Similar documents






~ ご 再 ~









~












45



















































c,-~.=ー













Title 本 間 久 雄 日 記 を 読 む (3) Author(s) 岡 崎, 一 Citation 人 文 学 報 表 象 文 化 論 (461): 1-26 Issue Date URL Rights









Transcription:

Title 二 者 状 況 と 三 者 状 況 における 体 験 から 見 た ふれ 合 い 恐 怖 的 心 性 対 人 恐 怖 的 心 性 Author(s) 永 山, 智 之 Citation 京 都 大 学 大 学 院 教 育 学 研 究 科 紀 要 (2011), 57: 195-209 Issue Date 2011-04-25 URL http://hdl.handle.net/2433/139724 Right Type Departmental Bulletin Paper Textversion publisher Kyoto University

a) b a) b ab c A B C 3 3 2 2 1 2 2 a 2 b c) 120cm 2 10 3 10 10 2 3 2 2 3 1 1 1 3 120cm 10 2 a) b c

気になる 因子の合計得点 と対自的不安意識 自分や他 人が気になる 因子 自分を統制できない 因子 生きる ことに疲れている 因子の合計得点 の 2 変数を用いた α 係数は順に.93 92 であった 次に ふれ合い恐怖的心性尺 度に対して因子分析 主因子法 Promax 回転 を行った結 果 固有値の減衰状況から岡田 2002 と同様の因子構造が Rescaled Distance Cluster Combine 永山 二者状況と三者状況における体験から見たふれ合い恐怖的心性 対人恐怖的心性 得られ 対人退却 因子と 関係調整不全 因子を抽出し 25 20 15 10 5 0 1 3 2 た α係数は順に.89 83 であった さらに 両尺度の全項 1 ࡓ 目を併せて因子分析を行い 固有値の減衰状況から 4 因子を抽出した 表 2 1 その結果 対 人退却 因子については岡田 2002 や伊藤ら 2008 と同様 従来型の対人恐怖と異なる因 子的まとまりを持つことが確認された 一方 関係調整不全 因子は従来型の対人恐怖と異な る内容と共に 対人恐怖心性尺度の 自分や他人が気になる 因子と共通する内容も含んでいた ② 対人恐怖心性尺度とふれ合い恐怖的心性尺度でのクラスター分析 まず 対人恐怖心性尺度の対他的不安意識 対自的不安意識の 2 変数とふれ合い恐怖的心性 尺度の 2 因子 対人退却 関係調整不全 の 2 変数の計 4 変数を投入変数としてクラスター分 析 ユークリッド平方距離 ward 法 を行なった結果 3 クラスターが得られた 図 1 続いて 各変数についてクラスター 以下 CL と表記 ごとに平均値を算出し 一要因分散分析を行 なったところ CL1 は全変数の得点が低く CL2 は全変数の得点が高く CL3 はふれ合い恐 怖的心性尺度の 対人退却 因子のみが CL1 よりも高く それ以外の変数の得点が中程度であっ た 表 2 2 CL2 は従来の対人恐怖的心性もふれ合い恐怖的心性も高い群であり CL3 は 従来の対人恐怖的心性とは異なる因子的まとまりを持った 対人退却 因子のみが高かったた め 対人恐怖的心性は高くなく ふれ合い恐怖的な特徴を持つ群と考えられた 表2-2 全回答者 各クラスターでの各変数の平均値と標準偏差 及びクラスター間での分散分析結果 ኻ ਇ ᗧ ኻ ਇ ᗧ ኻ ㅌළ 㑐ଥ ᢛਇ 㪈䉪䊤䉴䉺䊷 㫅䋽㪊㪏 㪊㪎㪅㪏㩿㪈㪉㪅㪎䋩 㪉㪐㪅㪏㩿㪏㪅㪍㪀 㪈㪏㪅㪌㩿㪋㪅㪐㪀 㪈㪌㪅㪇㩿㪌㪅㪊㪀 㪉䉪䊤䉴䉺䊷 㫅䋽㪌㪍㩷 㪎㪏㪅㪍㩿㪈㪇㪅㪈䋩 㪎㪉㪅㪎㩿㪈㪈㪅㪏㪀 㪊㪈㪅㪌㩿㪐㪅㪈㪀 㪉㪎㪅㪌㩿㪌㪅㪌㪀 㪊䉪䊤䉴䉺䊷 㫅䋽㪏㪐 㪌㪏㪅㪍㩿㪐㪅㪐㪀 㪋㪏㪅㪏㩿㪏㪅㪇㪀 㪉㪐㪅㪍㩿㪍㪅㪈㪀 㪉㪉㪅㪇㩿㪊㪅㪐㪀 㫅㪔㪈㪏㪊㩷 㪍㪇㪅㪋䋨㪈㪎㪅㪐䋩 㪌㪉㪅㪈㩿㪈㪏㪅㪈㪀 㪉㪎㪅㪐㩿㪏㪅㪌㪀 㪉㪉㪅㪉㩿㪍㪅㪋㪀 (୯ 㪈㪍㪐㪅㪊 䋪䋪 㪉㪋㪋㪅㪉 䋪䋪 㪋㪋㪅㪐 䋪䋪 㪏㪇㪅㪋 䋪䋪 ᄙ㊀ セ 㩿㪫㫌㫂㪼㫐ᴺ䋩 㪈㪓㪊㪓㪉 㪈㪓㪊㪓㪉 㪈㪓㪉㪃㪊 㪈㪓㪊㪓㪉 䋪䋪㫇䋼㪅㪇㪈 ③ 各クラスター間の二者状況 三者状況における体験の比較検討 本研究では 対人恐怖心性尺度とふれ合い恐怖的心性尺度を変量としたケースのクラスター 間での二者 三者の体験の一般的な違いを明らかにすることを目的とし ①二者から三者への 移行に伴う体験変容②二者 三者それぞれでの体験の 2 つの観点から数量的検討を行う まず 各クラスター間での体験変容の相違を検討するため 感覚尺度の下位尺度得点 感情 尺度の a 自己感情 b 二者からいた相手 以下 2 人目と表記 に対する感情に関する項 目得点を従属変数として 2 二者 三者 3 クラスター の二要因分散分析を行った 表 3 4 分析 1 その結果 まとまり 不満で交互作用が有意であり さびしさ イライラ 気がね うらやましさで有意傾向が見られた 図 2 7 単純主効果の検定の結果 CL2 は二者より 199

2001 19 5477-488 2007 1997a 14(4) 448-455 1997b 21 43-51 2003 3 103 31-36 2008 16(3) 396-405 1972 1975 427-428 1977 2006 52 240-252 1990 Self-identity System 61(2) 94-102 1985 MOOK 12 76-88 2009 26(6) 741-747 198533(1) 70-75 1987 15 257-284 1993 4 162-170 2002 10 69-84 1985 56(4) 222-228 1990 1976 1974 601 1-25 1989 15 350-360 1987 2 23 206-215 2001 14-29 2003 を 1972 19771987 10 2003 120 CL1 2 CL2 2 CL3 3 2 2 (2001)