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M 田 村 博 37 ( 宝 達 志 水 陸 協 ) 2 位 13"58 M 西 村 隆 則 39 ( 福 井 北 ) 1 位 12"30 ( 女 子 ) W 福 田 外 枝 75 ( 石 川 マスターズ) 1 位 21"65 W 北 田 聡 子 42

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協 議 会 事 務 局 長 民 生 委 員 協 議 会 会 長 身 体 障 害 者 協 議 会 会 長 老 人 クラブ 連 合 会 会 長 ( 平 成 25 年 6 月 1 日 現 在 ) 母 子 寡 婦 福 祉 会 会 長 手 をつなぐ 育 成 会 会 長 中 馬 惠 雄 元 野 濱 子 里 島

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6/ 小 高 孝 二 中 嶋 憲 一 小 町 谷 直 樹 m 愛 知 駒 ヶ 根 市 駒 ヶ 根 市 6/19 松 下 正 浩 m 静 岡 6/19 森 田 俊 一 5: m 愛 知 6/19 中 澤 俊 喜

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2012年5月11日

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51 仲 田 茂 満 烏 谷 純 一 渡 辺 勝 介 福 岡 雅 人 和 田 豊 茂 鳥 越 博 之 石 山 靖 人 土 屋

豊 住 直 樹 岩 沢 雅 司 渡 邉 幸 彦 7 中 林 信 男 高 橋 功 7 竹 原 奈 津 紀 滝 沢 義 明 コ 9 片 見 明 コ ム ム 高 橋 進 小 峰 直 ム 中 島 克 昌 55 0 松 島 誠 55 滝 邦 久 関 竹 夫 嶋 田 道 夫 信 7 栗 原 孝 信 ム 竹 井

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* 平成14年9月 日

ができます 4. 対 象 取 引 の 範 囲 第 1 項 のポイント 付 与 の 具 体 的 な 条 件 対 象 取 引 自 体 の 条 件 は 各 加 盟 店 が 定 めます 5.ポイントサービスの 利 用 終 了 その 他 いかなる 理 由 によっても 付 与 されたポイントを 換 金 すること

14 交 通 局 総 務 課 H H 大 村 ターミナル 清 掃 1,850,000 1,998, 交 通 局 総 務 課 H H 諫 早 ターミナル 事 務 所 早 朝 夜 間 代 行 業 務 委 託 1,989,360 1,842,

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ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

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入札公告 次 の と お り 一 般 競 争 入 札 に 付 し ま す 平 成 3 1 年 1 月 2 1 日 経 理 責 任 者 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 福 岡 東 医 療 セ ン タ ー 院 長 江 崎 卓 弘 調 達 機 関 番 号 所 在 地 番 号 4

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平 成 26 年 第 1 回 益 城 町 議 会 臨 時 会 目 次 7 月 16 日 ( 第 1 日 ) 出 席 議 員 1 欠 席 議 員 1 職 務 のため 出 席 した 事 務 局 職 員 の 職 氏 名 1 説 明 のため 出 席 した 者 の 職 氏 名 1 開 会 開 議 2 日 程

東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 による 未 曾 有 の 被 害 に 対 しては 日 本 の 力 を 集 めて 早 急 に 復 旧 復 興 に 取 りかからなければなりません そ の 際 は 被 災 地 を 原 形 復 旧 するのではなく 新 たな 地 域 社 会 の 再 生 を 目 指 し

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3 避 難 状 況 避 難 指 示 避 難 勧 告 都 道 府 県 名 市 区 町 村 名 指 示 日 時 勧 告 日 時 青 森 県 岩 手 県 山 形 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 鰺 ヶ 沢 町 月 16 日 12 時 55 分 10 月 22 日 10 時 00 分

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機構改革及び人事異動等に関するお知らせ

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一 そ の 他 二 類 ( 番 号 を 記 載 ) 施 設 名 事 業 所 名 所 在 地 事 業 開 始 年 月 日 事 業 規 模 ( 定 員 ) 公 益 事 業 16 とこはの 家 神 戸 市 西 区 玉 津 町 水 谷 字 セリ 合 平 成 18 年 10 月 1 日 1 必 要

平成17年4月28日

準 工 業 工 業 環 境 の 悪 化 をもたらすおそれのない 工 業 の 利 便 の 増 進 を 図 る 工 業 の 利 便 の 増 進 を 図 る 計 画 書 ( 平 成 19 年 11 月 13 日 第 583 号 ) 種 類 面 積 建 築 物 の 容 積 率 建 築 物 の 建 ぺい 率

Transcription:

参 考 資 料 1 コピーワンス 問 題 と 補 償 金 制 度 に 関 する 合 同 記 者 会 見 第 6 弾 ~メーカーの 社 会 的 責 任 と 補 償 金 制 度 ~ デジタル 私 的 録 画 問 題 に 関 する 権 利 者 会 議

1.メーカーのやっていることは ちゃぶ 台 返 し (ノ-_-)ノ~ 理 解 不 能 な 懸 念 事 項 1HDD 内 蔵 の 一 体 型 の 機 器 は 汎 用 機 と 区 別 がつきにくく いずれ 汎 用 機 の 指 定 につながる 2 年 の 議 論 を 経 て パソコンを 制 度 の 対 象 に 加 えないことに 権 利 者 は 同 意 しており これは 権 利 者 サイドの 最 大 の 譲 歩 一 体 型 の 機 器 と 汎 用 機 はHDDを 内 蔵 しているとの 点 で 共 通 するものの 全 く 用 途 が 異 なる 録 音 や 録 画 を 行 うメディアは MDやDVDからHDDに 移 行 しつつあり 一 体 型 の 機 器 を 制 度 の 対 象 に 加 えなければ 補 償 金 の 実 体 が 生 まれない 対 象 の 拡 大 というのは 誤 った 表 現 であり むしろ 対 象 の 移 行 が 正 しい 2 制 度 が 縮 小 していく 保 証 がない ネットの 世 界 を 補 償 金 の 対 象 からはずすことが まさに 制 度 の 縮 小 制 度 は 音 楽 CD と 地 上 放 送 のみを 対 象 とし これについても 権 利 者 の 要 請 による 保 護 技 術 が 施 された 時 点 で 廃 止 されることを 明 言 しているが それ 以 上 いったいどのよう な 保 証 が 必 要 なのか? 1

2.メーカーの 社 会 的 責 任 と 補 償 金 制 度 補 償 金 制 度 が 必 要 な 理 由 について 統 計 や 数 字 を 並 べ 立 てるまでもなく コンテンツビジネスにとって 様 々な 送 信 や 複 製 の 手 段 がふんだんに 提 供 されてきたことから 起 きるメリットも 生 じる 一 方 で 弊 害 もいたるところに 出 てきている わが 国 においても, 再 三 放 送 番 組 のネット 流 通 の 促 進 などといわれ 放 送 局 自 身 をはじめ として 様 々なプレーヤーがチャレンジするが ネット 上 に 無 償 取 り 放 題 のコンテンツがあふれて いる 現 状 で いかなるビジネスモデルも 成 立 しないという 現 状 があり 勢 い 許 諾 権 の 制 限 など という 付 け 焼 刃 かつ 責 任 転 嫁 のような 議 論 が 平 然 と 行 われている こうした フリーライド としてくくられる 無 償 コンテンツの 流 通 ( 違 法 合 法 を 問 わず) は 何 も ネットワーク 上 に 留 まらない 家 庭 内 において 友 人 間 において そうした 無 償 コンテンツを 生 み 出 して 流 通 させることは 可 能 であり 事 実 行 われている 一 方 で そうした 無 償 コンテンツの 発 生 流 通 を 様 々に 進 化 増 殖 する 機 器 媒 体 が 支 え ていることに 疑 いはなく そうしたメーカーの 社 会 的 責 任 に 着 目 して かつ 私 的 な 領 域 で 行 わ れる 複 製 行 為 が 特 定 し 得 ない からとの 理 由 で 考 えられた 補 償 金 制 度 は そのような 機 器 や 媒 体 のメーカーが 複 製 に 供 される 機 器 や 媒 体 を 販 売 することで 得 る 莫 大 な 利 益 の 一 部 を 権 利 者 に 還 元 させようとするものであって その 観 点 からすれば 補 償 金 制 度 の 正 当 性 は 今 日 強 まりこそすれ 薄 れてきたなどという 見 方 はあたらない 2

3. 消 費 者 は 本 当 にそれでいいのでしょうか? 補 償 金 制 度 が 縮 小 され 契 約 と 保 護 技 術 に 取 って 代 わることの 意 味 現 在 の 補 償 金 制 度 は 消 費 者 が 負 担 するとの 建 前 はあるものの メーカーが 負 担 している 事 実 に 変 わりはなく メーカーの 自 覚 もおそらくその 通 り 制 度 の 建 前 から 補 償 金 制 度 イコール 消 費 者 の 不 利 益 として 常 に 云 われてきたが 今 回 の 文 化 庁 案 における 有 料 配 信 などのように 補 償 金 制 度 による 対 応 をやめて 契 約 と 保 護 技 術 による 個 別 課 金 に 委 ねられるとすれば それこそ 正 真 正 銘 の 消 費 者 の 負 担 する 構 造 が 生 まれて メーカーがその 負 担 のサイクル から 未 来 永 劫 解 放 されるだけのこと という 事 実 関 係 に 消 費 者 は 気 付 いていないように 思 われる つまり これまではメーカーが その 利 益 の 一 部 から 消 費 者 とともに 負 担 してきた 私 的 複 製 のコストに ついて これから 先 メーカーがコンテンツに 関 する 負 担 からはずれて 手 放 しで 利 益 を 上 げてい く 一 方 で 消 費 者 のみが 負 担 するという 状 況 を 実 現 することが 消 費 者 の 本 当 に 望 んでいるこ となのでしょうか? 3

4.デジタル 関 連 プロダクツ 市 場 規 模 の 推 移 プロダクト 市 場 規 模 参 考 文 献 デジタルコンテンツ 協 会 コンテンツ 産 業 の 現 状 と 将 来 デジタルコンテ ンツ 協 会 デジタルコンテンツ 白 書 2006 内 閣 府 平 成 17 年 度 国 民 経 済 計 算 確 報 及 び 平 成 8~15 年 度 遡 及 改 訂 結 果 3,425 2006 年 予 測 31,617 20,587 8,259 1,681 6 兆 3,888 億 円 2005 年 推 計 16,880 17,721 7,356 4 兆 3,638 億 円 2004 年 推 計 2003 年 推 計 1,094 3 兆 7,760 億 円 11,958 17,853 6,855 1,200 8,243 18,666 6,029 3 兆 4,138 億 円 映 像 系 音 楽 系 図 書 画 像 テキスト 系 家 庭 用 ゲーム 機 2002 年 推 計 2001 年 推 計 5,912 19,708 5,223 3,996 21,203 4,821 1,498 2,211 3 兆 2,341 億 円 3 兆 2,231 億 円 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 ( 億 円 ) 4

5.ダビング10そもそも 論 そもそも コピーワンス(ダビング10)の 問 題 の 発 端 が メーカーの 落 ち 度 に あったことを FACTとして 押 さえておくべき コピーワンス の 不 便 さが 顕 在 化 したのは ムーヴの 失 敗 によりHDD 上 のコンテンツが 消 滅 してしまうとのクレームが 頻 発 した 時 点 に 遡 る その 不 便 さの 原 因 は カタログ 上 の 性 能 を 実 現 できないメーカーの 技 術 力 の 未 熟 さと それに 対 するサポート 体 制 の 不 備 に 起 因 するもので あって 権 利 者 とは 何 のかかわりもない コピーワンス を 取 り 極 めた 話 し 合 いに 権 利 者 が 関 与 しているわけでもないが たまたま 権 利 者 の 厳 しい 要 求 により 定 めたルール といわれてしまったことから 権 利 者 を 呼 べ という 話 になり 結 果 情 報 通 信 審 議 会 の 検 討 委 員 会 に 参 加 することになった 補 償 金 制 度 というバッファの 範 囲 内 で できうる 限 りの 可 能 性 を 模 索 した 結 果 ダビング10 という 成 果 が 生 まれた それを 社 会 に 報 告 した 第 4 次 中 間 答 申 に 権 利 者 への 対 価 の 還 元 が 前 提 として 謳 われたのはそうした 経 緯 からであり 当 然 至 極 のことでもある また その 答 申 の 策 定 に 当 たって メーカーは 何 の 異 議 も 申 し 立 てていない 権 利 者 にとって ダビング10の 問 題 は 明 らかにメーカーの 不 始 末 の 尻 拭 いとしての 性 格 を 持 つ メーカーは 権 利 者 に 尻 拭 いをさせておいて ここにきてまたしてもメーカーの 都 合 により 放 埓 な 主 張 を 繰 り 返 して 第 4 次 答 申 の 実 現 を 危 うくしている 5

6. 権 利 者 はダビング10を 人 質 になどしていない ダビング10の 実 施 期 日 の 確 定 にゴーサインを 出 すのは あく までも 情 報 通 信 審 議 会 の 検 討 委 員 会 検 討 委 員 会 は 第 4 次 答 申 の 前 提 条 件 が 守 られているか について 確 認 する 必 要 がある それはメーカーも 入 れた 検 討 委 員 会 の 合 意 事 項 であり よって 期 日 が 確 定 していない 第 4 次 答 申 が 実 行 されないのは あくまでもメーカーが 一 貫 性 のない 行 動 をとるからであって 権 利 者 は ダビング10を 人 質 になどしていない 6

私 たちは 私 的 録 音 録 画 補 償 金 制 度 の 適 正 な 見 直 しを 求 めます デジタル 私 的 録 画 問 題 に 関 する 権 利 者 会 議 ( 社 ) 日 本 文 藝 家 協 会 理 事 長 坂 上 弘 ( 協 ) 日 本 脚 本 家 連 盟 理 事 長 金 子 成 人 ( 協 ) 日 本 シナリオ 作 家 協 会 理 事 長 西 岡 琢 也 ( 社 ) 全 日 本 テレビ 番 組 製 作 社 連 盟 理 事 長 工 藤 英 博 ( 社 ) 日 本 映 画 製 作 者 連 盟 会 長 松 岡 功 ( 中 ) 日 本 動 画 協 会 理 事 長 松 谷 孝 征 ( 社 ) 日 本 映 像 ソフト 協 会 会 長 高 井 英 幸 ( 協 ) 日 本 映 画 製 作 者 協 会 代 表 理 事 新 藤 次 郎 ( 社 ) 日 本 芸 能 実 演 家 団 体 協 議 会 会 長 野 村 萬 ( 社 ) 日 本 音 楽 事 業 者 協 会 会 長 尾 木 徹 ( 社 ) 音 楽 出 版 社 協 会 会 長 朝 妻 一 郎 ( 社 ) 音 楽 制 作 者 連 盟 理 事 長 大 石 征 裕 ( 社 ) 日 本 音 楽 著 作 権 協 会 会 長 船 村 徹 ( 社 ) 日 本 レコード 協 会 会 長 石 坂 敬 一 日 本 音 楽 作 家 団 体 協 議 会 理 事 長 川 口 真 詩 と 音 楽 の 会 会 長 平 井 丈 一 朗 全 日 本 音 楽 著 作 家 協 会 会 長 遠 藤 実 全 日 本 児 童 音 楽 協 会 会 長 北 澤 秀 夫 日 本 音 楽 著 作 家 連 合 会 長 志 賀 大 介 日 本 歌 謡 芸 術 協 会 会 長 曽 根 幸 明 日 本 現 代 音 楽 協 会 会 長 坪 能 克 裕 ( 社 ) 日 本 作 曲 家 協 会 会 長 遠 藤 実 ( 社 ) 日 本 作 曲 家 協 議 会 会 長 小 林 亜 星 ( 社 ) 日 本 作 詩 家 協 会 会 長 湯 川 れい 子 日 本 作 編 曲 家 協 会 会 長 服 部 克 久 日 本 詩 人 連 盟 会 長 平 山 忠 夫 ( 社 ) 日 本 童 謡 協 会 会 長 湯 山 昭 日 本 訳 詩 家 協 会 会 長 永 田 文 夫 賛 同 団 体 関 西 俳 優 協 議 会 会 長 田 中 弘 史 名 古 屋 放 送 芸 能 家 協 議 会 理 事 長 舟 木 淳 ( 社 ) 日 本 映 画 俳 優 協 会 理 事 長 池 部 良 ( 社 ) 日 本 喜 劇 人 協 会 会 長 橋 達 也 ( 中 ) 日 本 芸 能 マネージメント 事 業 者 協 会 理 事 長 山 崎 讓 ( 社 ) 日 本 劇 団 協 議 会 会 長 戌 井 市 郎 日 本 新 劇 製 作 者 協 会 会 長 水 谷 内 助 義 日 本 新 劇 俳 優 協 会 会 長 小 沢 昭 一 日 本 人 形 劇 人 協 会 会 長 長 谷 川 正 明 ( 社 ) 日 本 俳 優 協 会 会 長 中 村 雀 右 衛 門 ( 協 ) 日 本 俳 優 連 合 理 事 長 里 見 浩 太 朗 日 本 モデルエージェンシー 協 会 理 事 長 小 林 信 治 ( 特 活 ) 人 形 浄 瑠 璃 文 楽 座 理 事 長 鳥 越 文 蔵 ( 社 ) 能 楽 協 会 理 事 長 野 村 萬 大 阪 三 曲 協 会 理 事 長 中 島 警 子 ( 社 ) 関 西 常 磐 津 協 会 理 事 長 常 磐 津 一 巴 太 夫 ( 社 ) 義 太 夫 協 会 会 長 波 多 一 索 清 元 協 会 会 長 清 元 延 壽 太 夫 ( 特 活 ) 筑 前 琵 琶 連 合 会 理 事 長 中 村 チエ ( 社 ) 当 道 音 楽 会 理 事 長 寺 田 為 三 常 磐 津 協 会 会 長 常 磐 津 文 字 太 夫 ( 社 ) 長 唄 協 会 会 長 鳥 羽 屋 里 長 名 古 屋 邦 楽 協 会 会 長 長 谷 川 栄 胤 ( 社 ) 日 本 三 曲 協 会 会 長 米 川 文 子 日 本 琵 琶 楽 協 会 会 長 山 岡 知 博 ( 社 ) 日 本 演 奏 連 盟 理 事 長 伊 藤 京 子 ( 社 ) 日 本 オーケストラ 連 盟 理 事 長 児 玉 幸 治 日 本 オペラ 連 盟 理 事 長 五 十 嵐 喜 芳 日 本 音 楽 家 ユニオン 代 表 運 営 委 員 崎 元 讓 ( 社 ) 日 本 歌 手 協 会 会 長 ペギー 葉 山 日 本 シャンソン 協 会 会 長 石 井 好 子 日 本 シンセサイザー プログラマー 協 会 会 長 松 武 秀 樹 ( 特 活 ) 日 本 青 少 年 音 楽 芸 能 協 会 理 事 長 廣 瀬 清 パブリック イン サード 会 代 表 幹 事 椎 名 和 夫 ( 特 活 )レコーテ ィンク ミューシ シャンス アソシエイション オフ シ ャハ ン 理 事 長 篠 崎 正 嗣 ( 社 ) 現 代 舞 踊 協 会 会 長 植 木 浩 東 京 バレエ 協 議 会 理 事 長 佐 々 木 忠 次 ( 社 ) 全 日 本 児 童 舞 踊 協 会 会 長 中 村 明 名 古 屋 洋 舞 家 協 議 会 会 長 越 智 實 ( 社 ) 日 本 バレエ 協 会 会 長 薄 井 憲 二 ( 社 ) 日 本 舞 踊 協 会 会 長 犬 丸 直 日 本 フラメンコ 協 会 会 長 濱 田 滋 郎 ( 社 ) 上 方 落 語 協 会 会 長 桂 三 枝 関 西 演 芸 協 会 会 長 桂 福 団 治 関 西 芸 能 親 和 会 会 長 羽 田 たか 志 講 談 協 会 会 長 宝 井 馬 琴 太 神 楽 曲 芸 協 会 会 長 鏡 味 仙 三 郎 東 京 演 芸 協 会 会 長 牧 伸 二 ( 社 ) 日 本 奇 術 協 会 会 長 渚 晴 彦 日 本 司 会 芸 能 協 会 会 長 玉 置 宏 ボーイズバラエティ 協 会 会 長 灘 康 次 ( 社 ) 漫 才 協 会 会 長 青 空 球 児 ( 社 ) 落 語 協 会 会 長 鈴 々 舎 馬 風 ( 社 ) 落 語 芸 術 協 会 会 長 桂 歌 丸 ( 社 ) 浪 曲 親 友 協 会 会 長 真 山 一 郎 沖 縄 県 芸 能 関 連 協 議 会 会 長 島 袋 正 雄 ( 社 ) 日 本 照 明 家 協 会 会 長 谷 川 富 也 日 本 舞 台 監 督 協 会 会 長 三 宅 博 日 本 民 俗 芸 能 協 会 会 長 福 田 一 平 日 本 浪 曲 協 会 会 長 澤 孝 子 日 本 ミキサー 協 会 理 事 長 梅 津 達 男 全 89 団 体 ( 順 不 同 ) 7