マッセ 市民セミナー NPO法人ちゃいるどネット大阪共催 危機管理 ヒヤリハットの仕組み 作成 脇 貴志 氏 株式会社アイギス 代表取締役 はじめに 今日の演題は 危機管理 ヒヤリハットの仕組み 作成 ですが 実は私は ヒヤリハットというテーマは苦手です なぜかというと 知らないとか 分かっ ていないとか あまり経験がないというのではなくて あまりに分かり過ぎて いて皆さまの固定概念をたたき壊してしまうからです 今 皆さんが思ってい るヒヤリハットの仕組みは 恐らく間違っています ヒヤリハットとは 正式 名称をハインリッヒの法則といい 300 29 1という統計上の数字でできて いるものです この仕組み自体は正しいと思っています なぜかは後で立証し たいと思います 何が間違っているのかと言うと やり方です つまり ハイ ンリッヒの法則を保育現場に使って そのリスクをあぶり出す方法は正しいと 7 思いますし うまく使えば効果も上がるのではないかと思います ただ やり 方が少しどうか あるいは目的が少しどうかというところがあるので そこは 再点検していただきたいのです 1 分かる と できる ヒヤリハットの話をする前に まず 今日の研修の目的を皆さんと共有した いと思います 分かる と できる という日本語がありますが これは全 く意味が違います 皆さんは今日2時間 私の話を聞いて園に帰ります しか し それができるのかというと できないのです つまり 分かる という ことと できる ということは違っていて 研修に参加する目的は帰って で きる ことです そうでなければ意味がないのです そういう意味で 分かる と できる の間には 実は二つの ショウカ が必要です 一つ目は 消化 することです つまり 私がお話ししたこと おおさか市町村職員研修研究センター 243