペインでプールを 右 クリックして [vappの 管 理 ]を 選 択 することもできます 2. 一 覧 でvAppを 選 択 し [プロパティ]をクリックして[プロパティ]ダイアログボックスを 開 きます 3. [ 全 般 ]ページでは vappの 名 前 および 説 明 を 変 更 します 4. [ 仮 想 マシン]ページでは vappの 仮 想 マシンを 追 加 したり 削 除 したりします 5. [VM 起 動 シーケンス]ページでは vappの 各 仮 想 マシンに 設 定 されている 起 動 順 序 および 起 動 間 隔 を 変 更 します 6. [OK]をクリックして 変 更 を 保 存 し [プロパティ]ダイアログボックスを 閉 じます 詳 しくは XenCenterのオンラインヘルプを 参 照 してください オンラインヘルプを 開 くには F1キーを 押 す か [?]ボタンをクリックします 8.2. vappの 作 成 複 数 の 仮 想 マシンをvAppとしてグループ 化 するには 以 下 の 手 順 に 従 います XenCenterによるvAppの 作 成 1. リソースペインでプールを 選 択 して [プール]メニューの[vAppの 管 理 ]を 選 択 します [vappの 管 理 ]ダイアログボックスが 開 きます 2. 新 しいvAppの 名 前 と 任 意 で 説 明 を 入 力 し [ 次 へ]をクリックします vappの 内 容 を 示 す 名 前 を 指 定 すると 便 利 です 複 数 のvAppに 同 じ 名 前 を 使 用 することも 可 能 ですが 重 複 しないわかりやすい 名 前 を 指 定 することをお 勧 めします また スペースを 含 む 名 前 を 引 用 符 で 囲 む 必 要 は ありません 30