( 別 添 ) 認 定 番 号 防 火 設 備 EB-9102 仕 様 の 概 要 認 定 年 月 日 平 成 14 年 2 月 1 日 ( 構 造 材 料 等 の 説 明 ) 防 火 性 能 の 区 分 防 火 設 備 品 目 名 アルミニウム 合 金 製 引 き 窓 申 請 者 名 社 団 法 人 カーテンウォール 防 火 開 口 部 協 会 所 在 地 電 話 番 号 東 京 都 港 区 南 青 山 5-11-2 共 同 ビル( 南 青 山 ) 03-3499-0634 認 定 番 号 旧 乙 種 防 火 戸 ( 通 ) 第 2 号 認 定 年 月 日 平 成 3 年 9 月 19 日 変 更 認 定 年 月 日 -1 平 成 4 年 9 月 30 日 変 更 認 定 年 月 日 -2 平 成 4 年 12 月 9 日 変 更 認 定 年 月 日 -3 平 成 5 年 12 月 7 日 変 更 認 定 年 月 日 -4 平 成 6 年 10 月 3 日 変 更 認 定 年 月 日 -5 平 成 7 年 4 月 3 日 変 更 認 定 年 月 日 -6 平 成 7 年 10 月 16 日 変 更 認 定 年 月 日 -7 平 成 8 年 10 月 14 日 変 更 認 定 年 月 日 -8 平 成 9 年 10 月 8 日 変 更 認 定 年 月 日 -9 平 成 10 年 7 月 13 日 変 更 認 定 年 月 日 -10 平 成 11 年 6 月 11 日 変 更 認 定 年 月 日 -11 平 成 12 年 3 月 30 日 1
認 定 企 業 一 覧 企 業 名 所 在 地 1. 老 川 工 業 株 式 会 社 埼 玉 県 川 口 市 大 字 芝 3982 2. 金 秀 アルミ 工 業 株 式 会 社 沖 縄 県 中 頭 郡 西 原 町 字 掛 保 久 217 3. 近 畿 車 輛 株 式 会 社 大 阪 府 東 大 阪 市 稲 田 新 町 3-9-60 4. 三 協 アルミニウム 工 業 株 式 会 社 東 京 都 港 区 赤 坂 3-3-3 5. 昭 和 鋼 機 株 式 会 社 東 京 都 千 代 田 区 東 神 田 2-10-6 6. 神 鋼 建 材 工 業 株 式 会 社 兵 庫 県 尼 崎 市 丸 島 町 46 7. 新 日 軽 株 式 会 社 東 京 都 品 川 区 大 崎 1-11-1 8. 株 式 会 社 高 井 製 作 所 東 京 都 中 央 区 京 橋 3-3-8 9. 立 山 アルミニウム 工 業 株 式 会 社 富 山 県 高 岡 市 早 川 550 10. トステム 株 式 会 社 東 京 都 江 東 区 大 島 2-1-1 11. エルゴテック 株 式 会 社 東 京 都 千 代 田 区 三 番 町 8 番 地 7 12. テクノ ナミケン 株 式 会 社 大 阪 府 大 阪 市 西 区 新 町 1-4-26 13. 株 式 会 社 日 本 アルミ 大 阪 府 大 阪 市 淀 川 区 三 国 本 町 3-9-39 14. 日 本 建 鐵 株 式 会 社 千 葉 県 船 橋 市 山 手 1-1-1 15. 不 二 サッシ 株 式 会 社 東 京 都 品 川 区 大 崎 5-6-2 16. 豊 和 工 業 株 式 会 社 愛 知 県 西 春 日 井 郡 新 川 町 須 ヶ 口 1900 17. 株 式 会 社 ユニテ 埼 玉 県 草 加 市 青 柳 1-1-17 18. YKKアーキテクチュラルプロダクツ 株 式 会 社 東 京 都 千 代 田 区 神 田 和 泉 町 1 19. 株 式 会 社 日 鋼 サッシュ 製 作 所 香 川 県 高 松 市 松 並 町 1035 20. 株 式 会 社 幡 成 サッシサービス 東 京 都 葛 飾 区 西 亀 有 2-20-10 21. 株 式 会 社 辻 谷 製 作 所 大 阪 府 枚 方 市 野 村 中 町 16-1 22. 株 式 会 社 かんぜん 岐 阜 県 岐 阜 市 北 一 色 6-11-1 23. 大 阪 理 研 工 業 株 式 会 社 大 阪 府 豊 中 市 神 州 町 2-21 24. 九 州 不 二 サッシ 株 式 会 社 熊 本 県 玉 名 郡 長 洲 町 長 洲 2168 25. 株 式 会 社 三 高 製 作 所 兵 庫 県 尼 崎 市 神 崎 町 45-23 26. 株 式 会 社 ニュースト 長 野 県 長 野 市 川 中 島 町 四 ツ 屋 1216 27. 昭 和 フロント 株 式 会 社 東 京 都 千 代 田 区 内 神 田 1-13-7 28. 株 式 会 社 清 水 製 作 所 福 岡 県 福 岡 市 博 多 区 山 王 1-1-32 29. 株 式 会 社 建 鋼 社 熊 本 県 熊 本 市 長 嶺 町 2331 30. 株 式 会 社 サンテック 九 州 鹿 児 島 県 鹿 児 島 市 南 栄 3-8 31. 渡 辺 産 業 株 式 会 社 栃 木 県 鹿 沼 市 茂 呂 808-3 32. トステムビル 改 装 株 式 会 社 東 京 都 新 宿 区 西 新 宿 3-2-11 33. 株 式 会 社 アルスター 大 阪 府 堺 市 浜 寺 船 尾 町 西 2 丁 304 番 34. 株 式 会 社 イマイ 岐 阜 県 可 児 市 姫 ヶ 丘 1 丁 目 16 番 地 35. 株 式 会 社 テーエムデー 埼 玉 県 戸 田 市 早 瀬 1-8-19 36. 株 式 会 社 ミック 宮 崎 県 都 城 市 年 見 町 32-5-1 37. セントラルサッシ 株 式 会 社 大 阪 府 和 泉 市 上 代 町 146-3 38. 三 和 シヤッター 工 業 株 式 会 社 東 京 都 新 宿 区 西 新 宿 2-1-1 2
1. 適 用 範 囲 本 仕 様 書 は 建 築 基 準 法 第 2 条 第 九 号 の 二 ロ 及 び 同 法 施 行 令 第 109 条 の2(20 分 間 の 遮 炎 性 能 を 有 する 防 火 設 備 )に 規 定 するアルミニウム 合 金 製 引 き 窓 (EB-9102)について 適 用 する 2. 用 語 本 仕 様 書 では 用 語 を 以 下 のように 定 める サ ッ シ : 主 として 採 光 換 気 を 目 的 とし 外 部 より 施 解 錠 できないものをいう ドアセット : 主 として 人 の 出 入 りを 目 的 として 使 用 され 室 内 外 から 開 閉 できる 把 手 ハン ドル 等 があるものをいう 枠 : 戸 を 建 てこむもので 建 物 躯 体 の 開 口 を 見 切 るものをいう 戸 : サッシ ドアセットの 可 動 部 をいう 中 骨 : はめ 殺 しの 枠 内 で ガラスを 仕 切 る 材 をいう 中 桟 : 戸 の 内 で ガラスを 仕 切 る 材 をいう 区 分 する 材 : 同 一 枠 内 に 基 本 形 式 を 横 方 向 に 組 合 わせる 際 に 用 いる 材 をいう 無 目 : 同 一 枠 内 に 基 本 形 式 をたて 方 向 に 組 合 わせる 際 に 用 いる 材 をいう 専 用 連 結 材 : 基 本 形 式 を 横 方 向 に 連 結 する 際 に 用 いる 材 をいう 連 結 用 無 目 : 基 本 形 式 をたて 方 向 に 連 結 する 際 に 用 いる 材 をいう 3
3. 種 類 アルミニウム 合 金 製 引 き 窓 の 展 開 範 囲 は 以 下 による 3.1 基 本 形 式 3.1.1 基 本 形 式 の 種 類 防 火 戸 の 基 本 形 式 は 表 1による 表 1 基 本 形 式 開 閉 形 式 ( 品 目 名 ) 種 類 図 開 閉 形 式 ( 品 目 名 ) 種 類 図 片 引 き 窓 片 引 きドア 両 袖 片 引 き 窓 両 袖 片 引 きドア 引 分 け 窓 引 分 けドア 引 込 み 窓 引 き 窓 (アルミニウム 合 金 製 引 き 窓 ) 両 引 込 み 窓 引 き 窓 (アルミニウム 合 金 製 引 き 窓 ) 引 込 みドア 自 由 片 引 き 窓 両 引 込 みドア 引 違 い 窓 引 違 いドア 3 枚 建 引 違 い 窓 3 枚 建 引 違 いドア 4 枚 建 引 違 い 窓 4 枚 建 引 違 いドア 4
3.1.2 基 本 形 式 の 寸 法 基 本 寸 法 は 枠 の 内 のり 寸 法 で 表 わし 表 2に 示 す 最 大 寸 法 以 内 とする なお 上 下 左 右 の 寸 法 が 異 なるときや 隅 R 付 などの 変 形 窓 ドアセットの 場 合 も 最 大 寸 法 以 内 とす る サ ッ シ ド ア セ ッ ト 表 2 開 閉 形 式 の 最 大 寸 法 ( 内 のり 寸 法 ) 開 閉 形 式 最 大 面 積 一 辺 の 最 大 長 さ(m) A(m2) 幅 W 高 さ H 制 約 条 件 戸 1 枚 の 幅 は 1.2m 以 下 面 積 は 2.4 m2 以 内 とする 召 合 せに 煙 返 しのない 構 造 は 召 合 せ 中 骨 引 き 窓 8.0 4.8 2.4 を 有 する 形 式 に 限 る その 高 さは 1.5m 以 下 とする 片 引 き 窓 等 のはめ 殺 し 部 分 の 最 大 寸 法 は はめ 殺 し 窓 の 基 本 形 式 の 最 大 寸 法 以 下 と する 戸 1 枚 の 幅 は 1.2m 以 下 面 積 は 2.4 m2 以 内 とする 引 き 窓 9.6 4.8 2.4 片 引 き 窓 等 のはめ 殺 し 部 分 の 最 大 寸 法 は はめ 殺 し 窓 の 基 本 形 式 の 最 大 寸 法 以 下 と する 3.2 基 本 形 式 を 横 方 向 に 組 合 わせる 場 合 ( 区 分 する 材 ) 3.2.1 組 合 わせの 条 件 同 一 又 は 他 の 基 本 形 式 と 組 合 わせる 場 合 は 同 一 枠 内 に 区 分 する 材 を 介 し て 横 方 向 に 配 列 したものとする なお ドアセットとの 組 合 わせにサッシの 基 本 形 式 を 用 いる 場 合 は はめ 殺 し 窓 に 限 る 3.2.2 組 合 わせる 場 合 の 寸 法 基 本 形 式 を 横 方 向 に 組 合 わせる 場 合 の 寸 法 は(1) (2)による (1) 組 合 わせた 防 火 戸 全 体 の 寸 法 組 合 わせた 防 火 戸 全 体 の 幅 と 高 さ 寸 法 及 び 最 大 面 積 は 表 3に よる 項 目 表 3 防 火 戸 全 体 の 幅 と 高 さ 寸 法 及 び 最 大 面 積 サッシの 基 本 形 式 どうしの 組 合 わせ ドアセットの 基 本 形 式 を 含 む 組 合 わせ 幅 寸 法 (W) 4.8m 以 下 4.8m 以 下 高 さ 寸 法 (H) 2.0m 以 下 2.4m 以 下 最 大 面 積 (A) 8.0 m2 以 内 9.6 m2 以 内 (2) 組 合 わせに 用 いる 個 々の 基 本 形 式 の 寸 法 組 合 わせに 用 いる 個 々の 基 本 形 式 の 幅 高 さ 寸 法 及 び 面 積 は 各 基 本 形 式 に 規 定 される 最 大 寸 法 以 内 とする 3.3 基 本 形 式 ( 基 本 形 式 を 横 方 向 に 組 合 わせたものを 含 む)をたて 方 向 に 組 合 わせる 場 合 ( 無 目 ) 3.3.1 組 合 わせの 条 件 同 一 又 は 他 の 基 本 形 式 と 組 合 わせる 場 合 は 同 一 枠 内 に 無 目 を 用 いて 基 本 形 式 をたて 方 向 に 配 列 したものとする なお ドアセットの 基 本 形 式 の 上 段 にサッシの 基 本 形 式 を 組 合 わせる 場 合 は 一 段 とする 5
3.3.2 組 合 わせる 場 合 の 寸 法 基 本 形 式 をたて 方 向 に 組 合 わせる 場 合 の 寸 法 は (1)~(3)に よる (1) 組 合 わせた 防 火 戸 全 体 の 寸 法 組 合 わせた 防 火 戸 全 体 の 幅 と 高 さ 寸 法 は 表 4による 項 目 表 4 組 合 わせた 防 火 戸 全 体 の 幅 と 高 さ 寸 法 サッシの 基 本 形 式 どうしの 組 合 わせ ドアセットの 基 本 形 式 を 含 む 組 合 わせ 幅 寸 法 (W) 4.0m 以 下 4.8m 以 下 高 さ 寸 法 (H) 3.6m 以 下 3.6m 以 下 (2) 組 合 わせに 用 いる 個 々の 基 本 形 式 の 寸 法 組 合 わせに 用 いる 個 々の 基 本 形 式 の 幅 高 さ 寸 法 及 び 面 積 は 各 基 本 形 式 に 規 定 される 最 大 寸 法 以 内 とする なお 基 本 形 式 を 横 方 向 に 組 合 わせたものを 用 いる 場 合 は 3.2.2による (3) 幅 寸 法 が 1.5mを 超 える 場 合 又 はガラスブロックが 上 部 につく 場 合 防 火 上 有 害 な 変 形 が 生 じ ないように 無 目 を 補 強 することを 原 則 とする 3.4 基 本 形 式 を 横 方 向 に 連 結 する 場 合 ( 専 用 連 結 材 ) 3.4.1 連 結 の 条 件 同 一 又 は 他 の 基 本 形 式 と 横 方 向 に 連 結 する 場 合 は 専 用 連 結 材 を 用 いる 3.4.2 連 結 する 場 合 の 寸 法 防 火 戸 を 横 方 向 に 連 結 する 場 合 の 高 さ 寸 法 は 2.4m 以 下 とする ただし 防 火 戸 の 施 工 上 連 結 部 を 構 造 体 と 緊 結 した 構 造 とすれば 3.6mまでとすることができる 3.5 基 本 形 式 ( 横 方 向 に 連 結 したものを 含 む)をたて 方 向 に 連 結 する 場 合 ( 連 結 用 無 目 ) 3.5.1 連 結 の 条 件 同 一 又 は 他 の 基 本 形 式 とたて 方 向 に 連 結 する 場 合 は 連 結 用 無 目 を 用 いる 3.5.2 連 結 する 場 合 の 寸 法 防 火 戸 をたて 方 向 に 連 結 する 場 合 は 原 則 として3.3.2による ただし 防 火 戸 の 施 工 上 連 結 部 を 構 造 体 と 緊 結 した 構 造 とすれば サッシの 組 合 わせの 場 合 でも 幅 寸 法 4.8m 高 さ 寸 法 3.6mまでとすることができる 3.6 出 窓 ユニット 3.6.1 出 窓 ユニットの 形 式 出 窓 ユニットの 形 式 は 表 5による なお ガラスどうしの 突 合 せ 及 びガラスの 屋 根 部 への 使 用 は 認 められない 表 5 出 窓 ユニットの 形 式 名 称 図 名 称 図 台 形 四 角 形 三 角 形 多 角 形 6
3.6.2 出 窓 ユニットの 寸 法 出 窓 ユニットの 寸 法 は 以 下 による 幅 寸 法 (W): 2000mm 以 下 高 さ 寸 法 (H): 1600mm 以 下 出 寸 法 (D): 450mm 以 下 4. 主 構 成 材 料 及 び 副 構 成 材 料 4.1 主 構 成 材 料 4.1.1 アルミニウム 形 材 (1) アルミニウム 合 金 押 出 形 材 JIS H 4100(アルミニウム 及 びアルミニウム 合 金 押 出 形 材 )に 規 定 する A6063S を 用 いる (2) アルミニウム 断 熱 形 材 (1)に 規 定 した 内 外 のアルミニウム 合 金 押 出 形 材 を 熱 絶 縁 用 樹 脂 等 を 介 して 接 合 し 一 体 化 したもので 火 災 時 に 熱 絶 縁 用 樹 脂 が 軟 化 溶 融 してもガラス 等 が 脱 落 しない 処 置 を 施 したものを 用 いる 4.1.2 板 ガラス (1) 網 入 板 ガラス (a) 単 板 ガラス JIS R 3204( 網 入 板 ガラス 及 び 線 入 板 ガラス)に 規 定 する 6.8 ミリ 及 び 10 ミ リ 厚 さのひし 網 入 板 ガラス 及 び 角 網 入 板 ガラスを 用 いる (b) 合 わせガラス (a)に 規 定 する 単 板 ガラスを 組 入 れた JIS R 3205( 合 わせガラス)を 用 い る (c) 複 層 ガラス (a)に 規 定 する 単 板 ガラスを 組 入 れた JIS R 3209( 複 層 ガラス)を 用 いる (2) 耐 熱 板 ガラス (a) 単 板 ガラス 以 下 に 示 す 耐 熱 板 ガラスを 用 いる 低 膨 張 防 火 ガラス 硼 珪 酸 ガラスを 原 寸 切 断 して エッジに 特 別 研 磨 を 施 した 後 に 特 殊 な 熱 処 理 をしたもの 耐 熱 強 化 ガラス ソーダ 石 灰 ガラスを 原 寸 切 断 してエッジに 特 殊 研 磨 を 施 した 後 に 特 殊 な 強 化 処 理 をしたもの 耐 熱 結 晶 化 ガラス リチウムアルミナ 珪 酸 系 組 成 のガラスを 再 加 熱 処 理 してガラス 全 体 に 微 細 結 晶 を 均 一 に 析 出 させたもの (b) 合 わせガラス (a)に 規 定 する 耐 熱 板 ガラスを 組 入 れた JIS R 3205( 合 わせガラス)を 用 いる (c) 複 層 ガラス (a)に 規 定 する 耐 熱 板 ガラスを 組 入 れた JIS R 3209( 複 層 ガラス)を 用 いる 4.1.3 金 属 板 材 ガラスのかわりに 用 いるパネル 両 面 フラッシュ 構 造 の 表 面 材 及 びステンレス 製 下 枠 に 用 いる 金 属 板 材 は 以 下 による なお ガラスのかわりに 用 いるパネル 類 の 厚 さ 及 び 最 大 面 積 は 表 6による (1) アルミニウム 板 JIS H 4000(アルミニウム 及 びアルミニウム 合 金 の 板 及 び 条 )に 規 定 するア ルミニウム 板 を 用 いる (2) 鋼 板 JIS G 3131( 熱 間 圧 延 軟 鋼 板 及 び 鋼 帯 ) JIS G 3141( 冷 間 圧 延 鋼 板 及 び 鋼 帯 ) JIS G 3302( 溶 融 亜 鉛 めっき 鋼 板 及 び 鋼 帯 ) 及 び JIS G 3313( 電 気 亜 鉛 めっき 鋼 板 及 び 鋼 帯 )に 規 定 する 鋼 板 を 用 いる 7
(3) ステンレス 鋼 板 JIS G 4304( 熱 間 圧 延 ステンレス 鋼 板 及 び 鋼 帯 ) 及 び JIS G 4305( 冷 間 圧 延 ステンレス 鋼 板 及 び 鋼 帯 )に 規 定 するステンレス 鋼 板 を 用 いる 表 6 ガラスのかわりに 用 いるパネル 類 金 属 板 材 の 種 類 厚 さ 面 積 鋼 板 0.8mm 以 上 ステンレス 鋼 板 0.8mm 以 上 1.2 m2 以 内 アルミニウム 板 3mm 以 上 4.2 副 構 成 材 料 4.2.1 樹 脂 又 はゴム 系 副 構 成 材 料 (1) グレイジングガスケット JIS A 5756( 建 築 用 ガスケット) 等 に 規 定 するグレイジングガスケ ット 材 で 発 熱 特 性 試 験 において 着 炎 時 間 が 100 秒 以 上 かつ 温 度 時 間 面 積 ( 分 )が 50 以 下 のものとする (2) グレイジング 用 シーリング 材 JIS A 5758( 建 築 用 シーリング 材 )に 規 定 するグレイジング 用 シーリング 材 で 発 熱 特 性 試 験 において 着 炎 時 間 が 100 秒 以 上 かつ 温 度 時 間 面 積 ( 分 )が 50 以 下 のものとする (3) 気 密 材 気 密 材 の 材 質 は 以 下 のものを 用 いる ポリプロピレン ポリエチレン ポリ 塩 化 ビニル ポリ 酢 酸 ビニル 熱 可 塑 性 エラストマー クロロプレンゴム シリコーンゴム EPDM 等 (4) ガラス 用 セッティングブロック JASS 17 ガラス 工 事 に 規 定 するセッティングブロックを 用 いる なお 軟 化 溶 融 する 材 料 を 用 いる 場 合 は 鋼 ステンレス 鋼 黄 銅 アルミニウム 合 金 等 に よるずり 下 がり 防 止 ブロック 等 の 下 がり 防 止 機 構 と 組 合 わせて 用 いる 4.2.2 金 属 系 副 構 成 材 料 (1) 戸 を 拘 束 する 部 品 戸 を 拘 束 する 部 品 の 主 要 部 は 鋼 ステンレス 鋼 黄 銅 等 の 金 属 とし 防 火 上 有 害 な 変 形 溶 融 を 生 じないものを 用 いる (2) 戸 車 戸 車 の 主 要 部 は 鋼 ステンレス 鋼 黄 銅 等 の 金 属 とする ただし 車 のケーシング 又 は 戸 のたて 框 下 部 が 下 枠 上 に 支 えられる 等 により 車 が 溶 融 しても 戸 がずり 下 がらない 構 造 の 場 合 の 車 はこの 限 りではない (3) ねじ 等 ねじ 等 はステンレス 鋼 製 のものを 用 いる (4) アンカー 補 強 板 等 4.1.3に 規 定 する 鋼 板 又 はステンレス 鋼 板 を 用 いる 5. 構 造 構 造 は 以 下 に 規 定 する 内 容 のものとする ただし ハートビル 法 の 趣 旨 に 基 づき 病 院 老 人 ホームや 高 齢 者 障 害 者 住 宅 等 の 出 入 口 等 においては バリアフリーを 考 慮 した 仕 様 とすることが できる 5.1 主 構 成 部 材 の 厚 さと 構 造 5.1.1 アルミニウム 合 金 押 出 形 材 枠 の 主 要 部 の 厚 さ( 肉 厚 )は 1.5mm 以 上 枠 以 外 の 主 構 成 部 材 の 主 要 部 の 厚 さは 1.8mm 以 上 とする ただし 組 合 わせ 用 部 材 ( 区 分 する 材 無 目 材 ) 及 び 連 結 用 部 材 ( 専 用 連 結 材 連 結 用 無 目 )で 戸 あ るいはガラス 等 と 噛 み 合 う 部 分 の 主 要 部 の 厚 さは 枠 と 同 様 1.5mm 以 上 とする 8
5.1.2 組 合 わせ 連 結 用 部 材 の 構 造 区 分 する 材 無 目 連 結 用 無 目 及 び 枠 と 一 体 構 造 とする 専 用 連 結 材 は 中 空 構 造 とする また 専 用 連 結 材 の 主 要 部 は 二 層 構 造 とする 5.1.3 ステンレス 製 下 枠 沓 ずり 及 び 下 枠 にステンレス 製 のものを 用 いる 場 合 は 厚 さ 1.0mm 以 上 とする 5.2 主 構 成 部 材 の 見 込 見 付 寸 法 5.2.1 枠 の 見 込 寸 法 枠 の 見 込 寸 法 は その 基 本 形 の 見 込 寸 法 を 70mm 以 上 とする 5.2.2 戸 の 主 構 成 部 材 の 見 付 見 込 寸 法 戸 の 主 構 成 部 材 の 見 付 寸 法 は 18mm 以 上 180mm 以 下 とする ただし 巾 木 及 びドアの 下 框 の 見 付 寸 法 は 220mm 以 下 とする なお バリアフリーを 考 慮 し た 場 合 に 限 り 下 框 巾 木 の 見 付 寸 法 を 400mm 以 下 とすることができる また 引 違 う 召 合 せの 見 込 寸 法 は 防 火 上 有 害 な 変 形 が 生 じない 範 囲 とする 5.2.3 組 合 わせ 用 部 材 の 見 付 寸 法 組 合 わせ 用 部 材 の 見 付 寸 法 は(a) (b)による (a) 区 分 する 材 の 見 付 寸 法 は 18mm 以 上 180mm 以 下 とする (b) 無 目 の 見 付 寸 法 は 50mm 以 上 180mm 以 下 とする 5.3 各 部 の 構 造 5.3.1 枠 と 戸 戸 相 互 のかかりしろ 枠 と 戸 戸 相 互 に 5mm 以 上 のかかりしろを 設 ける なお 引 きの 突 合 せ 構 造 で アルミニウム 形 材 どうしでかかりしろを 設 けられない 場 合 は 4.2.1(1)に 規 定 する 気 密 材 を 用 いてそのかかりしろを 5mm 以 下 とし 形 材 相 互 の 間 隔 は 6mm 以 下 とする また バリアフリーを 考 慮 して 床 に 段 差 を 設 けられない 場 合 は 床 と 戸 のチリ 寸 法 は 8mm 以 下 とすることが できる 5.3.2 戸 の 拘 束 機 構 戸 には 枠 又 は 隣 接 する 戸 と 防 火 上 有 効 に 拘 束 される 構 造 を 設 ける また 引 きの 召 合 せには 煙 返 しを 設 けることを 原 則 とし そのかかりしろは 3mm 以 上 とする 5.3.3 ガラスのかかりしろ ガラスのかかりしろは 単 板 ガラスは 6.5mm 以 上 複 層 ガラスは 13mm 以 上 とする 5.3.4 換 気 框 換 気 小 窓 換 気 框 及 び 換 気 小 窓 を 用 いる 場 合 は その 形 式 及 び 取 付 位 置 を 表 8に 示 し 幅 寸 法 は 1.2m 以 下 とする 表 8 換 気 框 及 び 換 気 小 窓 の 適 用 条 件 取 付 位 置 の 条 件 上 部 1 箇 所 下 部 1 箇 所 上 下 各 1 箇 所 換 気 框 換 気 小 窓 5.4 出 窓 ユニットの 構 造 5.4.1 ユニットの 構 成 出 窓 ユニットは 開 口 部 と 上 部 ( 屋 根 カバー 天 板 等 ) 下 部 ( 受 台 カバ ー 地 板 等 )で 構 成 する 5.4.2 構 成 材 開 口 部 は 基 本 形 式 基 本 形 式 の 組 合 わせ 又 は 防 火 戸 を 連 結 したものを 用 い 上 部 及 び 下 部 の 構 成 材 は 不 燃 材 料 とする また 出 窓 固 定 材 は 開 口 部 を 支 持 する 耐 荷 重 性 能 を 有 し 不 燃 材 料 で 保 護 された 構 造 とする 9
5.5 両 面 フラッシュ 構 造 5.5.1 両 面 フラッシュ 構 造 の 構 成 両 面 フラッシュ 構 造 は 表 面 板 及 び 力 骨 で 構 成 し 芯 材 ( 充 填 材 ) エッジ 材 を 用 いる 場 合 がある 5.5.2 構 成 材 表 面 材 力 骨 芯 材 ( 充 填 材 ) 及 びエッジ 材 は (1)~(4)による (1) 表 面 材 両 面 各 々 厚 さ 2.0mm 以 上 のアルミニウム 板 材 又 は 厚 さ 0.4mm 以 上 の 鋼 板 又 はス テンレス 鋼 板 を 用 いる また 厚 さ 2.0mm 未 満 のアルミニウム 板 材 を 用 いる 場 合 は 厚 さ 0.4 mm 以 上 の 鋼 板 裏 打 材 を 併 用 する (2) 力 骨 主 要 部 の 厚 さ 1.8mm 以 上 のアルミニウム 合 金 押 出 形 材 厚 さ 2.0mm 以 上 のアルミニ ウム 板 材 又 は 厚 さ 0.4mm 以 上 の 鋼 板 を 用 いる (3) 芯 材 ( 充 填 材 ) 不 燃 材 料 又 は 難 燃 処 理 を 施 したペーパーコアなどを 用 いる (4) エッジ 材 主 要 部 の 厚 さ 1.8mm 以 上 のアルミニウム 合 金 押 出 形 材 又 は 厚 さ 2.0mm 以 上 のア ルミニウム 板 材 を 用 い 表 面 材 とのかかりしろは 3.0mm 以 上 とする 5.5.3 両 面 フラッシュ 構 造 のパネルの 面 積 及 び 寸 法 両 面 フラッシュ 構 造 のパネルの 最 大 面 積 は 2.4 m2 以 内 長 辺 及 び 短 辺 の 最 大 長 さはそれぞれ 2.4m 1.2m 以 下 とする 5.5.4 両 面 フラッシュ 構 造 のパネルに 設 ける 採 光 窓 両 面 フラッシュ 構 造 のパネルに 設 ける 採 光 窓 の 面 積 は 1.0 m2 以 内 とする また 額 縁 材 は 主 要 部 の 厚 さ 1.8mm 以 上 のアルミニウム 合 金 押 出 形 材 又 は 厚 さ 2.0mm 以 上 のアルミニウム 板 材 とする 5.5.5 両 面 フラッシュ 構 造 のパネルに 設 ける 付 属 品 両 面 フラッシュ 構 造 のパネルには 郵 便 受 口 受 箱 及 びドアスコープを 設 けることができる (1) 受 口 及 び 受 箱 は 鋼 板 製 とし 厚 さ 0.8mm 以 上 とする (2) ドアスコープの 材 質 は 金 属 製 レンズ 部 がガラス 又 は JIS K 7617(メタクリル 樹 脂 成 形 材 料 ) に 適 合 するメタクリル 樹 脂 製 のものとする 5.6 その 他 の 構 造 5.6.1 中 骨 又 は 中 桟 中 骨 又 は 中 桟 を 用 いる 場 合 は たて 方 向 又 は 横 方 向 の 何 れか 一 方 向 のみに 入 れるものとし 十 文 字 型 には 用 いない 5.6.2 締 りの 拘 束 位 置 締 りの 位 置 は 高 さの 1/3 から 2/3 の 範 囲 内 とする 5.6.3 パネル 類 の 固 定 ガラスのかわりに 用 いるパネル 類 は 枠 又 は 戸 に 隙 間 が 生 じないように 固 定 する 5.6.4 枠 材 の 長 手 方 向 の 接 合 枠 材 の 接 合 は 溶 接 接 合 か 補 強 材 を 用 いる 接 合 とする 5.6.5 塞 ぎ 材 躯 体 と 防 火 戸 とに 貫 通 する 隙 間 が 生 じる 場 合 は 不 燃 材 料 等 で 塞 ぐこととする 5.7 寸 法 許 容 差 5.7.1 アルミニウム 合 金 押 出 形 材 の 肉 厚 5.1.1に 規 定 するアルミニウム 合 金 押 出 形 材 主 要 部 の 厚 さは マイナス 側 の 許 容 差 を 認 めない 5.7.2 防 火 戸 の 寸 法 幅 (W)と 高 さ(H) その 他 の 寸 法 は JIS A 4706(サッシ) 及 び JIS A 4702 (ドアセット)による 10
6. 表 面 処 理 主 構 成 材 料 として 用 いるアルミニウム 合 金 押 出 形 材 の 表 面 処 理 は 以 下 の 何 れかによる (a) JIS H 8601(アルミニウム 及 びアルミニウム 合 金 の 陽 極 酸 化 皮 膜 )に 規 定 する AA10 又 は 同 等 以 上 とする (b) JIS H 8602(アルミニウム 及 びアルミニウム 合 金 の 陽 極 酸 化 塗 装 複 合 皮 膜 )に 規 定 するB 種 P 種 又 はこれと 同 等 以 上 とする (c) (b) 以 外 の 樹 脂 塗 装 は 熱 硬 化 アクリル 樹 脂 ポリウレタン 樹 脂 アクリルシリコーン 樹 脂 ふっ 素 樹 脂 等 の 塗 装 とする 7. 納 まり 防 火 戸 の 固 定 部 は 直 接 火 炎 が 当 たらないように 不 燃 材 料 等 で 保 護 する 11