Linux インストール講習会テキスト マルチメディアセンター 2014 年 3 月 25 日
目次 インストール Cent OSの概要 P-02 インストール方法 P-03 CDドライブからパソコンをブート ( 起動 ) させる P-14 インストールDVD 作成方法 P-15 操作方法 起動とシャットダウン P-18 デスクトップ画面の見方 P-19 アップデート P-20 ソフトウェア紹介 ホームページを見る P-22 Flash player のインストール P-23 FirefoxでのPDF 閲覧 P-26 Officeファイルを編集する P-27 その他インストール済みソフトウェア紹介 P-29 その他 プリンタを使用するには? P-31 MACアドレスの調べ方 P-32 Linuxを扱う上での注意点 P-33 日経 BP 記事検索サービスの紹介 P-34 1
Cent OS の概要 Cent OS 5.10 Linux 系の無料 OS 8 年程度前のパソコンにもインストール可能 必要スペック CPU Pentium M 以降のCPU PAE 非対応 CPU 可 メモリ 512MB 以上 ハードディスク容量 1.2GB 以上 サポート期限は 2017 年 3 月 31 日 実際にインストールする際には必ずバックアップを! マルチメディアセンターホームページにも Windows XP サポート終了に関してまとめたページがありますので 参考にしてください http://www.shiga-med.ac.jp/mmc/trouble/xp.html#xp 2
インストール方法 (1) ディスクの挿入 インストールディスクは 2 枚組なので 1 枚目を挿入 インストール DVD の作成方法は P-15 へ (2) 再起動 (3) CD ドライブからブート ( 起動 ) させる パソコンによっては BIOS 設定が必要な場合があります ( 詳細は P-14) (4) 起動 [Enter] キーを押して次の画面へ進む (5) インストール DVD チェック [ ] キーで [Skip] に移動し [Enter] キーを押す 3
インストール方法 (6) [Next] をクリック (7) 言語設定 [Japanese( 日本語 )] を選択して [Next] をクリック 4
インストール方法 (8) キーボード設定 [ 日本語 ] が選択されていることを確認し [ 次 ] をクリック (9) ハードディスク設定 [ 選択したドライブ上のすべてのパーティションを削除してデフォルトレイアウトを作成します ] を選択して [ 次 ] をクリック [ はい ] をクリック 5
インストール方法 (10) ネットワーク設定 何も変更せず [ 次 ] をクリック (11) 地域設定 [ アジア / 東京 ] が選択されていることを確認して [ 次 ] をクリック 6
インストール方法 (12) 管理者パスワード設定 管理者 (root ユーザー ) パスワードを設定して [ 次 ] をクリック OS のアップデートやソフトのインストールをする際に必要になるパスワードです (13) インストールセット設定 何も変更せず [ 次 ] をクリック 7
インストール方法 (14) インストール前の最終確認 [ 次 ] をクリック インストール用 DVD が手元にそろっていることを確認して [ 続行 ] をクリック (15) インストール実行 ディスク交換まで 20~30 分程度かかります 8
インストール方法 (16) ディスク交換 CD ドライブが自動的に開くので 2 枚目のディスクに交換して [OK] をクリック (17) インストール完了 [ 再起動 ] をクリック 9
インストール方法 (18) 起動 初期設定開始 再起動後 ようこそ画面が表示されるので [ 進む ] をクリック (19) ファイアウォール設定 何も変更せず [ 進む ] をクリック 10
インストール方法 (20) SELinux 設定 何も変更せず [ 進む ] をクリック (21) 日付と時刻設定 誤っている場合は正しい日時を設定して [ 進む ] をクリック 11
インストール方法 (22) ユーザーの作成 ログイン時に使用するユーザーアカウントを作成します 入力後 [ 進む ] をクリック (23) サウンド設定 ( スピーカーが有る場合のみ ) 適宜確認して [ 進む ] をクリック 12
インストール方法 (24) 追加の CD 設定 何も変更せず [ 終了 ] をクリック 以上でインストールと初期設定が完了しました ログイン方法については P-18 を参照してください 13
CD ドライブからパソコンをブート ( 起動 ) させる BIOS の設定が必要な場合があります BIOS パソコン内部のハードウェアを連携させる基礎的なプログラム BIOS 画面 ( 例 : 下図 ) で特定のキー入力をすることで設定変更が可能 以下のキーの場合が多い 例外有り [F2] キー BIOS 設定画面を開く [F12] キー ブート ( 起動 ) メディアを選択する メディア CD, USB など ここから [CD ドライブ ] 等を選択することで CD ドライブからパソコンをブートすることができる パソコンによって入力すべきキーが異なる場合があるので パソコン起動時に表示される BIOS 画面 ( 例 : 下図 ) で確認してください メッセージが出ない場合もあります この場合はパソコン付属の説明書やメーカーサイトを参考にしてください 14
インストール DVD 作成方法 (1) データ書き込み用 DVDを2 枚準備し CentOS 公式サイトへアクセスする http://www.centos.org/ (2) [GET CENTOS] をクリック (3) [List of Current Mirrors] をクリック 15
インストール DVD 作成方法 (4) HTTP location のうち Region が Japan のものから一つ選んでクリック (5) [5.10/] をクリック 16
インストール DVD 作成方法 (6) [isos/] [i386] をクリック (7) 以下の二つのファイルをダウンロードする CentOS-5.10-i386-bin-DVD-1of2.iso CentOS-5.10-i386-bin-DVD-2of2.iso (8) ダウンロードしたファイルをそれぞれ DVD にライティングソフトを使用して書き込む Windows 7 以降の OS では標準で書き込み機能があります 17
起動とシャットダウン 起動時にはログインが必要です ユーザーアカウント設定 (P-12) で入力したユーザー名とパスワードを使用します シャットダウン時は上部メニューから [ システム ] [ シャットダウン ] をクリックすることで シャットダウンメニューが開きます 18
デスクトップ画面の見方 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 アプリケーション インストール済みソフトウェアの一覧場所 フォルダや外付けドライブ等へのアクセスシステム システム設定の変更などができるアプリケーションショートカット よく使うソフトを登録できるタスクトレイ 時計 音量 電源等の情報が表示されるデスクトップ表示ボタン 開かれたウィンドウをすべて隠すことができるタスクバー 起動中のソフトがあれば ここに表示されるワークスペース切替 デスクトップ画面を4 面使用できるごみ箱デスクトップアイコン 19
アップデート (1) 更新があるとタスクトレイから吹き出しが表示される [ 更新を表示する ] をクリック (2) 管理者 (root ユーザー ) パスワード (P-7) を入力して [OK] をクリック (3) 更新内容一覧が表示されるので [ 更新を適用 ] をクリック (4) アップデートが始まります 20
アップデート キーを取り込みますか? と表示された場合 [ キーを取り込み ] をクリック 再起動を推奨 と表示された場合 作業中でなければ [ 今すぐ再起動 ] をクリック 手動で更新を確認する場合 [ アプリケーション ] [ システムツール ] [ ソフトウェアアップデーター ] から確認できます 21
ホームページを見る CentOS ではインストールと同時にブラウザ Firefox がインストールされます [ アプリケーション ] [ インターネット ] [Firefox ウェブ ブラウザ ] 22
Flash Player のインストール (1) 検索バーに [flash player] と入力して [Enter] キーを押す (2) Adobe のサイトリンクをクリック (3) [ ダウンロードするバージョンを選択してください ] から [ その他の Linux 用.rpm ファイル ] を選択 (4) [ 今すぐダウンロードをクリック ] 23
Flash Player のインストール (5) [OK] をクリック フォルダの内容を表示できませんでした と表示された場合は [OK] をクリック (6) 保存先やユーザーのホームフォルダになっていることを確認して [ 保存 ] をクリック (7) デスクトップの [( ユーザー名 ) のホーム ] フォルダをダブルクリック 24
Flash Player のインストール (8) ダウンロードしたファイルをダブルクリック (9) 管理者 (root ユーザー ) パスワード (P-7) を入力して [OK] をクリック (10) インストーラが起動するので [ 適用 ] をクリック (11)[ 強制インストール ] をクリック 25
Flash Player のインストール (12) インストールが完了したら [OK] で閉じる Firefox での PDF 閲覧 Firefox 上で PDF を閲覧することができますが 文字化けすることがあります 文字化けする場合はダウンロードしてご覧ください ( 参考 )Firefox の PDF Viewer を利用する http://support.mozilla.org/ja/kb/view-pdf-files-firefox-withoutdownloading-them 26
Office ファイルを編集する 以下の 4 つのソフトウェアは Office と互換性があります 完全な互換性が保障されているわけではありません OpenOffice.org Writer は Microsoft Word ファイルを扱うことができます 27
Office ファイルを編集する OpenOffice.org Calc は Microsoft Excel ファイルを扱うことができます OpenOffice.org Impress は Microsoft Powerpoint ファイルを扱うことができます ソフトウェアの使い方についてはヘルプをご覧ください 28
その他インストール済みソフトウェア紹介 29
その他インストール済みソフトウェア紹介 30
プリンタを使用するには? Linux 用プリンタドライバをインストールする必要があります プリンターメーカーのサイトにて対応状況が公表されているので確認してください 主なプリンタメーカーの Linux サポート情報 Canon Linux 対応状況 ( インクジェットプリンター / インクジェット複合機 ) http://cweb.canon.jp/e-support/faq/answer/inkjetprinter/25079-1.html Epson Linux ドライバーダウンロードダウンロード可能機種一覧 http://www.epson.jp/support/taiou/os/linux_selist.htm HP(Hewlett-Packard Company) Linux に対応していますか? https://h10025.www1.hp.com/ewfrf/wc/document?cc=jp&lc=ja& dlc=ja&docname=c00708323 Fuji Xerox Linux 用プリンタードライバー Ver.1.0.4-1 http://www.fujixerox.co.jp/download/apeosport/download/c4300s eries/linux/ OKI データ UNIX/Linux 対応 http://www.okidata.co.jp/solution/unix/ Brother Linux 対応状況 http://solutions.brother.co.jp/support/os/linux/ また ( メーカー名 プリンター名 型番 ) プリンター Linux 等のキーワードで検索すれば 有益な情報が得られる場合があります 31
MAC アドレスの調べ方 学内 LAN に接続する場合は以下の方法で MAC アドレスを調べて申請してください (1) [ システム ] [ 管理 ] [ ネットワーク ] (2) 管理者 (root ユーザー ) パスワード (P-7) を入力して [OK] をクリック (3) デバイスが選択されていることを確認して [ 編集 ] をクリック (4) 新たに開くウィンドウの上部の [ ハードウェアデバイス ] タブから確認できる 32
Linux を扱う上での注意点 有償サポートが無いので 問題が起きた場合自分で調べて解決する必要がある Windows でできていたことが必ずしも同じようにできるとは限らない これまでに受けた相談としては ネット銀行のホームページにログインできない イヤホンが使えない 2017 年 3 月 31 日のサポート期限までにパソコン本体の買換えを!! 33
日経 BP 記事検索サービスの紹介 日経 BP 記事検索サービス にて日経の雑誌記事が読めます 滋賀医大 HP 付属図書館 HP 日経 BP 記事検索サービス 日経 Linux がオススメ Linux のインストール方法やおすすめソフト等の情報をみることができる 34