社会・環境報告書2012



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2 年 活動 39 1年 1学期はアサガオの種をまき 栽培をはじめました 一週間程で芽が出ると 児童たちは目を輝かせ てその様子を観察しました つるがのびて花が咲き 種ができて枯れていくまで世話を続けたことで 植物の生長を実感できたようです 2学期には 木の枝や実 葉っぱと土粘土を使ってシードロづく

CONTENTS

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Transcription:

SOCIAL ENVIRONMENTAL REPORT 2012

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FOR THE EARTH

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FOR THE EARTH アクアプラ工法に自然給水を付加した 雨水利用システム VOICE 雨水利用システム とは Ԉƍɥƛƨ൦Ǜਘ ƞƥǔ Ƃਘ ǷȸȈƃ ᝪသ ƴใljƭƨᩋ൦ǜԉƍɥƛǔ アクアプラ工法は 高強度のプラスチック構造体を組立て埋設 ƂཎഷԈƍɥƛǷȸȈƃ し その空間に雨水を一時貯留させる従来工法ですが そのアクア プラ工法に雨水利用機能を付加し 一時的に貯留した雨水を有効 ם Ƹ ཞ७ 利用し 無動力で緑地へ灌水するシステムが 雨水利用システム で す 毛細管作用を促す特殊な吸上げシートと緑地帯全体へと拡散 本店 技術営業部 前川 洋介 させるシートを組み合わせることにより 土壌を常に湿潤状態に保 OO ちます 様々な実証実験を経て 雨水利用システム は都市にお 本店技術営業部では 環 境貢献 をテーマに アク アプラ工法 を活用した 雨水利用システム の開 発に取り組んできました 動力ポンプ等を使用せ ず 溜めた雨水を無動力 でどのように有効利用で きるのかを模索し 様々 な実証実験を重ね よう やくこのシステムが良好 に機能することが確認で きました つくばテクノセンター の皆様をはじめ 社内外た くさんの方々にご協力い ただきました 今後実用化に伴い 行 政や企業に営業展開を図 ることにより 環境貢献を 果たしていきたいと思い ます ける過酷な環境条件の中でも 植物が良好にかつローメンテナンス 詳細断面図 ǢǯǢȗȩ ȗȩǹȁȃǯನᡯ で生育できるシステムとして都市環境の改善に貢献します ƀᩋ൦ʒஊј ဇƁ ƀᩋ൦ʒɟ ᝪသƁ ދ ఌƴᨀƬƨᩋ൦ ᇟ ཋ ᬟ ئ ƴᨀƭƨᨀᩋ Ƃ Ơȝȳȗƃ è ዬ ƴ ဇ ų ဇ൦ƱƠƯNj ų ဇưƖLJƢŵ Ƃਘ ǷȸȈƃ ƂཎഷԈƍɥƛǷȸȈƃ ආჿ λሥ ǪȸȐȸȕȭȸሥ ǢǯǢȗȩᩋ൦ ආჿ ஜ λሥ ஜ ǢǯǢȗȩᩋ൦ Ј ᝪသǿǤȗ 模式図 自然給水機能の実証 スナゴケの生育状況比較 給水機能の実証として含水比をもとに検証した結 果 雨水利用システムが無い箇所と比較し 含水比が平 均で20 程度の差があり 同時に土壌を常に湿潤状態 に保つことも裏付けられました pf値とは pf値 とは 土中の水 が土の毛管力によって引 き付けられている強さの 程度を表す値のことです 土の湿り具合を表す値で もあります 一般的に圧 力の単位の一つとして用 いられます 十分に水を含んでいる 土の場合pF値は低く 植 物の根が水を吸いやすい ことを示しています 逆 に土が乾燥してくるとpF 値は高くなり 水を吸上げ るには高い力が必要とな ります 一般的にpF値はpF1.5 2.2が正常生育域の目安と され これ以下では水分過 多となり これ以上では水 分不足となります 吸上げ量について 夏季には最大64ℓ 箇所/10日 冬季には53.5ℓ 箇所/10日 の実績があり 水質につい ては濁りもなく良好な状態を維持しています 含水比調査結果 10.0% 30.0% 雨水利用システムあり 50.0% 70.0% 雨水利用システムなし 90.0% 雨水利用システム 実証実験 雨水利用システムなし 47.5% 雨水利用システムあり 71.9% 植物への灌水効果 植物への灌水効果についてpF値をもとに検証を行っ た結果 夏季2週間まったく降雨がなくても雨水利用シ ステムにより pf値はほぼpf1.5 2.2 正常生育域 を 示し 植物の生育状況は大変良好です 一方雨水利用システムの無い植栽帯においては pf 土浦テクノセンター寮 値が乾燥域となるpF2.2を超え 生長不良の固体も見受 左写真は植栽帯上部に屋根を設置 けられました 結果 植栽地が建物の軒下など雨の当たらない条件 し 軒下の条件下を想定したエリア です 夏季3カ月間全く雨水を与え ない条件下においても 自然給水に より大変良好な生育状況を維持して 下や 夏季における干害時などに 雨水利用システム が 大きな効果を発揮することが実証されました 16 MAE DA RO AD SOCIAL ENVIR ONMENTAL REPOR T 201 2 います

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