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農林金融2010年12月号


東部地域の農業 農地の復旧 復興スケジュール 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 市復興ビジョン 復旧 再生期 発展 創出期 仙台の復興 仮設ポンプ設置 基盤整備対策 がれき撤去 排水機能復旧 ( 排水ポンプ場 排水路の改修等 ) 堆積土砂の除去 除塩事


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16 三 島 北 普 通 Ⅰ (10% 程 度 ) Ⅱ (3% 程 度 ) 御 殿 場 情 報 システム Ⅰ (15% 程 度 ) Ⅱ (35% 程 度 ) 情 報 ビジ

4 施策別計画 4 施策別計画 施策別計画の見方 施策の方向性を示しています 関連する施策と連携の内容を示して 取組の目標を示しています います なお 市民協働や人権 行政 施策の必要性を示しています の効率化などを内容とする まちづ 取組の現状と課題を示しています くりを進めるための基盤 である施

Transcription:

連 載 第21回 コア人材たる 職員に期待する 公務員として何をすべきか考えるだけでなく 積極的に提案 実践できる職員を目指せ 福岡県築上町長 新川 久三 あらかわ ひさみ 福岡県東部に位置する築上町は 平成18年1月に椎田町と築城町が合併して誕 生した 瀬戸内海の西端で北部は周防灘に面して浜の宮海岸には美しい黒松林 が連なり 南部は山々に抱かれて 美しい自然と豊かな歴史 文化遺産が残る 昭 和21年 6 月 福 岡 県 築 上 郡 八 津 田 村 現 築上町 に生まれる 昭和40年 福 岡県立築上中部高校卒業 昭和44年 九 まちだ 旧椎田町長から初代築上町長となった新川久三氏は 椎田町職員時代 州産業大学商学部卒業 同年5月より平成 に圃場整備や営農の組織化 し尿の液肥化とその活用の仕組みをつくり 農業 10年11月まで椎田町職員 平成11年4月 の活性化に大きな役割を果たした 新町でも 水田を油田へ のキャッチフ より平成13年12月まで椎田町議会議員 レーズのもと 米を原料とするエタノールによるバイオ燃料の推進を提唱するな ど 循環型社会をめざして積極的に施策を展開している また 総合計画では 強く 健やかに 子どもの命を護るまち を将来像として掲げ 福祉 教育 平成14年1月より平成18年1月まで椎田 町長 平成18年2月 合併により誕生した 築上町の初代町長に就任 平成22年2月 および平成26年2月 再選 現在3期目 基盤整備 産業振興など多様な側面から持続可能なまちづくりを進めている 自分が担当になって企画立案して進めました 町 昭和44年に椎田町役場に奉職されたというこ いで県営圃場整備 さらには町長が国に談判して とですが どんな業務を担当されてきました か が事業主体となっての小規模なものから始め 次 国営圃場整備事業も始まりました 同時に ハード面だけでなくソフト面の整備も不 新川 最初に配属されたのが税務課で ここで 可欠と考えていました このあたりは兼業農家地 1年半ほど それから建設課に2年くらいいて 人 帯で 機械は持っているけれども ただ作った米 事秘書課に移って給与の担当になり その後また を自家消費するだけの農家が多かったのです 機 税務課に戻って 32歳くらいで係長になりました 械の償却が終わるとまた買い替えてという感じで そして財政係長を2年間 その当時は労働組合の ほとんどの農家が赤字の状態でした せっかく農 委員長も務めていました その後 地域振興の担 業をやるのですから お金が残るような方法を考え 当や農地再編対策室を経て産業課長になり 平成 ようということで 集落ごとに2分の1の農地は必 5年には組織の統合で産業建設課長となりました ず集落営農で集めましょうと呼びかけました その しかし 組織が大きすぎるということで再び分割し 結果 8 9割の農家が協力してくれて 1集落1 て産業課長に戻り 異動があって住民課長だった 農場方式が実現しました そして 当初は営農組 ときに退職しました 織に加わらなかった方も いつでも入れるような仕 椎田町職員時代の仕事では どんなことが印 組みにしました 他の地域の事例を見ると 最初 象に残っていますか 新川 いちばんやりがいがあったのは 産業課 の農林係長時代に手がけた圃場整備です 当時は 18 農地整備が進んでいなかったので 町長に進言し 圃場整備と営農組織化により 農家にお金が残る仕組みづくり vol.118 に入らなかった農家はずっと入れないままというと ころが多く それでは本当の地域づくりにならない と考えていたのです

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