2010 1 15 No.645 1 2010
熊歯会報 H.22.1 学術講演会 11月21日 (土) 午後3時 30分より県歯会館において 宇城 宇城三郡市合同学術講演会 が開催された 今年度は 講師に福岡歯科大学成長発 学分野 本川 渉教授をお招きし 小児歯科 達歯学講座 成育小児歯科 治療の問題点 という演題でご講演頂いた 小児歯科治療の重要性を再認識 本川教授が臨床を始められた約35年前はい わゆるランパントカリエスの時代で 診療に かりやすく丁寧に説明して頂いた 講演の最 2年待ちの時代であり 昭和50年代より歯科 後に 8020の出発点は 小児期における咬合 医師数の増加 小児歯科専門医の増加 母親 のデンタルIQの向上 フッ素の応用などに より う蝕は減少傾向をたどっているという ことであった 小児歯科における日常臨床に おいて注意すべき事項を 基礎から応用まで を 過去と現在の治療比較を交えながら わ 誘導である と述べられ 小児歯科治療の重 要性をあらためて認識させられた 講演会後は場所を移し 和やかな雰囲気の 中懇親会が行われた (右山 裕則) 救急救命講習会 菊池 気症候群 11月25日 (水) 午後7時 30分より菊池郡市歯科医師 ③局所麻酔 会館において 救急救命講習会が行われた 菊池北消防署より3名の救急救命士にきてい ただき まず講義を受けた その中で 救命 薬中毒 の 場合の対処 の連鎖 ということでお話しがあり ①早い る薬剤につ 通報 ②早い応急手当 ③早い救急処置 ④ いて具体的 早い医療処置 を連携して行うことが重要で に講義をし あるとのことだった その後 数班にわかれ ていただい AEDの併用を含めたマネキンを用いた胸骨 た 圧迫の実習を行った スタッフも多く参加し またフクダ電子のご協力により血管付きの 模型を用いた 救急時の血管確保の実習もあ り 実践的な講習会になったと思う 法 使用す ており 初めての実習で最初戸惑っているよ うであったが 救急救命士の適切な指導によ 血管確保の実習中 普段遭遇する機会が少ないことだけに 備えあれば憂いなし の如く 万が一の時 り徐々に慣れたようであった 実習後は今村友信会員による 救急時の薬 剤の選択とその使用法 の講義が昨年に引き に適切に対処できるように スタッフもとも に定期的に研鑽を積んでいく必要があると感 じた (城 敦哉) 続き行われた 今回は歯科治療時に遭遇する 可能性の高い ①神経原性ショック ②過換 24
2
1 2010 2010115 No.645