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伊江島広報 (2)


Microsoft Word - Ⅱ(輸入調整課・特産製品課・砂糖原料課)

基調講演

《地域説明会資料》福島第一原子力発電所 汚染水の状況

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農


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テクノ東京21-2005年2月号

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南国暮らしの会 会報2011年春季号

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TIC NEWS No86/No86(CID)

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2 県 公 立 高 校 の 合 格 者 は このように 決 まる (1) 選 抜 の 仕 組 み 選 抜 の 資 料 選 抜 の 資 料 は 主 に 下 記 の3つがあり 全 高 校 で 使 用 する 共 通 の ものと 高 校 ごとに 決 めるものとがあります 1 学 力 検 査 ( 国 語 数

地質ニュース

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Sシンポジウムスナップ Symposium Snapshot Sパネルディスカッション Panel Discussion パネリスト 沖 縄 に お け る 持 続水 可資 能源 な開 発 展発 をの 育あ むゆ 水 資み 源と 展 望 横森 源治 沖縄総合事務局 北部ダム事務所長 宮里 章 沖縄県企業局 技術次長 野原 弘彦 沖縄総合事務局 農林水産部 土地改良課長 神谷 大介 琉球大学 工学部 環境建設工学科 助手 コーディネーター 崎山 律子 フリージャーナリスト 山口 修 社 日本土木工業協会 常務理事 元沖縄総合事務局次長 20 津梁 vol.11 津梁 vol.11 21

Sシンポジウムスナップ Symposium Snapshot Sパネルディスカッション Panel Discussion パネリスト 沖 縄 に お け る 持 続水 可資 能源 な開 発 展発 をの 育あ むゆ 水 資み 源と 展 望 横森 源治 沖縄総合事務局 北部ダム事務所長 宮里 章 沖縄県企業局 技術次長 野原 弘彦 沖縄総合事務局 農林水産部 土地改良課長 神谷 大介 琉球大学 工学部 環境建設工学科 助手 コーディネーター 崎山 律子 フリージャーナリスト 山口 修 社 日本土木工業協会 常務理事 元沖縄総合事務局次長 20 津梁 vol.11 津梁 vol.11 21

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沖縄における水資源開発のあゆみと展望 持続可能な発展を育む水資源 地下ダムの原理は 地下の水の流れの部分 沖縄総合事務局ができたのが 昭和4 7年 るという地下ダム技術については 沖縄総合 淡水レンズの部分を人工的に大きくしてやれ に いわゆる水を通さない堰を地下につくる であり 当時から地下ダムの実験を開始して 事務局としては一定の技術ができたと思って ないだろうか ということを考えています ということです 例えは悪いのですが 琉球 います 実用化の目処が立って 昭和5 9年 います ただ この不透水性の地層が深いと これまで宮古や本島でも建設してきた地下ダ 石灰岩の中にスポンジに水を溜めるような形 から直轄の地区としての調査を始めていま ころ 例えば南大東ですと不透水性層が ムの技術を活用することによって 淡水レン で水を蓄えているのです 先ほど4 0 は地 す そして 平成1 2年に福里ダム それか 3,000m 4,000mの深さにある可能性がある ズの真水部分を大きくすることに繋げようと 下に浸透し海に流れ出てしまうと言いました ら砂川ダムという2つの地下ダムを建設しま と言われています そのようなところではこ いま検討しております が その4 0 分をこの琉球石灰岩の中に溜 した これは計画基準年についてですが 利 のような技術は使えません そこで現在 新 め込んで その水を井戸で汲み上げて使うと 用量としては約2,000万トンが農業用水とし たに調査研究を進めているのが 淡水レンズ いう技術です て利用可能な水源の開発ができたということ 利用の技術です この地下ダムの原理については ある意味 です 原始的な考えがもとになっています アフリ 現在 地下水が宮古島全島に給水されてい カやインドなどの乾燥地帯では非常に小規模 るわけではありませんが 給水されているエ な 人力でつくられるような小さなダムがあ リアについては スプリンクラーによってサ ると聞いています 日本でも完全な地下ダム トウキビが灌漑され ゴーヤーをはじめとし との定義にあてはまるかどうか分かりません た高収益野菜の栽培にも貢献しています ま が 千葉県の房総半島の常総では 地域の中 さしく 水なし農業から水あり農業へ とい 小河川を地下水止めのようなもので止めて う転換がいま図られている最中です 現実的には淡水レンズを厚くする技術の実 証試験を いま津堅島で実施しています 大 きな正方形状の筒を琉球石灰岩に差し込むこ 全体の地下水量を上げています それで周辺 の井戸から水を汲み上げて 畑にかける仕組 一番左の模式図を見て下さい 難透水性層 みはあります しかし 農業用水開発として の基盤が深く 海面の部分まで透水性の琉球 大規模に人工的に実施したのは 沖縄県の宮 石灰岩ですから海水が地下全体に入ってきて この3つ目の課題については やはりコス 古島が最初です いるのですが 上から雨が降れば比重の差で トの問題があります 今 正方形状の筒を差 浸透した淡水がこの海水の上に浮きます こ し込む話をしました このとき水を溜める部 れを淡水レンズと呼んでいるのですが その 分 つまり囲いこむ部分が大きくなればなる 水の層をうまく人工的につくり出したり う ほどたくさんの雨水を集めて溜めることがで まく取水したりという技術をいま一生懸命や き淡水部分も増えますが その分地下壁の延 っています 長なり面積が広がるわけで コストがかかる 宮古島で地下ダムができたことを受けて とによって 淡水 真水 の部分を大きくで きたという検証までこぎつけています いま沖縄県においては完成4つ 建設中4つ ここでの課題は 大きく3つあります ことになります そのコストをいかに下げる の計8つの地下ダムがあります すでに話に 1つは 取水技術です 真ん中の模式図で かという技術を今後研究していかなければな 出た宮古島の砂川地下ダム 福里地下ダム す 当然これは非常に誇張して書いてありま 本島では糸満市の米須地下ダム 慶座地下ダ して 真水の部分はそんなに大きくありませ 現在 先ほど申し上げましたとおり伊江島 ム 県営では久米島のカンジン地下ダム そ ん そうすると 井戸で吸い上げようとする においても 地下ダムの建設をしています 地下ダム創出の契機になったのは 昭和 れから与勝地下ダム また現在建設中の伊是 真水がすぐに塩水と混ざって塩分濃度が上が ここの地下ダムについては従来型の工法で施 4 6年の宮古島での大干ばつだと聞いていま 名島の千原地下ダム 伊江島の地下ダムがあ り 農業用水として使えなくなってしまいま 工しています 従来型と言うと大型の三軸の す 1 8 5日間の降雨量がわずか 1 6 2m mで ります これらを順次 建設を進めて農業用 す ですから 淡水だけをどのようにうまく ボーリングをして そこをかき混ぜながらセ サトウキビのほとんどが収穫できない状況で 水の確保に努めているところです 吸い上げるのかが課題です メントミルクを入れて壁をつくるやり方で した 32 津梁 vol.11 先ほど話した止水壁で地下水の流れを止め 2つ目は一番右の模式図になります この りません す ボーリングによって壁をつくっていく技 津梁 vol.11 33

沖縄における水資源開発のあゆみと展望 持続可能な発展を育む水資源 地下ダムの原理は 地下の水の流れの部分 沖縄総合事務局ができたのが 昭和4 7年 るという地下ダム技術については 沖縄総合 淡水レンズの部分を人工的に大きくしてやれ に いわゆる水を通さない堰を地下につくる であり 当時から地下ダムの実験を開始して 事務局としては一定の技術ができたと思って ないだろうか ということを考えています ということです 例えは悪いのですが 琉球 います 実用化の目処が立って 昭和5 9年 います ただ この不透水性の地層が深いと これまで宮古や本島でも建設してきた地下ダ 石灰岩の中にスポンジに水を溜めるような形 から直轄の地区としての調査を始めていま ころ 例えば南大東ですと不透水性層が ムの技術を活用することによって 淡水レン で水を蓄えているのです 先ほど4 0 は地 す そして 平成1 2年に福里ダム それか 3,000m 4,000mの深さにある可能性がある ズの真水部分を大きくすることに繋げようと 下に浸透し海に流れ出てしまうと言いました ら砂川ダムという2つの地下ダムを建設しま と言われています そのようなところではこ いま検討しております が その4 0 分をこの琉球石灰岩の中に溜 した これは計画基準年についてですが 利 のような技術は使えません そこで現在 新 め込んで その水を井戸で汲み上げて使うと 用量としては約2,000万トンが農業用水とし たに調査研究を進めているのが 淡水レンズ いう技術です て利用可能な水源の開発ができたということ 利用の技術です この地下ダムの原理については ある意味 です 原始的な考えがもとになっています アフリ 現在 地下水が宮古島全島に給水されてい カやインドなどの乾燥地帯では非常に小規模 るわけではありませんが 給水されているエ な 人力でつくられるような小さなダムがあ リアについては スプリンクラーによってサ ると聞いています 日本でも完全な地下ダム トウキビが灌漑され ゴーヤーをはじめとし との定義にあてはまるかどうか分かりません た高収益野菜の栽培にも貢献しています ま が 千葉県の房総半島の常総では 地域の中 さしく 水なし農業から水あり農業へ とい 小河川を地下水止めのようなもので止めて う転換がいま図られている最中です 現実的には淡水レンズを厚くする技術の実 証試験を いま津堅島で実施しています 大 きな正方形状の筒を琉球石灰岩に差し込むこ 全体の地下水量を上げています それで周辺 の井戸から水を汲み上げて 畑にかける仕組 一番左の模式図を見て下さい 難透水性層 みはあります しかし 農業用水開発として の基盤が深く 海面の部分まで透水性の琉球 大規模に人工的に実施したのは 沖縄県の宮 石灰岩ですから海水が地下全体に入ってきて この3つ目の課題については やはりコス 古島が最初です いるのですが 上から雨が降れば比重の差で トの問題があります 今 正方形状の筒を差 浸透した淡水がこの海水の上に浮きます こ し込む話をしました このとき水を溜める部 れを淡水レンズと呼んでいるのですが その 分 つまり囲いこむ部分が大きくなればなる 水の層をうまく人工的につくり出したり う ほどたくさんの雨水を集めて溜めることがで まく取水したりという技術をいま一生懸命や き淡水部分も増えますが その分地下壁の延 っています 長なり面積が広がるわけで コストがかかる 宮古島で地下ダムができたことを受けて とによって 淡水 真水 の部分を大きくで きたという検証までこぎつけています いま沖縄県においては完成4つ 建設中4つ ここでの課題は 大きく3つあります ことになります そのコストをいかに下げる の計8つの地下ダムがあります すでに話に 1つは 取水技術です 真ん中の模式図で かという技術を今後研究していかなければな 出た宮古島の砂川地下ダム 福里地下ダム す 当然これは非常に誇張して書いてありま 本島では糸満市の米須地下ダム 慶座地下ダ して 真水の部分はそんなに大きくありませ 現在 先ほど申し上げましたとおり伊江島 ム 県営では久米島のカンジン地下ダム そ ん そうすると 井戸で吸い上げようとする においても 地下ダムの建設をしています 地下ダム創出の契機になったのは 昭和 れから与勝地下ダム また現在建設中の伊是 真水がすぐに塩水と混ざって塩分濃度が上が ここの地下ダムについては従来型の工法で施 4 6年の宮古島での大干ばつだと聞いていま 名島の千原地下ダム 伊江島の地下ダムがあ り 農業用水として使えなくなってしまいま 工しています 従来型と言うと大型の三軸の す 1 8 5日間の降雨量がわずか 1 6 2m mで ります これらを順次 建設を進めて農業用 す ですから 淡水だけをどのようにうまく ボーリングをして そこをかき混ぜながらセ サトウキビのほとんどが収穫できない状況で 水の確保に努めているところです 吸い上げるのかが課題です メントミルクを入れて壁をつくるやり方で した 32 津梁 vol.11 先ほど話した止水壁で地下水の流れを止め 2つ目は一番右の模式図になります この りません す ボーリングによって壁をつくっていく技 津梁 vol.11 33

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