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HPE Recovery Manager Central 4.0.0 for VMware ユーザーガイド 摘要 本書は データベースのバックアップを担当する VMware vsphere Web Client 管理者とデータベース管理者を対象としています 本書には vsphere Web Client で HPE 3PAR StoreServ HPE StoreVirtual ストレージシステム HPE Express Protect を使用した HPE Recovery Manager Central for VMware のインストール 構成および使用のために必要な情報が記載されています 部品番号 : 837749-195 発行 : 2017 年 4 月版数 : 1

Copyright 2015, 2017 年 Hewlett Packard Enterprise Development, L.P. ご注意 本書の内容は 将来予告なしに変更されることがあります Hewlett Packard Enterprise 製品およびサービスに対する保証については 当該製品およびサービスの保証規定書に記載されています 本書のいかなる内容も 新たな保証を追加するものではありません 本書の内容につきましては万全を期しておりますが 本書中の技術的あるいは校正上の誤り 脱落に対して 責任を負いかねますのでご了承ください 本書で取り扱っているコンピューターソフトウェアは秘密情報であり その保有 使用 または複製には Hewlett Packard Enterprise から使用許諾を得る必要があります FAR 12.211 および 12.212 に従って 商業用コンピューター ソフトウェア コンピューター ソフトウェア資料 および商業用製品の技術情報は ベンダー標準の商業用ライセンスのもとで米国政府に使用許諾が付与されます 他社の Web サイトへのリンクは Hewlett Packard Enterprise の Web サイトの外に移動します Hewlett Packard Enterprise は Hewlett Packard Enterprise の Web サイト以外にある情報を管理する権限を持たず また責任を負いません 商標 Intel インテル Itanium Pentium Intel Inside および Intel Inside ロゴは インテルコーポレーションまたはその子会社のアメリカ合衆国およびその他の国における商標または登録商標です Microsoft および Windows は 米国および / またはその他の国における Microsoft Corporation の登録商標または商標です Adobe および Acrobat は 米国 Adobe Systems Incorporated の登録商標です Java および Oracle は Oracle および / またはその関連会社の登録商標です UNIX は The Open Group の登録商標です

目次 概要...8 Recovery Manager Central for VMware... 8 機能... 8 RMC-V のデプロイモデル... 9 ライセンス...10 RMC-V でサポートされているライセンスモデル... 10 ライセンスのシナリオ...10 RMC-V のインストール...12 インストールのワークフロー...12 前提条件... 13 接続の要件...14 RMC-V のインストールオプション...15 vcenter リンクモード用の RMC-V のインストールオプション...16 リンクモードのいずれかの vcenter サーバーでの RMC-V のインストール...16 リンクモードのすべての vcenter サーバーでの RMC-V のインストール... 16 インストールウィザードを使用した RMC-V のインストール... 17 RMC-V 4.0.0 へのアップグレード... 33 HPE RMC-V の構成...35 vsphere Web Client の操作...35 HPE RMC Configuration タブ... 35 RMC-V プラグインを含む vcenter Server... 36 RMC アプライアンス... 36 HPE RMC インスタンスのローカルまたはリモート登録...36 RMC アプライアンスの詳細表示...36 RMC アプライアンスの詳細の編集... 36 RMC アプライアンスの削除...37 ストレージシステム... 37 ストレージシステムの追加...37 ストレージシステムの編集...37 ストレージシステムの削除...37 ストレージシステムの詳細の更新... 37 バックアップシステム...37 バックアップシステムの追加... 38 バックアップシステムの編集... 38 バックアップシステムの削除... 38 バックアップシステムの詳細の更新... 38 vcenter サーバー...38 RMC-V プラグインの登録解除... 39 リモートアプライアンスの登録... 39 リカバリセットスナップショットの使用... 40 リカバリセットスナップショットを操作するための前提条件... 40 目次 3

デフォルトのリカバリセットスナップショットポリシーの作成...40 リカバリセットスナップショットポリシーの編集... 45 リカバリセットスナップショットの作成...45 リカバリセットスナップショットの詳細の表示... 47 リカバリセットスナップショットのマウント...47 リカバリセットスナップショットのアンマウント... 48 仮想マシンディスクのアタッチとコピー...48 仮想マシンディスクのデタッチ... 49 リカバリセットスナップショットの復元...50 VVOL 仮想マシンの復元... 50 リカバリセットスナップショットの削除...51 リカバリセットスナップショットのスケジューリング... 51 リカバリセットスナップショットのスケジュールリストの表示... 51 リカバリセットスナップショットのスケジュールの作成...52 スケジュールの編集... 54 スケジュールの削除... 55 電子メール通知のポリシーの作成...55 リモートリカバリセット構成の使用... 58 Remote Copy グループ... 58 Remote Copy グループを構成するための前提条件... 59 ワークフロー...60 RMC Remote Copy 構成のトポロジ... 62 リモートリカバリセットの管理... 66 さまざまな構成におけるリモートリカバリセットの管理...66 Peer Persistence におけるリモートリカバリセットの管理...67 Recovery Manager のキャッシュの更新...67 リモートリカバリセットポリシーの作成...68 リモートリカバリセットの作成... 71 リモートリカバリ構成の表示...73 リモートリカバリ構成の詳細の表示... 73 ソースとターゲットの StoreServ リカバリセットの表示... 75 リモートリカバリセットグループの詳細の表示... 76 リモートリカバリセットのマウント...77 リモートリカバリセットのアンマウント...79 リモートリカバリセットのアタッチとコピー...79 リモートリカバリセットのデタッチ...82 リモートリカバリセットの削除... 82 リモートリカバリセットのスケジュールの管理... 83 スケジュールの追加... 84 スケジュールの編集... 86 スケジュールの削除... 86 Peer Persistence... 87 リモートリカバリセット用の Express Protect... 87 Remote Copy 構成での複数の RMC アプライアンスのサポート... 87 リカバリセット Express Protect の使用...89 前提条件... 89 バックアップのタイプ...89 Express Protect ポリシーの作成... 89 デフォルトの Express Protect ポリシーの作成...89 Express Protect ポリシーの作成... 92 Express Protect の作成... 95 4 目次

ワンクリック Express Protect の作成... 96 保護リカバリセットレベルの Express Protect の作成... 97 Express Protect の詳細の表示...99 Express Protect のキャンセル...101 Express Protect オブジェクトのマウント...101 Express Protect オブジェクトのアンマウント... 102 Express Protect のスケジュール... 103 Express Protect のスケジュールリストの表示...103 Express Protect のスケジュールの作成... 103 Express Protect スケジュールの変更... 106 Element Recovery Technology...106 ERT の設定...107 データストアへの VMDK ファイルのコピー... 108 仮想マシンへの VMDK ファイルのアタッチ... 109 仮想マシンからの VMDK ファイルのデタッチ...110 仮想マシンインスタントリカバリ... 110 Express Protect オブジェクトデータストアからの仮想マシンのインスタントリカバリ... 110 Express Protect オブジェクトデータストア上の仮想マシンの一覧表示...111 ESXi ホストにマウントされている Express Protect オブジェクトからの VM の復元... 112 インベントリからの削除...113 vcenter の追加操作...113 同時実行 Express Protect の管理... 114 復元のタイプ... 114 Express Protect からの復元...114 Catalyst Copy リカバリセットの作業...117 前提条件...117 Catalyst Copy ポリシーの作成... 118 デフォルトの Catalyst Copy ポリシーの設定... 118 Catalyst Copy リカバリセットの作成...119 ワンクリック Catalyst Copy リカバリセットの作成... 119 Catalyst Copy リカバリセットの作成...119 Catalyst Copy リカバリセットの管理... 121 Catalyst Copy のスケジュールの作成... 121 Catalyst Copy スケジュールの変更... 125 Catalyst Copy スケジュールの削除... 125 Catalyst Copy からの復元... 125 HPE 3PAR Peer Motion Manager Software with RMC-V の使用...130 トラブルシューティング... 131 一般的な問題...131 RMC アプライアンスの登録... 131 RMC 構成エラー...131 HPE 3PAR OS のアップグレードエラー...131 リカバリセットスナップショットまたは Express Protect バックアップリストア...132 RMC-V のインストール...132 インストールが失敗する... 132 ユーザーが必要な権限を持たない...132 古い RMC-V プラグイン...133 指定された IP/ ホスト名に接続できない...134 ストレージまたはバックアップシステムを追加できない...134 OVF デプロイに失敗... 134 目次 5

6 目次 RMC 仮想マシンに到達できない... 135 RMC IP に到達できない... 135 パスワードの更新が失敗... 135 RMC-V プラグインが表示されない...135 ネットワークポートが表示されない... 136 診断エラー...136 RMC-V 応答に vcenter タイムアウトよりも時間がかかる...136 無効な RMC ユーザー名またはパスワード... 136 RMC-V のアップグレード... 137 既存の RMC-V プラグインを検出...137 アップグレードを続行できない... 137 アップグレードが失敗...137 マルチ RMC のデプロイの部分的な障害...138 インストーラーのログ...138 RMC-V スナップショット... 138 複数のディスクまたはボリュームでの SmartClone...138 スナップショットをバックアップできない... 139 スナップショットの作成に失敗... 139 スナップショットとバックアップが表示されない...139 スナップショット数が不正...140 Remote Copy グループが表示されない... 140 RMC-V スケジュール... 140 障害が発生した電子メール通知... 140 Summary ページで仮想マシンが不正... 140 アレイスナップショットの作成に失敗...141 Element Recovery Technology...141 仮想マシンのインスタントリカバリが失敗... 141 vcenter の選択肢ダイアログボックス... 141 仮想マシン復元エラー...142 マウント / アンマウントエラー...142 Express Protect オブジェクトの LUN を検出できない... 142 Express Protect オブジェクトボリュームを検出できない...143 Express Protect にアクセスできない... 143 無効な Express Protect オブジェクト... 143 オブジェクトが削除されたか または作成されていない...144 データストアからのファイルが使用中...144 Express Protect オブジェクトが使用中... 144 仮想ディスクが表示されない...144 ボリュームの再署名の失敗...145 リモートリカバリセットの構成... 145 エラー :3PAR ボリュームではありません... 145 Remote Copy グループが一覧表示されない... 145 Remote Copy グループの一覧表示に長い時間がかかる... 146 リカバリセットが表示されない... 146 スナップショットの作成が失敗する... 146 管理タブが表示されない... 146 スナップショットエラー... 147 リカバリセットが表示されない... 147 リモートアプライアンスが見つからない... 147 スケジュールが失敗する... 147 データストアが表示されない...148 パスワードの更新が失敗... 148 その他...148 VMDK のアタッチ... 148 ストレージシステムの追加...148 オブジェクトの状態... 149 VMware の操作が失敗... 149

VVOL リカバリセットを削除できない...149 ssh 接続エラー... 149 バックアップの問題... 150 スケジュールされたジョブが実行されない... 150 スナップショットまたはバックアップを取得できない... 150 バックアップジョブの進行中に RMC アプライアンスを再起動...151 VV のアタッチが失敗... 151 不正なストアクライアントパスワード...151 ドライバーが初期化されないエラー... 151 オブジェクトが見つからないエラー... 152 増分 Express Protect またはフルバックアップが失敗... 152 ライセンスエラー...152 リストアが失敗する... 152 vsphere Web Client から操作できない... 153 ターゲットの復元の問題... 153 デフォルトのスナップショットポリシーの設定エラー... 153 エラー : セッションが初期化されません... 154 スナップショットのマウントが失敗する... 154 RMC-V パスワードの更新に関する問題...154 VVOL VM のリカバリセットスナップショットからの復元が失敗する... 155 Web サイト...156 サポートと他のリソース... 157 Hewlett Packard Enterprise サポートへのアクセス... 157 アップデートへのアクセス... 157 カスタマーセルフリペア (CSR)... 158 リモートサポート (HPE 通報サービス )...158 保証情報... 158 規定に関する情報...158 ドキュメントに関するご意見 ご指摘... 159 FAQ... 160 必要なユーザー権限は何ですか... 160 用語集... 161 目次 7

概要 Recovery Manager Central for VMware 機能 HPE Recovery Manager Central for VMware(RMC-V) により VMware Server 管理者は アプリケーション整合性を備えたリカバリポイントで vsphere Web Client-Server インスタンスおよびデータベースを保護することができます アプリケーション整合性とクラッシュ整合性のあるスナップショットは HPE 3PAR StoreServ または HPE StoreVirtual 上で作成 スケジュール および管理されます RMC Express Protect 機能では ストレージシステムからバックアップシステムへのバックアップにより 第 2 階層のデータ保護が提供されます HPE StoreOnce へのバックアップは 自己完結型ボリュームであり 重複排除により容量が節約されています HPE StoreOnce へのバックアップを使用することで 元のベースボリュームが失われた場合でも 元または別の HPE 3PAR StoreServ システムに復旧することが可能です RMC-V がサポートする HPE StoreVirtual は HPE Hyper Converged 250 System と HPE StoreVirtual VSA の 2 種類です サポートされるハードウェアとソフトウェアのプラットフォームについては SPOCK を参照してください 簡単で直観的なインストールおよびデプロイ 簡単に使用できるインストールウィザードを備えたアプライアンスが 事前構成され 使用可能な状態になっています リカバリセットの管理 RMC-V では 仮想マシンとデータストアのボリュームレベルのスナップショットを作成できます リモートスナップショット データの一貫性のあるコピーが リモートサイトで利用可能です 効率的で高速なバックアップ Express Protect 機能により HPE 3PAR StoreServ から HPE StoreOnce へ直接バックアップすることができます RMC は変更されたデータだけをバックアップ中に読み取るため 高速で効率的なバックアップが作成されます Element Recovery Technology(ERT) Element Recovery Technology により バックアップに素早くアクセスし 細かな復元を行うことができます ERT を使用して マウントされた Express Protect オブジェクトから仮想マシンを回復できます データ保護の追加の階層 Catalyst Copy により 複数の HPE StoreOnce Catalyst ストア ( ローカルまたはリモート ) に 効率的にバックアップを複製することができます メール通知ポリシー 仮想マシン データストア または Remote Copy グループの作成 削除 復元操作を行うときに メールボックスに通知を受け取ることができます 仮想マシンの復元 Express Protect または Catalyst Copy から仮想マシンを効果的に復元し スナップショット Express Protect Catalyst Copy からデータストアを復元できます VMware vcenter のリンクモードのサポート 8 概要

RMC-V は リンクモードおよび拡張リンクモードで構成されている VMware vcenter Server にインストールできます スケジューリングのオプション スケジューラーを使用して スナップショット Express Protect Catalyst Copy を 1 分ごと 1 時間ごと 毎日 毎週 毎月 または 1 回限り作成できます RMC-V のデプロイモデル RMC-V は vcenter Web Client プラグインとしてデプロイされます まず RMC-V 機能にアクセスする前に vcenter Server にログオンします 初めてログインする前に VMware vcenter Web Client サービスを再起動します VM VM VM vcenter Administrator vcenter server APP APP RMC RMC GUI vcenter Plug-in (RMC-V) VMware ESXi Host Server Hardware FC-HBA NIC Catalyst API - data movement IP Network Block level SCSI commands CoFC protocol FC SAN Management Interface iscsi (optional) Fibre Channel Fibre Channel NIC Virtual volumes StoreServ Disk Array Snapshots Snapshot Backup/ recovery Catalyst Store StoreOnce Backup System RMC-V 向けのプラグイン統合ができるのは vsphere Web Client だけです RMC-V のデプロイモデル 9

ライセンス ライセンスは Recovery Manager for VMware 製品の機能を有効にするために使用されます HPE 3PAR StoreServ アレイは RMC-V を使用するためのライセンスを含む HPE 3PAR All-Inclusive Software License とともに提供されます HPE 3PAR StoreServ 7000 ストレージおよび HPE 3PAR StoreServ 10000 ストレージアレイを使用している場合は RMC Application Suite ライセンスを購入する必要があります 機能は ライセンスを適用しないと有効になりません ライセンスの詳細は HPE Recovery Manager Central ユーザーガイドを参照してください RMC-V でサポートされているライセンスモデル RMC-V には Recovery Manager for VMware vsphere ライセンスが必要です RMC Application Suite ライセンス RMC Application Suite ライセンスは RMC とすべての RMC アプリケーションプラグインのライセンスを対象にしています HPE 3PAR StoreServ および HPE StoreVirtual のライセンス RMC および RMC-V ライセンスは HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムと HPE StoreVirtual システムにインストールする必要があります RMC は RMC ベースまたは RMC-V ライセンスのインストールまたは削除をユーザーに許可しません これらのライセンスは HPE 3PAR StoreServ ストレージおよび HPE StoreVirtual システムに直接インストールされます これらのライセンスのインストールについては HPE 3PAR StoreServ ストレージおよび HPE StoreVirtual のドキュメントを参照してください HPE StoreOnce のライセンス HPE StoreOnce Catalyst ライセンスは HPE StoreOnce バックアップシステムにインストールする必要があります RMC は StoreOnce ライセンスのインストールまたは削除をユーザーに許可しません このライセンスは HPE StoreOnce バックアップシステムに直接インストールされます 必要な HPE 3PAR StoreServ HPE StoreVirtual および HPE StoreOnce ライセンスについては http:// www.hpe.com/storage/spock を参照してください ライセンスのシナリオ 表ライセンスのシナリオで アプライアンスでさまざまなユーザー操作のライセンスを扱う方法について説明します 10 ライセンス

表 1: ライセンスのシナリオ ユーザー操作 ライセンスポリシーまたはライセンスタイプ 結果 注意事項 スナップショットの作成 有効期限と保持期間のあるスナップショットの作成 RMC Application Suite ライセンス RMC-V のライセンス Virtual Copy のライセンス Virtual Lock のライセンス 有効なライセンスが存在する場合 スナップショットを作成します 必要なライセンスは 恒久的 または有効な一時ライセンスです バックアップの作成 StoreOnce Catalyst のライセンス 有効なライセンスが存在する場合 必要なファイルをバックアップできます 必要なライセンスは 恒久的 または有効なインスタントオンライセンスです マウント アンマウント ライセンス不要削除 およびスナップショットの復元 これらの操作はすべて スナップショットの作成時に有効なライセンスが存在していれば ライセンスがなくても機能します すべてのバックアップの復元および削除 ライセンス不要 これらの操作はすべて バックアップの作成時に有効なライセンスが存在していれば ライセンスありで機能します ライセンス 11

RMC-V のインストール 簡単な RMC インストールウィザードでは RMC-V をインストールするためのカスタムフィールドが表示された一連の画面を通じて支援します 以下の各項では インストールプロセスと必要な前提条件について説明します インストールのワークフロー 図インストールウィザードのワークフローは RMC のインストールのワークフローとオプションを表しています インストールウィザードでは 以下のオプションを選択できます HPE RMC Only:VMware vcenter プラグインなしで RMC をデプロイします HPE RMC スタンドアロン仮想マシンは 他の Recovery Manager 製品 (RMC-S RMC-O RMC-SH) で使用できます HPE RMC integrated with VMware: 単一の VMware vcenter Server 用のリカバリインスタンスを管理します 図インストールウィザードのワークフローの強調表示されている部分 ( 緑色 ) は VMware に統合された HPE RMC のインストールについて説明しています 12 RMC-V のインストール

HPE RMC installer HPE RMC only (VMware vcenter or ESXi is required) HPE RMC integrated with VMware (VMware vcenter is required) Install standalone RMC Upgrade standalone RMC RMC-V plug-in exists? Standalone RMC exists? No Yes Yes Install RMC-V plug-in and RMC appliance/vm Upgrade required? Install RMC-V plug-in and register existing RMC appliance Yes No RMC-V upgrade/ RMC upgrade Multi RMC deployment If a Backup System is not already configured (Optional) Install HPE StoreOnce VSA 前提条件 図 1: RMC インストールウィザードのワークフロー ご使用のシステムが RMC をインストールするためのシステム要件を満たしていることを確認します Windows ホストに HPE RMC Installer 4.0.0 ZIP フォルダーを抽出します Windows vcenter Server も使用できます サポートされている Windows ホストは 次のとおりです Windows 7 Windows 8 Windows 10 Windows 2008 R2 Windows 2012 R2 Windows Server 2016 ZIP ファイルの内容を以下に示します 前提条件 13

表 2: インストーラーファイル インストーラーファイルファイルの数説明 アプリケーション 1 実行ファイル RPM ファイル 1 アップグレードに必要 VMDK ファイル 3 RMC の仮想マシンと StoreOnce VSA をデ プロイするために必要です MF ファイル 3 OVF ファイル 4 vcenter または ESXi を通じて RMC をデプ ロイするために必要です JSON ファイル 1 インストーラーの構成ファイル すべてのファイルを同じフォルダーに抽出することを確認します FC デプロイの場合は 使用環境が次の要件を満たしている必要があります FC ベースのバックアップに必要なすべての FC HBA は 同じベンダーのものでなければなりません ストレージシステムおよびバックアップシステムにアクセスするための適切なゾーニング構成 QLogic FC HBA は RMC 仮想マシンへのパススルーです iscsi デプロイの場合は 使用環境が次の要件を満たしている必要があります HPE 3PAR StoreServ は iscsi 用に構成する必要があります RMC アプライアンスから到達可能な ISCSI ポート用 IP アドレスの割り当て FQDN を使用する場合 ドメインサーバーは インストーラーホストおよびデプロイする RMC VM によってアクセス可能である必要があります ESXi および vcenter Server で 適切な CPU RAM およびライセンスが使用できることを確認します シックプロビジョニングされた仮想ディスクに RMC をインストールするには データストアに十分な空きスペース (120GB 以上 ) があることを確認してください バックアップシステムが RMC を使用して構成されていない場合 RMC のデプロイ中にオプションの HPE StoreOnce VSA をインストールするよう求められます VSA のインストールを選択する場合は 以下の点を確認してください 追加で 120 GB を VSA デプロイ用に使用できること VSA デプロイの総ストレージ要件は 240 GB です RMC Express Protect 機能を使用して VSA 上で 1 TB のストレージスペースを利用する場合は 追加のストレージ容量が利用できることを確認します デプロイおよび RMC-V プラグイン統合に関して 必要な権限があることを確認します 詳細については 必要なユーザー権限は何ですかを参照してください 接続の要件 図 接続図 は RMC VM vcenter HPE 3PAR StoreServ または HPE StoreVirtual および HPE StoreOnce Backup System 間の詳しい接続を示しています 14 接続の要件

図 2: 接続図 RMC のデプロイが成功するためには 次のコンポーネント間の接続が確立されていること確認します インストーラーホストと vcenter Server vcenter Server と ( デプロイされる ) インストーラー RMC 仮想マシン ( デプロイされる ) インストーラー RMC 仮想マシンとインストーラーホスト ストレージシステムと RMC 仮想マシン ( 管理リンク ) バックアップシステムと RMC 仮想マシン ( 管理リンク ) ストレージシステムと RMC アプライアンス間の接続 HPE 3PAR StoreServ と RMC アプライアンスとの間の接続は 以下のいずれかを利用します FC iscsi HPE StoreVirtua および RMC アプライアンス間の接続は iscsi を利用します バックアップシステムと RMC アプライアンス間の接続 HPE StoreOnce と RMC アプライアンスが 次のいずれかを介して接続 CoFC(Catalyst Over Fibre Channel) Co-Ethernet(Catalyst Over Ethernet) RMC-V のインストールオプション RMC が RMC-V プラグインをインストールして登録 プラグインのみ登録 マルチ RMC デプロイ RMC-V のアップグレード RMC-V のインストールオプション 15

vcenter リンクモード用の RMC-V のインストールオプション RMC-V は リンクモードおよび拡張リンクモードで構成されている VMware vcenter Server にインストールできます 単一の vsphere Web Client を使用して 実行中のすべての vcenter を管理し リンクされているすべての vcenter Server からのインベントリリストの統合ビューを参照できます リンクモードのいずれかの vcenter サーバーでの RMC-V のインストール RMC をデプロイし RMC-V プラグインを vcenter 5.5 vcenter 6.0 または vcenter 6.5 のリンクモードサーバーに登録できます 要件に合わせて インストールする vcenter サーバーと RMC-V プラグインの数を決定することができます vcenter1 と vcenter2 がリンクモードのときに RMC-V を vcenter1 にインストールしたと仮定します vcenter1 にログインし リンクモードの vcenter サーバーからのすべてのインベントリリソースの統合ビューを表示することができます この環境では RMC-V をインストールした vcenter1 上でのみ RMC-V タスクを実行できます vcenter2 に関連するタスクは実行できません たとえば vcenter2 に属するインベントリオブジェクトのスナップショットを作成しようとすると GUI にメッセージ利用可能ながありませんが表示されます vcenter 1 Linked Mode configuration vcenter 2 Deployed on vcenter 1 RMC 1 リンクモードのすべての vcenter サーバーでの RMC-V のインストール リンクモードの 2 つの vcenter(vcenter1 および vcenter2) で RMC-V をインストールしたと仮定します vcenter はリンクモードですが RMC-V プラグインは互いに独立しています VCenter1 に登録されている RMC-V のみが vcenter1 で実行されるすべてのリカバリ操作を処理します vcenter 1 Linked Mode configuration vcenter 2 Deployed on vcenter 1 Deployed on vcenter 2 RMC 1 RMC 2 vcenter 5.5 vcenter 6.0 または vcenter 6.5 上で リンクモードで RMC-V をインストールしたと仮定します シングルサインオン (SSO) サーバーがインストールされているプライマリ vcenter がダウンしている場合 リンクモードの他の vcenter サーバーにログインできません 16 vcenter リンクモード用の RMC-V のインストールオプション

インストールウィザードを使用した RMC-V のインストール 手順 1. 抽出した HPE RMC Installer 4.0.0 フォルダーで HPE RMC Installer 4.0.0.exe ファイルをダブルクリックします Introduction 画面が表示されます 2. Introduction 画面で Next をクリックします 3. License Agreement 画面で ライセンス契約を確認し 同意する場合 I accept the terms of the License Agreement を選択し Next をクリックします 4. Deploy HPE Recovery Manager Central 画面で 以下の手順に従います インストールウィザードを使用した RMC-V のインストール 17

a. HPE RMC integrated with VMWare (Install/Upgrade) を選択します b. vcenter について 以下の詳細を指定します Hostname/IP address Username Password c. Next をクリックします TLS v1.0 バージョンの HTTPs セキュリティプロトコルを使用している場合は TLS v1.1 または v1.2 バージョンをサポートしている VMware vcenter にアップグレードします VMware vcenter をアップグレードしたくない場合は RMC で TLS v1.0 を有効にします TLS v1.0 の有効化については HPE 4.0.0 Recovery Manager Central ユーザーガイドの Enabling TLS v1.0 using the console を参照してください 5. Install/Upgrade 画面で Install を選択し Next をクリックします 6. RMC-V Install 画面で 以下の手順を実行します 18 RMC-V のインストール

a. 次のいずれかのオプションを選択します Install RMC-V Plug-in and RMC Appliance:RMC-V プラグインとともに RMC 仮想マシンの新しいインスタンスをインストールします Install RMC-V Plug-in and Register Existing RMC Appliance:RMC-V プラグインをスタンドアロン RMC の現在のインスタンスに登録します b. RMC について 以下の詳細を指定します Hostname/IP address Username Password c. Next をクリックします 7. ESXi Server and Datastore Selection 画面で ESXi ホストおよびデータストアを選択し Next をクリックします RMC-V のインストール 19

8. RMC Configuration 画面で 以下の手順に従います 20 RMC-V のインストール

a. CPU and Memory Configuration を選択します HPE StoreOnce の同時バックアップ数を増やすには より大きな CPU およびメモリ構成を選択します 最大のパフォーマンスを実現するために Hewlett Packard Enterprise は RMC 仮想マシンのデプロイに物理 vcpu の使用を推奨しています その理由は ESXi ホストで論理コア ( ハイパースレッディング ) が有効な場合 RMC インストーラーは 選択の検証中に物理コアのみ考慮するためです RMC インストーラーは 利用可能な vcpu の合計の物理コアが 選択された以上の数の場合だけ選択を可能にします CPU and Memory Configuration option の 2vCPU 8GB vram は スナップショットを実行するためにのみ使用できます この構成は Express Proptect またはデータレプリケーションをサポートしません b. RMC の Hostname/VM name および Timezone を指定します c. RMC の Admin ユーザーアカウントのパスワードを指定します d. Next をクリックします 9. Network Configuration 画面で 以下のいずれかの構成を選択し Next をクリックします RMC-V のインストール 21

構成接続管理およびデータポート Single virtual NIC 1 つの仮想ネットワークインターフェイスが ストレージシステムおよびストレージデバイスに接続されます 管理操作用の仮想ネットワークインターフェイスと データパス用の FC インターフェイス データトラフィックに FC を使用する場合 Hewlett Packard Enterprise では 8G または 16G の物理 NIC をお勧めします Two virtual NIC 2 つの仮想ネットワークインターフェイスが 2 つの異なるサブネットに接続されます 共有の管理およびデータパス 2 つの異なるポートグループを割り当てます Three virtual NIC 3 つの仮想ネットワークインターフェイスが 3 つの異なるサブネットに接続されます 専用の管理インターフェイスと 2 つのデータパスインターフェイス 3 つの異なるポートグループを割り当てます 10. Network Interface Settings 画面で 以下の詳細を指定し Next をクリックします 22 RMC-V のインストール

フィールド FQDN Network Port Switch 説明 有効の場合 RMC は指定された FQDN を すべての操作に使用します ネットワークポートを選択します 選択したネットワークポートに関連付けられているスイッチが表示されます Boot protocol DHCP: 選択した場合 IP アドレスは自動的に提供されます Static: 選択した場合 IP address と Subnet Mask を指定してください Hewlett Packard Enterprise では Static ブートプロトコルを使用することをお勧めします 表は続く RMC-V のインストール 23

フィールド Default Gateway Preferred DNS Alternate DNS Search Domains 説明 IPv4 のゲートウェイ IP アドレスです DNS サーバーの IPv4 アドレスです 優先 DNS がタイムアウトした場合に この代替 DNS が使用されます 検索ドメインを指定します たとえば lab.hpe.com です 11. ( オプション )Array Configuration 画面で 以下の手順に従います a. ストレージシステムについて 以下の詳細を指定します Storage Type:HPE 3PAR StoreServ または HPE StoreVirtual を選択します FQDN/IP address Username Password b. Add をクリックします c. Next をクリックします 12. ( オプション )Backup System Configuration 画面で 以下の手順に従います 24 RMC-V のインストール

a. バックアップシステム (HPE StoreOnce) について 以下の詳細を指定します FQDN/IP address Username Password b. Add をクリックします c. Next をクリックします 13. Configure Remote Data Collection 画面で 次の詳細を指定し Next をクリックします RMC-V のインストール 25

表 3: リモートデータ収集 タイトル名前説明 全般設定 全般設定 Yes を選択すると Hewlett Packard Enterprise およびパートナーは RMC アプライアンスの最適化オプションについて話し合うためにお客様に連絡することがあります Proxy Do you need a proxy server for Remote Data Collection? Protocol インターネットにアクセスするためにネットワークプロキシが必要な場合はこのオプションを選択します プロキシサーバーが使用するプロトコルを選択します 表は続く 26 RMC-V のインストール

Customer Information Address Port Proxy server authentication Email Address Phone Number Company Name First Name Last Name Country プロキシサーバーの IP アドレス / ホスト名を指定します プロキシサーバーによって使用されるポートを指定します プロキシサーバーの認証が必要な場合はこのオプションを選択します 選択されている場合 プロキシサーバーのログイン認証情報を指定します Username Password 連絡先の詳細を指定します Advanced Remote Data Collection Level 次のいずれかのオプションを選択します Passive (Recommended): アプライアンスは Hewlett Packard Enterprise に情報を自動的に送信します No Support (Not recommended): アプライアンスは Hewlett Packard Enterprise に情報を自動的に送信しません RMC アプライアンスから収集されたすべての情報は エンタープライズサーバーに送信されます 14. Summary 画面で詳細を参照します a. リストの内容を確認し Start をクリックします RMC-V のインストール 27

インストールが開始され ウィザードに進行状況が表示されます b. Done をクリックします 15. ( オプション )Diagnostics 画面で 以下の手順に従います 28 RMC-V のインストール

a. Start Diagnostics をクリックします ウィザードは サービス ハードウェア ストレージシステム バックアップシステム Catalyst Copy Element Recovery Technology およびリモートアプライアンスに固有の検証チェックを実行します 画面には デプロイされた RMC の稼働状況が表示されます RMC コンポーネントに関する問題を診断でき 問題を解決することができます b. Next をクリックします RMC-V のインストール 29

RMC が正常にインストールされた後 HPE StoreOnce VSA のトライアル版をインストールするよう求められます c.( オプション )HPE StoreOnce VSA の 60 日間のトライアル版をインストールする場合は Yes をクリックします バックアップシステムがすでにステップ 12 で構成されていない場合にのみ HPE StoreOnce VSA をインストールするよう求められます インストール後 HPE StoreOnce VSA が RMC に登録され デフォルトではバックアップポリシーが作成されます 16. (HPE StoreOnce VSA のインストールに必要です )StoreOnce VSA Deployment screen で 次のオプションのいずれかを選択します 30 RMC-V のインストール

Basic:HPE StoreOnce VSA は DHCP サーバーから取得した IP アドレスで構成されます DHCP サーバーの IP アドレスを使用できない場合 インストールは失敗します この場合 net set コマンドを使用してネットワークを手動で構成できます また HPE StoreOnce VSA は RMC と同じ ESXi サーバーおよびデータストアに同じネットワーク構成でインストールされます デフォルトでは このインストールタイプのログイン認証情報は Admin admin です HPE StoreOnce 仮想マシン名を指定し Next をクリックします Basic オプションを使用してインストールされた VSA には デフォルトでは管理者認証情報があります Custom:HPE StoreOnce VSA は RMC と同じ ESXi サーバーか異なるサーバー上にインストールできます 次の詳細を指定します ESXi およびデータストアを選択します CPU and Memory Configuration を選択します HPE StoreOnce 仮想マシン名を指定します タイムゾーンを選択します RMC-V のインストール 31

HPE StoreOnce 仮想マシン用のパスワードを設定します Next をクリックします Exit Installation:HPE StoreOnce VSA のインストールを終了します 17. (HPE StoreOnce VSA のカスタムインストールに必要 )ESXi Server and Datastore Selection 画面で ESXi ホストおよびデータストアを選択し Next をクリックします 18. (HPE StoreOnce VSA のカスタムインストールに必要 )Network Interface Settings 画面で Network Interface Settings に詳細を指定し Next をクリックします VSA のデフォルトのデータおよび管理インターフェイスはネットワーク interface1 の eth0 です インターフェイス eth1 を使用するには HPE StoreOnce VSA コマンド net set wizard を使用します StoreOnce VSA のデプロイと構成のために インストーラーのホストと vcenter サーバーが デフォルトのネットワーク Interface1 の eth0 にアクセスできることを確認してください 詳細については HPE StoreOnce VSA デプロイメントおよび構成ガイドを参照してください 19. Summary 画面で詳細を参照し Start をクリックします インストールが開始され ウィザードに進行状況が表示されます 20. Next をクリックします 21. Install/Upgrade Complete Summary 画面で Done をクリックします 32 RMC-V のインストール

RMC-V 4.0.0 へのアップグレード 表 4: アップグレードシナリオ 現在のバージョン RMC-V 1.1.0 1.2.0 1.2.1 RMC-V 2.0.0 2.0.2 RMV 2.5.0 以降 RMC-V 3.0.0 RMC-V 4.0.0 へのアップグレード 未サポート サポート アップグレード手順については RMC-V 4.0.0 へのアップグレードを参照してください 未サポート サポート RMC-V 4.0.0 にアップグレードするには インストールウィザードを使用します デプロイオプション HPE RMC integrated with VMware (Install/Upgrade) を選択した場合で RMC-V プラグインがすでに登録されている場合には Install/Upgrade 画面に 登録されている RMC-V プラグインの以下の詳細が表示されます RMC ホスト名 /IP アドレス RMC バージョン アップグレードの必要性 現在の RMC-V vcenter プラグインのバージョン RMC 仮想マシンまたは RMC-V プラグインが最新版でない場合 アップグレードするよう求められます Next をクリックすると RMC インストールウィザードは アップグレードを必要とするすべてのコンポーネント (RMC-V プラグインと RMC アプライアンス ) をアップグレードします 同じ vcenter で複数の RMC ( マルチ RMC 構成 ) が構成されている場合 インストールウィザードは アップグレードを必要とするすべての RMC をアップグレードします 手順 1. OV4VC がデプロイされているホストにログインします 2. スタート > コントロールパネル > プログラムのアンインストールの順にクリックします 3. HP StoreOnce RMCV for VMware を右クリックし アンインストールと変更をクリックします 4. アンインストールウィザードでアンインストールをクリックし アンインストールを完了します 5. vcenter サーバー上で 次の場所から古い RMC-V プラグインのクリーンアップを実行します C:\ProgramData\VMware\vCenterServer\cfg\vsphere-client\vc-packages\vsphereclient-serenity\ VCenter 5.5 VCSA の場合 :/var/lib/vmware/vsphere-client/vc-packages/vsphereclient-serenity/ vcenter 6.0 VCSA および vcenter 6.5 VCSA の場合 :/etc/vmware/vsphere-client/vcpackages/vsphere-client-serenity/ この場所から削除するフォルダーは com.hp.rmcv.ngc_6.0 および com.hp.rmcv.ngc です 6. vcenter Webclient からログアウトし ログインします 注意 : RMC 4.0.0 へのアップグレード後 RMC-V アプライアンスを登録するには StoreOnce RMC Credentials ページを使用しないでください 強制的なアップグレード RMC-V 4.0.0 へのアップグレード 33

RMC-V で実行中のタスクがある場合 RMC-V の強制的なアップグレードを選択するか タスクの完了を待つことができます 強制的なアップグレードを選択すると 実行中のタスクが中断され エラー状態に移行した後 RMC-V がアップグレードされます ただし アップグレードの後 これらの中断したタスクのステータスが Web クライアントに実行中として表示される可能性があります アップグレードや アップグレード後の RMC-V の機能には影響ありません このため RMC-V の強制的なアップグレードに進むことができます 34 RMC-V のインストール

HPE RMC-V の構成 vsphere Web Client の操作 手順 1. vcenter のログイン認証情報を指定し VMware vsphere Web Client にログインします VMware vsphere Web Client のホームページが表示されます オペレーティングシステムのインストール時に英語以外の言語を選択している場合は 最近のタスクに次の情報が表示されます RMC アプライアンスから発生したタスクとイベント ( 英語 ) vcenter Server から発生したタスクとイベント ( インストール時に選択した言語 ) 2. 管理 > HPE RMC Management > HPE RMC Configuration の順にクリックします HPE RMC Configuration タブ 図 3: RMC Configuration タブ RMC-V プラグインを含む vcenter Server RMC アプライアンス ストレージシステム バックアップシステム vcenter サーバー HPE RMC-V の構成 35

RMC-V プラグインの登録解除 リモート RMC アプライアンスの登録 RMC-V プラグインを含む vcenter Server vcenter Server with RMC-V plug-in ドロップダウンには RMC-V プラグインが登録されているすべてのリンクモードの vcenter が表示されます リンクモードでない vcenter では このドロップダウンは無効になります RMC アプライアンス RMC-V アプライアンスを登録するには HPE RMC Management タブの下の HPE RMC Configuration タブを使用する必要があります RMC Appliances タブを使用して 次の操作を実行できます ローカルまたはリモート HPE RMC インスタンスの登録 RMC アプライアンスの詳細表示 登録された HPE RMC インスタンスの編集 登録された HPE RMC インスタンスの削除 HPE RMC インスタンスのローカルまたはリモート登録 インストールウィザードを使用して RMC-V プラグインをインストールすると デフォルトで RMC アプライアンスが登録されます 以下の操作を実行する必要がある場合 この画面で RMC アプライアンスを登録する必要があります 以前デプロイされた RMC スタンドアロンアプライアンスを RMC-V プラグインに追加する RMC アプライアンスのパスワードを変更する 手順 1.( リモート登録に必要です )Show Remote RMC Configuration を有効にします 2. アイコンをクリックします 3. IP/ ホスト名 ユーザー名 およびパスワードを指定します 4.( リモート登録に必要です ) 関連付けるアレイを選択します 5. Save をクリックします Web Client が長時間開いている間に RMC アプライアンスプロパティが変更された場合 Refresh オプションによってページ上で最新のアプライアンス情報に更新されます たとえば Web Client が開いている間に RMC がアップグレードされた場合などがあります 複数の RMC アプライアンスが登録されている場合 Sync All RMC オプションを使用して 複数の RMC アプライアンス間で構成の詳細を同期することができます プライマリ RMC の構成はすべてのセカンダリ RMC に追加されますが セカンダリ RMC の構成の詳細はプライマリ RMC に追加されません RMC アプライアンスの詳細表示 既存の RMC アプライアンスの詳細を表示するには RMC Host Name/IP フィールドのハイパーリンクをクリックします RMC アプライアンスの詳細の編集 手順 1. 編集する HPE RMC インスタンスの IP/ ホスト名を選択します 2. アイコンをクリックします 3. 新しいパスワードを指定します 4. Save をクリックします 36 RMC-V プラグインを含む vcenter Server

登録された HPE StoreVirtual ノードがダウンしている場合は ストレージの IP アドレスを編集して動作中のノードに変更します RMC アプライアンスの削除 手順 1. アイコンをクリックします 2. プロンプトで Yes をクリックします ストレージシステム Storage Systems タブでは 次の操作を実行できます ストレージシステムの追加 ストレージシステムの編集 ストレージシステムの削除 ストレージシステムの詳細の更新 ストレージシステムの追加 手順 1. アイコンをクリックします 2. ストレージタイプを選択します 3. IP/ ホスト名 ユーザー名 およびパスワードを指定します 4. Save をクリックします ストレージシステムの編集 手順 1. 編集するストレージシステムの IP/ ホスト名を選択します 2. アイコンをクリックします 3. 既存のユーザー名の新しいパスワードを指定するか 新しいユーザー名とパスワードを指定します ストレージシステムのログイン認証情報を変更することはできず 変更された認証情報を更新することのみが可能です 4. Save をクリックします ストレージシステムの削除 手順 1. アイコンをクリックします 2. プロンプトで Yes をクリックします ストレージシステムの詳細の更新 ストレージシステムのリストを表示する画面を更新するには アイコンをクリックします バックアップシステム バックアップシステムの追加 バックアップシステムの編集 RMC アプライアンスの削除 37

バックアップシステムの削除 バックアップシステムの詳細の更新 バックアップシステムの追加 手順 1. アイコンをクリックします 2. IP/ ホスト名 ユーザー名 およびパスワードを指定します 3. HPE RMC インスタンスおよび HPE StoreOnce バックアップ接続がリモートまたは WAN リンクを介する場合は Remote StoreOnce (WAN Enabled) を選択します 4. Save をクリックします バックアップシステムの編集 手順 1. 編集するバックアップシステムの IP/ ホスト名を選択します 2. アイコンをクリックします 3. 既存のユーザー名の新しいパスワードを指定するか 新しいユーザー名とパスワードを指定します バックアップシステムのログイン認証情報を変更することはできず 変更された認証情報を更新することのみが可能です 4. HPE RMC インスタンスおよび HPE StoreOnce バックアップ接続がリモートまたは WAN リンクを介する場合は Remote StoreOnce (WAN Enabled) を選択します 5. Save をクリックします バックアップシステムの削除 手順 1. アイコンをクリックします 2. プロンプトで Yes をクリックします バックアップシステムの詳細の更新 バックアップシステムのリストを表示する画面を更新するには アイコンをクリックします vcenter サーバー RMC-V のインストール時に vcenter Server が登録されます vcenter ホスト (FQDN) IP ユーザー名 またはパスワードに変更がある場合のみ 追加 削除 および変更オプションを使用することができます 既存の vcenter Server を削除すると RMC-V のすべての操作が失敗します したがって vcenter が常に正確な認証情報で使用可能であることを確認してください 2 つ以上の vcenter Server を登録することはできません vcenter Server タブを使用して 次の操作を実行できます 手順 1. vcenter Server の登録 a. アイコンをクリックします b. IP/ ホスト名 ユーザー名 およびパスワードを指定します c. Save をクリックします 2. 登録されている vcenter Server を編集 38 バックアップシステムの追加

a. 編集する vcenter Server の IP/ ホスト名を選択します b. アイコンをクリックします c. 新しいユーザー名とパスワードを指定します d. Save をクリックします 3. 登録されている vcenter Server を削除 a. アイコンをクリックします b. Yes をクリックします 4. vcenter Server のリストを表示する画面を更新 a. アイコンをクリックし 最新の情報を画面に表示します RMC-V プラグインの登録解除 プラグインの登録を解除するには Unregister RMC-V plug-in ボタンをクリックします ( 同じ GUI から ) リンクモードの他の vcenter を登録解除するには vcenter Server with RMC-V Plug-in で vcenter を選択します リモートアプライアンスの登録 リモートアプライアンスを登録するには Show Remote RMC Configuration を有効にします 詳細については HPE RMC インスタンスのローカルまたはリモート登録を参照してください RMC-V プラグインの登録解除 39

リカバリセットスナップショットの使用 リカバリセットスナップショットとは HPE 3PAR StoreServ または HPE StoreVirtual ストレージシステムに配置された仮想ボリュームのスナップショットの集合のことです これは VMware のデータストアまたは仮想マシンを形成するために使用されています これらのスナップショットは HPE 3PAR StoreServ および HPE StoreVirtual システム内のバーチャルコピーとも呼ばれます リカバリセットスナップショットにはアプリケーション固有のメタデータが格納されます また Web Client 内でカスタムオブジェクトとして登録されます これにより さまざまな VMware オブジェクトとの関係の構築が可能になります RMC-V は 仮想マシンとデータストアのどちらのレベルでも リカバリセットスナップショットの作成をサポートしています リカバリセットスナップショットを作成する前に 以下の条件を満たしていることを確認してください 仮想マシンレベルでリカバリセットスナップショットを作成するには VMDK ファイルが配置されているデータストアに十分な空き容量が必要です リカバリセットスナップショット操作を目的に NFS ドライブからデータストアを作成することはサポートされていません RMC-V では 1 つのデータストアに対し 1 つの仮想ボリュームのみがサポートされます 整合性のある使用可能なスナップショットを保証するためには 仮想マシン内に VMware Tools が必要です アプリケーションの整合性が必要な場合 ゲスト仮想マシン上に VMware Tools がインストールされている必要があります データストアと仮想マシンは アクセス可能な状態である必要があります 仮想マシンまたはそのデータストアがアクセス不能な状態の場合には 仮想マシンで RMC-V 操作を実行することはできません RMC-V は VVOL データストア上のリカバリセットスナップショットの操作をサポートしていません 関連付けられたデータストアの仮想マシン構成にボリュームを追加または削除した場合 作成されるスナップショットバックアップはフルバックアップです ただし それ以降のバックアップは 自動バックアップに切り替わります リカバリセットスナップショットを操作するための前提条件 HPE 3PAR StoreServ 用のソースおよびターゲットのストレージシステムと HPE StoreVirtual 用のソースストレージシステムが登録されている必要があります ただし ローカルリカバリセットスナップショットで作業する場合には ターゲットストレージシステムを登録する必要はありません データストアと仮想マシンは アクセス可能な状態である必要があります 仮想マシンまたはそのデータストアがアクセス不能な状態の場合には 仮想マシンで RMC-V 操作を実行することはできません デフォルトのリカバリセットスナップショットポリシーの作成 複数の RMC インスタンスを使用している場合は まずデフォルトのリカバリセットスナップショットポリシーを作成してから 次にスナップショットの作成に進みます 手順 1. vsphere Web Client のホームページに移動します 2. リカバリセットスナップショットを作成する VM またはデータストアを選択します 3. > All HPE Recovery Manager Central Actions > Set Recovery Set Creation Policy の順にクリックし 次に Snapshot をクリックします Default Snapshot Policy Settings 画面が表示されます 40 リカバリセットスナップショットの使用

4. 次の詳細を指定します リカバリセットスナップショットの使用 41

表 5: リカバリセットスナップショットポリシーの詳細 フィールド Select RMC Host Name Numeric 説明 マルチ RMC の場合に ポリシーを設定する RMC インスタンスを選択します vcenter Server に登録された最初の RMC インスタンスがデフォルトで表示されます リカバリセットスナップショットの最大数を指定します 作成できるリカバリセットスナップショットの最大数は 500 です サポートされているスナップショットの最大数は VVOL 数値ポリシーでは 30 HPE StoreVirtual では 32 です 期限が指定されていないリカバリセットスナップショットの数が設定数を超えると 作成順に基づいて古いリカバリセットスナップショットから削除されます 表は続く 42 リカバリセットスナップショットの使用

フィールド Expiration/Retention 説明 指定したスケジュールに従ってリカバリセットスナップショットを削除するには Expiration/Retention を選択します 最大数は リカバリセットスナップショットの削除には影響しません Enable expirable Recovery Sets を選択した場合 現時点からリカバリセットスナップショットを期限切れにするタイミングまでの期間を Expire after に時間数と日数で指定する必要があります リカバリセットスナップショットの有効期間として指定が可能な最長期間は 43,800 時間 つまり 1,825 日です 指定した有効期限が次の Express Protect バックアップよりも前の場合は 以前のスナップショットが期限切れにより削除されます この場合 RMC は 増分バックアップを実行できません 期限付きのリカバリセットスナップショットは 最大数に含まれません 期限付きのリカバリセットスナップショットを有効にする場合は 期限が指定されていない既存のリカバリセットをどのように扱うかを指定する必要があります Keep non-expirable Recovery Sets: このオプションがデフォルトです Phase out nonexpirable Recovery Sets (Advanced): 期限付きリカバリセットスナップショットを作成し 最終的に古い期限なしリカバリセットスナップショットを段階的に削除する場合は このオプションを選択します この場合 期限付きのリカバリセットスナップショットが新たに作成されるたびに 一番古い期限なしリカバリセットスナップショットが削除されます Retain Recovery Set を選択した場合は Retention period を指定し 期間を時間または日数単位で指定する必要があります リカバリセットスナップショットの最大保持期間は 43,800 時間 (1,825 日 ) です 保持期間のポリシーを設定するには HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムに HPE 3PAR Virtual Lock ライセンスが必要です 保持期間を指定してリカバリセットスナップショットを作成する際は ストレージシステム上に HPE 3PAR Virtual Lock ライセンスがあるか RMC-V によって確認が行われます 有効期間と保持期間の両方のオプションを使用する場合 有効期間の値は 保持期間の値と同じかそれよりも長くする必要があります Expiration/Retention オプションは VVOL 仮想マシンと HPE StoreVirtual 仮想マシンでは選択できません そのため VVOL 仮想マシンと HPE StoreVirtual 仮想マシンでは数値ポリシーのみを作成できます 表は続く リカバリセットスナップショットの使用 43

フィールド Create Recovery Set Snapshot with VSS-aware application consistency 説明 このオプションは VMware Tools で使用されるデータフォーマット規格に準拠したリカバリセットスナップショットを作成する際に使用します ゲスト仮想マシン (LINUX) 上に VMware Tools がインストールされている他のオペレーティングシステムで プリフリーズまたはポストフリーズスクリプトを使用する場合にも このオプションを選択することができます 次のオプションは データストアレベルのリカバリセットスナップショットでのみ使用できます Apply to all Virtual Machines: データストア上にすべての仮想マシン用のアプリケーション整合性のあるスナップショットを作成します Apply to following Virtual Machines: アプリケーション整合性のあるスナップショットを作成する仮想マシンを選択します VMware Tools をインストールまたはアップグレードした後 対応する仮想マシンを再起動する必要があります 再起動しないと アプリケーション整合スナップショットがクラッシュ整合と見なされ 正常と報告されます 同様の現象は ESXi サーバーのアップグレード後に VMware Tools が仮想マシンシステム上でアップグレードされなかった場合にも発生することがあります データストアに仮想マシンを追加する場合 仮想マシンのアプリケーション整合性を確保するためにポリシーをアップデートしてください Enable Email Notification 電子メール通知を有効化にするには選択します 詳細については 電子メール通知ポリシーの作成を参照してください 5. Save をクリックします Default Recovery Set Policy Settings ダイアログボックスが表示されます このダイアログボックスは マルチ RMC シナリオでのみ表示されます 6. デフォルトポリシーを保存するには Yes をクリックします 重要 : RMC インスタンスの特徴を変更して別の RMC インスタンスにする場合 元の RMC インスタンスに基づいてその仮想マシンまたはデータストアに設定されているスケジュールを すべて削除する必要があることを知らせる通知メッセージが表示されます 7. OK をクリックします 44 リカバリセットスナップショットの使用

別の RMC インスタンスを選択すると 作成した新しいデフォルトポリシーが適用されています システムは 最初の RMC インスタンスを通じて作成された古いスナップショットは対象に含めません ただし 最初と 2 番目の RMC インスタンスのスナップショットや Express Protect は どちらも表示されます スナップショットのポリシーから数値ポリシーまたは有効期限を減らす前に 必ずスナップショットスケジュールを削除してください 同様の手順を実行することで データストアのリカバリセットスナップショットポリシーも作成できます リカバリセットスナップショットポリシーの編集 特定の仮想マシンまたはデータストアに限定した リカバリセットスナップショットポリシーを定義することができます この項では リカバリセットスナップショットのポリシーを変更する方法について説明します 手順 1. vsphere Web Client のホームページに移動します 2. ポリシーを編集する仮想マシンまたはデータストアを選択します 3. > All HPE Recovery Manager Central Actions > Set Recovery Set Creation Policy の順にクリックし 次に Snapshot をクリックします 4.( オプション )RMC インスタンスの選択を変更するには Default Snapshot Policy Settings に移動して 目的の RMC インスタンスを選択します 5. 必須フィールドを編集します 6. Save をクリックします Default Recovery Set Policy Settings ダイアログボックスが表示されます このダイアログボックスは マルチ RMC シナリオでのみ表示されます 7. デフォルトポリシーを保存するには Yes をクリックします 8. OK をクリックします リカバリセットスナップショットの作成 HPE 3PAR StoreServ ベースボリュームにリカバリセットスナップショットを作成するには ボリュームの作成時にそのボリュームにスナップショットスペースが割り当てられている必要があります HPE StoreVirtual ボリュームも同様です RMC-V では VMFS スナップショットが必要です ただし Microsoft MSCS などのディスク共有に関与している仮想マシンについては VMFS スナップショットの作成はサポートされる VMFS の制限事項ではありません 手順 1. vsphere Web Client のホームページに移動します 2. リカバリセットスナップショットを作成する仮想マシンまたはデータストアを選択します 3. 仮想マシンまたはデータストアを右クリックし All HPE Recovery Manager Central Actions > Create Recovery Set > Snapshot をクリックします Create Recovery Set ページが表示されます リカバリセットスナップショットポリシーの編集 45

Expiration/Retention オプションは VVOL 仮想マシンと HPE StoreVirtual 仮想マシンでは選択できません 4. Create Recovery Sets ページで 以下の詳細を指定します 表 6: リカバリセットスナップショットの作成 フィールド RMC Host Instance Recovery Set name ( 数値ポリシーには必要ありません )Enable expirable Recovery Sets ( 数値ポリシーには必要ありません )Retain Recovery Sets 説明 ポリシーで選択した RMC インスタンスが表示されます このフィールドを編集することはできません リカバリセットスナップショットの名前の指定はオプションです リカバリセットスナップショットの名前を指定しない場合 セット名はタイムスタンプで識別されます 32 文字を超える希望のリカバリセットスナップショット名は指定できません スナップショットの有効期限を設定します スナップショットの保持期間を設定します 表は続く 46 リカバリセットスナップショットの使用

フィールド Create Recovery Sets with VSS-aware application consistency ( データストアレベルのスナップショットの作成時にのみ必要 )Continue with creation even when VMs fail to transit to the apllication consistent state. 5. Create をクリックします 説明 VSS 対応アプリケーション整合性のあるスナップショットを作成します 既知の I/O エラーが存在する場合でもリカバリセットスナップショットの作成を有効にします リカバリセットスナップショットの作成プロセスに関する情報が Recent Tasks ペインに表示されます リカバリセットスナップショットの作成が完了すると 関連オブジェクトタブ内の Recovery Sets タブに 1 つのエンティティが表示されます リカバリセットスナップショットの詳細の表示 手順 1. vsphere Web Client のホームページに移動します 2. 仮想マシンを選択します 3. 関連オブジェクトタブをクリックし 次に Recovery Sets をクリックします 4. 詳細を表示するには リカバリセットスナップショットを 1 つ選択してダブルクリックし 管理タブをクリックします リカバリセットスナップショットの詳細が表示されます ページには 仮想ディスクの詳細も表示されます リカバリセットスナップショットのイベントログを表示するには ホストおよびクラスタ > Monitor > Events に移動します リカバリセットスナップショットのステータスが mismatched の場合 リカバリセットスナップショットは 現在接続されているシステムではなく 別のストレージシステム上に作成されています HPE 3PAR Peer Motion の操作によって 不一致が発生する可能性があります 原因のレコードを削除するために 削除操作を行うことができます 実際のリカバリセットスナップショットを発信側のストレージシステムから手動で削除します データストアのリカバリセットスナップショット情報を表示するには 同様の手順を実行します リカバリセットスナップショットのタイムスタンプは RMC アプライアンスのローカルタイムゾーンに変換されて表示されます 同じ画面の Expiration と Retention の値は RMC アプライアンスのタイムゾーンに設定されます 使用される仮想ボリュームが Peer Persistent 構成になっている場合は ローカルリカバリセットスナップショットを作成できません HPE 3PAR Management Console を使用して スナップショットセットからスナップショットを削除しないでください スナップショットを削除すると スナップショットは vsphere Web Client の管理タブに表示されます ただし このようなスナップショットには RMC-V タスクを実行できません その結果 このスナップショットは削除だけが可能になります リカバリセットスナップショットのマウント マウントオプションは リカバリセットスナップショットをプロキシホストまたはホストにデータストアとしてマウントします リカバリセットスナップショットの詳細の表示 47

手順 1. vsphere Web Client のホームページに移動します 2. 仮想マシンおよびテンプレートをクリックします 3. 仮想マシンを選択します 4. 右のペインで 関連オブジェクトタブをクリックし Recovery Sets をクリックします Recovery Sets タブに 使用可能なすべてのリカバリセットスナップショットが表示されます 5. リカバリセットスナップショットをダブルクリックして管理タブを表示します 6. リカバリセットスナップショットのリストから リカバリセットスナップショットを選択して Mount/ Unmount をクリックします 7. Mount Virtual Copy 画面で以下の手順を実行します Mount on ESX host as Datastore:vCenter Server で管理されている ESXi ホストのリストから選択します Mount on Proxy Host:vCenter Server による管理の対象ではないが HPE 3PAR StoreServ または HPE StoreVirtual ストレージシステムにアクセスできるホストのリストから選択します 8. Mount をクリックします Mount Snapshot - Confirm ダイアログボックスが表示されます 9. リカバリセットスナップショットをマウントするには Yes をクリックします リカバリセットスナップショットが正常にマウントされると リカバリセットスナップショットのステータスが Mounted と表示されます また 以下の列にも該当の値が表示されます Exported Host LUN ID Snapshot datastore データストアのリカバリセットスナップショットをマウントするには 同様の手順を実行できます マウント操作を実行するには 以下の条件を満たしている必要があります ESXi サーバーで FC HBA WWN または iscsi イニシエーターが有効でオンラインになっている必要があります これらの WWN または IQN が含まれたホストエントリーがストレージシステム内に作成されている必要があります マウント アンマウント アタッチ デタッチのタスクは VVOL ではサポートされていません リカバリセットスナップショットのアンマウント RMC-V は アンマウント操作をするボリュームがアクティブと非アクティブのどちらの状態か 確認を行いません したがって アンマウントするボリュームが非アクティブであることを確認します マウント済みのリカバリセットスナップショットをアンマウントするには リカバリセットのマウントの手順 1~6 を実行します 仮想マシンディスクのアタッチとコピー リカバリセットスナップショットを仮想マシンにアタッチできるのは リカバリセットスナップショットがマウント済みの場合のみです アタッチオプションは VMDK を仮想マシンにアタッチします 手順 1. vsphere Web Client のホームページに移動します 2. 仮想マシンおよびテンプレートをクリックします 48 リカバリセットスナップショットのアンマウント

3. 左のペインで仮想マシンを選択し 右のペインでリカバリセットスナップショットをクリックします 4. リカバリセットスナップショットをダブルクリックして管理タブを表示します 関連オブジェクトの下の Recovery Sets タブに リカバリセットスナップショットが表示されます 5. リカバリセットスナップショットを選択します 6. 仮想ディスクを選択し Copy/Attach/Detach をクリックします 7. Copy/Attach 画面で 以下の手順を実行します Copy to Datastore: 関連付けられたリカバリセットの VMDK をコピーするには データストアを選択します Attach to Virtual Machine: 選択したリカバリセットスナップショットをアタッチするには VM を選択します a. VMDK ファイルをデータストアにコピーするには 以下の手順に従います I. Copy to datastore を選択します II. マウントした ESXi に関連付けられたデータストアが表示されます III. リカバリセットスナップショットのコピー先にする 必要な容量を使用できる適切なターゲット データストアを選択します IV. VMDK ファイルを上書きするには Overwrite existing Virtual Disk を選択します V. Copy をクリックします VI. 確認を求めるプロンプトが表示されたら Yes をクリックします VII. 仮想マシンの VMDK が 正常にデータストアにコピーされます 関連付けられた VMFS スナップショットを含む マウントされたスナップショット上でコピー VMDK 操作を 1 回実行した後 同じマウント状態でもう一度 VMDK のコピーまたはアタッチを実行しようとすると エラー File xxxxx.vmdk was not found で失敗します VMDK のコピーまたはアタッチ操作を 2 回目に実行するためには スナップショットをアンマウントして 再マウントします b. リカバリセットスナップショットを仮想マシンにアタッチするには 以下の手順を実行します I. Attach to Virtual Machine を選択します II. マウントされた ESXi ホストに関連付けられている仮想マシンがすべて表示されます III. VMDK のアタッチ先となる 該当する仮想マシンを選択します IV. VMDK をアタッチするには Attach をクリックします V. 確認を求めるプロンプトが表示されたら Yes をクリックします VI. リカバリセットスナップショットが仮想マシンへ正常にアタッチされます データストアレベルでアタッチしている VMDK に同じ手順が適用されます 仮想マシンディスクのデタッチ 仮想マシンにアタッチされているリカバリセットスナップショットをデタッチすることができます 仮想マシンディスクのアタッチの手順 1~6 を実行します データストアレベルでの VMDK のデタッチにも同じ手順が適用されます 仮想マシンディスクのデタッチ 49

リカバリセットスナップショットの復元 通常の復元シナリオでは VMDK の復元を行います VMFS データストアには 多数の仮想ディスクが格納されている場合があります 通常は 復元する仮想ディスクを特定し 古い仮想ディスク上にコピーできます ただし場合によっては すべての仮想ディスクを交換した後 仮想マシンのファイルシステムが壊れる場合があります 復元しようとしているデータストアリカバリセットスナップショットに仮想マシンがない場合 データストアは 古いリカバリセットスナップショットおよびジョブスケジュールとのすべての関連付けを失います 3PAR オペレーティングシステムソフトウェアは 非中断モードによるフルプロビジョニングされた仮想ボリュームからシンプロビジョニングされた仮想ボリュームへの変換と シンプロビジョニングされた仮想ボリュームからフルプロビジョニングされた仮想ボリュームへの変換をサポートしています RMC-V では 仮想ボリュームを変換する前にリカバリセットスナップショットの復元を実行することは制限されます 操作が発生した場合 次のエラーメッセージが表示されます Performing any RMC-V Recovery Set Snapshot operations such as creating or deleting must only occur after a Virtual Volume conversion is completed. 手順 1. ストレージ > 関連オブジェクトの順にクリックします 親ボリュームはデータストアリカバリセットスナップショットのみに復元できるため 必ずデータストアビューになっていることを確認します 2. リカバリセットスナップショットから 復元対象のリカバリセットスナップショットを選択します 3. リカバリセットスナップショットを右クリックして Restore をクリックします Restore datastore to Recovery Set ダイアログボックスが表示されます 4. Yes をクリックします リカバリセットスナップショットの復元タスクが送信され 要求が処理されていることを示すメッセージが表示されます VVOL 仮想マシンの復元 復元しようとしているデータストアに仮想マシンがない場合 データストアは 古いリカバリセットスナップショットおよびジョブスケジュールとのすべての関連付けを失います 手順 1. vsphere Web Client ホームページに移動し 仮想マシンおよびテンプレートをクリックします 2. 復元する VVOL 仮想マシンをクリックします 3. データストア内のすべての仮想マシンの電源をオフにします 4. 関連オブジェクトをクリックし 次に Recovery Sets をクリックします VVOL 仮想マシンに関連付けられているすべてのリカバリセットスナップショットが表示されます 5. リカバリセットスナップショットを右クリックして Restore をクリックします Restore Virtual Machine to Recovery Set ウィンドウが表示されます 6. プロンプトで Yes をクリックします 50 リカバリセットスナップショットの復元

リカバリセットスナップショットの削除 始める前に以下のことを確認します 削除するリカバリセットスナップショットがマウントまたはアタッチされていないこと マウントまたはバックアップ操作が進行中でないこと 手順 1. vsphere Web Client のホームページに移動します 2. ホストおよびクラスタをクリックします 3. 仮想マシンを選択し 左のナビゲーションペインで Recovery Sets をクリックします Recovery Sets タブの Recovery Sets タブに 選択可能なリカバリセットスナップショットがすべて表示されます 4. リカバリセットスナップショットのリストから 削除するリカバリセットスナップショットを選択します 5. > Delete の順にクリックします 6. Yes をクリックします リカバリセットスナップショットがスマートクローンポイントでもある場合 まずスマートクローンが依存するリカバリセットスナップショットを除くすべてのリカバリセットスナップショットを削除する必要があります データストア上のリカバリセットスナップショットを削除するには 同じ手順を実行します 詳細は リカバリセットの削除を参照してください リカバリセットスナップショットのスケジューリング スケジュールに対して次の操作を行うことができます 表示 追加 編集 削除 更新 閉じる リカバリセットスナップショットのスケジュールリストの表示 手順 1. vsphere Web Client のホームページに移動します 2. ホストおよびクラスタをクリックします 3. Virtual Machine をクリックします 4. 仮想マシンを選択します 5. > All HPE Recovery Manager Central Actions > Schedule Recovery Set Creation の順にクリックします Schedule List ウィンドウが表示されます リカバリセットスナップショットの削除 51

このウィンドウには RMC インスタンス RMC インスタンスのタイムゾーンおよび現在仮想マシンまたはデータストアにスケジュールされているすべてのタスクが一覧表示されます Scheduled List ウィンドウを使用して スケジュールの追加や既存のスケジュールの変更 既存のスケジュールの削除ができます 6. Schedule List を閉じるには Close をクリックします スケジュールリストウィンドウには 選択した仮想マシンまたはデータストアのスケジュールのみ一覧表示されます 指定したスケジュールに従って 自動的にリカバリセットスナップショットを作成することができます リカバリセットスナップショットのスケジュールの作成 手順 1. Schedule List に移動します Schedule List に移動する方法の詳細については スケジュールリストの表示を参照してください 2. 指定したスケジュールに従ってリカバリセットスナップショットを作成するには Add をクリックします Create Schedule Task Wizard ウィンドウの Welcome 画面が表示されます 3. Next をクリックします Recovery Set Type ウィンドウが表示され 以下のオプションを選択できます Snapshot 仮想マシンまたはデータストアを対象にしたスナップショットの作成をスケジューリングします 52 リカバリセットスナップショットのスケジュールの作成

Express Protect 仮想マシンまたはデータストアを対象にしたスナップショットの Express Protect をスケジューリングします 4. Next をクリックします Schedule ウィンドウが表示されます 5. Schedule ウィンドウで以下の手順を実行します a. 仮想マシンの名前とタイムスタンプに基づき タスク名が Schedule task name に設定されます このエントリーは編集できます b. タスクの頻度を Perform Recovery Set creation task から選択します Perform Recovery Set Snapshot creation task から頻度を選択すると 追加のオプションが表示されます 頻度の詳細を以下の表に示します 頻度頻度の詳細説明 By minutes Start time スケジュール開始時刻を時と分で指定できます Hewlett Packard Enterprise は 2 つのスナップショットスケジュールの間隔として 少なくとも 30 分を確保することを推奨しています Recur Every スケジューリングするタスクの実施間隔を指定します Daily Start time スケジュール開始時刻を時と分で指定できます また AM または PM を選択します Recur Every スケジューリングするタスクの実施間隔を指定します Hourly Start time スケジュール開始時刻を時と分で指定できます また AM または PM を選択します Recur Every スケジューリングするタスクの実施間隔を指定します Monthly Start time スケジュール開始時刻を時と分で指定できます また AM または PM を選択します Day スケジュールされたタスクを開始するには 各月の日付を指定します One time only Start date スナップショットをスケジュールする日付を選択 します Start time スケジュール開始時刻を時と分で指定できます また AM または PM を選択します 表は続く リカバリセットスナップショットの使用 53

頻度頻度の詳細説明 Weekly Start time スケジュール開始時刻を時と分で指定できます また AM または PM を選択します Select days of a week 7 つの曜日がすべて表示されます 週内でスナップショット /Express Protect をスケジューリングするため 1 つまたは複数の曜日を選択できます 6. Next をクリックします Snapshot Configuration ウィンドウが表示されます 7. ( スケジューラーを構成するために必要 )Snapshot Configuration ウィンドウで 以下の手順を実行します a. Create Recovery Set with VSS-aware application consistency を選択します b. 次のいずれかのオプションを選択します すべての仮想マシンにスケジュールを適用するには スケジュールを選択したデータストア上で Apply to all Virtual Machines を選択します スケジュールタスクを特定の仮想マシンに適用するには Apply to following Virtual Machines を選択し 目的の仮想マシンを選択します 数値ポリシーでは Overwrite default policy setting with following options は無効です Expiration/Retention ポリシーでは このオプションは有効です デフォルトポリシーの Set Recovery Set to expire after および Retain Recovery Set の値を変更できます 8. Next をクリックします Schedule Task Summary ウィンドウが表示されます 9. Schedule Task Summary に表示されている詳細が正しいか確認します 10. Finish をクリックします Schedule Modification ウィンドウが表示されます 11. Yes をクリックします スケジュールを作成した後 オブジェクト ( 仮想マシン データストア または RCgroups) を削除または変更する場合 変更を反映して対応するスケジュールを更新する必要があります トラブルシューティングを行うには アレイスナップショットの作成に失敗を参照してください スケジュールの編集 手順 1. Schedule List に移動します Schedule List に移動する方法の詳細については リカバリセットスナップショットのスケジュールリストの表示を参照してください 2. スケジュールを選択して Edit をクリックします Edit Schedule Task Wizard が表示されます 3. Edit Schedule Task Wizard の Schedule と Snapshot Configuration ページが表示されるまでは Next をクリックします 4. スケジュールに適切な変更を行います スケジュールのパラメーターの設定については リカバリセットのスケジューリングを参照してください 5. Next をクリックします Schedule Task Summary ウィンドウが表示されます 6. Schedule Task Summary に表示されている詳細が正しいか確認します 54 スケジュールの編集

7. タスクスケジュールを完了するには Finish をクリックします Schedule Modification ウィンドウが表示されます 8. スケジュールに対する変更を確認するには Yes をクリックします スケジュールの削除 手順 1. Schedule List に移動します Schedule List に移動する方法の詳細については スケジュールリストの表示を参照してください 2. スケジュールを選択して Delete をクリックします 3. Yes をクリックします 電子メール通知のポリシーの作成 スナップショット Express Protect または Catalyst Copy ポリシーの作成時に 電子メール通知を有効にすることができます 作成 削除 または復元操作の実行時に 自分のメールボックスまたは選択した別のメール ID に通知を受信できます また エラーのみに関して または一般的な情報に関して またはその両方に関して通知を受け取ることを選択できます 既存の通知ポリシーを編集または削除することはできません Create Email Notification Policy ページに移動するには 次の手順に従います 手順 1. 仮想マシンを右クリックして Set Recovery Set Creation Policy を選択します 2. Snapshot または Express Protect のいずれかをクリックします 3. Default Snapshot Policy Setting または Default Express Protect/Catalyst Copy Policy Setting のウィンドウが表示されます 4. Create Email Notification ボタンをクリックします スケジュールの削除 55

5. Create New Email Notification Policy 画面で 次の詳細情報を指定します フィールド名 Email Policy Name Mail Server Mail Port Sender Email Address 説明 メール通知ポリシーの名前を指定します このフィールドは一意の値です メールの送受信に使用されるサーバー メールサーバー用に設定されているポート ユーザーのメールアドレス 表は続く 56 リカバリセットスナップショットの使用

フィールド名 Password Enable SSL Timeout Receiver Email Address Select All Operations 説明 メール通知のパスワード SSL を選択する場合にのみ適用されます パスワードの認証を有効にします メールは SSL/TLS で暗号化されます デフォルトでは Timeout 期間は 60 秒に設定されています 必要に応じてタイムアウト期間を長くすることができます 複数の電子メールアドレスをカンマで区切って 受信者の電子メールアドレスを指定します スナップショットと Express Protect/Catalyst Copy に対する作成 削除 復元操作の通知の受信を有効にします 以下に対して Info または Error またはその両方を選択します スナップショット Express Protect / Catalyst Copy 6. 構成をテストするには Test Email Configuration をクリックします 接続についてメールサーバーからのメールを待ちます 7. 確認プロンプトで OK をクリックします 8. Create をクリックします 9. Confirm をクリックします リカバリセットスナップショットの使用 57

リモートリカバリセット構成の使用 RMC-V では HPE 3PAR Remote Copy Software により 保護対象のサイトからリカバリサイトへ仮想ボリュームをコピーする機能が実現しています リモートリカバリ構成機能を使用することで Synchronous や Periodic Synchronous Long Distance のリモートリカバリセットを HPE 3PAR Remote Copy グループレベルで作成して 管理することができます RMC-V では Remote Copy グループの次のレプリケーションモードをサポートしています 同期 Asynchronous Periodic 非同期ストリーミング 同期長距離 HPE 3PAR Remote Copy ソリューションでは 1 つのサイト ( またはストレージシステム ) から別のサイト ( またはストレージシステム ) へデータを複製することで ストレージシステム関連で災害や障害が発生したケースに備えて データを保護します RMC を使用して どちらかのサイトにおける データのリカバリや復元に役立てることができます RMC-V は HPE 3PAR Peer Persistence をサポートしています 仮想ボリュームが Peer Persistence を使用している場合 リモートリカバリ構成に基づいて仮想ボリュームのリモートリカバリセットを作成できます そのため アクティブなパスが別のストレージシステムへフェイルオーバーする際は 仮想ボリュームのコピーをどちらかのストレージシステムにおいて復元の目的で利用できます Peer Persistent のセットアップ方法の詳細については HPE 3PAR Remote Copy ソフトウェアユーザーガイドを参照してください RMC Remote Copy 構成では 1:1 構成のみがサポートされます 1:N 構成や N:1 構成はサポートされていません VVOL は リモートリカバリセットに対してはサポートされていません リモートリカバリセットが表示されている Remote Recovery Configurations ノードの削除は Home > HPE Infrastructure から実行します Remote Copy グループ リモートリカバリ構成とは レプリケーショングループの集合のことです このレプリケーショングループには vcenter Server で管理されている ESXi ホストに提供されている仮想ボリュームが格納されています これらの複製グループは HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムで Remote Copy グループと呼ばれます HPE 3PAR Remote Copy 機能は エンタープライズおよびクラウドデータセンターに 自律的なレプリケーションおよびディザスタリカバリテクノロジーを提供します 同じまたは異なる地理的場所の中の複数のアレイ間で データの保護と共有を可能にします Remote Copy グループが ESXi ホストによって使用される仮想ボリュームに対して設定されているとします この場合 RMC-V を使用することで Remote Copy グループを操作のエンティティとして利用してローカル リモートの各ストレージシステムのスナップショットを作成することが可能になるため Remote Copy グループの利点を活かせます リカバリセットを作成すると 個別のバーチャルコピーを ローカルのストレージシステムに配置された特定の ESXi ホストにマウントすることが可能になります 次に 選択した仮想マシンに マウントしたボリュームを追加ディスクとしてアタッチすることで ファイルレベルでの復元が可能です RMC-V では Remote Copy グループからのボリュームを 同じ Remote Copy グループの一部である別の仮想マシンへの VMDK として使用できません リストから Remote Copy グループを選択すると 選択したオブジェクトに関連する詳細情報が以下のタブに表示されます 58 リモートリカバリセット構成の使用

はじめに : Remote Copy グループの情報が表示されます サマリ : Remote Copy グループのプロパティが表示されます 関連オブジェクト : Remote Copy グループに関連するオブジェクトが表示されます Remote Recovery Configurations タブ Remote Recovery Configurations タブは 仮想マシンやデータストアの関連オブジェクトの下にあります Remote Copy Group をダブルクリックすると 次のタブが表示されます Recovery Sets on Source StoreServ Recovery Sets on Target StoreServ Virtual Volumes データストア Virtual Machine Remote Copy グループを構成するための前提条件 Remote Copy グループ内のいずれかの仮想ボリュームが ESXi ホストにエクスポートされている必要があります 同期 Remote Copy グループ内のすべての仮想ボリュームの名前が 20 文字を超えていないことを確認します Remote Copy グループのステータスが Started になっていて すべての仮想ボリュームのステータスが Synced になっている必要があります Remote Copy グループを作成する方法の詳細については HPE 3PAR Remote Copy ソフトウェアユーザーガイドを参照してください この操作に関わるすべての仮想マシンは 同一の Remote Copy グループに由来する仮想ボリュームを保持している必要があります アプリケーション整合性のあるスナップショットが必要な場合は VMware Tools をインストールします Remote Copy 環境のすべてのノード間の接続を確認してください Peer Persistence グループに関しては ソースとターゲットのボリュームがどちらも同一の ESXi ホストにエクスポートされる必要があります Remote Copy グループを構成するための前提条件 59

ワークフロー Remote Copy Configuration & Deployment of RMC-V HPE 3PAR StoreServ Configuration Create Remote Copy Group Exporting volumes to source and target ESXi accordingly. Installation and deployment Install RMC-V Navigate to vcenter Server Home -> Administration -> HPE RMC Management -> HPE RMC Configuration Register all HPE 3PAR StoreServs part of RC group in HPE RMC Configuration page vcenter sites configured? Registering Remote Appliance at respective sites Log out and log in to vcenter Webclient Register Remote RMC Appliance under HPE RMC Configuration page (Navigate to vcenter Server Home -> Administration -> HPE RMC Management -> HPE RMC Configuration) Perform Update Recovery Manager Cache and vcenter Refresh (navigate to vcenter Server Home -> Remote Recovery Configuration -> Actions -> Update Recovery Manager Cache) Remote Recovery Operations Configure Remote Recovery Set Policy for remote recovery configuration (Navigate to vcenter Server Home -> Remote Recovery Configuration -> Actions -> Set Remote Set Creation Policy) Create Remote Recovery Set for remote recovery set configuration group (Navigate to vcenter Server Home -> Remote Recovery Configuration -> Actions -> Create Remote Recovery Set) 図 4: リモートリカバリセット構成のデプロイワークフロー 表ワークフロー - リモートリカバリセット構成に リモートリカバリセット機能を使用するために必要な作業の一覧を示します 表 7: ワークフロー - リモートリカバリセット構成 手順番号 追加の注記と参考情報 1 vcenter Server( たとえば vcenter1) をインストールします vcenter Server がすでにインストールされている場合は この手順を無視できます vcenter Server が管理する ESXi ホストが存在することを確認します 1a セカンダリの vcenter Server( たとえば vcenter2) をインストールします セカンダリの vcenter Server のインストールは 必須ではありません セカンダリの vcenter Server は 災害時にディザスタリカバリソリューションにおいて使用することができます 詳細は RMC Remote Copy 構成のトポロジを参照してください 表は続く 60 ワークフロー

手順番号 追加の注記と参考情報 2 Web Client にログインして 以下のタスクを実行します RMC アプライアンスをデプロイします リモート RMC アプライアンスを登録します リモートとしてローカル RMC も登録できます 3 Remote Copy グループをまだ作成していない場合は HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムに作成します 4 プライマリの StoreServ から ESXi ホストへ仮想ボリュームを提供し 提供されたボリュームを使用してデータストアを作成します Web Client へのログイン方法と 各タスクの実行方法の詳細については vsphere Web Client の操作を参照してください RMC インスタンスをインストールする方法の詳細については HPE RMC-V のインストールを参照してください リモート RMC アプライアンスを登録する方法の詳細については RMC アプライアンスを参照してください Remote Copy 構成は 以下の方式から選択して構成できます Synchronous Asynchronous Periodic Asynchronous Streaming Synchronous Long Distance Remote Copy 構成を設定する方法については HPE 3PAR Remote Copy ソフトウェアユーザーガイドを参照してください RMC-V でサポートされる Remote Copy 構成の詳細については RMC Remote Copy 構成のトポロジを参照してください 仮想ボリュームは ESXi サーバーに提示し ソース LUN のデータストアを作成した後にのみ Remote Copy グループに表示されます 表示させるため Remote Copy グループに関して以下の操作を実行します Recovery Manager のキャッシュの更新 vcenter の更新 仮想ボリュームを提供する方法の詳細については HPE 3PAR Management Console ユーザーガイドを参照してください セカンダリの vcenter Server を構成した場合 セカンダリの HPE 3PAR StoreServ からセカンダリの ESXi ホストへボリュームをエクスポートする作業を行う必要があります 5 Remote Recovery Configurations タブをクリックします 6 リモートリカバリセットのタスク Remote Copy グループがすべて表示されていることを確認します 6.1 ポリシーの作成詳細については ポリシーの作成を参照してください 6.2 リモートリカバリセットの作成 詳細については リモートリカバリセットの作成を参照してく ださい 表は続く リモートリカバリセット構成の使用 61

手順番号 追加の注記と参考情報 6.3 リモートリカバリセットのスケジュールの管理 新しいスケジュールの追加 スケジュールの編集 スケジュールの削除 詳細については リモートリカバリセットのスケジュールの管理を参照してください 6.4 リモートリカバリセットの管理 リモートリカバリセットのマウント リモートリカバリセットのアンマウント リモートリカバリセットのアタッチ リモートリカバリセットのデタッチ 詳細については リモートリカバリセットの管理を参照してください 6.5 リモートリカバリセットの削除 詳細については リモートリカバリセットの削除を参照してく ださい RMC Remote Copy 構成のトポロジ Remote Copy 構成 - シングルサイト RMC アプライアンス 下図は シングルサイト RMC アプライアンスで Remote Copy を構成する方法を示しています vcenter Server RMC-V Plugin (RMC-V GUI RMC1 TCP/IP Network Synchronous/Asynchronous Periodic Primary System Secondary System 図 5: Remote Copy 構成 - シングルサイト RMC アプライアンス 1 つの RMC アプライアンスと 1 つの vcenter Server を使用する Remote Copy 構成の場合 同一の RMC アプライアンスをプライマリとリモートのアレイに登録する必要があります たとえば RMC1 を Primary StoreServ と Secondary StoreServ に登録します 62 RMC Remote Copy 構成のトポロジ

RMC アプライアンスをインストールする方法の詳細については HPE RMC-V のインストールを参照してください シングルサイト RMC アプライアンスの Remote Copy 構成向けに RMC アプライアンスを構成する方法については RMC アプライアンスを参照してください Remote Copy 構成 - マルチサイト RMC アプライアンス vcenter Server 1 vcenter Server 2 RMC-V Plugin (RMC-V GUI RMC1 RMC2 RMC-V Plugin (RMC-V GUI TCP/IP Network Synchronous/Asynchronous Periodic Primary System Secondary System 図 6: Remote Copy 構成 - マルチサイト RMC アプライアンス ローカルとリモートに置かれた 2 つの異なる vcenter Server を使用して 2 つの異なる RMC インスタンスを構成することができます たとえば RMC1 は vcenter Server1 で登録し RMC2 は vcenter Server2 で登録します vcenter Server への RMC インスタンスの登録は StoreOnce RMC Credentials タブから実行します RMC アプライアンスをデプロイする方法の詳細については HPE RMC-V のインストールを参照してください シングルサイト RMC アプライアンスの Remote Copy 構成向けに RMC アプライアンスを構成する方法については RMC アプライアンスを参照してください 図で RMC2 は プライマリシステムおよびセカンダリシステムの関連付けられたアレイでリモートです 図で RMC1 は プライマリシステムおよびセカンダリシステムの関連付けられたアレイでリモートです HPE RMC Configuration タブで 各 vcenter Server 内のそれぞれの HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムに対して RMC アプライアンスを登録できます たとえば RMC2 を vcenter server1 内の Secondary StoreServ 用に登録できます リモートリカバリセット構成の使用 63

vcenter Server 1 RMC-V Plugin (RMC-V GUI RMC1 RMC2 TCP/IP Network Synchronous/Asynchronous Periodic Primary System Secondary System 図 7: Remote Copy 構成 - マルチサイト RMC アプライアンス Primary StoreServ 向けの RMC1 と Secondary StoreServ 向けの RMC2 を vcenter Server1 で登録 (RMC 構成 ) Remote Copy 構成 - 同期長距離 同期長距離の Remote Copy 構成のセットアップは 以下のいずれかの方法でも可能です 1 つの RMC アプライアンスを両方のセカンダリサイトに対して使用する 各セカンダリ StoreServ デバイスに対して個別の RMC アプライアンスを使用する 図に 同期長距離 (SLD) で Remote Copy を構成する方法の図解が示されています 64 リモートリカバリセット構成の使用

vcenter Server 1 vcenter Server 2 RMC-V Plugin (RMC-V GUI RMC1 RMC2 RMC-V Plugin (RMC-V GUI Synchronous Mode Primary System vcenter Server 3 Secondary System RMC-V Plugin (RMC-V GUI RMC3 Asynchronous Periodic Mode Secondary System Standby Link 図 8: Remote Copy 構成 - 同期長距離 SLD 構成では 3 つの RMC アプライアンスと 3 つの vcenter Server を構成します 1 つの RMC アプライアンスを使用した SLD 構成 RMC1 をアプライアンスとして保持する 1 つの vcenter Server(vCenter1) を使用 プライマリサイト (vcenter1) で ターゲットの array2 と array3 を RMC1 に対して設定する必要があります ここで array2 と array3 はセカンダリシステムです 2 つの RMC アプライアンスを使用した SLD 構成 vcenter1 と vcenter2:rmc1 と RMC2 プライマリサイト (vcenter1) で ターゲットの array2 と array3 を RMC2 に対して設定する必要があります セカンダリサイト (vcenter2) で ターゲットの array1 を RMC1 に array3 を RMC2 に対して設定する必要があります 3 つの RMC アプライアンスを使用した SLD 構成 vcenter2 と vcenter3:rmc2 と RMC3 プライマリサイト (vcenter1) で ターゲットの array2 を RMC2 に array3 を RMC3 に対して設定する必要があります セカンダリサイト (vcenter2) で ターゲットの array1 を RMC1 に array2 を RMC2 に対して設定する必要があります ターシャリサイトで (vcenter3) で ターゲットの array1 を RMC1 に array2 を RMC2 に対して設定する必要があります リモートリカバリセット構成の使用 65

RMC アプライアンスをインストールする方法の詳細については HPE RMC-V のインストールを参照してください シングルサイト RMC アプライアンスの Remote Copy 構成向けに RMC アプライアンスを構成する方法については RMC アプライアンスを参照してください リモートリカバリセットの管理 この項では リモートリカバリセットを管理する方法について説明します 管理タブを使用して 以下のタスクを実行できます リモートリカバリセットのマウント リモートリカバリセットのアンマウント リモートリカバリセットのアタッチ リモートリカバリセットのデタッチ リモートリカバリセットを管理するには 以下の手順を実行します 手順 1. VMware vsphere Web Client にログインします 2. vcenter > Remote Recovery Configurations の順にクリックします ホストまたはクラスターに関連付けられているリモートリカバリセットがすべて表示されます 3. 左側のナビゲーションペインから リモートリカバリ構成をダブルクリックします 4. Recovery Sets on Source StoreServ をクリックします ソースの HPE 3PAR StoreServ のリカバリセットがすべて表示されます 5. リカバリセットを 1 つ選択してダブルクリックし 管理タブをクリックします 6. 管理タブを使用して 以下のタスクを実行できます リモートリカバリセットのマウント : リモートリカバリセットをマウントするには リカバリセットのマウントを参照してください リモートリカバリセットのアンマウント : リモートリカバリセットをアンマウントするには リモートリカバリセットのアンマウントを参照してください リモートリカバリセットのアタッチ : リモートリカバリセットをアタッチするには リモートリカバリセットのアタッチを参照してください リモートリカバリセットのデタッチ : リモートリカバリセットをデタッチするには リモートリカバリセットのデタッチを参照してください Recovery Sets on Source StoreServ と Recovery Sets on Target StoreServ で実行できるタスクの詳細については さまざまな構成におけるリモートリカバリセットの管理を参照してください さまざまな構成におけるリモートリカバリセットの管理 2 つのサイトを管理する 1 つの vcenter Server 同一の ESXi ホストにマウントする場合 Recovery Sets on Source StoreServ タブと Recovery Sets on Target StoreServ タブのリカバリセットから マウント アンマウント アタッチ デタッチのタスクの実行が可能です プロキシホストにマウントする場合 Recovery Sets on Source StoreServ タブと Recovery Sets on Target StoreServ タブのリカバリセットから マウント アンマウントのタスクの実行が可能です 66 リモートリカバリセットの管理

フェイルオーバー後 Recovery Sets on Source StoreServ タブと Recovery Sets on Target StoreServ タブにリスト表示されるリカバリセットが入れ替えられます 各サイトに 1 つずつの vcenter Server( プライマリサイトとセカンダリサイト ) プライマリの vcenter Server から以下のタスクが実行可能です Recovery Sets on Source StoreServ タブのリカバリセットから実行可能なタスク : マウント アンマウント アタッチ デタッチ ( 同じ ESXi ホストにマウントされている場合 ) Recovery Sets on Target StoreServ タブのリカバリセットから実行可能なタスク : ありません サポートされているタスクの実行には リモートサイトを使用する必要があります セカンダリの vcenter Server から以下のタスクが実行可能です Recovery Sets on Source StoreServ タブのリカバリセットから実行可能なタスク :ESXi およびプロキシホスト上のマウントおよびアンマウントタスク Recovery Sets on Target StoreServ タブのリカバリセットから実行可能なタスク : ありません サポートされているタスクの実行には リモートサイトを使用する必要があります プライマリサイトとリモートサイトを管理する 1 つの vcenter Server(1 つの RMC アプライアンスを使用 ) プライマリの vcenter Server から以下のタスクが実行可能です Recovery Sets on Source StoreServ タブのリカバリセットから実行可能なタスク : マウント アンマウント アタッチ デタッチ ( 同じ ESXi ホストにマウントされている場合 ) Recovery Sets on Target StoreServ タブのリカバリセットから実行可能なタスク : どのタスクも実行できません サポートされている操作の実行には リモートサイトを使用する必要があります Peer Persistence におけるリモートリカバリセットの管理 同一の ESXi ホストにマウントする場合 Recovery Sets on Source StoreServ タブと Recovery Sets on Target StoreServ タブのリカバリセットから マウント アンマウント アタッチ デタッチのタスクの実行が可能です プロキシホストにマウントする場合 Recovery Sets on Source StoreServ タブと Recovery Sets on Target StoreServ タブのリカバリセットから マウント アンマウントのタスクの実行が可能です フェイルオーバー後 Recovery Sets on Source StoreServ タブと Recovery Sets on Target StoreServ タブにリスト表示されるリカバリセットが入れ替えられます Peer Persistence の詳細については Peer Persistence を参照してください Recovery Manager のキャッシュの更新 HPE 3PAR StoreServ または HPE StoreVirtual ストレージシステムを変更する場合 Recovery Manager のキャッシュを更新します 更新しないと Perform a cache refresh のエラーメッセージが表示されて RMC-V 操作が失敗します Recovery Manager のキャッシュを更新するには 以下の操作を実行します 手順 1. vsphere Web Client のホームページに移動します 2. ホストおよびクラスタをクリックします Peer Persistence におけるリモートリカバリセットの管理 67

3. 仮想マシンを右クリックします 4. Recovery Manager のキャッシュを更新するには All HPE Recovery Manager Actions > Update Recovery Manager Cache をクリックします リモートリカバリセットポリシーの作成 ローカルリカバリセットに基づいて 各リモートリカバリセットの有効期限ポリシーと保持ポリシーを作成できます ユーザーがソースの Remote Copy グループ向けにポリシーを作成すると RMC アプライアンスによって同様のポリシーがターゲットの Remote Copy グループ向けに作成されます 手順 1. VMware vsphere Web Client にログインします 2. Remote Recovery Configurations をクリックします ホストとクラスターに関連付けられているリモートリカバリセットがすべて表示されます 3. > Set Remote Recovery Set Creation Policy の順にクリックします HPE Recovery Manager Central Recovery Set Management Policy ウィンドウが表示されます 68 リモートリカバリセットポリシーの作成

4. Target StoreServ フィールドに 実装するポリシー ( 同期または定期 ) に応じてターゲット StoreServ を選択します Sync 選択すると ソース StoreServ とターゲット StoreServ のスナップショットが常に同期されます リモートリカバリセット構成の使用 69

Periodic SLD 選択すると ソース StoreServ は最新のスナップショットのみを保持しますが ターゲット StoreServ はすべてのスナップショットを保持します ドロップダウンリストからターゲット StoreServ を選択します 5. 最初に追加された RMC アプライアンスの IP アドレスが表示されます 6. 数値ポリシーを作成するには Numeric を選択して Maximum number of Recovery Sets を指定します 注意 : 期限が指定されていないリカバリセットの数が設定数を超えると 作成順に基づいて古いリカバリセットから削除されます 7. 期限付きまたは期限なしのポリシーを作成するには Expiration/Retention を選択します 期限付きのポリシーを作成するには 手順 7~10 を実行します 期限なしのポリシーを作成するには 手順 11~13 を実行します 8. 期限付きのポリシーを作成するには Enable expirable Recovery Sets を選択します 9. ドロップダウンメニューから日数または時間数を選択します 10. 有効期間を Expire after に指定し days または hours を選択します リカバリセットの有効期間として指定が可能な最長期間は 43,800 時間 つまり 1,825 日です 11. 期限付きのリカバリセットを有効にする場合 以下のオプションのいずれかを選択することで 期限が指定されていない既存のリカバリセットをどのように扱うか指定できます Keep nonexpirable Recovery Sets 既存の期限なしリカバリセットとともに新しい期限付きリカバリセットを保持する場合は このオプションを選択します Phase out nonexpirable Recovery Sets (Advanced) 期限付きリカバリセットを作成し 最終的に古い期限なしリカバリセットを段階的に削除する場合は このオプションを選択します 期限付きのリカバリセットが新たに作成されるたびに 一番古い期限なしリカバリセットが削除されます ただし リカバリセットの総数がポリシーで設定されている最大数を下回っている限り 期限なしのリカバリセットも作成できます 12. リカバリセットを保持するには Retain Recovery Set を選択します 13. Retention period に値を指定します 14. 日または時間を選択します 保持期間のポリシーを設定するには HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムに HPE 3PAR Virtual Lock ライセンスが必要です リカバリセットは 最大 43,800 時間 つまり 1,825 日間の保持が可能です 有効期間と保持の両方のオプションを使用する場合 有効期間の値は 保持期間の値と同じかそれよりも長くする必要があります 15. アプリケーションの整合性を保証するには Create Recovery Set with VSS-aware application consistency を選択します このオプションは VMware Tools で使用されるデータフォーマット規格に準拠した リカバリセットスナップショットを作成する際に使用します 70 リモートリカバリセット構成の使用

注意 : VMware Tools をインストールまたはアップグレードした後 対応する仮想マシンを再起動する必要があります 再起動しないと アプリケーション整合スナップショットがクラッシュ整合と見なされ 正常と報告されます ESXi サーバーのアップグレード後に 仮想マシン上で VMware Tools がアップグレードされない場合は 同じ動作を確認できます データストアに仮想マシンを追加する場合 仮想マシンのアプリケーション整合性を確保するためにポリシーをアップデートしてください 16. Save をクリックします 新しいポリシーが保存されることを示すアラートメッセージが表示されます 17. OK をクリックします リモートリカバリセットの作成 特定の ESXi サーバーに関連付けられているリモートリカバリ構成で使用するリモートリカバリセットを作成することができます 他の ESXi サーバーからの他の仮想マシンは表示されません 同期のリモートリカバリセットを作成する場合 RMC-V によってローカルとリモートの両方のアレイでリカバリセットが作成されます 定期のリカバリセットの場合 リモートアレイではリモートのリカバリセットのみが作成されます 定期のリカバリセットの場合 ローカルとリモートのリカバリセットがどちらも作成されます ただし HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムが保持するのは ローカルサイトの HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムにある最新のリカバリセットのみです したがって 保持ポリシーが使用されない限り 任意の時点においてプライマリストレージシステム上で選択できるスナップショットは 1 つのみです Remote Copy グループに属しているボリュームのスナップショットのみ作成できます Remote Copy グループに属していない HPE 3PAR StoreServ ボリュームがホストしているデータストアからの仮想ハードディスクをアタッチしている場合 そのボリュームはリモートリカバリセットの作成時に対象に含められません HPE 3PAR StoreServ は 最新のスナップショットのみをプライマリサイトで保持します したがって 定期のグループ向けにリモートリカバリセットを作成する場合 Hewlett Packard Enterprise は Recovery Manager のキャッシュの更新と vcenter の更新を行うことを推奨しています 手順 1. VMware vsphere Web Client にログインします 2. 使用している VMware vcenter のバージョンに応じて 次のいずれかを行います VMware vcenter 5.5 の場合は Home > vcenter > Remote Recovery Configurations をクリックします VMware vcenter 6.0 の場合は Home > vcenter インベントリリスト > Remote Recovery Configurations をクリックします VMware vcenter 6.5 の場合は Home > グローバルインベントリリスト > Remote Recovery Configurations をクリックします ホストまたはクラスターに関連付けられているリモートリカバリセットがすべて表示されます 3. > Create Remote Recovery Set の順にクリックします Create Remote Recovery Set ウィンドウが表示されます リモートリカバリセットの作成 71

障害の発生時は すべてのストレージシステムが再開操作を実行していて リモートリカバリセットの正常な作成に向けて各グループの状態が Started になっており 同期されていることを確認します ただし リカバリセットを Remote Copy なしでローカルに作成することもできます 4. Create Recovery Set with VSS-aware application consistency を選択します 72 リモートリカバリセット構成の使用

Enable expirable Recovery Sets: ポリシーにおいて有効期間を選択した場合は このオプションが自動的に選択されます このオプションは 数値ポリシーでは無効になります Retain Recovery Set: ポリシーにおいて保持期間を選択した場合は このオプションが選択されます このオプションは 数値ポリシーでは無効になります Create Recovery Set with VSS-aware application consistency:vss 対応アプリケーション整合性のあるリカバリセットを作成します 注意 : リカバリセットの最大数がポリシーですでに定義されている場合は ポリシーで定義されている最大数がこのダイアログボックスに表示されます 既存のリカバリセットの数がポリシーで設定した最大数に達した場合 リカバリセットを作成すると 一番古いリカバリセットが削除されます 5. Create をクリックして リモートリカバリセットを作成します 6. Yes をクリックして確認します リモートリカバリセットの作成におけるステータスは Recent Tasks または他のタスクで確認できます リモートリカバリ構成の表示 手順 1. VMware vsphere Web Client にログインします 2. 使用している VMware vcenter のバージョンに応じて 次のいずれかを行います VMware vcenter 5.5 の場合は Home > vcenter > Remote Recovery Configurations をクリックします VMware vcenter 6.0 の場合は Home > vcenter インベントリリスト > Remote Recovery Configurations をクリックします VMware vcenter 6.5 の場合は Home > グローバルインベントリリスト > Remote Recovery Configurations をクリックします ESXi サーバーにマッピングされている Remote Copy グループが表示されます リンクモードの場合は すべての vcenter の Remote Copy グループが表示されます リモートリカバリ構成に何らかの変更を加えた場合は Recovery Manager のキャッシュの更新と vcenter の更新を実行する必要があります 実行しない場合 リモートリカバリセットがリストに表示されないことがあります リモートリカバリ構成の詳細の表示 ソースまたはターゲットの HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムについて 詳細情報を表示するには以下の操作を実行します 手順 1. Remote Recovery Configurations ページに移動します 2. 選択したストレージシステムの概要を表示するには Remote Recovery Configuration を選択し 詳細ペインでサマリをクリックします リモートリカバリ構成の表示 73

図 9: リモートリカバリ構成の詳細 Peer Persistent が有効になっている場合 ローカルのリカバリセットが無効になります これは リカバリセットの作成により ローカルとリモートの両方でリカバリセットスナップショットが作成されるためです 3. サマリに以下の詳細情報が表示されます 表 8: リモートリカバリ構成の情報サマリー フィールド名 Source name Source StoreServ Role 値 Remote Copy グループの名前 ソースの HPE 3PAR StoreServ ストレージの名前 HPE 3PAR StoreServ のロールとして 以下のいずれかが表示されます Primary - ソースの HPE 3PAR StoreServ ストレージのロールは 常にプライマリになります Secondary - ターゲットの HPE 3PAR StoreServ ストレージのロールは 常にセカンダリになります 表は続く 74 リモートリカバリセット構成の使用

フィールド名 StoreServ Target Name RMC host Peer persistence Mode Status Link type 値 ターゲットの 3PAR StoreServ ストレージシステムに作成される Remote Copy グループの名前が表示されます ターゲットの Remote Copy グループの名前です リモート RMC アプライアンスのホスト名または IP アドレスが表示されます 仮想マシンで Peer Persistence が有効と無効のどちらになっているかが示されます 以下のどちらかのモードを示す値が表示されます Sync - 同期モード Periodic - 非同期定期モード 以下のいずれかのステータスが表示されます Started Stopped Syncing 以下のいずれかの接続モードが表示されます FC IP ソースとターゲットの StoreServ リカバリセットの表示 この項では ソースとターゲットの HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムのリカバリセットを表示する方法について説明します 手順 1. VMware vsphere Web Client にログインします 2. 使用している VMware vcenter のバージョンに応じて 次のいずれかを行います VMware vcenter 5.5 の場合は Home > vcenter > Remote Recovery Configurations をクリックします VMware vcenter 6.0 の場合は Home > vcenter インベントリリスト > Remote Recovery Configurations をクリックします VMware vcenter 6.5 の場合は Home > グローバルインベントリリスト > Remote Recovery Configurations をクリックします ホストまたはクラスターに関連付けられているリモートリカバリセットがすべて表示されます 3. リカバリセットを作成する Remote Copy グループをダブルクリックします 4. 関連オブジェクトタブをクリックし 次に Recovery Sets on Source StoreServ をクリックして ソースの HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムのリカバリセットを表示します 5. Recovery Sets on Source StoreServ タブが表示されます ソースとターゲットの StoreServ リカバリセットの表示 75

図 10: ソースの StoreServ のリカバリセット 6. Recovery Sets on Source StoreServ をクリックして ソースの HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムのリカバリセットを表示します Recovery Sets on Target StoreServ タブが表示されます 図 11: ターゲットの StoreServ のリカバリセット リモートリカバリセットグループの詳細の表示 手順 1. VMware vsphere Web Client にログインします 2. 使用している VMware vcenter のバージョンに応じて 次のいずれかを行います VMware vcenter 5.5 の場合は Home > vcenter > Remote Recovery Configurations をクリックします VMware vcenter 6.0 の場合は Home > vcenter インベントリリスト > Remote Recovery Configurations をクリックします VMware vcenter 6.5 の場合は Home > グローバルインベントリリスト > Remote Recovery Configurations をクリックします ホストまたはクラスターに関連付けられているリモートリカバリセットがすべて表示されます 3. リモートリカバリセットをダブルクリックします 4. サマリをクリックします 選択したリモートリカバリセットの詳細情報が表示されます 76 リモートリカバリセットグループの詳細の表示

図 12: リモートリカバリセットの詳細 リモートリカバリセットのマウント この項では リモートリカバリセットを ESXi ホストまたはプロキシホストにマウントする方法について説明します リモートリカバリセットをマウントするため 管理タブが表示されていることを確認します 管理タブに移動する方法の詳細については リモートリカバリセットの管理 (66 ページ ) の手順 1~6 を参照します リモートリカバリセット構成では ベースボリュームがすでにマウントされているサーバー以外の ESXi サーバーにリカバリセットスナップショットをマウントする必要があります ソースの HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムでしか使用できないスナップショットをマウントできます リモートリカバリセットをマウントするには 以下の手順を実行します 手順 1. ESXi ホストにまだマウントされていないリカバリセットをマウントするには Mount/Unmount をクリックします 2. 次のいずれかのオプションを選択します Mount on ESXi host as Datastore:vCenter Server によって管理され HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムへのアクセスを共有している ESXi ホストのリストから選択します リモートリカバリセットのマウント 77

図 13: スナップショットのマウント - ESXi ホスト Mount on proxy host:vcenter Server による管理の対象ではないが ソース HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムにアクセスしているホストのリストから選択します 図 14: スナップショットのマウント - プロキシホスト 3. Yes をクリックして確認します 4. リカバリセットが選択したホストにマウントされます リカバリセットが正常にマウントされた後 リカバリセットのステータスが Available から Mounted に変化します 78 リモートリカバリセット構成の使用

リモートリカバリセットのアンマウント 注意 : RMC-V は アンマウント操作をするボリュームがアクティブと非アクティブのどちらの状態か 確認を行いません そのため アンマウントする前に ボリュームが非アクティブの状態であることを確認する必要があります リモートリカバリセットをアンマウントするため 管理タブが表示されていることを確認します 管理タブに移動する方法の詳細については リモートリカバリセットの管理 (66 ページ ) の手順 1~6 を参照します マウントされているリモートリカバリセットをアンマウントするには 以下の操作を実行します 手順 1. アンマウントするリカバリセットを選択して Mount/Unmount をクリックします Unmount Volume ウィンドウが表示されます 図 15: ボリュームのアンマウント 2. Unmount Volume ウィンドウに表示されている詳細情報を確認してから Unmount をクリックします リカバリセットが正常にアンマウントされると リカバリセットのステータスが Mounted から Available に変化します ターゲットサイト側のソース HPE 3PAR StoreServ ストレージのリモートリカバリセットを使用することで ターゲットの StoreServ に vcenter Server で管理されている ESXi ホストへエクスポートされる仮想ボリュームパスが存在しない場合に プロキシホストへのマウントタスクだけを実行することが可能になります リモートリカバリセットのアタッチとコピー この項では リモートリカバリセットをデータストアへコピーする方法とリカバリセットを仮想マシンにアタッチする方法について説明します リモートリカバリセットをアタッチするため 管理タブが表示されていることを確認します 管理タブに移動する方法の詳細については リモートリカバリセットの管理の手順 1~6 を参照してください リモートリカバリセットのアンマウント 79

リカバリセットがすでにマウントされている場合にのみ リカバリセットを仮想マシンにアタッチできます リモートリカバリセットをアタッチするには 以下の手順を実行します 手順 1. 仮想マシンにアタッチする マウント済みのリカバリセットを選択します 2. リカバリセットをマウントするには Copy/Attach/Detach をクリックします Copy/Attach ウィンドウが表示されます デフォルトで Copy to Datastore オプションが選択されます 80 リモートリカバリセット構成の使用

図 16: データストアへのコピー リモートリカバリセット構成の使用 81

3. 次のいずれかのオプションを選択します a. Copy to Datastore: 選択したリカバリセットのコピー先にするデータストアを選択します b. Attach to Virtual Machine: 選択したリカバリセットのアタッチ先にする仮想マシンを選択します Attach to Virtual Machine を選択した場合 Copy ボタンが Attach に変更されます 4. リカバリセットをデータストアにコピーするには 以下の手順を実行します a. Copy to Datastore を選択します 関連付けられているデータストアが表示されます b. リカバリセットのコピー先にするデータストアを選択します c. 既存の VMDK ファイルを上書きするには Overwrite existing Virtual Disk を選択します d. Copy をクリックします e. 確認のため Yes をクリックします リカバリセットがデータストアへ正常にコピーされます データストアへのリカバリセットのコピーは VMDK のコピーとも呼ばれます VMDK ファイルを Express Protect オブジェクトデータストアからコピーすると コピーされた VMDK は常にシックプロビジョニングになります 5. リカバリセットを仮想マシンにアタッチするには 以下の手順を実行します a. Attach to Virtual Machine を選択します 関連付けられている仮想マシンがすべて表示されます b. リカバリセットのアタッチ先にする仮想マシンを選択します c. Attach をクリックしてリカバリセットをアタッチします d. Yes をクリックして確認します リカバリセットが仮想マシンへ正常にアタッチされます リモートリカバリセットのデタッチ 手順 リモートリカバリセットをデタッチするため 管理タブが表示されていることを確認します 管理タブに移動する方法の詳細については リモートリカバリセットの管理 (66 ページ ) の手順 1~6 を参照します デタッチできるのは アタッチされているリカバリセットのみです リモートリカバリセットをデタッチするには 以下の手順を実行します 1. リカバリセットのリストから デタッチするリカバリセットを選択します 2. Copy/Attach/Detach をクリックします 3. Detach ウィンドウが表示されます 4. Detach ウィンドウに表示されている詳細情報を確認してから Detach をクリックします リモートリカバリセットの削除 手順 1. vsphere Web Client のホームページに移動します 2. vcenter > Remote Recovery Configurations の順にクリックします 82 リモートリカバリセットのデタッチ

3. 左側のナビゲーションペインから リモートリカバリ構成を選択します 4. 左側のナビゲーションペインから Recovery Sets on Source StoreServ または Recovery Sets on Target StoreServ をクリックします 選択内容に応じて 関連するすべてのリカバリセットが表示されます 5. 左側のナビゲーションペインから 削除するリモートリカバリセットを選択します 6. 右クリックして Delete をクリックします 7. リモートのリカバリセットの削除を確認するには Yes をクリックします リモートリカバリセットがリストから削除されます リモートリカバリセットのスケジュールの管理 RMC-V では 事前に決定したスケジュールに従って リモートリカバリセットを作成することができます RMC-V のスケジューラーを使用することで 以下のタスクを実行できます スケジュールの追加 スケジュールの編集 スケジュールの削除 手順 1. VMware vsphere Web Client にログインします 2. 使用している VMware vcenter のバージョンに応じて 次のいずれかを行います VMware vcenter 5.5 の場合は Home > vcenter > Remote Recovery Configurations をクリックします VMware vcenter 6.0 の場合は Home > vcenter インベントリリスト > Remote Recovery Configurations をクリックします VMware vcenter 6.5 の場合は Home > グローバルインベントリリスト > Remote Recovery Configurations をクリックします ホストまたはクラスターに関連付けられているリモートリカバリセットがすべて表示されます 3. > Schedule Remote Recovery Set Creation の順にクリックします Schedule Create Remote Recovery Set ウィンドウに既存のスケジュールのリストが表示されます 図 17: スケジュールリスト リモートリカバリセットのスケジュールの管理 83

4. 以下のタスクは すべて Schedule Create Remote Recovery Set から実行できます スケジュールの追加 : スケジュールを追加する方法は スケジュールの追加を参照してください 新しいスケジュールの編集 : 既存のスケジュールを編集する方法は スケジュールの編集を参照してください 新しいスケジュールの削除 : スケジュールを削除する方法は スケジュールの削除を参照してください 5. 手順 4 の 1 つ以上のタスクを実行した後は Refresh をクリックしてスケジュールのリストを更新します 6. Close をクリックして ウィンドウを閉じます スケジュールの追加 手順 リモートリカバリ構成でリモートリカバリセットを作成するには 次の手順に従います 1. Schedule Create Remote Recovery Set ページで Add をクリックします Welcome ウィンドウが表示されます 2. Next をクリックします Schedule ウィンドウが表示されます 3. Schedules 画面で 以下の手順を実行します a. Schedule task name 内でスケジュールのタスク名を指定します b. スケジュールを実行するには タスクの頻度を Perform Recovery Set creation task から選択します 以下の頻度が選択できます 頻度 By minutes オプションの目的 スケジュールを実行する頻度を分で指定します Hewlett Packard Enterprise は 2 つのスケジュールの間隔として 少なくとも 30 分を確保することを推奨しています Hourly Daily Weekly Monthly One time only スケジュールを実行する時刻を時と分で指定します スケジュールを実行する時刻を日単位で指定します スケジュールを実行する時刻を週単位で指定します タスクを実施する曜日として 複数の曜日を選択することもできます スケジュールを実行する時刻を月単位で指定します 各月の特定の日付を選択して タスクをスケジューリングできます スケジュールを 1 回だけ実行するため 時刻を指定します 1 回限りのスケジュールを実行するため カレンダーから日付を選択して時刻を指定できます c. Select time and frequency you want this task to start の下で 以下の表に示されている詳細を指定します Perform Recovery Set creation task で選択した頻度に応じて 表示されるフィールドの組み合わせが異なります 84 スケジュールの追加

頻度頻度の詳細オプションの目的 By Minutes Start time スケジュールの開始時刻を時と分で指定します AM または PM も選択します Recur every スケジュールの実施間隔を分で指定します Hourly Start time スケジュールの開始時刻を時と分で指定します AM または PM も選択します Recur every スケジュールの実施間隔を時間で指定します Daily Start time スケジュールの開始時刻を時と分で指定します AM または PM も選択します Recur every スケジュールの実施間隔を日単位で指定します Weekly Start time スケジュールの開始時刻を時と分で指定します また AM または PM を選択します Select days of week below 7 つの曜日がすべて表示されます 1 つまたは複数の日を選択できます Monthly Start time スケジュールの開始時刻を時と分で指定します AM または PM も選択します Day スケジュールを実行する各月の日付を指定します One time only Start date スケジュールを実行する必要がある日付を選択し ます Start time スケジュールの開始時刻を時と分で指定します AM または PM も選択します d. Next をクリックします Snapshot Configuration が表示されます 4. Snapshot Configuration 画面で 以下の手順を実行します リモートリカバリセット構成の使用 85

a. Target StoreServ フィールドで SLD ポリシーのターゲット StoreServ を選択します b. アプリケーション整合性リカバリセットを作成するには Create Recovery Set with VSS-aware application consistency を選択します c. Next をクリックします Summary 画面が表示されます 5. Summary 画面にリスト表示されている詳細情報が正しいことを確認して Finish をクリックします 6. プロンプトで Yes をクリックします Hewlett Packard Enterprise では 同時にトリガーされる Remote Copy スナップショットが 25 個を超えないスケジュールを作成することをお勧めします スケジュールの編集 手順 1. スケジュールを選択して Edit をクリックします Edit Schedule Task Wizard が表示されます Schedule task name 以外のすべてのスケジュールパラメーターに 必要な変更を加えることができます 2. スケジュールのリストを更新するには Refresh をクリックします 3. Close をクリックして ウィンドウを閉じます スケジュールの削除 この項では 既存のスケジュールタスクを削除する方法について説明します 86 スケジュールの編集

手順 1. 削除するスケジュールを選択します 2. Delete をクリックします 3. スケジュールタスクの削除を確認するため Yes をクリックします 4. Close をクリックします 重要 : Remote Copy グループのフェイルオーバー後は スケジューリングされたジョブが失敗します そのため リモートの RMC/RMC-V はスケジューリングされたジョブの実行に失敗します 新しいソース側でジョブを再度スケジューリングする必要があります Peer Persistence Peer Persistence を使用すると サービスの中断を最小限に抑えつつ ホストに対して透過的な方法で 手動または自動によりソースのストレージシステムからターゲットのストレージシステムへホスト I/O をリダイレクトすることができます HPE 3PAR Peer Persistence は HPE 3PAR OS 3.1.2 MU2 以降を使用した VMware 構成と 3PAR OS 3.2.1 以降を使用した Microsoft Windows 構成で利用できます Peer Persistence を構成する方法の詳細については HPE 3PAR Remote Copy ソフトウェアユーザーガイドを参照してください 仮想ボリュームで Peer Persistence が有効になっている場合 Remote Copy グループの要約ページが表示されます Peer Persistence を構成するときには 以下のことを確認してください ソースとターゲットのボリュームがすでに ESXi ホストへ提供されている リモートリカバリセットを管理 ( マウント アンマウント アタッチ デタッチ ) する方法の詳細については Peer Persistence におけるリモートリカバリセットの管理を参照してください リモートリカバリセットに関連するその他のすべてのタスクが実行できるようになります リモートリカバリセット用の Express Protect Remote Copy グループのスナップショットのバックアップは作成できません ただし 仮想マシンまたはデータストアのローカルリカバリセットを作成してから そのバックアップを作成することは可能です リカバリセットのバックアップを作成する方法の詳細については Express Protect の作成を参照してください Remote Copy 構成での複数の RMC アプライアンスのサポート Remote Copy 構成では 複数の RMC アプライアンスを共存させることができます ただし Remote Copy の構成 ポリシー 操作を管理するのは 1 つの RMC アプライアンスのみです 最初に登録された RMC アプライアンスが 非明示的に Remote Copy スナップショットの管理に使用されることになります 最初に登録された RMC アプライアンスがその構成から削除された場合 Remote Copy スナップショットと構成情報が使用できなくなります 最初の RMC アプライアンスが複数の RMC アプライアンスを使用する構成から削除された際は 次の使用可能な RMC アプライアンスが Remote Copy 操作に使用されます ただし Remote Copy ポリシーとスケジュールを再度 作成する必要があります Peer Persistence 87

ESXi Server Storage Administrator Portal RMC-V Plugin RMC1 RMC2 RMC3 RMC Local Site Remote Site 図 18: 複数の RMC アプライアンスを使用した Remote Copy 構成 88 リモートリカバリセット構成の使用

リカバリセット Express Protect の使用 HPE Express Protect を使用すると HPE ストレージシステム上で作成されたスナップショットをバックアップできます これらのスナップショットは HPE StoreOnce デバイスに格納されます Express Protect についての詳細は ご使用の HPE StoreOnce 製品に付属のドキュメントを参照してください 前提条件 3PAR OS 3.2.1 MU1 以降のバージョンを実行する HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムが Express Protect を使用していることを確認します HPE StoreOnc で ecatalyst ライセンスが使用できること HPE RMC Configuration タブでバックアップシステムを追加したことを確認します バックアップのタイプ RMC-V では 以下の種類のバックアップをサポートします Auto: ストレージシステムでは 増分バックアップが最初に試みられます 操作が失敗した場合 最適化バックアップ ( データがあるブロックのみがコピーされます ) が試みられます 最適化バックアップ操作も失敗した場合は フルバックアップが実行されます 最適化バックアップは フルバックアップよりも高速です Full backup: フルバックアップを実行します 自動バックアップが失敗した場合に実行されます Hewlett Packard Enterprise では Backup Type として Auto を選択することをお勧めします Express Protect ポリシーの作成 CoFC オプションが有効な Express Protect ポリシーをセットアップするには RMC アプライアンスと HPE StoreOnce 間の FC 接続を適切に設定する必要があります RMC-V は 既存の Express Protect ポリシーの編集および削除をサポートしません デフォルトの Express Protect ポリシーの作成 手順 1. vsphere Web Client のホームページに移動します 2. ホストおよびクラスタをクリックします 3. 仮想マシンを選択し 左のナビゲーションペインで Recovery Sets をクリックします 関連オブジェクトタブの下の Recovery Sets タブに 選択可能なリカバリセットがすべて表示されます 4. 一連のポリシーを適用するには 仮想マシンを選択します 5. > All HPE Recovery Manager Central Actions > Set Recovery Set Creation Policy をクリックし Express Protect Backup をクリックします Default Express Protect / Catalyst Copy Policy Settings 画面が表示されます リカバリセット Express Protect の使用 89

90 リカバリセット Express Protect の使用

表 9: デフォルトの Express Protect ポリシーの作成 フィールド名 RMC Host Name Express Protect Policy Create Express Protect Policy 説明 設置された RMC アプライアンスの IP アドレス RMC アプライアンスを 1 つ以上設置している場合 すべてのアプライアンスが一覧表示されます ドロップダウンリストにある利用可能なポリシーのリストから Express Protect ポリシーを選択します 一覧表示されている Express Protect ポリシーは 選択した RMC インスタンスにバインドされています Express Protect ポリシーを作成するには Create Express Protect Policy をクリックします ポリシーの作成方法については Express Protect ポリシーの作成を参照してください Backup system Store Expiry Time Retention Time Multi-Streaming Create Express Protect Policy からのデフォルト Create Express Protect Policy からのデフォルト Create Express Protect Policy からのデフォルト Create Express Protect Policy からのデフォルト Create Express Protect Policy からのデフォルト マルチストリーミングは 複数のソースからのデータを 1 つのエンドポイントデバイスに同時にバックアップする構成です 次のいずれかのオプションを選択します 単一のストリーム マルチストリーム マルチストリームオプションを選択しないと Express Protect は単一のストリームとして実行されます RMC-V は 仮想ボリュームに対して 2 4 8 または 16 ストリームのマルチストリーミングをサポートしています 検証あり Express Protect のマルチストリームを実行すると Express Protect の検証もマルチストリームとして同時に実行されます Verify Express Protect Storage array access protocol Create Express Protect Policy からのデフォルト Create Express Protect Policy で選択した iscsi または FC プロトコルのいずれかを表示します 表は続く リカバリセット Express Protect の使用 91

Maximum Number of Express Protects Remove Oldest Express Protect Enable Email notification Configure Default Copy Policy Settings 保持する Express Protect の最大数を指定します Express Protect の数が 0 の場合 Express Protect の最大数の上限が設定されていないことを示しています 表示されているデフォルト値は 7 です このオプションを選択すると Express Protect が定義済みの最大上限に達した場合に 一番古い Express Protect を削除します このオプションを選択しない場合 許容された Express Protect の最大数に達した後に実行する Express Protect は失敗します このオプションは デフォルトで選択されます 要件ごとに電子メール通知を選択し有効にします 詳細については 電子メール通知ポリシーの作成を参照してください デフォルトの Copy Policy 設定を構成します 重要 : ポリシーの中の Maximum Number of Express Protects の値を 1 より大きく指定することをお勧めします そうでない場合 増分 Express Protect が失敗します 最初の Express Protect は常にフルの Express Protect だからです 値をゼロに設定していくつかの Express Protect を作成した後で すでに作成された Express Protect の数よりも少ない Express Protect ポリシーの数に変更した場合 ポリシーの数が減ると Catalyst Copy が削除されます 登録されたすべての RMC インスタンスの Express Protect が表示され アクティブな RMC インスタンスには依存しません Create New Express Protect Policy で選択されているパラメーターに基づいて その値のみが表示されます Express Protect ポリシーの作成 データストアまたは仮想マシン用の Express Protect ポリシーを作成するには 次の手順を実行します 手順 1. Create Express Protect / Catalyst Copy Recovery Set または Default Express Protect / Catalyst Copy Policy Settings 画面から Create Express Protect Policy をクリックします Create New Express Protect Policy 画面が表示されます 2. Express Protect Policy Name で Express Protect ポリシーの名前を指定します Backup System には Express Protect 操作を実行する追加された HPE StoreOnce のホスト名または IP アドレスが一覧表示されます 3. Service Set Id ストアが存在するサービスセット ID(StoreOnce 6500 および B6200) HPE StoreOnce がマルチノードで構成されている場合 両方のノードのサービスセット ID が表示されます ポリシーに対する適切なサービスセットを選択します 4. Store メニューから既存のストアを選択します 新規ストアを作成するか または既存の Catalyst クライアントへのアクセスを許可するには Create/ Modify Store をクリックします 92 Express Protect ポリシーの作成

ヒント : また 手動で HPE StoreOnce Management Console を使用してストアを作成できます a. Modify StoreOnce Catalyst Store ウィンドウが表示されます ストアが存在する場合は Modify Existing Store オプションがデフォルトで選択されます ただし ストアが存在しなければ Create Store オプションがデフォルトで選択されます マルチノードの StoreOnce では RMC-V がサポートする Catalyst ストアはサービスセット ID ごとに 1 つだけです ただし RMC-V はチーム化された Catalyst ストアをサポートしません b. 次のいずれかのオプションを選択します Create Store Express Protect ストアを作成します Modify Existing Store ユーザーに Express Protect ストアへのアクセスを許可します c. Modify Existing Store を選択した場合 以下の手順でユーザーにアクセスを許可できます I. User name では 有効な Catalyst のユーザー名を指定します このユーザーは HPE StoreOnce バックアップに存在するユーザーである必要があります 無効なユーザー名を入力すると 有効なユーザー名を入力するよう指示するエラーメッセージが表示されます II. Catalyst クライアントのユーザー名として All Clients を指定すると 選択したストア内のすべての既存のクライアントにアクセスが許可されます Grant Access をクリックします アクセスが正常に許可されたら 確認メッセージが表示されます d. Create Store を選択した場合は 以下の手順で Express Protect ストアを作成できます リカバリセット Express Protect の使用 93

I. Backup System には 構成されている HPE StoreOnce バックアップシステムの IP アドレスまたはバックアップシステム名が一覧表示されます 適切な IP アドレスを選択します II. Store Name では ストアの名前を指定します III. Store Description では ストアの簡単な説明を指定します IV. Service Set Id には 選択した HPE StoreOnce バックアップシステムに関連付けられているすべてのサービスセット ID が一覧表示されます シングルノード HPE StoreOnce Backup システムでは サービスセット ID は 1 です マルチノード HPE StoreOnce Backup ステムでは サービスセット ID は 1 よりも大きな ID です ストアが存在する場所に基づいて適切なサービスセット ID を選択します V. User Name では 有効な Catalyst のユーザー名を指定します このユーザーは HPE StoreOnce バックアップに存在するユーザーである必要があります 無効なユーザー名を入力すると 有効なユーザー名を入力するよう指示するエラーメッセージが表示されます また StoreOnce Management Console からもアクセスを許可できます 94 リカバリセット Express Protect の使用

クライアントのアクセス権限チェックが 設定タブで選択されていない場合 ユーザー認証情報はどの Express Protect でも検証されません VI. VII. Create をクリックします 確認を求めるプロンプトが表示されたら Yes をクリックします ストアが作成されると 確認メッセージが表示されます Express Protect がトリガーされたとき スナップショットは RMC アプライアンスで アプライアンス OS 内の raw ブロックデバイスとしてマッピングされます VIII. Catalyst クライアントの認証情報 有効期限 保持期間 プロトコルを指定します 5. 以下のフィールドはポリシーが作成されたときのステータスを表示し この画面からこれらのステータスを変更することはできません a. Backup System b. Store c. Expiry Time 有効期限を時間単位で設定します d. Retention Time 保持期間を時間単位で設定します e. Multi-Streaming このオプションを選択すると ストリームの数も表示されます デフォルト値は 4 です マルチストリーミングの場合の値の選択については SPOCK を参照してください f. Verify Express Protect g. Catalyst over Fiber Channel (CoFC) h. Catalyst over Ethernet (Coeth) HPE StoreOnce がマルチノードで構成されている場合 選択したサービスセット ID に対応するノード IP を入力する必要があります サービスセット ID のノード IP を表示するには HPE StoreOnce Management Console のタブに移動します Express Protect の作成 VC レベルの Express Protect(Create Express Protect / Catalyst Copy Recovery Set 画面 ) またはワンクリック Express Protect を使用して データストアまたは仮想マシンの Express Protect を作成できます Express Protect の作成 95

ワンクリック Express Protect の作成 手順 ワンクリック Express Protect を使用して スナップショットを作成し Express Protect を実行できます 1. ホームページに移動し 仮想マシンおよびテンプレートをクリックします 2. リカバリセットを作成する仮想マシンまたはデータストアをクリックします 3. 仮想マシンまたはデータストアを右クリックし All HPE Recovery Manager Central Actions > Create Recovery Set> Express Protect Backup の順にクリックします Create Express Protect / Catalyst Copy Recovery Set ページが表示されます Expiration/Retention オプションは VVOL 仮想マシンでは選択できません 4. 次の詳細を指定します a. Name スナップショットおよび Express Protect の名前を指定します b. Description Express Protect の簡単な説明を指定します c. Backup Type 96 ワンクリック Express Protect の作成

Auto または Full のいずれかのバックアップを選択します 詳細については バックアップのタイプを参照してください この画面での他のすべてのフィールドは表示フィールドであり それらを変更することはできません スナップショットまたは Express Protect の名前を指定しない場合は RMC インスタンスのタイムスタンプがデフォルトのスナップショット名または Express Protect 名として見なされます ワンクリック Express Protect を実行すると システム内部に Express Protect のスナップショットを作成します スナップショットに数値のポリシーセットが設定されている場合は Remove Oldest Snapshot が選択されていると Express Protect の実行時に最も古いスナップショットの削除が開始されます スナップショットおよび RMC-V によって作成される Express Protect の両方を実行できるような スナップショットの数を設定することをお勧めします 最も古いスナップショットを削除する数値ポリシーのカウントは 設定した数値ポリシーの制限に到達する前に 最も古いスナップショットを削除する操作が完了できるように設定する必要があります 最も古いスナップショットの Express Protect 操作が完了しないうちに数値カウントが制限に達した場合 スケジュールされている後続の Express Protect が失敗するようになり 最も古いスナップショットの Express Protect 操作が完了するまで続きます フル Express Protect または変更量の多い自動 Express Protect など Express Protect では完了するのに長い時間がかかります 保護リカバリセットレベルの Express Protect の作成 手順 1. vsphere Web Client のホームページに移動します 2. ホストおよびクラスタをクリックします 3. 仮想マシンを選択し 左のナビゲーションペインで Recovery Sets をクリックします 関連オブジェクトタブの下の Recovery Sets タブに 選択可能なリカバリセットがすべて表示されます 4. Express Protect を作成するリカバリセットを選択します 5. ( このリストで選択したオブジェクトの ) をクリックし Create Express Protect/ Catalyst Copy Recovery Set をクリックします Create Express Protect/Catalyst Copy Recovery Set ウィンドウが表示されます 保護リカバリセットレベルの Express Protect の作成 97

6. Express Protect セクションで 以下の情報を指定します a. RMC Host Name デフォルトで選択した RMC インスタンスの IP アドレスが表示されます 画面からこの表示フィールドを変更することはできません b. Name Express Protect の名前 c. Description Express Protect の簡単な説明 7. Express Protect 用の既存のポリシーを適用するには Express Protect Policy に一覧表示されているポリシーからバックアップポリシーを選択します 選択されたポリシーについては 次の詳細情報が一覧表示されます Backup System 98 リカバリセット Express Protect の使用

Default Policy デフォルトの Express Protect ポリシーが仮想マシンまたはデータストア用に保存されている場合はデフォルトで選択されています Default Policy が選択されている場合は Policy に一覧表示されているその他の Express Protect ポリシーを選択できません デフォルトポリシー以外のポリシーを選択することを有効にするには Default policy のチェックボックスをクリアする必要があります デフォルトポリシーが存在しない場合は 仮想マシンまたはデータストア用にデフォルトの Express Protect ポリシーを 1 つも保存しなかったことを示す次のメッセージが表示されます No default Express Protect Backup policy exists Backup Store Expiry/Retention Time in Hours Multi-Streaming Verify Express Protect 選択した CoFC Id( ファイバーチャネル経由での Catalyst) または Coeth IP(Ethernet 経由の Catalyst) Storage array access protocol Maximum number of Express Protects Remove Oldest Express Protect Backup System Multi-Streaming Verify Express Protect CoFC Id または Coeth IP Storage array access protocol Express Protect Store Maximum number of Express Protects Retention Time と Expiration Time および Remove Oldest Express Protect は表示フィールドです 選択した Express Protect ポリシーの作成時に使用されたそれぞれの値を表示します 8. 新しいポリシーを作成し適用するには Create Express Protect Policy をクリックします ポリシーの作成方法については Express Protect ポリシーの作成を参照してください 9. Create をクリックしてから Yes クリックし Express Protect の作成を確認します 重要 : 有効な以前のバックアップが利用できない場合 増分 Express Protect が失敗します 生成されるすべてのバックアップはフルバックアップです Express Protect の詳細の表示 手順 1. vsphere Web Client のホームページに移動します 2. ホストおよびクラスターをクリックします 3. 仮想マシンをクリックし 左のナビゲーションペインで Recovery Sets をクリックします Recovery Sets タブに 使用可能なすべてのリカバリセットと Express Protect が表示されます 4. 詳細を表示するには データストアをダブルクリックします 5. 管理をクリックします Express Protect の詳細の表示 99

6. サマリ画面では 以下の詳細を表示できます フィールド名 vcenter Name Type Express Protect Name 説明 vcenter の IP アドレスまたは名前 仮想マシンまたはデータストアの名前 Express Protect の種類で Virtual Machine または Datastore のいずれか Express Protect の名前 Express Protect GUID Express Protect ジョブの GUID State Express Protect の状態で Partial または Available Application Consistent Express Protect スナップショットがアプリケーション整合かどうかを示し True または False Verified Express Protect のステータスで True または False True のステータスは Express Protect が完了し ソースと比較して正常であることを示します Catalyst Item Name Timestamp Express Protect Policy Name Store Name StoreOnce Name Catalyst User Snapshot Name HPE StoreOnce 内の Catalyst 項目の名前 Express Protect が作成された時刻 時間はローカルタイム (JST) で表されます Express Protect ポリシーの名前 HPE StoreOnce 内のストアの名前 HPE StoreOnce Backup System の名前 HPE StoreOnce 内の Catalyst ユーザーの名前 スナップショットの名前 表は続く 100 リカバリセット Express Protect の使用

フィールド名 説明 SnapshotSet ID スナップショットのユニーク ID Incremental RMC Time Zone Express Protect が増分されているか True の場合は増分 Express Protect で False の場合は非増分 Express Protect RMC アプライアンスのタイムゾーン Express Protect のキャンセル バックアッププロセス中は 操作の中止を選択できます 手順 1. Express Protect を右クリックし Cancel running task をクリックします 2. プロンプトで Yes をクリックします 3. 正常なキャンセルを示すメッセージが表示されます Express Protect オブジェクトのマウント 手順 1. vsphere Web Client のホームページに移動します 2. vcenter > Datastore をクリックします vcenter Server によって管理されるすべてのデータストアが表示されます 3. データストアを選択し 関連オブジェクト > Recovery Sets をクリックしてから マウントする Express Protect をダブルクリックします Express Protect のキャンセル 101

4. Mount/Unmount をクリックします Mount on ESX host as Datastore には vcenter Server で管理する ESXi ホストが一覧表示されます 5. ESXi ホストを選択します 6. Mount をクリックします Mount Express Protect Confirm ダイアログボックスが表示されます 7. Yes をクリックして確認します 8. Express Protect が正常にマウントされた後 Express Protect のステータスが Mounted に変更されます Express Protect が正常にマウントされた後 以下の詳細が表示されます マウントした ESXi ホスト Express Protect オブジェクトをマウントしたデータストア名 同様の手順を実行して 仮想マシンの Express Protect もマウントできます Express Protect オブジェクトのアンマウント 注意 : RMC-V は アンマウントするボリュームがアクティブまたは非アクティブであることを確認するチェックを何も実行しません このため ボリュームをアンマウントする前に アクティブではないことを確認します 手順 1. 管理タブに移動し アンマウントする Express Protect を選択します 2. Mount/Unmount をクリックします 102 Express Protect オブジェクトのアンマウント

3. Unmount Express Protect ダイアログボックスが表示されます 4. ESXi ホストから選択したデータストアをアンマウントするには Unmount をクリックします Express Protect のスケジュール スケジュールリストの表示 Add: スケジュールの追加 Edit: スケジュールの編集 Delete: スケジュールの削除 Refresh: スケジュールリストの更新 Close:Schedule List ウィンドウの終了 Express Protect のスケジュールリストの表示 手順 1. vsphere Web Client のホームページに移動します 2. ホストおよびクラスタをクリックします 3. 仮想マシンまたはデータストアを選択します 4. > All HPE Recovery Manager Central Actions > Schedule Recovery Set Creation の順にクリックします Schedule List ウィンドウが表示されます このウィンドウには RMC インスタンス RMC インスタンスのタイムゾーンおよび現在 Express Protect にスケジュールされているすべてのタスクが一覧表示されます Scheduled List ウィンドウを使用して スケジュールの追加や既存のスケジュールの変更 既存のスケジュールの削除ができます 5. Schedule List を閉じるには Close をクリックします 指定したスケジュールに従って Express Protect を作成できます Express Protect のスケジュールの作成 手順 1. Schedule List に移動します Schedule List に移動する方法の詳細については Express Protect のスケジュールリストの表示を参照してください 2. Express Protect スケジュールタスクを作成するには Add をクリックします Create Schedule Task Wizard ウィンドウの Welcome タブが表示されます 3. Next をクリックします Recovery Set Type ウィンドウが表示され 以下のオプションを選択できます スナップショット : 仮想マシンまたはデータストアを対象にしたスナップショットの作成をスケジューリングします Express Protect: 仮想マシンまたはデータストアを対象にしたスナップショットの Express Protect をスケジューリングします 4. Express Protect 用のスケジュールを作成するには Express Protect を選択します 5. Next をクリックします Schedule ウィンドウが表示されます 6. Schedule ウィンドウで 以下の手順を実行します Express Protect のスケジュール 103

a. Schedule task name: スケジュールタスク名が表示されます このエントリーは編集できます b. Express Protect スケジュールを作成するには Perform Recovery Set creation task からタスクの頻度を選択します 表 10: スケジュールの頻度 頻度頻度の詳細説明 Daily Start time スケジュール開始時刻を時と分で指定できます また AM または PM を選択します Recur Every スケジューリングするタスクの実施間隔を指定します Hourly Start time スケジュール開始時刻を時と分で指定できます また AM または PM を選択します Recur Every スケジューリングするタスクの実施間隔を指定します Monthly Start time スケジュール開始時刻を時と分で指定できます また AM または PM を選択します Day スケジュールされたタスクを開始するには 日を指定します One time only Start date カレンダーを使用して スケジュールを実行する日付を選 択します Start time スケジュール開始時刻を時と分で指定できます また AM または PM を選択します Weekly Start time スケジュール開始時刻を時と分で指定できます また AM または PM を選択します Select days of a week 週の 7 日すべてが表示されます 1 つまたは複数の日を選択できます 7. Next をクリックします Snapshot Configuration ウィンドウが表示されます 104 リカバリセット Express Protect の使用

Expiration/Retention オプションは VVOL 仮想マシンでは選択できません 8. Snapshot Configuration ウィンドウでは 以下を実行します a. Create Recovery Set with VSS-aware application consistency を選択します この画面は データストアレベルのスケジュールに対してのみ表示されます b. 次のいずれかのオプションを選択します Apply to all Virtual Machines Apply to following Virtual Machines 数値ポリシーでは Overwrite default policy setting with following options は無効です Expiration/Retention ポリシーでは このオプションは有効です デフォルトポリシーの Set Recovery Set to expire after および Retain Recovery Set の値を変更できます Expiration/Retention オプションは VVOL 仮想マシンでは選択できません したがって 有効期間または保持期間の詳細は VVOL 仮想マシンでは表示されません 9. Next をクリックします Express Protect Configuration ウィンドウが表示されます 10. Express Protect Configuration ウィンドウで 次の詳細情報を指定します リカバリセット Express Protect の使用 105

Name:Express Protect の名前 Description:Express Protect の簡単な説明 Backup Type:Auto または Full のいずれかのバックアップを選択します 詳細については バックアップのタイプを参照してください 11. Express Protect Policy に表示されているポリシーからバックアップポリシーを選択します 12. Next をクリックします Schedule Task Summary ウィンドウが表示されます 13. Schedule Task Summary に表示されている詳細が正しいか確認します 14. Finish をクリックします Schedule Modification ウィンドウが表示されます 15. Yes をクリックします Express Protect スケジュールの変更 Express Protect のスケジュールを更新するには 以下の手順に従います 手順 1. Schedule List に移動します Schedule List に移動する方法の詳細については スケジュールリストの表示の項を参照してください 2. 編集するスケジュールを選択して Edit をクリックします Edit Schedule Task Wizard が表示されます 3. Edit Schedule Task Wizard の Schedule と Snapshot Configuration ページが表示されるまで Next をクリックします 4. スケジュールに必要な変更を行います 5. スケジュールのパラメーターの設定については リカバリセットのスケジューリングを参照してください 6. Next をクリックします Edit Schedule Task Wizard の Express Protect Configuration ページが表示されます 7. スケジュールに必要な変更を行い Next をクリックします Summary ページが表示されます 8. Summary ページに表示されている詳細が正しいか確認します 9. タスクスケジュールを完了するには Finish をクリックします Schedule Modification ウィンドウが表示されます 10. スケジュールに加えられた変更を確定するには Yes をクリックします Element Recovery Technology Element Recovery Technology(ERT) は プライマリディスクアレイボリュームを再作成せずに HPE StoreOnce により保護された Express Protect オブジェクトからの読み取り専用エンティティとして Recovery Sets オブジェクトへアクセスする機能を提供します トランスポートプロトコル ERT 用のトランスポートプロトコルは 以下の条件を満たす必要があります ESXi ホストおよび RMC アプライアンス間では iscsi 経由でなければなりません RMC アプライアンスと HPE StoreOnce 間では CoFC ID( ファイバーチャネル経由での Catalyst) または Coeth IP(Ethernet 経由の Catalyst) に基づいて FC または IP のどちらかが可能です ESXi ホスト Windows または Linux に Express Protect オブジェクトをマウントできます 106 Express Protect スケジュールの変更

ERT タスクは RMC-V v1.2.0 以降のバージョンのインストール後またはアップグレード後に作成された リカバリセットの Express Protect に対してのみ実行できます 1.2.0 より前のバージョンで作成された Express Protect オブジェクトは マウントされた Express Protect オブジェクトに対し マウント アンマウント および付加的な vcenter 操作のみ実行できます ERT 機能は VMware VVOL のサポートを提供しません ERT タスク vsphere Web Client GUI からの Express Protect オブジェクトでは 以下の ERT タスクを実行できます Express Protect オブジェクトのマウント Express Protect オブジェクトのアンマウント データストアへの VMDK ファイルのコピー 仮想マシンへの VMDK ファイルのアタッチ 仮想マシンからの VMDK ファイルのデタッチ 仮想マシンインスタントリカバリ ERT の設定 始める前に RMC ホストを ESXi ホストアダプターに動的検出ターゲットとして追加して Express Protect オブジェクトを発見できるようにする必要があります 前提条件 ESXi ホストが 図 ERT の設定 に示されているように iscsi Software Adapter を保持していること ERT の設定 107

図 19: ERT の設定 このチェックは 各 ESXi ホストに対する 1 回限りの構成タスクです 手順 1. vsphere Web Client にログインし Inventory パネルからホストを選択します 2. 管理 > ストレージをクリックします 3. ストレージアダプタをクリックし 設定する iscsi アダプターを選択します 4. アダプタの詳細で ターゲットをクリックしてから 動的検出をクリックします 5. 追加をクリックします 6. RMC アプライアンス IP アドレスを指定し OK をクリックします アダプターの iscsi に関する詳細を追加した後に 変更を有効にするため HBA を再スキャンするよう求められます データストアへの VMDK ファイルのコピー マウントされている Express Protect オブジェクトから ESXi ホスト上のターゲットのデータストアに VMDK ファイルをコピーします 108 データストアへの VMDK ファイルのコピー

VMDK ファイルを Express Protect オブジェクトデータストアからコピーすると コピーされた VMDK は常にシックプロビジョニングになります 他の VMFS スナップショットが関連付けられている仮想マシンにスナップショットを作成する場合 スナップショットのデータストアにも VMFS スナップショットファイルが存在します これにより マウントされた Express Protect オブジェクトへの VMDK のコピーが失敗し エラー VMDK is part of one or more VMFS snapshots が表示されます これは Express Protect VMDK のコピー操作に対してサポートされる構成ではありません 手順 1. 管理タブに移動します 2. virtual disks( 画面上でスクロールダウンして仮想ディスクを表示 ) から アタッチする VMDK ファイルを選択し Copy/Attach/Detach をクリックします Copy/Attach ウィンドウが表示されます 図 20: データストアへのコピー 3. VMDK ファイルをデータストアにコピーするには 以下の手順に従います a. Copy to Datastore を選択します ESXi ホストに関連付けられたデータストアが表示されます b. Express Protect のコピー先となる 該当するデータストアを選択します データストアを選択すると 以下のフィールドが作成されます Target Datastore Virtual Disk to copy Virtual Disk target directory c. VMDK ファイルを上書きするには Overwrite existing Virtual Disk を選択します 4. Copy をクリックします 5. Yes をクリックします 仮想マシンへの VMDK ファイルのアタッチ この項では マウントされている Express Protect オブジェクトから ESXi ホスト上の仮想マシンに VMDK ファイルをアタッチする方法を説明します VMDK ファイルは Express Protect オブジェクトがすでに ESXi ホストにマウントされている場合にのみアタッチできます VMDK ファイルをアタッチするには 以下の手順に従います 仮想マシンへの VMDK ファイルのアタッチ 109

手順 1. 管理タブに移動します 2. Virtual Disks から アタッチする VMDK ファイルを選択し Copy/Attach/Detach をクリックします Copy/Attach ウィンドウが表示されます 3. 仮想マシンへ VMDK ファイルをアタッチするには Attach to Virtual Machine をクリックします ESXi ホストに関連付けられている仮想マシンがすべて表示されます 図 21: VMDK ファイルのアタッチ 4. VMDK ファイルのアタッチ先となる仮想マシンを選択します 5. Yes をクリックして確認します 仮想マシンからの VMDK ファイルのデタッチ 仮想マシンにアタッチされている Express Protect に関連付けられた VMDK ファイルをデタッチできます 手順 1. 管理タブに移動します 2. Virtual Disks から デタッチする VMDK ファイルを選択し Copy/Attach/Detach をクリックします Detach ウィンドウが表示されます 3. Detach をクリックします 4. Yes をクリックします 仮想マシンインスタントリカバリ この機能では マウントされた Express Protect オブジェクトデータストアから仮想マシンを復旧して マウントされた Express Protect オブジェクトデータストア上の仮想マシン (VM) をリストすることができます また 入力 / 出力 (IO) を別のターゲットデータストアにリダイレクトするオプションで仮想マシンを復元できます 仮想マシンが vcenter に登録された後 仮想マシンにログインしてファイルを復元できます Express Protect オブジェクトデータストアからの仮想マシンのインスタントリカバリ 1. Without I/O redirect 110 仮想マシンからの VMDK ファイルのデタッチ

このオプションは 仮想マシンがインスタントファイル復元にのみ使用される場合 仮想マシンのリカバリ時に選択できます ただし 復元された仮想マシンは 引き続き Express Protect オブジェクトデータストアから動作します 仮想マシンをデータ復元の目的でのみ使用します 2. With I/O redirect このオプションは 仮想マシンがアクティブな読み取りおよび書き込み操作に使用される場合 仮想マシンのリカバリ時に選択できます 仮想マシンの電源が入っている場合 I/O は ターゲットデータストアに転送されます このオプションでは マウントされている Express Protect オブジェクトに影響を与えることなく ファイルの復元と新しい書き込み操作のために仮想マシンを使用することができます 重要 : 復元された仮想マシンを インスタントまたは一時的なファイル復元のためにのみ使用することをお勧めします ただし 恒久的なファイルの復元のためには 復元された仮想マシンから別のデータストアに Storage V-Motion を使用する必要があります I/O リダイレクトオプションを有効にして復元された仮想マシンに関しては 同じ IO リダイレクトデータストアに Storage V-Motion を実行しないようにお勧めします Express Protect オブジェクトデータストア上の仮想マシンの一覧表示 VM Instant Recovery ウィンドウの管理タブに データストア内の仮想マシンが一覧表示されます 仮想マシンテーブルに 仮想マシン登録ステータス IO リダイレクトのターゲットデータストアなどの情報を示します 仮想マシンバックアップセットオブジェクトに関しては 仮想マシンテーブルに バックアップセットオブジェクトに属する仮想マシンのみ示します データストアバックアップセットオブジェクトに関しては 仮想マシンテーブルに データストア内のすべての仮想マシンを示します ただし 仮想マシンのリカバリは 仮想マシン内のすべての仮想ディスクが マウントされている Express Protect データストア内にある場合のみ成功します vcenter server Installer Host RMC-V RMC VM NIC Management Network NIC FC or iscsi for Data Traffic FC or Ethernet for Data Traffic HPE 3PAR StoreServ or HPE Hyper Converged 250 System HPE StoreOnce Express Protect オブジェクトデータストア上の仮想マシンの一覧表示 111

Express Protect オブジェクトがマウントされていない場合 仮想マシンテーブルは空白です Express Protect オブジェクトがマウントされた後 仮想マシンテーブルに 仮想マシンの VMX ファイルパスが表示されます 仮想マシンレベルの Express Protect に関しては テーブルに対応する仮想マシンのみリストされます ESXi ホストにマウントされている Express Protect オブジェクトからの VM の復元 手順 重要 : 仮想マシンは Express Protect オブジェクトがすでに ESXi ホストにマウントされている場合にのみ復元できます 1. Express Protect オブジェクトの管理タブをクリックします 2. 仮想マシンテーブルから VM Instant Recovery オプションを選択します 3. 以下の仮想マシンの詳細を指定し Finish をクリックします Folder 仮想マシンを登録するには 以下の手順に従ってください フォルダーが作成されていない場合は デフォルトのフォルダーを選択します Resource Pool ESXi ホストのリソースプール Redirect I/O 別のデータストアへの I/O リダイレクトを有効化するチェックボックスを選択します I/O リダイレクトのデータストアを選択します 登録される仮想マシン名 登録される仮想マシン名は 次の構文で自動的に生成されます 元の仮想マシン名 + マウントされているデータストア名 たとえば 元の仮想マシン名が Windows で マウントされるデータストア名が snap-1234-3pardatastore の場合 登録される仮想マシン名は次のようになります Windows_snap-1234-3pardatastore 仮想マシンのリカバリは RDM ディスクが構成されている仮想マシンではサポートされていません 仮想マシンの登録が成功する場合であっても 仮想マシンの電源投入操作が失敗します 仮想マシンのリカバリは VMware vapp 上ではサポートされていません 同じ仮想マシン上でのそれ以降の仮想マシンリカバリをリダイレクト IO オプションありで行う場合 Express Protect オブジェクトを再マウントする必要があります マウントされた Express Protect データストアからの仮想マシンディスク (VMDK) が既存の仮想マシンにアタッチされている場合 仮想マシンを復元する前に VMDK をデタッチし Express Protect オブジェクトを再マウントする必要があります 112 ESXi ホストにマウントされている Express Protect オブジェクトからの VM の復元

表 11: RDM のサポート データストア内の仮想マシンにアタッチされた仮想 RDM データストア内の仮想マシンにアタッチされた物理 RDM データストア / 仮想マシンスナップショット リモートスナップショット アプリケーション整合性 クラッシュ整合性 アプリケーション整合性 クラッシュ整合性 サポート対象外サポート対象サポート対象外サポート対象 サポート対象サポート対象サポート対象外サポート対象 インベントリからの削除 手順 1. 管理タブで Remove from Inventory オプションを選択します 2. Unregister VM をクリックします vcenter の追加操作 vcenter Server では マウントされている Express Protect オブジェクトで次の追加操作をサポートします Express Protect オブジェクトがマウントされ ESXi ホストに対してデータストアとして提供された後 vcenter GUI を使用して Express Protect オブジェクトにデータストア関連の追加操作を実行できます 管理タブで Express Protects の Snapshot Datastore 列には マウント後の Express Protect オブジェクトのデータストアの名前を表示します vcenter の GUI の Datastores セクションで 新しく提供されたデータストアが使用可能になります 管理 > ファイルの下に一覧表示されている Express Protect データストアを選択すると データストアの内容を参照および編集できます Hewlett Packard Enterprise では 復元用にのみ Express Protect データストアを使用することをお勧めします データストアの内容の追加や変更をしないでください データストアで Register VM オプションを使用して Express Protect データストアから直接仮想マシンのインスタンス化を行うことができます vsphere Web Client での仮想マシンの登録について詳しくは VMware のドキュメントを参照してください 仮想マシンのすべての仮想ディスクが マウントされた Express Protect データストアに属していることを確認してください 別々のデータストアにわたって含まれる仮想ディスクを含む仮想マシンを登録しないよう 強くお勧めします 一時復元用の Express Protect データストアから新しく登録された仮想マシンを使用して データの書き込みを実行しないことをお勧めします Express Protect オブジェクトから仮想マシンを復元した後に 元の仮想マシンと復元された仮想マシンの両方を同時に使用する場合 IP アドレスの競合が発生する可能性があります 仮想マシンの IP アドレスが適切に割り当てられ IP アドレスの競合を回避していることを確認してください 仮想マシンを別のデータストア ( かつ別の ESXi ホストに属する ) に v-motion を実行し 新しく復元した仮想マシンの 書き込み操作を含む本番環境レベルの環境でのアクティブな使用を実現します インベントリからの削除 113

同時実行 Express Protect の管理 RMC アプライアンスでは 任意の数の Express Protect ジョブを同時に送信できます Express Protect ジョブを同時に短時間で完了できるように vcpu および RMC アプライアンスの vram を再構成できます 増分 Express Protect では HPE StoreOnce システムからデータを読み取る必要があるため ストリームの数が 2 倍必要になります Express Protect のパフォーマンスを最適化するには 以下の手順に従います 任意の時点におけるデータのストリームの数が 確実に表同時データストリーム数に示す範囲になるように Express Protect ジョブを計画およびスケジュール設定します 各 RMC アプライアンスの構成で データストリームの数は バックアップされるボリュームの数とボリュームごとに選択されているストリームの数から計算できます HPE StoreOnce バックアップシステムの Maximum Concurrent Data and Inbound Copy Jobs も考慮します この値は Status と Settings タブの StoreOnce Catalyst に表示されます 表 12: 同時データストリーム数 vcpu/vram 2/8GB( デフォルト ) 4/16GB 8/32GB 16/64GB 許可される最大データストリーム数 32 64 128 256 復元のタイプ RMC-V では 以下のタイプの復元をサポートします HPE 3PAR StoreServ ストレージからのデータストアスナップショットの復元 このストレージタイプは データストアレベルのスナップショット上でのみサポートされています VM レベルのスナップショットがある場合は 復元操作は許可されません HPE StoreOnce からのバックアップの復元 これはデータストアレベルおよび HPE StoreOnce タスクへの VM レベルの Express Protect の両方にサポートされています ERT は マウントされたオブジェクトを復元します Express Protect からの復元 始める前に 手順 ストレージシステムは RMC インスタンスに登録されている必要があります ボリュームは ストレージシステム上に存在する必要があります ボリュームは read-write が有効になっている必要があります Express Protect は使用可能な状態です 復元を実行する前に データストア内のすべての仮想マシンをシャットダウンする必要があります コピー CPG の拡張制限が設定された CPG を使用しないこと ホストにエクスポートされる仮想ボリューム上の Allow stale snapshots チェックボックスをクリアしていること 1. 復元する Express Protect を選択します 114 同時実行 Express Protect の管理

仮想マシンとデータストアの Express Protect が Recovery Sets タブに一覧表示されます 任意の RMC インスタンスの Express Protect を使用して 復元を実行できます ただし 同時に複数の復元操作を実行することはできません 復元するボリュームは 元のボリューム以上のサイズでなければなりません 2. Restore をクリックします ヒント : 復元は > Restore をクリックしても実行できます 3. 次のいずれかのオプションを選択します Restore to Snapshot: 選択すると まずスナップショットを作成してから復元が行われます このスナップショットは Recovery Sets にも一覧表示されます ただし このスナップショットでのサマリ画面のフィールドは このスナップショットは 復元の一部として作成されたことを示します Restore to Parent Volume: 選択すると バックアップデータが親の仮想ボリュームに復元されます 親ボリュームへの復元を実行する前に データストア内の仮想マシンのすべての電源がオフになっていることを確認します 親への Express Protect 復元後の最初の増分バックアップは 通常の増分バックアップの時間より長くなる可能性があります Restore to any Volume: 選択すると バックアップされたデータボリュームが親ボリュームを除く他の任意の仮想ボリューム (HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム内に存在する ) に復元されます 種類が VMFS の仮想マシンの復元を選択すると RMC アプライアンスに登録された別の HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムに VMFS 仮想マシンを復元します Array Volume は 復元を実行する前に作成する必要があります ターゲットボリュームのサイズは ソースボリュームのサイズ以上でなければなりません VVOL タイプの仮想マシンの復元を選択した場合 次の画面が表示されます このタスクは vcenter Server に既知の別のストレージコンテナーに VVOL 仮想マシンをリストアし再作成します Array Volume は 復元を実行する前に作成する必要があります ターゲットボリュームのサイズは ソースボリュームのサイズ以上でなければなりません リカバリセット Express Protect の使用 115

次の詳細を指定します Virtual Machine Name: 親の仮想マシン名のリストから仮想マシンを選択します デフォルトでは 現在のタイムスタンプとともに親の仮想マシン名が表示されます Host:vCenter Server で使用可能な互換性のある ESXi ホストのリストから適切な ESXi ホストを選択します Resource Pool: 選択した ESXi ホストの親リソースプールが表示されます DataStore:ESXi ホストに関連付けられた VVOL データストアが表示されます Power on Virtual Machine After Restore: 再作成した仮想マシンの電源をオンにするにはこのオプションを選択します VVOL タイプの仮想マシンの親ボリュームに復元しても 構成情報は復元しません ただし 構成情報を復元する場合は Restore to Another Volume (Recreate VM) オプションを使用する必要があります 4. OK をクリックします 116 リカバリセット Express Protect の使用

Express Protect のステータスが restoring に変わります 復元が完了した後 ステータスは available に変わります 任意のボリュームへの復元の場合は Array Volume の名前を追加した場合にのみ OK ボタンが有効になります マルチノード構成で復元を実行して 関連するノードに障害が発生した場合は 復元は失敗します データを復元するには 手動で復元タスクをトリガーし セカンダリノードのパスを取得して復元タスクを正常に完了する必要があります 任意のボリュームへの復元を完了するための追加手順 復元中に Restore to Any Volume オプションを選択した場合 復元を完了するため この項の冒頭に記載されている手順の後 以下の手順を実行する必要があります 1. 復元操作が正常に完了した後 ストレージシステムから ESXi サーバーへボリュームをエクスポートします 2. もう一度ストレージシステムをスキャンします 3. ソースの仮想ボリュームが提供されているのと同じ ESXi サーバーである場合 Create new signature and keep data intact オプションをチェックしてください 4. vsphere Web Client からデータセンターを更新します Restore to Snapshot で作成されたスナップショットのマウントと VMDK コピー / 接続の実行 1. スナップショットオブジェクトのサマリタブに移動し スナップショットの名前を識別します 2. HPE 3PAR StoreServ Management Console にログインし 前に特定したスナップショットを マウントする ESXi ホストにエクスポートします 3. vsphere Web Client にログインし ホスト クラスター またはデータセンターを選択します 4. > すべての vcenter > ストレージの再スキャンをクリックします <Datacenter> - ストレージの再スキャンウィンドウが表示されます 5. 新規ストレージデバイスのスキャンおよび新規 VMFS ボリュームのスキャンを選択し OK をクリックします データストアは データセンターのページの関連オブジェクトタブに表示されます 6. 新しく作成されたデータストアを右クリックします ファイルの参照を選択します ( 同じ ESXi ホスト上の場合 データストアは 元の名前に追加されます そうでない場合はデータストアに同じ名前が存在します ) 7. 必要なファイルを選択します データストアからのダウンロードを右クリックします ファイルをコピーするには 別のデータストアに移動し データストアにファイルをアップロードオプションを使用します 8. あるいは 他の仮想マシンに VMDK をアタッチする必要がある場合は 以下の手順に従います a. 仮想マシンを右クリックして 設定の編集を選択します b. 新規デバイスドロップダウンリストから 既存のハードディスクのオプションを選択し 追加をクリックします ファイルの選択ウィンドウが表示されます c. データストアを選択し 仮想マシンのフォルダーを選択し 追加するディスクを選択します d. 選択したオプションを確認し OK をクリックします Catalyst Copy リカバリセットの作業 前提条件 Catalyst Copy を使用して HPE StoreOnce で作成された Express Protect をからの HPE StoreOnce ストアへのコピーを作成できます Catalyst Copy では Express Protect でサポートされているすべての ERT タスクをサポートしています ソースとターゲットの HPE StoreOnce ストアは RMC アプライアンス上で使用可能でなければなりません HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムは 3PAR OS 3.2.1 MU1 以降を実行している必要があります Catalyst Copy リカバリセットの作業 117

Catalyst Copy ポリシーの作成 RMC-V GUI から Catalyst Copy ポリシーを編集または削除することはできません ただし RMC VM GUI から Catalyst Copy ポリシーを編集または削除できます デフォルトの Catalyst Copy ポリシーの設定 手順 1. vsphere Web Client のホームページに移動します 2. 仮想マシンおよびテンプレートをクリックし 仮想マシンまたはデータストアを選択します 関連オブジェクトの Recovery Sets タブに 選択可能なリカバリセットがすべて表示されます 3. > All HPE Recovery Manager Central Actions > Set Recovery Set Creation Policy をクリックし Express Protect をクリックします Default Express Protect / Catalyst Copy Policy Settings 画面が表示されます デフォルトの Express Protect ポリシーの設定については デフォルトの Express Protect ポリシーの作成を参照してください 4. Configure Default Copy Policy Settings を選択します Default Copy Policy Settings ウィンドウが表示されます 5. Create Copy Policy をクリックします Create New Copy Policy 画面が表示されます 6. Create New Copy Policy 画面で 以下の手順を実行します a. コピーポリシーの名前を指定します b. Copy Policy の分かりやすい説明を指定します c. Express Protect ポリシーを選択します 選択したポリシーの詳細は Details of Selected Express Protect Policy セクションの下に表示されます 118 Catalyst Copy ポリシーの作成

Catalyst Copy リカバリセットの作成 この項では ワンクリックおよび直接的な方法を使用した Catalyst Copy リカバリセットの作成方法を説明します ワンクリック Catalyst Copy リカバリセットの作成 ワンクリック Catalyst Copy を使用して スナップショット Express Protect および Catalyst Copy を作成できます 手順 1. vsphere Web Client ホームページに移動し 仮想マシンおよびテンプレートをクリックします 2. 仮想マシンまたはデータストアを選択します 3. 関連オブジェクト > Recovery Sets の順にクリックします vcenter 6.5 の場合は More Objects > Recovery Sets をクリックします 仮想マシンまたはデータストアに関連付けられているすべてのリカバリセットが表示されます 4. 仮想マシンまたはデータストアを右クリックし All HPE Recovery Manager Central Actions > Create Recovery Set > Express Protect Backup をクリックします Create Express Protect/Catalyst Copy Recovery Set ウィンドウが表示されます 5. スナップショット Express Protect バックアップ Catalyst Copy の詳細を指定し Create をクリックします Catalyst Copy リカバリセットの作成 手順 1. ホームページに移動し 仮想マシンおよびテンプレートをクリックします 2. リカバリセットを作成する仮想マシンまたはデータストアをクリックします 3. 関連オブジェクト Recovery Sets の順にクリックします 仮想マシンに関連付けられているすべてのリカバリセットが表示されます 4. バックアップオブジェクトを右クリックし Create Express Protect/Catalyst Copy Recovery Set をクリックします Create Express Protect/Catalyst Copy Recovery Set ウィンドウが表示されます Catalyst Copy リカバリセットの作成 119

図 22: Express Protect/Catalyst Copy リカバリセットの作成 5. Create Express Protect/Catalyst Copy Recovery Set ウィンドウで 以下の手順を実行します 120 リカバリセット Express Protect の使用

a. Catalyst Copy リカバリセットの名前を指定します b. Catalyst Copy リカバリセットの分かりやすい説明を指定します c. デフォルトの Copy Policy が表示されます デフォルトポリシーを変更するには Default Policy のチェックボックスをクリアし ドロップダウンリストからポリシーを選択します d. 新しいポリシーを作成し適用するには Create Copy Policy をクリックします Catalyst Copy ポリシーの作成の詳細は デフォルトの Catalyst Copy ポリシーの設定を参照してください 6. Create をクリックし Yes をクリックして Catalyst Copy リカバリセットの作成を確認します RMC-V から開始した Catalyst Copy リカバリセットのタスクをキャンセルまたは中断するには RMC GUI を使用します Catalyst Copy リカバリセットのタスクの取り消しについては HPE Recovery Manager Central ユーザーガイドを参照してください Catalyst Copy リカバリセットの管理 RMC-V では 事前に定義されたスケジュールに従って Catalyst Copy リカバリセットを作成できます RMC-V スケジューラーでは 以下の操作を行えます スケジュールリストの表示 Add スケジュールの追加 Edit スケジュールの編集 Delete スケジュールの削除 Refresh スケジュールリストの更新 Catalyst Copy のスケジュールの作成 手順 指定したスケジュールに従って 自動的に Catalyst Copy を作成できます 1. Schedule List に移動します 2. Catalyst Copy スケジュールを作成するには Add をクリックします Create Schedule Task Wizard ウィンドウの Welcome タブが表示されます 3. Next をクリックします Recovery Set Type ウィンドウが表示され 以下のオプションを選択できます Snapshot Express Protect 仮想マシンまたはデータストアのスナップショットをスケジュール設定します 仮想マシンまたはデータストア用のスナップショットの Express Protect または Catalyst Copy をスケジュール設定します 4. Express Protect を選択します 5. Next をクリックします Schedule ウィンドウが表示されます a. Schedule task name にはスケジュールの名前が表示されます このエントリーは編集できます b. Catalyst Copy スケジュールを作成するには Perform Recovery Set creation task からタスクの頻度を選択します 以下の頻度がリスト表示されます Catalyst Copy リカバリセットの管理 121

Perform Recovery Set creation task から頻度を選択すると 追加のオプションが表示されます 表スケジュールの頻度には スケジュールの頻度の詳細が一覧表示されます 表 13: スケジュールの頻度 頻度頻度の詳細 Description Hourly 開始時刻 スケジュール開始時刻を時と分 で指定できます また AM また は PM を選択します Recur Every スケジューリングするタスクの実施間隔を指定します Daily 開始時刻 スケジュール開始時刻を時と分 で指定できます また AM また は PM を選択します Recur Every スケジューリングするタスクの実施間隔を指定します Weekly 開始時刻 スケジュール開始時刻を時と分 で指定できます また AM また は PM を選択します Select days of week 週の 7 日すべてが表示されます 毎週の Catalyst Copy をスケジュールするため 1 日または複数の日を選択できます Monthly 開始時刻 スケジュール開始時刻を時と分 で指定できます また AM また は PM を選択します Day スケジュールされたタスクを開始するには 日を指定します One time only Start date Catalyst Copy のスケジュール を設定する日付を選択します 開始時刻 スケジュール開始時刻を時と分で指定できます また AM または PM を選択します 6. Next をクリックします Snapshot Configuration ウィンドウが表示されます 7. Snapshot Configuration ウィンドウでは 以下を実行します a. アプリケーション整合性リカバリセットを作成するには Create Recovery Set with VSS-aware application consistency を選択します b. 次のいずれかのオプションを選択します 122 リカバリセット Express Protect の使用

Apply to all Virtual Machines ( データベースにのみ必要です )Apply to following Virtual Machines Continue with creation even when VMs fail to transit to the apllication consistent state 選択したデータストア仮想マシンが アプリケーション整合性のための VMware VMFS スナップショットの作成中に I/O 静止エラーが発生した場合でも RMC-V がアレイのスナップショットの作成を続ける必要がある場合に このオプションを選択します 数値ポリシーでは Overwrite default policy setting with following options は無効です ただし Expiration/Retention ポリシーでは このオプションは有効です デフォルトポリシーの Set Recovery Set to expire after および Retain Recovery Set の値を変更できます Expiration/Retention オプションは VVOL 仮想マシンでは選択できません したがって Expiration/Retention の詳細は VVOL 仮想マシンでは表示されません 8. Next をクリックします Express Protect Configuration ウィンドウが表示されます a. 次の情報を指定します Name Express Protect の名前を指定します Description Express Protect の簡単な説明を入力します Backup Type Auto または Full のいずれかのバックアップを選択します 詳細については バックアップのタイプを参照してください b. 既存の Express Protect ポリシーを適用するには Express Protect Policy からポリシーを選択します ポリシーを作成する必要がある場合は Create Express Protect Policy をクリックします Express Protect ポリシーの選択または作成については Express Protects のスケジュールを参照してください 9. Create Catalyst Copy Recovery Set をクリックします Create Catalyst Copy Recovery Set ウィンドウが表示されます リカバリセット Express Protect の使用 123

図 23: Catalyst Copy の構成 10. 次の操作を実行します a. 次の詳細を指定します Name Catalyst Copy の名前を指定します Description Catalyst Copy の簡単な説明を入力します b. 既存の Copy Policy を適用するには Copy Policy からポリシーを選択します 新しい Copy Policy を作成する必要がある場合は Create Copy Policy をクリックします 詳細については デフォルトの Catalyst Copy ポリシーの設定の手順 6~8 を参照してください c. Default Policy デフォルトポリシーを適用する場合に選択します Copy ポリシーと Express Protect ポリシーが同じストアを参照しないことを確認します 11. Next をクリックします Summary ウィンドウが表示されます このウィンドウに一覧表示されている詳細が正しいか確認します 12. タスクスケジュールを完了するには Finish をクリックします Schedule Modification ウィンドウが表示されます 13. タスクを確認およびスケジュールするには Yes をクリックします 124 リカバリセット Express Protect の使用

仮想マシンまたはデータストアを削除しても 関連付けられているスケジュールされたタスクは動作し続けます ただし これらのタスクは vsphere Web Client から管理することはできません そのため タスクを RMC GUI から手動で削除する必要があります Catalyst Copy スケジュールの変更 手順 1. Schedule List に移動します Schedule List に移動する方法の詳細については スケジュールリストの表示を参照してください 2. スケジュールを選択して Edit をクリックします Edit Schedule Task Wizard が表示されます 3. Edit Schedule Task Wizard の Schedule と Snapshot Configuration ページが表示されるまでは Next をクリックします 4. スケジュールに必要な変更を行います スケジュールのパラメーターの設定については リカバリセットのスケジューリングを参照してください 5. Next をクリックします Edit Schedule Task Wizard の Express Protect Configuration ページが表示されます 6. スケジュールに必要な変更を行い Next をクリックします Summary ページが表示されます 7. Schedule Task Summary に表示されている詳細を確認します 8. タスクスケジュールを完了するには Finish をクリックします Schedule Modification ウィンドウが表示されます 9. スケジュールに加えられた変更を確定するには Yes をクリックします Catalyst Copy スケジュールの削除 手順 1. Schedule List に移動します 2. 削除するスケジュールを選択し Delete をクリックします 3. スケジュールの削除を確認するには Yes をクリックします スケジュールがスケジュールリストから削除されます Catalyst Copy からの復元 始める前に ストレージシステムは RMC インスタンスに登録されている必要があります ボリュームは ストレージシステム上に存在する必要があります ボリュームは read-write が有効になっている必要があります コピー CPG の Growth Limit が設定された CPG を使用しないこと ホストにエクスポートされる仮想ボリューム上の Allow stale snapshots チェックボックスをクリアしていること 手順 1. 復元する Catalyst Copy を選択します Catalyst Copy スケジュールの変更 125

重要 : available の状態にある Catalyst Copy だけを復元できます 仮想マシンの Catalyst Copy が Recovery Sets タブに表示されます 任意の RMC インスタンスの Catalyst Copy を使用して 復元を実行できます ただし 復元操作を同時に実行する必要があります 2. Restore をクリックします ヒント : 復元は > Restore をクリックしても実行できます 3. 次のいずれかのオプションを選択します Restore to Snapshot: このオプションを選択すると システムはまずスナップショットを作成してから復元が行われます このスナップショットは Recovery Sets にも一覧表示されます ただし このスナップショットでのサマリ画面のフィールドは このスナップショットは 復元の一部として作成されたことを示します Restore to Parent Volume: このオプションを選択すると バックアップデータが親の仮想ボリュームに復元されます 親ボリュームへの復元を実行する前に データストア内の仮想マシンのすべての電源がオフになっていることを確認します 親への Catalyst Copy 復元後の最初の増分バックアップは 通常の増分バックアップの時間より長くなる可能性があります Restore to any Volume: このオプションを選択すると バックアップされたデータボリュームが親ボリュームを除く他の任意の仮想ボリューム (HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム内に存在する ) に復元されます VMFS のタイプの仮想マシンの復元を選択した場合 次の画面が表示されます このタスクは VMFS 仮想マシンを RMC アプライアンスに登録された別の HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムに復元します 126 リカバリセット Express Protect の使用

VVOL タイプの仮想マシンの復元を選択した場合 次の画面が表示されます このタスクは VVOL 仮想マシンを vcenter Server に復元し再作成します リカバリセット Express Protect の使用 127

Array Volume は 復元を実行する前に作成する必要があります ターゲットボリュームのサイズは ソースボリュームのサイズ以上でなければなりません 次の詳細を指定します Virtual Machine Name: 親の仮想マシンのリストから仮想マシンを選択します デフォルトでは 現在のタイムスタンプとともに親の仮想マシン名が表示されます Host:vCenter Server で使用可能な互換性のある ESXi ホストのリストから適切な ESXi ホストを選択します Resource Pool: 選択した ESXi ホストの親リソースプールが表示されます DataStore:ESXi ホストに関連付けられた VVOL データストアが表示されます Power on Virtual Machine After Restore: 再作成した仮想マシンの電源をオンにするにはこのオプションを選択します 128 リカバリセット Express Protect の使用

4. OK をクリックします VVOL タイプの仮想マシンの親ボリュームに復元しても 構成情報は復元しません ただし 構成情報を復元する場合は Restore to Another Volume (Recreate VM) オプションを使用する必要があります Catalyst Copy のステータスが restoring に変わります 復元が完了した後 ステータスは available に変わります 任意のボリュームへの復元の場合は Array Volume の名前を追加した場合にのみ OK ボタンが有効になります マルチノード構成で復元を実行して 関連するノードに障害が発生した場合は 復元は失敗します データを復元するには 手動で復元タスクをトリガーし セカンダリノードのパスを取得して復元タスクを正常に完了する必要があります 任意のボリュームへの復元を完了するための追加手順 復元中に Restore to Any Volume オプションを選択した場合 復元タスクを完了するため 以下の追加の手順を実行する必要があります 1. 復元操作が正常に完了した後 ストレージシステムから ESXi サーバーへボリュームをエクスポートします 2. ストレージシステムをスキャンします 3. ソースの仮想ボリュームが提供されているのが同じ ESXi サーバーである場合は Create new signature and keep data intact を選択します 4. vsphere Web Client からデータセンターを更新します Restore to Snapshot で作成されたスナップショットのマウントと VMDK コピー / 接続の実行 1. スナップショットオブジェクトのサマリタブに移動し スナップショットの名前を識別します 2. HPE 3PAR Management Console にログインし 前に特定したスナップショットを マウントする ESXi ホストにエクスポートします 3. vsphere Web Client にログインし ホスト クラスター またはデータセンターを選択します 4. > すべての vcenter > ストレージの再スキャンをクリックします ストレージの再スキャンウィンドウが表示されます 5. 新規ストレージデバイスのスキャンおよび新規 VMFS ボリュームのスキャンを選択し OK をクリックします データストアは データセンターのページの関連オブジェクトタブに表示されます 6. 新しく作成されたデータストアを右クリックします ファイルの参照を選択します ( 同じ ESXi ホスト上の場合 データストアは 元の名前に追加されます そうでない場合はデータストアに同じ名前が存在します ) 7. 必要なファイルを選択します データストアからのダウンロードを右クリックします ファイルをコピーするには 別のデータストアに移動し データストアにファイルをアップロードオプションを使用します 8. 他の仮想マシンに VMDK をアタッチするには 以下の手順に従います a. 仮想マシンを右クリックして 設定の編集を選択します b. 新規デバイスドロップダウンリストから 既存のハードディスクのオプションを選択し 追加をクリックします ファイルの選択ウィンドウが表示されます c. データストア 仮想マシンのフォルダー 追加するディスクを選択します d. 選択したオプションを確認し OK をクリックします リカバリセット Express Protect の使用 129

HPE 3PAR Peer Motion Manager Software with RMC-V の使用 HPE 3PAR Peer Motion Manager は 3PAR オペレーティングシステムソフトウェアの機能の 1 つであり 既存のストレージシステムまたは他社製ストレージアレイの間でのデータの移行を管理します RMC-V は 主要ストレージシステムの監視をしながら ホストの操作に影響することなく HPE 3PAR Peer Motion Manager のデータ移行動作をサポートするようになりました 重要 : 2 つの HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム間のデータ移行が完了した後 Web Client からログアウトして再度ログインし Recovery Manager のキャッシュを更新します データの移行後 Recovery Manager のキャッシュ更新を実行するまでは すべてのスケジュール設定されたタスクは失敗します 移行する前に仮想ボリュームがすでに ESXi ホストで使用されている場合 以下の条件が適用されます 移行の可能性のある仮想ボリュームにより作成されたバーチャルコピーは アクティブな Peer Motion 移行操作の最中に その仮想ボリュームと共に移行することはできません 継続して RMC-V に表示される場合でも RMC-V の観点からバーチャルコピーが無効になります Web Client からログアウトして再度ログインし Recovery Manager のキャッシュを更新します HPE 3PAR StoreServ Management Console を使用するか または CLI を使用してバーチャルコピーにアクセスできます これらのバーチャルコピーが不要な場合は それらを手動で削除する必要があります RMC-V では 2 つの HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム間での移行のみをサポートしています HPE EVA P6000 ストレージから HPE 3PAR StoreServ ストレージへの移行はサポートされていません 既存のスナップショットは移行されません ベースボリュームのみが移行されます 移行後は その仮想マシンの既存のスナップショットの情報は使用できません HPE 3PAR StoreServ ストレージを HPE 3PAR StoreServ ストレージ Peer Motion への移行中に 仮想マシンまたはデータストアの一部であるすべての仮想ボリュームを移行する必要があります すべての仮想ボリュームが移行されない場合 予期しない動作が発生する可能性があります Peer Motion データ移行の詳細は HPE 3PAR Peer Motion データ移行ガイドを参照してください HPE 3PAR Peer Motion データ移行ガイドをダウンロードするには HPE の Web サイト http://www.hpe.com/ jp/3parにアクセスして 製品ページに移動し Technical Support / Manuals の順にクリックします RMC GUI については HPE Recovery Manager Central ユーザーガイドを参照してください 130 HPE 3PAR Peer Motion Manager Software with RMC-V の使用

トラブルシューティング 一般的な問題 一般的な問題をトラブルシューティングするには 以下の作業を行います Update Recovery Manager Cache(Recovery Manager キャッシュの更新 ) Recovery Manager キャッシュを更新するには 任意のオブジェクトを右クリックし All HPE Recovery Manager Central Actions > Update Recovery Manager Cache をクリックします vsphere Web Client からログアウトし ログインします VMware vcenter Web Client サービスを再起動します RMC アプライアンスの登録 RMC 構成エラー 症状 原因 HPE RMC Configuration ページに 次のエラーメッセージが表示されます Web client session is not initialized. RMC アプライアンスがストレージシステムやバックアップシステムへのアクセスまたは追加に失敗した場合に このエラーメッセージが表示されます RMC のデプロイの際に vcenter Server のホスト名 ストレージシステム およびバックアップシステムのホスト名または完全修飾ドメイン名 (FQDN) を解決するために DNS 構成を正しく行うことを確認します HPE 3PAR OS のアップグレードエラー 症状 原因 HPE 3PAR OS を 3.2.1 から 3.2.2 にアップグレードした後 Incompatible version <version_number> found on storage system StorageSystem_number>, requires '322000' or above エラーメッセージが表示されます HPE 3PAR OS のアップグレード HPE 3PAR ライセンスの変更など HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムに変更を行う場合 1. RMC GUI(https://<IP_address> または <Host_name>) にログインします 2. HPE RMC Configuration > Storage System > Action Menu をクリックし Refresh をクリックします 3. Yes, Refresh をクリックして変更を有効にします トラブルシューティング 131

リカバリセットスナップショットまたは Express Protect バックアップリストア 症状 原因 エラーメッセージ Failed to restore array Snapshot が表示されます Recovery Manager キャッシュは更新されません 1. 仮想マシンの電源をオフにします 2. 仮想マシンを右クリックし All HPE Recovery Manager Central Actions > Update Recovery Manager Cache をクリックします リカバリセットスナップショットまたは Express Protect バックアップを復元する前に これらの手順を実行してください RMC-V のインストール インストールが失敗する 症状 RMC インストールウィザードを使用したインストールが失敗します 解決方法 1 原因.exe ファイルが別のフォルダーにあります 解決方法 2 zip フォルダーから抽出した.exe ファイルがすべて同じフォルダーにあることを確認します 原因 Windows サーバーの空き容量が 4GB 未満です Windows サーバーにインストーラーを実行するための最小容量 4GB があることを確認してください ユーザーが必要な権限を持たない 原因 症状 132 リカバリセットスナップショットまたは Express Protect バックアップリストア

エラー :User does not have these required privileges [VirtualMachine.Provisioning.DiskRand デプロイおよび RMC-V プラグイン統合に関して 必要な権限があることを確認します 詳細については デプロイについておよび RMC-V プラグインのインストールについてを参照してください 古い RMC-V プラグイン 症状 原因 エラー : すでに vcenter Server に登録されている RMC-V プラグインを検出しました 古い RMC-V プラグインが存在します 1. vcenter MOB(https://<vcenterIP>/mob) を開きます 2. Content > Extension Manager に移動します 3. Unregister Extension リンクをクリックします 4. RMC-V プラグイン名 com.hp.rmcv.ngc_6.0 または com.hp.rmcv.ngc を入力します 5. Unregister をクリックします 6. 古いプラグインがすべて削除されるまで ステップ 2~5 を繰り返します 古い RMC-V プラグイン 133

指定された IP/ ホスト名に接続できない 症状 エラー : 指定された IP/ ホスト名に接続できない 有効な IP/ ホスト名および認証情報を指定してください 以下のことを確認します vcenter Server が ON である vcenter Server で vcenter Web Client サービスが実行されている vcenter ファームウェアが無効である vcenter Server のユーザー名とパスワードが正しく入力されている vcenter Server ESXi ホスト RMC 仮想マシン およびインストーラーのあるローカルマシンが 同じネットワーク (DNS ゲートウェイ サブネット ) を介して接続されている FQDN を使用する場合 ドメインサーバーにアクセスできることを確認する ストレージまたはバックアップシステムを追加できない 症状 HPE 3PAR StoreServ または HPE Hyper Converged ストレージシステム および HPE StoreOnce バックアップシステムを追加できません 以下のことを確認します HPE 3PAR StoreServ または HPE Hyper Converged ストレージシステム および HPE StoreOnce バックアップシステムに有効な認証情報が入力されている RMC 仮想マシン HPE 3PAR StoreServ または HPE Hyper Converged システム および HPE StoreOnce バックアップシステムが同じネットワークを介して接続されており ネットワーク (DNS ゲートウェイ サブネット ) 内で通信可能である FQDN を使用する場合 ドメインサーバーにアクセスできることを確認する ホスト名を使用する場合は インストール時に RMC を構成するとともに 検索ドメインが入力されていることを確認する OVF デプロイに失敗 症状 インストールウィザードを使用したインストール中に Exception in deployovf エラーが発生します 次のチェックを実行します 1. ネットワークの接続 ネットワークの問題により VMDK アップロードが失敗する場合があります 2. ESXi または vcenter ホスト上に必要なライセンスがインストールされていることを確認します 3. ESXi ホスト上で停止した VM のエントリーを消去し インストールを再始動します 134 指定された IP/ ホスト名に接続できない