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1 横浜のイメージ [ 経年変化 ] 観光 レジャー が増加傾向経年変化をみると 異国情緒 国際都市 は減少傾向となっている一方 観光 レジャー は増加傾向となっている 図 横浜のイメージ [ 経年変化 ](3 つまでの複数回答 )

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2. 建 築 基 準 法 に 基 づく 限 着 色 項 目 の 地 区 が 尾 張 旭 市 内 にはあります 関 係 課 で 確 認 してください 項 目 所 管 課 窓 口 市 役 所 内 電 話 備 考 がけに 関 する 限 (がけ 条 例 ) 都 市 計 画 課 建 築 住 宅 係 南 庁 舎

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表紙4_1/山道 小川内 小川内 芦塚

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最初に あなたの働く目的は何ですか? という質問をしたところ 20~50 代のすべての年代において 生活 家族のため と答えた人が最も多かった その割合は 20 代が 63.6% 30 代が 74.0% 40 代が 83.8% 50 代が 82.5% だった また 全年代共通で 第 2 位が 自由に

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三連蔵 たかさご遊歩 花井家住宅 豊かな歴史とレトロな風情をたっぷりと 港町高砂を訪ねて その2 堀川 高砂来て民家 花井家住宅も 前回に続いて 今回も港町の歴史を今に伝え 随所にレト 栄えていたかがよく分かる ロな雰囲気を残す高砂 堀川界隈を 遊歩 してみることに うだつの上がる家並みを東に歩き 堀川の手前まで行くと しよう 左手に姫路藩の 百間蔵 跡の碑がある 高砂は加古川の舟 今回は本町通りの東側ということで まずは山陽高砂駅に 運と瀬戸内海をつなぐ物資流通の拠点として栄え 多くの蔵 近い藍屋町から南へ 高砂商工会議所などに置かれている が建ち並んだというが これもその1つだったのだろう 高砂堀川再発見地図 を手に 碁盤の目状になった町を歩 県道から1本南に入ると高瀬町で その角にあるのが 高 いてみることにしよう 砂来て民家 花井家住宅 花井家は江戸末期から昭和初期に まず藍屋町 今はひっきりなしに車が行き交っているが かけて肥料問屋として栄えたお宅で 通り庭などに昔の町家 かつては高砂港を中心とした物資の流通の要として賑わった の面影を偲ぶことができる 現当主のご好意で高砂地区まち ところで それを偲ばせる うだつ が上がる家が多い う づくり協議会に無償貸与され 今は建物の改修も終わり 今 だつとは火災の延焼を防ぐために 後は県民交流広場事業の拠点施設として利用されることに 階軒下に設けられた袖壁 のことだが うだつが上がらない という言葉があるよう なっている に うだつ は富の象徴を表し 一帯の家々がいかに富み 港町の繁栄を偲ばせる蔵のある町 高瀬町筋から何本かの通りを南に下った材木町には 松本 そこから南に歩けば謡曲 高砂 で知られる高砂神社で 家の 三連蔵 がある 板壁と白い漆喰壁が美しい三つの蔵 高砂のシンボル的存在 境内には相生の松が緑の枝を伸ば が並び 緑青のふいた窓の扉がアクセントを添えている 見 し 工楽松右衛門の銅像も建っている 惚れるほどに端整な蔵で いつまでも残して欲しいと思わざ 神社から南の戎町のあたりには小さな社が数多く見られ るを得ない る そのうちの三嶋大明神には大横綱双葉山が締めていた綱 三連蔵から南東に位置する今津町には古い民家が残ってい が保存されているそうだが 残念ながら外からはうかがえな る 風雪にさらされ 傷みも激しいが 時の重みがかえって かった 感じられ 味わいのある一画になっている ざっと堀川界隈を見てきたが 他にもレトロなレンガ造り その東が一般に 堀川 と呼ばれるかつての高砂の港の中 の倉庫や高砂名産の焼きアナゴを売る店などもあり そぞろ 心地で 以前に比べると数は減ったが明治の頃に建てられた 歩きが楽しい一画 たまには車ではなく ゆっくりと歩いて という蔵が数棟残り 往時の港の繁栄ぶりを今に伝えてい みてはいかがだろう る 11

My Treasure My Treasure My M Tr T e r asu

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