P-3252-01-S53 プログラマブル mv 変 換 器 係 数 計 算 プログラム coef3973 取 扱 説 明 書 Ver.2.0.0
P-3252-01-S53 目 次 1 概 要... 1 2 動 作 環 境... 2 3 インストール... 2 4 coef3973 による 係 数 作 成... 5 4.1 関 数 変 換 モード... 5 4.2 リニアライズ... 6 5 coef3973 操 作 方 法... 7 5.1 coef3973 起 動... 7 5.2 関 数 変 換... 8 5.2.1 実 行... 8 5.2.2 係 数 の 保 存... 9 5.2.3 係 数 の 読 み 込 み... 10 5.3 リニアライズ...11 5.3.1 係 数 作 成...11 5.3.2 係 数 の 保 存... 13 5.3.3 係 数 の 読 み 込 み... 14 6 プログラマブル 変 換 器 へのユーザ 係 数 設 定... 15
1 概 要 本 書 は プログラマブル mv 変 換 器 MS3973 のユーザ 係 数 設 定 ファイルを 作 成 するプログラム coef3973 の 取 扱 説 明 書 です 本 プログラムで 作 成 した 係 数 は 付 属 の set397x.exe によって 変 換 器 へ 設 定 することが 可 能 です 注 ) 本 書 は 標 準 仕 様 での 画 面 表 示 で 説 明 しています 特 別 仕 様 の 時 は 一 部 画 面 表 示 が 違 う 時 があります - 1 -
2 動 作 環 境 本 プログラムは AT 互 換 機 の Microsoft WindowsXP Microsoft Windows7 上 で 動 作 します 本 プログラムの 実 行 には Microsoft.NET Framework 3.5 以 降 が 必 要 です 3 インストール セットアップ CD のフォルダ coef3973 中 のアイコン SETUP.EXE をダブルクリックしてください 次 の 画 面 になります 図 3-1 インストール 画 面 1 他 に 起 動 しているアプリケーションがある 場 合 はそれを 終 了 してから 次 へ を 押 してください - 2 -
図 3-2 インストール 画 面 2 次 へ を 押 すと 指 定 したディレクトリにインストールを 開 始 します 次 へ を 押 してください 図 3-3 インストール 画 面 3-3 -
図 3-4 インストール 画 面 4 以 上 でインストールが 完 了 しました - 4 -
4 coef3973 による 係 数 作 成 本 プログラムは 入 出 力 の 任 意 な 値 を 7 点 設 定 して 関 数 変 換 を 行 ないます 計 算 はすべて 割 合 (%)に 置 き 換 えて 計 算 します 4.1 関 数 変 換 モード 任 意 の7 点 から 近 似 曲 線 を 求 めます din[6] din[5] din[4] din[3] din[2] din[1] din[0] ref[0] ref[1] ref[2] ref[3] ref[4] ref[5] ref[6] 6 分 割 図 4-1 関 数 変 換 グラフ 任 意 設 定 の 補 正 は 最 小 2 乗 法 6 次 補 正 とします 計 算 式 は 以 下 の 通 りです Y = a + 1 2 3 4 5 6 0 + a1* x + a2 * x + a3* x + a4 * x + a5* x a6 * x - 5 -
4.2 リニアライズ 任 意 に 設 定 した7 点 を 関 数 変 換 して 得 られる 近 似 曲 線 をリニアライズするための 補 正 式 を 求 めます din[6] din[5] din[4] din[3] din[2] din[1] din[0] ref[0] ref[1] ref[2] ref[3] ref[4] ref[5] ref[6] 図 4-2 補 正 式 ref[0] ~ ref[6]をy 軸 に din[0] ~ din[6]を X 軸 に 当 てはめて7 点 を 設 定 します ref [6] ref [5] ref [4] ref [3] ref [2] ref [1] ref [0] din[0] din[1] din[2] din[3] din[4] din[5] din[6] 図 4-3 近 似 補 正 式 この7 点 について 関 数 変 換 を 行 い 得 られた 近 似 補 正 式 がリニアライズするための 式 となります - 6 -
5 coef3973 操 作 方 法 5.1 coef3973 起 動 coef3973 を 起 動 するには Windows の [スタートメニュー] [プログラム] [coef3973] coef3973 を 選 択 してください 以 下 の 画 面 が 起 動 します 図 5-1 起 動 時 画 面 関 数 変 換 7 点 を 設 定 して 関 数 変 換 を 行 なうモードです リニアライズ 7 点 を 設 定 して 関 数 変 換 を 行 って 得 られる 近 似 式 をリニアライズするモードです - 7 -
5.2 関 数 変 換 5.2.1 実 行 図 5-2 関 数 変 換 の 設 定 画 面 0% 100% および 任 意 の 5 点 を 設 定 します X 軸 において 各 点 が 左 から 昇 順 になるように 設 定 してください もし X 軸 において 左 より 小 さい 値 が 設 定 されていた 場 合 はエラーになり 実 行 できません 実 行 ボタンを 押 すと 7 点 から 計 算 され 関 数 変 換 の 近 似 曲 線 イメージが 表 示 されます 関 数 変 換 近 似 曲 線 イメージ 図 5-3 関 数 変 換 グラフ 近 似 曲 線 イメージ グラフの 左 下 が 0% 右 上 が 100%の 点 になり 0%~100% 間 の 設 定 ポイント 5 点 の 位 置 が 示 されます 7 点 に 近 似 された 曲 線 が 黒 色 の 線 で 表 示 されます 設 定 ポイントと 近 似 曲 線 と の 最 大 誤 差 誤 差 設 定 画 面 で 入 力 した 各 点 の 中 でもっとも 近 似 曲 線 から 離 れている 点 を 赤 丸 で 表 示 し 誤 差 の 大 きさがグラフの 下 側 に 表 示 されます - 8 -
5.2.2 係 数 の 保 存 設 定 した 任 意 の 7 点 の 座 標 値 及 び 現 在 表 示 しているグラフを 作 図 するための 最 小 2 乗 法 6 次 補 正 式 の 係 数 の 値 を 保 存 します ここで 保 存 したファイルは Set397x でプログラマブル mv 変 換 器 MS3973 にユーザ 係 数 を 設 定 することが 可 能 で す 図 5-4 係 数 保 存 上 図 の[ 保 存 ]ボタンを 押 すと ファイル 保 存 のダイアログが 表 示 されます 図 5-5 ファイル 保 存 ダイアログ ファイルを 保 存 するディレクトリ ファイル 名 を 入 力 し[ 保 存 ]を 押 します - 9 -
5.2.3 係 数 の 読 み 込 み ファイルを 指 定 し 保 存 時 の 7 点 の 座 標 を 読 み 込 みます 図 5-6 設 定 画 面 [ 読 み 込 み]ボタンで 次 のファイルオープン ダイアログが 表 示 されます 図 5-7 ファイルオープンダイアログ 読 み 込 むファイルを 指 定 し [ 開 く]ボタンを 押 してください coef3973 に 保 存 時 の7 点 の 座 標 を 読 み 込 み 設 定 画 面 の 各 座 標 入 力 テキストボックスに 反 映 されます - 10 -
5.3 リニアライズ 5.3.1 係 数 作 成 図 5-8 リニアライズの 設 定 画 面 0% 100% および 任 意 の 5 点 を 設 定 します X 軸 Y 軸 ともに 各 点 が 左 から 昇 順 になるように 設 定 してください もし X 軸 もしくは Y 軸 において 左 より 小 さい 値 が 設 定 されていた 場 合 はエラーになり 実 行 できません 実 行 ボタンで 計 算 結 果 のリニアライズのための 逆 フィッティングのイメージが 表 示 されます リニアライズ グラフ 図 5-9 リニアライズグラフ リニアライズ 結 果 誤 差 グラフ - 11 -
リニアライズ グラフ グラフの 左 下 が 0% 右 上 が 100%になります 7 点 から 計 算 される 近 似 曲 線 が 青 色 で リニアライズするための 補 正 式 が 黒 色 で これにより 近 似 曲 線 をリニアライズした 結 果 が 赤 色 で 表 示 されます グラフ 内 に 0~100% 間 の 設 定 ポイント 5 点 の 位 置 が 示 されます 誤 差 グラフ 0%と 100%を 間 を 直 線 で 結 んだ 線 を 基 準 とし それとリニアライズ 後 のデータとを 比 較 した 差 が%FS の 誤 差 グラフとして 表 示 されます グラフ 左 に 誤 差 の 最 大 値 (%FS)として 表 示 されます リニアライズの 際 の 注 意 点 リニアライズを 行 なうには 設 定 した7 点 から 得 られる 近 似 曲 線 が 常 に 右 上 がりであるような 曲 線 でないと 誤 差 が 大 きくなってしまいます もし 右 上 がりでない 曲 線 になった 場 合 はリニアライズ グラフと 誤 差 グラフの 間 に CAUTION!! と 表 示 されます - 12 -
5.3.2 係 数 の 保 存 設 定 した 任 意 の 7 点 の 座 標 値 及 び 現 在 表 示 しているグラフを 作 図 するための 最 小 2 乗 法 6 次 補 正 式 の 係 数 の 値 を 保 存 します ここで 保 存 したファイルは Set397x でプログラマブル mv 変 換 器 MS3973 にユーザ 係 数 を 設 定 することが 可 能 で す 図 5-10 係 数 保 存 上 図 の[ 保 存 ]ボタンを 押 すと ファイル 保 存 のダイアログが 表 示 されます 図 5-11 ファイル 保 存 ダイアログ ファイルを 保 存 するディレクトリ ファイル 名 を 入 力 し[ 保 存 ]を 押 します - 13 -
5.3.3 係 数 の 読 み 込 み ファイルを 指 定 し 保 存 時 の 7 点 の 座 標 を 読 み 込 みます 図 5-12 設 定 画 面 [ 読 み 込 み]ボタンで 次 のファイルオープン ダイアログが 表 示 されます 図 5-13 ファイルオープンダイアログ 読 み 込 むファイルを 指 定 し [ 開 く]ボタンを 押 してください coef3973 に 保 存 時 の7 点 の 座 標 を 読 み 込 み 設 定 画 面 の 各 座 標 入 力 テキストボックスに 反 映 されます - 14 -
6 プログラマブル 変 換 器 へのユーザ 係 数 設 定 Set397x で MS3973 を 設 定 開 始 します 図 6-1 ユーザ 係 数 の 設 定 センサ 種 別 設 定 タブを 開 き 入 力 種 別 の ユーザ 係 数 チェックボックスにチェックをいれ ファイル 選 択 ボタンを 押 します 図 6-2 ファイルオープンダイアログ coef3973 で 作 成 したファイルを 選 択 します - 15 -
図 6-3 設 定 更 新 画 面 左 下 の 設 定 更 新 ボタンを 押 し 変 換 器 にユーザ 係 数 を 設 定 します 設 定 更 新 ボタンをクリックしてモジュールの 設 定 を 実 行 するまで 設 定 は 更 新 されません 設 定 更 新 後 設 定 終 了 ボタンによりモジュールの PAUSE 状 態 が 解 除 されるまで 設 定 は 有 効 になりません - 16 -
保 存 データの 形 式 係 数 ファイルの 書 式 は 下 記 のようになります [MAGIC] num=3973 Set397x はこの 文 字 列 のセクションの 送 信 用 係 数 データを 読 み 出 します [point] X0=10 X1=20 X2=30 X3=40 各 設 定 値 7 点 の X 座 標 X4=50 X5=60 X6=70 Y0=10 Y1=20 Y2=30 Y3=40 各 設 定 値 7 点 の Y 座 標 Y4=50 Y5=60 Y6=70 [coef] coef0= coef1= coef2= coef3= フィッティング 1 係 数 7 点 coef4= coef5= coef6= [3973] [MAGIC]の num の 文 字 列 とこのセクション 名 をそろえます 5000=0.001 5001=0.001 6000=0 7000=0 7001=0 8000=0 8001=0 9000=0 9010=0 送 信 用 変 換 器 係 数 情 報 です 902=0 9030=-4.377145E-02 9031=0.9993779 9032=-1.242019E-03 9033=3.926623E-04 9034=-1.127621E-05 9035=1.160839E-07 9036=-4.13366E-10 ファイルはテキスト 形 式 で 保 存 されます ファイルの 拡 張 子 は.coef です - 17 -