び住宅地図により,区画数,敷地規模,建ぺい率,緑被 率等を計測し,その変化を整理したものである 全体にみると,このエリアでは敷地規模が昭和39年 婆 時点で,650 1400 と大きいことが確認される そ の後の変化をみると,区画数が新宿1丁目で約2倍,同 2丁目と逗子6丁目では1.5倍に増加し,細分化してい 犠1蜜1 るものの,敷地規模は450 650 となっている注8) 一方,昭和39年から平成16年にかけて,建ぺい率 蕪 講 叢 こてき/鱗鰐'::戴翌ジン/' 鐵鵜 1{窯 鍵 図2-4逗子翠郷分譲地区画割 機 写真2-2逗子 新宿地域の昭和39年航空写真 写真2-1翠郷分譲地の景観 須賀市及び鎌倉 逗子 葉山 藤沢 浦賀各町の同10 円以上納税者に,配布されている 分譲地の購入者には, 東京市内在住者が多く,証券会社社長,商工会議所会頭, 三井銀行重役の令息,鉄工所長,製油所主,農園主,松 本楼主等がみられる この事例は,初期別荘地が,中流向の別荘地や定住の 住宅地として,土地会社が関与して高水準の住環境を確 保した計画的郊外住宅地として,位置づけられよう 23初期別荘地および郊外住宅地の変容と景観構造 表2-2は,以上のように,初期別荘地及び郊外住宅 地が立地,変容してきた逗子湾から田越川周辺のエリア (新宿1 2丁目,逗子6丁目)を対象に,航空写真及 写真2-3逗子 新宿地域の平成16年航空写真 表2-2逗子 新宿地域における住宅地の景観構造の変 初期別荘住宅地 郊外住宅地 新宿1丁目新宿2丁目逗子6丁目逗子翠郷住宅地 区画数敷地規模( )建ぺい率(%)緑被率(%)区画数敷地規模( )建ぺい率(%)緑被率(%)区画数敷地規模( )建ぺい率(%)緑被率(%)区画数敷地規模(m)建ぺい率(%)緑被率(%) 昭和39年4713942449407120718257532314564595513954494136545 昭和60年81810255824117149576352061944934618280636818494305 平成16年10663305812361924640679188213451613244656529503310 一114一 イ1宅総合研究財団研究論文集No.33,2006年版