Symantec Backup Exec System Recovery に よる 物 理 マシンから 仮 想 マシンへの 移 行 ガイド Version 1.2 10/2, 2007 Author Kenji Ikeda Central ASG Dell Japan
本 書 の 内 容 は 予 告 なく 変 更 されることがあります 本 書 は 情 報 提 供 のみを 目 的 に 執 筆 されており 誤 字 脱 字 や 技 術 上 の 誤 りには 責 任 を 負 いません 本 書 の 内 容 は 執 筆 時 現 在 のものであり 明 示 的 または 暗 黙 的 を 問 わず いかなる 内 容 も 保 証 いたし ません 2007 Dell Inc. 2007 デル 株 式 会 社 All rights reserved.( 版 権 所 有 ) デルから 書 面 による 許 可 を 得 ずに 本 書 を 複 製 転 載 することは いかなる 場 合 も 禁 止 します 商 標 本 書 で 使 用 している 商 標 : Dell DELLのロゴマーク PowerEdge OpenManageは 米 国 Dell Inc.の 商 標 です VMware VMotion ESX Serverは VMware, Inc.の 商 標 です EMCは EMC Corporationの 登 録 商 標 です Linuxは Linus Torvalds 氏 の 登 録 商 標 です Intel インテル Xeon Pentiumは アメリカ 合 衆 国 およびその 他 の 国 におけるインテルコーポレーショ ンおよび 子 会 社 の 登 録 商 標 または 商 標 です MicrosoftとWindows Serverは Microsoft Corporationの 商 標 または 登 録 商 標 です 本 書 では マークや 名 前 を 届 け 出 た 実 在 のもの もしくは その 製 品 のいずれかを 参 照 するため そ の 他 の 商 標 商 号 を 使 用 している 可 能 性 があります Dell Inc.は Dell 以 外 の 商 標 や 商 号 における 権 益 の 要 求 に 一 切 応 じません 保 証 の 否 認 本 資 料 は 現 状 のまま 提 供 されるものであり 明 示 または 黙 示 を 問 わず いかなる 保 証 もなされるも のではありません デルは 適 用 される 法 律 の 許 すかぎりにおいて 明 示 または 黙 示 に 関 わらず 商 品 性 特 定 目 的 への 適 合 性 いかなる 権 利 の 侵 害 違 反 のないことの 黙 示 的 保 証 を 含 む( 但 し 必 ずし もこれらに 限 定 されない) いかなる 保 証 をも 負 担 致 しません デルは 本 資 料 の 使 用 有 効 性 正 確 性 信 頼 性 に 関 して またはその 使 用 の 結 果 に 関 して その 他 の 事 項 に 関 して いかなる 保 証 または 表 明 も 行 いません 責 任 の 制 限 デルは 過 失 がある 場 合 (ただし 必 ずしもこれに 限 定 されない)を 含 むいかなる 場 合 そのような 損 害 の 可 能 性 があることがデルまたはデル 米 国 本 社 またはデルが 認 定 している 関 連 会 社 に 忠 告 されてい たとしても 本 資 料 の 使 用 または 使 用 できないことから 生 じるデータの 損 失 または 逸 失 利 益 を 含 む(た だし 必 ずしもこれに 限 定 されない) 直 接 損 害 間 接 損 害 特 別 損 害 偶 発 損 害 または 派 生 的 損 害 に 対 する 責 任 を 負 いかねます お 客 様 が 本 資 料 を 使 用 したことによって 機 器 またはデータの 保 守 修 理 または 修 正 が 必 要 となった 場 合 お 客 様 がその 一 切 の 費 用 を 負 担 するものとします 適 用 法 に よっては 偶 発 損 害 または 結 果 損 害 に 対 する 例 外 または 制 限 が 認 められていないため 上 記 の 制 限 または 例 外 が 適 用 されない 場 合 もあります
目 次 保 証 の 否 認... 2 責 任 の 制 限... 2 はじめに... 4 1. Symantec Backup Exec System Recovery について... 5 2. 本 書 で 解 説 するシステム 環 境... 6 3. 移 行 元 の 物 理 マシンでの 作 業... 7 3-1. BESR のインストール... 7 3-2. システムデータのイメージバックアップ... 15 3-3. イメージバックアップファイルの 仮 想 ディスクファイルへの 変 換... 24 4. 移 行 先 の 仮 想 マシンでの 作 業... 33 4-1. 仮 想 マシンの 新 規 作 成... 33 4-2. 仮 想 マシンの 起 動... 42 4-3. VMware Tools のインストール... 43 Page 3 / 49
はじめに 本 書 では Symantec Backup Exec ファミリの 1 製 品 である Symantec Backup Exec System Recovery を 使 用 して 物 理 マシンを 仮 想 マシンへ 移 行 する 手 順 についてご 紹 介 します 本 来 Symantec Backup Exec System Recovery は 各 種 Windows オペレーティングシステ ム マシンのシステムデータ 保 護 (バックアップ/リストア)に 使 用 する 製 品 ですが バックアッ プしたシステムデータを 各 種 VMware 製 品 で 使 用 できる 形 式 に 変 換 する 機 能 も 実 装 しています 変 換 されたシステムデータは 各 種 VMware 製 品 上 で 仮 想 マシンとして 運 用 することができます 本 書 では この Symantec Backup Exec System Recovery の VMware 製 品 に 対 する 対 応 機 能 を 使 用 して 物 理 マシンを 仮 想 マシンに 移 行 します 本 書 では 具 体 的 な VMware 製 品 として VMware ESX Server を 移 行 先 として 説 明 します VMware 社 からは VMware Converter と 呼 ばれる 物 理 マシンから 仮 想 マシンへの 移 行 ツー ルが 提 供 されています VMware Converter には Starter と Enterprise の 2 つのエディション があり 物 理 マシンから VMware ESX Server に 対 して 仮 想 マシンの 移 行 を 行 うためには Enterprise を 使 用 する 必 要 があります(Starter は VMware ESX Server に 対 応 していません) しかし VMware Converter Enterprise は 単 体 製 品 として 購 入 することはできません(Starter は 無 償 入 手 が 可 能 です) VirtualCenter Management Server を 購 入 したユーザー(サブスクリ プション 契 約 が 有 効 なユーザー)が 使 用 権 限 を 持 ちます そのため VirtualCenter Management Server を 購 入 していないユーザーは VMware Converter Enterprise を 使 用 して VMware ESX Server に 対 して 物 理 マシンを 仮 想 マシンに 移 行 することができません VMware Converter の 詳 細 については 以 下 の VMware 社 の Web サイトをご 覧 ください http://www.vmware.com/ja/products/converter/ 上 記 の 理 由 から VMware ESX Server を 購 入 したが VirtualCenter Management Server を 購 入 していないユーザーにとって Symantec Backup Exec System Recovery を 使 用 して Windows 物 理 マシンを VMware ESX Server 上 の 仮 想 マシンとして 移 行 する 方 法 は 有 効 です また VMware Converter で 物 理 マシンを 仮 想 マシンに 移 行 するためには 物 理 マシンと VMware 製 品 ( 例 :VMware ESX Server)がインストールされたマシンの 間 に 一 定 の 帯 域 幅 を 持 つネットワーク 接 続 ( 例 :LAN)が 存 在 することが 必 要 ですが そうしたネットワーク 接 続 を 持 たない( 例 :WAN)ユーザーにとっても 本 書 で 説 明 する 移 行 方 法 は 有 効 です 本 書 でご 紹 介 する 方 法 を 使 用 して 皆 様 の 仮 想 環 境 をより 有 効 にご 活 用 いただければ 幸 いです Page 4 / 49
1. Symantec Backup Exec System Recovery について Symantec Backup Exec System Recovery は Symantec Backup Exec ファミリの 1 製 品 で す Symantec Backup Exec for Windows Servers( 以 下 BEWS)は ユーザーデータの 保 護 に 最 適 な 製 品 ですが Symantec Backup Exec System Recovery( 以 下 BESR)は システムデ ータの 保 護 に 最 適 な 製 品 です BESR は Windows システムがオンラインの 状 態 で ディスクの 構 成 情 報 (パーティション 情 報 など)を 含 めて ディスクのセクタレベルでシステムデータ( 例 :C ドライブ)を 高 速 にイメ ージバックアップ/リストアすることが 可 能 な 優 れた 製 品 です システムデータだけでなく ユー ザーデータ( 例 :D ドライブ)の 保 護 を 行 うことも 可 能 です BESR は Linux システムのバックアップ/リストアには 対 応 していません 上 記 を 図 にすると 以 下 のようになります Dell は 国 内 唯 一 の BESR の OEM ベンダーです 詳 細 は Dell にお 問 い 合 わせください Page 5 / 49
2. 本 書 で 解 説 するシステム 環 境 本 書 で 解 説 するシステム 環 境 は 以 下 のとおりとなっています 移 行 元 の 物 理 マシン 環 境 PowerEdge 1750 OpenManage 5.2(Server Assistant Server Administrator) Windows Server 2003 Enterprise Edition (SP1 適 用 済 み) Backup Exec System Recovery Server Edition 移 行 先 の 仮 想 環 境 VMware ESX Server 3.0.1 Page 6 / 49
3. 移 行 元 の 物 理 マシンでの 作 業 移 行 元 の 物 理 マシンで 必 要 となる 作 業 は 以 下 のとおりです BESR のインストール システムデータのイメージバックアップ イメージバックアップファイルの 仮 想 ディスクファイルへの 変 換 仮 想 ディスクファイルの VMware ESX Server へのコピー 3-1. BESR のインストール 最 初 に 移 行 元 の 物 理 マシンに BESR をインストールします 1) BESR の 製 品 CD を CD/DVD-ROM ドライブに 挿 入 すると BESR のインストーラの 画 面 が 起 動 しますので Backup Exec System Recovery のインストール をクリックします( 図 1) BESR は CD-ROM が 2 枚 組 みの 製 品 となっており 1 枚 は BESR の 製 品 CD で BESR のインストールに 使 用 します もう 1 枚 の CD はリカバリ 用 CD です 図 1 2) BESR のインストールウィザードが 起 動 しますので 次 へ をクリックします( 図 2) Page 7 / 49
図 2 3) 使 用 許 諾 契 約 に 同 意 して 次 へ をクリックします( 図 3) 図 3 4) インストール 先 フォルダを 選 択 します ここでは デフォルトの 場 所 にインストールします ( 図 4) Page 8 / 49
図 4 5) セットアップタイプを 選 択 します ここでは すべて を 選 択 します( 図 5) 図 5 6) インストールの 準 備 が 完 了 しましたので インストール をクリックして BESR のインス トールを 実 行 します( 図 6) Page 9 / 49
図 6 7) インストールが 完 了 したら 完 了 をクリックして インストールを 終 了 します( 図 7) 図 7 8) マシンの 再 起 動 を 要 求 する 画 面 が 表 示 されますので はい をクリックして マシンを 再 起 動 します( 図 8) Page 10 / 49
図 8 9) マシン 再 起 動 の 完 了 後 自 動 的 に Microsoft.Net Framework 2.0 をインストールするよう 促 す 画 面 が 表 示 されますので はい をクリックします( 図 9) 図 9 10) Microsoft.Net Framework 2.0 のインストール 画 面 が 表 示 されますので 次 へ をクリック します( 図 10) 図 10 11) 使 用 許 諾 契 約 書 が 表 示 されますので 同 意 する を ON にし インストール をクリック します( 図 11) Page 11 / 49
図 11 12) Microsoft.Net Framework 2.0 のインストールが 完 了 したら 完 了 をクリックして イン ストールを 終 了 します( 図 12) 図 12 13) 次 に 自 動 的 に Microsoft.Net Framework 2.0 日 本 語 Language Pack のインストール 画 面 が 表 示 されますので 次 へ をクリックします( 図 13) Page 12 / 49
図 13 14) 使 用 許 諾 契 約 書 が 表 示 されますので 同 意 する を ON にし インストール をクリック します( 図 14) 図 14 15) Microsoft.Net Framework 2.0 日 本 語 Language Pack のインストールが 完 了 したら 完 了 をクリックして インストールを 終 了 します Page 13 / 49
図 15 16) 上 記 までのインストールが 完 了 すると ようこそ 画 面 が 表 示 されますので 次 へ をクリッ クします( 図 16) 図 16 17) 製 品 のアクティブ 化 を 行 うために プロダクトキーを 入 力 します( 図 17) Page 14 / 49
図 17 18) 製 品 のアクティブ 化 が 完 了 したら 終 了 をクリックします( 図 18) 図 18 3-2. システムデータのイメージバックアップ BESR のインストールが 完 了 したら バックアップジョブを 作 成 して システムデータのイメ ージバックアップを 実 行 します 1) BESR の 管 理 コンソールが 起 動 しますので バックアップを 実 行 するために バックアップ Page 15 / 49
の 実 行 または 管 理 をクリックします( 図 19) 図 19 2) バックアップの 実 行 または 管 理 画 面 が 表 示 されますので 新 しく 定 義 をクリックします ( 図 20) 図 20 Page 16 / 49
3) バックアップ 定 義 ウィザードが 起 動 しますので コンピュータのバックアップ を 選 択 した 状 態 で 次 へ をクリックします( 図 21) 図 21 4) バックアップ 対 象 とするドライブを 選 択 する 画 面 が 表 示 されますので C ドライブ(C: )の みを 選 択 します( 図 22) システムデータに 加 えて ユーザーデータも 移 行 するには C ドライブ 以 外 の 任 意 のドライブを 一 緒 に 選 択 してください Ctrl キーを 押 しながら ドライブを 選 択 す ると 複 数 ドライブを 選 択 することができます Dell Utility パーティションは 物 理 マシンのバックアップとしては 意 味 があります が 仮 想 マシンへの 移 行 を 前 提 とした 場 合 仮 想 マシン 上 で 使 用 する 必 要 はありま せんのでバックアップ 対 象 として 選 択 する 必 要 はありません Page 17 / 49
図 22 5) リカバリポイントの 種 類 を 選 択 します ここでは 単 体 リカバリポイント を 選 択 します BESR では イメージバックアップデータのことを リカバリポイント と 呼 んで います リカバリポイントセット は 初 回 のフルバックアップの 後 に 増 分 バックアッ プを 行 うことができる リカバリポイントの 種 類 です 単 体 リカバリポイント は 単 純 にフルバックアップのみを 行 うことができる リカバリポイントの 種 類 です Page 18 / 49
図 23 6) フォルダ に イメージバックアップデータの 保 存 先 を 指 定 します ここでは 任 意 のフ ァイルサーバー 上 の 共 有 フォルダを 指 定 しています バックアップファイル 名 を 変 更 したい 場 合 は ファイルを 選 択 して 名 前 の 変 更 ボタンをクリックします 今 回 のように リモートファイルサーバー 上 の 共 有 フォルダをバックアップデータの 保 存 先 とする 場 合 は ネットワーク 資 格 情 報 にユーザー 名 パスワードを 入 力 します( 図 24) Page 19 / 49
図 24 7) バックアップオプションを 指 定 します ここでは デフォルトのままで 次 へ をクリック します( 図 25) 図 25 Page 20 / 49
8) バックアップの 前 処 理 として 実 行 されるスナップショット 作 成 の 前 / 後 バックアップ 完 了 後 にコマンドを 実 行 する 場 合 はコマンドファイルを 指 定 します ここでは 何 も 設 定 せずに 次 へ をクリックします( 図 26) BESR は Microsoft の VSS(Volume ShadowCopy Service)テクノロジに 対 応 し ており VSS 対 応 したソフトウェアコンポーネント(Active Directory Exchange Server SQL Server)は 何 もせずともオンラインバックアップ 可 能 ですが VSS 非 対 応 のソフトウェアコンポーネント( 例 :Oracle)がシステムに 存 在 する 場 合 は BESR でのバックアップ 実 行 前 に それら VSS 非 対 応 のソフトウェアコンポーネン トを 停 止 する 必 要 があります これらの 停 止 処 理 をコマンドで 実 行 する 場 合 は こ こでコマンドを 記 述 したファイルを 指 定 します 図 26 9) バックアップスケジュールを 指 定 します ここでは 今 すぐにバックアップを 実 行 するため デフォルトの スケジュールなし を 選 択 したまま 次 へ をクリックします( 図 27) Page 21 / 49
図 27 10) 終 了 をクリックして バックアップジョブの 作 成 を 終 了 します ここでは 今 すぐバッ クアップの 実 行 は OFF にしたままにしておきます( 図 28) 図 28 Page 22 / 49
11) バックアップの 実 行 または 管 理 画 面 に 自 動 的 に 戻 りますので VSS 非 対 応 のソフトウェア コンポーネントは 手 動 で 停 止 します その 上 で 先 ほど 作 成 したジョブを 選 択 して 今 すぐ 実 行 をクリックします( 図 29) 図 29 12) バックアップジョブが 実 行 開 始 されます( 図 30) 図 30 13) バックアップジョブが 完 了 したら 閉 じる ボタンをクリックして バックアップを 終 了 し ます( 図 31) Page 23 / 49
図 31 3-3. イメージバックアップファイルの 仮 想 ディスクファイルへの 変 換 システムデータのイメージバックアップが 完 了 したら 作 成 されたバックアップデータ(イ メージバックアップファイル)を VMware ESX Server で 使 用 できる 形 式 の 仮 想 ディスクフ ァイルに 変 換 します 1) BESR のコンソール 画 面 で ツール をクリックし 仮 想 ディスクに 変 換 をクリックし ます( 図 32) Page 24 / 49
図 32 2) 仮 想 ディスクへの 変 換 ウィザードが 起 動 しますので 次 へ をクリックします( 図 33) Page 25 / 49
図 33 3) 仮 想 ディスクファイルへの 変 換 元 となるバックアップデータを 選 択 します ここでは 先 ほ どバックアップしたデータを 選 択 します( 図 34) 図 34 Page 26 / 49
4) 変 換 する 仮 想 ディスク 形 式 を 選 択 します ここでは 仮 想 ディスク 形 式 として VMware 仮 想 ディスク(VMDK) を 選 択 します 変 換 した 仮 想 ディスクを 一 旦 格 納 しておく 場 所 は 仮 想 ディスク 用 のフォルダ で 選 択 することができます ここでは バックアップデータの 保 存 先 と 同 じ リモートファイルサーバー 上 の 共 有 フォルダを 指 定 します 仮 想 ディスクファ イルの 名 前 を 変 更 する 場 合 は ファイルを 選 択 して 名 前 の 変 更 をクリックします ここ では ファイルの 名 前 は 変 更 しません 今 回 のように 仮 想 ディスク 用 のフォルダ にリモ ートファイルサーバーの 共 有 フォルダを 指 定 する 場 合 は ネットワーク 資 格 情 報 にユーザ ー 名 パスワードを 入 力 します( 図 35) 図 35 5) オプション 設 定 画 面 が 表 示 されます 今 回 は 変 換 した 仮 想 ディスクファイルをすぐに VMware ESX Server で 使 用 するため ESX サーバーに 保 存 を ON にします サーバー 名 またはアドレス には 仮 想 ディスクファイルを 配 置 したい VMware ESX Server の FQDN か IP アドレスを 入 力 します ユーザー 名 には VMware ESX Server に 接 続 する 際 に 使 用 するアカウントを 指 定 します ここでは root アカウントを 使 用 します パスワード に は ユーザー 名 で 指 定 したアカウントのパスワードを 指 定 します( 図 36) Page 27 / 49
図 36 6) 引 き 続 き アップロードの 場 所 で 参 照 ボタンをクリックします すると VMware ESX Server と 暗 号 化 された 通 信 を 行 うために 必 要 な 情 報 が 表 示 されますので はい をクリック します( 図 37) 図 37 7) ディレクトリの 選 択 画 面 が 表 示 されますので 一 番 上 のディレクトリ(. )を 選 択 して O K をクリックします( 図 38) Page 28 / 49
図 38 8) 上 記 画 面 で OK をクリックすると アップロードの 場 所 に /root が 自 動 的 に 入 力 され ます( 図 39) 図 39 9) インポート 場 所 に VMware ESX Server 上 での 仮 想 ディスクファイルの 配 置 場 所 を 指 定 Page 29 / 49
します 具 体 的 には データストア 内 のディレクトリを 指 定 します VMware ESX Server のコンソールに 入 って あらかじめ 仮 想 マシン 名 のディレクトリを 作 成 しておくことをお 勧 めします ここでは あらかじめデータストア /vmfs/volumes/storage01 の 下 にディレク トリ PE1750E を 作 成 して そのディレクトリを 仮 想 ディスクファイルの 配 置 場 所 として 指 定 しました( 図 40) 図 40 10) 仮 想 ディスクへの 変 換 の 準 備 ができましたので 終 了 をクリックして 変 換 を 実 行 開 始 し ます( 図 41) Page 30 / 49
図 41 11) BESR のバックアップデータを 仮 想 ディスクに 変 換 する 処 理 が 実 行 されます( 図 42) 図 42 12) 変 換 処 理 が 完 了 すると 変 換 した 仮 想 ディスクファイルを 指 定 したアップロード 場 所 にア ップロードし 指 定 したインポート 場 所 にインポートします( 図 43) Page 31 / 49
図 43 13) 仮 想 ディスクへの 変 換 仮 想 ディスクの VMware ESX Server へのインポートが 完 了 すると 全 ての 一 連 の 処 理 が 完 了 したことになります( 図 44) 図 44 Page 32 / 49
4. 移 行 先 の 仮 想 マシンでの 作 業 移 行 先 の 仮 想 マシンで 必 要 となる 作 業 は 以 下 のとおりです 仮 想 マシンの 新 規 作 成 仮 想 マシンの 起 動 VMware Tools のインストール 4-1. 仮 想 マシンの 新 規 作 成 ここでは VMware ESX Server にインポートされた 仮 想 ディスクファイルを 使 って 新 規 に 仮 想 マシンを 作 成 します 1) Virtual Infrastructure Client( 以 下 VI クライアント)から 対 象 VMware ESX Server に 接 続 し 新 規 仮 想 マシンの 作 成 を 実 行 します 2) 新 規 仮 想 マシン ウィザードでは 標 準 ではなく カスタム を 選 択 します( 図 45) 図 45 3) 作 成 する 仮 想 マシンの 名 前 を 入 力 します( 図 46) Page 33 / 49
図 46 4) 仮 想 マシンのファイルを 保 存 するデータストアを 選 択 します 先 の 手 順 で 指 定 した 仮 想 デ ィスクファイルの 配 置 場 所 であるディレクトリが 存 在 する 場 所 を 選 択 します ここでは 内 蔵 ストレージ 上 に 作 成 したデータストア storage01 を 選 択 します( 図 47) 図 47 5) 仮 想 マシンで 使 用 するゲスト OS を 選 択 します ここでは 移 行 元 の 物 理 マシンで Windows Page 34 / 49
Server 2003 Enterprise Edition を 使 用 していたので 当 該 ゲスト OS を 選 択 します( 図 48) 図 48 6) 仮 想 プロセッサ 数 を 選 択 します 移 行 元 の 物 理 マシンでは 物 理 プロセッサを 2 個 使 用 してい ましたが ここでは 仮 想 プロセッサ 数 を 4 で 選 択 します( 図 49) 図 49 7) ゲスト OS に 認 識 させるメモリサイズを 指 定 します ここでは 512MB を 指 定 します( 図 50) Page 35 / 49
図 50 8) 仮 想 マシンに 実 装 するネットワークカード 数 を 指 定 します ここでは 1 を 指 定 します( 図 51) 図 51 9) SCSI アダプタのタイプを 選 択 します 移 行 元 の 物 理 マシンの 機 種 である PowerEdge1750 は RAID コントローラとして PERC(PowerEdge Expandable RAID Controller)4 を 使 用 して Page 36 / 49
います PERC4 は LSI Logic MegaRAID ベースのコントローラですので ここでは LSI Logic を 選 択 します 図 52 10) 仮 想 ディスクを 作 成 するか 既 存 の 仮 想 ディスクを 使 用 するか などを 選 択 します ここで は VMware ESX Server にインポートされた 仮 想 ディスクを 使 用 しますので 既 存 の 仮 想 ディスクを 使 用 を 選 択 します( 図 53) 図 53 Page 37 / 49
11) 既 存 の 仮 想 ディスクの 選 択 画 面 が 表 示 されますので 参 照 ボタンをクリックします( 図 54) 図 54 12) インポートした 仮 想 ディスクファイルの 配 置 場 所 を 開 きます( 図 55 図 56 図 57) 仮 想 ディスクファイルは 空 き 領 域 も 含 めて 移 行 元 の 物 理 マシンのシステムドラ イブ(C ドライブ)のサイズと 同 一 のサイズとなります 図 55 Page 38 / 49
図 56 図 57 13) 既 存 の 仮 想 ディスクの 選 択 画 面 に 戻 りますので 次 へ をクリックします( 図 58) Page 39 / 49
図 58 14) 詳 細 オプションの 指 定 は デフォルトのまま 次 へ をクリックします( 図 59) 図 59 15) 終 了 をクリックして 仮 想 マシンの 新 規 作 成 を 実 行 します( 図 60) Page 40 / 49
図 60 16) 仮 想 マシンの 作 成 が 完 了 して VI クライアントに 仮 想 マシンが 表 示 されます( 図 61) 図 61 Page 41 / 49
4-2. 仮 想 マシンの 起 動 作 成 した 仮 想 マシンを 起 動 して Windows のプラグ アンド プレイの 機 能 を 利 用 して 仮 想 マ シンの 各 種 仮 想 デバイスを 認 識 させます 1) VI クライアントから 作 成 した 仮 想 マシンをパワーオンします 2) 仮 想 マシンを 起 動 すると Windows Server 2003 が 起 動 し プラグ アンド プレイ 機 能 によ り 各 種 デバイスがインストールされます( 図 62) 図 62 3) 各 種 デバイスのインストールの 後 に ネットワークコンポーネントのインストールが 実 行 さ れます( 図 63) この 後 ドメインへのコンピュータアカウントの 参 加 処 理 などが 行 われますが OS が 持 つ SID(Security ID)などは 移 行 元 の 物 理 マシンと 同 一 ですので 正 常 にドメイン 参 加 が 可 能 です Page 42 / 49
図 63 4) 仮 想 マシンが 正 常 に 起 動 します 4-3. VMware Tools のインストール 仮 想 マシンが 正 常 に 起 動 したら 仮 想 マシンを 最 適 に 使 用 するために ゲスト OS に VMware Tools をインストールします 1) ゲスト OS(Windows Server 2003)に 管 理 者 アカウントでログオンします 2) 仮 想 マシンのコンソールの VM メニューから VMware Tools のインストール をクリッ クします ゲスト OS の 画 面 内 に VMware Tools のインストール 画 面 が 表 示 されますので OK をクリックします( 図 64) Page 43 / 49
図 64 3) セットアップタイプの 選 択 画 面 では 標 準 を 選 択 します( 図 65) 図 65 4) インストール をクリックして VMware Tools のインストールを 実 行 開 始 します( 図 66) Page 44 / 49
図 66 5) VMware Tools のインストール 中 に 以 下 の 警 告 メッセージが 表 示 される 場 合 がありますが 無 視 して OK をクリックして インストールを 続 行 します( 図 67) Page 45 / 49
図 67 6) VMware Tools のインストール 中 に ハードウェア アクセラレータが 無 効 になっていること を 検 出 した 場 合 ハードウェア アクセラレータのレベルを 調 整 するよう 促 すメッセージが 表 示 されますので はい をクリックして 画 面 の 指 示 通 りにハードウェア アクセラレータ の 設 定 を 行 います( 図 68) Page 46 / 49
図 68 7) VMware Tools のインストールが 完 了 したら 仮 想 マシンを 再 起 動 するため はい をクリ ックします( 図 69) Page 47 / 49
図 69 8) 仮 想 マシンの 再 起 動 が 完 了 したら ゲスト OS にログオンします デバイスマネージャを 起 動 します COM2 ポートが 使 用 できない 状 態 ( 警 告 アイコンが 表 示 されている)になっていま すので 当 該 COM2 ポートを 削 除 します( 図 70) Page 48 / 49
図 70 9) 最 後 に 不 要 な 場 合 BESR を Windows の プログラムの 追 加 と 削 除 からアンインストー ルします 以 上 Page 49 / 49