3 3 AppleTalk 共 有 istorage NS から Macintosh クライアントへ 公 開 する 共 有 を 設 定 します クライアントがアクセス するための 共 有 名 と その 共 有 を istorage NS 内 のどのフォルダに 作 成 するかを 指 定 します 工 場 出 荷 時 にはサービスは 無 効 に 設 定 されています AppleTalk 共 有 を 行 なう 場 合 は 最 初 にサービスを 開 始 してくだ さい また ユーザー 領 域 として 使 用 できる 共 有 を 定 義 していませんので 新 たに 共 有 を 定 義 して 使 用 を 開 始 してください デフォルトで 以 下 の AppleTalk 共 有 が 作 成 されます フォルダ C: Microsoft UAM Volume 共 有 名 Microsoft UAM Volume この 共 有 はシステムで 使 用 しますので 設 定 の 変 更 ユーザーデータの 共 有 領 域 としての 利 用 削 除 等 を 行 なわないでください ユーザーデータの 保 存 を 行 う 場 合 は 新 規 で 共 有 を 作 成 して ください istorage NS15PG で AppleTalk を 使 用 する 場 合 は 512MB 以 上 のメモリを 搭 載 して ください 21
3.1 サービスの 開 始 AppleTalk 共 有 を 設 定 する 前 に 以 下 の 手 順 でサービス(File Server for Macintosh)を 起 動 してください 1. 管 理 PC でリモートデスクトップを 使 用 して istorage NS に 接 続 します 2. 管 理 者 権 限 のアカウントでログオンします 3. デスクトップ 上 の 管 理 者 メニューから[サービス]を 起 動 します 4. サービスの 一 覧 の[File Server for Macintosh]をダブルクリックします 5. [ 全 般 ]タブの[スタートアップの 種 類 ]のドロップダウンリストから[ 自 動 ]を 選 択 します 6. [ 適 用 ]をクリックし [サービスの 状 態 ]の[ 開 始 ]をクリックします 7. サービスが 開 始 したら[OK]をクリックしてダイアログボックスを 閉 じます 3.2 Macintoshクライアントと 通 信 するLANポート の 選 択 以 下 の 手 順 で Macintosh クライアントと 通 信 する LAN ポートを 選 択 してください 1. 管 理 PC でリモートデスクトップを 使 用 して istorage NS に 接 続 します 2. 管 理 者 権 限 のアカウントでログオンします 3. デスクトップ 上 の 管 理 者 メニューから[ネットワークのプロパティ]を 起 動 します 4. Macintosh クライアントとの 通 信 に 使 用 する LAN アダプタを 右 クリックします 5. ショートカットメニューから[プロパティ]をクリックします 6. [AppleTalk Protocol]をダブルクリックします 7. [このアダプタで 着 信 接 続 を 受 け 入 れる]にチェックを 入 れます 8. ゾーンを 設 定 している 場 合 は ここでゾーンを 選 択 します 9. 上 記 設 定 後 OK ボタンをクリックします AppleTalk 通 信 に 使 用 できるアダプタは1ポートのみです 22
3.3 AppleTalkプロトコルのプロパティ AppleTalk のプロパティでは AppleTalk プロトコル 全 体 の 設 定 をします ここで 設 定 できるのは 以 下 の 項 目 です 共 有 に 一 度 にアクセスできるユーザー 数 の 制 限 の 指 定 共 有 させるボリューム フォルダへのパスワードの 設 定 ユーザーにファイルを 読 み 書 きさせるかまたは 読 み 取 り 専 用 にさせるかの 設 定 Macintoshファイルクリエータ タイプとWindows 拡 張 子 の 関 連 づけ を 指 定 します また 接 続 中 の Macintosh クライアントにメッセージを 送 信 できます MacOS X 以 降 のクライアントからアクセスする 必 要 があるボリュームには ボリュームパ スワードを 設 定 しないでください アクセスができなくなります AppleTalk プロトコルのプロパティは 以 下 の 手 順 で 開 きます 1. 管 理 PC でリモートデスクトップを 使 用 して istorage NS に 接 続 します 2. 管 理 者 権 限 のアカウントでログオンします 3. Windows Storage Server Management が 自 動 起 動 します 4. 左 ツリーの[ファイルサーバーの 管 理 (ローカル)]-[ 共 有 フォルダの 管 理 ]を 展 開 します 23
5. [ 共 有 フォルダ]を 右 クリックし [Macintosh 用 ファイルサーバーの 構 成 ]をクリックします 6. 以 下 のダイアログボックスが 表 示 されたら 必 要 に 応 じて 設 定 を 行 ない OK をクリックします 以 下 にそれぞれのタブ 内 の 設 定 について 説 明 します 24
[ 構 成 情 報 ]タブ AppleTalk ワークステーションのサーバー 名 istorage NS はここで 指 定 した 名 前 で Macintiosh クライアントに 表 示 されます ログオンメッセージ istorage NS にログオンした Macintosh クライアントにメッセージを 表 示 します セキュリティ ワークステーションにパスワード 保 存 を 許 可 Macintosh クライアントでパスワードの 保 存 が 許 可 されます ただし これは Microsoft UAM を 使 用 した 場 合 に 限 ります 認 証 を 有 効 にする [ 認 証 を 有 効 にする]は パスワードの 認 証 方 法 を 指 定 するオプションです 以 下 の 項 目 が 選 択 できま す Microsoft のみ... Microsoft UAM によるパスワード 認 証 です パスワードが 暗 号 化 されてネットワー クに 流 れるため 安 全 性 が 高 いといえます 事 前 に Microsoft UAM の 組 み 込 みが 必 要 です(インストール の 方 法 は [3.5.1 Microsoft UAM のインストールについて]を 参 照 願 います) Apple のクリアテキスト... Apple UAM によるパスワード 認 証 です パスワードがクリアテキストで ネットワークを 流 れるため セキュリティのレベルは 低 くなります Apple の 暗 号 化... Apple UAM によるパスワード 認 証 です パスワードが 暗 号 化 してネットワークを 流 れるため 安 全 性 が 高 いといえます(MacOS X クライアントからのアクセス または istorage NS が WindowsNT4.0 ドメインに 参 加 している 環 境 では 選 択 しないでください) このオプションを 使 用 する 場 合 あらかじめ ローカルセキュリティポリシーで 設 定 が 必 要 です また これを 有 効 にする 前 に 設 定 したユ ーザー 名 とパスワードではこの 暗 号 化 オプションでログオンできませんので 再 度 パスワードを 設 定 しな おしてください( 設 定 については[3.3.1 セキュリティ( 認 証 方 法 が Apple 暗 号 化 のとき)]を 参 照 願 います) Apple のクリアテキストまたは Microsoft... MacOS 9 以 前 のクライアントで Microsoft UAM がイン ストールされている 場 合 ログオン 時 に Apple のクリアテキストか Microsoft UAM のどちらのユーザー 認 証 を 使 用 するかを 選 択 できます クライアントが MacOS X 以 降 の 場 合 は MicrosoftUAM による 認 証 が 優 先 されます Apple の 暗 号 化 または Microsoft... MacOS 9 以 前 のクライアントで Microsoft UAM がインストー ルされている 場 合 ログオン 時 に Apple の 暗 号 化 または Microsoft のどちらのユーザー 認 証 を 使 用 するかを 選 択 できます 25
セッション 数 無 制 限... 同 時 接 続 可 能 なユーザー 数 を 制 限 しません 制 限... 同 時 接 続 可 能 なユーザー 数 を 制 限 できます [ファイルの 関 連 付 け]タブ ファイルの 関 連 付 けタブでは Macintosh ドキュメントのクリエータとタイプと Windows の 拡 張 子 を 関 連 付 けます 26
[セッション]タブ [ 使 用 状 態 ]には 現 在 istorage NS に 接 続 しているセッション 数 開 いているファイルフォーク ファイ ルロック 数 が 表 示 されます istorage NS に AppleTalk 経 由 で 接 続 している Macintosh クライアントにメッセージを 送 信 します 27
3.3.1 セキュリティ( 認 証 方 法 がApple 暗 号 化 のとき) クライアントがMacOS X 以 降 またはiStorage NSが 参 加 するドメインがWindowsNT4.0の 場 合 は Apple 暗 号 化 は 選 択 できませんのでこの 手 順 は 不 要 です MacOS 9 以 前 のクライアントから Apple 暗 号 化 を 使 用 し ActiveDirectory ユーザーとそのパスワードを 使 用 してファイル 共 有 する 場 合 以 下 の 設 定 が 必 要 です なお ドメイン 環 境 下 で Apple 暗 号 化 を 使 用 す る 場 合 ドメインコントローラには Windows2000/Windows Server 2003 /2003 R2 を 使 用 してください ドメイン 環 境 とワークグループ 環 境 では 設 定 方 法 が 異 なります 以 下 では istorage NSをワークグループで 使 用 する 場 合 istorage NSがWindows2000/Windows Server 2003 /2003 R2のドメインに 参 加 している 場 合 に 分 けて 設 定 方 法 を 記 述 します istorage NSをワークグループで 使 用 する 場 合 istorage NS 上 のローカルセキュリティポリシーのパスワードポリシーに 以 下 の 設 定 を 行 ないます 尚 下 記 で 設 定 を 有 効 にする 前 の 既 存 のユーザーパスワードは 保 存 されていないため 有 効 後 にユーザーパス ワードを 再 度 入 力 または 変 更 する 必 要 があります 1. 管 理 PC よりリモートデスクトップを 起 動 し istorage NS に 接 続 します 2. デスクトップ 上 の 管 理 者 メニューから[ローカルセキュリティポリシー]を 起 動 します 3. 左 ツリーの[アカウントポリシー] をダブルクリックし 次 に [パスワードのポリシー] をクリックし ます 4. [ 暗 号 化 を 元 に 戻 せる 状 態 でパスワードを 保 存 する] をダブルクリックし プロパティを 開 きます 5. [ 有 効 ] を 選 択 し[OK]をクリックします 以 上 で 設 定 は 終 了 です 28
istorage NS が Windows Server 2003 / 2003 R2 / Windows2000 のドメインに 参 加 している 場 合 Windows 2000/2003/2003 R2 のドメインコントローラで ドメインセキュリティポリシーの 設 定 を 行 な います ここでは Windows2000 ドメインコントローラでの 設 定 方 法 について 説 明 します Windows 2003/2003 R2 の 場 合 はメニュー 等 が 異 なる 場 合 があります 1. ドメインコントローラ 上 で [スタート] [プログラム] [ 管 理 ツール] [ドメインセキュリティポリシ ー]を 開 きます 2. [アカウントポリシー] をダブルクリックし 次 に [パスワードのポリシー] をクリックします 3. [ 暗 号 化 を 元 に 戻 せる 状 態 でドメインのすべてのユーザーのパスワードを 保 存 する] を 右 クリックし 次 に [セキュリティ] をクリックします 4. [ 有 効 ] をクリックし[OK]します 以 上 で 設 定 は 終 了 です この 設 定 を istorage NS に 反 映 させるために この 設 定 終 了 後 に istorage NS を 再 起 動 してください 29
3.4 共 有 設 定 共 有 設 定 は Windows Storage Server Management を 使 用 して 行 ないます 1. 管 理 PC でリモートデスクトップを 使 用 して istorage NS に 接 続 します 2. 管 理 者 権 限 のアカウントでログオンします 3. Windows Storage Server Management が 自 動 起 動 します 4. 左 ツリー 内 [ファイルサーバーの 管 理 ] [ 共 有 フォルダ 管 理 ] [ 共 有 フォルダ]をクリックして 展 開 しま す 5. [ 共 有 ]を 右 クリックして[ 新 しい 共 有 ]をクリックします 30
6. ウィザードが 起 動 したら[ 次 へ]をクリックします 7. フォルダパスを 指 定 し [ 次 へ]をクリックします 31
8. AppleTalk 共 有 にチェックをし 共 有 名 パスなどを 指 定 して[ 次 へ]をクリックします 9. [カスタマイズ]ボタンをクリックします 32
10. 共 有 のアクセス 許 可 は デフォルトでは 読 み 取 り 専 用 に 設 定 されます 変 更 する 場 合 は Windows Storage Server Management で 設 定 した 共 有 のプロパティを 開 いて 行 なってください ここでは ファイルシステムレベルのアクセス 許 可 を 設 定 して[ 次 へ]をクリックします 11. 以 下 の 画 面 で 引 き 続 き 共 有 を 作 成 する 場 合 は 閉 じる をクリックしたら ウィザードをもう 一 度 実 行 して 次 の 共 有 を 作 成 する を 有 効 にして[ 閉 じる]をクリックします これで 終 了 する 場 合 は [ 閉 じる]をクリックします 33
3.5 Macintoshクライアントからのアクセス 3.5.1 Microsoft UAMのインストールについて istorage NS へのユーザー 認 証 で Microsoft UAM を 使 用 する 場 合 は 以 下 の 設 定 が 必 要 です MacOS 9 以 前 のクライアントでは システムフォルダ 内 の Apple Share Folder に MS UAM 5.0 のアイコンがあれば 以 下 の 設 定 は 必 要 ありません MacOS X 以 降 のクライアントは 以 下 のファイルがあれば 設 定 は 必 要 ありません Library/Filesystems/AppleShare/Authentication/MicrosoftUAM.uamx 3.5.1.1 インストール 手 順 MacOS 9 以 前 の 場 合 1. Macintosh クライアントから istorage NS に 接 続 します 開 くボリュームは[Microsoft UAM Volume] を 選 択 してください 2. Macintosh クライアントのデスクトップ 上 に 同 名 のアイコンが 表 示 されますので ダブルクリック で 開 きます 3. [MS UAM Installer]をダブルクリックし ウィザードに 従 ってインストールしてください 4. インストールが 終 了 したら デスクトップのハードディスクアイコン( 初 期 値 では Macintosh HD) を 開 き [システムフォルダ] [Apple Share Folder]をダブルクリックで 開 きます ここに[MS UAM 5.0]というアイコンが 作 成 されていればインストール 終 了 です MacOS X 以 降 の 場 合 マイクロソフトの Web サイトから MacOS X 用 のモジュールをダウンロードしてください インスト ールに 関 しては 解 凍 後 に 作 成 される ReadMe ファイルに 従 ってください Macintoshクライアントより istorage NSに 対 してファイルコピーが 出 来 なくなった 場 合 istorage NSまたはMacintoshクライアントを 再 起 動 することで 解 決 できるようになること があります 34
クライアント(MacOS 10.1.5 の 場 合 )からの 接 続 例 を 以 下 に 示 します 1. 移 動 メニュー-から[サーバーへ 接 続 ]を 選 択 する 2. [AppleTalk]をクリックし ゾーンを 選 択 する 3. 表 示 されたサーバーの 一 覧 から ログオンするサーバー 名 を 選 択 して[ 接 続 ]をクリックする 4. ユーザー 名 とパスワードを 入 力 し [ 接 続 ]をクリックする 上 の 図 は 認 証 の 方 法 として[Appleのクリアテキスト]を 選 択 している 場 合 です 35
5. 共 有 設 定 したボリューム 名 が 表 示 されるので 選 択 し OK ボタンをクリックする 6. ログオン 時 のメッセージを 設 定 している 場 合 は メッセージ 画 面 が 表 示 されるので OK ボタンをクリ ックする(ログオン 時 のメッセージを 設 定 していない 場 合 は 省 略 されます) 7. デスクトップに 共 有 名 の 名 前 のアイコンが 表 示 されたら(ここでは test1 )ダブルクリックで 開 き 中 のファイルにアクセスできます また MacOS X 以 降 のクライアントから リモートデスクトップによる 接 続 も 可 能 です 詳 細 は 以 下 の URL で 確 認 してください http://www.microsoft.com/japan/mac/download/rdc/default.mspx (2007 年 7 月 13 日 現 在 ) 36
3.6 AppleTalkのアクセス 制 御 ユーザーや 複 数 のユーザーをまとめたグループに 対 して 各 共 有 へのアクセスを 制 限 することで セキュ リティを 保 ったファイルアクセスの 管 理 を 行 ないます アクセス 制 御 によって 必 要 なユーザーだけにフ ァイルをアクセス 可 能 にし 不 必 要 なユーザーからのアクセスを 禁 止 することで 不 正 な 参 照 や 書 き 換 え 削 除 を 防 止 します istorage NS アクセス 許 可 アクセス 許 可 ユーザA ユーザB ユーザC 図.アクセス 制 御 AppleTalk での 共 有 へのアクセスの 制 御 では 共 有 に 一 度 のアクセスできるユーザー 数 の 制 限 対 象 の 共 有 に 対 するパスワード ユーザーに 対 してファイルを 読 み 取 り 専 用 とするかどうか を 設 定 できます また Windows(SMB) 共 有 と 同 様 にユーザー グループごとに 読 み 取 り 実 行 などのアクセス 権 を 設 定 することも 可 能 です 37