ボリューム ライセンス 簡 易 ガイド ベースおよび 追 加 クライアント アクセス ライセンス (CAL) この 簡 易 ガイドは すべてのマイクロソフト ボリューム ライセンス プログラムに 適 用 されます 目 次 概 要... 1 この 簡 易 ガイドの 更 新 内 容... 1 詳 細... 1 追 加 CAL... 2 よく 寄 せられる 質 問 (FAQ)... 4 概 要 クライアント アクセス ライセンス (CAL) を 必 要 とするサーバー ソフトウェアでは 1 つのベース CAL と 1 つ 以 上 の 追 加 CAL が 供 与 されます ベース CAL は サーバーの 機 能 にアクセスするライセンスを 供 与 します 追 加 CAL のライセンスは サーバーの 高 度 な 機 能 にアクセスするライセンスを 供 与 します 追 加 CAL は 対 応 するベース CAL に 追 加 してライセンス 供 与 される 必 要 があります どちらの 種 類 の CAL もユーザーごとおよびデバイスごとのベースで 使 用 できます この 簡 易 ガイドの 更 新 内 容 この 簡 易 ガイドは 2013 年 4 月 に 発 行 された 前 のバージョンの 代 わりとなるものです このガイドの 内 容 は 2015 年 8 月 時 点 の Enterprise CAL スイートのコンポーネントの 変 更 が 反 映 されています 詳 細 マイクロソフトのサーバー 製 品 にアクセスするライセンスには 2 つの 部 分 的 なコンポーネントがあります Windows Server オペレーティング システム 自 体 にアクセスするものと Windows Server 環 境 内 で 動 作 するマイクロソフト ア プリケーションにアクセスするものです これはよく IT 環 境 で 使 用 される 製 品 の スタック のライセンスと 呼 ばれ ます ユーザーはスタックの 各 レイヤーにアクセスするためのライセンスが 必 要 となります 主 な 例 としては Exchange 2015 年 8 月 1
Server と Skype for Business Server の 使 用 が 含 まれます ユーザーは これらの 製 品 とともに 使 用 するのに 必 要 な Windows Server CAL と Exchange および/または Skype for Business Server の 適 切 な CAL を 取 得 する 必 要 があ ります アプリケーション レイヤー Exchange Server のライセンス 構 造 Skype for Business のライセンス 構 造 サーバー オペレーティング システム レイヤー Windows Server の ライセンス 構 造 図 1: ベースおよび 追 加 サーバー/ CAL 製 品 のライセンス 構 造 追 加 CAL Microsoft Windows Server オペレーティング システムなどの 一 部 の Microsoft ソフトウェア 製 品 では " 追 加 CAL" 2015 年 8 月 2
と 呼 ばれるライセンス 付 きの 追 加 機 能 がライセンス 供 与 されます 追 加 CAL はベース サーバー 製 品 の 機 能 のライセン スを 供 与 し ベース CAL に 追 加 してライセンス 供 与 される 必 要 があります 追 加 CAL は プレミアム または プレ ミアム サービス CAL と 呼 ばれることがあります 通 常 エクスターナル コネクタでは ベース 機 能 および 追 加 機 能 の 両 方 が 使 用 できます 追 加 CAL には Windows Server 2012 Remote Desktop Services CAL や Windows Sever 2012 Active Directory Rights Management Services (RMS) CAL などがあります これらの 追 加 CAL はどちらも Windows Server に 含 ま れている 機 能 のライセンスを 供 与 します また これらの 追 加 CAL を 使 用 するには Windows Server 2012 CAL が 必 要 です 以 下 の 図 は Windows Server CAL の 4 つのライセンス オプションについて 説 明 したものです サーバー オペレーティング システム レイヤー Windows Server の ライセンス 構 造 図 2: Windows Server CAL のライセンス 構 造 オプション Microsoft Exchange Server では Exchange Server Standard CAL に 追 加 してライセンス 供 与 される Exchange Server Enterprise CAL と 呼 ばれる 追 加 CAL が 提 供 されます Exchange Server Enterprise CAL の 機 能 (ユニファ イド メッセージング 個 人 用 アーカイブなど) を 必 要 とするユーザーまたはデバイスごとに 前 提 条 件 として 対 応 す る Exchange Server Standard CAL を 購 入 する 必 要 があります 2015 年 8 月 3
以 下 の 図 は Exchange Server CAL の 2 つのライセンス オプションの 概 要 を 説 明 したものです Windows Server の ライセンス 構 造 図 3: Exchange Server CAL のライセンス 構 造 オプション 類 似 の 形 式 の 例 として Microsoft SharePoint Serverでは SharePoint Standard CAL (ポータル エンタープライズ コンテンツ 管 理 ) および SharePoint Enterprise CAL (ビジネス インテリジェンス エンタープライズ 検 索 電 子 フォ ーム) が 提 供 されます Skype for business Serverでは Skype for business Server Standard CAL (インスタント メッセージングおよびプレゼンス) Skype for business Server Enterprise CAL ( 電 話 /ビデオ/Web 会 議 ) および Skype for business Server Plus CAL (エンタープライズ ボイス) も 提 供 されます よく 寄 せられる 質 問 (FAQ) 1. プレミアム サービス CAL は 追 加 CAL と 同 じものですか はい そうです 追 加 CAL は "プレミアム" CAL または "プレミアム サービス" CAL と 呼 ばれることがありま す この 用 語 は オンライン サービスで 混 乱 を 引 き 起 こさないように より 説 明 的 な 用 語 である " 追 加 CAL" に 変 更 されました 2. 複 数 のサーバー 上 で 実 行 されている 同 一 の 機 能 にアクセスする 場 合 ユーザーまたはデバイスごとに 複 数 の 追 加 2015 年 8 月 4
CAL が 必 要 になりますか いいえ ライセンスを 取 得 済 みのサーバーが 何 台 ある 場 合 でも サービスを 使 用 するために 必 要 なユーザーまたは デバイスの 追 加 CAL は 1 つだけです たとえば 1 つの Remote Desktop Services ユーザー CAL により 1 人 のユーザーが ライセンスを 取 得 済 みのすべての Windows Server オペレーティング システム 上 の Remote Desktop Services 機 能 にアクセスできます 3. 追 加 CAL は Standard Edition や Enterprise Edition など サーバー ソフトウェアの 特 定 のエディション のみで 有 効 なのですか それとも すべてのエディションで 有 効 なのですか 通 常 追 加 CAL では すべてのエディションのサーバー ソフトウェアにアクセスできます たとえば Exchange Server には Standard Edition サーバーと Enterprise Edition サーバーの 両 方 があります Exchange Standard CAL および Exchange Enterprise CAL は このサーバー ソフトウェアのどちらのエディ ションでも 使 用 できます 4. CAL はすべて 同 じ 方 法 でライセンスが 供 与 されるのですか さまざまなマイクロソフト クライアント アクセス ライセンスの 使 用 権 の 詳 細 については マイクロソフトの 製 品 条 項 を 参 照 してください 製 品 条 項 は 以 下 をご 参 照 ください https://www.microsoft.com/jajp/licensing/product-licensing/products.aspx 5. 1 つのサーバー 製 品 で 複 数 の 追 加 CAL を 利 用 することはできますか はい 1 つのサーバー 製 品 で 複 数 の 追 加 CAL を 利 用 できます たとえば Windows Server では Windows Active Directory Rights Management Services と Remote Desktop Services の 両 方 を 利 用 できます ただ し お 客 様 が 利 用 する 場 合 は そのそれぞれについて 個 別 にデバイスまたはユーザー CAL あるいはその 両 方 が 必 要 となります 6. 追 加 CAL は Core CAL スイートに 付 属 していますか たとえば Core CAL スイートを 取 得 済 みのお 客 様 は Remote Desktop Services と Active Directory Rights Management Services に 対 する 権 利 を 取 得 でき るのでしょうか いいえ 追 加 CAL は Core CAL スイートには 含 まれていません 追 加 CAL は 対 応 する 機 能 を 使 用 する 場 合 に のみ 必 要 となり その 場 合 は 別 途 ライセンスを 取 得 する 必 要 があります ただし 追 加 CAL は Core CAL スイー トと 共 に 使 用 できます 7. Enterprise CAL スイートに 付 属 している 追 加 CAL を 教 えてください 2015 年 8 月 1 日 より Enterprise CAL スイートには 次 の 追 加 CAL が 含 まれています Windows Server 2012 Active Directory Rights Management Services CAL Exchange 2013 Enterprise CAL with Services SharePoint 2013 Enterprise CAL および Skype for Business Server 2015 Enterprise CALです 8. Enterprise CAL スイートは Core CAL スイートの 追 加 CAL ですか いいえ 違 います CAL スイートは 追 加 CAL ではありません Enterprise CAL スイートには Core CAL スイー 2015 年 8 月 5
トのコンポーネントが 含 まれています そのため お 客 様 は Core CAL スイートを 購 入 せずに Enterprise CAL スイートだけを 購 入 できます Core CAL スイートのライセンスをお 持 ちのお 客 様 は Core CAL スイートのライ センスを Enterprise CAL スイートのライセンスに 切 り 替 える "ステップアップ" ライセンスを 購 入 できます 9. Enterprise CAL スイートおよび Core CAL スイートには どのような CAL が 付 属 していますか 次 の 図 は 2015 年 8 月 の 時 点 で Core CAL スイートおよび Enterprise CAL スイートで 提 供 されているコンポ ーネントを 示 しています Microsoft Core CAL スイートおよび Enterprise CAL スイートの 詳 細 については https://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/product-licensing/client-access-license.aspx を 参 照 してくださ い CAL スイート マッピング Enterprise CAL スイート Core CAL スイート 図 5: Core CAL スイートと Enterprise CAL スイートのコンポーネント 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved. 本 資 料 に 記 載 された 内 容 は 情 報 提 供 のみを 目 的 としており 明 示 または 黙 示 に 関 わらず これらの 情 報 についてマイクロソフトはいかなる 責 任 も 負 わない ものとします これは ライセンスを 取 得 した 製 品 の 許 可 された 使 用 について 説 明 したものであり お 客 様 との 契 約 ではありません ボリューム ライセン ス 契 約 に 基 づいてライセンス 許 諾 された 製 品 の 使 用 は 契 約 の 条 項 および 条 件 に 従 う 必 要 があります この 情 報 と 契 約 の 内 容 に 矛 盾 がある 場 合 は 契 約 の 条 項 と 条 件 が 優 先 されます マイクロソフト 代 理 店 を 通 じて 取 得 されるライセンス 価 格 はマイクロソフト 代 理 店 によって 決 められるものです 2015 年 8 月 6