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一緒に考えてみよう TPPから私たちの国 地域 生活を守ろう TPPによる農業 暮らしへの影響は農林水産業はもとより医療 金融サービス 公共事業 残留農薬 遺伝子組み換え食品などの食の安全 安心 投資家 国家訴 訟条項による規制の撤廃 賠償金の支払いなどがあります TPPが我が国に与える さまざまな影響は何か まず農業 食料を中心にみんなで考えてみましょう 2/ 農業 食料自給率への影響 28 農林水産省は 例外なき関税撤廃により 国内主 要農産物の生産量が激減するとの試算 その結 果 食料自給率は14%にまで激減し 約9割を外国 に頼ることに これは 平成32年度までに食料自給 率を50%に引き揚げることを目標とし 政府が平成 22年に閣議決定した 食料 農業 農村基本計画 と矛盾する 千葉県JAグループ代表国会議員に要請 県内の農林水産関係団体などで組織するTPP交渉対策 千葉県連絡会議や県農協農政対策本部 JA中央会は2月 28日 衆 参両議院会館を訪ね 県選出国会議員に TPP 交渉参加断固阻止を要請した 要請したのは JA中央会の林茂壽会長をはじめJA関係 者や 県森連 県畜産協会関係者ら25人 林会長らは 日 米で首脳会談の内容の解釈に食い違いが見られるのでは 自民党の政権公約6項目が満たされているとは ないか 思えない などと話し 交渉参加反対を訴えた 国民の命を 要請を受けた議員は 農業も国防の一つ 守らなければならない など理解を示した 今後国民的議論を盛り上げていくために 林会長は 国 民にあまり知られていないことを 具体例を挙げて 分かり やすく伝えていく必要がある と話した 米 牛乳乳製品 牛肉 90 56 75 小麦 甘味資源作物 豚肉 99 100 70 等 幅広い品目に影響 80 79 70 60 50 60 53 48 40 40 平成22年3月30日閣議決定 食料 農業 農村基本計画 平成32年度の食料自給率目標は 国際情勢 農業 農村の状況 課題克服のための関係者の努力を前 提として 供給熱量ベースで50 まで引き上げ 食の安全が脅かされる懸念 30 国の方針との 大きな矛盾 20 TPP参加により 食料自給率が 40 14 へ 14 10 0 40 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2009 TPP後 出典 農林水産省 TPP交渉参加国は 現在の参加国に共通のルール作りを議論しているが 二国間での交渉も行われる中で 今後各 国の個別措置が議論される可能性は高い これまで米国は 日米間の議論の枠組みである 日米経済調和対話 やU STR 外国貿易障壁報告書 等において 日本に改善を求めている 残留農薬基準の緩和 残留農薬基準やポストハーベスト農薬規制が緩和される懸念 遺伝子組換表示義務緩和の懸念 遺伝子組換表示義務を 貿易障壁 としてルール変更が求められる恐れ 食品添加物規制が緩和される懸念 日本では認可されていない食品添加物の認可を求められる懸念 日本で 認可されている食品添加物は約800種類 米国では約3000種類 3 Vol.250 みずき250.indd 3 13/03/11 18:25
Vol.250 4 省 エネしながら 涼 しい 夏 を!
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