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情報共有化基盤整備グループ 情報共有化技術推進委員会 次世代電子商取引推進協議会 主席研究員 菅又久直 Committee 活動概要 わが国における EDI は 業界または企業グルー 表1 プごとに発展し それぞれの業界や企業グループ における生産性向上に大いに寄与してきた しか しながらわが国においては 国際競争力を維持す るために さらなる産業全体における資源の有効 活用や労働生産性の向上が求められている また 成熟したわが国の消費者は 製品やサービスに対 する安全 安心 そして環境への配慮を要求して いる それらの要求に応えるためには 製品ライ フサイクルを視野に入れた広範囲のエンジニアリ ングチェーン サプライチェーン リサイクルチ ェーンをカバーする情報共有基盤の構築が不可欠 である 情報共有化技術推進 WG 平成 19 年 11 月より 情報共有化技術推進委員会 に改称 で は 国際標準に準拠し より広い範囲の業界にお いて情報共有を可能とするための情報モデル化手 法を確立し 当情報モデル化手法に基づく共通デ ータ仕様の整備と普及を推進することを目的とし ている 本 WG では平成 18 年度までに 情報共有の ためのモデル化手法であるコア構成要素による 情報モデル策定法 国連 CEFACT モデリング 手法 および XML 設計規則などのガイドをそ れぞれ発行してきた しかしながら 現状の EDI の課題に応え それらの手法を効果的に活 用するためには それら手法のつなぎを担うメ ッセージ構築手法やコンテキスト適用手法など の整備を含めた総合的な情報項目モデル化手法 の整備が必要である 上記技術手法の国際標準化進捗状況を鑑み 平 成 19 年度は 国連 CEFACT で展開されているコ ア構成要素の整備に基づく国内共通辞書の構築 および最新の国際標準 メッセージ構築法 コン テキスト適用法等 に基づく EDI のための情報モ デル作成手法の総合的な調査研究を行った 1 情報共有化技術の国際標準化促進 国連 CEFACT で行われている情報項目の定 義と構造化に関する国際標準 コア構成要素技 術仕様 V3 電文構築技術仕様 コンテキスト適 ECOM Journal 2008 38 情報共有化技術推進委員会 活動経過